スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
     

21≪癒しの闇≫魔法使いと陰陽師・・・

今回はセブルス君のターンです。  暗いです、悩みます・・・
途中、レギュラス君も出てきますが、見た目も性格も管理人の妄想です

*****

僕はまだ校長室にいた

あの4人・・・悪戯仕掛け人が帰ったあとも、何か話しがあるようでダンブルドア校長に引き留められたんだ

何の話しがあるんだ・・・  僕はもう、どうでもいいんだが

・・・・・・・・・・レイが いない

あれ程、体調が変わるほど嫌だった割に、今の僕は平然としている・・・ レイがいなくなったのにもかかわらず、だ!

レイに言った僕の言葉『あの時に戻れるならば命さえいらない』・・・・・・あれは僕の事で、レイ! お前が居なくなるとかじゃない!

ましてや闇の帝王に、独りで戦いを挑むなど無茶もいいところだ・・・・・・この世界で最強の≪あの方≫に敵うはずもない・・・・・・

・・・・・・死にに行くようなものだ

「・・・・・・う゛あ゛あ゛ああ・・・・・」

レイが、死ぬ・・・ レイが・・・アイツが・・・・ 僕は・・・ 僕は・・・ 

何故、僕も連れていかなかったんだ レイ・・・  いつでも傍に居てやると・・・僕の傍から離れるなと言っただろう?

訳の分からない場所に行き、敵うはずもない≪あの方≫に挑んで・・・・・・   お前が死ぬ気ならば、死ぬのなら僕も一緒に・・・・・・

ソファーに座り、頭を抱え込んでいた僕は・・・・・・今の自分の考えで、思考が止まった

死ぬのなら、僕も、一緒に・・・・・・?  僕は、死にたい? いや、死にたくなどない・・・ ならばどうして?

答えは簡単だろう・・・  僕は、死にに行くような場所でもレイと居たかったんだ

リリーと別れ、この世界からも別れる選択だが・・・・・・それでもなおレイ、お前と居たいと願うのは・・・・・・・・どうしてだ?

・・・・・・・これも、簡単だな

僕は、レイを、好きになっていたんだ

幼馴染のリリーを好きだと思っていたが・・・・・・ 

突然僕のそばに来て、ずっと僕のそばに居たレイ・・・  僕を孤独から救った、レイ・・・・・・ 

お前が僕のそばで笑っていたら、それで・・・ それだけで、よかった・・・

今更・・・  今更だな・・・  お前への気持ちに気がついたなんて、今更だよ

お前はすでに、遥か遠くに行ってしまったのに・・・・・・  たった一人で、あのヴォルデモードに挑むだなんて無謀なことしたな

きっと、僕を≪あの時≫まで連れていくのに、見つかる覚悟で時を超えたんだな・・・・・・

そして囚われるのならばと、闘いを挑んだのか・・・・・・・

僕が自分の中に沈んでいると、目の前に湯気の立つ紅茶が置かれた

「飲みなさい、セブルス・・・・・・少しは落ち着くことができるでのぉ・・・」
「ありがとうございます、ダンブルドア校長」

僕は紅茶に口を付け、その温かな液体を飲み込んだ・・・・・・強ばった身体が、少しほどけた気がした

飲み終わった僕は校長室を出て、寮へと戻りいつもの様に談話室で本を読んでいた・・・・・・・レイが居ない事がまだ信じられない僕は、談話室でお前を待っているような気がするよ・・・・・・

レイ・・・・・・・

*****

「あれ? レイ先輩は?」
「・・・・・・レギュラス」

そう言えばコイツはレイに懐いていたな・・・・・・ 寮の談話室にいると必ず寄って来てはレイと話していた
レイもレイでスリザリンでも他の者は寄せ付けないのに、レギュラスだけは楽しそうに話していた・・・・・・・

