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①:祝☆花郎イケメン選手権!【目指せ新羅の星】

これは緋翠様のブログにて盛り上がった企画ネタでございます。
気楽に娯楽に楽しんでください(^o^)/

出したい人達を勝手に出してるのでムンノ公がでてますし、風月主でないチルスクも参加してます。
お遊びとして……楽しんでね!

※※※

「どうされました?……姉上」

ある日の午後のひととき……習慣になりつつあるトンマンとスンマンのお茶の時間が穏やかに流れていく……

愁い顔……というよりは顰めっ面なトンマンにスンマンが尋ねた。

「実はな、王室の財政が……金がないのだ」
「ふふ……それは困りますね」
薫りのよい茶を一口飲みながらスンマンが微笑んでいる。
「スンマン何か良い知恵はないか?」

「そうですね……姉上は幼き頃タクラマカン砂漠で育ったのですね」
「ああ……」
「私は中原でよく市場を見て回りました」
「ふむ」

「市場を見ていて思いましたが………金は在るところから搾り取ればよろしいのでは?」
トンマンが面白そうに従姉妹を見る……この美貌の従姉妹と話しているとどんなに顰めっ面をしていても最後は笑顔にしてくれるのだ。

「何か催して……見料を取る」
「ふふ……貴族の奥方や娘は退屈を持て余してます、ついでに金も……」
「貴族の奥方……何か食いつく催し物とかは無いかな?」
「姉上、花郎達がいますよ…女を動かすには男で釣るのもいい…元手はかかりませんし」
「そうだな!元手がいらないのは何よりだ」
ニヤリと笑うスンマンにトンマンも同じ様に笑う……

少し考えたトンマンが昔、町の美しい娘を選ぶ会があった事を思い出した。

それをスンマンに話し………二人の公主は悪戯っ子のように瞳を煌めかせて話していた。

※※

「……何ですと?スンマン様いま何と?」
「ふふ……新羅の華である花郎達の一番を決める大会を催したいのです」
「また何を思い付かれるやら……退屈しませんね公主様方は」

ほほほっ……と笑うミシルにスンマンがニヤリと笑って耳元に近づいた。

「………………如何ですか?」
「あら…それは楽しそうな…」
「ではミシル璽主も賛成ということで……」
「ほほほっ…久しぶりに愉しくなりますね……私も絡ませて頂きましょうか……」
「ふふ……」
「ほほほっ…」

二人の笑い声に何故か母の宮を訪ねたポジョンの背中に悪寒が走った。

※※※

徐羅伐の町中に告知が出て、もちろん貴族の奥方達にも告知が回った。

「おいおい……花郎達の一番を決める大会だとよ」
字の読める者が話して聞かせていた。

「まだ続きがあるぞ」
「何だよ何て書いてあるんだ」
「なになに……食い物の屋台を出したい者は王宮まで申し出よだってさ。もちろん場所代は要るが……」
「じゃ、俺も出そうかな」
近くの店の主人が早速王宮まで飛んでいった。

「見料を払えば俺達も見物できるって」
「行きたいな~」


ざわざわとした喧騒の中、ピダムはヨムジョンの店に居た。
「おい、ピダム!聞いたか今度の花郎の大会」
「ああ……でも俺には関係ない」
「一番になるってのは名誉な事なんだろ?」
「ふん!……名誉で腹は膨れないよ」

少し前に、すっ……と扉が開いてスンマンが現れ、その唇に白い指を立ててヨムジョンに黙るよう示しピダムの後ろに立って聞いている。

「副賞は公主との1日デートだがな」
「スンマン!……何だと!」
「1日中、アルチョンも護衛も侍女もいない姉上と二人っきりになれる権利だ」
「え゛え゛!」
「まだ発表はしていない……当日のお楽しみなんだが……そうか、ピダムは不参加か」
ニヤニヤと笑いながら見るスンマンにピダムがぶんぶんと首をふった。

「出る!俺も出るから!」
「歌舞音曲と武術、それと当日の人気投票とあるのだがピダムは何にでる?」
「全部出る!」
「ふふ……正直だな」
「俺が一番になって………こうしちゃいられない稽古するか」
ピダムが部屋を飛び出していった。


