If相棒☆ ≪合コン話の続き≫

※このお話では、カイト君が神戸の後輩として特命係りに存在します。。。
なので、杉下さんに部下が2人という「トリオ特命」となりますので、ご注意ください

こういう設定に嫌悪感がある方は、読まないことをオススメします!
平気な方だけ、どうぞ。。。

これは合コン話の続きです!   好奇心が抑えられないカイト君は、先輩の神戸が恋人にどの様にデレるのか興味津々なのです

そして久々の勘兵衛さん、登場です!!!

*****

「それにしても久しぶりだよな、嬢ちゃん!」
「ええ、貴女が隣に行ってしまい、しかも階級も上がってしまい 気軽に声などかけられなくなりましたからね~  今夜は良い機会になりました」

角田と米沢の両人は あんなに騒いでいたのに 早々に合コンを諦め、今は薔子とゆっくり酒を飲みながら話をしている

3人は合コンを続けている他のメンバーと、少し離れた・・・  奥まった隅のテーブルにいるのだが、薔子の美貌に店内の男達がチラチラと視線を送っていて・・・・・・

神戸の眉が・・・ 僅かばかりだがピクリと反応している

その様子を、いつも同じ部屋で神戸の顔を見ている後輩が 気がつかないわけもなく・・・  楽しそうにニマリと笑って、眺めているのだった

そんな後輩の視線もとっくに気がつきながら・・・  素知らぬ風を装う神戸。。。

(仕方ないか・・・ 助けるなんて約束しちゃったからね・・・  ふぅ~~)

神戸は助けを伊丹と芹沢から要請されており、今は、伊丹に彼女を作るため!と 薔子の傍に駆け寄りたいのを必死に我慢していた

伊丹に向き直り、小声で指示を出しながらも、当たり障りのない会話で女子の関心をつなぎとめ・・・ 彼女達のグラスが開けば優しく注文を取り、芹沢に取ってこさせる

「ん゛~~~  次はなに注文しよっか?」
「儂はパスタが食べたいのぉ~~」

急に女子の肩の間から顔を覗かせたのは、片方の眼に丸眼鏡を嵌め 着流しにマントを着込みステッキをついた・・・・・・勘兵衛だった

「え?」「きゃっ!」
「なに? っていうか誰? このオジイサン!」

女性陣とカイトが驚く中、急にビシッ!!!と背筋を伸ばした男が4人・・・  角田・米沢・芹沢・そして伊丹の面々に、不思議そうにカイトが眺めている

「合コンかの? 若い者は楽しいことがあって良いのぉぉ~~」
「おじい様、来られてたんですか?」

にっこりと微笑む神戸が さっと立ち上がり、自分の隣の椅子を引いて着席を促せば・・・  勘兵衛は満足そうに頷き その椅子へと座る

神戸の両隣には伊丹と勘兵衛が陣取ることになったのだが、居心地の悪い伊丹が そろぉ~~~っと椅子を立ち上がりかけ・・・・・・

≪ぐぃっ!≫ 勘兵衛に微笑みを向けながらも、片手で伊丹の上着を引っ張り座らせる神戸に、伊丹は小声で文句を言う

「おいっ! 前の長官の傍で女を口説くなんて 俺にはできねぇーぞ!」
「ははっ・・・  おじい様がいなくても伊丹さん、女子達と会話も出来てないじゃないですか!」

「ぐっ!!!(焦って飲んだビールに咽せる)  げほっ・・・」
「僕は やりかけた事は完遂しないと気がすまない質(たち)なんです・・・」

「でもよ、どうして・・・ コノ御方がここに来るんだよ! お前が呼んだのか?」
「・・・・・・・そもそも、僕は用事があると言ってましたよね? 貴方に無理矢理この店に連れて来られる前に!」

思い返せば特命係りの部屋から拉致してくるなか、神戸は「これから会う人がいる」とか何とか言っていたな・・・・・・と、伊丹は思い出す

「連れて来られたから仕方なく、おじい様にこの場所に来ていただく事にしたんです」
「・・・・・・・早く言えよ! そうしたら俺だって・・・」
「言う暇もないほど強引に連れてきたくせに!」