「レイは、居ない・・・」
「は? どこかで実験ですか? スネイプ先輩と居ないとなると珍しいですね」

「もう、居ないんだ・・・ ホグワーツにも、何処にも・・・」
「日本に帰ったとかですか?」

「・・・・・・・ああ、そんなものだ」
「嘘ですね」

直ぐに嘘だと見抜いたレギュラスは、キラリと鋭く僕を見て前にあるソファーに座り足を組み・・・・・・肘掛に片手をつきつつ優雅に片手を僕に振る

「何の真似だ?」
「長くかかろうが話しを聞きますから、包み隠さずに話してくれませんか?」

「別に、話すこともないが・・・」
「ふぅ~・・・ スネイプ先輩、よく逆さまな本を読めますね・・・」

「あ゛・・・」
「・・・・・・それだけの事が起こったのだと、見受けられます。  どうぞ」

仕方ない・・・・・・  僕はレイが居なくなったショックで普通ではないし、レギュラスにこうも見抜かれていては言い逃れもできないしな・・・・・・

だが、コイツはヴォルデモードに心酔している・・・・・・ 話していいものかどうか・・・迷った僕だが、既にレイはヴォルデモードの手の中へと行ってしまったのだと気がついた

誰も手が届かない場所へと行ってしまった、レイ・・・・・・

ならば、話してもいいだろう・・・・・・

僕は、僕とレイの出会いから今の事まで目の前の1つ下の後輩、レギュラスに全てを話していた・・・・・・

純血主義で兄と違い、スリザリンに入ったことを誇りと思っているコイツ・・・・・・  レイと出会う前は兄シリウスにコンプレックスを持ち、何か屈折していたが・・・・・・

兄と同じウェーブのかかった黒髪に、灰色の瞳・・・ だが自信に溢れたシリウスの精悍な顔立ちとは違う、線の細い女顔を嫌がっていた

まあ、シリウス目当ての女生徒に近づかれては利用されそうになっていたし、弟とはいえ名門ブラック家を目当てにされてと、コイツもまあ複雑だったな・・・

だがそんな物、レイには関係がない・・・  家も血もレイには判断する材料にもならない

レギュラスはそんなレイに救われたようだった・・・・・・ある時から、性格が変わったのではないかというくらい前と変わったんだ

周りの顔色を見て、何も言わずに考えることが多かったレギュラスが、堂々と自分というものを出してくるようになり・・・・・・その優雅な貴族らしい仕草に、優しい顔に女生徒から「スリザリンの王子様」と言われ始めている

そんなレギュラスに、話し終わったのはもう就寝時間も過ぎた頃で・・・・・・ 両手を組み、その上に顎を乗せていたレギュラスは聴き終わると、目を瞑り何かを考えていた

「ではレイ先輩は≪あの方≫の敵だったのですか・・・  いや、取り込みたい力だった・・・」
「そうだな」

「スネイプ先輩、失礼します・・・・・・ 話してくれて感謝します」
「・・・・・・ああ」

レギュラスが部屋に帰るのを見送り、僕も本を持って自分の部屋へと帰った・・・

ベットに横になるも眠りが訪れる事も無く、僕は・・・ぽっかりと天井を見ながら夜を明かしたんだ

*****

「セブルス! おはよう♪」
朝の大広間、リリーが何も無かったかのように僕に話しかけてきてくれる

そのキラキラとした笑顔を見ていた僕は、僕は・・・・・・何も言えずに、スリザリンのテーブルへと急いだ

「どうしたのかしら?」
「ああ、スニベルスの奴、もの凄く腹が減ったんだよ! きっと」

「リリー・・・ 僕達も朝食を食べよう」
「そうね!」

セブルスの青い顔を見たジェームスは、リリーにそれ以上追求させないように自分たちのグリフィンドールの席へ仲間達と連れていく

「はぁ・・・」
僕に食欲など湧くはずも無く・・・・・・紅茶だけ飲んで寮へと戻り、授業に向かう

・・・・・・その日は、散々だった

授業の教科書は間違ったものを持っていく、羽ペンもインク壺さえ忘れるか、移動の途中で落としてしまう

終始ぼぉ-ーっとしていて、内容など頭に入る筈もなく、大好きな魔法薬学の調合でさえ鍋を爆発させてしまう

その日の夕食時にダンブルドア校長からレイが急遽、日本へ帰ったと生徒の皆に告げられ・・・・・・リリーが両手で口を覆い、僕を見ていたのを・・・・・・僕は、ぼぉーーっと眺めていたんだ

