スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
     

前編:2000打記念☆ノッティンガム公の困惑 《ロビン・フッド》

リン様からのリクエストで書いてみました!

お持ち帰りはリン様だけですのでよろしくお願いします

リン様、リクエストこれでよろしかったでしょうか?(ドキドキしてます)

*****

「ねぇマリアン・・・今から行く町ってどんななの?」
「ルチア、もっとフードを被りなさい・・・今から行く町はあの《ノッティンガム公》がいるし、私が目指すのは町の中の教会よ」

「町に遊びに出ないの?」

きょとんとする年下の従姉妹に、マリアンは何とか危機感を持ってもらおうと馬上で説教を始める

愛すべき従姉妹は、その可愛らしい見た目以上に呑気で無邪気・・・・・・つまり危機感が欠落している

二人は一頭の馬に乗りつつ、住んでいる館から日曜の礼拝のためノッティンガム公の町に向かっていたのだ

それが獅子王リチャードの血筋を妻にしたいノッティンガム公が狙う機会なのは分かってはいたが・・・・・従姉妹の礼拝したいとの願いに折れたマリアンだった

***

「来たか?」
イライラと家来に聞くのはマリアンを妻にしようと企むノッティンガム公・・・

「従兄弟殿」
自分の命令でマリアンを見張らせていたガイが戻ったようだ

「ああ・・・ガイ」
「マリアンは今、町に着いた」
「そうか良かった」

「それが・・・従兄弟殿」
「何だ!  ハッキリと言え!」
「マリアンは誰かと一緒に馬に乗っていた・・・フードを深く被っていたから誰かは分からないが」

クィッと眉を上げたノッティンガム公が窓に近付き、城壁を見やる

其所にはいつもの太った女を共に連れ、フードから顔を出したマリアンがやって来るのが判る

「美しい・・・このイングランドのリチャード王の姪にして叡智も併せ持つマリアン・・・我が妻に、是非とも・・・」

窓から見えるマリアンに、うっとりと手を伸ばしながら言うノッティンガム公にガイは知られぬように苦笑する

蛇のように・・・彼が想い人のマリアンから忌み嫌われていることをガイは知っていた

「ふん!  頑なにフードを被っているなど何か疚しいことでも・・・・・・ロックスリーか!!!」
ギリリと奥歯を噛む彼は、今や森の英雄として慕われているロビンフッド=ロックスリーが何より嫌悪の対象なのだ

「・・・・・・確かめてやる!!!  行くぞ」
ガイを連れて嵐の様に部屋を出たノッティンガム公は・・・怒りに任せて走っていた

***

「司祭様」
マリアンが恭しく司祭に礼をとり、礼拝の列びに加わる

人々は日曜の礼拝に並ぶ身分の高い者や平民が真ん中に列し、横のスペースには貧しくも敬虔な者達がいた・・・・・・礼拝の後の施しも楽しみに・・・

そんな中でマリアンの後からフードを被ったまま、教会の中をキョロキョロと見ていたルチアは男が廊下を走って来たことに驚いていた

人々がいる広間に出ると即座に歩きに変えた男が、大股でツカツカと近寄る靴音がしたと思えば、低い声で・・・・・・

「フードを取れ!!!」
と、怒鳴られた・・・・・・挙げ句にイライラとした男の手が伸びて無理矢理フードを、というよりローブを剥ぎ取られてしまった

「ノッティンガム公!  貴方は何をするのですか!」
「あぁ・・・いや、私は・・・  ロックスリーかと・・・」

きょとんと目の前のしどろもどろに弁解する男を見詰めるのは、栗色より金髪に近い髪が腰まで伸びた・・・まだ幼さの残る少女が深い蒼い瞳で男を見上げていた

「マリアン・・・いつまでもローブを着ていた私も悪いのよ」
「ルチア・・・  平気なの」

マリアンが心配そうに駆け寄ると、少女の青い瞳が柔らかく微笑み頷いた

「えっと・・・  失礼した。  私はここの代官のノッティンガム、貴女は?」
「マリアンの従姉妹でルクレチアと申します」

ルクレチアはリチャード王の妹の娘で、小さな頃に両親を亡くした彼女に王は後見人をかってでるほど可愛がっていた

臣下の間では『ルクレチアのハートを射ぬく者がイングランドを手中にできる』とまで噂されている少女で、滅多にリチャード王の居城から出ない事も有名だった
リチャード王の遠征で留守なのを良いことにルチアは、喜び勇んでマリアンの屋敷へと遊びに来ていたのだ

