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③相棒 《王子と愛車》

薔子の祖父には 夏八木 勲さんがいいと思う管理人の すーさんです
そして彼女を溺愛していたらなおヨシ! (^_^)ノ
そんな話です(笑)

えっと、相棒お好きな方だけお楽しみくださいね・・・  無理はせずに、分からない方や嫌いな方は他のお話へ行ってくださいね

***

朝から水をごくごくと飲んで頭を振る神戸と、笑顔の薔子は特命係へと歩いていく

偶然エレベーターの中で一緒になった2人。。。

「昨日は散々だったな・・・」
「私は楽しかったですよ」

「薔子ちゃんは三浦さんに随分なついてたね」
「だって美味しいもの食え食えって勧めてくれたし・・・  何かお父さんみたいに安心できて」

「お父さん・・・ね」

まぁ、伊丹さんと親しくなるより安全パイだよね・・・三浦さんは

「先輩は昨日、伊丹刑事と仲良しだったじゃないですか! まるで恋人のようにピッタリとくっついてましたね!」

ケラケラ笑う君の大口開けた笑顔を、僕は見つめる・・・・・・綺麗な顔なのに色気なんかゼロの笑顔!  なのに どうしてかな?  僕も笑顔になるよ

「おやおや薔子さんはご機嫌の様ですね~」

特命係の部屋に入ればそこには優雅に紅茶を飲んでいる2人の上司の杉下右京がいた

「おはようございます 右京さん」
「おはようございます杉下警部」
「おはようございます」

挨拶を終えて机に向かい本日の業務を調べれば・・・特命係は雑用係、何があるのか・・・何もなく暇なのか・・・・・・

「すみません右京さん 少し空けても宜しいですか?」
「どちらへですか」

「捜査一課へ行きたいんです」
「なんでまた?」

その薔子の言葉に焦る神戸

「昨日は楽しかったですから御礼を言いたくて・・・・・・それとコレ」

何やら水筒を出す薔子に右京も興味を惹かれたか間近に寄ってくる

「それは水筒ですね しかも2つも・・・差し支えがなければ中身が知りたいのですが・・・」
「ふふっ 右京さんは嫌がるんじゃないかな? 中身は熱~い梅昆布茶です」

「おっと!そうでしたか・・・  察するに二日酔いであろう伊丹刑事、三浦刑事、芹沢刑事の為に作られたんですね?」
「はい!  届けて来ても宜しいでしょうか」

「暇な部署ですから、自由になすっていいですよ」
「では行ってきます」

「僕だって二日酔いで頭痛いのになぁ~・・・  って、もう行っちゃったよ」

元気よく部屋を出ていった薔子に神戸の呟きは聞こえなかった・・・・・・

「あーあ・・・  薄情な後輩だな・・・・・・あれ?」

入口から自分の机に戻った神戸の目には、先ほど薔子が持っていたのと似たような水筒がチョコンと乗っていた

付箋がぺたりと貼ってあるのを見れば、自分宛へのメッセージが書いてある

《先輩、熱いから注意してくださいね》

「やった・・・  ふぅ~~・・・  あちっ」

優しい後輩を持ってよかった

「薔子さんはああ見えて優しい娘なんですよ~  君には見抜けませんかねぇ~~~」

今度は頭ではなく上司の冷たい目が痛い神戸だった

***

「三浦さん」
「おや嬢ちゃん どうした?」

特命係の薔子が捜査一課へと来たものだから、他の刑事達が何事かと見つめている

「おはようございます」

集まった視線の先へと綺麗な微笑み付きで挨拶をすれば、美人な薔子を見続ける事など出来ない男だらけ。。。

皆が頬を赤くしながら目を反らせていた

「三浦さん、良かったら飲んでください」
「こりゃ何だい?」

「梅昆布茶です! 二日酔いには効きますよ」
「ありがとうな嬢ちゃん  生憎と伊丹と芹沢は屋上でサボりなんだ」

「くすっ・・・  2つ置いてきますから皆さんでどうぞ。水筒は明日取りに来ますね」
「(伊丹の奴ここに居りゃー良かったと悔しがるだろうな) ありがとうな」

水筒を渡せた薔子が上機嫌で部屋を出ていった五分後、サボりから戻ってきた伊丹の悔しそうな唸り声が捜査一課の部屋に響いたのだった

***

一方、薔子は特命係へと戻っていた

「おっ! 暇か?」

戻った早々、組織犯罪対策5課の角田課長が愛用のパンダのマグカップ片手に入ってくる

「おっ!コーヒーのいい匂いがするね~~~ オマケに美人のいい匂いもするなぁ~~~」
「角田課長! ちゃんとコーヒー用意してありますからお世辞なんて言わなくてもいいですよ」

