②《月くんの彼女事情・・・》

2人の初々しい恋人同士を、楽しんで下さい。

今回は、嫉妬と・・・・・ キスを目指して月くん! 頑張れぇぇ〜〜(笑)

ショックな事からの逃避で、可愛らしい2人を書いちゃいました。




俺は夜神月・・・・・杉並経済大学に通う普通の大学生。。。

つい最近、好きな娘に告白されて付き合うことになったんだけど、彼女には少し事情があるんだ。

それは・・・・・・




「あ、あ、あ、あ、天川さんって、こんな綺麗だったんだね!」
「俺たち天川さんのファンクラブ作ったんだ!」
「握手してっ! サインしてっ! 写真撮ってもいいですか?」
「おい! 止めろよ! 天川さん困ってるだろ!」


今までしてた黒縁メガネと、三つ編みをやめた彼女に、男どもが群がりはじめたんだ。


もともと人見知りの性格から伊達メガネをかける様になった彼女は、目立たないように髪も三つ編みにしていたんだ。

それをやめたのは・・・・・・照れるんだけどさ、俺が眼鏡を外した彼女に言った「綺麗だ・・・」って一言でさ。


俺に綺麗に思われたいからと、俺と付き合う様になって・・・・・・隣を歩くのにさ、鴨田いわく《地味女子》だと俺に恥をかかせると思ったんだって。

そんなこと全然ないのに・・・・・・俺は彼女の眼鏡や三つ編み、そんな大人しそうな感じも好きなのにな・・・・

「でも・・・ 鴨田さんが地味女子だっていうのも分かるから・・・・」
「そんな事ないから! そうだ・・・三つ編みだけ止めてさ眼鏡はかけててもいいんじゃないかな?」

「月くんはその方がいいですか?」
「・・・・・・だって星ちゃんと2人になろうとして、いつも俺たち走って逃げてるじゃん。 もっと落ち着きたいし・・・」

「じゃあ、かけます! 私もその方が落ち着くし・・・・ほら、持ってるんですよ!」
「・・・・・あのさ、今日・・・大学終わったら、ちょっと付き合ってほしいんだけど、いいかな?」

俺の言葉にピンク色したホッペで頷く彼女が、可愛くて・・・・・・俺、彼女にメロメロなんだ。


大人しくて控えめな彼女は、よく気がついてさ・・・ お弁当なんかも作ってくれて、それがまた美味しいんだ〜

ほら、小さい時に母親を亡くした俺は、それから刑事って仕事で留守がちな父さんに代わって家のことしてるだろ?

正直、家での食事って俺が作ってるんだ。

掃除や洗濯、ゴミ出しも・・・・・家事は俺がしてるんだけどさ、あらためて手作りの食事を作ってもらえるのが、すごく嬉しいんだ。


料理って人柄が出るっていうか、星ちゃんの作るお弁当やお菓子ってさ、食べるとなんかホッとするんだよなぁ〜・・・

不思議と、昔・・・まだ元気だったころ母さんが作ってくれた物に、似てるんだ・・・・・


だからかな、どんどん彼女に惹かれていくのは・・・・・ 優しい彼女を、俺はもう離したくないんだ。


そんな彼女に群がる男達に、彼女の外見だけで騒ぐ男達に、俺はいつしか腹がたつようになったんだ。



大学から星ちゃんと2人でやってきたのは、大手チェーン店のメガネ屋さんなんだ。

「月くん?」
「メガネ・・・・・プレゼントさせて?」

メガネをかけるにしても黒縁はやめてさ・・・・ほら、これなんか似合うよ!

俺が手に取ったのは、赤紫の細い枠のメガネで・・・・・・うん、可愛い。

「あのね月くん・・・・・私、あのメガネ伊達なの」
「聞いたよ・・・ でもさパソコンとかスマホとかブルーライト除けにもなるし、星ちゃんも落ち着くでしょ?」

「うん」
「それに・・・・・付き合った記念っていうか、何かプレゼントしたくなったんだ!」

星ちゃんが真っ赤になってるのがすごく可愛いんだけど、ほら・・・・・店の他の男達が君に注目してる。

「あ・・・じゃあ、月くんが選んでくれる?」
「う・・・うん、俺でいいなら」

俺のセンスでいいのかな?

