⑤≪いつか晴れた日に≫~結婚式に至る!?~

まだ、式にもいかない管理人ですが、大佐が焦れてます(笑)
焦れったい2人を楽しんでいただけたら嬉しいです・・・

*****

ロンドンンから戻ってすぐに大佐が私達の結婚の報告を母様にしてくださったの・・・・・  だけどね、あの時。。。

頭の隅で感じていた、マーガレットの叫ぶ甲高い声が聞こえたのは、気のせいかしら?  だって、大佐のキスがあまりにも情熱的で・・・・・・頭の中が真っ白になってしまってて・・・・・・

まさかマーガレットが、私達のキスを見て叫んでたなんて思いもしないんですもの //////

「Mrs,ダッシュウッド・・・ シンシアと私の結婚を認めていただきたい・・・・・・私は彼女を愛しています」
「・・・・・・シンシアを貴方にお任せしても大丈夫ですね」

母様の心配そうな目に、大佐がコクリと頷くのを見て私は胸が一杯になるほど幸せで・・・・・・ポロポロと泣き出してしまって・・・・・・

「あーー! シンシアが泣いてる! 大佐と結婚するのが嫌なの?」
「・・・・・ちがっ・・・っうく・・・ふぇ・・・・・」

無邪気なマーガレットが聞いてくるけど、声がでかいわよ・・・  しかも私は嬉しくて涙が勝手に出ちゃうのに・・・・・・大佐が誤解なさったらどうするの!

違うのに、嬉しくて泣いてるのに・・・・・・言葉が嗚咽で出てこないの・・・・

「シンシア・・・?」
ほら! 大佐が少し戸惑った顔して私を見てるわ・・・  違うと言いたいのに、声にならなくて・・・・・・

「シンシア・・・ 大丈夫か?」
「ふぐっ・・・ えっ・・・ちが・・・うの・・・わっ・・・たし・・・・・うれ・・・しく・・・て・・・」
ああ、伝わったのね! 大佐が照れたように微笑んでくれたわ・・・・・・

「ほほほっ・・・シンシアは嬉しくて泣いているのでしょう」
「嬉しくても泣くの? 変なのーー」
「そうだね・・・ でも泣いてるシンシアは綺麗だ」

マーガレットの声に大佐がニコッと笑って、妹に少し屈んで声をかけてくれるけど・・・ き・・・綺麗だなんて
言い過ぎですわ //////

でも本当に実感がわいたのは大佐が帰られた後、母様と2人で話していた時・・・・・・

「幸せになるのよ・・・ 私はいつでも貴女の幸せを祈っているわ」
「母様・・・ お式はまだよ?」
「それでも、言いたいのよ・・・・・・大佐の所に嫁ごうとも、貴女は私の愛しい娘に代わりはないの・・・・・・覚えておいてね」
「・・・・・・母様・・・ 」

その夜は、小さい頃以来かしら? 母様と一緒のベットで眠ったの

*****

それから数日して大佐のお家から馬車が迎えにきて、私は屋敷でウェディングドレスを合わせるために向かったの

「さあ、こっちだよ」
「はい」

しっかりと大佐の腕に手をかけてエスコートされながら入った私は、ずらりと並んだ召使いの方達に挨拶されました

1人、1人にこれから宜しくと囁きながら挨拶を終えると、さっそく1番長く使えている女中さんが私をある部屋へと案内してくれてドレスを合わせることに・・・・・・

他の女中さんも勢揃いして私に大佐のお母様のウェディングドレスを着せて、具合を見てもらったの

「少し腰を詰めた方が綺麗ですわね」
「腕を上げてください」
「あとはそのままでよろしいかと・・・・・」

幾つもの手で細かく測られながらも、皆が笑顔なのが嬉しくて見つめていたら・・・・・・話してくれたの

大佐が20年以上も前に真剣で熱い恋をして、両親に反対されて・・・・・・その恋が大佐を傷つけ、悩ませ、そして・・・・・・影を落としていた事を・・・・・・

だけどこの頃、本当に昔に戻ったような朗らかな顔をされるから嬉しいと・・・・・・大佐の若い頃から居る方達は、嬉しそうな笑顔で・・・・・・私も嬉しくなるの

話は聞いていたけれど、真近で見ていた方達の話は身に迫って・・・・・・大佐が苦しんでいたこともよく伝わってきて、切なかった・・・・・・

私が傍に居ることで少しでも、ほんの少しでも・・・・・・大佐の安らぎになれたらいい・・・・・・ ほんの少しでも・・・・・・

私は、そう望むの・・・・・・

*****

執事との話も終わりティータイムでもどうかと、シンシアを迎えに行き扉を開けば そこには・・・・・・ 母のウェディングドレスを身に纏い、頬を染めて佇む君がいて・・・・・・

