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⑤相棒《王子と背中》

はい、神戸さん動き始めました~~! 
ミス・グリーンのお話のとき、緑さんとお茶して笑顔になる神戸さんや、盾になるように立った神戸さんにクールなだけの男ではない!とお気に入りのキャラになった管理人です(昔から及川さんは好きな役者さんなんですがね)

***

「薔子さん綺麗~~~」
「ほんとに! ちょっと化粧して髪を巻いただけなのに」

きゃいきゃいと薔子を化粧しながらはしゃぐ婦警・・・  の中には真理も居た

「さ、お化粧は終わりました」
「スースーする・・・」

着なれないワンピースにしきりに膝下を気にする薔子・・・・・・ いつもはパンツスーツばかりだから違和感が拭えないのだ

一緒に薔子のマンションに来ている真理も、合コンに気合いを入れている婦警2人=杏子と詩織も、華やかになった薔子に歓声をあげている

「さ、行きましょう」
「新しい出会いを掴みましょう」

「あはっ(はぁ・・・少し後悔)」

タクシーで向かった先はお洒落なワインバー

カウンターがあり、その後ろには水槽で仕切られたテーブル席があり、その後ろには水が流れる壁がある

案内されたのはその壁の向こうのテーブル席だった・・・壁と言ってもテーブル席に座った人が見えなくなるくらいの高さしかないが

壁で仕切られた向こうはテーブルにソファーなのに比べて、こちらは足の長い椅子が並んでいる

「お洒落だよね、ここ」
「雰囲気ありますね」
「さ、入ろっか」

真理は帰ったので薔子に杏子と詩織が店に入っていく

コートを預け店員に案内され中を進んでいけば、既にスーツ姿の男性と女性達が座っていた

だが男性の方が多く薔子達3人が混ざっても男性側の方が多い

「警察官って知ってるの?」

薔子が聞けば杏子が頷いた

「私の友達が婦警に知り合いが居るって言って、合コンになったから知ってるはずです」
「そっか」

席に近づいた薔子達に気がついた女性が立ち上がり手を振っている

「あれが友達です」

一頻り「久しぶり~」となった後、席に着いた3人には質問が降り注いだ

「婦警さんて普段は何してるの?」
「警視庁と警察庁の違いってなに?」

にこやかに相手をする杏子と詩織を見て、薔子は感心しながらワインを飲んでいた

***

「来た!!!」

入口を見ていた僕はつい、声を出して反応していた

「あれか?」
「ここからじゃ見えないな・・・」
「席を替えよう  あ、君!」

大河内さんが店員に言って壁向こうのテーブルの端に席を作ってもらえば、薔子ちゃんの後ろ姿が良く見えた

「・・・キレイにしちゃって・・・」

クリームイエローの優しい色のワンピースが驚くほど薔子ちゃんに似合っている

いつもは・・・といっても1ヶ月くらいだがダーク色のパンツスーツ姿しか見たことがない僕の目には、鮮やかで綺麗で・・・彼女を一目見た瞬間、心にストンと何かが落ちた

くるくると巻いてある髪も、薄く化粧を施された顔も、薔子ちゃんに良く似合う・・・・・・  その装いが僕の為じゃない事に、大いにムカつくほど似合っている

「アレは何をしているんだ」
「合コンです」
「合コン・・・」

ピンときてない大河内さんは放っておいて見ていると、皆が席を立ち座る位置を変えている

今までは横一列に男女となっていたのに、今度は交互に座り直したんだ

薔子ちゃんも横にズレて座り、スーツ姿の男がニヤけて隣に座ったのに僕は舌打ちした

「チッ くそっ・・・」
「お前本気みたいだな」

「何が? 今忙しいんです 話しは後にして下さい」
「クックックッ・・・分かった」

そんな僕達に気がつかない向こうのテーブルでは、ちょっとした騒ぎが起こっていた

***

「やめて下さい」

杏子と詩織、それぞれ彼女らを両側から挟むように男性が座っている

ちょこちょこと肩やら腕やらを触ってきはじめた男性に、薔子の眼が鋭く光だした

「証券マンって何処の証券会社なんですか?」

徐に聞き始めた薔子

「えっ? ○△だよ」

言われた会社は大手で有名な会社だ、その名を聞いて杏子は目を輝かせた

「申し遅れました私、鈴城 薔子と言います」
「じ・自己紹介しようかぁ~俺は~」

「○△なら伍代部長はお元気ですか?」
「へ? は?」

「伍代? 誰それ」

男性達が口々に知らないと呟くのを聞いた薔子が、あら!と驚いた顔をする

「え? 自分の会社の部長の名前を知らないんですか?  私の母がそちらに資産運用を頼んでるから、部長の伍代さんとは親しくしてもらってるんですが・・・」

その言葉に先に居た男女の視線が値踏みするように薔子を見れば、着ている服は高級そうで持っているバックもブランド物、腕に光る腕時計も何百万という代物・・・それに気がついた皆が口々に