「月くんが選んでくれるなら、私・・・・・すごく嬉しいです!」
「〜〜〜・・・・・・も、勘弁・・・・・」

キラキラしてる彼女の瞳に見つめられて、触れたくてしかたないんだ。

そのピンク色した頬にも、ぷるん!とした唇にも、触れたくて仕方なくなってる。。。


ただ・・・・・・俺よりネチっこい欲望で彼女を見る、他の男達には絶対に彼女は触れさせない。

彼女の見た目だけで惹かれる男達への牽制と、彼女を護るためにもやっぱり変装はいるんだって思うんだ。


彼女の母親が眼鏡と三つ編みをさせていた理由が、俺にはよく分かったんだ。

だって綺麗すぎる彼女には、男の欲望が膨れ上がり・・・・・・いずれ彼女自身を害してしまうだろう。

だからね、星ちゃん・・・・・俺と約束してほしいんだ。


「俺の前以外では、必ずメガネをする事、三つ編みもしてほしいんだ。 じゃないと心配だから・・・・」
「はい・・・」

「その変わりさ、俺とデートしてくれませんか? そのときはメガネしても、しなくても、どっちでもいいからね」

そう言って買ったばかりのメガネを、彼女の顔にかけたんだ。


黒縁眼鏡より、女の子らしい眼鏡だからか、より知的に見えて、素敵だよ!

「うふふ・・・ プレゼント、ありがとう♡ ・・・・・・大事にするね!」
「はい・・・・・送るね」

満面の笑顔の彼女に、照れちゃうよ・・・・・・

俺は彼女と歩きながら、マンションまで送ったんだ。






セキュリティーのしっかりしたマンションに住んでる星ちゃんを、マンションの前まで送った。。。


「月くん・・・まだ早いし、お茶でも飲んで行きませんか?」
「え? あ・・・・・・いいの?」

「うん!」
「じゃあ・・・・・寄らせてもらおうかな・・・・」

ドキドキ・・・・・・付き合う前から何回か送った事はあるけど、部屋に入るのは初めてな俺は、とたんにドキドキと心臓がうるさくなった。

外観もそうだけど、ホテルみたいに豪華なマンションにはオートロックで開けた自動扉の向こうには、 デカい花瓶に花が生けられてて、ホテルのロビーみたいにキチンとした制服姿の男の人が立っていた。

「お帰りなさいませ」
「ただいまです」

そんな会話をする彼女の後を歩きながら、俺はペコリと会釈して通り過ぎる。

エレベーターに乗って上がった先は10階で、隅々まで掃除された廊下はもうホテルと言っていい。


「せ・・・星ちゃん、ここに住んでるの?」
「そうなの・・・ 本当はもっと安い所でいいのに、お母さんが心配して・・・・・」

「なんかスゴイ所だね・・・」


それは案内された部屋にも、言えた。。。


えっと・・・・・もしかして星ちゃんて、お嬢さまなのかな?

俺ん家とは雲泥の差の高級マンションは、1人で住むには広すぎると思うほどで・・・・・


最初はさ、部屋の広さとか、高級そうな家具とか、高い窓の景色とかに緊張してた俺だけど、彼女の・・・・・寂しそうな顔が、気になるんだ。

「お母さん、お父さんが亡くなってから私を育てるために会社に勤めたの・・・」
「うん・・・」

「そこのね、社長さんに見初められて結婚して・・・ ちょうど大学に受かった頃だったから、1人暮らしさせてもらったの・・・・・・」
「・・・・・・・・寂しい?」

「・・・・・・うん」
「そっか・・・ 1人じゃ広すぎるよね、ここって」

大学入ってからってことは、3年くらいか?

「でも憧れるなぁ〜〜・・・俺なんて妹がうるさいから、1人になりたいもん」
「私は・・・ 妹がいたらいいなぁ〜って憧れるよ?」

そんな他愛もない話をしてて、フッと隣に座ってる星ちゃんに・・・・・・ドキドキするんだ。

コーヒーのいい匂いもするけど、ソファーに隣同士で座ってるとさ、その・・・・・・彼女の花みたいな良い匂いがして・・・・・


俺だって男だし、好きな娘のそばにいて・・・・・その・・・・・触れたいって思うのも、おかしくないよな?

それに、ソファーは向こう側にもあるのに・・・・・・俺の隣に座るって、彼女も同じ気持ちなのかな?


・・・・・・・でも、下手なことして嫌われたくないし。

彼女、慣れてないよな? あっ、いやっ、まあ・・・・・俺だって慣れてるってほどじゃないけどさ!

大学入った頃に少し、付き合った子もいたし・・・・・・・まあ、それっきりだけど。。。


ドキドキ・・・・・・・ドキドキ・・・・・・えっと・・・・・・

「う〜〜ん・・・・・・なんか今日、疲れたね・・・」

ワザとらしかったかな?

