後編☆マンハッタンで待ってるよ

引き続きマンハッタンラブストーリーです!




「何だよ、この姉ちゃんは!」
「綺麗な姉ちゃんだよな、俺たちと遊ぼうぜ」
「イイコトしようぜ!」

大変だ! 明石ちゃんが男たちに囲まれてる!
僕は慌てて間に入ろうとしたんだけど・・・・・明石ちゃんは男の腕をとって背中にねじりあげちゃった

「いでっ・・・いでででーーー」
「やっちまえーーー」
「そうはいかない! お前らの相手はこの僕だ! ベッシー拳っっ!!!」

僕と明石ちゃんが男たちを撃退したあと、彼女が僕を感心したように見てくれる

「へぇ〜・・・ チャラチャラした優男かと思ったけど、なかなかやるじゃないの! 凄いよベッシー」
「明石ちゃんも凄いよね。でも女の子なんだからあんな事しない方がいい」
「え・・・・・・ や、や、やだな、女の子なんて年じゃないよ! 私30過ぎてるんだよ」
「女の子だよ。 明石ちゃんはちゃんと女の子なんだよ」
急に動きがぎこちなくなってる彼女が、照れてるんだって事はすぐに分かるよ

「あ、あ、あ、あんたが急にさ、出て行ったから・・・・私また失礼なこと言ったんじゃないかと思って追いかけたんだ! ご、ご、ご、ごめんな。 じゃ!!!」
「待って!」
急に帰ろうとする彼女の腕をとった僕は、彼女の手を握り・・・・・・・・・その手の甲に唇をつけた
お姫様にキスをするように・・・・・・手の甲にキスを贈る

「ベッシー・・・・・・」
唇を離して彼女をみれば、真っ赤な顔してて・・・・・・可愛いんだ。
そう、可愛いんだよね・・・・・・さっきだって僕が勝手に腹を立てて店を出たのに、自分が悪いと追いかけてくれたんだよね

男たちに囲まれてる僕を見て、逃げるどころか立ち向かってくれるなんて男前なのにさ・・・
女の子扱いされると急にアタフタして、吃っちゃって、真っ赤になって・・・・・・

そんな乙女な顔、僕だけに見せてくれたんだよね・・・・・・そう気がついた僕の心臓が、早鐘を打つ

「今日子ちゃん・・・」
僕は彼女の腕を引き、素直に引かれるままな彼女を・・・・・抱きしめた

「可愛い・・・今日子ちゃん。 キスしたいな、いい?」
「あ・・あの・・・あの・・・・ うん」
頷いた彼女の頬に触れながら、僕は・・・・・・・・・・・

彼女とのキスは、甘くて・・・・・柔らかな唇に夢中になりそう・・・・・んん・・・まだ キスしてたいよ

夜の歩道の上で、僕達は甘いキスを続けたんだ。。。




「あ、今日子ちゃん! 今日もナポリタンなんだ〜」
「べべべべ・・・・・・ベッシー・・・ げほっ、ぐほっ」
マンハッタンで昼時に顔を出せば今日子ちゃんが居て、昨日の夜のこと思い出した彼女が焦って噎せちゃってる

可愛いなぁ〜〜〜

「僕もナポリタンとコーヒーお願いします」
「他にもテーブル空いてるよ? 別に私の前に座らなくても・・・」
「うふ・・・気にしない! 今日子ちゃんのそばに居たいんだ」
「ごぶっ」

あは、今度はコーヒーで噎せてる・・・・・・可愛いなぁ〜〜〜
ニコニコしながら今日子ちゃんを見てる僕、見られてる彼女はドギマギして挙動不審になってるし。
ほんと、可愛いなぁ〜〜〜

「そういえば、この前の合コンでカップル成立ってありましたっけ?」
唐突に忍ッチが言い出すんでカウンターの中を見たら、赤羽ちゃんがニヤニヤ笑いながら僕を見てて・・・・・

「1組は成立したんじゃないのぉぉ〜〜・・・・・・ほら、そこの2人が!」
赤羽ちゃんたら完全に面白がってるよ

「ねねねね・・・・姐さん、私達はなにも・・・・・・なっ!」
また真っ赤になって挙動不審になってる今日子ちゃんが可愛くて、見つめてたら僕に同意を求めるように言ってくる
何もなかったことにしたい? 僕はヤダ!