窓からの日差しが花嫁のベールのように君の周りを、優しく白く染める 午後・・・・・・

まるで夢を見ているような、そんな光景に・・・・・・ 私の魂が君に吸い寄せられ・・・  君を、求める・・・

周りの者達が気を利かせたのか、居なくなるんだが・・・・・・君は大きな鏡に向かってその姿を写し、髪やドレスを直しているんだが・・・・・・

ああ・・・・・・ まるで絵のようだ・・・・・・ その絵に見惚れて、私は自分の時が止まってしまうようだ

シルクとレースとふんだんに編み込まれた刺繍でできているドレスは、少し古めかしいかもしれないがシンシアに良く似合っている

まるで中世の姫君のような、そんな気品と美を兼ね備えたシンシアから目が離せなくて・・・・・・ 何も、本当に何も考えられなくなってしまう

いつまでそうしていたのか・・・・・・  ぼぉーーっと、自分でも我を忘れたようにシンシアを見つめ続けていたのだが、執事にやんわりとお茶の用意が出来たと言われて・・・・・・初めて我に還った

そんな私をいつからだろう? 君が見つめていたなんて・・・・・・そんな事にも気がつかないで君に見蕩れていたなんて・・・ 私も、どうかしているな

そう思っていたらシンシア、君が突然泣き出すものだから私は驚愕してしまった

直ぐに駆け寄り、君の白い手を取りながら訳を尋ねれば・・・・・・ はっ?  何だって?

「ですから・・・ 私に・・・・そのお顔を・・・向けてくださるのが・・・嬉しくて・・・・・」

私が君にだらしなくも見蕩れていた顔が、嬉しいと言うシンシアに首を傾げ分からないと促した

「私のようなオジサンをからかうものじゃない、シンシア・・・」
「・・・・・・初めて大佐に会ったとき、貴方はマリアンヌに・・・・・・その顔をされていたの・・・」

あ! そう・・・だ、 あの時も私は・・・・・・・  シンシア? 泣きながら笑っているのか?

「私は貴方のその・・・ 愛しきものを、ただ感じて眺めていた・・・ その時に、貴方に恋をしたんです」
「こんな・・・ ニヤけてだらしのない顔に? もっと良い時がなかったのかな?」

くぃっ! と、照れ隠しに片眉を上げて、皮肉げに彼女に笑って見せれば、彼女は静かに首を振り・・・・・・その頬に、新しい真珠が、跡をつけながら流れていく

シンシアが泣いている・・・・・・ 泣きながらも、はにかんで微笑み私を見つめる その愛らしさに・・・・・・ 私の胸は高鳴るんだよ、シンシア

私は彼女の滑らかで柔らかな頬に手をやり、夢ではないと、確かに彼女に触れられる事を確かめていた

・・・・・この光景を、この時を、彼女が私の傍にいる奇跡を・・・・・・ 確かめていた

*****

初めて着たウェディングドレス・・・・・・  しばらくしたら大佐の花嫁になれるという嬉しさと、彼に恥を欠かせないように鏡を見て念入りにチェックしたあと、ふと・・・・・・視線を感じて扉を見れば、大佐が開いた扉に寄りかかりながら私を見つめていた

その顔が・・・・・・今までの私の憂いを、杞憂だと晴らしてくれたのよ

愛しい貴方・・・  初めてジェニングス夫人の屋敷で貴方を見たとき、貴方はマリアンヌに同じ顔をなされてたわ・・・・・・

私は、立派な大人の男性が まるで魂が抜け出たような・・・・・・そんな顔をしていることに驚いて、目が離せなかったの

その視線が一心にマリアンヌに向けられていることに、胸の奥が小さく痛む意味にも気がつかずに・・・・・・貴方に、恋をしていたの

貴方の優しい声に、また泣き出してしまいながらも頬に受ける貴方の掌の暖かさに、頬を擦り寄せながら・・・・・・私は告白するの

「貴方の その顔で、私はやっと・・・ 貴方に愛されてると思えました・・・ 馬鹿な子供と思ってください」

呆れられたでしょうか? 貴方が仰って下さる言葉でも拭えなかった不安が、確かに貴方に愛されているのは私だと・・・・・・ やっと、そう思えた私を・・・貴方は呆れて、嫌いになるかしら?