う〜〜んて、腕を伸ばした俺は、降ろす時に彼女の肩にまわして・・・・・・・

「・・・・・・そ、そうだね、つ・・つ・・つかれたね!」

うわっ! うわっ! 星ちゃんがキョドりながらも、俺にあわせようと言ってるけど、棒読みだし、真っ赤だし、俺を見れないし、可愛いし・・・・・・


でも、嫌がってはないよな???

嫌なら・・・・・逃げちゃうよね???


じゃ・・・・・・・いい・・・・かな???


ドキドキと心臓がうるさいのを、聞こえないふりして俺は、そっと彼女の肩にまわした腕に力を入れて・・・・・・少しづつ引き寄せる。

下を向いてた星ちゃんも、俺が引き寄せるのに合わせるように視線を、俺に戻してくれて・・・・・・・ぐわぁああ!!!


真っ赤な頬に、キラキラと潤んでる瞳は俺を一生懸命に見てるんだけど、ゆらゆらと揺れてて・・・・・・彼女も緊張してるのが、分かるんだ。

「・・・・・ 星ちゃん」

あ・・・・俺、声かすれてる。


「・・・・・・・キスしても、いい?」
「・・・・・・コクン」

返事もできずに頷いた彼女が可愛い・・・・・・俺は、そっと顔を寄せて彼女の唇に・・・・・・・


「・・・・・・ん・・んっ・・・・・」
「・・・・・・ちゅっ」

そっと、唇を触れ合わせるだけのキス・・・・・・・・・離れる前に、彼女の下唇に、ちょっとイタズラ。


・・・・・でも目を開けた俺が見たのは、恥ずかしそうに真っ赤になってる彼女の、熱に潤んだような瞳で・・・・・・頭のどこかでプツンて、何かが切れた音がした。


もう1度、唇を重ねて・・・・・息の続かない彼女が薄く口を開いた隙間から、舌を入れて彼女のソレに絡めて吸って、気がついたらソファーに彼女を押し倒してた。。。


「・・・・・んっ・・・んふぅ・・・・あはぁ・・・・」
「星ちゃん・・・・・星ちゃん・・・・・星・・・・・」

俺たちは夢中になってキスを繰り返して・・・・・・・星の色っぽい吐息に、煽られて・・・・・・ずっと、ずっと、触れていたいって思ったんだ。


きゅっと俺の服を握る星が可愛くて、顔を離してからも真っ赤になって目をつぶってる彼女を、眺めてたんだ。

「星・・・ 目、あけて?」
「・・・・・・・月くん」

そっと目を開ける星の額にキスをして、抱きしめた。


「・・・・・・大好き」
「私も・・・・・」



そうして俺のプレゼントした眼鏡をかけた星は、あまり騒がれなくなったけど、ファンクラブは結成されたんだ。

その会長が鴨田だなんて・・・・・・あんなに地味女子ってバカにしてたのにな!

「バカになんてしてないさ! 今の眼鏡だって知的でさ、ファンクラブの会員数は毎日伸びてるんだぞ!」
「・・・・・・解散してくんないかな? そのファンクラブ・・・」

「なんでだよ!」
「だってさ、星は俺の彼女だもん! ・・・・・他の男に騒がられるの、嫌なんだよなぁぁ〜〜」

「ライトがそう言うから俺たちは大人しく活動してるんだぜ! 認めてくれよ!」
「・・・・・・・ちゃんと俺が頼んだこと、守るならいいけどな 」


そう、鴨田が会長だと聞いた俺は、ファンクラブを認めるかわりに約束させたんだ。

⑴、星を取り囲まない(人見知りの激しい星が、怖がるから)
⑵、むやみに写真を撮らない(隠し撮りもNG! ただし鴨田が出す会報への写真は、撮らせる)
⑶、星のプライベートを探らない!(付き纏う、家に押しかける、家の前で待ち伏せるなど、ストーカー行為はNG)
⑷、もし星を傷つける行為をするなら、刑事である俺の父に即刻報告する(もちろん逮捕などの刑罰もある)

これを破ったら本当に父に話すと鴨田を脅しておいたから、まあ、大丈夫だろう。


父さんも遊びにきた星を気に入ってて、力になると言ってくれてるし・・・・・


「星は、俺が守るからね!」
「月くん・・・・・ありがとう!」

そして今日も、遠まきに星を見てる男たちを牽制しつつ、俺は彼女との大学生活を満喫するんだ。


「星・・・・・・大好きだよ」
「月くん、私も大好き♡」

大学の中庭に並んで座ってる俺たちは、周りに見えないよう、そっと指で触れあって・・・・・・。

今日も、幸せだなぁ〜〜・・・・・・・





だんだんバカップルになりそうな感じですが、2人でとことんイチャついて、甘くなってほしいです。




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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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