②≪乙女座殺人事件≫~タコはたこ焼きが1番よ~

再び≪乙女座殺人事件≫のエドさんの登場です!

映画の中でニックさんが料理をする材料で、でん!ってタコが映ったんですがね・・・ 
茹でたタコの足を1本皿に乗せてソースをかけて切って食べるという・・・・・・おいしいの?って感じでした

それが妙に頭に残ってて(笑)  今回はこういうお話にしてみました!
乙女座殺人事件なだけに、ヒロインちゃんが妙に乙女チックなんですがね・・・・・彼女の名前が出てないことに気がついた方いらっしゃいます?  

どこまで行けるか、名無しで引っ張ってみます! 

*****

えっと、奥手な私にも素敵な彼ができました! 

ため息ばかりついていた、あの頃・・・・・・ もしかしたら絞殺魔に殺されてたかもしれなかった、あの夜・・・・・・

ニックさん、バーナデットさん、そしてエドさん・・・ この3人が私の命の恩人なんです

ここまでなら災難な夜となってましたが、私はこの夜に・・・  彼、エドさんに出会って、恋に落ちたんです

あれから私は今まで住んでいた場所を引き払うよう、日本の会社に申請して自分で選んだ所に住んでいます(家賃は会社の手当がお給料に振り込まれてます)

まあ、殺人事件の被害者になるかもしれなかったマンションだといえば、会社も直ぐに手続きをしてくれました

そうして あの夜から1ヶ月たった今は・・・・・・私は彼の待っているアパートメントへと急いでいます

そうなんです・・・  エドさんも私の事を好きになってくれたみたいで、今日から一緒に暮らすことになったんです

以前の自分なら「嫁入り前の娘が!」という親の怒りを恐れて何もできないままでしたが、もしかしたら「あの夜」に自分は死んでいたかも知れないって思うと・・・・・・・

後悔したくないって、強く思うようになりました

今までの憧れと違う気持ちも、私を後押ししてるし・・・ 何より、エドさんと少しでも一緒に居たいから・・・・・・

アパートについた私は階段を駆け上がり部屋の前へと走っていく・・・・・・ 少し乱れた息を整え、ノック!!!

ドアが開くとそこには、ニッカリと笑うエドさん!

「おかえり」
その言葉と同時に彼の腕の中へ・・・・・・ 強く抱きしめられ、頭の天辺のつむじにチュッてキスされちゃった //////

「た・・・ただいま //////」
「また真っ赤だ  可愛いな」

が・・・外人さんって表現がストレートなんだもん  照れちゃうよ //////

チュッ・・・ 今度は ほっぺに・・・・・・ あううぅーーー顔が熱いよーーー

「中に入ろう?」
「はい」

優しく肩を抱かれて招き入れられる部屋の中、2人で入ろうとしたら・・・・・

≪バン!!!≫
「ふぎゃ!」

向かいのニックさんの部屋からバーナデットさんが飛び出してきて、有無を言わせず私の腕を掴んでニックさんの部屋の中へ入っていった

*****

「ねぇ、お願い! コレを何とか料理して?」
「バーナデットさん、どうしたんですか?」

「実は・・・・」

とにかく焦っている彼女から事情を聞くと、ニックさんとディナーをする約束をしたのだけど事件が起こったためニックさんは遅くなると連絡があったそうです

じゃ 自分で料理して待っていようと思い立った彼女なのですが、市長の娘さんで料理などしたことがない彼女は材料の前で途方に暮れていたのだそうです

そのとき、向かいの部屋に私が帰ってきたと分かったので助けを求めた・・・・・・ということですね!

「そうなの・・・  これなんだけど、料理できる?」

キッチンのまな板の上に 【でん!!!】 と乗っているのは・・・・・・・・タコ

「立派なタコですねぇーー  これは刺身用ですか? 唐揚げ? 鍋? うーーん、酢漬けにしても美味しそう♪」
「ニックはね、蒸したコレにソースをかけて食べるとか言っていたわ」

「たくさん作って皆で食べるのも楽しいですよね」

私の言葉にエドさんが顔を顰めるのを、私は見逃しませんでした!!!