恥ずかしくて俯いていた私の顎を取った貴方が、私の顔を上向かせる

「不安だったのかい?」
「ごめんなさい・・・」

「私の気持ちを疑ってたのかい?」
「違います! 疑ってなんか・・・ただ・・・」

「・・・・・ただ?」

貴方の声は低く、表情のない顔は少し怖くて・・・  あ・・・怒らせてしまったの? ああ、どうしよう・・・ 私はやっぱり子供で愚かなんだわ・・・

大佐、大佐・・・ 嫌わないで・・・ 貴方の傍にいさせてっ!

「私には貴方をそういう風にさせるだけの魅力がないと分かっていたから・・・ マリアンヌのような魅力が私には! ・・・・・・・嫌わないで大佐・・・ ごめんなさい」

「シンシア・・・君は悪くないんだ。 泣かないで・・・泣き顔よりも、笑顔が見たいよ」
「・・・・・・嫌わないで・・・」

「嫌うはずないだろう? 私の言葉が足りないのがいけないんだ」
「・・・・・・聞いてもいい? 貴方が好きなのは、私・・・」

おずおずと貴方に尋ねる私は、顎をつかむ貴方の手に自分の手を重ねて・・・・・・

「愛してる・・・ 君だけを・・・ 愛しているんだ・・・ シンシア・・・ 」

あ・・・ ああ・・・ 貴方の艷やかな声と共に、瞼に、額に、頬にとキスが雨のように下りてきて私に降りそそぐ

「君はいいのかい? 20才以上も離れた私のような老いぼれの花嫁になっても・・・」
「ああ・・・貴方がいいの 愛しています・・・ 愛しています・・・ パトリック・・・」

そうして唇に降りてきたキスは、酷く甘くて、酷く熱くて、ひどく・・・・・・んんっ、もう・・・何も考えられない・・・・・・

*****

それから暫くして、エリノアとマリアンヌがロンドンから帰ってきた・・・・・・もちろん、ジェニングス夫人も。。。

ジェニングス夫人からは早速、屋敷に皆で集まって遊びましょうとのお誘いがあり、今は馬車に乗り向かっているところ

屋敷に着き、紅茶を頂いていると大佐やエドワード、ウィロビーも来て大勢になったから夫人も楽しそう

皆で昼食をとり・・・ 晴れて気持ちの良い庭で其々がくつろいでいる中、ジェニングス夫人が・・・・・・

「ふふふっ エリノアもマリアンヌもシンシアも結婚が決まっておめでたいわ!」
「ありがとうございます」
エリノアが礼を言うと、マリアンヌも私も微笑んで夫人を見ておく

「で? 誰が1番先に花嫁になるのかしら? やっぱり1番上のエリノアからかしらね~~」

ジェニングス夫人、お得意の爆弾を投下した

母様が困ったように大佐を見て、私を見ていると大佐の低くて艶のある声が静かに流れてきた

「ジェニングス夫人・・・ シンシアと私が先になると思います。 既にドレスも準備できましたから」
パトリックの手が私の手を握り、指に口付けを落としてくる

あのドレスの試着の日から、パトリックは変わってしまって・・・・・・私を愛しいと・・・隠さずに表現してくれるようになったのだけど・・・・・・私、慣れなくて //////

『若くないからと、自分を抑えていた事で君を不安にさせたなら・・・・・・これからは君が恥ずかしいくらいに・・・・・・ 愛を、囁こう』

『年甲斐もなく君に逆上(のぼ)せていると後ろ指さされても構わない・・・・・・ 君を不安にさせるくらいなら、そんな事くらい気にもならない』

『愛してる・・・ もう、君無しではいられないよ』

あの日、キスの合間にそう言われて・・・・・・それからパトリックは吹っ切れたのか、こういう風に /////

もちろん嬉しいんだけど・・・ 慣れなくて //////

でも確かに愛されていると感じられる私は、もう彼しか見えないの・・・・・・

*****

ジェニングス夫人が楽しそうに笑いながら、誰が先に花嫁になるかと言い出してきた・・・・・・ それは、私達が先だろうと話し、シンシアの指先にキスを1つ落としておく

それだけで頬をポポポッと染める可愛らしいシンシアに、目を細める私を見るジェニングス夫人の目がキラリと光った

・・・・・・夫人?  何を言おうとしているのだろう?

