② 相棒《ある意味、ホラー・・・》

注意! このお話はカイト君も神戸さんもいるというトリオ特命のお話です。
嫌な方や苦手な方はスルーしてくださいませ。。。




「カイト王子! あなたがいるところは・・・・・・・・・・このリリカ姫の隣しかないのだ!」

警視庁の玄関前に現れた1人の少女。
頭にはトレードマークのデカいリボンをつけ、フリフリなドレスを身に纏い、パニエを3重にはいてスカートを膨らませた彼女は意気揚々と携帯を取り出し物凄い勢いで打ち込み送信した。

「うふふふ・・・ あーーーーはっはっはっ!!! カイト王子、あなたの愛しいリリカ姫はここよ! 今からね、君に会いに行ってあげるのだ! 嬉しいサプライズのプレゼントなのだ〜〜〜」

警視庁の真ん前で叫ぶ彼女に、玄関前に立つ警察官は不審者か!と警戒の色を濃くして見ているが・・・・・・・自分の考え(突然カイトに会いに行き驚き&嬉しさのサプライズ)の妄想に浸っている彼女は気がつくことは無い

「うふふ〜 王子は最初はビックリするでしょ? でもね、きっと嬉しくてリリカを見つめるのよ・・・ 愛しいリリカが会いにきたんだから・・・・・・・(うっとり)」

しばらく妄想の中のカイトに優しく抱きしめられていた彼女だが、ハッ!と手の中の携帯を見つめて・・・ある番号を呼び出した

「もう1人の王子様・・・・・・ あなたの名前も分かったわ。 神戸ソン王子! リリカね、あなたが私を見るあの熱い視線が気になるのよ。 ううん、私はもちろんカイト王子のものよ! でも、あの・・・・・・切ない眼が、私の胸を締めつけてしまうの」

「ごめんなさいカイト王子・・・ リリカはソン王子も気になってしまうの! ああ、2人の王子に愛されてしまうなんて・・・・・・リリカの美貌が悪いのね! 罪な姫だわ・・・」

道端で、しかも人通りの激しい警視庁前で身悶えるフリフリなドレスの少女を、通行人はひたすら関わらないように避けて通って行く

目を合わせることもしないよう一様に顔を伏せて通り過ぎて行く様子は、異様な光景だが・・・・・・・彼女がガバリと顔を警視庁に向けると周りがビクリとする

「愛しのカイト王子にソン王子! 今からリリカ姫が会いに行くのを楽しみに待っているのだぁぁーーー」

そう叫んだ彼女が警視庁に入っていけば、その場にいた通行人たちも足早に通り過ぎていくのだった

*****

その少し前から警察庁に居る薔子の元に来ている神戸とカイト。。。

「今、アドレスから契約者名を調べています。 あと彼女に関連したサイト及びツイッターなどのデータも上げています」
「室長、契約者名が分かりました。データを送ります!」
「室長! サイトでもかなり出回ってます。まとめて送りますね」

パソコンの画面を見ながらも次々と明らかになる【リリカ姫】の事に、その情報を集める早さに驚きながらも僕は勤務中の薔子を見ているんだけど・・・・・・・

カッコイイ!の一言なんだよな・・・

艶艶とした髪を無造作に後ろでくくった薔子、今日はパンツスーツだからかいつもよりキリリとして見え・・・・・・・惚れ惚れしてしまう

部屋の真ん中にあるデカいテーブルみたいな画面に少し腰掛けるみたいに寄りかかり、軽く足を組んで報告書を眺める様子はすごく様になっていてさ

横でカイト君が呆気に取られたように見ているのが、少し楽しい

カイト君にしてみれば勤務中の薔子は初めてだしね。
僕と一緒な時とは顔つきも雰囲気も違うから、まるで別人?な感じに思ってるんじゃないかな〜

勤務中は冷徹なほど冷静で、無表情なうえ言葉も堅くて・・・ おおよそ気軽になんか話しかけられる雰囲気じゃないからね〜

僕と一緒な時は・・・・・・・・言わなくても分かってるでしょ?

「この端末の持ち主は、前川梨々香。 年齢17歳。 都内城南女子高校に通っていますね・・・・・・ それと、彼女からの執拗なアプローチを受けた男子高校生たちがブログ及びツイッター等で被害状況を書きつらねています」

部屋中の捜査員たちが薔子に自分が調べた事を書類にしては、次々と渡して行く
それに目を通しながら僕たちに話してくれてるんだけど・・・・・・・なんか薔子、面白そうな顔してないかな?