咄嗟に頭の中で計算したノッティンガム公は、直ぐさま恭しくお辞儀をし・・・ぎこちない笑顔を向けたが、他の者にはひきつった顔としか見られなかった

「ルクレチア様、失礼しました・・・」
彼には精一杯の笑顔だが、マリアンは気づかれぬよう横を向き嫌悪に眉を潜めた・・・・・・が、少女はニコッと微笑んでいる

リチャード王さえ魅了する天使の微笑みに、マリアンは連れてきた事を激しく後悔していた

「美しい・・・天上の聖なる美しさだ」
ルチアを見たノッティンガム公の目の色が変わった瞬間を見たマリアンは、ルチアを連れて移動し従者のサラのふくよかな体の陰に隠れるように立ったのだった

*****

「従兄弟殿・・・・・・あの方は?」
礼拝が終わりガイが意味ありげにマリアンの隣の少女を見ている

「あれがルクレチア・・・  リチャード王が手中の玉のように育てた娘だ」

ニヤリと笑うノッティンガム公がガイに目配せする

「マリアンもいいが、あの娘もいい」
「・・・・・・」
相手にされればだが・・・の言葉をガイは漏らさずに自分の胸に押し留めた

マリアンとルチアは司教と共に礼拝堂を通り・・・通りながら手を伸ばし施しを乞うものに、サラから小銭を渡させながら通過した

この町の教会はノッティンガム公の居城と廊下で繋がる造りで、当然ながら彼が二人に近づいてくる

「マリアン、貴女の屋敷は此処よりも遠いのですから安全のため、この城に移ってきませんか?」
「そのお話なら・・・『きゃっ、素敵!』」
お断りしましたわ、と続けようとしたマリアンは横からルチアが上げた歓声でかき消されてしまう

「私、このお城に居たいわ!」
「だめよルチア!  急に思いついても御迷惑だわ」
「でも・・・」

「私の城は広い!ちっとも迷惑などではありませんよ!」
「ほら、公も言ってくれてるわ」
「ルチア!!」

マリアンが強く声を上げると首を竦めた彼女は、あろうことか・・・・・・マリアンでは考えられない行動をとった

「私は此処に居たいわ・・・・・・公、御許しいただけますか?」
マリアンの手をほどき、ノッティンガム公の腕に甘えるように抱きついてしまった

「ルチア!!!はしたないわよ」
「あ・・・ ///  まぁ・・・良いではないですか、私が招待したいのですから」
「じゃ、いいのね!」
自分の腕に絡んだルチアの片手の華奢さに目を細目ながら、その細い指にキスを贈ったノッティンガム公は・・・相手の反応に眉をクイッと上げてしまう

ルチアが一瞬でポッと頬を染め恥ずかしげに自分を見つめることに、彼が訝しげに顔をしかめるのは無理もない事だった・・・

マリアンにも言えるのだが彼が触れた淑女達は全て、嫌そうに眉が寄るのを必死に止めている強張った笑顔になるからだ

城に居る身分の低い娘達・・・払えない税の代わりに愛人にしている娘達などは、無表情か蛇でも見るような嫌そうな顔しか見たことがない

だが、目の前の王の姪は羞じらいながらも微笑んでくれている・・・・・・私に!!!

この微笑みは、何にもまして・・・・・・価値のあるもの

「ノッティンガム公・・・お世話になります」

ニコニコと嬉しそうなルチアに、何故かノッティンガム公は仰け反り後退去る・・・・・・彼は女性からの好意的な行動は初めてで、どうしていいのか分からず半ばパニックになっているのだった

「そうだ! 私、着替えとか持ってこなかったわ・・・・・・どうしましょう」
「そうよ、ルチア 準備もしてないのだから公に迷惑よ! さ、帰りましょう」

「え? 帰るの? どうして?」
「どうしてって・・・・・・ 服も化粧品も何も持ってきていないのよ? ここは一旦帰って明日また来ましょう」

明日などと言いながらも来るつもりのないマリアンは、何とかルチアを説得しようと熱心に言っている・・・・・・・・・・のだが、当の少女は。。。

「ノッティンガム公、大変ご迷惑とは思いますが、誰か使いの者に私の身の回りの物を取りに行かせてはもらえませんか?」
「ああ、その様なこと大したことではない・・・・・・ガイ! 聞いていただろう?」

