【吉田くん、出番ですよ】by with☆love

及川さんのドラマ出演作のwith☆loveを、初めて見ました(16年前のドラマです)

及川さんはヒロインに執拗に迫る吉田 晴彦という役で、最後にはフラれちゃうんですがね。

でも、ヒロインの背中を押してあげるとか、良い人なんです・・・・・・最後にはね(笑)

最初はとんでもない人だったけど、笑顔なミッチーに癒されました。

これはパリに赴任するためにヒロインと婚約までした吉田くんが、ヒロインの葛藤に背中を押して日本に帰らせた後のお話です。

ドラマ後のお話なので、若いミッチーを想像して読んでいただければ嬉しいです。

雰囲気は『マツモトキヨシ』のCMの頃の若ミッチーです!


配役は。。。

ヒロイン、村上雨音(むらかみ・あまね)に、田中美里さん
主役、長谷川天(はせがわ・たかし)に、竹野内豊さん

そしてヒロインに迫る商社マン、吉田晴彦に、及川光博さん
ヒロインの同僚、竹内めぐみに、原千晶さん

この方々の若い頃(およそ16年前)を想像して読んでいただくと、楽しいかも☆



はぁ・・・パリの美しい景色の中、僕は彼女の面影を写してしまう。

あと1ヶ月、その期間内に結婚相手を見つけないと、会社の手前・・・大変なことになる。
そう分かっていても、僕はあの時・・・・・彼女を日本に帰したんだ。

その事に後悔はないけれど、この胸の寂しさを・・・・・どう埋めればいいんだろうか。

キュートなパリジェンヌも紹介してはもらうけど、彼女の面影をつい・・・探してしまうんだ。

ああ・・・・・僕の恋は、どこにあるんだろう?


ホテルへの帰り道、タクシーを手前で降りて少し歩きながら、そんな事を思っていた僕。

ああ・・・・・彼女のように僕を惹きつける魅力的な女性はいないのかな。

ふぅ〜・・・・・溜息を吐いて歩いていた僕は、景色を見ていて、前が疎かになっていた。

【どしんっ!!!】

「おっと!」
「きゃっ!」
しまった、女性とぶつかってしまった!

よろける女性を思わず抱きしめて、転ぶのは防げたんだけど・・・・・次の瞬間!

【パシン!】
乾いた音が僕の頬で、威勢良く鳴ったんだ。

「いってぇぇ〜〜」
「あ、あ、貴方が悪いんですよ! い、い、いきなり抱きしめるなんて!!!」
「僕は、君が転ぶかと思ったから、だから抱きしめただけだ!」

「え?」
「あのままだったら君は、ぶつかったショックでよろけて転んでいただろう? 助けてあげたのに打たれるなんて心外だよ」
「あ・・・・・」

「ごめんなさい・・・・・」
ぺこりと頭を下げる女性に、僕も怒りすぎたかと慌てて大丈夫だと言っておく。

そこでようやく顔を見合わせた僕ら・・・・・か、可愛い。。。

縁なし眼鏡をかけた彼女は、大人しそうな外見だけど顔立ちは凄く綺麗なんだ。
きっとお下げの髪を解いて、眼鏡を外して、化粧ももっとちゃんとすればビックリするくらい美人になるだろう。

服装も清楚だけれど少し地味かな?
ま、僕は清楚な感じの方が好きだからOKなんだけど・・・・・ん?OKなんだ僕。

僕はニッコリと微笑んで、彼女に一緒に夕食でもどうかと聞いてみたら、あっさりOK!
まあ、僕に墜とせない女性はいないんだけどね・・・・・フラれた雨音さん以外はね。

それから泊まってるホテルで夕食を誘おうとすれば、同じホテルに泊まってるって、凄い偶然だね。

一度、部屋に着替えに戻ってロビーで待ち合わせてレストランに行って、食事をしたんだけどね。
最初はモジモジしてた彼女だけど、ワインも進むうちに緊張も解けてきたのか打ち解けてくれたんだ。

「そうそう、僕ね、あそこの生春巻きが好きなんだ」
「あ、私もです! 昨日はそのお店に行って生春巻き食べたんですよ〜・・・美味しかったぁ〜」
「あ、ねぇ・・・そのお下げなんだけど、解いてみたらどうかな? うん、解いてみよう!」

僕が彼女の後ろに立って髪を解いたら、いい匂いがした・・・・・シャンプーの匂いかな?

