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小ネタ《教えてっ!警部補〜》

はい、芹沢くんの、教えてシリーズです。
今度は何を相談するんでしょうかね〜〜〜(笑)




コソッ・・・。 コソコソッ・・・・・・。

組織犯罪対策課の部屋の中を、隠れて入ってきた人物が居た。
その人物は、みんなに奇異の目で見られているのも知らずに、奥へ奥へと進んでいく。

その人物とは、捜査一課の芹沢で。。。

はてさて、今日は何を相談しに来たのやら・・・


「神戸警部補〜〜〜」
「ん? 芹沢くん、どうしたの?」
特命係の部屋の中に飛び込んで来たのは、捜査一課の芹沢くんで・・・・・

また、何か相談したいとでも言うんだろうな。

「警部補っ!俺を助けると思って〜〜〜」
「だから、何?」
「え?ちょっとここじゃあ・・・・」

芹沢くんの目が杉下さんを見てるけど、杉下さんがいると話せないような内容なのね。
なんか予想がつくのが、嫌かも。。。

「僕は少し席を外します。お2人で話をしてください」
「すみません杉下さん」
「いいえ」
サッと出て行った杉下さんに、あからさまにホッとした芹沢くんに空いた椅子を進めながら僕も自分の椅子を転がして、向かいに座る。

「で、今度はどうしたの?」
「この前俺、同期のやつと飲んだんですよ・・・で俺、つい警部補のこと話しちゃって・・・・」
「・・・・・・・それで?」
「それで・・・・あのっ、その同期のやつ彼女いなくて、それで・・・」
「・・・・・・・それで?」

「お願いします! 俺と一緒に婚活パーティーに参加して下さい!」
「はぁ???」
「そいつ良いとこまで行くのに、いっつも最後に振られるんすよ。で、悩んでて・・・」

〜〜〜〜〜〜〜

「うぃ〜〜・・・悩みすぎなんだよ、お前は!」
「そんなこと言っても、何回振られたと思ってんだよ!10回以上だぞ! 俺の何が悪いんだよぉ〜」
やけ酒のように飲みまくってグデングデンになった、芹沢の同期の佐藤は、テーブルに突っ伏して叫んだのだった。

「あ〜〜〜・・・こうしたらいいって教科書でもないかな! 先生とかさ・・・・はぁ〜〜〜」
「ああ? 先生・・・・・・ああああ!!!」
「うるさいぞ、芹沢!」
「俺知ってる! 女性に対して神様みたいな人!」
「ああん? そんなモテモテの奴が警察官なわけないだろ〜〜〜」

「神戸警部補だよ! 俺、警部補知ってるんだ」
「かんべ・・・けいぶほ? 誰だそりゃ???」
「だから、救いの女神・・・じゃなかった、救済の神様みたいな人だよ!」

「あの人が迫って堕ちない女はいないよっ!!!」

芹沢の声に佐藤が紹介してくれと騒ぎ出し、あまりの熱心さに聞いてみると返事を押し切られたのは1時間後のことだった。


「僕と知り合いだって言ったんだ」
「はい」
「で、聞いてみるって事だろ?返事はノー! ・・・・これでいい?」
「そんなぁ〜〜〜警部補〜〜〜」

「俺には陽子っていう恋人が居るんだから、そんな所行かないよ!」
「あ、それなら大丈夫っす! 」
「???なに」

「陽子ちゃんも一緒にって、誘ってありますから」
「はあ?」
「佐藤の女性の扱いを見て、どこがいけないか言ってくれるだけでいいんです。神戸警部補に女性を口説けとは言いませんから!」

「警部補は先生ですから!」
「・・・・・はぁ、陽子なら芹沢くんのお願い、断らないよな」
「陽子ちゃん、優しいですから!」
その言葉に軽くムカついた俺が、立ち上がって芹沢君を見降ろすと・・・彼は途端に焦って挙動不審になってる。

「・・・・・俺を動かそうとして、陽子を使うのはコレっきりにしてくれるかな?」
「・・・・・すみません」
「いいよ、行ってやるよ。で、場所はどこ?」
「あ、ここです!」

