14:≪闇と月光≫ ~想い~ ③

お久しぶりのセブルス&レイです!  まだ幼児化しているレイですが、セブルスはきっと抱きしめるたび癒されてるんでしょうね~

私も疲れたら息子を抱きしめたりします(笑)

ぶちぶち言うシリウスって、彼らしいというか・・・  ウチのシリウスってこうなんですよね
前回(別のお話し短編『私は何番目』)でのカッコイイ彼は、きっと管理人の罪滅ぼしなんでしょうね(笑)

*****

「でぇーーー 何で俺達がスニベリーの服なんて着なくちゃいけないんだよ!!!」
「シリウス 説明聞いてなかったのかい?」

「聞いてたけどよ~~  いつの間にか俺より背が高くなりやがって  生意気なんだよなぁ~~
「はいはい、拗ねない! コレは正式な騎士団の任務なんだからね、シリウス  ちゃんと、ね」

服を着てブツブツと文句を言うシリウスに面白そうに瞳を輝かせるジェームス・・・・・・彼はシリウスを宥めるつもりはないようだ

その証拠にジェームスは黒衣を着たシリウスの腕や裾などを見やり、ニヤニヤとからかうタイミングを待っているように見えた

「シリウス君って、セブルスに身長抜かされてるんだねーー  ほら、袖も長いし丈も服の方が長いよね!  あれ? 胸もゆるゆる?  意外にセブルスって鍛えてるんだ・・・」
「だぁああーーー 俺はスレンダーで売ってるんだよ! ムキムキなんて女が嫌がるんだよ!  こんなの魔法でピッタリにすれば問題ない!!!」

「僕は少し小さいから大きくしなきゃね~」

ポソっと呟くリーマスに、シリウスがまたもや唸っている

「・・・・・・・・リーマスもこんなにデカかったか???  何気に嫌味だよな」
「はははっ  妬かない妬かないシリウス」

「くそっ! 腹が減ったし下に降りてるぞ!  ・・・・・・リリー、何か喰わせてくれよ」
「ああ!!!  僕もいくよ 愛しのリリー、今行くからね~~」

シリウスとジェームスが着替え用の2階の部屋から先を争うように1階へと降りていく

ここはゴドリックの谷にあるポッター家。。。

不死鳥の騎士団の集会場所でもあるジェームスとリリーの家なのだが、今日はホグワーツの男性教師陣に加えシリウスやリーマス、ロングボトム夫妻など騎士団の面々も来ていて、一杯になっていた

急にダンブルドアから手紙が来たことで、集められるだけの人材にスネイプ教授の服を着させているのだが・・・・・・まだ小さなハリーは訳が分からずに興奮してちょこまかと走り回っている

「ハリー・・・お願いだからテディと遊んでて、ママはサンドイッチを作っているから」
「おてつだいするんだぁーーーー」

「じゃあ、パンにコレを塗ってくれる?  あらレイは何を塗っているの?」
「まよねーず♪ ハムにチーズにトマトにレタス・・・しぇぶがすきなのぉ~~」

「あらあらレイはセブルスに作ってくれてるのね」
「うふふぅ~~~♪ ほかにもあるよ 」

見ればダイニングのテーブルの上にはパンに色々な具材を挟んだサンドイッチが並んでいる

「レイ様、云われましたレシピで作ったチキンが焼き上がりましたので、薄くスライスしておきました」
「ありあと、べりる」

レイの小さな手がパンにマーガリンを塗り具材を置いていき、ソースをかけてパンで挟んでいくのだがニコニコと楽しそうに作っていく様子に、他の女性達からは微笑ましく見られている

レイの周りで焼いたり煮たりという仕事をしている しもべ妖精のベリルは、レイと共にレギュラスの別荘から手伝いに来てくれていた

他にもロングボトム夫人やマクゴナガル教授など女手があるので、リリーもハリーと一緒にサンドイッチ作りをしていた

「べりる きって」
「はい、レイ様」

さささっと切り、美しい切り口を見せてサンドイッチを並べていくベリルに、レイも嬉しそうに見ている

「レイが作ればセブルスは如何ように喜ぶか、楽しみですわね!  アルバスも此方に来たがっていましたが置いてきて正解です」
「マクゴナガル教授、どうしてですか?」

ハリーとサンドイッチを作りながら、同じように作っているマクゴナガルの楽しげな呟きに疑問を持ったリリーが首を傾げた

「アルバスなら面白がって何か悪戯をし始めますからね  そうなると物事が進んでいかないんですよ・・・・・・ホグワーツでも書類を溜めては逃げ出して! それの尻を叩く私は苦労してますからね!」

