17:《闇と月光》 ~

恋人になった2人ですが・・・  初々しいラブラブカップルを目指します!!!

***

夏休みも後半に入ったときリリーから手紙が来た

ソファーに座り、セブが煎れてくれた紅茶を飲みながら読んでいるのだが・・・  そうか、リリー

「・・・ゴドリック谷に行こう」

私は隣に座っているセブに手紙を見せた

「リリーの妊娠・・・ということはヴォルデモートが赤子になったのか」

私が頷くとセブは左腕を袖の上から押さえている・・・ああ、そこにある闇の印を抑えているのだろう

ヴォルデモードが力を失っている今は見えない印・・・  見えはしないが、セブを縛る印・・・

「セブ・・・」

私は10才の身体で精一杯両手を伸ばして・・・彼を抱きしめる

「レイ・・・」
「セブ大丈夫だ・・・私がいる 浄化は完璧だ」

「レイ、我輩は大丈夫だ そんなに心配しなくていい」
「・・・心配くらいさせてよ セブは私の大切な人なんだから」

「レイ・・・可愛い事を言うな・・・  もう我輩は我慢などしないぞ・・・」
「んっ・・・セブ・・・んん・・・」

朝から情熱的な口付けを受ける私は・・・  直ぐに息が上がってしまいセブの胸を叩いてしまう

「ふふ・・・  早く元に戻れレイ  我輩は待ち遠しいぞ」

はぁはぁ・・・  もう! 私は今は子供なんだぞ 手加減してくれてもいいだろう

そう言うとセブはおどけて目を見開いて私を見つめる

「・・・これでも我輩は手加減しているのですがね」
「ええ? ・・・そう・・・なのか? すまないセブ、私はセブとしか口付けなどした事がないから分からないのだ」

悪い事を言ってしまったな・・・  軽くだが、責めるような言葉を言ってしまった・・・  と、私が謝れば謝るほどにセブの顔色が良くなり、今は耳や首が真っ赤になっている

何故だ?  私は何か可笑しな事でも言ったのだろうか?

きょとんとしながらセブを見ていれば・・・  セブが私とは反対に顔を向け掌で口を覆っている

「レイ・・・  口付けが私だけというのは本当なのか?」
「ああ、日本は口付けや抱き合うなどといった事は滅多にしないからな・・・  恋人や夫婦くらいかな・・・」

「そ・・・そうか・・・ではもしやレイ・・・  お前のファ・・・ファーストキスは・・・」
「セブだよ!」

当たり前だろう?日本には挨拶で頬にキス何て事も無いんだぞ!  抱き合うのも小さな子供が親にされるくらいだろう

そう言えばセブがワナワナと奮えながら私を見ている・・・・・・どうしたんだろう

「ましてや私は・・・  人と触れ合うなどとは昔も今もセブとリリーだけだ」
「ぐぶぅ・・・」
「セブ!?  セブ大丈夫か?」

いきなりセブが仰け反り横に飛んでしまったのだが・・・  何か変なものでも食べたかな?