そのとき、心の柔らかい処がズクンって、疼いちゃったんだ・・・・・・

香水の香りもいいけどさ、なんかシャンプーの香りって、いいよね。

三つ編みになってたから、いい感じにウェーブがあってさ、広げてみたら・・・あら、可愛い☆

「ほら、可愛くなった!」
「可愛いなんて・・・・・」
「ん? 可愛いよ? ・・・・・・何かあったの?」

微笑んで可愛いと彼女に言ったら、どうしたのかな? 彼女、涙ぐんじゃってる。
女性が1人でパリにいるって・・・・・・何か訳ありなのかな?

「良かったら、聞くよ?」

彼女が話してくれたのはね・・・・・見合いをした相手とパリに来たんだけど、その相手の男は彼女の事を『つまらない女』と言い捨てて日本に帰ったっていうんだ。

親の勧めでした見合いで、婚約までして来たけど逃げたその男は、あろうことか彼女の親に断りの報告をしたんだそうだ。

2、3日のんびりして帰ろうとした彼女に、親御さんは男1人も自分の物に出来ない不甲斐ない娘と、彼女を罵ったそうなんだ。

それにショックを受けてパリの街をフラフラと彷徨っていたなんて・・・・・

ポロポロと涙をこぼす彼女に、ハンカチをあげて・・・・・・僕は、言うんだ。

「じゃあ、僕と結婚してみないか?」
胸ポケットからサッと名刺を差し出した僕に、彼女がキョトンと見ていて・・・・・

頬を涙に濡らした彼女が、たまらなく綺麗に見える。

「ほっ・・・本気ですか? 私は・・・・私は・・・・男の人が逃げ出すほど・・・・つまらない女なんですよ?」
「本気だよ☆ 僕もね、婚約した女性に日本に帰られてね。 あ、でもね、それは僕が望んだことなんだ」
「えっと・・・・吉田さんが?」
名刺を見て名前を言う彼女が、真剣に聞いてくる。

「だって吉田さんカッコイイし、親切な人だし、私なんかと違って・・・・・」
「自分をそんな風に言っちゃダメだよ?」
私なんかと言った彼女の唇を、指で押さえて言えなくすれば・・・・・うふっ、真っ赤になっちゃってる。

「人の気持ちは縛れないから・・・・・・彼女の好きな男の元に、返したんだよ」
「辛くないですか?」
「辛いよ? そりゃ本気で好きだったんだ、平気なわけないよ」

「でもさ、心が他の男に向かってる彼女が・・・見てられなかったんだ」
「吉田さん・・・・・良い人ですね」
「え?良い人? あはっ、良い男とかはよく言われるけど、良い人って初めてかも!」

「吉田さん、お・・・お願いが・・・・あります」
「ん、なあに?」
真っ赤になって下を向く彼女が、やっと言ったのは。。。

「わ・・私を・・・・・抱いてください!」
「・・・・・・いいよ」

「あのっ、私・・・面倒だと思うんですけど・・・バッバッバッ・・・バージンなんです」
「うん、見てれば分かるから・・・・・いいよ」

「あのっ、あのっ、あのっ・・・・・」
「うん、なあに?」

「やっ・・・やっ・・・やっ・・・・」
「優しくしてあげるね・・・・・じゃ、部屋に行こうか?」

支払いをして2人でエレベーターに乗ったとき、名前を聞いたんだ。

「あまね・・・・・天の音と書いて天音(あまね)と言います」
「・・・・・・良い名前だね」

これも、運命なのかな?

