小ネタ【近寄らないでっっ、神戸さん!】

ちょっと書きたくなった小ネタです。

伊丹さん、行きつけのラーメン屋さんに連れて行ってもらった陽子ちゃん。
初めてのラーメン屋さんにワクワク・ドキドキ・・・・ですが。



「おい、モグラ! 快気祝いに昼飯、奢ってやるよ」

伊丹さんの言葉に嬉しくなった私は、喜んでついて行った・・・・その先は。

ラーメン屋 翔

ラーメン屋さんだぁ〜・・・一度行ってみたかったんです!

「お前はどこのお嬢様だ! 今どきラーメン屋に来るのが初めてってよぉ〜」
「だから、すごく嬉しいです! ありがとう伊丹さん」
「おっ? おお! ・・・じゃあな、俺がラーメン屋の指南をしてやるよ!」
「よろしくお願いします」

そこで私は、伊丹さんと同じものを頼み、同じように食べたんだけど・・・・



もう、やだぁぁあああ〜〜〜〜〜

「何が嫌なんだよ、モグラ」
「だって、生のニンニクがこんなに臭うなんて・・・・・・知りませんでした!」
「けどよ、美味かっただろ? ニンニク食ったら精もつくしよ」
「うぅ〜〜〜・・・」

警視庁に戻ってから、何度も歯磨きするけど・・・・ニンニクの匂いが取れません。

今日は神戸さんとデートなのに・・・・・

事件が昨日解決して、事後書類を作成すれば定時に帰れそうなのに・・・・・

こんな臭い子・・・・嫌がられちゃうよぉぉ〜〜〜

「どわっ! 黙って泣くなよ〜・・・ ・・・コンビニで缶コーヒーでも買ってこい」
「・・・・缶コーヒーなら警視庁にも自販機にあるじゃないですか・・・」
「ばぁーか! ついでに、その、あれだ! あの臭いの消すっての買ってくればいいだろ!」

あ、消臭ケアか・・・・・

「行ってきます!」
元気に飛び出した私は、警視庁の近くのコンビニまで急いだのでした。

「えっと〜・・・ガムに消臭ケアのブレ○ケア、それにミントの飴・・・・その他いっぱい」
消臭と書いてあるものを片っ端から買った私が、コンビニの袋を覗いて何から試そうかと考えながらエレベーターを待っていると。

「なになに? 随分たくさん買ったんだね、陽子ちゃん」
「はい、手当たり次第に買っちゃいました!」
「ん〜・・・このミントの飴、1つ欲しいな」
「いいですよ・・・・・・???」

あれ? 神戸さんの声だ。
って私はさっきから誰と会話してるの?

・・・・・・・・・もしかして?

ゆっくりと振り返ると、そこには爽やかな笑顔の神戸さんが、面白そうに私をみてカッコ良く立っていた。

「うきゃぁあああああーーーーー」

私は両手で口を押さえて、思いっきり後退った・・・・・悲鳴付きで。




え?え? どうしたのさ、陽子ちゃん!

少し遅めの昼食を食べに外に出た僕が、警視庁に戻ってエレベーターに向かえばそこには・・・・
コンビニの袋の中を覗き込んでる彼女の背中に、遭遇したんだ。

ずっしりと中身が入ってそうな袋の中を、横から覗いて声をかけたら・・・答えてくれる陽子ちゃん。

きっと無意識なんだろうと思って、彼女が僕に気がついた時のリアクションを想像して、頬が緩む。

ビックリして赤くなる君を想像していたら、なに? なんで?

彼女は口を押さえて、瞬間移動したみたいに後ろに後退った。

・・・・・・想定外なんだけど。

その動きが怯えた小動物みたいで、可愛い。

っと、そうじゃなくて!

どうして、僕から逃げるのかな? ウサギちゃん?