「セブ大丈夫か・・・のあっ!!!」

慌てて床に臥しているセブに近寄れば【がばあっっ】と真っ黒なモノに頭から包まれて・・・・・・トクトクトク・・・・・・鼓動が刻む生きた証しが耳に沁みてきた

「・・・あまり我輩を煽るな 愛しいお前と想いを通じ合えたのだ・・・  可愛い事を言うお前に・・・我慢できそうにないぞ」
「セブ・・・」

セブに抱きしめられて顔を胸に押し付けられたままの私が、セブがどんな顔してるか見たくて見上げれば・・・

「レイ・・・見るな //////」

目を塞がれた

「見ない方がいいですよレイ先輩  良い年した男の鼻血なんて見ない方がいいです」
「レギュラス!嘘をつくな我輩は、我輩は!鼻血など出さんぞ!」

「くすくす・・・  焦れば焦るほど疑惑という物は深まるものですよ」
「レギュラス!」

「冗談はさておき・・・  校長から手紙がきました」
「冗談・・・冗談だったのか・・・  よかった」

セブが何だか脱力してるけど・・・  まぁ、放置して私は手紙を読んでいた

手紙には夏休みを過ごすため新しく別荘を用意してくれたそうで・・・  護りの呪文を幾重にも重ねて結界をはったようだ

その場所が・・・・・・ふふっ・・・おじい様らしいな

まだ脱力しているセブと彼を楽しそうにからかうレギュラスを置いといて、私は他の家族を呼んでいた

「ベリル、荷造りを手伝ってくれないか?」

パタパタと小さな足音がキッチンからしたかと思えばベリルがニコニコとやって来た

「レイ様、荷造りでございますか?」

私はベリルに手紙を見せて、おじい様の計らいを知らせた

「今日中に此処に引越しできるかな」

私の問いにベリルは指折り数えて何かを考えていたが・・・

「レイ様、私1人でも1時間もあれば完了致します」

「そうか・・・では早速お願いしよう」
「はい!」

「クリーチャーめもお手伝いしたいのですが・・・」

のっそりと現れたブラック家の屋敷僕妖精のクリーチャーが静かに言い出してくれる

「ありがとう ではクリーチャーも引越しを手伝ってね」

恭しく礼をしたクリーチャーがベリルと何事か話し、その場から消えた

「クリーチャー様は先に掃除をされに行かれました」

手際の良さに感嘆してしまう・・・

「さあセブ!  荷物を纏めよう」
「我輩にも手紙を見せてはくれないかね」

セブに手紙を見せれば・・・  あはっ!やっぱり固まっちゃった

「な!な!なんだ!  この住所は!」

横からレギュラスが覗き込んで・・・  苦笑しているが・・・

「ここここ・・・  この住所は・・・  リリーの家の隣ではないか!」
「校長もまた・・・  くくっ・・・  よりによって騎士団のアジトにもなってるポッター家とはね・・・」

レギュラスが笑いを堪えているのか肩が小刻みに震えていた

「くくっ・・・絶対あの愚兄が絡んできますねスネイプ先輩・・・  くくっ」
「嬉しそうだなレギュラス・・・  どうしてその様に楽しそうなのか我輩に教えてはもらえないかな?」

【ぬ゛お゛お゛ぉぉぉおううう~~~】

両腕を胸の前で組んだスネイプがレギュラスを眉間の深い皺とともに鋭く見ている・・・  腕から後ろへと黒い
ローブを垂らし仁王立ちした姿はホグワーツで一番生徒を威圧できる教授のもので、妙な迫力がある

「せっかく想いが通じ合ってもお邪魔虫がいっぱいだな~~~って・・・  おわっ先輩!」

無言呪文で飛んできた魔法をかわしたレギュラスが杖を取り出しスネイプに攻撃し・・・  同じくかわしたスネイプがレギュラスに攻撃し・・・  かわしたレギュラスが・・・

《きぃぃぃーーーん》

「いい加減にしないか!!!」

レイから雷が落ち、レイの愛刀“散塵丸”が二人の放った呪文を散らせていた

「まったくもう・・・いい大人が何をしている!  引越しすると言っているのに遊んで!!!」
「すまないレイ・・・」
「すみませんレイ先輩」

「キリキリ動く!!! セブは実験道具と薬草を纏めてベリルに渡して、レギュラスはセブの本を纏めて! 私は自分の荷物を纏めよう」
「「はい!」」

すくっと起立した二人の返事に満足そうに頷いたレイが部屋へと入っていった

***

あれから着々と準備は進み、出来上がった荷物はベリルが次々新しい家へと持っていった

元々借りていた家の事・・・  荷物も増やさないようにしていたスネイプとレイだから1時間ほどで引越しは完了したのだった

というわけで、今は此処ゴドリック谷のポッター家の隣に居た

「さてと、隣に挨拶しに行こう」
「・・・・・・明日でも良いのではないか?」

「でもリリーに会いたいし・・・  セブはリリーに会いたくないの?」
「そんな事は無い!  ないが・・・  ふっ・・・ まぁ良いか」

セブが頷いてくれたから2人で隣のポッター家へと向かった

「まぁ! レイったら大きくなったのね! ・・・・・・今は10歳くらいかしら?」
「ほら!俺が言ったとおりだろ?  レイが大きくなったって言っても信用しないんだからな!!!」

