相棒《龍の闇☆後日談》誘惑の仕方

はい、すーさんです! 皆様、やっといい季節が回ってきましたね。

昼間は晴れ渡り、夕方から涼しくて寝やすい毎日、あ〜〜・・・睡眠万歳!!!

さて後日談なのですが、皆さん・・・大男5人の中で薔子に誘惑されて他の4人を殴り倒した男、覚えてますか?

だいぶ薔子にクラクラきてましたが、彼が大人しく取り調べなんかを受けるのでしょうか?

という所から始めたいと思います。



「で、お前・・・名前は佐藤 隆(さとう・たかし)龍神会の構成員・・・・・・間違いないか」
「へぇーーーい」
「ちゃんと返事しやがれっ! 婦女暴行の現行犯で逮捕・・・容疑を認めるな」
「・・・・・・なぁ、店にいた女って警察なんだろ? 取り調べはソイツにして欲しいんだけどなぁ〜〜〜」
「はぁーー???」

「よし決めた! あの女じゃなければ俺はしゃべらねぇ! 」
「はぁーーー? 何を戯けたこと抜かしてんだよ、おいコラ! ふざけんじゃねぇ!!!」

それから幾ら強面の伊丹が取り調べで攻めても佐藤は平然と、何も喋らずに・・・・・・たまに口笛を吹いて伊丹を馬鹿にしているのだった

伊丹は伊丹でますますヒートアップしていく取り調べ室で、こっそりと部屋を出た芹沢が廊下で薔子へと連絡したのは、事件の次の日のことだった

誘拐事件の被害者として休暇を取るよう周りから進められた薔子だが、彼女は変わりなく警察庁のサイバー犯罪対策課企画室にいたのだった




「あの女、呼んでくれよ〜〜〜」
「うるせっ! お前はさっさと知ってる事を全部ゲロしちまえばいいんだよ!!!」
「こんな般若みたいな刑事じゃなくて、あの色っぽい・・・振るいつきたくなるような美人を呼べよぉ〜」
「呼ばない!」

「おい伊丹、お前が熱くなってどうする! 」
温厚な三浦に止められて苦々しくも、黙った伊丹だが・・・・・・・また何か言ってやろうと口を開きかけた

そのとき、ドアをノックして入ってきたのは薔子、その人だった

「なっ! 鈴城! お前、もう大丈夫なのか!」
「嬢ちゃん、身体はいいのか?」
「良かったぁーーー、鈴城さん来てくれたーーー」

「「芹沢、お前が連絡したのか!!!」」(by 三浦、伊丹)
《すぱこーーーん!!!》伊丹が芹沢を叩く音が、取調室に響いた

「怪我もしてないので今朝も登庁していましたから、連絡を受けてすぐに来たんですよ」
ニッコリと微笑む薔子に反応するのは、佐藤で・・・・・・

「アンタだ、アンタだよ! ・・・・・・でも今日は昨日みたいな色っぺえー服じゃないんだな」
「ははは・・・あれは桐生龍也の趣味だからな。 仕事中はだいたいこういうスーツだが」
「えーー! つまんねぇー・・・ な、脱いでくれよ! 昨日みたいにアンタの綺麗な肌を見せてくれよぉぉーーー」

大声で騒ぐ佐藤の言葉に引っかかりを感じた伊丹が、両腕を広げて『待った』をかける

「おい、ちょっと待て! 佐藤、お前・・・今なんつった? 昨日みたいに? 綺麗な肌を見せろ?」
「え?え? それじゃあ佐藤は鈴城さんの肌を・・・・・・見たってことですか?」
「おいおい、嬢ちゃん! 年頃の娘が肌をこんな男に見せるだなんて、いかん! いかんぞ!」

「あれは、仕方がない状況だったんです。 こんなガタイのいい男が5人いて私を見張っているんです。 少しでも戦力を削いでから倒したかったので、試してみたんです」

「「「試す? 何を(だ! だよ! です!)」」」 by 伊丹・三浦・芹沢

「私でも男を誘惑できるのか、どうか・・・・・・ うふっ」

捜一トリオの口々の突っ込みに薔子は、あの日の事を話すしかなくなってしまったのだったが・・・・・

『カタン。。。。。。。』
隣のマジックミラー越しの部屋から、微かな・・・・・・微かな音が聞こえた

「自分で思っている以上にこの男が喰いついてくれて他の4人を倒してくれたから、私は最後にこの男を倒せば部屋を出ることができたんです」
「あの時のアンタ・・・・・・体が震えるほど色っぽくてよ・・・・ああ、ヤりてぇーーー」