「ははっ ありがとよっ・・・鈴城警部はキリマンが好きなのかい?」
「はい 角田課長はどんな豆がお好きなんですか? 今度、用意しますが・・・」

「いいよいいよ、俺はこうやって・・・ つるべ取られて貰い水、ならぬ貰い珈琲でいいから!鈴城ちゃんの好きなのでいいんだ」
「それって確か・・・朝顔に つるべ取られて もらい水・・・ですよね?」

「お!鈴城ちゃん学があるね~・・・ 確か詠み手は」
「僕の記憶が確かなら加賀千代女(カガノ・チヨジョ)ですよね」

杉下が楽しそうに話題に入り、暫し盛り上がっていた

その後、角田課長も組対5課に戻ったとき特命係の電話が鳴り響いた

「はい、特命係の鈴城です・・・・・・は?・・・・・・はい」

「どうしたんでしょうかね、薔子ちゃん」
「・・・どうでしょうか」

電話を終えた薔子が此方を見て肩を落としている

「じぃちゃんからの呼び出しです・・・  携帯に出なかったから此方にかかってきました」
「それでは直ぐに行かないといけませんねぇ~ あの方の事ですから手を回してるでしょう・・・刑事部長辺りが
呼びに来るのも紅茶が不味くなりますから、行ってらっしゃい」

「いいんですか?  では今から行ってきます」
「神戸君、送ってあげて下さい」

神戸は嬉しそうに薔子と自分のコートを取った

「「では行ってきます」」

2人が出ていった後、右京が紅茶を煎れる音が部屋に響くのだった

***

警視庁の地下駐車場に来た神戸は愛車に薔子を案内した

「あ!日産GT-Rだ・・・  カッコイイ」

ふふん 伊丹刑事にはキザったらしぃ車だとか言われてるけど、カッコイイものはカッコイイんだよん♪

「さ、乗って?」

助手席のドアを開けて薔子を乗せた神戸は、軽快にエンジン音を響かせ警視庁を後にしたのだ

《ブォルゥゥゥゥーーーンンン・・・》

運転の荒い神戸だが隣に女性を乗せているのだから、彼にしては抑えて運転している

「何だか祖父の家に行くだけなのがもったいないな」

窓を流れる景色を見ながら、薔子が小さく呟くのを神戸は聞き逃さなかった

「え どうして?」
「せっかくのGT-Rだし、天気もいいし高速でも飛ばしてドライブとか行きたいな・・・  なんて思って」

「ん~~僕もそう思うけど今は薔子ちゃんのお祖父さんの所に行かないと・・・ね」
「ですよねーー」

少しガッカリさせたかな?  ふふっ そんなしょんぼりした顔も、可愛いな・・・  もしかして僕って・・・  薔子ちゃんのこと本気になってるかも・・・

「今度さぁ・・・休みが合ったら行かない?」
「へ?」

「くすっ・・・  ドライブだよ 僕・・・  俺の、車で」
「いいんですか?」

「もちろん! 薔子ちゃんだからいいんだよ」

にこやかに言えば彼女の頬が少し・・・  赤くなる

普段は男勝りな君がこういうとき、女の子になるんだよね

それが堪らないっていうか、俺を煽っちゃうというか

あれから何度か剣道場で手合わせしたけど、初めてだよ薔子ちゃん

女性で試合中の俺を本気にさせたのってね・・・・・・しかも、どうやら剣道だけじゃなく君自身にも本気になったみたいだし

今まで付き合った女性がいないなんて嘘は言わないけどさ、こんな気持ちは・・・・・・感じたことがないよ

おっと! 残念だけど着いちゃった・・・・・・って、此処?

立派な門構えがまるで時代劇みたいだ

あれ? 門が静かに開いて警備員かな?中に入れと誘導してる

「先輩止まって下さい! 私は此処で降りますから・・・」

「入っていいみたいだよ 残念、入っちゃった~・・・  あはっ」
「あはっ  じゃないです・・・・・・もう遅いか・・・」

薔子ちゃんのお祖父さんなら前警察庁長官でしょ?

