相棒《古美門乱入妄想話》

リーガルハイ! 面白いですね〜

面白いとどうしても湧いてくる妄想話。

なので、リハビリでこんなの書いてみました。

まだ黛ちゃんがくる前の古美門事務所です!

短めで。。。



「薔子ちゃん、弁護士の知り合いがいるんだ」
「ええ、私・・・法学部だったんで弁護士になった友人がいるんです」
「・・・・・友人て男?」
「女性です、しかし今から会う人物は彼女の先輩だった・・・・・・男性です 」
神戸の気になる所は薔子が法学部だったことより、友人が男性なのかどうか・・・・・・だった

神戸の愛車GTRで向かう先は、薔子の知り合いの弁護士の事務所だそうで・・・
ミス・グリーンの弁護に立ってくれる弁護士を探す神戸に、薔子が紹介するため向かっているのだった

「あ、ここです」
「へぇ〜・・・立派なお宅だね」
「先輩、相手は無敗の弁護士なんですが、性格に少々・・・・・いや、だいぶ問題がある人なので、あくまでも此方は冷静を保ってくださいね」
「え? 弁護士なのに性格に問題があるの? ・・・・ん〜分かった」

「では行きましょう お久しぶりです服部さん」
「お待ちしておりました、鈴城様」
「嫌ですよ、服部さんは薔子って呼んで下さい」
「そうでございますか? ・・・では改めまして、お久しぶりでございます、薔子様・・・と、お連れの方」

3人で家の中に入れば、アンティークな家具や植物で、落ち着いた空間が広がる

その中に前髪を8:2できっちり分けた男がニコニコ笑顔で立っており・・・ 薔子の姿を見て両手を広げ近づいてくる

「これはこれは法曹界の薔薇と謳われる機会がありながら警察などという不粋な場所へ行った鈴城薔子君ではないか! 君は弁護士資格も持っているのだからいつでも警察をやめて法曹界に戻れるのだ、なんなら今日から僕の事務所に来てもいいぞ! 」
「長っ!!!」
「いつものことです」

寄ってきた古美門をスルリとかわし、服部の淹れた紅茶を受け取る薔子

「本題に入ります、こちらにお座り頂けますか? 古美門先生」
「いいだろう、話したまえ」

「先輩も座っていただけます?」
薔子の笑顔に促され席についた神戸を古美門が睨みつけるように見ている中、薔子が緑の罪状や事件のあらましの書類を読み上げる

「引き受けて頂けますか? 古美門先生」
「条件がある」
「条件? 」

「1つ、この案件でその緑という老女を無罪に持ち込めば鈴城君、君が一晩僕に付き合うということだ」
「そんな条件、飲めるわけないだろ!」

「では代案で、警察をやめて僕の事務所にくること! 僕のそばにいること!」
「なんで職業を変えることが条件なんだ! 最後のは個人的な願いだろうが、却下!」

「いちいち横から口を出してくるこの色男との関係は知らないが、鈴城君、君は僕のモノになるんだ」
「薔子ちゃんはお前のモノにはならないし、僕がさせない!」

「何だお前は!!!」
「お前こそ なんだよ!!!」

額をつけるように向かい合う2人が睨みながら、言い合う様子を見ながら薔子は服部に紅茶のお代わりをねだる

「服部さんの紅茶、美味しい」
「そろそろ止めていただけますか?」
「はい」




「僕は警視庁の神戸! 薔子ちゃんとは同じ部署の先輩なんだ 」
「私は無敗の弁護士、古美門研介だぁああああーーーーー」
「薔子ちゃんとは、いつ、どうやって知り合った?」
「貴様に教える義務はなぁぁーーーあああい!」

「そこまで!!! 古美門先生が引き受けて下さらないのなら、私は三木法律事務所に行こうと思います。 沢地さんからも何かあったら相談して欲しいといわれてますし」

「ふん! 行きたいのなら行けばいい! あの三木法律事務所でか弱い緑という老女が刑務所に入るところを見たいというのならばな!!! 私ならば無罪にするなど造作もないことだが、あの三木法律事務所だとそうはいかないだろう! ああ、可哀想な緑さん! 年寄りに刑務所の寒さは答えるでしょうねぇぇーーーーー」