思いがけない偉大な魔法使いの悪戯好きに、仕事をさせるのに尻を叩いているという彼女の苦労・・・・・・・  用意に想像できてリリーはつい、笑ってしまう

「笑い事ではないのですよ、リリー  もうアルバス用の秘書でも雇おうかと思っていますからね! 私も疲れますから」
「すみません・・・想像したら、つい・・・ぷぷぷっ」

「ええ、たぶん想像通りなのですよ リリー・・・ぷぷぷっ」

「なら教授! マスタードたっぷりのサンドイッチを1つ作りませんか?」
「それは名案です! 日頃の想いを込めて作りましょう!!!」

そうして女性2人が屈託なく笑っているところに2階からシリウス・ジェームスが降りてきてキッチンの方へとやってくる

ホグワーツへと持っていく用に作っているサンドイッチをバスケットに詰めていると、ヒョイッとつまんだ手が止める間もなく口へと放り込んだ

「辛い!  辛いよリリー・・・  いくら僕がマスタードが好きだってこの辛さにはついていけないよ! あ、でも君がね 僕がマスタード好きだからと愛情と一緒にたっぷりと塗ってくれたんなら僕は歓喜に震えながら食べさせていただくよ!」
「ウザイ!!!」

リリーのハリセンが炸裂したところでホグワーツへと向かう時間になり、校長室と繋げてある暖炉から皆が飛んだ

ハリーは父であるジェームスに抱っこされ、レイはリーマスに抱っこされて飛んだのだった・・・・・・女性陣は後から飛ぶそうで、見送ってくれた

そうして校長室には黒衣の男だらけになり、先に来ていたセブルスと合流した

「なぜ、レイを我輩に渡さんのだ ルーピン」
「え? 校長から聞いてないの? 君を目立たせないためこの件が終わるまでレイとは離れててって・・・・・・・・そんなに睨まないでよ 私じゃなくて校長の指示だからね」

「校長の指示・・・ だがまだ件の人物は来てはいないようだ 少しの間くらいいいだろう」
「だめだよ 時間稼ぎに誰かがホグワーツを案内してるんだろ? いつ戻ってくるのか分からないんだからさ」

「いいではないか少しくらい! 朝に離れてから今やっと会ったのだ! 抱っこくらいしないと我輩は耐えられんのだ!!!  さ、レイ・・・くるのだ」
「りーましゅ すこしだけ・・・ おねがい」

「ふぅ・・・  少しだけだよ  ああ、もう ドヤ顔してレイを受け取るし セブルス、君ってそんなキャラだったっけ?   ・・・・・・って、聞いてないし」

リーマスからレイを受け取ったセブルスは、愛しげに抱きしめ頬にキスを落とす

「あのね、さんどいっち つくったの しぇぶのすきな ハムとやさいの つくったよ!」
「ほぉ~ それは楽しみですな・・・  さっさと招かれざる客人には帰っていただいて、食べたいものだ」

「しぇぶ おなかすいたの?」
「ああ、お前と別れてから立て込んでいたのでな昼食がまだだ」

いきなりの呼び出しで別荘からホグワーツに戻り、自分の服を出してポッター家に届けたり校長の用事をしていた彼は気がつけば飲まず食わずで今に至っていた

「いまは おやつのじかんも すぎてるのに・・・・・・ かわいしょ しぇぶ」

レイの小さな手が抱っこしているセブルスの頭を、イイ子イイ子して撫でている・・・・・・・ されているセブルスは気持ち良さげに目を閉じていた

「( ああ・・・ 癒される )・・・・・・」

その時、ガーゴイル像の動く≪ごぉぉぉ・・・≫という音がして、レイはリーマスの手へと再び移動した

「ふぉふぉふぉ・・・ セブルスや、少しの辛抱じゃ・・・ 」
「・・・・・・はぁ」

そうして、レギュラスに伴われた征司が校長室の扉を開けたのだった

*****

≪ ボォォォオオオオーーーーーーー≫

暖炉の中に緑の炎が燃え上がり出てきたのは、素晴らしい赤毛の女性・・・・・・だけではなく、手に手にバスケットを持ってやってくる

「難しいお話はそれくらいにして、アフタヌーン・ティーにしましょう」
「ミネルバ それは良い考えじゃのぉ  征司君、君も一緒にいかがかの?  では皆で大広間に行こうかの」

ダンブルドアの一言で皆で大広間へと行けば、先に着いていたロングボトムやウィーズリー達と合流し遅いお茶の時間となったのだった

レイはダンブルドアの膝に座っていたが、いつの間にか何処かへと消えたのだが・・・・・・  ひょこっと顔を出したのは

「君は・・・レイちゃんだね?  どうしたの? お爺様の所に居なくてもいいの?」
「うん!」

よじ登ろうとする幼児に手を貸して自らの膝に跨らせれば、彼女は嬉しそうに微笑んだ

・・・・・・だが、彼女はなぜ最初に抱っこしていた男性でも、レギュラス君でもなく・・・私に近づいてきたのだろうか?