ガサガサと芹沢君が取り出したのは、ホテルのパンフレットで・・・・・・なかなか良いホテルだな。
ガーデンパーティーが目玉のそのホテルで、結婚相談所が主催のパーティーがあるんだ。

「で、当日はその佐藤君を俺と芹沢くんでフォローするのか・・・」
「はい、そうっす! それと陽子ちゃんも来るそうですよ」

「・・・・・陽子も」
「はい! ガーデンパーティーなんて初めてだから、楽しみにしてるみたいっすよ!」
「・・・・・芹沢くんさ、陽子の虫除けになってくれるよね?」
「それは任せてください! 俺が陽子ちゃんのそばで守りますから!」

・・・・・・・一抹の不安はあるけど、芹沢くんのその言葉を信用してみるか。

そこで俺は事前に佐藤君の服を、芹沢君にチェックしてもらう事をお願いして、引き受けたんだ。




当日の朝、支度をする陽子を後ろから抱きしめて・・・・・本当に行くの?と聞いてみる僕。

無邪気に「はい」と返事する陽子に、僕は困ったように笑ってしまう。

パステルグリーンのドレスが、良く似合う陽子・・・・・君が他の男の目に映るのさえ、僕は嫌なんだけど。

「また神戸さんたら、大袈裟ですよ! 私なんて誰も見ませんから! 他に綺麗な人がいっぱい来るんでしょうから・・・」
「どうした陽子? そんな暗い顔して」
急に顔を暗くした陽子を覗き込めば、僕の服の裾をキュッと握る陽子。

「神戸さんこそ・・・・・先生で行くんですよ。他の綺麗な人・・・・・見ちゃ嫌です!」
「・・・・もしかして陽子、それで行くことにしたの?」
・・・・・・・・ コクン。。。

「俺が他の女性に目移りしたらって、思って?」
・・・・・・・・コクン。。。

「・・・・・・妬いてくれたんだ」
・・・・・・・・コクン。。。

まったく、そんな心配しなくても・・・・・君に夢中なの、知ってるでしょ?

え、俺がカッコ良すぎるから悪い?
心配で、胸が張り裂けそうになる?

張り裂けたら大変だ、どれどれ見せて・・・・・・ちゅぅう〜〜〜 ☆

んふっ! 心配なのは俺だって一緒さ、陽子は世界一可愛くて、世界一綺麗なんだから!
だから、他の男なんか見ちゃダメだよ!

ソレ・・・・そう、ドレスの開いた胸元の、襟ぐりの所ギリギリに付けたキスマークはね、陽子が俺のだって証拠なの!

他の男が寄ってこないようにって、虫除けだから・・・・・・ え?俺にも付けたいの?

いーよ、付けてつけて! ・・・・・ほら、ここに・・・・ 強く吸わないと出来ないからね。

シャツのボタンを外して広げた胸元に、陽子が吸いついて・・・・・ちょっとチクリとする感触に、赤い痕がついたと確信する。

2人で鏡の前に並んで、お互いがつけたキスマークを見せ合いっこして、僕たちは微笑み合うんだ。

「陽子は世界一可愛くて、綺麗なんだよ・・・・・」
「言い過ぎです、神戸さん・・・」
「言い過ぎなんかじゃないよ〜〜・・・だって」

「僕の世界の全ては、陽子・・・・・君なんだから」
「たけるさん」
不意に普段呼ばない名前で呼ばれて、抑えようとしても抑えられない俺は、陽子のグロスで彩られた唇を食むように口付けて・・・・・・

そして僕たちは、会場に向かった。




「あ、こっちっす!」
会場のホテルのロビーのカフェで待ち合わせしてた芹沢君を、見つけて陽子と2人で近づいた。

たぶん隣に座ってる、いかにも体育会系って彼が佐藤君かな?

ふ・・・ん、スーツは悪くないな。
鍛えた体にフィットしたスーツは、彼に良く似合った。

短髪に精悍な顔・・・・・どうしてこれで、フラれるんだろう?