「そうだね、何もなかったよ。 ただ、ちょっとキスしただけで・・・ねっ!」
《ガタガタガタッ!》椅子をこれでもかとがたつかせた彼女がアタフタと意味不明なことをいいながら店を出たのを見送る

「・・・・・やっぱ、可愛い☆」
「ふぅ〜ん・・・ベッシーも次の恋が到来中なのね」
千倉先生が意味深に呟くもんだからギョッとしちゃったけど・・・・・・え? やっぱ話さなきゃダメ? はい。

「聞かせてくれない?」
赤羽ちゃんと千倉先生に挟まれたら、観念するしか・・・・・・・・ないよね。

「え? 好きって言わずにキスしたの? 」
「うん、でも今日子ちゃんにキスしてもいい?って聞いたよ! 彼女が『うん』って言ってくれたから・・・」
「で、ベッシーは今日子ちゃんが好きなの? どうなのよ」
「そうよ、どうなの!」

凄い迫力の2人に挟まれて・・・・・・僕は正直に・・・彼女が好きだと告白した

「本気なの〜〜〜?」
「ベッシーは嫌いな人以外は皆が好きなんでしょ?」
「違う! 本気なんだ・・・ どうしよう、本気だよ僕・・・ 彼女はどうなんだろう? 今日子ちゃんは僕のことどう思ってるんだろう・・・」

自分の気持ちに気がついた僕は、オロオロと2人に相談して・・・・・・とたんに2人の顔が同じようにニンマリと笑うのに、背筋に悪寒が走った

「彼女の気持ちを確かめなきゃね! そうねーー・・・千倉ワールドならこの場合はね〜」
「先生、私思いついちゃいました! こんなのはどうでしょう・・・・・・ごにょごにょ」
「あら、いいんじゃないのぉ〜〜〜・・・ よしっ!さっそく計画立てるわよ」
「私もまぜてくださいよぉーー」

忍ッチまでまざっちゃった・・・・・

「ベッシー! なにボォーっとしてるのよ! あんたのことで皆考えてるんでしょ、こっち来なさい」
「じゃあ、じゃあ、先生! ベッシーを人質に取る役って誰にします?」
「イボリーだと顔がバレてるし、誰がいいかしら?」
「土井垣さんと、いつも来るADと・・・2人じゃ少ないし」
「どうしましょうか・・・」

「っていうか、僕を人質にって何する気? ねぇねぇ何する気なの?」
僕のことなのに僕を除け者にして話しを進めないでよ〜〜〜

*****☆〜数日後〜☆*****

「大変だよ!!!」
バタン!とドアが開いて飛び込んできたのは赤羽の姐さんで、店内をキョロキョロ見回して・・・・・・・私を見て掛けてくる様子に何事か嫌な予感がする。

「これ・・・ 店の前で柄の悪い男に、この紙を明石ちゃんに渡せっていわれたの」
私に? 何だろうと思いつつも絶対イイ手紙じゃないことは予想ができる

紙を広げれば姐さん、千倉先生、忍さん、店長などが覗き込んでくる

《この男を返して欲しければ、この場所に来い!》と書かれた紙に、ご丁寧にベッシーの写真が貼り付けてあった。
写真の中のベッシーは赤いバラを手に持って、ニッコリと笑ってるんだけど、おかしくないか?

普通、囚われた姿を写して貼るだろうに・・・・・っていうか、このアイドルみたいな写真って誰が用意したんだろう

「ほ、ほら! ベッシーってダンサーとして有名だから、犯人が持ってたんじゃないの〜」
「アイドル並みに人気ありますからね! ブロマイド持ってても不思議はない・・・・よね?」
「それより明石さん、行くんですか?」

私を指名してんだから行かなきゃならないだろ? もしかして私のせいでベッシーが酷い目にあってるのかもしれないんだ・・・

「男前です!」
「ねぇ、明石ちゃんにとってベッシーってどういう存在なの?」
こんな時に、どうでもいいじゃないですか!