僕は、『あまね』という女性に縁があるらしい・・・・・

それからは彼女、天音ちゃんを優しく優しく・・・・・・抱いたんだ。

バージンだからね、少しでも緊張を解してあげないとね!
ああ、そこら辺は任せてよ。

昔からモテるからね、僕は・・・心得てるよ。
だから、丁寧に優しく・・・・・・僕は彼女の初めてを、捧げてもらったんだ。




「天音ちゃん・・・・おはよ♡」
「おはっ・・・おはよ・・・ございます」
情事後、裸のまま抱きあって眠った僕と天音ちゃんだけど、先に目覚めた僕はシャワーを済ませていた。

「シャワー浴びてサッパリしておいで?」
「あ・・・はい」
シーツを体に巻いて浴室に向かう天音ちゃんに、バスローブを用意しておく。

それから着替えて・・・朝食を食べながら僕は、提案をするんだ。

「ね、昨日はどうでしたか?」
「え?」
真っ赤になる彼女に、僕は微笑んでしまう。

「結婚するとなると、エッチの相性も重要でしょ? 天音ちゃんは僕とのSEX、どうでしたか?」
「結婚?」
「やだなぁ〜・・・昨日言ったでしょ? 僕達、結婚しましょ?」

『天音・・・・天音ちゃん・・・・・可愛いよ・・・・僕と、結婚しよう?・・・うっ・・・』
『ああん・・・・・もう・・・ああん・・・・・』
『はいって・・・・言って? ね、天音ちゃん・・・・・』
『あっあっあっ・・・・・あんん・・・・・はい・・・・はい・・・・・』
『うふ・・・はいって言えたね・・・・・良い子! ・・・・良い子には、ご褒美ね☆」
『ひゃああああ〜〜〜・・・・・・あっあっあっ・・・・・・』

「あれは無効です。 頭の中が真っ白になってて、何を言われたのか、何を返事したのか覚えてません」
「そうかぁ〜・・・頭の中が真っ白になるくらい、ヨカッたんだ」
「〜〜〜〜〜」
「天音ちゃん真っ赤〜〜〜・・・うふっ、可愛いよ」

「そうだ、天音ちゃんてまだパリに居るんでしょ? だったらさ、僕の部屋においでよ」
「吉田さんのお部屋に?」
「そ! ・・・・・・いっぱい可愛がってあげるから、おいで?」

いっぱい可愛がって、いっぱい愛してあげるね・・・・・僕から離れられなくなるくらい。。。
コクンと頷く君に僕は微笑んで、部屋の変更を手配したんだ。

それから僕は引き継ぎやら仕事を昼間にして、夜は天音ちゃんとデートを重ねた。
そうすると天音ちゃんを可愛く、愛しく思う気持ちが育ってきてさ・・・・・恋だと、気がついたんだ。

天音ちゃんもね、最初は「吉田さん」だったんだけど、今じゃ「晴彦さん」って呼んでくれるんだ。
もちろん、ベットの中もね!


毎日、結婚しようって口説いてた僕だけど、ある日ね。。。

カフェのテラス席に誘ってさ、花束を届けてもらって、そのまま天音ちゃんの前に跪いてプロポーズすれば「はい」って〜〜〜うふん

いやぁ〜〜・・・こういう事もあるもんなんだね!

今回のパリ出張は赴任する前の準備みたいなもので、最初から2週間の予定だったんだ。

明日はその帰国の日で、天音ちゃんと一緒に帰るんだ。

そして成田空港に着いた僕達は、天音ちゃんの実家に向かった。
昨日、パリを立つ前に電話で話はしてあったからか、スムーズに進んじゃってさ〜・・・

もう「お義父さん」「晴彦君」なんて呼び合ったりして、結婚の段取りも話してたんだ。

お義母さんもさ、気に入って下さって・・・こっそりと前の相手より僕がカッコ良くて安心したって☆

そのままお義父さんと飲み明かしてさ、泊まっちゃったんだ。

その前の相手も、僕と同じ会社だって言うからビックリだよ!