ぐぅの音も出ない伊丹に、神戸は「笑顔・・・笑顔ですよ!」と繰り返す

「女(おなご)には優しく笑む事も必要じゃぞ? これもまた修行なり・・・ ふぉふぉふぉ」
「おじい様の含蓄、いたみいります・・・」

豪快に笑う勘兵衛に、頭を下げる神戸・・・  頭を戻した神戸と勘兵衛が ふっ!と視線を合わせれば2人は笑い合う

「おお、そうじゃ! この年寄りも美しい貴女方と同席しても 宜しいかの?」
「美しいだなんて・・・」
「なにを謙遜することがあろう! 色とりどりの美しい華が1輪、こちらも1輪・・・ 若さに溢れて眩しいほどじゃ!  今を盛りと咲き誇っておられるのぉ・・・」

この勘兵衛の言葉に、言われ慣れない賛美に 女子達は頬を染め・・・  うっとりとした表情で勘兵衛を見つめ頷いている

「どうぞ・・・」
「あ、パスタならこちらが美味しかったですよ」
「飲み物は何にしましょうか?」

「おお、優しいお嬢さん達じゃ・・・  では、パスタはエビのペペロンチーノで・・・そうじゃのぉ・・・ワインリストはないのかの?」

女子達から世話を焼かれ始めた勘兵衛に、伊丹は呆気にとられながら その様子を眺めているだけで・・・

「伊丹さん! おじい様に遅れをとってどうするんですか! っていうか、おじい様も凄すぎます!」
「俺・・・・・・ 完全に負けてる・・・・・・」

ずぅぅ~~~ん。。。。。  ずぶずぶと沈み始めた伊丹は、酔いも手伝ってか俯いてブツブツと何かを言っているが、もうお手上げだと、神戸は席を立った

******

「ねぇカイト! あの人、誰?」
「俺も知らねぇー・・・  誰だ?  ってか先輩のお祖父さん?」

悦子と2人、隣のテーブルの様子を見ているカイトだが・・・  角田達が背中に物差しを入れたみたいなピン!としたままの姿勢で身じろぎ1つせずに固まっている

「ごめんなさい・・・ 私の祖父なんです」

穏やかな声が後ろからかかったかと思えば、それは薔子の声で・・・・・・ 申し訳なさそうにカイトのテーブルに来る

「自己紹介がまだでした。 私は鈴城薔子です」

受け取った名刺を見る2人・・・・・・

「警察庁IT犯罪対策課の課長・・・」
「警視って・・・  偉い人なんじゃないの?」

「いえ、上からの無体な要求に汲々としている宮仕えですよ  それに、私も居たんです」
「「は? なにに」」 byカイト&悦子

「特命係りにです」

ニッコリと微笑む薔子と、名刺の肩書きを見比べて2人は驚き・・・

「「えええええーーーーーー」」

揃って驚きの雄叫びを上げるのだった。。。

「じゃあ薔子ちゃんって職場恋愛なんだー」
「うふ・・・ お恥ずかしいですが・・・ ///」

「いやぁーん、ポッと頬染めて・・・可愛い♪」
「え・・・悦子さん そんな大きな声で・・・」

「で? で? 神戸さんとの馴れ初めは? 先輩後輩の間からどうやって恋に発展したの?」

自己紹介をして直ぐに、悦子と薔子は気が合うのか打ち解け・・・ もう砕けた口調で話し始めている

その勢いに・・・ 蚊帳の外にされるカイトは、ひたすら聞き役に徹しているが、その顔は満面の笑顔だ

カイト自身、あの常にクールな先輩がどうやって12才も下の・・・ 後輩として一緒な部署にいる薔子を口説いたのか、興味津々で聞いている

「・・・弱ったな 恥ずかしいですから・・・」
「え~~ 聞きたい、聞きたい! ちょこっとでいいから・・・ね!」

「・・・・・・・・・//////」

もじもじ・・・と、話すのを躊躇う薔子は おしぼりを弄り、頬を赤く染め 視線を彷徨わせる・・・  しかも瞳も潤んでいるし、破壊力抜群の兵器のように周りの男達の目を引き寄せる 

ガタッ! ガタタ!!!

