⑥《デスノート 》☆ネタバレ有り話☆

6話のネタバレ有り話です。

ミサミサは出てきませんし、ヒロインと月くんがラブラブです。

そんな話でもよければ、お付き合いして下さい。

☆ヒロインはミサミサの様に月と接触するために、デスノートを使っていません。
なので、死神の目を持っている事も、知られていません。

ドラマの様に拘束具でがんじがらめにされ、目隠しされている事はないです。

両手は手錠に繋がれ、足枷に鎖、そして殺風景なベットだけの部屋で監禁されています。






私は逮捕された・・・・・・


第二のキラだとバレれば、それを手掛かりにLは月くんを追い詰めるはず・・・・・・


私は、絶対に認めることはできない・・・・・たとえ死んでも、絶対に・・・・・・



『天川 星さん、あなたは第二のキラで、間違いないですよね?』
「・・・・・・ちっ、ちがいま・・・す・・・・・」
『ではどうして、そんなに怯えているのでしょう? 自分が第二のキラだと僕たちに知られるのが、怖いんじゃないですか?』
「・・・・・ち・・・ちがい・・・・ます・・・・」

「誰だって・・・いきなり何の説明もされず・・・目隠しされて車に乗せられて、手錠や足枷・・・・・鎖・・・・・こんな事されて・・・・・・怖くないわけ、ないじゃないですか!」

監視カメラのなか、天使の様に美しい少女が、涙を流しながら恐怖に怯えたまま話す事に、他の捜査員たちが驚いていた。

「警察だとも名乗らず、自宅から無理やり連れてきたのか?」
「彼女はまだ20才そこそこの女の子ですよ? そんないきなり男達に拉致されて、怖がらない方が異常ですよ!」

模木の驚いた声に、松田も頷いている。

「あんなに震えて・・・・・人権侵害にもほどがある!」

月の部屋の中で、無邪気に微笑んでいた彼女が、今は青い顔で震えが止まらず、怯えてキョロキョロと辺りを見回している様子に、模木も松田も胸を痛めていた。

「あなた達は、誰ですか? どうして私を? 第二のキラ? 訳がわからないの・・・・・」

「L、彼女にちゃんと説明して下さい! 我々は警察で、自分に第二のキラの容疑がかかっていると!」
「そうですよ、説明もしないでこんな事されて、恐怖でパニクっちゃいますよ!」

そのとき、星の様子を写している画面を見ながら、Lがニヤリと笑った。

その顔を見て、模木がハッとしたようにLを見つめる。

「あんたまさか、彼女を恐怖でパニックにさせるのが、目的なのか?」
「そうですよ・・・ 心が乱れれば、思わず口を滑らす事もありますからね。 尋問にもボロを出しやすい・・・ 」

「いくら何でも、あんまりじゃないのか?」
模木が憤慨するも、Lはなおも面白そうに笑っている。

「証拠もあるんです、邪魔しないで下さい・・・・・・」
「その証拠だって、油脂だけだろう? 指紋のような有力な証拠じゃない! それなのに、こんな事して・・・」
「それを今から調べるんです・・・・なぁーに、彼女が無実ならすぐに解放して差し上げますよ?」

模木がLの前にあるマイクを奪った。

「天川さん、我々は警察です。 あなたには第二のキラの容疑がかかっているので、取り調べのため連れてこられたのです・・・あっ!」
「・・・・・・・・余計なことを」

マイクを取り戻したLは、キラの事を尋問し始めた。


その頃、自分の家に戻った月は、星のことを考えていた。

「父さんに、聞いてみるか・・・・・」

俺は父さんの携帯にかけた・・・・・・数コールで父さんは、出たんだ。

『月か・・・』
「父さん、星は? 星は大丈夫なの? 星は第二のキラなんかじゃない! 何かの間違いだ!」
『それを判断するのは、警察の仕事だ』

すると電話の向こうからLの声が聞こえた・・・・・

「天川さん、キラの正体を知ってるんじゃないですか? ・・・・・喋ろうとしないのはキラに殺されると恐れているからですか? それとも・・・愛しちゃってるから?」

こんな風に責めているのか、星のことを!!!