「こんな時だからよ! こんな時だからこそ自分の心に正直になりなさい!」
「ベッシーのことが好きなの?」
・・・・・・・・・・・・・・うん。。。

「「「きゃぁーーー」」」
何で姐さんも先生も忍さんも叫んでるんだろう・・・・・・しかも嬉しそうに手を取り合ってピョンピョン跳ねてるし

私は恥ずかしさもあり、紙を手に・・・ そっと店を出て示された場所へと向かった。

〜〜〜ベッシー達は〜〜〜

レインボーブリッジの見渡せる場所で、ジャポンタクシーに乗ったイボリーとベッシー、それに訳もわからず乗せられた土井垣に常連のADの4人が夕日を眺めていた

「あのさ・・・何で俺巻き込まれてるの?」
「僕も、なんでですか?」
「ええーーい! ベッシーの恋の応援なんだよ! お前もさんざん世話になっただろう? 土井垣さんよーーー」
何で、何で!と聞いてくる2人にキレたイボリーが 土井垣の顔の真ん前に迫り言えば、土井垣も大人しくなった

「で、お前らはベッシーを人質にしてる悪役ね! 明石ちゃんが助けに来るから適当に殴られてヤられちゃってねぇーーー」
「「ええーーーー! なんか酷い役回りだな」」

タクシーの中でぶちぶちと文句をいう2人と、それを睨んで黙らせるイボリー・・・・・・とうのベッシーはといえば、真剣な顔で今日子が来るかどうかを考えていた




それはなんだか地鳴りのように、少しづつ大きくなりながら聞こえてきたんだ。

ブンブンブルォォォオオオオオオオオ・・・・・・・・・・・・・
パパラパパラ・・・・・・ ドルドルドルドル・・・・・・・
ギュオーーーーーーーン・・・・・・・・・・・

「なんだろう・・・ この音」
僕は不思議に思って気がついてないイボリーに、この音を聞くようにいったんだ

「だんだん近づいてきてるぜ」
「・・・・・ねえ、こっちに来てるんじゃないの〜・・・やだな、帰ろうよ〜」
「あ! こっちに向かってます! ってか、来たーーーーーー」

「「「「うぅわぁああああああーーーーーーーーーー」」」」

あっという間にジャポンタクシーの周りに何十台ものバイクや車が集まり囲んで、僕たちをライトで照らすものだから眩しくて目が開けられないよ・・・

その時、僕が座る助手席のドアが外から開いて、目をつぶってる僕の腕を掴んで外に出されたんだ

「ベッシー・・・大丈夫か!!!」
その声は今日子ちゃん? 恐る恐る目を開くと、目の前には今日子ちゃんの心配そうな顔が見えた

「何かされたか? どこか痛い所は? 」
「何もされてないよ! 僕は大丈夫 ・・・・・・・今日子ちゃん、その格好・・・・」

目の前に立つ彼女が着ているのは、真っ赤な・・・・・・・・・特攻服

「ベッシーを取り戻そうと気合入れるのに、昔の着てきたんだ」
「今日子ちゃんて、何者なの?」

「総長! 車の中にこんな奴らがいました」
総長? 総長って? 早朝は朝早いこと・・・・・・って意味違うよね、絶対!

「いててっ・・・・」
「すみません、すみません!」
「わあ! 俺、関係ないっす!」

車から他の人に引きずり出されたイボリー達が、地面に転がって痛がってる

「イボリー先輩! お前たち待った! こずくな! 蹴るな! 待て!!!」
「明石ちゃん・・・助けてーーー」

「・・・・・・・どういうことか説明してもらいましょうか」
ドスの効いた声と、有無を言わせないほど睨まれた僕達は・・・・・・美人が怒ると鬼気迫る迫力が出るんだと、僕はこの時に身にしみたんだ

コクコク頷くイボリーや僕に「マンハッタンで」と言い置いた今日子ちゃんは

「お前ら! 引き上げるぞ!」
そう声をかけてバイクや車を引き連れて帰って行ったんだけど・・・・・

僕達は、青い顔しながらマンハッタンへと向かうんだ

******

「で? 首謀者は誰?」
真っ赤な特攻服のままマンハッタンに現れた今日子ちゃんに、赤羽ちゃんも千倉先生も引きつってるし、忍ッチは大喜びだし、店長はギクシャクした動きだし、皆が衝撃を受けてるんだ

「首謀者は誰だって聞いてんだよ!」
《バシッ!!!》木刀を床に叩きつける今日子ちゃん、ねぇ・・・落ちつこうよ!

「「ひぃえぇぇーーー」」
「今日子ちゃん、落ち着いて!」
「素敵だ・・・・」
どさくさに紛れて土井垣さんが呟いてるけど、やめてくれよ!