薔子の美しさに視線を集められていた他の客の中で、自信がある者が席を立ち・・・ 真っ直ぐこちらに向かって歩いてくる

「ありゃ・・・ マズイんじゃないのかなぁ~~」

気がついたカイトが薔子の男避けになろうと、精一杯胸を張り 存在をアピールするものの・・・・・・  男共の歩みは止まらない

ただ当の本人は悦子に詰め寄られ 真っ赤な顔で照れながら、どう他の事に話を持っていこうかと焦るばかりで・・・

周りに じりじりと躙り寄るのにも気がつかない、もちろん! どう話させようかとワクワクしている悦子も、気がついてはいないのだ

「ねぇねぇ薔子ちゃん! お姉さんに話してみなさいよ! あの神戸さんとの馴れ初めを!」
「ですから悦子さん・・・ 恥ずかしくて どこから話せばいいのか分かりませんし・・・///」

「あの女扱いの上手さは尋常じゃないわよ! しかもお堅い警察官なのに・・・ う゛う゛~~ 知りたいわ!」
「やっぱり・・・上手いですか?」

「もちろん! さっきから女の子達が席を立たずにいるのは神戸さんの手腕よ! 手腕の賜物! 話題には事欠かないし、聞き上手に気配り上手だし、絶えず笑顔だし、その笑顔が素晴らしいし・・・ あんな人がいるのね」

「ちょっとよろしいですか?」

不意にかけられた聞き覚えのない声に、薔子も悦子も顔を向ける・・・が、カイトが慌てて間に入ろうとするが何人かで来ていたため声をかけた男以外の男に止められた

「な・・・何ですか?」
「よろしければ少しお話を・・・」

悦子も男の目が真っ直ぐ薔子に向けられていることに察し、薔子を庇うように間に入るが・・・  邪魔だとばかりに除けられる

悦子の腕を取られた瞬間、薔子が男の手首をくぃっと捻り外し 悦子を腕の中に引き寄せる

「・・・・・・楽しく話をしているんだ、放っておいてもらおうか」
「いや・・・ 俺はただ・・・」

俊敏な動作に反して ゆっくりと視線を男に向ける薔子だが、その眼には先程の可愛らしい雰囲気など微塵もなく 男が顔を青ざめるほど冷たい眼で見つめている

「ただ? 何だ? 言っておくが私は警察官だ  下手な態度をとれば・・・・・・ くすっ 」

警察官という言葉で去っていった男に、薔子の冷酷な笑みが浮かんでいる

「悦子さん 大丈夫?」
「・・え? ・・・ええ」

片腕で抱き寄せられていた悦子を解放すると、彼女は少し頭をふり・・・ 椅子に座る

「薔子ちゃんって凄くいい匂いするのねぇ~~  お姉さんクラックラ きちゃった!  カッコイイし何だか惚れちゃいそう」
「カイトさんって恋人がいるのに?」

「ああ・・・ あれはあれ、これはこれ、よ!」
「くすくす・・・ 光栄です」

呑気に会話している2人だが、去ったのはさっきの男だけで・・・ まだ、他にも居ることには気がついていない

他の男が・・・ いや、何人もの男が近づいてくる

「おい! ちょっ! ちょっと、放せよ! 放せってば!!!  おい!!!」

カイトはまだ囚われたまま。。。

*****

「ねぇーねぇー お姉さん達さ、ちょーっといいかな」
「はい、そこまで!」

話しかけようと近づいてきた若い男性が 薔子たちのテーブルに着く前に間に割り込んできたのは・・・・・・

「・・・・・邪魔しないでくれるかな~」
「邪魔もなにも・・・ 君の方が お邪魔虫! なんだけどね」

腕を組んで仁王立ちする神戸は、穏やかに そう告げる・・・  が、穏やかな声には怒気が含まれ、眼の笑わない笑顔をこれでもかと向けられれば、大抵ならば引き上げるだろう