「どういった経路で相手の情報を入手しているのか・・・・・・興味深い。  実に興味深い」

書類を読みながらニヤリ・・・と、黒い笑顔な薔子にカイト君がビクッ!てしてるけどさ・・・ 僕はますます惚れ惚れしちゃうんだなぁ~

「お嬢!  まぁーた悪い癖が出始めてますよ」
「悪い癖?」

まるでどこぞの上司の口癖のようなセリフに織田さんに聞き返せば、彼は。。。

「お嬢は御自分の眼鏡にかなった人物は自分のチームに引き込む癖があるんです。  ・・・・・・かくゆう私もなんですがね」
「織田さんも?」

「はい。・・・ご覧の通り私はプログラムだのシステムだのはサッパリです。パソコンだってこちらに来てから触り始めたくらいなんです・・・  刑事として叩き上げできましたが、ある時ヘマをしましてね~  退職しか道は残ってないと思っていたとき、お嬢に自分の右腕になって欲しいと此方へ」
「あの~・・・何で? パソコンもできないのに情報犯罪対策室に」

お嬢にね、言われました。。。  どこか遠い目をしながら話す織田さんは、なんだか誇らしげな・・・イイ顔をしているんだ

『自分はこの通り口の利き方もできない小娘だから、私のチームをまとめる潤滑油になって欲しい』

「正直、家のローンも子供の学費もある身です。学歴のない叩き上げの刑事なんて潰しがきかない哀れなもんです。 ・・・・・・そんな私を欲しいと、あの誇り高いお嬢が頭まで下げてくださったんです。 これに答えないのは男じゃないでしょう!」

「お嬢のチームは、大なり小なり皆同じです! 皆、お嬢に見込まれた者ばかりなんですよ」
「へぇ~~・・・  でも自分が引き抜いてくなんて、鈴城さんてそんな事できるほどの人なんだ・・・」

「薔子のモットーは『使えるものは何でも使え!』ですものね! 織田さんっ☆」

僕のウィンクで察してくれたのか、織田さんはそのままにこやかに口をつぐんでくれる。 カイト君はまだ薔子のこと知らないからね~ 

後ろ盾が多すぎる彼女を知るのは、まだもう少し先でもいいんじゃないかなぁーー

その時、僕の携帯が鳴ったので出てみたら・・・・・・おや? 杉下さんだ

「はい、神戸です」

携帯から聞こえる上司の言葉に、僕は・・・  僕は・・・  思わず口を掌で覆ってしまう

「う・・・嘘だろう?」

・・・・・・・・あのリリカって娘が、カイト君を訪ねて警視庁に来てるだなんて・・・・・  しかも、僕の名前も出して会わせろと騒いでるなんて・・・・・・・

うっ・・・ダメだ!  目眩までしてきた・・・・・・・カイト君も察したのか、みるみる青い顔してくるし・・・  はぁ~~~・・・どうしよう

「くっくっくっ・・・  もの凄い行動力だな。  ますます興味深い」 

薔子ちゃん! 面白がってる場合じゃないんだからねーーー・・・・・・・助けてよ

「私も同行します」
「お願いします」

こうして僕達は、警視庁へと戻ることになったんだ

*****

「ロビーで騒いでいたので特命係の部屋へ案内してきました」

こぽこぽ。。。。。。。。  いつもの様に紅茶を高い位置からカップへと注ぐ上司は、涼しい顔でとんでもないことをサラリとこぼしている

「あのままでは皆さんの迷惑になりますからねぇ~~  おや、神戸君・・・君、顔色が悪いですね」
「ええ、顔はいいんですがね、今は精神的ショックで・・・少々」

この特命係の部屋に杉下さん、僕、カイト君、問題のリリカ姫、そして・・・ 部屋の入り口から薔子が大木さん小松さんと眺めている状態って・・・・・・・そりゃ、顔色も青くもなるだろうよ!

