ざわつく夜 《 上司に媚を売る女 》 : 1

今週も面白かったです、『ざわつく夜』

で、そこからの神戸・薔子配役で妄想が・・・(笑)




私は旅行代理店に勤める薔子、今年で28歳になりました。
会社ではチームのチーフを任されていて、仕事にも後輩の世話なども含めて毎日頑張っています



・・・・・・・・・・頑張ってはいるんだけど、頭の痛いことが1つ。。。

「薔子先輩! 課長の誕生日プレゼント代、1000円でしたよね、遅くなってすみませんでした!」
「確かに預かります」

チームの直属の上司の課長が明日、誕生日なのでみんなでお金を出し合ってプレゼントしようってことになってるんです

「これであとお金を預かってないのは・・・・・・・・彼女だけか」
私は横の机でパソコンを見ている去年入社の後輩、ユカを見た

『苦手なんだよな・・・』

そんな思いをしまって話しかけるのだけれど、何度も呼びかけているのに知らん顔・・・・・なんで?

「ユカさん、ユカ! 」
ユカの顔の前にニュッと手を突き出せば驚いてこっちを見たけど、今気がついたの?

訝しげに見ていたらユカは両耳から耳栓をだし、不満げに私を見る

「あ〜ビックリした!」
「・・・・・・仕事中に耳栓してるの?」
「そうですけど、なにか?」

呆れてしまう私に無愛想に聞いてくるユカに、課長の誕生日プレゼント代を言えば財布から千円札をだし渡してはくれたけど・・・・・また耳栓をしてパソコンに向かう

その翌日、チームのみんなで課長にプレゼントを渡していると、今までいなかったユカが入ってきて・・・・・

「課長、ちょっと手を貸してください・・・・・ああ、やっぱり冷たい! 課長の手、こんなに冷たい〜〜〜」
私達からのプレゼントを開けようとしていた課長の手を取り、両手で挟むようにして握るユカ

「これ、私からのプレゼントです」
握っていた手にプレゼントの包みを渡せば、課長が目を輝かせて喜んでいる

「手袋か、ありがとうユカ君! 君の心のように暖かいなぁ〜」
「やだぁ〜課長ったら! ハッピーバースディ!」

みんなでプレゼントしようと決めたのに・・・・・・ 私の胸がザワザワとしてくるのだった

その日のランチで同じチームの娘がユカに腹がたつと文句を言うのを、宥めるのも一苦労だった・・・

・・・・・・もっと協調性を持ってくれないかな

食欲のなくなった私は半分くらいを食べ残してランチを終えたのだった




それからしばらくして課長から、私達の部署の部長が変わることを聞いた
なんでも新しく部長になる方は凄く遣り手だそうで、業績を次々と上げていくため将来の社長候補とも言われているらしい

その噂の部長が私達に挨拶に来てくれたとき、あまりのカッコ良さに自分の目が部長に釘付けになるのが分かった

「きゃ〜・・・カッコイイ」
「まだ40歳前なんでしょ? なのに部長職だなんて凄すぎるぅ〜」

スラリとした細身の体躯に、ピッタリのダークブルーのスーツ・・・・・・中のシャツは襟と袖口が白の薄い黄色、ネクタイは紺色のたぶんスーツと同じくブランド物で

服の趣味もセンスがよくて良く似合っている・・・

小木曽課長の後ろから歩いてきた新部長は、前髪をさらりと指で流して私達の前に立つ

「この度、新しく企画課の部長に就任しました神戸と申します。 畑違いのところからの就任なので最初は戸惑うことがあるかもしれませんが、皆さんのフォローを期待しています」

にっこりと微笑む神戸部長の笑顔に、《どくっ!!!》と心臓が跳ねて、つぎからは ドキドキと忙しない鼓動に戸惑うばかりで・・・・・・・

もしかして私・・・・・・・・もしかしなくても私・・・・・・・・・一目惚れしちゃったの?