「ははは・・・  普段が普段だからねシリウス!  それにしてもレイ、君ってそれくらいから凛々しくて素敵だったんだね  そうだ、チョコ食べるかい」

玄関に着いて呼び鈴を押した途端リリーがドアを開き、私の姿を見たとたん喜んでくれたのだが・・・・・・  その声に部屋にいたシリウス、リーマスが駆けてきて玄関を塞ぐように私を見ている

えっと・・・  中には入れてくれないのだろうか?  そう思っているとセブの不機嫌な声が私の頭上から聞こえた

「いつまで玄関先に我輩達を立たせているのかね?  ブラック、ルーピン! お前達が邪魔なのだが・・・」

本当にセブってば・・・  こういう言い方って学生の時から変わってないな・・・  私は苦笑してセブを見上げた

「何かね、レイ?」
「変わんないね セブ・・・」

「変わりはしない・・・  お前を想う心と一緒にな・・・ レイ」
「//////  セブ!」

変わったのはこういう言い方で、私は何気ない会話の中でも織り交ぜてくるセブの・・・・・・  あ・・・あ・・・愛の言葉に、まだ慣れなくて・・・  すぐに真っ赤になってしまう

おかしいな~~   こういう事、平気な顔して言う人じゃなかったのになぁ・・・

私がいなかった8年余り・・・・・・  セブは何を思い、何を感じていたんだろう・・・・・・

「はいはい! そこで見つめ合ってないで中に入って? レイ、セブルス!」

う・・・  恥ずかしい・・・  長身のセブを見上げて見つめていた私は、恥ずかしくて顔が熱くなるのが分かる・・・

・・・・・・セブは? どうだろうか、とチラリとみれば平然とした顔で私の肩に手を置いて中へ入ろうと促している

「レイ 入るか」
「う・・・ うん」

セブの顔は・・・・・・変わっていない  こういう事を言う事に、もしかして慣れているとか?

もしかして、女の人がいたのかな?  8年・・・  8年は長いよね・・・  セブが他の人と恋をしていても不思議じゃない・・・

今のセブの隣に、他の女の人が寄り添う姿が私の頭に浮かんで・・・  凄く様になっている・・・ううん、凄く似合う様子に・・・  私は案内されたリビングに置いてある鏡を見て、セブの隣に私が居る姿を浮かべた

・・・・・・・・保護者と子供。  それ以外の何者でもないな

「レイ? どうしたの?  レイ! 貴女、顔色が悪いわよ」
「ん? 大丈夫だ リリー」

「レイ! 疲れが出たのではないか? 今すぐ我輩が薬を煎じよう・・・ 歩けるか? 家に戻ろう」
「セブ・・・  でもリリーに」

「隣に居るのだ、今すぐじゃなくてもいいだろう・・・  ということでリリー、悪いが我輩達は家に戻る」
「え? セブルス今なんて? 隣に引っ越してきたの?」

「リリー 詳しくはクマで連絡する  今はレイを優先させたいのだ」
「そうね、そうだわ!  セブルス、レイをお願いね」

「・・・・・・言われなくとも」

頭がグラグラした私の意識は、ここまでで・・・・・・・  その後は、ふわり とした浮遊感に、身体を支える逞しい腕の感触・・・  そして鼻腔を擽ぐる、セブの匂い・・・・・・