そのまま3日が過ぎて、休日の午後・・・  僕はレイと出会い、よく2人で本を読んでいた湖の畔の木の根元に座っていた

いつもの様に隣を見れば、艷やかな黒髪をサラサラと風になびかせながら読書するレイが居るようで・・・・・・

『セブ! これ面白いぞ、あとでセブも読んだらいい』・・・・・・お前の声が聞こえるようだ


レイ・・・  レイ・・・ お前がいない・・・  僕のせいで、お前がいない・・・

幾ら・・・・・・あの様な事をされたとはいえ、リリーに言った言葉は、僕の罪だ

その僕の罪を、レイ・・・お前が消そうとして、お前が居なくなった・・・・・・それも僕の罪だ

こんな罪深い・・・醜い僕が、お前の犠牲の上にリリーと笑い合うなど、できるはずがない

何も知らないリリーに、僕も何も知らないふりでこれからも・・・・・・付き合っていくなど、できない

僕は、僕は・・・・・・  自分の罪を、隠したくない・・・ これ以上、卑怯者にはなりたくないんだ

愚かだと、嗤うものがいるだろう・・・・・・  黙ったままで過ごしていけばいいと、そんな根性もない弱虫だと罵るものもいるだろう

レイ、お前はどう思う?  

『せっかく私が力を貸したのに・・・ 仕方のない奴だなぁ・・・』
「そうだな、僕は大馬鹿野郎だものな・・・」

『でもセブらしいな・・・ 思いのまますればいいさ 私はいつでもセブの味方だからな』

「・・・・・・くっ・・・うう゛・・・ レイ・・・  レイ!!! 

・・・・・・・・僕は、此処で初めて泣いた

*****

「どうしたのセブ?」
「すまない リリー・・・呼び出して」

僕はクマでリリーを呼び出した・・・・・・ 場所はアイツ等に仕掛けられた、校舎から離れたところ

僕は決心した・・・・・・ 罪は罪・・・・・・無かったことにして笑い合うことなど、僕には無理なんだ

リリーには、なんて言われるのだろうか?  いや、何と言われたとしても・・・・・・それは僕への罰だ

・・・・・・・・・レイ、僕に、罰を与えてくれ・・・・・・罪を犯した僕には、罰が・・・ほしい

リリーには最初の時のように決別されるだろうな・・・・・・

それでいい・・・・・・  レイを失い、リリーに軽蔑され、誰も傍にはいなくなる・・・・・それでいいんだ

「リリー・・・僕は、僕は・・・君に・・・言わなければならないことがあるんだ・・・」
「セブルス・・・ 酷い顔よ? 大丈夫なの?」

「僕は、ポッターとシリウスに逆さに吊るされた日・・・・・・君に・・・・君に・・・・・」
「セブルス・・・ 」

心配そうなリリーの瞳・・・・・・

「僕は君に・・・ 【穢れた血】と言ってしまったんだ・・・」
「え? 何を・・・言っているの? セブルスはあの時、私とあの場を離れて図書室へと行ったわ! そんな言葉、聞いてないわ」

驚きと、訝しげな瞳に変わったリリー・・・・・・

「それは・・・レイが・・・霊力を使って戻ってくれたんだ・・・・・・」
「え? レイが・・・何を言っているの?」

「その言葉でリリー、君は僕を許さず・・・・・・レイが僕を≪あの時≫に連れて行き、やり直させてくれたんだ」
「・・・・・・・・うそっ」

リリーの瞳が信じられないと見開かれて僕を見ている・・・・・・

「貴方が・・・私のことを・・・ 穢れた・・・血と・・・?」
「・・・・ああ、すまないリリー」

「本当に、本当なの?」
「・・・・・・すまない」

「何で? どうし・・・・・て?」
「・・・・・・すまない、リリー」

僕は俯いて謝ることしかできなくて・・・・・・ だんだんリリーの声が震えてくる・・・・・・

僕はリリーからの決別の言葉を待った

僕を、罰してくれ・・・・・・  リリー・・・・・・

「貴方がそんな人だとは思わなかったわ!!!  貴方とは・・・」

ああ・・・  僕に罰が下される・・・・・・ 

≪待ってください!≫

ヒュンッ・・・と、目の前に飛んできたのは銀の鱗に緑の瞳の龍・・・・・・リョクだった

≪リリー様、お待ちください・・・≫
「リョク? あなたレイと日本に帰ったんじゃないの?」

≪失礼します≫

「え?  リョク? きゃあ・・・」
「リリー!!!」

リョクが光の塊に変わり、それが大きくなっていくと、突然リリーを包み込んだ

≪リリー・・・ 知ってしまったんだね≫

レイの声がする・・・・・・・ レイ、居るのか?