会ってみたい気もしてたし、どうやら僕が一緒に来てるのも分かってるみたいだし・・・・・・招待されたなら受けないと失礼じゃない?

駐車スペースに車を止めて僕は薔子ちゃんと《鈴城邸》に降り立ったんだ

「薔子お嬢様と神戸様、此方へどうぞお越しください」

玄関に立った途端、中から白髪の執事が出てきて入るよう促された

日本家屋に洋装の執事って・・・・・・あ、でも中は洋間っぽいんだ

和洋折衷の絶妙な作りに感心しながら廊下を歩いた

「先輩、驚かないで下さいね・・・  何を見ても」

真剣な表情で僕を見る君は、同じくらいの身長だからか目の前で・・・・・・ああ、どうしよう・・・・・・強張った君にキスをしてリラックスさせてあげたいな

扉が開いて中へ入れば豪華なソファーに座った、夏八木勲似の男性が居た

「薔ぉぉぉ~~~子ぉぉぉ~~~」

待ってましたとばかりに両手を広げた夏八木勲似の男性は、そのまま立ち上がり駆け寄り・・・・・・薔子ちゃんに抱きついた

「薔子~~~いつ以来じゃ?  大きくなって益々女っぷりが上がったの~~~ 益々菊江に似ておる」
「お祖父様、週末にお会いしてますが」

「そのクールな口調も菊江にそっくりじゃ~・・・」
「落ちついて下さい、お祖父様 此方は特命係の先輩で神戸 尊さんです」

そこで初めて僕を見た鈴城前長官は豪快に笑って、僕の肩やら背中をバンバン叩いた

「はぁーはっはっはっ すまんのー儂は薔子が可愛くてな、会うとつい!興奮してしまうんじゃ」

「・・・けほっ いえ、お孫さん思いの良いお祖父さんですね」
「ほ? ほぉ~~~そうか?」

うわっ 何だろ!急に表情が変わったよ! 悪人が悪事を企んで笑ってる様な不気味な笑顔なんだけと!

「儂の妻の菊江はな、とびきりの美人で性格も良くてなあ! だが若い頃に死んでしまっての・・・菊江が産んでくれた子供達は皆儂に似てしもうて・・・」
「先輩! 話し長いですからソファーに座って下さい 珈琲か紅茶か玉露かコーラのどれがいいですか?」

「珈琲で・・・ってお祖父さんあそこに置いてきていいの?」

部屋の入口に祖父を置いて、さっさか奥のソファーにすわる薔子に神戸も続いた

「じゃ、珈琲2つでケーキもね! ああ、いいですよ自分に酔ってますから放っといて」
「そ・・・そうなの?」

「父は5人兄弟なんですがね 唯一の母親似なんです・・・  で、私は父親にそっくり・・・  イコール!」
「薔子ちゃんはお祖母さんにそっくり・・・なんだ」

切々と亡き妻の思い出を語るお祖父さんに、それだけ愛してたんだなぁ~~~と見ていたら・・・・・・僕もそれだけ愛する人に・・・出会えたらいいなと、不意にそう思った。。。

薔子ちゃん・・・  君がそうなるような予感がするよ

「全く顔を会わせりゃ菊江、菊江って・・・・・・まぁ、それだけ愛されるお祖母ちゃんが羨ましいですがね」
「え?  どうして・・・」

なになになに?  なんで薔子ちゃんまで切ない顔して・・・・・・溜め息までついて・・・・・・色っぽいじゃん

「鈴城の名前じゃなくて・・・ただの薔子という私を、じぃちゃんみたいに愛してくれる人がいたらいいなぁ~~~・・・・・・なんてね!あはっ」

「薔子ちゃん・・・  俺がいるよ」

真剣な顔で、眼で、君に届けとばかりに・・・・・・想いを込めて、薔子ちゃん  君を見つめよう・・・・・・途端に君の顔が焦り出すのに内心、くすりと笑いながらも そんな初な君がたまらないのさっ!!!

「先輩?」
「・・・なんてね!」

ウィンクで誤魔化したけど危ない危ない・・・・・・つい本音がポロッと出ちゃったけど薔子ちゃん引いてないかな?