名前も・・・・・田中裕司ね・・・ああ、確か僕より年上で聞いた名前だよな。

「天音ちゃん、どうかした?」
田中の名前を聞いて顔が曇る彼女を気遣えば、腕を引っ張られて彼女の部屋に。。。

「晴彦さん・・・・・本当に私でいいんですか?」
「え? どうして?」
「私・・・つまらないし、晴彦さんなら1ヶ月の間に私よりもっと素敵な人が見つかるはずじゃ・・・んんっ」

「天音ちゃん、僕は君がいいんだ・・・・・たとえ1ヶ月の間に結婚相手を見つけなきゃいけなくても、本気で結婚したいと思えない相手にプロポーズなんてしないよ!」
「じゃ、私で・・・・」

「天音ちゃんが、いいんだ」
しっかりと抱きあった僕達は、思いの丈をキスで表すんだ。

さすがに1階に両親がいる場所でエッチは、出来ないよねぇ〜〜〜。

「私ね、生まれて初めて神様に感謝したの」
「え、どうして」
「あの日、晴彦さんに逢わせてもらえたから・・・」

「本当は私・・・もうどうなってもいいってヤケになってたから・・・」
「・・・・・天音ちゃん」

「生まれた時から私ってドジばかりしてて、親にも呆れられてて・・・・・婚約者にも逃げられて・・・・私、私」
「ショックだったんだね、無理もないけど・・・・・でもね、今は僕がいるから」

「初めて恋したのは前の彼女だけど、初めて・・・・・愛したのは、天音ちゃんだからね」
「嬉しいです・・・・・晴彦さん」

「日本にいる間に僕らの婚約式しようね!」
「はい・・・」
「日本にいる間に、入籍しとこうね!」
「はい・・・」
泣き笑いな彼女の顔が愛しくて、またキスを何度も繰り返して・・・・・・同じベットで抱きあって眠ったんだ。




僕が勤める商社は1流会社なんだけど、僕はその中でも優秀でね、あはは・・・自慢しちゃった。

その僕が婚約者に逃げられた事は、かっこうのネタでさ、噂話がアチコチで囁かれてるんだ。
男は妬みで、女性は同情で、盛り上がってるみたい。

さっそく部長に呼ばれたから事情を説明したんだ、嘘だけどね。

婚約式の時の女性は、急に具合の悪くなった本物の代理だったってことにした。
嘘も方便・・・・・ですよねぇ〜〜〜

「じゃあ、相手は! 本物の相手は誰なんだね!」
「今度、婚約式しますので・・・・部長にはもう1度あの素晴らしいスピーチを是非、お願いします。あの時、僕感動しちゃいました」

「・・・・・・そうか? まあ、君がそう頼むのならいいぞ!」
「よろしくお願いします」

難なくお咎めなしになった僕に、周りが目を丸くしてた。

同じように話をすれば、そうかって納得する皆に、今度は本物の相手と婚約式をすると言っておいたんだ。



そして、婚約式。。。

僕はある男を招いていた。

田中裕司・・・ 部署も違うけど友人のツテを辿って、まんまと出席させたんだ。
何でかって? 天音ちゃんに自信をつけて欲しくて・・・・・

アイツに逃がした魚は大きかったって、残念がらしたいんだ!