佐藤が薔子に手を伸ばして抱きしめようとするが、トリオの3人が止めるのと薔子自身が サラリとかわしていた

椅子に座った佐藤の両腕を3人が押さえれば、薔子はスラリと前に立ち後ろで束ねていた髪をほどく・・・

細めのネクタイをシュルリと引き抜き、シャツのボタンを1つ、また1つと外してく薔子の指先を見つめる佐藤の喉が『ゴクリ』と鳴った

胸の谷間が見えそうなほど開いた衿、ゆっくりと 艶やかな髪をかきあげる薔子からは、立ち昇る色香が しなやかな肢体から匂うようで・・・

「さ、お前が知っている事を全部・・・話しなさい」
「わ・・・分かった・・・」

その男、佐藤は・・・昨日の婦女暴行から、組織での用心棒として対立していた組織の幹部を痛めつけていたことなど洗いざらい告白していった。

佐藤の自供が止まるたびに、薔子が色っぽく見つめるものだから佐藤を始め伊丹や芹沢まで顔を赤らめて・・・
その時々に薔子は鏡にも同じポーズをして、悪戯っ子のように笑うのだった

「あーあ、自分の女好きを呪いたくなるよ! こんなイイ女を目の前にしたら話しちゃいけないことまでペラペラ言っちゃったもんな」
「くす・・・ 賛辞として受けておこう」

薔子を見る佐藤の目がだんだん熱を持ちはじめ、横に立っていた彼女の手を掴んで・・・・・・グイッと引っ張り、自分の膝にのっける

「はぁ〜・・・いい香りだ。 昨日とは香水が違うみてぇだな」
「もともと私は香水などは使ってないんだ。 シャンプーやボディソープの匂いだろう」
「へぇ〜・・・あんたほどの女なら香水なんかいらないな」
「降ろしてくれないか? 私の恋人はけっこう嫉妬深くて・・・・・・怒られちゃうんだ」

ぴょん!!! と、薔子が佐藤の膝から飛び降りるのと、取調室の部屋がえらい勢いで開けられるのが同時で。。。

「いい加減にしろ! 触るんじゃない、薔子は俺の女だ!!!」

ドアが外れそうなほどの力で入ってきたのは、隣のマジックミラー越しの部屋で見ていた神戸だった

神戸が入ってきた途端、嬉しそうに微笑む薔子・・・・・・その腰に腕を回して自分に引き寄せる神戸の眼が佐藤を睨みつけ、次いで芹沢に・・・・・・

「取り調べはもう十分だよね、芹沢くん」
「へ! あ、はい!」
「君からの電話で薔子が必要だと連絡を受けて許可はしたさ! でもこんなセクシーな薔子から犯人を誘惑させるなんて聞いてないから!!! ・・・・・俺だって薔子から誘惑されてないのに何で他の男に美味しい思いさせなきゃいけないのさ!」

「お前、ソンにも電話したのか?」
「だって鈴城さんが神戸警部補の許可がないと動かないって言うから〜・・・仕方ないじゃないですか」

「薔子も薔子だよ。 俺が向こうにいるの分かってて髪を下ろしたり、釦を外したりして・・・」
「尊さん、嫉妬した?」
「・・・・・・え? なんでキラキラお目々なの薔子」

「んふっ・・・ 訳はあとで話すから。 失礼してもいいかな芹沢さん」
「はい、OKです! お疲れ様でした〜〜」
芹沢の明るい声に見送られ、薔子と神戸は取調室をあとにしたのだった




2人っきりになりたいと言われて来た警視庁の屋上。
薔子は自分の部下に電話をかけてて・・・・・・・終わった? 携帯を上着にしまって俺を真っ直ぐに見つめる薔子・・・

「で、どうしてあんな真似したのかな? 薔子ちゃん」
「あんな真似? ・・・どんな真似?」
「どんなって、髪をほどいてさ、色っぽくかきあげちゃって・・・ 胸が見えそうなくらい釦も外しちゃってさ・・・」

あれ? 薔子がこっちに歩きながら・・・・ 一歩、一歩 ゆっくりと進みながら薔子は・・・

髪をかきあげ・・・・・・ニッコリと微笑む
いつもみたいに凛々しい笑みじゃない、目も眩むような色香が溢れてる・・・・・・誘惑の微笑み

上着を脱いで首を触りながら、釦を外した衿を開くように・・・・・・首から顎、喉元と流れるように辿る薔子の手の動きが艶めかしくて・・・『ゴクリ』と俺の喉が鳴った

俺はいま、薔子に・・・・・・・・・誘惑されてる
きっと佐藤にしたよりも、薔子は力を入れて・・・・・・本気で、してる

じゃあ、俺も・・・・・・本気で、誘惑されるよ 薔子。。。

目の前に来た薔子が俺の首に腕を回して・・・・・・

「尊さん・・・・・・ 私でも あなたを誘惑できる?」
「どうして? 薔子・・・ 俺はいつでも薔子に誘惑されてるのに・・・・・・目が眩むほど夢中なのに、まだ誘惑したいの?」