「ヨムジョン………頼みがあるのだがな」
艶やかに笑むスンマンの頼みを断ることのできないヨムジョンがニタリと笑いながら頷いた。

「何でございましょ~~スンマン様」
「大会の日にな………………………」
「ああ~!それは儲かりますね」
「お前に仕切り元になってほしいが……儲けは三分七で……」
「分かりました、お任せ下さい」
「ふふ……頼むぞ」
「忙しくなりますね~」
「愉しいだろ?」
「そうですね……やはりスンマン様は素晴らしい方です。退屈しなくてすむ」
「くっくっくっ……ではな」

スンマンを見送った後、ヨムジョンも忙しく部下を呼び指示していた……ニタニタと楽しそうに。

※※

大会当日、王宮に設えた場所に屋台が出て賑わっていた。

王宮に見料を払い入るときに貰う紙には全ての催し物と順番が書いてある。

「何だと!大会は花郎同士じゃなく風月主経験者と対戦だと?」
ピダムが叫ぶ
「じゃ、師匠やチルスクってオッサンも出るのか?」
「それに歌舞音曲にはミセン公が出る」

花郎達の執務室に現在の花郎達が一同に居た。
「あの方は武術はからっきしだが音曲には天腑の才があるのだ……勝てるわけがない」

「なぁー誰かと組んでもいいのか?」

「舞と音で組んでも大丈夫だ!」
今日はトンマン公主の護衛は休んで参加しているアルチョンが大会約束と書かれた書類を見直している。

「そうか……」
考え込んだピダムが部屋を飛び出しスンマンを探し出した。
「スンマン!俺と組んでくれ!」
「ふふ……私は花郎ではない」
「花郎の主だぞ!資格はあるだろう」
「……まぁ、あるな」
「舞は出来るか?笛は?」
「ピダムは?何がしたい?」
「俺は……」
「では二人で出るか」
「あ!……公主様との1日デートって俺に譲ってくれないか?」
「くっくっくっ……分かった。その代わり貸しだからな…後で返せよ」
「じゃ、申し込んでこよう」