「星に何してるんだよ! 父さん、止めさせてくれっっ!!!」

星・・・ 星・・・・ 怖がっているだろう彼女を思って、俺は携帯に耳を澄ました。

「でもねぇ〜・・・キラは果たして君を愛してるんでしょうか? お荷物くらいにしか思ってないんじゃないですか?」



お荷物・・・・・月くんのお荷物にはなりたくない・・・・・

私は顔を膝に伏せて、そっとレムを呼んだ。

《星・・・ 大丈夫かい?》

そのまま顔を伏せて、そっとレムだけに聞こえるように私は・・・・・

「レム・・・・私を殺して?」と、願ったの。

《星・・・・ 》
「お荷物にはなりたくないの・・・・・できるでしょう?」
《あんたって子は・・・ そこまで夜神月のことを・・・ 》
「お願い・・・・・殺して?」

《分かった・・・・・》

次の瞬間、私は・・・・・・・意識がなくなって・・・・・・・






携帯を切られた俺は、向こうで何があったのかと焦っていた。

するとレムが現れて、手には星の赤いデスノートが握られていた。

「記憶を・・・消した?」
《ああ・・・私が星にデスノートの所有権を放棄させたんだ》


《所有権を失うと、デスノートに関する記憶は消える》
「じゃあ、星はデスノートのこと聞かれても、答えられないってことか」
《そう・・・・あんたの荷物になりたくないと、殺してという星の・・・苦しむあの子を、これ以上見てられなかった 》

「なあ、所有権を放棄したら、星の死神の目はどうなる」
《普通は目の能力は失う・・・・が、星の死神の目は違うんだ。 あれは星を守った死神からの贈り物・・・能力が失われることはない 》

《ただ、あの子はデスノートを使う前に、長い間 封印しているから、使えないね 》
「封印?」

《あの子の頭の中には箱のイメージがあって、その中の1つに “ 目 ” を封印して普通に暮らしてたのさ・・・ 》
「え? でも使えてたよね?」

《夜神月。それはお前を救うためさ・・・・・・あのFBIの名前を知るために、お前を助けるために、箱を開けたのさ・・・・ 》

「星・・・・・・」
君は、いつもいつも・・・・・俺のことを考えてくれて・・・・・

「他に失ったものは?」
《私の存在も、お前がキラだという事も忘れた・・・・ 》
「俺自身のこともか?」

《お前を愛した記憶は残っているよ・・・・・》
「・・・・・・」


《いいかい、夜神月! Lと呼ばれてる奴の狙いはお前だ! お前が疑われている限り、星があそこを出られる保証はどこにもない! 》

《このノートをお前に託す。 星を救い出せ! それが出来なければ、お前を、殺す!!!》
「救い出すさ・・・ 星は俺の大事な人なんだ・・・・・」

俺はレムから受け取った赤いデスノートを眺めて、2つのデスノートをどう使うか・・・・・・考えるんだ。



監視カメラの映像を前に、ベットに体育座りして顔を膝にあてていた星が、突然、コロンとベットに寝転がった。

ぐったりと横たわる星に、テレビの前の模木が素早く動いた。

「天川さん、天川さん! 大丈夫ですか?」
監禁された部屋に飛び込んできた模木が、星を揺り起こしてしばらくして、パチリと目を開けた。

「きゃっ!」
反応があった事に安堵した模木だが、怯えるままの星に自分が一体何をしているのかと疑問を持った。

『速やかに部屋を出て下さい』
Lの音声に部屋を出た模木だが、こんな純真な女の子をいたぶる様な捜査が、果たして正義なのかと憤りがわいていた。



『天川さん、あなたは夜神月を知っていますね?』
「月くんは、私の恋人です・・・・・・」

『その夜神月が、キラなのではないですか?』
「月くんはキラじゃないです! あんな優しい人が、キラであるはずがないです!」

『どうして、そう言えるんですか?』
「だって・・・」

私は家族が殺された直後に、その姿を見たのは9才の頃でした。
それから、毎年・・・その日が近づくと私の心は不安定になってしまって、部屋に引きこもる事がいつもの事になりました。