「順番から言えば長女のエリノアが1番じゃないのかしら? しかもブランドン! エドワードは貴方の領地の教区の牧師でしょう? 考えたんだけどエリノアが結婚してからにしたほうがいいんじゃないの?」

・・・・・・・・・それはそうだが  ・・・・・・・・確かにそうだが

「ほほほっ ブランドンは1日も早く花嫁を自分の所に迎えたいんでしょうけどねぇ・・・」

分かってるなら何故ややこしい事を言い出すのだろう、この方は・・・・・・

夫人が私を見て、面白そうにプププーーッとジョン卿と噴き出していた

・・・・・・・・・・・考えたくはないのだが、遊ばれているのか?  この2人はこういう悪ノリする点で義理の親子とは思えないほど気が合うのだが。。。 

「パトリック・・・やはりエリノアが先の方が良いのでしょうか?」
「私は明日にでも式を挙げたいんだけどね・・・」

シンシアが困ったように私を見ている・・・・・・・ああ、不安にならないでシンシア・・・ 愛しい君よ

私はなんと言われようと式を延ばすつもりなどないと、ジェニングス夫人に言おうとしたのだがエドワードの方が先に口火を切ってしまった

「ジェニングス夫人、私と彼女はもうしばらくこのまま穏やかに過ごしてもいいのです・・・  結婚は大佐とシンシアが先で・・・」
「そうですわ! 私達は・・・・」

エリノアも口添えしていたのが、ジェニングス夫人が目を剥いて反対してきた・・・・・・なんなのだ、まったく・・・と憤慨しそうな私だが、ある考えが頭の中を過ぎる

もしかして、エドワードは・・・・・・

「あらあらあらーー やはり長女で教区の牧師と結婚するエリノアが先よ、先だわ!」
「まあ、ブランドンが一日でも早くシンシアを自分のものにしたいのわ判るがね!」

「可愛いい花嫁は逃げては行かぬよ!」
「婚約期間を楽しみなさいな・・・・ 我慢できないでしょうがね!」

「「プププブゥウウ~~~」」

この人達は・・・・・・ いい人なのだが如何せん、悪ノリして楽しむのだから・・・少々困りものだ

こうなったら引かないのだろうが、私も引けない・・・・・・ シンシアの手が私の手を強く握りしめるから、私が彼女を見ると・・・ 小声で何か・・・

『パトリック・・・ 私達の結婚が延びるのかしら?』
『・・・大丈夫だよ、心配しないで・・・』

シンシアの蒼い瞳が不安で揺れている・・・・・・ 君も、私と同じで・・・花嫁になる日を待ちわびてくれているんだね

愛しい・・・シンシア  私も、君からの視線で、言葉で、その羞じらう顔で・・・・・・ 愛されるということを思い出せたよ

いや、思い出せたのじゃない・・・・・・  初めて感じる喜びだよ、シンシア

昔、愛し愛された頃は、私も輝くような若い時の中にいた・・・  奔放な彼女と後先を考えずに愛し合えるほど、若かったんだ

だが今は・・・   君が私に愛されているか不安になっていたように、私も不安を感じることがあった

それはそうだろう、私のような年上過ぎる・・・ 洒落た会話もできない武骨な男に、若く美しい君が・・・・・・その・・・  愛してくれるなど、そんな事が本当なのだろうかと思う時も、あるんだ

夢のような・・・ この喜びを、早く確かなものにしたくて・・・ 焦る私をジェニングス夫人が見抜いたのだろうか?

「シンシアはまだ若いわよ・・・ 恋人同士の甘い時間を少し増やしても、いいんじゃないかしらね?」
「・・・・・・まあ、エリノア達の式を早く挙げさせて君達も挙げればいいじゃないか!」

はぁ・・・  まいったな・・・  こんな事を言い出されるとは思わなかった 

私はシンシアの手を握ったまま立ち上がり、少し散歩しようと彼女を連れ出し、その場を後にしたのだった。。。

*****

「パトリック・・・」
「シンシアすまない・・・ 結局はジェニングス夫人の言うままになりそうだ」

2人で屋敷の庭を歩きながら、皆がいる所からは見えない場所まで移動してから私達は話し始めた

「くすっ 仕方ありませんわ・・・  夫人の勢いには誰も勝てませんから」
「くすっ そうだな・・・」

君が可笑しそうに笑ってくれるから、私の気もだいぶ軽くなるよ

「それに、夫人はああ見えて優しい方ですから、何か他の思惑もあって ああ仰ったような気がします」
「・・・・・・そう、だな  何か考えがあるのだろう」

驚いた・・・ 君という人は可愛らしい少女の見かけによらず、思慮深さが備わっているのだね
私も気になっていたのだが、もしやエドワードにジェニングス夫人が力添えしたかったのでは・・・・・・ と、考え出していたんだ