「了解した 従兄弟殿」
「でも・・・」

「では同行しよう・・・」
「ルチア・・・ 帰りましょう!  ルチア!」

「マリアン! 暫くしたら帰るから心配しないでねーーー」

少女は無邪気に手を振り、何度も振り返りながら急かされたマリアンがガイと城を出立していった・・・・・・残されたルチアの微笑みも見ずに

「さて・・・ノッティンガム公とは、どのような男性なのかしら?  フフフ・・・リチャードに話してあげなきゃ」

小さな呟きが少女の口から漏れていたが、それを聞いたのは教会の祭壇の揺らめく蝋燭の炎だけだった

「ルクレチア様 今から我が城に御案内いたしましょう」
「お願いしますわ、公」

・・・・・・その声は小鳥のさえずりのように可愛らしく、その微笑みは天使のように あどけない・・・・・・

すっ・・・と、黒い悪魔の腕に自分の腕を絡めるは、白く華奢な美しい少女

教会に集った者達が、少女の身を心配したのはもちろん中には神に彼女の安全を祈る者たちも少なくはなかった

***

「まあ、リチャードのお城とはまた違って楽しいわ!」

ちょこまかと興味津々で何でも見て回るルチアと腕を絡ませたまま、ノッティンガム公ジョージは城の中を案内していた

「そうだ、貴女の部屋へ案内しよう」
「どんなお部屋かしら・・・ 楽しみね」

公がドアを開けると其処には白い薄衣が天蓋から垂れ下がる大きなベットに、窓も教会のようにステンドグラスがはめ込まれた姫君に相応しい部屋だった

( 本当はマリアンに用意していた部屋だが、まあいい・・・ このルクレチアでも・・・ )

ねっとりとした熱い視線で、部屋の中を飛び回り見ている少女の頭から足の先までを見ていた公はニマリと微笑む

( ふ・・・ん、華奢な体付きだが胸はあるし、腰も足首もしまって・・・ 中々 旨そうな躰だな・・・ )

ニマニマと顎髭を触りながら観察していると、ルチアがくるりと振り向いた

「私のこと気に入ったの?」
「な・・・何を言うか」

「私は公のこと気に入ったわ! これからヨロシクね!」

天真爛漫な笑顔でノッティンガム公の目の前に立つ少女には彼への嫌悪も忌避も・・・・・・嘲りも、見受けられはしない

そんな無邪気に澄んだ瞳で見つめられたことも、微笑まれたこともないノッティンガム公は最初の戸惑いも捨て去り【グイッ】と彼女を抱きしめた

「私も気に入った・・・・・・ 歓迎しよう、姫よ」
「・・・公、お願いがあるの・・・  自由にこの城の中を歩いてもいい? 貴方の許可がほしいの」

「・・・・・・地下、には行くな! そこ以外ならば自由に見て回ればいい!」
「ほんと? 許してくれるの?」

「私の城だ! 私が良いというのだ、構わない」
「嬉しい! 公、大好き!!!」

腕の中の少女が飛び跳ねて自分から抱きつき、首に腕を回して縋り付いてくる・・・・・・このことにノッティンガム公は目を白黒させていた

「じゃ、さっそく見てくるわね」

ハッ!と公が気がついたときには少女はドアを開けて、駆け出している後ろ姿を見て取れた

「ま・・・待て! そんなに走ると転ぶだろうが!!!」

怒鳴りながらも慌てて後を後を追う城主を内官達が不思議そうに見ていた

*****

~~その日の夜~~

夕食を共に食べているノッティンガム公とルチアは楽しげに会話をしていた・・・・・・戻ったガイが声をかけるのを躊躇うほどに仲良く食事している光景に、彼はボソリと呟いた

「美少女と野獣・・・・・・  二度とはお目にかかれない光景だな」

大きな口で肉を食い千切り ワインを飲み干し 如何に自分が素晴らしいかを自慢し「ハハハッ」と笑い続けるノッティンガム公に、ニコニコと笑顔で相槌をうつ美少女・・・・・・

「全く不釣合いの極みだ、な。」

壁に寄りかかり見ているガイの目に、白く華奢なルチアの手がスッと伸びて公の髭に零れた食べ物を取ってやった

「公、お話は凄く楽しいけれど・・・ ほら、お髭にこぼれてしまっているわ」
「あ゛・・・  ああ、そうか」

「はい、取れた! くすっ・・・ 話に興奮してるとリチャードも同じ様になるのよ・・・」

くすくす・・・・楽しそうに小首を傾げ 笑うルチアにノッティンガム公の動きが止まる・・・・・・おまけに頬まで心無しか赤いような・・・

「ノッティンガム公? どうなさったの?」
「んん・・・  ルチア・ルチア・ルチア・・・  貴女は私の客人だ! もっと親しくなるためにも私の事はジョージと呼んでくれて構わない」