「長っ! しかも息継ぎどこでしてんだよ」
呆気に取られて見ている神戸の前で、演説ぶる古美門を見ている薔子の口角が上がった

「・・・大丈夫、私がこう言えば三木所長が直々に受けてくださりますから・・・」
「どういうんだね? 」

ニッコリと満面の笑顔を浮かべた薔子の形良い唇が、ゆっくりと言葉を紡ぐ。。。

「いたいけな御婦人の弁護を、古美門先生が受けては下さいませんでした」
「ふんふん、それで?」

「正義よりも、道義よりも、金銭しか見えていない古美門先生には、この依頼は無理なんです! 何せこの弁護の時には裁判官の情に訴え情状酌量を120パーセント引き出さなければいけない!」
「・・・・・・・・」

ニッコリと笑う顔の薔子の背後から、真っ黒な靄が立ち昇るのが見えるような気がする、神戸。

「無理でしょうとも・・・ 弁護士会きっての無礼者の古美門先生には、裁判官の心情を逆なですることは出来ても緑さんに同情させて涙の1つも溢させる事なんて出来はしないのですから・・・ と、三木先生に言います」
「それは僕が依頼を断ったのが、出来ないからだと思わせることか? 三木に!」

すーーー・・・・・・・・・

薔子の手が古美門の頬を撫ぜれば、彼はうっとりと目をつぶる

「沢地さんは私に味方して下さいますから、彼女からの援護射撃で 三木先生自らがこの依頼を受けてくださいます」
「・・・・このさわさわと触るのも三木にするつもりかね?」

「・・・・・・ええ、もちろん。 男性に頼み事をする場合、女性がボディタッチをするのとしないのとではOKされる割合が違ってきますからね・・・ もっと、違う場所を撫で撫でしちゃうかも・・・」

薔子の白い指先が古美門の耳を擽り・・・・・・服部が彼にハンカチを差し出す

「先生、涎が」
「ジュルル・・・・ ありがとう服部さん! よろしい私がこの依頼受けましょう! 報酬は2千万!」

「高い! 2千万なんて払えるわけないだろう! 緑さんは年金暮らしだし、その金額だと家を売らないと払えないじゃないか!」

「ふん、だから貧乏人は僕に依頼しに来ないで頂きたいな! 2千万は2千万だ! ビタ一文負けないからな!!!」
「・・・・・・・・僕がはら・・・むぐぐぐ」

神戸が自分が払うと言い出す前に、薔子の手が彼の口を塞ぐ

「・・・・・・へぇ〜・・・古美門先生はこの裁判に2千万もの報酬分の労力を使うんですか? この裁判にね・・・ずいぶん力をいれて裁判してくださるんですね〜〜」
「おいおい薔子君! 僕のような優秀な人物がこんな裁判で力をいれる訳がないだろう? まあ、せいぜい2割くらいの力で正当防衛まで持っていけるさ!」

「2割・・・・・・じゃ、2千万の2割で400万が成功報酬ですね。 ありがとうございます」
「400万? 何だその金額は? 鼻かみか? 僕が言ったのは2千万・・・・・・・なんだそれは?」

「ボイスレコーダーですよ、知りませんか?」
「それくらい知っている! 今の会話を録音したというのか?」
「はい! 効力も何もないですが・・・ 2割の力で勝てる裁判に10割の報酬を要求するというのは、どうでしょうか?」

「はぁーーー・・・・・ちっ! 仕方ない400万で受けてやろう! だが、薔子君! これは君に貸しだからな!」

疲れた古美門がそれでも薔子の眼前に指差しながら『貸しだ! 貸しだからな!』と騒ぐのを笑って見ていられる彼女に神戸は感嘆の拍手を送る

それを薔子が綺麗な振舞いでお辞儀する
胸の前で手をクルリと回し、そのまま胸で止め・・・もう片方の腕は横に広げ、片足を一歩後ろに引き頭を下げる・・・・・・

その仕草に神戸だけではなく服部も拍手していた。。。




「さすがだね・・・ 緑さんの最初の殺人を正当防衛で認めさせ、爆弾を使って殺そうとした第二の事件は・・・ 姉妹を殺された事実を受け止めきれない姉の錯乱とし、爆弾を僕に渡したことで自首扱いを求めるだなんて」
「・・・・・・これで緑さんは またあの家で静かに暮らせますね」