「カイト王子ぃぃぃ~~~~~~~」
「うわっ!!!!」

来客用のソファーに座っていた彼女がタックルみたいにカイト君に抱きついて、彼の口から悲鳴が上がる・・・・・・・僕は少し離れておこう。。。

「放せよっっ!!  しがみつくなっっ!!  っていうか、俺にはちゃんと彼女がいるんだから! 分かったら帰れ!!! 二度と来るな!!!」
「彼女なんてリリカ姫と出会うまでの繋ぎでしょう? ・・・仕方ないよね、男の人って色々あるって言うし、もっと早くリリカと出会ってたらそんな女に引っかかることもなかったんだし・・・」

「はぁーー? 言ってる意味がわかんねぇ・・・」
「男の人は生理的に・・・その・・・ 溜まっちゃうとか・・・ だから女がいるのは分かるよ! でも、これからはリリカがいるんだから、その人は必要ないよ!  リリカ、カイト王子となら・・・その・・・//////」

「な・・・に? 何言ってるんだ、お前?」

カイト君の顔が急に強張り、さっきまでの嫌そうな だけど豊かな表情はどこへやら・・・ 真面目な、怖いほどに真面目な顔で彼女を睨みつけるカイト君

彼の逆鱗に触れちゃったんだな・・・・・・  そりゃ 自分の彼女を性欲の処理のために付き合ってる・・・なんて言われりゃ怒るのも無理はないよな

言われてる彼女はカイト君の豹変ぶりに戸惑ってるけど・・・・・・・なんで怒られてるのか意味は理解してないな・・・・・・困ったちゃんだね

「・・・・・・・・取り消せよ! 悦子を侮辱したこと取り消せよっっ!!!」
「きゃっ! なんで怒鳴るの? リリカは事実を言っただけだよ? それなのに何で怒鳴るの!!!  そんなカイト王子なんてリリカの王子様じゃないんだからぁーー」

「もともとお前の王子なんてのじゃないんだよ! 訳わかんねぇーこと言ってるんじゃねぇよ!」
「そこまでだカイト君! こんなのでも女の子なんだから・・・」

まだ怒りの収まらないカイト君を落ち着かせようと、僕は2人の間に割って入りカイト君の身体を押し止める

『こんなのでも未成年の女子なんだから、殴っちゃダメだよ・・・  気持ちは分かるけど我慢しな』
カイト君の耳に囁き声で言えば、両手で掴んでた肩から、ゆっくりと力が抜けてきた

「ちょっと深呼吸でもして。  ・・・落ち着きなよ」
「先輩・・・ すみません」

「やっぱり・・・ あなたは私を守ってくれるのね! ソン王子」
「は?」

シュパッ!!!  そんな音が聞こえそうなほど早い動きで僕の前に立った彼女、リリカはキラキラした目で上目遣いに僕を見上げてくるんだけど、もしかして その顔って・・・君の勝負顔なのかな?

大きなリボンが小首を傾げるたびに揺れてるけど、そんなに笑顔でさ 左右に首振って僕を見てるのって疲れない?

「私の王子様・・・ きっと私はこうなる運命だったのね・・・ カイト王子じゃなかったんだわ・・・ あなただったのよ ソン王子!」

「切り替え早いねーー  でもね、僕には愛する婚約者がいるから! 君の王子にはなれないよ」
「大丈夫よ ソン王子! 私に出会ったんだもの! 真に愛するリリカ姫に出会えた今からはろくでもない女とは別れておしまいなさいっっ!!!」

「くすくすくす・・・・・・ ろくでもない女・・・ね。  ある意味、合ってるかな」
「薔子」

部屋の入り口で見ている薔子が面白そうにクスクス笑ってるんだけど、今ね、笑うところじゃないと思うんだよね、僕。

「なによ、あんた! 私と王子が羨ましいからって割り込まないでよ!」
「おやおや、同じ女性には口が悪くなるのですね~~  不思議な方ですね」

杉下さんまで茶々入れ始めちゃった・・・・・・  今度は彼女が怒りで真っ赤な顔してるけど・・・・・・

「私は別に貴女が羨ましいわけではないですよ」
「なによ! 嘘ばっかり! リリカはね、こんな素敵な王子様の恋人なのよ! 羨ましくないわけないでしょう?」

ピクリ・・・ 薔子の眉が、片眉だけ上がったけど・・・・・・???