「それより貴女、その格好はなに? あなた何者なの?」
「今日子ちゃん、聞かせて・・・」

先生や赤羽ちゃんの言葉に急に黙り込んだ彼女は、『ふぅ〜』と溜め息をはいて椅子に座って足を組んだ

「私は・・・昔からバイクで走るのが好きでした。 走っていると同じようにバイクが好きな人と知り合い、一緒に走るようになりました。 仲間が増えたころ・・・・・・」

仲間が増えたころ・・・ 走る度に暴走族に絡まれ、撃退していたらソイツ等も一緒に走るようになり・・・気がついたらチームになりました。
私は皆から総長にといわれ、初代総長に・・・・・・さっきのは私と走っていた仲間です。
ベッシーが 人質になったと聞いて召集かけちゃいました。

「チームの名前ってなんですか?」
「・・・・・・・薔薇鬼(バラキ)っていいます」
「えーーーー!!! バラキってあの!バラキっすか! 関東最大のチームじゃないですか」
忍ッチが興奮して言ってるんだけど、そんな凄いんだ・・・・・・

「ベッシー知らないんですか? バラキは走り屋の集まりってことで暴走行為は全然しないチームなんですよ!」
「ふぅ〜ん・・・」
「しかも他の暴走族のチームに喧嘩を売られるたびに勝ってて、負け知らずなチームなんですよ! 確か初代総長って紅いバイクを好んで乗るから《紅い疾風》って呼ばれていたとか・・・」
「・・・・・忍ッチ、詳しいね〜」
「友達の受け売りなんすけどね! その初代総長と会えるなんて・・・・・写真いいですか?」

興奮した忍ッチが携帯を出して今日子ちゃんをバシバシ撮ってるんだけど・・・・・今日子ちゃん、特攻服でのポージングが男らしいわぁ〜〜〜

「今度、友達連れてきてもイイっすか?」
「ああ、いいよ! そうだ、表にその時のバイク置いてるから写メ撮ってもいいよ」
「いいんすか! 本当っすか! マジ嬉しいっす!!!」
「忍さんにはいつもお世話になってるからお安い御用さ」

「今日子ちゃん凄い人だったのね〜」
「特攻服似合ってるわーーー」
忍ッチの狂喜する様子に赤羽ちゃんや先生も安心したのか、今日ちゃんの周りを囲んで眺め始めてるし

「・・・・・・・で、先生。 このシナリオを書いたのは誰で、何が目的なんですか?」

あ、話は戻っちゃうのね。
今日子ちゃんたら、さっきより物騒なオーラ全開なんだけど・・・・・・そうしたら今日子ちゃんの迫力に押されたのか、皆の目が僕に集まりだして。。。

「え? 僕? 僕のせいにするの? 計画立てたの先生と赤羽ちゃんじゃん! 」
「ベッシー! 男らしくないわよ、そもそもあんたが今日子ちゃんの気持ちを確かめたいって言うから〜」
「そうよそうよ! ベッシーが今日子ちゃんが好きで、彼女の気持ちを確かめたいけど出来なくてウジウジしてるから、私と先生が一肌脱いだんでしょ!!!」

え? そうなの? 僕のせいなの? でも僕は2人の言いなりに動いてただけだよね!

「ベッシー・・・ちょっと顔かして」
「え? やだなぁ〜今日子ちゃん、怖い顔してーーー。 女の子は笑顔でいなきゃ! ね、スマイル〜〜・・・・スマイル!!!」
「・・・・・・聞きたいことがあるんならベッシーの口から直接聞きたいんだけど」

「じゃ、僕はダンサーだからダンスで聞きます」
「ダンスはいいから!」
「え? そう? ・・・・・・残念だな」
「・・・・・・・・ベッシー、私は本気で聞きたいんだ」
今日子ちゃんの真剣な顔に、僕も真剣になる

「今日子ちゃんが好きなんだ・・・ 君は僕のこと・・・どう思ってる」
「・・・・・・好き」
僕の真剣さに、今日子ちゃんも怖いほど真剣な顔をして答えてくれた!!!

「やった!! やったよ!! 今日子ちゃんが僕のこと好きって!!」
嬉しくて彼女を抱きしめたら、タイミング良く音楽が・・・・ヒュー〜・・・踊ろうよ、今日子ちゃん!!!

