《毒とコスプレ・・・》1話&2話。

ST〜赤と白の捜査ファイルから、ドラマの1話&2話での黒崎さんの妄想話です。

他の方も素敵なんですが、私は黒崎さん推しなので(笑)

このお話は黒崎さんとヒロインが恋人設定です。




“ ゾンビパウダー ”

それはフグ毒から作られるもので、体重や身長から割合をキチンと配合した量を飲めば、一度呼吸や心臓が止まって仮死状態になっても、再び再生することがある。

宗教家がこれを使い、死者を再生させたと崇められた事もある。

STでの化学専門は俺と山吹さんで、このゾンビパウダーを説明するための仕掛けを、いま作っている所なんだが。

俺は恋人の透子を、少しばかり驚かそうと何一つ話してはいなかった。

そして、合同捜査会議に俺たちは出た。



合同捜査会議に百合根キャップと席に座っている私は、藤代 透子と言います。

私はキャップの補佐役なので、間違って伝えられる開始時間を自分のツテで正しいものを伝えたり、キャップにだけ配られない資料を予め手に入れていた物を渡しておく。

他のSTのメンバーにも正しい開始時間を伝えてあるんだけど、遅いなぁ〜・・・・・

始まってから現れた他のメンバー・・・ 青山さん、結城さん、黒崎さん、山吹さんが皆んなの前に立った。


・・・・・・黒崎さん、カッコイイ♡

彼は、実は私の恋人なんです・・・・・えへへ。

今日は朝からスレ違いで、やっと顔を見れた彼をジッと見つめてしまう。

ああ、今日もカッコイイなぁ〜〜〜♡

なんて見惚れていたら、翠さんが色っぽく「ごきげんよう〜みなさん♡」と声を出した。

「これが何か、分かるかしら?」
指で挟んだ小さな容れ物には白い粉が入ってて・・・・・それを黒崎さんに渡した。

「これはゾンビパウダーと呼ばれる一品で、テトロドトキシンが配合されております」

山吹さんの説明が終わったあと、何をするんだろう?と眺めている私の前で、その容れ物を躊躇いもなく黒崎さんが!

口の中に、中身を入れて・・・・・・・飲んじゃった!

《 おおお・・・・・ 》
周りの刑事たちが騒めくなか、ゴクンと黒崎さんが薬を飲み込んで・・・・・・

すぐに口を押さえて、身を折って・・・・・床に大の字になって・・・・・・転がった ・・・・・

「黒崎さん!!!」

私は直ぐに彼に駆け寄って、呼吸や心臓を調べて・・・・・・・うそ、誰か嘘だって言ってよ!

彼の呼吸も、心臓も、止まって・・・・・・・嘘よ!

「黒崎さん、黒崎さぁぁん!!! 嘘よ・・・・嘘!」
私は半狂乱になって彼を揺さぶって、人工呼吸を繰り返した。

「救急車! 早く救急車呼んで!!! や・・・嫌よ・・・勇治・・・死んじゃいや!」

心臓マッサージに、マウス・ツー・マウスを繰り返して必死に蘇生させようとしている私。

菊川さんがどこから持ってきたのか、バケツにいっぱいの水を構えて「離れろ!」と声をかける。
私は筒井さんに背後から、羽交い締めにされて勇治から離された。

「勇治・・・勇治・・・・」

《 バシャーーン 》

大きめなバケツいっぱいの水が、床に寝転ぶ勇治にかけられるけど、彼は微動だにしなくて・・・・・

私は濡れるのも構わず、勇治の身体に縋って・・・・・心臓マッサージを再開しようと彼の鍛えられた胸に手を置いた。

「無秩序な空間、サイコー!!!」
人が入り乱れてる空間は、秩序恐怖症の青山さんを、喜ばせていた。

「勇治・・・勇治・・・・・戻ってきて、息をして!」
「さあ、それでは参りましょう! 皆さん、御一緒に・・・・5秒前、4・3・2・1・ゼロ」

山吹さんの掛け声で、ゼロぴったりに目を開け、息をしだした彼は座り込む私の目の前で、ゆっくりと起き上がった。

「黒崎さんの身長体重から計算し、ゾンビパウダーを完璧に調整しておきました。ですから蘇生できたわけです」
「山吹さんはノーベル賞級の科学者だもんね」
「良い子の皆んなは、マネしちゃ・・ ダ・メ・よ!」