ただ今年は、月くんを好きになって・・・その姿を少しでも見たくて、無理して大学に行ったんです。

まだ1週間もあるから大丈夫・・・ そう思ってた私は、大学に出たけど・・・・・皆の話し声とかが頭の中に響いて、だんだん気分が悪くなって飛び出したんです。

廊下で月くんとぶつかって、私・・・月くんの顔見て大泣きしちゃって・・・・・・でも、月くん。

そんな私を落ち着かせようと芝生の上で、その日一日中そばにいてくれたんです。

授業も、お友達の誘いも、全部キャンセルして私のそばに・・・・・・

黙ってそばにいてくれて、私が家族の命日が近いからナーバスになってしまって、迷惑かけてごめんなさいって言ったら。

「俺も分かるから・・・ 母さんの命日が近づくと、俺もさザワザワするよ」って・・・・・

私に同情や憐れみを浮かべて慰めてくれた人はいたけど、こんな風に、そっと空気の様に包んでくれた人って、いなかった・・・・・

だから、もっと好きになったんです!

それ以前に、メガネの地味子だった私が具合が悪くなったとき、月くんは自分のハンカチを濡らして渡してくれたんです。

男の人は見た目で親切が変わりますよね?
でも月くんは、彼は違うから・・・・・・・私は、彼を愛しているんです。


月を愛していると、そういう星は堂々と誇らしく、そして愛しさに溢れた微笑みを浮かべている。

画面を見つめる相沢は、その神々しいまでの姿に・・・・・・心を打たれていた。。。


『・・・・・僕には君達の恋愛なんかどうでもいいんですが、一応参考までに覚えておきましょう 』
「あのっ! 月くんは? 月くんはどうしてますか?」

私の質問にLは答えてくれず・・・・・私は彼の無事を祈っていた。。。



そのとき、月は・・・・・星と自分の疑いを晴らすための策を考えていた。

「星・・・待ってろよ。 必ず君を助けるから・・・」

星の瞬く夜空、星の面影を胸に月は・・・・・リュークとレムにそれぞれ “ 頼みごと ” をしていた。。。


そして翌日、Lの元に自らやって来た月は、自分を調べてくれとLに頼んだのだった。

星に続き、月も監禁された日々・・・・・・星は床に膝間付き、手錠のかかった両手を組み合わせ、静かに祈ることを続けていた。

ベットに肘をつき一心に祈る姿は、いつしか画面を見ている捜査員たちの心を揺さぶり始めていた。

『天川さん、あなたはキリスト教か何かですか?』
「いいえ? でも何の力も持たない私には、ただ・・・・・月くんの無事を、祈ることしかできないから・・・」

祈りのために目を瞑り続けた星が、監視カメラを見上げてハッキリと見つめた。

「「「 ・・・ っ!!! 」」」

(・・・・・この目は何だ? この慈愛に満ちた目は!!!)
(穏やかで、何の曇りもない・・・・・凪いだ海のような目・・・)
(うわっ! 星ちゃんの目キラキラしてるぅ〜〜、やっぱいいなぁ〜〜彼女!)