それだけが私を包んでいた

安心できる・・・・・・  襲ってくる睡魔に、私は抵抗するのを止めて・・・・・・  微睡むことにした

「レイ・・・ 眠るがいい・・・  我輩の腕の中で、何も憂うことなく・・・  眠るがいい」

レイの微笑みさえも浮かべたような安心している顔に、我輩はそっと・・・  抱き上げて家へと戻るのだ

「ん・・・  せぶ・・・」
「寝言か・・・  どんな夢を見ているのやら・・・」

夢の中の我輩は、どんななのだ?  ちゃんとお前を守っているか?  ちゃんとお前が笑っていられるように しているのだろうか・・・

ベットに寝かせるとき小さく呟かれたレイの言葉に、我輩は・・・・・・

「・・・・・せぶ  だいす・・・き・・・」
「我輩はレイ、お前を・・・  愛している」

そう返した我輩は、滋養薬を煎じに行った

ベリルに後を任せてな。。。

*****

8年という月日は長いです  その間に教授に何かあったかも?と不安になるレイ・・・

何もないのか、何かあったのか・・・・・・  それはこれからのお楽しみです!!!
(実は考えてない管理人!  ・・・でもウチの教授はきっと・・・ウニャムニャ)


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コメント

☆リン様へ☆

リン様、おはようございます!

> 教授お久しぶりです~
本当に、間が空いちゃって・・・  リリーの妊娠もあるので、これから書いていきます(ていうか私が教授不足になっちゃいまして)

> デレデレ教授ごちそうさまです^^主人公にぞっこんな教授ってホント萌えます。この後どうなっちゃうのかホント楽しみです。
デレデレいいですよねぇーー 私も大好きです!  他には(生徒や周りの人)ツンツンなのにレイにだけはデレっデレなのって・・・・・もう、本当に、大好物です♪

> お風呂とかどうしてるんでしょう?10歳なら……教授、ひょっとして一緒に入ってる?目隠しとかして…。
えへへ・・・ 考えて(妄想という・・・)はいたんですが、どうしても危ない方向に行っちゃうもんで自粛してました
でも、面白いっちゃーー面白いですよねぇぇーーー

> まーロ☆リ☆コ☆ン☆ ←望むところです!!! レイがミニの間にしたいことしちゃえばいいってことに今、気がつきました(ありがとうです、リン様!!!)

> でもむしろそういう展開もアリかと…(変態ですいません)
私もそうですから!  ムフフ・・・  楽しくなってきました♪

> きっと主人公の式神(守護神でしたでしょうか…?)がお世話を焼いてくれるのかもしれませんね。そんな式に、教授がじぇらしー燃やしてたらもっと面白いですけどね^^
守護獣ですね♪ 龍たちにジェラシーめらめら☆な教授もイイですね~~
今はレイが戻って傍にいる幸せに浸っている教授なので、そろそろ他に目が行く頃ですね・・・
お風呂の後は、ジェラシー教授も入れちゃいたいですね♪(嫉妬深くて独占欲の塊が基本装備ですので、ウチの教授は(笑))

> しあわせなお話で良いですね…疲れた体に浸みこんでいきますよ、すーさんのお話を拝見すると。ぷるっぷるのみずみずしい心になれそうな気がしてきました(*^^*)
>
> 更新、楽しみにしていまーす^^


コメントありがとうございます  私もリン様の教授が凄い好きです(色々なシリーズも大好きです)
更新、スマホで書けるよう練習しながらになるのですが、頑張りますね♪

なんということでしょう、教授がかわいいです^^

すーさんこんにちは!リンです。

教授お久しぶりです~!
デレデレ教授ごちそうさまです^^主人公にぞっこんな教授ってホント萌えます。この後どうなっちゃうのかホント楽しみです。
お風呂とかどうしてるんでしょう?10歳なら……教授、ひょっとして一緒に入ってる?目隠しとかして…。

まーロ☆リ☆コ☆ン☆

でもむしろそういう展開もアリかと…(変態ですいません)
きっと主人公の式神(守護神でしたでしょうか…?)がお世話を焼いてくれるのかもしれませんね。そんな式に、教授がじぇらしー燃やしてたらもっと面白いですけどね^^

しあわせなお話で良いですね…疲れた体に浸みこんでいきますよ、すーさんのお話を拝見すると。ぷるっぷるのみずみずしい心になれそうな気がしてきました(*^^*)

更新、楽しみにしていまーす^^
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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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