パリから帰国して2週間の間に、自信の無い天音ちゃんを美容院に連れて行ったり、メイクを習ったりしたんだ。
洋服も一緒に買いに行って、彼女の好みの綺麗な服をたくさん買ったんだ。

スタイルはね天音ちゃん、良いんだよ〜!
細身なのに胸も豊かで、腰は細いし、足だってスラリとしてるんだ〜・・・うふふ。

仕上げにコンタクトにした彼女は、別人みたいに美人になった。
だって素材はいいんだもん! 磨けば輝くダイヤモンドだよ。

方法が分らなかっただけなんだよ、彼女。

今日は婚約式の白いドレスに身を包んで、僕の横でハニかんだ笑顔で並んでる彼女。

大学時代の友人から、綺麗になった、幸せそう!と騒がれてる彼女。
スッと天音ちゃんの腰に手を回して、ニコやかな笑顔の僕に「素敵な婚約者で、羨ましい〜〜〜」と彼女達が騒いでる。

そんな彼女達に他に挨拶に行く事を伝え、天音ちゃんと離れて・・・・・・向かうは、田中裕司のところ。

仏頂面でドリンクを飲んでた彼の前に、2人して立ってニコやかな笑顔で彼を見る。

「あ・・・この度はおめでとう・・・ございます」
「ありがとうございます。・・・ほら天音ちゃん?」
「あ・・ありがとう・・ございます」
まだ気にしてるの? もう天音ちゃんは自信持っていいんだよ?

「天音ちゃん綺麗でしょ? ヘアスタイルとメイクを変えただけで、こんなに美人になるんだよ?」
「晴彦さん・・・」
「彼女を『つまらない女』と評価したのは田中さんだけど、僕はそうは思わなかったよ? 最初からね」

「ふん、男慣れしてないガチガチのバージンで、婚約してもキスの1つもさせやしない・・・・・つまんないだろ?」
不貞腐れて言う田中さん・・・・・・・あんた最低だね。

「パリに行っても部屋も別で、ヤらせもしないこんな女・・・部長の縁者とか聞いて見合いしたけど、こんなのに一生捕まるかと思ったら嫌になったんだよ」

「くす・・・・くすくすっ・・・・・あんた、男として『つまんない』ね☆」
「なんだと!!!」

「天音ちゃんは、おっとりして少し臆病なだけ! 優しく導いてあげれば、こんなに綺麗なんだ。それを分らない男は、つまんない男だよ」
「晴彦さん・・・・・」

「まあ今更分かっても、天音ちゃんは僕のお嫁さんだから遅いんだけどね」
天音ちゃんが、そっと僕の腕に抱きついてくる。

「うん? 天音ちゃん、嬉しいの? そうか、嬉しいんだね・・・・・うふっ、可愛い」
頬を染めて僕を見上げる天音ちゃんが、僕の好きなハニかんだ笑顔でいるのが嬉しいよ。

「では他にも挨拶に行きますから、失礼します」

離れた僕達は知らなかったんだけどね、田中さんに誰かが教えたんだ。

天音ちゃんは部長の縁者とかではなくて、僕らが勤めている伍島商事の社長の姪なんだって!
これはお義母さんから聞いたんだけどね、それまで知らなかったからビックリしちゃった。

お義母さんは知らなかった僕にビックリしたんだけど、すぐに深々と頭を下げて天音ちゃんの事を頼んできたんだ。

天音ちゃんのお母さんが社長の妹でさ、つまり会長の娘で嫁いだから名字が伍島じゃないんだ。

でもね、コレにはまだ続きがあってさ・・・・・天音ちゃんのお父さんも別会社の社長なんだって!
お兄さんが継いでるらしいけど、スゴイお嬢様だったんだ、天音ちゃんて!

これを聞いた田中さんがね、倒れそうなくらい驚いて、自分の逃した魚を悔しがってくれたそうだよ?

うふふ・・・・やったー!!!
僕の天音ちゃんを傷つけたんだから、これくらいは仕返ししてもいいよね!