ずり下がるメガネを指で押し上げ、眩しい笑顔で顔が赤くなっているだろう私は俯いた

「神戸部長って凄く素敵ですね〜〜・・・ 」
甘ったるい聞き覚えのある声はユカのもので、さっそく横一列に並んでいた私達から抜き出て部長の隣をゲットしている

「私ユカです。 何か困ったら私に言って下さいね! すぐにお手伝いしますから」
「ありがとう、心強いよ」

・・・・・・凄いよユカ。 私は口下手だからそういう風には振る舞えないなぁ・・・

部長の挨拶も終わり、それぞれ業務に戻ったあとも、ユカの視線は奥にある部長席へと注がれて・・・・・

・・・・・・・その熱のこもった視線を目の前の企画書に向けてくれると有難いんだけど・・・・・・

「ふぅ・・・」
仕方ないチーフとして小声でユカに注意し、やっと彼女の顔をパソコンに向けさせられたのだった

・・・・・・・・注意したとたん『チッ!』と舌打ちされたけど、気にしない・気にしない

過去に 課長から注意してもらおうとした私は、逆に私の指導が悪いと課長からお叱りを受けたことが何度かありもう諦めていたのだった

新人は誰よりも早く来て皆の机を拭き、給湯室のポットでお湯を沸かしておき 朝・昼食後・3時頃と皆にお茶を配る
来客があった時は進んでお茶を淹れること

これは私が入社した頃にはすでにあったもので、この部署の新人はみんな通って来た道だった

しかしユカは頑としてコレをせず・・・ 唯一するのは課長や来客へのお茶汲みだけだった

これにも課長に注意して下さいと言えば、逆にいつも1番に来ている私がすればいいと叱られて・・・・・

課長には見えないよう私に舌を出してるユカに、怒りを通り過ぎた私は呆れてしまうしかなかった

毎朝の机拭きとお茶は私がするようになり、昼食後や3時のお茶は他のチームの娘がやってくれることになった

・・・・・・・・課長のお茶だけはユカがするんだけどね

はぁーーー・・・・・・ 指導って難しいな

「ユカが特別ヘンなだけです! 私は薔子先輩に指導されて一人前になれました、感謝してます!」
「そうです、ユカが変なだけですよ! 教えているのに膨れる・ゴネるは、当たり前! 自分が嫌だと思ったら仕事も放り出して知らん顔ですもん」
「いくら取引先のお嬢さんだからって、課長もご機嫌取りばかりしてて・・・・あー腹立つ!!!」

「どうしたものかしら?」
そのことを考えると食欲がなくなる私は、箸をおいてしまう

「明日、ユカと話をするわ・・・ ちゃんと話せば分かってくれるわよ!」
「先輩、がんばって!」

仕事なんだもの、好きや嫌いで仕事を選ぶなんてこれからの事を考えればユカのためにもならないわ!

私は朝、出社したユカと昼休みに 空いてる会議室に入って話をしようとユカに伝え、待っていた

でも待てど暮らせどユカは来なくて、仕事に戻らないといけない時間になり席へと向かえば私の隣の席にはユカが何時ものように鏡で化粧を直していた

「・・・・・・・待っていたのに、どうして来なかったの?」
「私に話しなんてないんですもん! 薔子さんがチーフ風をふかして私を虐めるために呼び出したのに、どうして私が行くんですかぁ〜〜・・・・行くわけないでしょ〜〜〜」

「虐め? 私が? 私はこのままじゃあ仕事を覚えられないあなたを心配して・・・ 仕事の選り好みばかりしていたらいざという時使い物にならないのよ!」
「偉そうに・・・ ああ、ウザいから耳栓つけなきゃ仕事ができないわ!」

ユカが耳栓をつけパソコンで仕事を始めれば、私はもう・・・・・何も言う気がしなくなった

「はぁ〜・・・」
ため息だけが増えていく・・・・・・そして事件が起こった




「ユカ君、バス旅行の企画案を纏めたものチェックしたいから出してくれないか?」
その案件は1週間前にユカに任せた仕事だった

「・・・・・・・あ」
ユカの小さな声が聞こえたきがして私は仕事の手を止め課長とユカを見ていると・・・

「私、バス旅行の案件なんて聞いてませんけどぉ〜〜・・・」

甘ったるいユカの声がフロアに響いた気がした

「は? ちょっと待ってユカさん! その案件は1週間前に課長からの指示で私、あなたに任せたわよね」
「聞いてません! 薔子さんの思い違いじゃないんですか?」
「おいおい、午後から打ち合わせなんだぞ! どうなってるんだ!」

「私、薔子さんからは何の指示も受けてないです」
「おいおい鈴城君、きみは自分のミスを人のせいにするのか!!! へたな言い訳をする前にまず言わなきゃならない事があるだろう!」