「へ? ベッシー・・・」
「踊ろうよ〜 ほら、両手をひらいて、閉じて、ひらいて、閉じて・・・チャン、チャン、チャン!」
「・・・・・・もうヤケだ!!!」
こうして僕たちは即興でダンスをしたんだけど、今日子ちゃん? 君ってダンサーなの?
僕の思うままな振りを見て、すぐに覚えて踊ってくるなんて・・・・・・・凄いよ!!!

楽しい僕は続けて何曲も今日子ちゃんと踊っちゃったんだ〜〜〜
その度に僕についてくる今日子ちゃんに、僕はダンサーの血が騒いじゃうよぉぉ〜〜

んんーーー・・・・・・・素敵だ!




紅い特攻服の今日子ちゃんを見てから1年と半年が過ぎた。
マンハッタンの常連客がいろいろと変わったんだけど、知りたい?

まず僕たちが働いてるテレビ局のラジオとドラマとバラエティ部分が横浜に移ったのは知ってるかい?
マンハッタンのヒゲの店長が横浜に2号店を出したのは、つい最近のことなんだ・・・
でも、常連の僕達はやっぱり此処1号店に来てんだけどね!

「忍ッチ、店長っぷりが板についてきたね〜〜 付け髭までつけなくてもいいんじゃないの?」
「ありがとうございます。 ヒゲは雰囲気ですよ!」
1号店は忍ッチが店長になり、おまけに付け髭までつけて頑張ってるんだよ! ・・・・・・女の子なのに。

イボリーと千倉先生は結婚してラブラブな新婚生活を送ってる。
先生も1号店のいつものテーブルで、いつものように脚本を書かれてるんだ

「マキーーー! 生肉食いに行こうぜ〜」
「行く行く〜〜〜!!!」
ね、ラブラブでしょ? 千倉先生が甘えてるんだもんね〜・・・ビックリだよ!

「あら! ビックリなのは私たちだけじゃないでしょ?」
「そうだよ! ベッシーと今日子ちゃんだってビックリだろ?」
「僕達はビックリなのかな?」

「忍さん、ナポリタンとコーヒー」
噂をすれば今日子ちゃんだ! 彼女が僕の前の席に座るのが嬉しくて、僕はニッコリしちゃうのさ!

「ビックリもビックリ! 今日子ちゃんが今じゃあ社長じゃねーか!」
「そうよ! ジャポンタクシーから独立して、昔の仲間に声かけて新しいタクシー会社を創ったんだもん! ビックリよね〜」
そっちかよ! 僕と今日子ちゃんが結婚してるってのがビックリでしょ?

「ああ・・・・・・それは予想がついてたから驚かないわよ!」
「そのタクシー会社ってのが驚きなんだよ!」
そうかなぁ〜〜・・・ああ、今日子ちゃんの会社の運転手さんたちはね、みんな白手袋に黒の執事服でさ!
ドアを開ける時にわざわざ運転手さんが降りて開けてくれるんだ!

女性に行き先を告げる時は「お嬢様」で、男性だと「旦那様」なんだって!
少し他のタクシーより初乗りは100円ほど高いんだけど、女性にウケて爆発的な人気なんだ!
・・・・・・・・ほとんどの運転手さんが女性なんだけどね、みんなキリリとしてるから制服が似合うんだ。

そして社長として今日子ちゃんはテレビとかにも取り上げられて、会社を売り込んでるんだよ!

「社長、私もナポリタン食べたいです」
「しっかり食べよう! 忍さん、ナポリタンとコーヒーフロート追加で!」
どういう訳かエモヤンが今日子ちゃんの秘書として働いてるんだけど・・・・・・

「0歳からOKの託児所が会社の横にあるって企業、他にないんですもん! 私、子供の分も頑張らなきゃいけないんです!」
「頑張ってるよエモヤンは! 毎日サポートしてくれて有り難いと思ってます」
何でも元人気女子アナだったエモヤンが隣にいると、偉いおじさまの受けが良いんだって!

それにしても、土井垣さんと結婚して家庭に入るはずのエモヤンが今日子ちゃんの秘書として働くことになった訳を僕は知らないんだけど・・・・・・ま、いいか!

そして赤羽ちゃんとヒゲの店長さんはというと・・・・・・

横浜の2号店で仲良く働いてるんだって!

みんな幸せで、めでたしめでたしだね!
1番の幸せカップルは、もちろん僕と今日子ちゃんだけどね!!!

じゃあ、僕たちに会いたかったらマンハッタンにおいでよ!




これが私の《マンハッタン・ワールド》です!
楽しんでいただけたら嬉しいです!

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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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