「エドさん? タコは嫌いですか?」
「・・・・・・この国の人間なら、食べられる方が稀だと思う」

「バーナデットさんは?」
「私も・・・ 今までのは美味しいとは思わなかったわ」

「そうですか・・・・・・  では今夜は日本式でいきましょう!」

足りない材料を持ってくるためエドさんと部屋に戻り、彼にも手伝ってもらって運び込んだ私はスーツを脱いでGパンにTシャツという格好にエプロンをつけて向かいの部屋に戻った

「えっと、バーナデットさんはコレをかき混ぜて下さい・・・・・・ エドさんはコレを刻んでくれますか?」
「「yes」」

「では私はタコさんを切ります」

大人4人分ってどれだけの量を刻めばいいのか、いまいち分かんないけど・・・・・・ま、いっか!

余ったら何かに使おうっと! 甘く炊いても美味しいよね

大人3人で用意すると、早く出来るんだなぁ~~と妙に感心しながらも下拵えの終わった材料をテーブルに移動させる

バーナデットさんも、エドさんも私が何をするのかと興味津々ですね・・・・・・

ボールに一杯になった切ったタコを、怪訝な顔して指でつついてる エドさん、可愛いーーー //////

山盛りキャベツの荒みじん切りはエドさん作で、タコとキャベツを順番に見比べて首を捻るエドさん

片眉をクイッと上げて顎を手で摘んでる様子は、どこか色気もあって・・・  私は ぼぉーーっとエドさんを見つめていたらしい

「コレは、どう使うの?」
バーナデットさんの質問で我に還った私は、コンセントを繋いで電気をオン!!!

「あったまるまで待ってくださいね!」

私はその間に、油とキッチンペーパーを丸めた物を用意して待つ

2人にも席に付くよう話して・・・・・・よし、あったまった!

油を引いて・・・・・・準備オッケー!!!

「いきますよぉーーー」

じゅじゅじゅーーーーーー

部屋に音が響いていった。。。

*****

彼女は何をするんだろう? 僕は下準備が終わった材料をテーブルに乗せてから、それらを眺めていた

一向に、分からない・・・・・・ 諦めて彼女を見れば、彼女は僕を見つめて頬を赤く染めていた

黒い瞳をキラキラさせて僕を見つめる彼女は、美しい・・・・・・ オニキスのような瞳に、桜色に染まった頬

髪は仕事用の巻き髪をほどいて首の後ろの辺りで1つに結んでいるものに変わっているが、癖がついているんだね 毛先がクルリとしてて雰囲気がある

しかし、今夜は僕たち2人にとっては大事な夜なんだが・・・・・・まさかバーナデットに邪魔されるとは思わなかったよ

予定では、昨日一緒に買い込んだ食材から彼女が何か作るつもりでいたみたいだし、安いが美味しいワインも「明日のために奮発しちゃいます」と言って用意してくれたのに・・・・・・

もちろん飲み頃になるように僕が冷やしておいたんだけどね

予定が狂っちゃったけど、仕方がないか

僕は諦めて、今を楽しむことにしたんだ

彼女は何をするのかな? 

前の部屋から僕の部屋へと運び込んだ荷物の中から、僕には使い方も分からない機械を出してきた彼女

それに電気を繋ぎ、電源をいれて楽しそうに待っている

半球状に穴の空いた機械に、1つ1つ丁寧に油を引いた彼女はさっきバーナデットがかき混ぜていたモノを流し入れた

じゅじゅじゅーーーーー

音は、美味しそうだな

生地を入れた半球の穴に、これまた切ったタコとキャベツを入れて・・・・・・再び、生地を流し入れる

暫く待つと彼女の手には小ぶりなアイスピックが!  何? 何をするんだ?