(・・・・・・なぜ、彼女はこの様に穏やかでいられるのか )

それぞれの胸に迫る星の瞳は、やがてまた静かに閉じられ、祈りに戻っていた。


「不思議な人ですね、彼女・・・・・普通このように監禁されればストレスから他者を攻撃するとか、怯えていたりする反応なんですが、この様に恋人の事を祈り続けるなど、見たことないですね」

「彼女は無実なんじゃないですか?」
「さあ? ただのポーズという可能性もありますから・・・・・」

しかし星は、そのまま10日がすんでも、16日をすんでも、一日中祈りを続けていた。


果ては食事にも手をつけなくなった彼女を、ワタリが心配しはじめた。

「お食事を、お召し上がりになって下さい。 お身体にさわります」
「いいんです・・・ 」
「しかし・・・・」

ワタリの目にニッコリと微笑んだ星が、映った。

「くす・・・ これは私の “ 闘い ” です。 何も身に覚えのない事で此処までされて、私ね、怒ってるんですよ」
ニコニコ・・・・・愛くるしい微笑みを浮かべる星が、それでも決して曲げない意思の強さを、その瞳が語っていた。

「ここで私が衰弱死でもしたら・・・・・世界の名探偵Lも、ただでは済まされないでしょう?」
「天川さん・・・・・・」
「飲まず食わずで人間て、どれだけ持つんですかね? 私は女だし、20代だし・・・・・一週間くらいですか?」
「危険です・・・ 天川さん、お止めください」

「ですからこれは私の “ 闘い ” と、申し上げました・・・・・私ね、覚悟はできています」

穏やかな微笑みを浮かべる星を、ワタリは静かに見つめ下がっていった。


「L、天川さんは食事も水分もお摂りになりません。 彼女を解放するか、せめて夜神月さんの様子を見させてあげて下さい」
「食事も水も飲まないって、いつからだ?」
ワタリの言葉に激しく動揺したのは相沢だった。

彼は華奢な星が一日中祈っているのを見て、いつ倒れるかと心配していたのだが・・・・・事態はもっと切迫している。

「丸2日、天川さんは水も食事もお召し上がりになっておりません」
「丸2日!? ヤバいぞ、脱水症状になるぞ!」

「・・・・・マズイですね、ワタリ・・・これを用意して」
「L・・・・・また勝手なことを」

「月くんのポリグラフも反応がありませんでしたし、天川さんのボイコットも気になりますね・・・」

他人事のように話すLに相沢も黙ってはいられなかった。

「L! やっぱり違うんじゃないんですか? ライト君と天川さんを監禁している間にも、キラはどんどん人を殺してるじゃないですか・・・・・」

「こうなったら模木さん達と、真のキラを捕まえる事を考えるべきです!」

月が監禁されて最初はキラの制裁も止まっていたのだが、再びキラによる制裁が始まった。

そこでキラの捜査に出た模木と松田と日村は、Lとは別に新たなキラを捜査しに外へと出て、相沢はまだ月と星の容疑を捨てきれず残り、袂を分かつ事となったのだ。

しかし相沢はここに至って星の姿に、疑いを消したのだった。

「2日も、水も食事もしない、ああやって祈り続けている姿を見て、Lは何も感じないのか!?」
「今日はもう帰ってくれませんか?」

その言葉に相沢は踵を返して、ホテルの地下にあるキラ対策室本部から出て行った。






次の日。。。


何日経ったのかな?
月くんは、無事なの? ううん、私が此処から出れないのに、Lが月くんを見逃すはずない・・・・・

はぁ・・・頭が痛い・・・・眠い・・・・・身体が怠い・・・・・水分を摂らないって、こんなに辛いんだ。

でも私は止めないんだから・・・・・これは私のLとの闘いなんだから!


ガチャ・・・

入口のドアが開いて、1人の男性が入ってきた。

すごく背が高くて、黒縁のメガネをかけてらして、壮年の男性・・・・・見覚えは、ないと思うんだけど。。。

きっと捜査員の方ね・・・・・様子を見にきたのかな?