「・・・・・私、田中さんに感謝しないと・・・」
「ん? どうして?」
「だって、田中さんが私に呆れて帰ってしまったから、晴彦さんに出逢えたんだから」
「・・・・・・そういう風に考える天音が、大好きだよ♡」

婚約式を終えた僕らは、僕のマンションに帰ってきたんだ。
天音ちゃんは実家暮らしだけど、今夜は・・・・もう、我慢出来ないから。

真っ白なドレスの背中のファスナーを開けて、指を滑り込ませる僕。
綺麗な背中に唇を落としていけば、震えてくる天音ちゃん・・・・・・

「あ・・・晴彦さん・・・先にシャワーを・・・」
「ダメ・・・・・我慢出来ないから・・・・んんっ」
天音ちゃんの後ろで跪く僕は、そのままドレスを脱がして・・・・彼女を反転させて僕の方に向いた胸に顔を埋める。

胸の先端を口に含んで舐めて、吸い上げ、舌で転がす・・・・・ん〜・・・天音ちゃんが敏感に反応してくれる。
僕の頭を抱きしめて、喘ぎ声で鳴き始めた彼女をベットに連れて行く。

忙しかったからデートにも誘えなくてさ、ほんと、こうやって肌を重ねるのも久しぶりなんだ。

1度じゃ足りなくて、何度も求めて果てた僕達は、そのまま抱きあって眠るんだ。




「38番でお待ちの方〜・・・吉田さん」
ふたば銀行の中、僕は目当ての人の前に座った。

「お久しぶりです、雨音さん」
「お久しぶりです・・・・今日はどうされましたか?」
「結婚の報告と、フィアンセの紹介にきました」

「「「えええ???」」」
目の前の雨音さんより、後ろや横の雨音さんの同僚の方の方が驚いてる。

「天音ちゃん・・・・・おいで?」
僕の天音ちゃんを呼び寄せて、彼女を椅子に座らせた僕は彼女の口座を作りたいと話したんだ。

「吉田天音で口座を作りたいんです」
「はぁ・・・・」
「あ、偶然なんですが雨音さんと天音ちゃん、漢字は違うのに同じ読み方なんですよ」

そうして新しい通帳とカードを作り、銀行を後にしたんだけど・・・詳しい話が聞きたいと電話があってさ。
夜、天音ちゃんを連れて待ち合わせのレストランへと向かったんだ。

そこには雨音さんと、同僚の竹内さんがいた。
竹内さん、もう興味津々ってのを隠してもないし・・・・・・ ジュースを飲んで口火を切るは彼女だった。

「吉田さん、相手の方を紹介してください!」
「こちらは片桐天音ちゃん・・・ あちらはね村上雨音さんと、竹内めぐみさんです」
雨音さんの名前に天音ちゃんが反応して、彼女をジッと見つめている。

その真剣な眼差しに、雨音さんだけじゃなく竹内さんも顔を強張らせた。

え? 天音ちゃん? 何? そんな真剣な顔して・・・・・どうしたの?
まさか殴りはしないよな?と思ってた僕だけど、急に立ち上がった天音ちゃんが深々とお辞儀をするんだ。

これには僕もビックリしちゃった。

「晴彦さんをフってくれて、ありがとうございます」
「ええ?」
「私、あなたに会ったら真っ先にお礼を言おうと決めてたんです」
「あ・・・天音ちゃん?」

「だって、私にこんなに素敵な晴彦さんを出逢わせてくれたんですもの・・・」
「パリにいる時から、そう言ってたね天音ちゃんは。さ、座ってオーダーしよう?」
「はい! ・・・・・カフェオレにします」
ニコニコと笑う彼女がメニューを見ていると、向かいの席の竹内さんがコッソリ。

「変わった子ね〜〜〜」
「めぐみ! 失礼よ、そんな事言って」
「ううん、失礼じゃないよ? 彼女ね、おっとりさんで、少し変わってるんだ。でも、そこが可愛いんだぁ〜」

色々と僕達の出会いを話しながらの食事は楽しくて、盛り上がって時間が過ぎていった。

別れぎわ雨音さんが「おめでとう」と言ってくれたのに、僕達は笑顔で頷いて応えたんだ。

「もう少しでパリに行くんだけど、たまに日本に帰ってくるよ。その時また会おうよ」
「私も、お会いしたいです!」
「もちろん天音ちゃんも一緒にだよ。 僕が君と離れるわけないじゃないか」
「嬉しい・・・」
イチャイチャしてたら竹内さんが、皮肉たっぷりな笑顔で!