「恋人? 先程まで其方の男性のことを運命の王子様と公言していた貴女が、ものの数分で違う男性を恋人と呼ぶ・・・・・・  羨ましいのではなく、私は面白く思っているだけですが」

ニヤリ・・・・・リリカの目の前に立つ薔子は黒く微笑んで、綺麗な顔が一癖も二癖もあるような笑顔を浮かべてるってさ、物凄く迫力あるんだよね・・・・・・ぞくぞくするほど魅力的だけど

リリカは小柄だから155cmくらいの身長で、薔子は175くらいかな? 自然と薔子が彼女を見下ろしているからか、弱冠、リリカがヒクつきながら後ろに下がってるよ

今まで押せ押せな態度のリリカが初めて怯んでる・・・・・・・ あはっ、さすが薔子

僕はそんな薔子の横に行き、薔子の腰に手を回す・・・・・・

「紹介しようか?  僕の婚約者の薔子・・・  世界で一番、大切な人なんだ」

にっこりと薔子に笑いかければ、薔子も僕を見て・・・・・・綺麗な笑顔を浮かべてくれる
僕に向けてくれる・・・いや、僕だけに向けてくれる可愛らしい笑顔の薔子・・・・・・ああ、いますぐキスしたい

「う・・・嘘よ!  リリカに出会えなかった寂しさから、こんなレベルの低い女に迷ったのね! ああ、かわいそうなソン王子!」

耳障りな甲高い声の金切り声に、耳も痛いけど脳まで痛くなるから薔子の耳を塞いであげよう

「こんな声、薔子の耳が痛むだけだよ・・・・・・ 僕の声だけ聞いていて?」
「王子! リリカはここよ・・・ そんな女の耳をイジってないでリリカのそばに来て!」

「僕は君の王子じゃない!  ・・・・・・薔子の王子なんだ  いつも、いつでも俺は薔子をプリンセスにしてあげたいんだよ? 他の誰でもない・・・ 薔子、君だけを・・・ 愛してる」
「//////  ・・・もう、皆が見てるのに  でも・・・私も愛してる」

薔子の顔が変わる・・・・・・ 室長として部下を率いてるキリリとした顔から・・・・・・・ 僕のよく知る、ポッと頬を染めて見つめてくれる可愛い恋人の顔へと

「嘘よ! 運命なのよ! リリカ姫と王子は結ばれる運命なのよ! 一目見れば王子はリリカ姫に夢中で・・・・・・優しく愛を囁いてくれるはずなの!」

「僕の運命の人は、薔子だ! 他の人なんて考えられないし、目にも入らない・・・ 薔子、早く籍入れよう? 君の全てを俺のものにしたいんだ。 ああ・・・キスしたい」

頷く薔子の顎を持ち唇を重ねる俺は、ついつい・・・・・・舌を絡ませる深いキスになっちゃって、薔子の身体を両腕でしっかりと抱きしめる

薔子も俺の首に腕を回してくるからノっちゃって、何度も角度を変えて・・・より深く、より繋がるようにキスを続ける

「いやぁぁあああああああーーーーー」

耐え切れなかったんだろうリリカが叫んで、特命係の部屋を飛び出しても僕は薔子を離せなくて・・・・・・

「もうそれくらいで よろしいんじゃないですか?」

杉下さんの言葉で唇を離せば、ぐったりと力の抜けた薔子を支えてソファーに座らせたんだけど・・・ 薔子ってば熱に浮かされたようなポワンとした顔で、うっとりと僕を見ていて

「すっげ・・・ 鈴城さん、可愛い顔してるし ・・・唇が濡れてエロ過ぎる・・・」

カイト君の声とゴクって音が聞こえて、初めて僕はマズイ事をしたと後悔した。 だってこんなに可愛くてエロい薔子の顔を僕以外の男の目に晒しちゃったんだからさ・・・

「カイト君、アノ子追いかけて連れてきて」
「へ? なんでですか? もう諦めたからいいでしょ」
「やられっぱなしは趣味じゃないんでね」
「・・・・・はい」

慌てて追いかけてくカイト君がアノ子を連れて戻ってくる前に、薔子を現に戻さなきゃね☆

この時は逃げ足の早いリリカを捕まえられなかったカイト君だけど、後から彼女の家に直接乗り込んだんだ

だって、僕たちのことは諦めても直ぐに代わりを見つけて付き纏うでしょ?  被害者を増やすのは警官としてできないからね

*****

「でさぁ〜・・・悦子! 家に乗りこんでどうしたと思う?」
「え? どうしたのよ〜 う〜ん、焦らさないで教えなさいよカイト!」

俺は悦子にあれからの事を話してやるんだ。 悦子も夜中じゅうメールを受信する俺の携帯の被害者だし、まあ・・・ひいてはアノKY姫の被害者だからな

「家を突き止めることはあっても、自分の素姓がバレるなんてこと今まで無かったからさ〜・・・あのKY姫、妙に大人しかったんだ」

そう、鈴城さん率いるチームの優秀なこと。 鈴城さん、織田さん、そして捜査員数名を引き連れて向かった先は閑静な住宅街でさ、驚いたことにアノKY姫!イイとこのお嬢様なんだ