・・・・・・・・・・・頭の中がショックで真っ白になった・・・・・・・・・・・

目の前で私の言い分も聞かずに怒鳴る課長に、私は・・・・・・

「申し訳ありませんでした」
頭を下げるしか、なかった

「それと先週締め切りの決算報告書も出てないんだがな・・・・ どうなってるんだ!」

それは、ユカが課長に提出したと言っていたのに・・・・・・それも、出してないの?
呆然とユカを見ていると。。。

「それも人のせいにするのか? この状況で君に何ができる? 謝ることしかできないんじゃないのか?」

私はまた、頭を下げるしかなかった ・・・・そのときユカは。。。

「課長、私も悪いんです! 私がちゃんと確かめればよかったんです!」
「ユカ君は悪くない! 悪くないよ! まったく・・・よっぽど後輩の方が優秀だな 」
震える手を強く握りしめた私は、課長が怒ったまま席を外すまで項垂れて罵声をあびていた

課長がいなくなった途端、椅子を私のそばに寄せたユカ・・・

「ちょっとなにあれ〜・・・こわぁーい! なにもあんなに怒らなくてもいいのにって感じじゃないですかぁ〜〜」

「甘いものでも食べて元気だしてください! ファイトォーー!」

ユカが私の掌の上に小さなチョコを1つ置いて、笑顔で私を励ましていた・・・・・・・

そう、あなたの仕事に対する思いってそんななんだ・・・・・・
自分が任された仕事を放棄するだけじゃなくて、指示も受けていないと平気な顔して嘘をつく



・・・・・・・・・もういい、もういいわ!!!
あなたの事は、もういい! 私はもう指導しようなんて考えないし、チーフも辞める!

でも、このままじゃあ終われないわ!!!
私はこの仕事が大好きなんだもの、何が何でも間に合わせてみせる!!!

「課長、打ち合わせは午後ですよね! 今からすぐに企画案をまとめます。 決算報告書も必ず今日中にあげます! お叱りはその後でお願いします 」
「・・・・・・早くしろよ」

課長も私の勢いに呑まれたのか頷いてくれたため私は今日の業務を横に置いて企画案をまとめ始めた

「先輩、私も手伝います! 資料はこれですよね」
「薔子先輩! 先方が打ち合わせの時間を遅くしてほしいと連絡ありました!」
「薔子先輩の今日の業務は私が代行します。 こっちは 任せて企画案に集中してください!」
ユカ以外のチームの皆が分担して私を手伝ってくれるのに、思わず目頭が熱くなってくるけど今はそんな時間ももったいない!

腕を捲り上げポキポキと指を慣らして私はパソコンに向かう

「久しぶりに出るわよ、先輩の本気モード!!!」
「神懸かりみたいに集中しちゃうから、邪魔しないよう電話も私達で応対しましょう」

私は一心不乱に大まかに出された企画を細かく立て直していく
昼食もとらずに夢中になって仕上げた企画案をプリントし、課長にチェックしてもらいOKが出たのが午後の2時過ぎ・・・

3時の打ち合わせには何とか間に合ったのだった

息次ぐ暇もなく次は決算報告書。。。。。

パソコンに打ち込みながらも不備がないかと電卓で検算していく私を尻目にユカは、綺麗に整えられている爪先にヤスリを当てて磨いている

半分以上終わらせたころ残りは残業することにして、今日の業務に戻るため手分けして手伝ってくれたチームの皆に礼を言う

「私に任せてくださいなんて言ったのに、先輩の半分も出来ませんでした・・・・すみません」
「いいのよね、助かったわ! 本当に助かった・・・・・・皆、ありがとう! 落ち着いたら奢るから、どっか美味しい店見つけといてね!」

そうして私は再び、パソコンに向かい仕事を片付けていくのだった

それから今日の分の仕事を片付けるまでに外は真っ暗になっていた




ユカは定時にさっさと退社していき、手伝ってくれた皆にも帰ってもらった私は残りの決算を計算し始めた
自分のデスクしか灯りがないオフィスは少し不気味で、早く終わらせようと必死で電卓を叩いている私

カツーン・・・・カツーン・・・

気がつけば背後から靴音が・・・・・・・・・ 【 ぴとっ!!! 】

何か冷たいものが首筋に当てられて!!!