「色々と問題ありまくりな弁護士だけど腕だけは一流だね」
「ええ・・・ でも、彼は何よりも分かってるんですよ」
「・・・・・薔子ちゃん?」

「正義が勝つ・・・・・・そんなことばかり あるわけじゃないこと・・・・・・」

傍聴席にいた2人に向かって古美門がピースをしていた。

意味深な言葉を聞いた神戸が薔子をじっと見ているが、彼女は席を立ち古美門を呼び寄せ・・・・・・ガシッと抱きしめ勝利を祝福している

が、薔子はいつもの仕立てのいいダークスーツ・・・ 知らない者が見れば綺麗な男性にも見えるため、周りからは変な顔して見られている

「祝杯を上げよう!」
「服部さんに最高のシャンパンとワインを届けておきました。 先生にはスーツのお仕立券を・・・」
「ははは・・・ 早く行こう!」

神戸の愛車で古美門と薔子を家兼事務所に送り届けた神戸は、上機嫌な古美門に引きとめられ家の中での祝勝会に参加することになった

「はい、成功報酬の400万」
神戸が立替えた、ぶ厚い封筒を古美門に渡せば、彼は満面の笑みで眺め、服部に渡し・・・・・・よく冷えたシャンパンをグラスに注いで飲み干した

神戸のことだ、このお金を緑に催促することはないだろうが・・・・・・

「君からは少なすぎて雀も笑うような金額だが確かに報酬はいただいた! その他に薔子君からの心付けとして、この美味いシャンパンとワインが箱単位で我が家に届いたし、このスーツの仕立て券・・・・・・オーダーメイドのスーツ店でも老舗の店で、客を選ぶという店のものだ! あわせれば僕が言った2千万になる」
「一応、私は公務員なのでね。 現金でのやり取りは控えさせて頂きました」

「しかし、老女とはいえイチ犯罪者にそこまで入れ込むなど・・・どんな理由があるのか聞いておきたいんだがな」

「・・・・・・・警官は捕まえるのが業務、罪を犯す前に防ぐのも業務、罪を重ねる前にやめさせるのも業務・・・・・・だけど、警官も救いたい人がいる。私も、彼女を救いたかった・・・できれば第二の事件を起こす前に」

「また青臭いことを・・・ 君は昔から変わらないな」
「変わり様がありませんよ、私が警察官である限りは・・・」

「僕にはどうでもいいことだがな! 僕はいたいけな老女やそこの色男なんかより君に興味がある! 前から言っているとおり我が事務所に来ないかね? この僕が自ら誘うなどそんなにあることではないのだよ薔子君! 君のその青臭い正義感を弁護士として遺憾なく発揮してほしい」

「・・・・・・毎回毎回 長ったらしいんだよ! 薔子ちゃんは警察に必要な人材なんだ、こんな性格破綻者と一緒に仕事なんてしないよ! ・・・・・・それに」

そこで一呼吸置いた神戸がハッキリと古美門に向かう

「お前になんか渡すもんか・・・ 薔子ちゃんは、渡さない」
「先輩・・・」

グッ!と薔子の腰を抱き寄せた神戸が、彼女の顔を覗き込みながら『ね!』と微笑めば、薔子の頬も薄っすらと染まる

古美門が何か言おうと口を開いた時、服部の落ち着いた声が先に聞こえた

「さあさあ、お料理が冷めてしまいます。 今はお祝いの席なのですから、皆様お楽しみください」

「・・・・・・仕方ない、たった400万の仕事だが勝利は勝利だ! 喜んでやろう」
「いちいち癇に障る奴だなあ」
「くすくす・・・ 服部さんの料理、美味しい」

古美門と神戸は睨み合いながらも、シャンパンの入ったグラスを持って乾杯し料理も楽しんだ




帰りのタクシーの中、神戸は薔子にポツリと聞いた

「判決の後に薔子ちゃんがいった事が気になるんだけど・・・ 良かったら聞かせてくれないか?」
「ああ・・・正義が勝つ、そんなことばかりあるわけじゃない・・・ってこと?」
「うん」

「あれは大学の時、三木法律事務所にアルバイトに入った時のことです。 DV問題で暴力を振るわれていた妻が相談にきました。 夫からの暴力で青痣だらけの彼女を見て私はこの裁判は勝てると思ってました」
「・・・・・・え? 勝てなかったの?」

「夫が暴力を振るったのは妻の不貞が分かったから、自分こそが被害者だと・・・・・・」
「奥さんが不倫?」

「それは向こうの弁護士の捏造でした。 その後、私が調べたところその様な事実はありませんでしたから」
「捏造! ・・・・・・・捏造なんてするのか」

「妻の弁護士は非は向こうにあると油断し、相手の出方を探ることも何もしなかった・・・・・・結果は夫に情状酌量の余地ありと・・・無罪に」
「ええっ! それは・・・」

「妻が離婚を求めるも、不倫を許すという寛大な夫からの申し出に世間や親戚が妻を言い含め、一旦、家に戻ったんです。 ・・・・・・・・そして」
「そして?」

「・・・・・・・妻はその日の夜、夫からの暴力で全治3ヶ月の重傷をおいました 。 何となく夫の態度に不審なものを感じた私が家に行ったとき、彼女は夫から無理矢理関係を持たされてました」
「・・・・・・レイプってことか」