で、家にいた母親に事情を話せば驚きつつ・・・・・・俺たちを家にあげて、KY姫を部屋から連れてきてくれた

「KY姫じゃ可哀想じゃん! リリカちゃんだっけ? ちゃんと名前で呼んだげなーー」

じゃーーそのリリカだけどさ・・・・・・ 最初は全部じぶんがやったんじゃないって言い張ってたんだけどさ

情報犯罪対策室だっけ? 警視庁に入ってからのリリカの動きを全て監視カメラで録画しててさ 言い訳も何もできないんだ

それまでの携帯の送信メールの履歴、発信履歴、リリカに付き纏われた被害者からの証言と裏付けの街の監視カメラの映像などなど・・・・・・ものすっごく証拠を出してくるんだ

これには庇ってた母親もお手上げでさ・・・・・・終いには父親も呼んで家族会議だよ

「お前は父親の顔に泥を塗りおって!!! もうこの家から出るな!!! 今まで買い与えてやったパソコンも全て壊してしまえーーー」
「いや! お父さん、それだけは止めて! これからこんな事しないから! お父さんの言う通りにするから!」

どこの親父もそうだけどさ、娘の言い分なんか1つも聞かないで怒鳴り散らして・・・ この時は俺もリリカが可哀想になっちゃったよ・・・・・・・その時なんだけどさ

「・・・・・・娘さんのやった事は確かにストーカー規制法などの法律に触れることもありました。が、なぜ娘さんの言い訳さえ聞こうとはしないのですか?」

「薔子ちゃんね! うわぁ〜・・・光景が想像できる」
「ちゃちゃ入れるなよ!」
「あ、ごめんごめん」

「分かる限りの被害者に私の部下が話をしましたが、彼等は被害届などは出す意志がないようです。 何故だと思いますか?」
「・・・・・・・私に分かるわけないだろう」

「皆が言っていたそうです・・・ ものすごく迷惑で困ったけど、何でか憎めないと。 方法は間違っているけど、彼女は一所懸命に自分の事を王子様と言って慕っていたと。そして・・・・・・」
「そして?」

「必死に愛されたがっていたから、と。 」

この言葉に今まで黙ってた母親がさ・・・・・

「リリカは子供の頃から私より父親にかまって欲しかった子でした。 事業に成功し裕福な生活を送れるけれど、父親として貴方は・・・・・・リリカを、この子を、この子が嫌がるほど愛してかまってあげたことがありましたか?」
「それは・・・・・・」

「仕事・仕事・仕事・・・ 遊園地へ行く約束も、デパートに遊びに行く約束も、全部破ったのは貴方です! 1つ約束を破られるたびに、この子の笑顔が消えていったの・・・・・・気がついてた? ねぇ、気がついてたの?」
「今はそんな事を話すときじゃないだろう!」

「やめて! 私が悪いの。 私が悪いの! もうしないから許してください・・・・・・ もうしないから・・・・・・喧嘩しないで・・・」

泣き出したリリカを母親が抱きしめてひたすら「ごめんね」って声かけてるから、俺もう〜・・・泣きそうになっちゃったよ

「私は・・・ 私が悪いのか? 良い生活をさせてやりたくて、そればっかり考えて会社を大きくしようとして・・・・・・・私は、間違っていたのか?」
「間違ってるんじゃない。 ただ抱きしめて、この世で一番大事な娘だよと・・・声をかけてあげれば良かったんですよ」

先輩の一言が、またカッコ良くてさぁーーー 俺、こっから涙が溢れちゃったもんな

で、3人が落ち着いたところで。。。。。。

「梨々香さん、あなたの調査力は素晴らしいものがある。 将来、私のチームに入りませんか?」

鈴城さん、真面目な顔で勧誘始めちゃったんだ

アドレスとかも交換してたから、今後も誘うんじゃないかな? でも、悦子! 信じられるか? 自分の婚約者に言い寄った女を自分の部下にしようとしてるんだぜ?

俺、あの人が一番訳わかんねぇーーかも!

おい! なんで笑ってんだよ・・・・・ 悦子? なんだよーー・・・その意味ありげな笑い!
教えろよ! 白状しろよ! え? ちょっタンマ!!! タンマだってば!!!

くすぐるのは止めろーーー・・・・・・いえ、止めてください。 お願いします。

もう言いません。もう聞きません。はい、仰せの通り夕飯は俺が作ります!