右手で前髪をサッと流しながら、視線は君だけを見つめている僕に、君の頬がみるみる赤くなって行く。

そう、その反応が見たかったんだ。

・・・・でも、両手は口を覆ったままで・・・・・何かあったのかな。

1歩、2歩、近づいていけば陽子ちゃんたら、エレベーターの壁にくっついてるのに後ろに行こうとして後頭部をぶつけてるし。

「くすくす・・・・どうしたの、陽子ちゃん」
「なっ・・・なんでもないんです」
「くれないの? ミントの飴」
「あっ、い・・・いま開けます」

焦って飴の袋を開ける彼女が、3つ僕にくれたんだけど・・・そのまま歩き出すのを腕を掴んで止めたんだ。

「あのっ! わたし・・・階段で行きます」
「もうついたよ、エレベーター・・・・・・おいで」
「でもっ!」
「いいから・・・・おいで」

2人きりのエレベーターの中、1歩、僕が近づけば、1歩、後退る君。

数歩の追いかけっこで、壁に背中をつけた君を・・・・・捕まえる。


僕を嫌がってる? ねえ、陽子・・・・そうなの?


僕が問えば首をフルフルと振る君に、僕は沈んだ表情で・・・溜め息をつく。

「でもさ、さっきから陽子・・・・・俺を嫌がってるよね? 何かした?」
「違うんです・・・・」
「じゃあ、なんなんだよ!」

陽子の顔の横に【ドンっ!!!】と片腕をついた。

「俺を・・・・嫌がらないでよ・・・・お願いだから」
切なくて・・・そう囁けば、陽子も苦しそうに切ない顔して、訳を話してくれた。




「え? ラーメン屋でニンニク入れた臭いが、僕に嫌われると思ったの?」
「だって、臭いじゃないですか? 口からニンニク臭させてる彼女なんて・・・・」
「くすっ・・・・嫌がんないよ、そんな事くらいで!」
「でも・・・・」
「今日だけのことでしょ? それに何度も歯磨きしたって言ってたでしょ? そんな臭わないよ」

それでも陽子は気になるみたいで、息を確認したり、自分の服をクンクン嗅いだりしている。

僕たちは屋上に場所を移動してるんだけど、ここって普段は誰も来ないからいいんだよね。

あ! ・・・・・いいこと思いついた。

僕はさっきもらったミントの飴を1つ、口の中に放り込んだ。

爽やかな香りが口の中いっぱいに、広がって・・・・・んふっ。

「陽子!」
顔を上げた君を抱き寄せ、抱きしめ、キスをする。

「んふぅぅ〜〜〜」
もう! 暴れないの!

僕の胸を押す彼女だけど、力じゃあ・・・ 僕が勝つよね。

彼女を逃がさないよう、腰と後頭部に腕を回して固定しちゃう。

「んん・・・・」
「ん・・・・」

陽子の口を舌で突ついて、開けさせる合図を送る。
諦めたのか、少し開いた口に・・・舌を滑り込ませて、僕の口の中にある飴も一緒に滑り込ませた。

そのまま彼女の口の中の飴を、僕の舌で転がして・・・僕は唇を離した。

真っ赤になる陽子の頬を、両手で挟んで僕は言うよ。

「2人で一緒の臭いになれば、気にならないでしょ?」
「神戸さん・・・・」

抱きついてきた陽子を受け止め、抱きしめ返していると彼女が小さく・・・・

「神戸さん・・・・・・大好き」
「僕はね、愛してるよ・・・」

僕んポケットにはまだ、2つあるんだ・・・・・飴がね。

新しい飴を1つ、口に放り込んで・・・・・・君と味わおう。

僕の口から陽子の口へ、陽子の口から僕へ・・・・・・ふふふ。

素敵な午後になったよね。

キス以上は、今夜・・・・・・ね☆




シーズン8、15話『狙われた刑事』をみていて、一気に書いちゃいました。
楽しんでいただければ、嬉しいです!
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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