≪セブを許して欲しい・・・ リリー、貴女なら時間はかかるだろうが、セブを許す事ができるはずだと、私は思っているよ・・・ 私はもう、リリーの前には立てないかも知れないけれど・・・リリーとセブの幸せを祈っている≫

「レイ! レイ! 居るのか? 戻ってきたのか? どうした! 僕の前に現れるんだ! レイ!レイ!」
必死になって辺りを探している僕だが、レイの姿は見当たらなくて・・・・・・

声が聞こえるのに、姿が無いだなんて・・・・・・  

僕が嫌いになったのか? お前の・・・ せっかくのお前の好意を無にしてリリーに話したから、だから僕を怒って姿を見せないのか?

「レイ!  レイ!  どこだ、どこにいるんだ!  レイ・・・・・・・応えて・・・・・くれ・・・・・」

木の影、植木の向こう、校舎の裏、手当りしだいに探し回る僕・・・・・・

「レイ! レイ! 怒っているなら顔を見て文句を言え! いくらでも聞くし、いくらでも謝るから・・・・・・・だから、頼む!  ・・・・・・・・出てきて・・・・・くれ・・・・うっ・・・・・」

いくら探しても出てこない僕は、絶望して草の上に膝を着いた

「セブルス・・・・あなた、やっと分かったのね! 自分が誰を好きなのか、やっと・・・ 分かったのね!」
「リリー・・・」

気がつけば呆然と座り込んで、俯いて、地面を見ている僕の頭上からリリーの声がする

「記憶が戻ったの・・・・・・最初の記憶よ 」

・・・・・・・・リリー、さあ・・・ 僕に、罰を、与えてくれ・・・・・・この愚か者の、僕に罰を・・・・・・

「セブルス・・・・・・」

リリーの思いつめた声が、僕の名前を呼んでいた・・・・・・

*****

やっと息子のインフルが落ち着いてきました(ワーイ、良かった♪)
まだ咳がひどいので完治は先ですが、熱も平熱に近くなってきました

病院で再び診察もしてもらったし、塩を焼いて喉に巻いてますし(これ効きますよ!)、このまま元気になってくれーーー

では、次回はどうなることやら(笑) またお会いしましょう (o・・o)/~




関連記事

コメント

☆桜めい様へ☆

桜めい様へ、初めまして 管理人のすーさんです

リン様の所から、早速の訪問ありがとうございます

おお、一気に読んでいただいたのですか? 嬉しいです!
私の中の「スネイプ教授幸せ人生計画」遂行中なので、楽しんで頂けたら私も嬉しいです
学生編は「出会い」と「別れ」なのですが、俺様ヴォル君との対決編に続きますし、まだまだ追い続けます
長く続きますので、お付き合いしてくださいませ♪

主人公の「力」はこれからが本領発揮です・・・ もう対決してますからセーブする必要が無い!のでババンと行きたいと思ってます 

> 素敵なお話を読ませて頂き、ありがとうございました。
> また訪問させて頂きます!

ありがとうございます! 余り死人の出ない方向で頑張りたいと書き続けていますので、遊びにきてくださいませ~♪  (o・・o)/~

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
Secret

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ブロとも一覧


Cat Home

暁の唄

ちび眼鏡日記

月が浮かぶ夜

まきまきまき

うみにふわりふわり

snowdrop

みやびのブログ

よみよみ

SweetBlackな世界

日々のこと

きみと手をつないで

shibushibuuu

ゆめの世界

井の中の蛙

月の舟 星の林

古いおもちゃ箱

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。