・・・・・・・・・でも、何でなんだろうな? 女って訳わかんねぇーーーーーー

*****

えっと、リハビリでのお話です!
楽しんでいただけたら嬉しいです☆

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コメント

☆ほっち様へ☆

ほっち様、コメントありがとうございます。

そうなんです、スンマンのイメージは書いた事がありますが薔子について書いてなかったですよ。
書いておこうと思いつついたので、良かったです!
失礼だなんて全然そんなことないですから! むしろ書かなきゃと思いつつ書いてない私のズボラさが痛いです(あうあう)
薔子はバラサムの天海祐希さんが色々なものと戦う姿が重なるんです。 っていうか、ほっち様もご存知ですか!!!
カッコイイですよね〜〜〜 宝塚時代の天海さんの男役姿より、バラサムの天海さんの方がよりキリリとしていて薔子なんです!
ゆっくりご覧になってください。 善徳女王も相棒もハリポタも・・・・・・全て私の愛すべき世界なので。。。

相棒Xディ2回見に行きましたけど、本当はもう1回行きたかったですね。 組対5課の一斉検挙の様子が好きで・・・ 大木さん始め、組対5課の面々のアクションがスカッとしまして病みつきなんです(笑)
DVDは購入する気マンマンなんですが、デカいスクリーンで見るのがいいですよね〜
残念ながら上映は、此方の方では終わってしまいました(もうちょっと長くてもいいのになぁ〜)

そうそう! 準レギュラーで出て欲しいですよね〜・・・神戸さん! シーズン中に1回は陣川回があるように、神戸回もあって欲しい!!! 切に願います。。。
ナムギルさんも兵役を終えてこれから!ですものね。 彼の出演するドラマが早く見られるようになりたいですね。

ほっち様の所もですか・・・ 人を一人送るというのは、大変なことですよね。 でもそれが残された家族にできる唯一のことですからね。頑張らないと!
とはいえ、頑張るのが過ぎて自分が参らないよう気をつけなきゃ! 何より辛いのは自分の時間がないことなんですよね
それもひと段落終え、月1のお参りですからだいぶ精神的に楽になってます(笑)
余計なことだなんて、温かなコメント感謝です☆
息抜き・・・・・・というよりは、気がつくと茶の間で行き倒れのように爆睡している自分が、笑えます。
他に使いたい時間を爆睡してしまうのですが、まあ、休養しないと妄想も湧いてこないので良しとします。

またいつでも! 遊びにきてくださいね〜〜 (^-^)/

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☆ほっち様へ☆

ほっち様、こちらこそ はじめまして!

私は韓国ドラマのコメディとかが好きで見ていたのですが、歴史物にハマったのは善徳女王が初めてです。ピダムが・・・・・器用に何でもこなせるくせに、愛には不器用で、ピダムの不憫さにやられたという変わった奴です(笑)

おおっ! 相棒がお好きですか! 私もです(笑) 相棒全般はほとんどリアルタイムで見ていたのですが、好きなドラマの1つでした・・・・・・が!!!
神戸さんにドキュンと射抜かれてしまいました。 本当、卒業なんて・・・・・・・神戸さんカムバック〜〜!!!ですよね。

イタミンの映画! 見ましたよ〜 思わずここで呟いてましたが、見ているうちに あっという間に2時間が終わってしまうという凄さと、少しですが見られた神戸さんに満足です!

薔子のイメージなんですが、そういえば書いてなかったように思います(探しておられたら申し訳ないことしました)
スンマンについては書いたように思います。スンマンは《王の男》という映画のイ・ジュンギさんに米倉涼子さんを足したようなイメージなんです。
対して薔子はというと・・・・・・劇団☆新感線の作品の中の《薔薇とサムライ》というのを、ほっち様はご存知でしょうか? その中の天海祐希さんがイメージです。 海賊船の船長姿(もちろん男装です)、舞踏会で歌い踊る姿、戦場で軍を指揮する赤い軍服姿などなど・・・・・ドレス姿より男装姿が私の頭の中の薔子の姿と重なります。
検索すると舞台の様子とかが紹介されているので、よろしかったら参考までに見られても・・・・・・

相棒でのコメントをいただくのは珍しいので管理人、ウハウハと喜んでおります! カイト君という新メンバーも交えたトリオ特命も楽しんでいただけたら嬉しいです

コメントありがとうございました! (≧∇≦)

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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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