「楽しいですよ、見ててくださいね」

クルッ・・・ クルッ・・・ クルッ・・・ クルッ・・・ クルッ・・・

「何これ? 何してるの?」
「僕も分からないよ・・・・・・これは何してるの」

「うふふーーー  これはですね、≪返し≫と言って形を作るのと中まで火を通すためにしてるんですよ」

それからも彼女は楽しそうにソレを弄り続けている

「できました!!!」

皿に乗せて何か黒いソースをかけ、その上からマヨネーズをかけて、木のクズをかけ、緑のゴミをふりかけた、真ん丸の物体

ニコニコと微笑む彼女から皿を受け取った僕と、バーナデットは目の前の【丸い物体】を見つめていた

「食べられるの?」
「今は凄く熱いから気をつけてくださいね」

「あつつっ・・・  でも、凄く美味しいわ!」
バーナデットがナイフとフォークで切り分け、一口食べてから言った言葉に僕も手を付けた

「すごく熱いから気を付けてね、エドさん・・・  ふぅーー ふぅーー」

僕の隣に座った彼女が、切り分けたソレに息をかけて冷ましてくれる

フォークの先に突き刺して、恐る恐る口の中に入れると・・・・・・・・トロトロとした柔らかい感触に、スパイシーな匂い・・・・・・

「美味い」
「良かったぁぁーーー  美味しくなかったら どうしようかと思っちゃった」

僕の一言に心底ホッとしたように呟く彼女が、可愛くて思わず抱きしめていた

「僕は幸せだな・・・ 料理上手な彼女とこれから一緒で!」
「エドさん //////」

また真っ赤になった彼女の頬にキスを落として、またフォークに刺し口に運んでると向かいのバーナデットからの冷たい視線に気がついた

「悪かったわね、料理したことなくて」

オゥ! 彼女のこと忘れてた!

「大丈夫、ニックがするから!」
ウィンクして言うと、バーナデットも彼女も笑ってくれた・・・・  よかった

それからは彼女が次々と焼き続けて、僕とバーナデットは食べ続け、ニックの分も皿に一杯にしたらあれだけあった材料も底が尽きた

後始末もして僕達は部屋へと引き上げたのだが、去りぎわバーナデットから質問が・・・・・・

「これは何ていう名前の料理なの?」

「たこ焼きって言うのよ!」

・・・・・・・・・たこ焼きね、僕も覚えておこう! 君と暮らし始めて、最初に食べた料理だからね

パタン・・・ 部屋のドアを閉めれば、やっと君を独占できる

たこ焼き器を置いた君が、僕のためにコーヒーを淹れようと動いてるのを捕まえて抱きしめる

くすっ 君の髪にも洋服にも、さっきの「タコ焼き」の匂いがしているよ

美味しそうだね・・・・・・ 今度は此方をいただきたいな・・・・・・

そう言うと君は、真っ赤になって・・・ 瞳を潤ませながらも「うん」と言ってくれた

*****

ポチャ・・・  ピチャン・・・

シャワーのコックから漏れてくる水滴が、湯面にはねて音がするなか・・・・・・僕はバスタブにゆっくりと浸かっている

彼女と一緒に入るつもりだったんだけど、これ以上はないくらい真っ赤になっちゃって恥ずかしがるからね

諦めたんだよ・・・・・・・・・今夜はね、くすっ

彼女はたぶん、こういう事するのは僕が初めてなんじゃないかな?

初々しい彼女の言葉や態度で分かるから、僕も慎重になるんだ

さて、上がろうかな・・・・・・  次は彼女の使う番だからね

僕は彼女がバスに入っている間に、ワインを抜いておこう・・・

そうしてワインを2人で楽しんでから、君という甘いデザートを・・・・・・・・

楽しみにしながら上がった僕は、彼女をバスへ入らせてワインを抜いていたんだが。。。

バーナデットから話しを聞いたニックが、僕達の部屋に押しかけて「タコ焼き」の話しを聞きたがるのには参っちゃったよ

しかも湯上りの彼女が、たまらなく綺麗で・・・・・・ 邪魔が入らなければ、ずっと見ていたかったのに!

それから2人っきりに戻れたのは、何時間も後のことで・・・・・・疲れた僕達は2人で寄り添ってベットに入って、そのまま朝まで眠ってしまったんだ

まぁ、起きてすぐに彼女を味わったのは、想像がつくことだろう?

ちょうど休日だから、その日は1日ずっとベットにいたんだ

彼女? 彼女は素晴らしいよ・・・・・・ 詳しく? ははっ 嫌だね!

彼女の全ては僕のものさ! 誰にも教えてなんてやらないよ!

じゃ、またね

*****

はい、結局「名無しさん」のままなヒロインちゃん・・・ 引っ張れるものですね~~

今回はタコ焼きを書いてみましたが、ニックさんはいわゆる「ゲテモノ料理」がお好きなようです!

西洋の方はタコ・イカなんて食べないと聞きましたが、今でもそうなんですかね?

アランさんも嫌なのかなぁーー  サキイカ旨いけどなぁーー  では、これで終わりです!

・・・・・・・・・・たぶん(笑)
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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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