「あっ伍代部長ね!知ってるよ・・・でも部署が俺達とは違うからピンとこなかったんだ」
「そうそう」
「そうだよ!」

「苦しい言い訳だな」

大河内の可笑しそうな呟きに神戸も頷く

「ほんとに! あっ! 薔子ちゃんがまた黒く笑ってる」

神戸と大河内が見ているなか・・・・・・  薔子がニンマリと、何かを含んだような微笑みをしだした

「くすっ・・・  くすくす・・・ふふふ・・・ははは・・・ 杏子ちゃん、詩織ちゃん帰ろっか!」
「どうしたんですか薔子さん! きゃっ!」
「待てよ」

薔子は立ち上がり杏子と詩織の手を引いて帰ろうとするが、両側から男の手が伸び二人を行かせないようにする

「何で帰るのさ 夜はこれからなんだ」
「ふん!○△の社員だなんて身分詐称している時点で信用できない」
「何でそんな事分かるんだよ」

食い下がる男達

「だって○△に伍代部長はいないから」
「は?だってアンタそう言ったじゃん」

「嘘!カマかけただけ」
「何で分かったのよ」

男達を焚き付けていた女性が悔しそうに薔子を見ている

「まず名刺を出さない ちゃんとした会なんだから普通は名刺交換から始まるでしょ? 交換したくても○△会社の名刺なんて無いんだからできないよね」
「うっ!」

「で、伍代部長なんてカマかけて言ったけどさ・・・そんな方いないのに知ってると言ってる 結論は身分詐称・・・つまり騙り(かたり)ってやつね 分かったら杏子ちゃんと詩織ちゃんを放してね」

「帰るならアンタだけ帰りなさいよ、デカ女!」
「イチャもんつけやがって! あーあ、気分悪いから場所変えようや」
「このデッカイ女は置いといて行こうぜ行こうぜ」

杏子と詩織の肩を掴んだ男達が無理やり連れていこうとする

婦警とはいえ男の力と人数に敵わないと、杏子と詩織が焦るなか神戸と大河内が出ようと立ち上がった・・・その時!!!

「クックックッ・・・ねぇ、何か忘れてない?」
「あ゛?」

薔子の手が杏子と詩織の肩を掴む男の手の肘を次々と掴み、外していく

「痛い!」
「なっなんだよ!腕が痺れてる!」

4人の男が肘に電気が走ったような痛みと痺れる苦痛に顔を歪め、呻いている

「警官なめんな! さ、杏子ちゃん詩織ちゃん こっちに」

手を引いて2人を自分の背後に庇う薔子に、悔し紛れの罵声が浴びせられる

「アンタが邪魔しなきゃうまくいったのに! このデカ女! そんなデカイあんたなんて男に相手にされないでしょうよ」
「相手にしてくれるのがその程度な男なら、いらないから」

ニコッと笑う薔子を女性が忌々しげに睨み付けている

「そんな生意気言ってたらアンタみたいなデカイ図体の女は死ぬまで処女のままよ」

少し首を傾げた薔子が何か言う前に・・・

「俺の大切な人をそれ以上侮辱すると、許さないから」

スッ・・・と、音もなく神戸が薔子の前に立ち、背中に庇う

「・・・誰!」

その問いに応えるように、神戸の極上の笑顔が炸裂した

***

仕立ての良い濃紺のスーツに淡いイエローのシャツは僕のお気に入りなんだ

胸元もボタンを止めずにいるから、んふっ・・・イイ男でしょ!

微笑みながら見ていたら今までの態度からは急変した女性が一歩近づいてきた

「あの・・・貴方は?」

ほらほら! 視線も顔も随分かえちゃって・・・生憎だけど薄っぺらな女性には興味が無いんだよね

「君が散々デカイ女とかデカイ図体とか言ってくれてた娘の・・・・・・  恋人です」

「ウソッ! あんなクソ生意気な女に貴方みたいな素敵な人が恋人なんて~・・・ 何かの間違いでしょ?」

「いいえ」

「なんで彼氏がいるのに合コンにくるの? 尻軽な女なんて嫌でしょ?」

くねくねと絡みついてくる腕をやんわり外して、僕は薔子ちゃんを抱き寄せる

「社会勉強はどうだった薔子ちゃん? ・・・君が合コンに行ってみたいってお願いするから行かせたけど」

薔子ちゃんにウィンク1つ・・・・・・  にっこり笑ってくれたから意味は、通じたよね?