「うきゃぁああああああああ・・・・・」
「うわっ」

驚いた私が悲鳴をあげ後ろを振り向けば、そこには驚きで目を瞠る神戸部長が缶コーヒーを持って立っていらっしゃったのでした

「申し訳ございません」
椅子から立ち上がった私は膝に額がつくほど深々とお辞儀して謝り続けた

「いや、僕も驚かしちゃったからさ・・・ ごめんね」
「いえっ・・・・もうほんと私そそっかしくて・・・・・すみませんでした」
「じゃあ、お互い様ってことでこの件はこれでおしまい、ね!」

にっこりと微笑む神戸部長・・・・・・ああ、眩暈がするほどカッコイイ!

「君1人で残業なの? ・・・・・・・それは決算報告書かな」
「はい」
「それの提出は確か先週だったよね?」

・・・・・ああ、憧れの神戸部長に仕事の期限も守れないダメな社員だと思われるよな・・・・・・

「はい、その通りです。 私の判断ミスで今日まで提出できなくて申し訳ありません」
「君の判断ミス?」
そう・・・私の判断ミス・・・・・・ユカに仕事を任せてしまった私が悪い

「まあ、それはいいとして・・・・ どうして電卓も使ってるの? 二度手間じゃないのかな?」
「以前・・・・・新人の頃なんですが、パソコンで打ち込んでると間違いがあったのでそれからは電卓で検算しながら打ち込んでいくことにしたんです」
「え? そうなんだ・・・・・ もしかして此処のパソコンが古いからか」
「もうそんな事はないとは思うんですが、どうしても検算しないと気持ち悪くて・・・」

何話してるんだろう、私ったら! これじゃパソコンがうまく使えないみたいじゃない!

「・・・・・ふふ、真面目なんだね」
「・・・・・・・・真面目すぎて面白味がないんです」
「ん?」
「なんでもありません! 仕事に戻ります・・・ 今日中に終わらせたいので 」

気の利いたことも言えない私は早く部長に立ち去ってもらいたくて可愛げのない事を言っている
・・・・・・これがユカなら、甘えた声で会話を弾ませられるんだろうな

「じゃ、検算は僕がするから鈴城くんは打ち込みしてってね」
「は? いえそんな、部長の手を煩わせるなんて勿体無いことですので止めてください!」
「勿体無いって・・・・・・なんだよ、それ」

「ですから部長に手伝って頂くなんて畏れ多くて罰があたります!」
「くっくっくっ・・・・・・畏れ多いって・・・・・・僕のことどんな風に思ってるのさ」

「これは私のミスなので、自分のミスを部長に手伝わせるなんて、あの・・・その・・・・・やっぱり畏れ多いことです!!!」
「くくくっ・・・・・・いや、君って面白い子だね! っこんだけ笑えたのって久しぶりだわ」
「あうあうあうあう・・・・・・・・・」

頭がパニックです・・・・・ でも目を細めて笑う部長、可愛いなぁ〜

「いいから早く終わらそうぜ! さっさと打ち込む! あ、部長命令ね」
「・・・・・はい」

それからは私がキーボードを打つ音と、部長が電卓を叩く音だけが続いて・・・・・・・1時間ほどで残りを全部仕上げることができたのだった

「ありがとうございます部長!」
「いえいえ、終わって良かったね」
「はい!」

笑顔で部長にお礼を言った私は、疲れた目を解そうとメガネを外して目薬を引き出しからだした

「あ、目薬あるの? 僕にも貸して?」
「はい、どうぞ」

差し出した私の顔を部長が見てる気がするんだけど、どうしたのかな?
部長と違って そんな大した顔でもないから、なんだか恥ずかしい・・・・

「・・・・・・・部長?」
「あ、うん・・・・・・借りるね」

きゃぁあ・・・ 部長が使った目薬、私の宝物にしようっと!