「神戸さん、こいつが同期の佐藤です。 ほら佐藤、挨拶!」
芹沢君に小突かれた彼が、慌てて頭を下げて挨拶するんだけど・・・・・彼の視線はさっきまで陽子の上にあったんだ。

パステルグリーンのシフォンドレスに、半アップにクルクルと巻いた髪には小さなピンクの薔薇のピンが飾られて、陽子を上品に彩ってる。

大きな瞳の可愛らしい陽子の腰に腕を回して、抱き寄せれば佐藤君の目が俺の腕に止まった。

惚れちゃダメだよ、佐藤君。

「 神戸です、良いアドバイスが出来るよう頑張ります」
「あっ、よろしくお願いします」
「・・・・・彼女は、僕の恋人だから駄目だよ」
「!!!」

「芹沢くん・・・・陽子のこと、お願いね」
「先輩! 受付はどうすれば良いんですか?」
「お任せください! 陽子ちゃん、こっちだよ」

芹沢君と陽子が受付に行くのを見送りながら、僕は椅子に座って足を組んだ。

「佐藤君の後ろにさり気なくいて、まずいとこがあったら教えるから・・・・それでいいかな?」
「はい、お願いします」
「じゃあ、僕も受付してくるよ」

胸に番号の札を付けられて、佐藤君と会場に入った。

へぇ〜〜・・・室内のテーブルには軽く食べられる物や、ケーキ、果物なんかがたくさん並べられていて。
外の、ホテル自慢のガーデンには飲み物のテーブルがある。

参加者達は自由に其れらを飲み食いしていいって事か・・・・・あはっ、陽子ったらさっそくケーキを取り皿に盛ってるし。

芹沢君がピッタリそばに張り付いてるから、男達が声をかけられないね、よかった☆
さて、佐藤君は・・・・・ あれ?

「どうしたの?」
女性に声をかけるでもなく、椅子に座っちゃってるし・・・・・それはマズイでしょう?

「 あの、自分・・・・不器用なんで」
「不器用って・・・・ま、まだ始まってないからね。好みの子がいたら座ってないで話しかけなきゃだよ」

仕方ないから僕も佐藤君の隣に座って、始まるのを待った。


「神戸さんて座ってるだけでも、絵みたいだね」
先輩のその言葉に、視線の先を伺えばそこには椅子に座る神戸さんが。。。

まるで王侯貴族みたいに、足を組んで座る彼に胸がドキッと跳ねる。
口元に手をやって何かを考えている神戸さんは、本当に素敵で・・・・・1枚の絵のようで・・・

うっとりと見つめている私の耳に、女性達の声が聞こえる。

「あの人っ、すごいカッコいい〜〜」
「私のタイプ! お話ししたぁ〜い」

そこかしこで女性の、そんな言葉を聞いて・・・身渡せば皆、綺麗な人ばかりで・・・・私より、綺麗で大人な人ばかり・・・

沈んでいく気持ちを止められなくて、視線を落とせば服の隙間から見えた赤い痕。
そこを服の上からギュッと押さえて、大丈夫・・・神戸さんは私でいいって言ってくれてるんだから。

自分を奮い立たせて、何も聞こえなかったフリをして・・・・ケーキをパクついた。

ん〜〜〜・・・美味しい!
この生クリーム、すっごい美味しい!

いくつでも食べられそうで、怖い〜〜〜

「陽子ちゃん、ケーキ気に入ったんだ。良かった」
「先輩、美味しいですよ! 何個でも食べられそうで、怖いです」
「そんな美味しいんだ・・・・・・俺も食べよっと! うん、美味い!」
「ね〜〜〜!美味しいでしょ!」

芹沢先輩とケーキで盛り上がってたら、視線を感じて目を向ければ・・・・・神戸さんと目があった。

くすっ・・・神戸さんが柔らかく微笑んで、指を口の端に持っていく。
・・・・・もしかして、生クリーム付いちゃってるの???

私はバックから小さな鏡を取り出し、壁際に寄って顔を見てみれば・・・・・・ついてない。
念のため頬っぺたや顎とかも確認したんだけど・・・・・・・やっぱり、ついてない。

神戸さんに、からかわれた!