だが若者の中には無鉄砲な者もいて、まだ留まろうとしていたが・・・・・・

「・・・・・・俺の女に 気安く話しかけるんじゃねぇーーー」

笑顔も引っ込め 真顔で怒りのオーラを隠さなくなった神戸に・・・ アタフタと自分の席へと戻っていった

「ふぁー 凄い剣幕! よっぽど薔子ちゃんのこと好きなのね」
「・・・・・・俺の女・・・  嬉しい //////」

弱冠、薔子の反応はズレてるようだが・・・  神戸は薔子に大丈夫かと聞いてくる顔は、蕩けるほどの笑顔で。。。

男に解放されたカイトは そんな神戸を見つつ角田達に聞いてみた

「神戸先輩っていつも彼女には ああなんですか?  アレが先輩のデレなのかな~」

しかし、返ってきた答えはカイトの予想とは違っていて・・・  合コンを終え 悦子のマンションの部屋でくつろいでいる時に彼女にも話したのだった




「え? 今日は神戸さんじゃなくて、薔子ちゃんがデレてたの?」
「ああ・・・ 角田課長の話じゃ~ 今日の先輩はそんなデレてなかったって・・・」

「いや、でもねカイト? 薔子ちゃんの態度って普通よ 普通に恋人といる女子だから・・・  デレの定義がわかんなくなりそう」
「何でも課長の話じゃさ・・・  先輩の前では女の子で、他では男前なんだって・・・  分かる? 悦子」

「あ! ・・・・・・何となくだけど 分かる気がするわ」

聞いておきながらカイトは薔子には興味が無いらしく、気のない返事しかしない

「あ~~~あ、いつになったら俺って 先輩のデレ~~~ってした姿見られんのかなぁーー」
「・・・・・・また、合コンでもセッティングしてみる?  もちろん薔子ちゃんも誘ってさ」

「ん゛ん゛~~~」
「・・・そうだ! Wデート・・・ これいいんじゃない?」

「・・・・・・いいかも!  いいかも!!  そうしたら先輩が恋人にデレッデレになるのも見やすいよな!」
「じゃ、今度は居酒屋じゃなくて・・・ どこかテーマパークとか・・・デートスポット巡りとか!」

キャッキャッと盛り上がるカイトと悦子は、その後 計画を練っていたという。。。




さて合コンも終盤に差し掛かった頃の様子はといえば。。。

「~~~どぅーせ 俺は 女には縁がありませんよぉーーーだ!」
テーブルの端っこでビール瓶相手に絡む、出来上がった伊丹

「このハム、美味しいですね~」
すでに女子よりハムに目的が変わった米沢は、ハムをツマミに1人で飲んでいる

「寝ちゃダメですよ、課長!」
「うぃ~~~・・・・・  ぐぅー」
酔って寝てしまった角田と、介抱している芹沢

「ふぉふぉふぉ・・・ 今宵は素晴らしい夜じゃ! 若くて優しい貴女たちに知り合えたのでなぁ~~」
「きゃー///」
女子に周りを囲まれて ご満悦な笑い声をあげる勘兵衛

「この合コン・・・ 成功なの? 失敗なの?」
「・・・・・・さぁ~~」

首を傾げるカイトと悦子に、神戸の声がかかる

「じゃ、僕達はお先に・・・  これ、僕達の分ね」
「失礼します」

カイトの手に2人分より多い金額を残して去っていく、神戸と薔子を見送ったあと思い出すカイト

「うわ! 先輩の彼女のアドレス聞くの忘れてた」
「私、交換したわよ!」

「俺にも教えて!」
「ダメよ! 聞きたいなら直接聞いて?  それに薔子ちゃん言ってたわよ、神戸さんが男とアドレス交換したら拗ねちゃうんだって~~ だから女子としか交換できないって!」

「そうなんだ」
「それより・・・  コレ、どうしようか・・・」

女子を独り占めにして、両手に花状態の勘兵衛の笑い声が いつまでも店内に響いていたという。。。



(ところで先輩ってこのオジイサンと用があったんじゃないの?)
(帰らないんだけど・・・ この人たち・・・)

(・・・・・・どうーせ 俺なんか くそっ)


(( はぁ~~~ ))

*****

グダグダ感 満載ですが・・・  合コン話は妄想をかきたてられますね!
まだまだ納得しないカイト君、これから先輩のデレを見ようと奮迅します(笑)

こういう特命も ありですよね? ね?

ではまた (o・・o)/~
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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