山吹さんの説明に、青山さんの声、それに翠さんの声が、どこか遠くに聞こえた。

ゾンビパウダー・・・・・・完璧に調整・・・・・・・蘇生・・・・・・

水浸しの床の上に座り込む私は、ぼうっと彼を見上げていて・・・・・・

彼は濡れた上着を脱いで、髪をかきあげ・・・・・・私の手を取って、立ち上がらせた。

「・・・・・勇治?」
「ああ・・・」
「なんともないの?」
「ああ・・・」
「ほんとに? ほんとに何処も苦しくない?」
「大丈夫だ」

ニコッと笑う勇治に、本当に大丈夫なんだと安心した私は・・・・・・腰が抜けて、ヘナヘナとその場に座り込んでしまった。


『勇治〜〜〜 嫌よ、イヤぁ・・・・』

倒れている俺に縋りつく透子が、必死に人工呼吸をしてくれている。

結城に頼んでいた録画は、俺のスマホでしてもらっていた。

いつもキッチリとしている彼女が、捜査会議という場所も気にせず、半狂乱で俺にマウス・ツー・マウスや心臓マッサージを繰り返しているのを見ると、 たまらない気持ちになる。

彼女の心を独占できているという満足感に、酔いしれてしまいそうだ。

この動画を何回再生したか、覚えがないほどだ。

バケツの水をかけられた俺を、濡れるのも構わず抱きしめる透子。

ポロポロと大粒の涙をこぼして、俺の名前を呼び続ける透子が・・・・・・愛おしい。

スマホの画面の愛しい透子を、指先で触る俺を山吹さんが見ている。

「まさか恋人に黙ってアレを飲むとは、思いませんでしたよ」
「・・・・・・」
「藤代さんが怒るのも無理はありませんよ。 誠心誠意、謝りなさい」
「・・・・・謝った」

・・・・・透子が、許してくれないんだ。

「自業自得です。 許してもらえるまで、謝り続けるのです」
「・・・・・・」


だが、あれから透子が・・・・・・・口をきいてくれない。

デートも、してくれないし・・・・・・部屋にも遊びに行けないし、来てくれない。

当然、肌も触れさせてくれない・・・・・・キスも拒まれている。

「・・・・・・はぁ〜」

俺は、もう限界だ・・・・・・・

透子の顔が見たい、俺を見て嬉しそうに笑顔になる君に、キスがしたい。

滑らかな肌に触れたい・・・・・・身体中をピッタリと重ね合わせて、透子を感じたい。

感じやすい君を、思う存分啼かせて、熱い時間を過ごしたい。

「ここは職場ですよ・・・ほどほどになさい」
そんな事を考えていた俺の横で、山吹さんが合掌している。

「・・・・・」
「行ってらっしゃいませ」

俺は研究室を飛び出し、透子を探した。

クンクン・・・・・こっちだ。

彼女の香りを嗅ぎ分けながら、彼女の通った道を歩いていく。

廊下で見つけた彼女の腕を掴んで、空いてる会議室に連れ込んで・・・・・・鍵をかけた。

「私、まだ怒ってます・・・」

ジッと彼女を見ていると、そんな事をいう透子・・・・・だけど、前と違ってだいぶ穏やかになってる。

俺は彼女の前に跪いて、手を握る。

「・・・・・ごめん」

「許して?」

彼女の顔を見上げて俺の想いを目に込めて、ジッと見続けた。

「・・・・・・怖かったの・・・・」
「え?」
「勇治がっ・・・死んでしまう。 そう考えただけでもう、怖くて怖くて・・・・・」
「透子」

「もう二度としないで! ・・・・・勇治がいなくなったら、私もっ・・・・私も・・・・」

跪いてる俺に、飛びつくように抱きつく透子・・・・・・

「もうしない」
「うん」
「絶対しない」
「うん」

抱きしめる彼女に、本心から謝り続けた俺はさっきの彼女の言葉に背筋が凍る。

「勇治がいなくなったら、私もっ・・・・私も・・・ 生きていられないから」

「・・・もう、絶対しない・・・」
「うん・・・・・じゃ、許してあげる」

「・・・・・じゃあ今夜、行ってもいい?」
「・・・・・うん!」

今夜は君の部屋で、仲直りしよう・・・・・・

お詫びに、君が蕩けてしまうように・・・・・・愛してあげる。

明日は2人ともお休みだから、君が起きられなくなっても俺が全部、するよ。


「・・・・・・お詫び、する」
ニコニコと私を見る勇治に、なぜか背筋に少し寒気がしてるんだけど、なんでかな???