この幼児、見かけ通りの幼子とは到底思えないのだが・・・・・・  

ん? 何か欲しいのか? 一生懸命に手を伸ばしてテーブルの上の・・・・・・これはジュースかな? を手に取ろうとしているので、私が取る

「此方でよろしいですか? 小さなレディー」
「あい! ありあと」

コクコクと喉を鳴らしてジュースを飲んでいる幼児を、そっと・・・気づかれぬように、視た

が、何も視えない・・・・・・  何だ、この子供は!!!

視鬼の私の霊力の眼に何も映らないだなんて、信じられない!!!

やはり、この子供・・・・・・・只者ではない!!!

はっ!!!  もしや、姫の御子か?  そうやって目の前の子供の髪を見れば、艶々と輝く黒髪に東洋人特有の白磁のような肌・・・・・・そう言えば目鼻立ちも8年前の姫を思い起こさせる顔立ち

指に触れたのはネックレスのチェーン・・・・・・・服の胸もとに入っているチェーンの先が気になって、引っ張ってみれば其処には龍玉が!!!

龍玉とは聖霊である龍が自分の主を側で守護するために、己を玉(ギョク)へと変えてより近く身に付けてもらうための変幻の術だ

「もしや、そなたは・・・ 姫の御子か?」
「ちがう」

「違うだと?  ならばこの龍玉はいかがしたのだ!  もしや姫から奪ったのか?」
「ちがう」

「訳を話せ!  ええい、話さぬか」

姫への手掛かりなのか、それともダンブルドアぐるみで姫に禍をもたらしてその御力を、聖龍を奪ったのかと私の頭は愚かにも考えてしまい、カァーーーっとなった私は幼子の手首を痛むほど掴んでしまった

「止めろ!」
「おい、どうしたんだ コイツ?」
「なんだなんだ?」

「いちゃ・・・・い・・・ しぇぶ・・・・」

小さな幼子の声と同時に、私の手首を掴む男の手があった・・・・・・骨が折れるかと思うほどの力に、私は幼子の手首を離した

「貴様はいたいけな幼児に何をする!!! それでも成人男子かぁぁぁぁぁーーーーーーーー」

もの凄い剣幕で、怒られてしまったが・・・  冷静になれば幼子相手に力任せにした私が悪いんだ

怒られて当然だし、ここは一旦引いて出直そう・・・・・・ダンブルドアや彼等に反感をもたれれば、姫への道が無くなってしまうことは明白なのだから。。。

「申し訳ありません・・・  彼女のしている龍玉を見て、つい問いただしたくなり力に任せて痛い思いをさせてしまいました」

「つい? ついしてしまったと言われるのか?  こんな子供の細い手首など、へし折ることも可能だろう・・・・・・  実際、我輩が止めなければレイの手首は折れていただろう」
「本当に、申し訳ない事をしてしまいました」

「申し訳ないと、本当に思っているのならばいいがな・・・・・  レイ、此方へ」
「しぇぶ・・・ もういいよ」

「そうか?  で、何か視えたか?」
「うん! やっぱり このひと いいひとだよ」

何だ?  何を言っているのだこの幼児は・・・・・・男が大事そうにこの幼児、レイを抱きとめる姿にこの間視た光景にプラスされた映像が頭の中を駆け巡る。。。


白金の龍の輝かしい身体が導くように1人の男を連れてくる、その先には天空からフワフワを舞い落ちてくる少女・・・

目の前を浮かぶ少女を、大事に震える手で受け取り・・・・・・次の瞬間、掻き抱きまるで自分の身体に閉じ込めるように抱きしめて・・・・・・

そうして、静かに、静かに・・・・・・涙を流した、あの黒衣の男

そう、新しいその映像に・・・  まるで書き換えられたデータのように、その黒衣の男と、目の前の男とが 今 重なった

姫を受け取ったのは、この男・・・・・・では、彼が大事に抱きしめている この幼児は・・・・・ なんなのだろう

私の疑問は募るばかりだった。。。

***

えーーっと幼児化したレイが上手くしゃべれないのが、もどかしい管理人です(おいおい)
自分で書いてるのに、すらすら喋れないレイの見せ場が無くて(笑)
でも「しぇぶーー」というレイに、目を和ませて答えている教授に、脳内妄想でメロメロです!

楽しんでいただけたら、嬉しいです

(o・・o)/~
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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