「男の人って信用できないんですね! 私は貴方しか知らないからビックリしました!」

「あらら~ 変な印象もっちゃったね・・・仕方ないか最初がこんなんじゃ~ねぇ~」

僕が少しオーバーに言うと薔子ちゃんがノってきてくれた そうこなくちゃね♪

「俺の事は信じてくれる?」
「ん~~~どうしようかな・・・ふふふ」

名前の通り・・・薔薇の蕾が、ほころび始めたような・・・そんな可愛い笑顔を見せられたら・・・ああ、たまらないよ

キスしたいな・・・・・・・・君に、この胸の ときめきを込めて

「貴方は別かな・・・」
「よかった♪」

「だって私の1番大切な人だから・・・尊さん //////」

マジ? どうしよ? 名前を呼ばれただけなのに、何か来た!!!  ぐっ!と、来た!!!  鼓動が早くて顔が熱いよ・・・

口を手で覆い、斜め上空の天井を見て感動していると、後ろから「クックックッ」て笑い声が・・・・・・

「もういいだろう? 店の迷惑になるからな早く出るぞ」

婦警さん2人を連れて出口に向かう大河内さんの後を追おうと、右手で薔子ちゃんの手を握り左手に彼女のバックを持って歩き出した

おっと! どうやらこの茶番劇を裏で仕組んだであろう女性に、あと一言

「君さ、外見より中身を磨くようにしたら? きっと今よりイイ男が寄ってくると思うよ じゃ」

2人で店の外に出たときは大河内さんしかいなくて・・・・・・あれ?

「大河内さん、婦警さん2人は?」
「用事があるとかで帰った 送ろうかとも言ったが断られた タクシーを捕まえて乗せたから大丈夫だろう」

ポケットから小瓶を出してボリボリ錠剤を食べてる姿に、彼女達の前でもしたのだろう事が用意に想像できて・・・・・・溜め息

「彼女達、大河内さんが怖くて帰っちゃったみたいですね」
「ふん! 私も帰る」
「お疲れさまでした~~~」

大河内さんとも別れた僕達は・・・・・・

「先輩・・・て //////」
「て?」

何だろ・・・あ、コレか!  店から繋いだままだったっけ 華奢な指の感触が心地よくて離したくないな・・・

「薔子ちゃん 別な所で僕と飲まない」
「・・・はい」

彼女の返事に僕は右手に力を入れた・・・  彼女の手が応えてくれるように握り返してくれたのが、嬉しい

***

「先輩・・・お腹空いちゃったからナポリタン食べに行きたいです」
「え~~ そのキレイな服に染みがついたら大変だよ? ナポリタンはまたランチにでもしない」

僕達は手を繋いだまま駐車場へブラブラと歩き始めたんだけどね~~~

「せ・先輩・・・手を放して下さい」
「やだ! なんで?」
「なんでって・・・恥ずかしいから」

くすっ・・・  真っ赤になっちゃって、こういう所が たまんない

だから、さ・・・・・・  君を捕まえたいんだ  こんなに本気なの初めてなんだけど

「ねぇ 薔子ちゃん」
「はい!」

「男が知りたいならさ、俺と付き合おうよ」
「はぁああ~???」

「なにその返事 ちょっと傷付くんですけど・・・」
「いやっ・・・あのっ・・・そのっ・・・」

あははっ 焦って慌てる君が可愛くて、苛めたい気持ちもあるんだけど今は・・・逃げ道を作ってあげるよ

「返事は今すぐじゃなくてもいい・・・だけど」
「はい」

「俺は薔子ちゃんが好きだ!  ・・・ってことは覚えておいてね☆」

立ち止まり向かい合って見つめあう・・・・・・  ほぼ同じ身長だから目の前には薔子ちゃんの綺麗な瞳が、俺を見つめてくれる

その半月みたいな大きな瞳の形を変えて、ふんわりと柔らかく笑う君の微笑み・・・俺が好きな笑顔

「薔子ちゃん?」
「私も好きです」

「え!」

「緑さんの楯になった時の先輩の背中も・・・  さっき私を庇ってくれた時の先輩の背中も・・・  好きです」
「・・・・・・背中かよっっ」

《先輩はズッコケてるけど、先輩を見てると 私の鼓動がこんなに騒ぐのは・・・・・・・もしや、恋?  これが、恋なのかな?》

*****

えへへ・・・こんな甘い展開も、神戸さんならアリですよねぇーーー
ほんと、管理人の趣味に走ってます(笑)

(o・・o)/~
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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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