「ジョージ・・・ 素敵な名前ね」
「・・・・・・・では君は部屋に戻りなさい  ああ、言い忘れていたが夜は部屋で大人しくしてるんだ  いいな!」

「え? つまんない・・・・」
「いいな、絶対に部屋から出るんじゃないぞ!  ・・・ガイ、このお姫様を部屋へと送りそのままドアの外で護衛してくれ」

2人を食堂から部屋に向かわせたノッティンガム公は、いつもの様に娘達をベットに呼びつけその躰を楽しもうと服を脱がせていた

~~~リンリンリン~~~

「あ゛あ゛あ゛  クソッ!」

壁に取り付けてある鐘は地下からの呼び出し・・・  そう、魔女モーティアナが彼を呼んでいるのだ

慌てて地下に降りれば おどろおどろしい靄の中から白髪の老婆がヨタヨタと現れた・・・  この老婆こそ魔女モーティアナだった

「あんたに類い稀なる幸運が訪れたようだねぇーー」
「なんのことだ?」

「王のお気に入りの少女が、あんたの手の中に転がり込んできたよぉーー」
「ルクレチアのことか・・・」

銀の大皿に怪しげな卵を割れば、血が流れ落ち皿を染める・・・・・・  その中に骨で作った様々な小さな破片を入れて占う魔女は、嬉しそうに おぞましく笑い出した

「この少女を花嫁に! マリアンよりもこの国の王への道が近くなる!」
「そうか・・・  ならば直ぐに式を挙げなければ!」

「それよりも今夜にでも夜這いをしてモノにしておしまい!」
「・・・・・・それは・・・・」

「どうしたんだい? マリアンの時もそうだけど何を躊躇うのさ!  女なんて抱いちまえば言う通りになるだろう」
「・・・・・嫌なんだ! 式を挙げてからでないと!」

「何故だい? 思春期の少年でもない 今まで無理矢理犯してきたくせに!」

「うるさい!  俺は俺の思うとおりにする!  ルチアとは式を挙げてからモノにする!!!」

その公のいつもにない剣幕に魔女は慌てて遜り(へりくだり)、宥めにかかる

地下から戻った公は部屋に向かう途中、ルチアに与えた部屋へと足を向けたのだった。。。

***

夕食の後、ガイに付き添われ部屋へと戻ったルチアは「湯浴みがしたいの」と召使いたちに命じて湯の用意をさせた

髪も洗い、湯から上がったルチアは薄絹だけを身に纏いベットに座り髪を拭いている・・・  が、長く豊かな髪は1人ではなかなかに手が回らず・・・・・・

それでも少女は楽しげに髪を拭いている

その様子を扉の外ではなく、部屋の中で眺めているガイはルチアの透き通るような肌や、華奢だがしっかりと膨らんでいる胸や、くびれた腰から目を離せずに・・・・・・・身体中が熱く、疼くのを自覚していた

しかし公の言いつけ通りにドアの外に出ていく気もなく、もう少し・・・  あともう少し・・・  と魅惑的な少女を見つめ続けている

ルチアの方はと言えば・・・  少しも気にかけていないようだ

「貸してください・・・  俺が拭いてやろう」
「ではお願いしますね」

ガイに無防備に背中を見せ髪を拭かせるルチア・・・  その小さな背中の滑らかな肌に魅せられた男が、髪を乾かす手を止め・・・・・・  肩に指を這わせ布を落とす

「何をするの? 髪は?」
「・・・あんたを手に入れれば俺が・・・  王になれる」

「きゃっ  いやぁーーー」
「大事にする・・・  大事にするから」

ガイはルチアをベットに押し倒し、薄衣に手をかけた

「いやぁーーー・・・  ジョージ・・・・ ジョージーーー」 
「従兄弟は他の女と同じことをしているだろうぜ!  あんたは俺がもらう」

暴れる少女を組み伏せ自由にする男・・・・・・  蝋燭のゆらめきと、ベットの軋む音だけが部屋中に響いていた。。。

***

しまった! あまりに楽しいから1つで収まりませんでした!

前後編で収まりつけるようにします!!!



関連記事

コメント

Secret

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ブロとも一覧


Cat Home

暁の唄

ちび眼鏡日記

ひとりごと

月が浮かぶ夜

まきまきまき

うみにふわりふわり

snowdrop

みやびのブログ

よみよみ

SweetBlackな世界

日々のこと

きみと手をつないで

shibushibuuu

ゆめの世界

井の中の蛙

月の舟 星の林

古いおもちゃ箱

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。