後ろを向いて神戸さんを見れば、口に拳を当てて肩を跳ねさせて笑ってるし!
声を出さないで笑い続ける神戸さんに、ぷくぅぅ〜〜〜っと頬を膨らませて彼を睨んで・・・・・

神戸さんを睨んでやろうと思った私の前に突然、真っ黒い壁ができて何も見えなくなっちゃった。

「???」
なんだろうと思って、上を見上げてみれば・・・・・・男の人が並んで立ってて。

「君、可愛いね・・・ちょっとお話いいですか?」
「俺ともお願いします!」
「さっきから綺麗だなぁ〜って見てたんだ。ケーキが好きなら取って来ますよ」
「じゃ、俺は飲み物とってきます!」

きゃぁぁああああああ〜〜〜〜〜 先輩! 先輩助けて!

「あのっ、私・・・私・・・」
キョロキョロと先輩を探すんだけど、嘘っ! 先輩が女性と話してて、私に気がついてないよぉ〜!

「さっき一緒にいた男性、他の女性と話してるね! 邪魔しちゃいけないから庭にでも出ようか」
「え? いいです! 私はここにいます」
「まあまあ、ここの庭・・・素敵なんだよ。さ、見に行こうか!」
「いいです、私はここに居ますぅ〜〜〜」

肩に手を回されて、強引に連れ出された庭は確かに素晴らしいものだけど・・・・・

私は肩の腕を外そうと、身を捻って逃げ出した。

はぁ・・・はぁ・・・怖かった。
トイレに逃げ込んだ私は、しばらく呼吸が落ち着くまで居て、化粧を整えてから会場に戻った。

先輩・・・ 先輩は・・・・・あああ!
先輩ったら女性にグラスを渡して、ニヤけて話してるし・・・・もう、彼女さんに言いつけちゃうぞ!

とにかく、さっきの男の人に見つからないように目立たずに・・・・・・

「見つけた・・・やっぱり素敵な人はオーラから違うんですね、あなたのように・・・」

ひぃぃいいい〜〜〜〜〜〜




「佐藤君、動かなきゃ出会いなんてやってこないよ」
「そう・・・そうですね。 じゃ、行きます」
「堅いっ! 堅いよ佐藤君・・・」

「笑顔ね!」

佐藤君の後ろを歩きながら、さり気なく気がついたことを言う僕だけど。
佐藤君・・・・・・・笑顔くらい見せようよ。

気になる子がいるのか、その娘に真っ直ぐ歩いて行って直立不動で迫るって、なに?なにがしたいの?
距離感が近すぎて、相手の娘・・・ドン引きしてるじゃん!

「あの、よろしければ自分と話をしてはいただけないでしょうか!!!」
「堅すぎるよ、佐藤君・・・」

お手上げ気分で芹沢君をみれば、楽しそうに女性と話をしててさ、あれくらい、佐藤君も明るく話ができれば心配いらない・・・・・の、に???

・・・・・・知らない女性と話をしてた芹沢君。

2人っきりで、楽しそうに・・・・・・あれ?



陽子は!? バッと芹沢君の周りを見たけど、いない・・・・・・いないじゃないか!!!

どこだ、どこに居るんだ・・・・陽子!!!

会場中を見渡してみれば・・・・・・・居た!

ちっ! 男に絡まれてる。

「佐藤君、不器用だから出来ませんなんて言って、俺のアドバイスを生かせないなら俺は必要ないよね? あとは自分で考えなよ」

そう言い終えた俺は、陽子に向かって歩き出すんだ。

俺の世界の、全てな君のそばに、ね。。。


「あの・・・私には連れがいまして・・・・」
「さっきの男性が連れなの?」
「あの人も、連れですが・・・・他に」
「恋人?」
「はい」

「ふぅ〜ん、恋人がいるのにこういう所に来るんだ」
「止むに止まれぬ事情がありまして、人助けのためです」
真面目に言ったのに目の前のその人は、「ぷぅ〜〜〜」と吹き出した。

「止むに・・・・・止まれぬ・・・・って、君、いつの時代に生まれたの?」
「むっ! 正直に話したのに笑うなんて、あなた失礼です!」
「くっくっくっ・・・ 面白い子だねぇ〜〜 ・・・ね、ここ抜け出して僕と良い所に行かない?」
「行きませんっ!」