※※

「あら…奥様も来られたの?」
「ええ…娘にせがまれて」
「うちもそうです…まぁ、娘に合う花郎がいたら縁談話を薦めたくて」
「うちもですわ……」

奥様方の目的はどうやら娘の婿選びにあるらしい、花郎達を直接見る機会など無いに等しい貴族の奥方達にとってはまたとないチャンスだった。

「さてと、そろそろ始まるはずですわね」
「あ!王様が来られましたわ」


「陛下のおなぁーり~」
内侍のかけ声にうやうやしく頭を下げた皆を見回し王は喜んだ。
「おお!空いてる席などないではないか……皆、新羅の花郎達に関心があるのだな」

トンマン公主とミシル璽主、上大等や大等達が舞台のすぐ側の貴賓席に座り見物客達は見料によって場所がわけられている。

会場をぐるりと囲む二階席の前列には小さな卓が置いてある桟敷席もあり、後は席だけが並んでいる。
見料が高いだけあって二階は貴族の奥方達ばかりだった。

一階は席だけが並びその奥は立ち見だった。

色とりどりの服を着て髪飾りも付けた若い貴族の娘達もきゃいきゃいとかしましく見ている。

その中で一つの桟敷席に艶やかな一団が座っていた。
周りの奥方達とは雰囲気が異なり……浮いている

「あの方はどこで出られるのかしら?」
一際艶っぽい美女が楽しげに会場を見回している。
「主様はどこでしょう……」

その時、太鼓の音が鳴り響いて開始の時間を知らせた。

※※

「今から花朗対元風月主の対戦を始めます!」
ユシンの声で大会が始まった。

「尚、部門は音曲、武術、人気投票とあり各部門の第一位の花朗には名誉の旗が贈られる」

会場にいる花朗達が威勢良く叫んでいる。
「そして部門賞として第一位の花朗はトンマン公主とスンマン公主どちらかとの1日デート券が贈られます!」

「元風月主の皆様が勝った時は名誉とミシル璽主との1日デート券が贈られます」

何故か会場が一瞬静かになり、次いで沸き返った。

「今から風月主経験者と現花郎の歌舞音曲の比才を始める……出場者は前に」
風月主ユシンの声が高らかに宣言した。

「はぁ~はっはっはっ~…私に音曲で勝とうなどと言う怖いもの知らずは誰だ~」
扇をふりふり会場にやってきたミセンが得意満面で待っている。

にやにやと会場を見回していたミセンが、あの艶やかな桟敷席に目を止めた。

「あれは!」

「くっくっくっ……ミセン公は眼が早い…」
スンマンがピダムと共に出てきていた。

「スンマン様!…あれは」
「ふふ……徐羅伐で一番の妓女だな」
「あれほどの妓女になれば客を選ぶ……私もまだ床を共にした事が無いのです!」

その妓女が仲間と仕える下男と賑やかに手を振っていた。

「主様~~あちきも応援しております~」

ミセンがきょろきょろと周りを見回して誰に手を振っているのか探している。
「誰だ、誰だ~…徐羅伐一番の妓女が応援するなど!……そのように羨ましい男は!誰なのだぁ~」

会場で叫ぶミセンにミシルが舌打ちしている。
「何を騒いでおるのだミセンは!」

可笑しそうにトンマンがミシルを見ていた。

ほほほっ…と何事もないようにトンマンを見て微笑み、ミセンに小さく舌打ちした。


「主様~…スンマン様~」
艶やかな妓女が応援していたのはスンマンだった。

「ふふ……男でなくてすまないな、ミセン殿」

呆然とスンマンを見るミセンに微笑むと一階席の通路の中程まで駆け抜けたスンマンが、その勢いのまま椅子の背に足をかけ跳んだ……

ふわり…と二階の通路に着地したスンマンが艶やかな妓女の前に進み、そのたおやかな躯を抱きしめた。

「よく来てくれた……スジョン」
「主様のためですもの……お出になるのを楽しみにしております」
「ふふ……出るつもりは無かったのだがな……」
「さ、喉を潤して下さりませ」
酒を一杯飲むと、にこやかに一階に降り立ったスンマンだが……

「スンマン様、先に進みません。二階席には後で行ってください」
苦虫を噛み潰したような顔の進行係ユシンが注意した。

「くっくっくっ…すまないな風月主殿」

※※※

音曲の比才が始まった。

会場の舞台には琴を鳴らすミセン。

笛を吹くスンマンに剣舞のピダム

小太鼓を鳴らすイムジョン

琴のテナムボ

笛のポジョンが居た。

他の花朗達は尻込みして出てこなかったようだ。

「これだけですか~……近頃の花朗達は余程武骨な輩ばかりと見える」

ぶつぶつと文句を言うミセンはチラチラと徐羅伐一の妓女スジョンを見ている。

どうやら良いとこを見せて客になりたいようだ。

「ユシン殿!私が演奏するからそれを聞いて腕に覚えがある者が入ってくればいい」
「は、はぁ~」
「ユシン殿?生返事などして……さては貴方!音曲に興味ありませんね!」

その通りなユシンが困ったように頭をふっている。

「ならば……連奏というのは如何ですか?」
ふいに黙っていたポジョンが叔父のミセンに話しかけた。

「連奏ですと?」
「はい、皆が先に演奏して叔父上が入ってくれば……ピダム朗が剣舞しますから盛り上げて下さい」
しれっと叔父に注文したポジョンがちらり……とスンマンを見た。

……ふふ……感働きの良い男だなポジョン…
スンマンがポジョンにだけ判る眼で微笑んだ。

「分かりましたよ!お客様をお待たせするのも気が引けます……始めましょう」

曲は先に発表になっていた。

「では私から」
スンマンの笛が清涼と流れ始めると……ピダムも剣舞を始めた。

ピダムの動きに併せてながらのスンマンの笛は見事だった。

「ほぉー……スンマンは笛も見事だの」
王が感嘆するとトンマンも驚いていた。
「はい陛下…本当に見事ですね」
「スンマンの笛は中原でも随一で聴きたい者が宴に呼ぼうと必死になっていました」
横に座っていたチュンチュが艶やかな笑みを浮かべながら解説している。


「スンマンの笛は見事なのです」
どこか懐かしむように聴いているチュンチュ……


大会は始まったばかりだった……

※※※※※

長くなると思いますが……楽しんで書いてます(笑)

私が書くとスンマン贔屓なんで……(笑)
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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