「尊さんの恋人に相応しくなりたいの・・・ 私が今までよく言われた褒め言葉は『男前』とか『姉御』とか・・・ セクシーなんて言われたことないから・・・」
「だから、頑張っちゃったの? そんなに頑張らなくても大丈夫だよ、俺の全ては薔子に夢中なんだから」

「・・・・・・あの夜、確実に監禁から逃れるには、私を見て『ヤりたい』っていった佐藤を手駒にしなきゃ出られなかったの。 早く尊さんの傍に帰りたかったから」
「・・・・・・分かってる」

「本当はね、尊さん以外の人を誘惑するなんて・・・・・・ 怖かったんだ」
「・・・・・・分かってるから」

男のギラギラした欲望を上手く利用しないと、誘惑して自分の思い通りに動かすなんて出来ないんだから・・・
昨日の夜、救出したとき抱き寄せた薔子の身体は、細かく震えていたんだから・・・

「もう、頼まれても・・・・・・・あんな真似しない」
「分かってるから・・・・・・薔子、キスしよう」
「尊さ・・・・・・んんんっ・・・・・」

始めは啄ばむような口付けを・・・・・・そしてだんだん、深くなるキスを君としよう

舌を絡ませ、身体を強く抱きしめ、溶け合うように・・・・・・ 2人が混じり合うように・・・・・・

そんなキスをして、君の震えを止めるんだ

蕩けるような口付けをしていると、薔子の身体から力が抜け・・・やがて立っていられなくなる

ああ、可愛い人・・・・・・僕のキスで君の瞳も、身体も蕩けてくる

さっきね、丸山くんに電話したんだ

これから薔子に休みが欲しいって・・・・・・彼は快諾してくれたよ

杉下さんにも連絡して僕も休みをとったんだ

だから、ね☆

2人でちょっと遅いバカンスに行こうか・・・

薔子・・・ 少し歩けるかな? 地下の駐車場に行って家に帰ろう?

「あ・・・・尊さん・・・・バカンスに行くの?」
「そうだよ・・・2人で、ゆっくり・・・・・・過ごそう」

嬉しそうにギュッと抱きつく薔子が可愛くて、彼女の髪に顔を埋めながら抱きしめあって、笑いあうんだ

無事に君をこの手に取り戻せた幸運を胸に、空の彼方へ飛びたった・・・・・・・桐生をふと思い出す

あの男は、薔子を・・・諦めたのだろうか? 最後に飛び去るヘリの窓越しに目が合った男。。。

いつもの余裕な、優美な微笑みを浮かべた桐生は確かに、こう口を動かしたんだ。

『いずれ・・・この手に・・・』

俺は薔子を抱きしめて・・・・・・・その耳に囁くんだ、愛の言葉を。

・・・・・・・結婚しよう、薔子 。 君を俺から逃がさないから。。。




「若、これからどうされるのですか?」

夜の帳の中、宝石をぶちまけたような夜景を背に豪華なホテルの窓が絵画のようにハマる一人の男。

バスローブ姿の桐生龍也は、艶然と微笑み・・・・・・・手の中のブランデーグラスを、ゆぅるりと回している

「・・・・・・・私は私の世界を作るのみだ。 そして落ち着けば、日本に戻ろう・・・ 我が妻を迎えにな」
「若の奥方ですか?」
事情を知らない側の男が、誰のことだろうかを考えている時、龍也は窓の外を見て微笑んでいる

「くす・・・・・ 私が迎えに行くまで誰と結婚していようが、そんなこと些細な問題だ。 最後にお前を手にいれるのが私であればいい・・・・・・なあ、薔子」

龍也はその手の中のグラスに語るように、優しく言葉をかけ・・・・・・そして、優しく・・・まるで口付けをするようにグラスの中の琥珀色の液体を口に含む。。。

「こくっ・・・・・」

一口、一口、ゆっくりと、丁寧に飲み干したグラスを、愛おしげに見つめる龍也は、何を想うのか・・・・・・・

「お前は私の隣が相応しいのだ。 ・・・・・・幾年かかろうとも、我が手に」

くっくっくっ・・・・・・・・静かに笑う龍也は、表の顔を失ったはずなのに楽しそうに笑い続けるのだった。




まだまだ諦めてないですね、龍也は・・・・・・

うーーん、神戸さんと薔子の《あはん話》を書こうと思っていたのに、トリオがあんまり楽しいのでイチャイチャは無しになっちゃいました!

これからは少し思うことがありまして、神戸さんのお話は一旦お休みします。

去年から書き上げていなかったリクエストや、企画を書こうと思っています。

ではでは (^ー^)ノ
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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