「ごちそうさまです! あ〜暑い、暑い!」
なんてからかわれて、嬉しくなっちゃう僕と天音ちゃんなんだ。

再会を約束して別れた僕の胸には、清々しいものが溢れてきてて・・・・・ああ、気分がいいや!

入籍もした僕達は、晴れて夫婦・・・・・・とはいえ、4年はパリに行ってしまうから今くらいは実家で生活させてる天音ちゃんなんだけど。

ごめん、今夜は君を離したくないんだ。

僕のマンションに連れてきた彼女を、ベットへと誘えば・・・天音ちゃんの方から抱きついてきて・・・

天音ちゃんが初めて、僕を強請ってくれたのが嬉しくて、いつもより深く、いつもより激しく君を、求めてしまったんだ。


それから無事に海外赴任した僕と天音ちゃんは、半年後にね、日本で式を挙げたんだよ。
その時には会社関係はもちろんだけど、雨音さんにも出席してもらってさ〜・・・

いやぁ〜・・・良い式だった、うん!

天音ちゃんもね、ドレスが似合ってさ〜・・・もう天使のように綺麗でさ〜・・・夜まで待てないほどだった!

うん、運命って分らないものだね!

僕は今、幸せなんだ〜〜〜!!!




あはは・・・・妄想が膨らんで爆発しました。
若ミッチーがとにかく、可愛いかった〜




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コメント

☆Fりんさんへ☆

おはようございます! そして訪問ありがとうございます!
昨日は温感のアイマスクを付けた途端、爆睡してました。

> このドラマ、リアルタイム見てましたぞ!でも、田中美里と竹野内豊は覚えてるんだけど、まさかミッチーが出演されていたとは・・・

・・・・・・私もリアルタイムで見てたんです。田中美里と竹野内のOPのシーンしか覚えてなくて(笑)
ミッチーの出ているシーンがすっぽりと、記憶から抜けてて・・・なんて残念な脳味噌なんだ、私!!!
でも、ぶかついてるスーツ姿が最初抵抗ありましたが(スーツフェチなもので)、若ミッチーの笑顔で吹き飛びました!

> ちなみに天音ちゃんのモデルは誰なんでしょう?私は勝手に綾瀬はるかを想像して読んでしまいました。彼女の今のドラマのイメージと重なったので(笑)

今回は、もう書きたいって気持ちの方が激し過ぎて天音ちゃんモデルは、いません。
ほぼ1日で書き上げていたもので・・・・いやぁ〜〜〜情熱って、スゴイですね〜〜〜(笑)
お好きな女優さんでイメージしてくださいね。

> はっぴばーすでー♪
ありがとうございます!
誕生日だって黙っていたら旦那さん気がついてないし(笑)
ここでお祝い言われてるので、いいか!って今も黙ってます(笑)

Fりんさん、遊びに来てくれて、ありがとう!!! (#^.^#)v

No title

久しぶりにPC開いたので久しぶりの訪問です~。うふふ。

このドラマ、リアルタイム見てましたぞ!でも、田中美里と竹野内豊は覚えてるんだけど、まさかミッチーが出演されていたとは・・・

そして最終回の雨音と天のメールの内容をダラダラと言いあうシーンだけしか覚えていません(笑)


ちなみに天音ちゃんのモデルは誰なんでしょう?私は勝手に綾瀬はるかを想像して読んでしまいました。彼女の今のドラマのイメージと重なったので(笑)



あ、一日遅れましたが・・・

はっぴばーすでー♪







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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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