「天川 星さん・・・だね」
「はい」
ベットに肘をついているのをやめて、男性の前に行こうと立ち上がったとき、ぐらり・・・と世界が回った。

「危ない!」
受け止めてくれたのは、その人で・・・・力強い腕と、優しく支えてくれる感じに月くんを思い出す。

「すみません・・・」
「ベットに座りなさい・・・・・」
私をベットに座らせた方は、夜神総一郎と名乗った。

「もしや月くんのお父様ですか?」
「ああ・・・・・」
「あの、月くんはどうしてますか?」
「・・・・・・・君に話があって来たんだ」

話し・・・・・なんだろう?
そう思い痛む頭をさすりつつ、話に集中しようとして聞いていた私は、夜神さんの話に心底驚いてしまったの。


「私は親としてキラと断定された月を、殺す事に決めた」
「・・・・・は?」

コロ・・・ス? え? 警察官のお父さんが息子を、殺す???

「私は本気だ・・・・・息子を殺して、私もその場で死ぬつもりだ」
「そんな・・・・・親子が・・・・親が子を・・・・殺す? なんて惨いこと・・・・・」

あまりな話しに、どうしていいのかも分からない私は、立ち上がるしかできなかったの・・・・・



「ダメです・・・ そんなの、ダメです・・・・・ダメです!!!」
「天川さん」

急に “ ダメだ ” と言い出した彼女は大きな瞳からハラハラと、透明な涙を流し始めた。

彼女は月の無事を祈り続け、自分と月の無実を主張し、食事も水分も採らなくなっていると聞いた。

監視カメラで見ていた時よりも、明らかに痩せている彼女は青白い顔をしながらも、まだ元気そうだった。

「君はちゃんと水分を補給し、食事をしなさい・・・では失礼する」
「ダメです! 月くんはキラじゃないんです! お願いです! 信じてください」
「・・・・・いや、Lと警察が断定したんだ、間違いはない」

「君という恋人がいて、月は幸せ者だ・・・」
「夜神さん、月くんはキラじゃない! キラじゃないんです」

必死に私の腕に縋りつき訴える彼女は、フラフラとしていて・・・・・具合が悪いんだろう

彼女の腕を、振りほどいて部屋の外にでるが、まだ彼女は月が無実だと叫んでいる。

月の無実を信じる彼女が、父として本当に嬉しかった・・・・・


「さて、此処からが本番ですね」
「分かっている」

そして私は月の部屋へと、向かった。。。



ああ、ああ・・・・・月くん。。。

私はドアを閉じられても月くんの無実を叫んでいたけれど、誰も応えるものはなく・・・・・・
ただ呆然と立っていた。


「お水も飲んでないのに、涙が・・・・止まらない・・・・・」

親が子供を殺すなんて、そんなこと・・・・・どうしてそんな酷いことが月くんに・・・・・・

私は監視カメラに向かい、必死で訴えたの。

「誰か、止めてください・・・ 月くんを、殺さないで! 夜神さんを止めてください!」

「お願いします! お願いします!」

何分経ったのだろう? いいえ、何十分? 何時間? 時間の感覚がないから、私には分からない。

ただ、私は声の限りに月くんを殺さないでと訴えてたの。。。



父さんの決死の演技で俺と星の疑いは、無くなった。

息子の俺が疑われてからキラの捜査から外されていた父さんも、晴れてキラ捜査に復帰した。

俺はキラ対策室本部に戻る父さんと一緒に、その場所へと戻った。

星が・・・・星が心配なんだ!

父さんから聞けばLに対抗して食事も水も拒否しているだなんて、星! 無茶をするんじゃない!