この寒気の意味を、私は今夜・・・身をもって知るのだった。




「スデナグリ・・・・・」

無差別に人を襲い、その様子を動画にアップするスデナグリ。

青山さんの地理ファイリングで次に襲われる場所が、分かった。

「私が囮になります!」
「でも筒井さんは、1度彼らに顔を見られてますよ」
「でも女の方が襲われやすいでしょう?」

紅一点の筒井さんだから自分がやらなきゃって、力んでるけど、菊井さんの事は私も腹が立っているの。

青山さんのプロファイリングで、ミスがあった・・・・・私はその挽回もかねて、手を挙げた。

「私が囮になります!」

私なら犯人に顔もバレてないし、変装してれば大丈夫でしょ!

筒井さんは悔しそうな顔で考えてたけど、やっぱり万が一を考えたら私の意見を受け入れてくれた。

さて、犯人を誘き寄せやすい変装をしないと!

「私がしようと思ってたんだけど、藤代さんに任せるわ」
「頑張ります!」

受け取った紙袋を覗き込んで・・・・・・・・固まってしまった。

「今回は女子高生になろうと思ってたの! 藤代さんだと私より似合いそうで良かった!」
「・・・・・・がんばります」

複数犯だった犯人は、菊川さんに怪我を負わせ病院送りにしたんだもの!

仇は、とるんだ!!!



「・・・・・」
「藤代さんはいませんねぇ〜」

囮に向かう時間にはまだ間があった。
ラボに居るものだと思った俺は、ガランとして誰もいないラボを見渡し溜息をついた。

「一緒に現場に行こうと思いましたのに、残念でしたね」
「・・・・・」
「そうですね、私達も行きましょうか」

俺と山吹さんは車で犯人達を待ち受けるための、公園についた。

公園についてからは、小さな子や母親達に公園には近づかないで下さいと、山吹さんが説明してくれた。

ここは複数犯の犯人が、実行犯の1人と合流する場所。

俺はここで、透子を仕留められずに逃げてくる1人と、合流する残りの犯人達を全員捕まえるために待機している。


・・・・・・ところで、透子は何に変装するのだろう、俺は聞いてない。



団地の横の狭い道を私は、自転車を引いて歩いている。

長い黒髪、制服姿の私が駐輪場で自転車を止めるとさっそく、背後から犯人の1人が・・・・・・来た!

来やすいように後ろ向きに携帯をいじるフリして、立ち止まってあげたのは私の狙いです!

肩を掴まれ後ろに振り向かされた。

攻撃が来ると分かっているのだから、冷静に対処できる。

「ちょっと、無理があるかな?」
なんて言いながら、犯人に笑いかけた。

一瞬ギョッとしたみたいだけど、拳を振りかぶって殴りかかってくるけど、遅いよ〜・・・

小柄でそうは見えないだろうけど、私だって警察官!
体術は心得てます!

犯人の上着を掴んで、思いっきり下に押したら、重心がずれてそのまま地面に転がった。

そうしたら慌てて逃げ出した犯人の、後を私も追います!

でもこの先の公園では、黒崎さんが待ち構えているはず・・・・・走って追いかける私が、公園で見たものは。。。


腕を組んで立っていた黒崎さんが、ゆっくりと犯人に歩み寄って行く・・・・・

そうしたら6人の男が物陰から出てきて・・・・・・あ、鉄パイプとか持ってる!

先に立ってた男を混ぜると7人・・・・・・黒崎さん!!!