それから部長がタクシーで送ってくれたので日付が変わる10分前には家に帰ることができた

「部長・・・ ありがとうございます」

残業したけど部長とお話もできたし、良いこともあって良かった

・・・・・でも、私はもうユカとは仕事ができない
明日、課長に指導係りを辞めさせてもらおう・・・・そんな事を思いながら吸い込まれるように眠りについたのだった




んんーーー・・・ 眠い! 眠いけど朝1番に出社して皆の机を拭いていくと、自然と仕事モードになってシャキッと背筋が伸びていく

部長の机は昨日のお礼も兼ねて丁寧に拭いていく・・・・・・こんな事くらいしかお礼ができない私ってやっぱり、つまんない子だよな

さて、お湯を沸かして昨日のお礼に美味しいコーヒーを淹れよう
・・・・・・ そして、課長に話そう

私は出社した課長に決算報告書を提出し、時間をとっていただけないか聞いてみた

「じゃあ、朝礼後・・・・・第3会議室で」

朝礼後、第3会議室で課長を待っていると暫らくして課長が入ってきた
私はユカの指導を辞めることを伝え、今後は課長が直接ユカに仕事の指示をしてもらうようにお願いした

怒られるかと思えば課長は「分かった」と言ってくれて、私は肩の荷が下りてホッとしたんだけどね

「その変わり君にはチーフも辞めてもらう」
「はい、分かりました」
これは想定内だし、自分からも辞めたいと思ってた事だし異論はなかった

「それでだ・・・・・・空いたチーフにはユカ君になってもらうから。 君は前任者としてユカ君をフォローするように!」

なんでそうなるの・・・・・・・ さっきまで軽くなった気持ちが、どっしりと重くなってしまった

ユカがチーフになって1週間、私にだけ振り分けられる仕事がありすぎて毎日終電間際に電車に飛び乗る毎日

でも、やってもない事で謝ったあの日の事よりマシだと考えた私は、仕事に没頭していた

「皆さん、今夜は神戸部長の歓迎会をしますね! 仕事はさっさと終わらせて参加してくださいね!」
ユカの甘ったるい声が聞こえたけど、私は今日も残業しなきゃ終わらないから行けないな・・・

「薔子先輩は行かないんですか?」
「うん・・・ 仕事が終わんないからね」
「ユカったら自分の仕事まで先輩にさせてるんですよ!」
「今までも仕事してなかったけど、楽で課長にいい顔できる仕事しかしないなんて何か間違ってますよ!」

「でもさユカがあんな事して穴を開けるより、私がした方がキチンとできるじゃない! そう思うことにしてるんだ」
「・・・・・それもそうですね。 仕事を任せても放置して責任は先輩に押しつけるなんて社会人として信用できませんからね」
「それに課長がアレですもんね・・・ ユカの手の上で転がされてるって気がついてもいない・・・上司として情けないですよ」
「私達にも回してください! 全部は無理ですけど1つや2つなら出来ますから」

「ありがとう」
また潤んでくる目を誤魔化しながら皆を見ていると1人がニンマリと笑って、私の脇腹を肘でつついてくるんだけど?

「それに薔子先輩が部長のこと好きなのはお見通しですよ! 今夜の歓迎会でアタックしてください!」

おわぁっ! バレてた? バレてたの? やだーーー・・・・ //////

真っ赤になった私をみて皆が笑うけど、それは暖かい感じで・・・・・私は良い同僚に恵まれたな〜・・・・・

「さ、やりますよ! 先輩もほうけてないで手を動かす!」
それから手伝ってもらったおかげで私は皆と同じ時間に終われる運びとなった

わーい! 久しぶりの飲み会だし、部長の歓迎会だし、私はウキウキとする気持ちを止められないでいた

「先輩、嬉しそうだね」
「良かった! ユカに自分の仕事までさせられてさ、それでもこの仕事が好きだからって頑張ってるもんね先輩」
「1つ上なんだけど先輩って可愛いよね〜 」
「部長ってまだ結婚してなかったよね? 先輩とくっつけばいいのに!」
後輩たちが私の事をそういう風に話してるなんて、気がつきもしない私は化粧直しにトイレへと向かった

「??? ・・・・・・・・・なんだろ、この書類の山は」

戻った私のデスクの上には山ずみの書類が・・・・・・・・本当に山のようにあるんだって!
疑問に思いながらペラっと捲ればそれは。。。

「・・・・・これってシュレッダーかける書類じゃ・・・」
「そうでぇーーす!  このダンボールの中の書類もシュレッダーお願いしまァーーす!」
 
横にはいつの間にかダンボールが3箱・・・・・

「今日中にお願いしますぅぅ~~~・・・・・デキる女の薔子さん」
私は歓迎会には出るなってことよね。。。

仕方なく私はシュレッダーをかけ始めた・・・




長くなるのでここで一旦切ります!
いやぁーーこういうオフィス関係の話って燃えますね!

ネタは≪ざわつく夜≫ですが、このエピソードやユカの人物像、実は過去に実際に体験したり見ているものも含まれます。

では、楽しんでいただけたら嬉しいです  (^-^)/
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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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