しかも・・・・・

「お前が拘束された時から彼女は、一日中床に膝間づき祈っているんだ・・・・・お前の無事をな」
「星・・・・」
胸の中が熱くなる・・・・・どうして俺なんかをそこまで、と言うほど愛してくれるんだ。

「父さんな、彼女ならいいぞ・・・」
「え? 何が?」
「結婚だよ・・・ あんな綺麗で優しい娘さんが、お前と結婚してくれたらな〜〜」
「将来はね・・・・俺も星しか考えられないし・・・」

「彼女は料理もできるのか?」
「ああ、美味しいよ! たまに作ってくれるけど、肉ジャガとか卵巻きもすごく美味しいんだ! 卵巻きはね、ちゃんとダシが効いてんだよ!」

「月、今すぐ星さんと結婚しないか? そして粧裕(さゆ)に料理や家事を仕込んでほしい・・・・」
「それ? 星と結婚させたいのって、粧裕に家事を仕込みたいから??? 父さん!」

「いいじゃないか! 式の費用は私が持つ! 家も増築してもいい・・・・・父さん、焦げた卵はもう食いたくないんだ・・・」
「じゃあさ、この事件が解決したら星に粧裕のこと、お願いしようよ! ・・・・・・婚約者としてさ」
「・・・・そうだな」

疑いの晴れた解放感から、車の中でこんな・・・本気な冗談を言い合って、父さんと笑いあっていたんだ。

でもホテルの地下に戻り、画面いっぱいに映る星の・・・・・星を見て、俺は早くドアを開けてくれと大声を出していたんだ。



「星!!!」
ドアが開けられて入って来たのは・・・・・・・月くん?

「星・・・無茶して! 大丈夫か? どこか痛いのか? 苦しいのか?」
「月くん・・・ 無事だったのね・・・」

良かった・・・少しやつれてるけど、月くん元気そう・・・・・・・・あれ? やだ・・・・グラグラする

床が・・・・・グラグラ・・・・・


俺の姿を見て、無事だと安心した星がニッコリと微笑んだと思えば、ぐらりと傾いて倒れていくから、俺は慌てて彼女を抱きとめたんだ。


「痩せた・・・・・星!」
抱きとめて、そのまま抱きしめた俺は、星の身体が一回りも小さく感じたんだ。

くたり・・・と、気を失った星を抱き上げ、その軽さにまた胸が詰まる・・・・

星をベットに寝かせれば、ワタリさんが点滴の用意をして入ってきて、星の腕に注射針を刺した。

「一刻も早く水分を補給いたします。 体液と同じ物を使っていますので、回復は早いと思います」
「ありがとうございます・・・」

俺は星の横に跪き、彼女の頭を撫でていた。


「早く、元気になれよ・・・・・星」
針の刺さった腕も、頬も、記憶の彼女より細くなっていて、俺は涙がこみ上げてきたんだ。

「星・・・星・・・・俺たち、疑いが晴れたんだよ?」
「らいと・・・くん・・・・・」
「星! 気がついた? 」

恋人が目を開けて俺を見てくれる・・・・・そんな単純なことが、今は何より・・・・・嬉しいんだ。


「星、無茶して・・・・・もっと自分を大切にしてくれよ」
「らいと・・・くん・・・・・」
「俺のためにもさ、俺、星がこんなに痩せてて・・・・どうしたらいいのか分かんなくなるよ」

泣きながら星にもっと自分を大切にしてくれと言っていたら、星が点滴とは反対の腕を伸ばして・・・・・


俺の頭を撫でてきたんだ・・・・・

俺の頭を撫でて、そして頬に星の手を感じて・・・・・目の前にはニコニコしてる彼女の顔があって、俺は。。。


額と額をコツン!てくっ付けて、容疑が晴れた嬉しさを、彼女と分かちあったんだ。





6話のお話です。

ドラマの外での事を主に考えてます。

もうね、リアルタイムでドラマを見ながら、頭の中はストーリーを追いながらも、星ちゃんと月くんのお話になってて忙しいんです。(笑)

ワクワクして楽しくて、ほんと素晴らしいドラマです!!!

今週7話の予告だけで妄想が膨らんでるので、どうしましょう!?状態の、すーさんです!

よろしかったらポチッ!と、拍手をしていただけると嬉しいです。。。
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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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