ハラハラと見ていた私だけど、あっという間に6人が土まみれで地面に転がってて・・・・・

改めて黒崎さんの・・・・ううん、勇治の強さが分かった。

残り1人・・・ こいつがリーダーなんだね。

1発で転がるリーダーの肩を掴んで立たせた勇治が、小さく呟いてる・・・・・「菊川さんの分」って言った。

「菊川さんの分」【ボスッ!】
腹に大きく1発。

「被害者たちの分」【ドガッ!】
顔に、1発。

地面に再び転がったリーダーを、ゆっくりと跨いでまた殴ろうとする勇治に、私は慌てて駆け寄った。

私もリーダーを跨いで、勇治の前に立ち肩を掴んで止めた。

「ダメ! これ以上はダメ!」
リーダーを見て伏せられてた視線が上がってきて、私の顔を見た勇治が我にかえった。

私は青山さんのスマホにかけて、無事に捕まえる事ができたと報告したの。

公園の向こうから待機していた捜査一課の方達が、筒井さんを筆頭に走って来てくれた。

全員、逮捕できて・・・・・・良かったぁ〜・・・

次々と手錠をかけられ捜査員達に連行されて行く、犯人達を見送ってホッとしました。


《 ギュッ・・・・ 》

後ろから抱きしめられる逞しい腕、これは私が知っている腕・・・

「似合ってる・・・」
「やだ、見ないで・・・・・恥かしいから」

白いブラウスに赤チェックのリボン、それにグレーのベストを着た私。

下はグレーのチェックのスカートで、長さは短めの膝上で、黒のニーハイを履いてるの。

ロングストレートのウィッグで、印象も変わるけど・・・・・・コスプレ感がハンパないです。


ん? ちょっと待ってここ公園!!! ・・・ 抱きつくなんて、ダメ!

そう言って勇治の腕の中から抜け出した私を、正面から身始める彼。

「・・・・・可愛い」

顎に手をやってる彼は、ポツリとそう言って・・・・・急に私の手を掴んで、歩き出した。

「え? どうしたの? 」
「・・・・・来て」

「え? え?」
「・・・・・来て」

そのまま手を引かれるままに、車の中へ・・・・・

後部座席に乗せられた私に、隣に乗り込んでくる勇治・・・・・え?

ジッと見つめられ、肩を抱かれて、引き寄せられて・・・・・・・頬に勇治の手が、優しく触れる。

「・・・・・・透子、可愛い」

そう言って、彼の顔が接近してきて・・・・・・・重なる唇。

スルリと撫ぜられるスカートの中・・・・・あ、ダメ・・・・・勇治・・・・・

「・・・・・・分かってる」

「これだけ・・・・」
そう言ってキスを繰り返す勇治に、熱くなる身体・・・・・

「もう・・・・だめ・・・戻らなきゃ・・・・・」

調査報告書を書かなきゃ・・・・・そう思っているのに、彼のキスが気持ちよくて、振り払えない、抜け出せない・・・・・

「・・・・・続きは、今夜ね」
「・・・・・うん」

耳に吹き込まれる彼の声に、その言葉に、待ち遠しいと震えてしまう。


幾度かのキスで蕩けてしまう私は、これで調査報告書を書けるのかと不安になってしまう。

警視庁に着くまでに、落ち着かないと・・・・・ 平常心、平常心・・・・・

私は念仏のように『平常心』と唱えていた。


夜遅くに仕上がった報告書をキャップのデスクに置いて、私はラボを出たんだけど。

「待ちくたびれた」
恋人のその言葉と、攫われるようにバイクに乗せられてついた彼の部屋で。

求められてる幸せを、身体の隅々で・・・・・・感じたの。

ただ、困ったのは・・・・・・

「ね、次・・・・これ着て」
なんて差し出される衣装の数々は、驚くほどで・・・・・・愛しい恋人に、こういう趣味があるとは考えていなかった。


けど変装で、女子高生の制服を着た私も・・・・・・・目覚めちゃったみたいです。

「勇治・・・次これ着たいな・・・」
「うん、着て」

「似合うかな?」
「大丈夫、可愛い」

そう言って軽々と私を抱き上げた彼が、ベットへと向かって・・・・・・まだ着たいなぁ〜

「・・・・・今は、俺を見て」

その夜は、そのまま何度も愛されて・・・・・

彼の鍛えられた身体で責められてしまえば、次の日はだるすぎて起き上がれなくなっちゃった・・・・・

優しい彼は食事を作ってくれたり、マッサージしてくれたりと、世話を焼いてくれるんだ。

「・・・・・また、着てね」
「休みの前日ならね」

そう答えた私に、とっても嬉しそうに笑う彼が、何だか少し・・・・・・ドキドキしました。





ドラマの1話、2話での黒崎さん萌えポイントで書いちゃいました。

演じる方の窪田正孝さんに、ハートを鷲掴みされつつ、ドラマの中の黒崎さんに夢中です。

とはいえ、書くだけ書いて落ち着き始めたので、ウロボロスのタッちゃん&イクオに戻ろうかと思ってます。

今週は、【 黒崎さん祭り 】として毎日アップしていきますね!

よければ、見たよ!と拍手&コメントお待ちしております。
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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