私はその人を避けて歩き出したんだけど、ついてくる・・・・・・ついてくるよぉ〜〜〜

「あ、良い所って言っても健全な場所だから、心配しなくてもいいよ」
「行きませんっ!」

「僕ね一応公務員だし、変なこと・・・・・特にはしないから」
「特にはって、何ですかそれ!」

「う〜ん、打てば響くとはこういうことなんだろうね、いいね」
「いくないです!」

「ここのケーキより美味しい店知ってるよ、奢ってあげるよ」
「・・・・・・・・場所だけ教えて下さい、自分で行きます」

「ふ〜ん、ケーキ好きなんだ。初めて返しが遅れたね」
「うっ!」

「ねえ、僕と付き合ってみない? 僕ね将来性もあるし、付き合うとお得よ!」
「私には世界で1番大好きな人がいるんです。あなたとは付き合いません!」

「じゃあ、結婚しようか? 将来、警察庁長官の奥様にしてあげる」
「は? 頭おかしいんですか? それに別に長官の奥様になりたいなんて思いません」

「え? 興味ないの? 長官の妻なんて誰もがなれるものじゃないよ?」
「その分、他の人に気を使って過ごさなきゃいけなさそう・・・・私には地獄です」

「・・・・・・面白い。 君みたいな子、初めてだ」
「もう!ついてこないで下さい!」

会場中を壁沿いに歩いて回ってた私は、いい加減にしてほしくて後ろを向いたんだけど。
そこには何故か嬉しそうな男の人がいて、ニヤニヤと私を眺めている。

「恋や愛なんて、一時期だけのもの。人生は長いんだよ? 誰を選ぶのが一番得か、子供じゃないなら分かるんじゃないかな?」

そんな言葉を投げかけられて、私は・・・・・・私の中の何かが、弾けた。

胸にある紅い痕を大事に押さえながら、私は・・・

「もし明日、地球が滅びるとしたら・・・あなたは誰と過ごしたいですか?」
「え?」

「地位や権力で選んだ人と、そんな物、明日にはぶっ壊れるのに・・・その人と、過ごしますか?」
「・・・・・・」

「私は大好きな人と・・・ううん、愛してる人と過ごしたいです」
「じゃあさ、権力を持ってる人が脱出用のロケットを持ってたとしたら? それでも君は、愛する人と死ぬ事を選べるの?」

「その人が助からなかったら、私の世界は終わるんです。同じことです」
にっこりと笑う私は、その人の前から立ち去ることが出来た。

はぁ〜〜・・・やっと逃げられた。

もう神戸さんに帰ろうって言おう、もし一緒に帰れなくても私は先に帰りたいな・・・

そう思って周りを見ようとしたら、急に誰かに手首を掴まれて引っ張られて・・・・・・
あんまり急だから、抵抗らしい抵抗も出来ずに早足で引っ張られてる。

角を曲がって、死角になってる通路で私は、誰かに強く抱きしめられて・・・・・・

あ、神戸さんだ・・・・・神戸さんの香りだ・・・・・・

神戸さん・・・・そう言おうとした私に、神戸さんは私をジッと見つめてきて。
愛しいものを見るように目を細めて、私を見てる。

「僕も、もし明日が最後の日だとしたら・・・・・陽子と、過ごしたい」
「神戸さん、聞いて?」
「愛してる・・・・・」

激しすぎる口付けに酔いしれて、酸欠と陶酔とトキメキで胸がいっぱいな私は、神戸さんと帰って・・・・

愛してる・・・ あなたの声が私を、蕩けさせていくの。

愛してる・・・ 私の声があなたを、煽ってるんですね。

2人で交じり合う・・・ この夜は、特別な夜。。。

あなたに揺さぶられて、私は歓喜の声を上げ・・・・・・そして、2人で・・・・果てていく。
濃密な夜のなか、私は幸せに溺れてしまう・・・・・・




「僕としたことが彼女の名前も知らないね・・・・・お前、調べておくれ」
「はい、畏まりました」

「ふふ・・・暇つぶしに来たけど、面白い子に出会えて、良かった」

ふふ・・・長身のその男性が、会場を去るとき・・・・黒服の男達が周りを囲んでいたのだった。




エッチ関係ではないですが、神戸さんと陽子ちゃんの甘い時を楽しんでいただければ、嬉しいです!

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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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