「私はすぐに110番通報しました。 その結果、彼女は離婚を認められはしました・・・・・・が、その時の事がトラウマになり苦しんでいます。」
「心に傷を負ったのか」

「その時の私の調査力、行動力、人脈などを見ていた古美門先生が私を自分の部下にと言い出したのはそれからのことです」
「じゃあ弁護したのは別の人だったんだ」

「ええ、性格は破綻していますが古美門先生が弁護していたら、彼女は離婚できていたでしょう。 最初の裁判で、しっかりと慰謝料をもらって・・・」
「・・・・・・・どうして弁護士にならなかったの?」

「・・・・・・・・弁護するより、先にぶちのめしたくて」
にっこり笑う薔子の黒い笑顔に神戸の背筋に何かが走る

「まあ、僕は薔子ちゃんが警官になってくれて良かったよ! じゃないと出逢えなかったもんね!」
「先輩・・・・・・」

最後は神戸の笑顔にやられる薔子だった。。。




ああ、駄文です。 すみません (;_;)




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コメント

☆ほっち様へ☆

ほっち様、おはようございます&コメントありがとうございます☆
そして、返事が遅れて申し訳ないです

> ハロウィンは楽しいご予定があったようで、いかがでしたか?
息子は友達と初めてのハロウィンで大はしゃぎでした(笑) しかももらったお菓子を一人で何日もかけて食べて楽しんでます
歯磨きは毎晩、仕上げ磨きもして虫歯予防してました!

> そして、遅ればせながらお誕生日おめでとうございます(←ました・・でごめんなさい!)
> お誕生日っていくつになっても特別なものですよね。日にちが経って申し訳ありません、お祝は言わせていただきたいと思いコメントしました♪

ありがとうございます! もう、おめでたい年でもないんですがね(笑)
でもお祝いって、幾つになっても嬉しいです!

多才だなんて勿体無いお言葉、伊丹・・・いえいえ、いたみいります m(_ _)m
相棒とリーガルハイ・・・・・・あうのかどうか悩みましたが、楽しくかけました

私の中で緑さんのお話《ミス・グリーン》は大好きなお話なので、緑さんのその後・・・の決着もつけたかったんです
裁判までの留置場暮らしはしないといけないでしょうが、刑務所までは・・・・行かせたくないんで古美門登場!にしました。

薔子も法学部卒業してますし・・・で、妄想が(笑)

> さすが薔子さん、古美門先生もタジタジですね^_^;
きっと沢地さんから古美門や三木先生などの操縦法を教えてもらえたと思います。

> また、拝読にうかがいます。いつも楽しみにしています。私の駄コメはお許しください(笑)
いつでも来てくださいね。 駄コメだなんて・・・元気もらってます!

> 相棒、三浦さん出ないのはもの足りなくさびしいですね(>_<)
・・・・・・・ついついイタミンと芹ぃを見ると三浦さんを探してしまいます。
寂しいですね・・・ 暫くしたら新しい人が入るんでしょうか?

すーさん様へ

すーさん様、こんにちは。
ハロウィンは楽しいご予定があったようで、いかがでしたか?

そして、遅ればせながらお誕生日おめでとうございます(←ました・・でごめんなさい!)
お誕生日っていくつになっても特別なものですよね。日にちが経って申し訳ありません、お祝は言わせていただきたいと思いコメントしました♪

秋生まれの多才なすーさん様、相棒とリーガルハイのコラボ?古美門乱入編面白かったです~(*^▽^*)頭の中で渡真利さんと半沢さんだったり、神戸さんと古美門センセだったり、すごく楽しめました!ミスグリーンとのお話にうまく絡めてくださって、緑さんが平穏に過ごせる形にも満足しました。
さすが薔子さん、古美門先生もタジタジですね^_^;
こんなお話を創作できるすーさん様もさすがです!駄文だなんてとんでもないです。
また、拝読にうかがいます。いつも楽しみにしています。私の駄コメはお許しください(笑)

相棒、三浦さん出ないのはもの足りなくさびしいですね(>_<)

Secret

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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