「や・・・やだな先輩 びっくりします」
「くすっ・・・頬が赤いね・・・林檎みたい」

また女の子になった薔子ちゃんが可愛くて、伸ばした指先で彼女の頬に触れた・・・

「せ・・・先輩? あの・・・」

《じぃ~~~~~~・・・・・・》

気がつけば伸ばした腕の上から顔を出した至近距離で、お祖父さんが僕達を交互に眺めている

「うわあぁぁ!!!」
「ぎゃあっ!!!」

慌てて離れたけど、あ~~~びっくりした

「神戸君と言ったかな・・・」
「はい なんでしょう」

「うちの薔子をどう思うかね?」

じっと僕を見る鈴城さんの眼には恐いほどの力があって、これが70歳を過ぎてる老人とは思えないほどだ

そんな迫力満点の方にまるで追い詰められた犯人の様に睨まれたら・・・  僕は背筋に冷や汗が流れるのを感じ
ながらも、にこやかに笑顔を絶やさずに見返し・・・  こう言った

「僕の後輩であり同僚であり・・・  とても魅力的な女性です」
「そうか! 魅力的か! 胆の座った良い眼をしとる! 気に入ったぞ」

ガハハッと豪快に笑ってソファーに座る鈴城元長官に、一気に身体中から力が抜けて倒れそうな僕を薔子ちゃんが隣にきて支えてくれたのが嬉しいよ。。。

やっぱり全警察のトップだった人は違うよ・・・・・・迫力と何ていうかオーラが・・・・・・  はぁ~~ 疲れた

「で、2人はチッスくらいはしたのか? ん?」

≪ ぶぅうううううーーーーー ≫

盛大に珈琲を噴き出した神戸に、真っ赤な顔をして怒る薔子を愉しそうに見る祖父・鈴城 勘兵衛だった




~~~オマケ~~~

「で? 本当のことを言うてみぃーー  チッスはしたのか? どうなんじゃ!!!」
「そんなの! してません!!!  大体、おじぃちゃん先輩に失礼だわ!  凄くモテる人なんだから私なんて・・・・・・ 問題外よ」

「なに? 薔子では不満だというのか? こんなに綺麗で可愛い儂の孫の どこが不満じゃーーーーー!!!」

「ええ? そんなこと思ってないし、僕は薔子ちゃんさえ良かったらいつでもどこでもOKだよ  僕と大人の階段 昇ってみようよ」
「ええ? せ・・・せ・・・せ・・・先輩ーーー???  キャラ変わってないですか???」

「そうか、神戸君!」
「はい、おじい様」

「式場はどこが良いかのぉーー  昔から贔屓にしておるオークラとかは、どうかな?」
「式場はやはり花嫁の意向を聞かないと・・・でも、可愛らしいものの好きな薔子ちゃんですから・・・・・・・ごにょごにょ・・・・・は、どうでしょうか?」

「ほ? ほぉーーー  お若いの、なかなかに女心を把握しておるのう・・・ うっひっひっひっ」
「いえいえ、おじい様ほどではありませんよ♪  今度デートで誘ってみようかと思ってまして、よろしいでしょうか?」

「いいぞ! 儂はあんたが気に入った! デートに誘ってやってくれ・・・・・・実はな警察庁では儂の言葉が効きすぎての・・・  儂が恐くて薔子を誘うような気骨のある男はおらんかったんじゃ! 花の盛りなのに仕事場と家とを往復するだけな孫に、儂は悪い事したと反省しておったんじゃ」

「そうですか・・・  では僕が薔子さんとお付き合いさせていただいても、おじい様は反対はされませんね!」
「おお! 反対などはせんぞ! 付き合ってくれるか?  ・・・・・・・・だが、許せるのはチッスまでじゃからな!!!  分かったな!!!」

「胆に命じておきます では今後は、おじい様と呼ばせていただきますね」
「かまわん かまわん  何なら君もここに住んで薔子と一緒に警視庁に通えばいい」

「それは有り難い申し出ですが、お断りさせていただきます おじい様」

「なぜじゃ? 食事も掃除も全て面倒みるが・・・・・」

「1つ屋根の下にいては薔子さんに夜這いをしないとは誓えませんので」

「はっはっはっ!  気に入った! 気に入ったぞぉーーー神戸君」
「おそれいります」

「誰かぁーーー この2人止めてぇぇーーー」

薔子の叫びが屋敷中に響いたとか、なんとか・・・・・・

おあとがよろしいようで チャンチャン♪

*****

意気投合しちゃった神戸さんと、勘兵衛さん

パワフルな2人に立ち向かえるかヒロイン!!!

では楽しんで頂けたら嬉しいです (o・・o)/~
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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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