私達の考えは、正しかったようだ・・・・・・

あとからジョン卿と狩りに行ったときに、話してくれたのだが・・・・・・エドワードは身1つで勘当されたためエリノアにドレスの用意もできず悩んでいたらしい

結婚するのに花嫁にウェディングドレスさえ着せられないと落ち込む彼を見た、ジェニングス夫人とジョン卿は私達の結婚を止めて先にエリノア達に式を挙げさせようとすればドレスやブーケなどを援助してもエドワードが受け取り易いと考えたそうだ

確かに、彼のように誇り高い男には何も理由を付けずに受け取れと言っても・・・・・・受け取れないか、傷つくだろうな

だが、私達の結婚を延ばしたから申し訳ないとか理由を付ければ、エドワードも受け取れるだろう

それならば少し先になっても我慢できるな・・・・・・ あくまでも、少しだけだが・・・・・・

1ヶ月先に予定していた私とシンシアの式は、エリノア達の後ということで3ヶ月先へと延びてしまった

これ以上、延びないようにエリノア達の式はジェニングス夫人と共に私も援助するということでエドワードを説得した

ドレスとベールは夫人の若い頃の物を手直しし、場所は私の領地の教会で、ケーキは私達が予約しておいた物をそのまま使ってもらうことにし(私達は3ヶ月後に予約し直した)、ブーケも温室の花でシンシアとマリアンヌが作ることになった

そうして着々と進む式の準備だが、予想通りにと言おうか・・・・・・最初はエドワードが受け取らず渋っていたのだ

そこでウィロビーが説得に当たったのだが・・・・・・ アイツめ、言うに事欠いて私を引き合いに出して頷かせたのだそうだ

エリノアとエドワードの結婚の準備も整った頃、ジェニングス夫人の茶会で、夫人がウィロビーに迫っていく・・・もちろん変な意味ではなく、どうやって彼を納得させたのか知りたいからなんだ

エドワードは新居の用意で今日は欠席したのだが、ああ・・・新居は協会の隣にある家を手直しさせたのを2人に使ってもらうことにした

「どうやったの? エドワードが素直に受け取るなんて喜ばしいことが起こったのは、どうしてなの? 教えなさいな、ウィロビー???」

彼はいつもの様にお得意の自慢顔で、席に着いている私達を眺め回した・・・・・・いちいち芝居がかっている男だ

いつもの面々、ジェニングス夫人・ジョン卿・エリノア・マリアンヌ・シンシア・ダッシュウッド夫人、そして私が見つめているなか、ウィロビーは上着の襟をピッと持つと、胸を張り得意気に話し出した

「私が彼に言ったのは、こうです! 『貴方が早く結婚して大佐を祝福しないと、大佐の年がまた1つ上になるんですよ! 彼はともかく義妹(いもうと)になるシンシアが可哀相ではないですか!』と、言いました」

「あら、上手いこと言うではないの、ウィロビー!」
「さすがウィロビーね、それならエドワードも受け取らないといけないわ!」
「はぁーはっはっはっ・・・  では今回のお手柄はウィロビーではなく、ブランドンということになるな」

ジェニングス夫人もマリアンヌも上手い、上手いと手を叩いているし、ジョン卿は腹を抱えて笑っているし。。。

・・・・・・・・・・・はぁ、それで彼は受け取ったのか  まあ、彼は私に恩義を感じているそうだからな

「しかし、エドワードと私の義理の弟に大佐がくるのですから、人生面白いこともありますね」
「その言葉は大佐に失礼ですよ?」

調子に乗ったウィロビーにエリノアが窘めるも、彼は我が意を得たりと生き生きと話し続ける・・・  困ったものだ

「前から聞いてみたかったのですが・・・  シンシア、あなたは何故、大佐と結婚を決めたのですか?」
「ウィロビー!!!」

マリアンヌが叱るように声を上げるも、気にせずウィロビーはシンシアを真っ直ぐに見つめて尋ねた

「くすっ・・・・・・  くすくすっ・・・・・・ 」

シンシアは、さも可笑しくて堪らないというようにクスクスと笑いだし横にいる私を見つめる

その瞳には、私を愛おしそうに見つめる君の気持ちが溢れていて・・・・・・  嬉しくて、君と繋がっている手を引き寄せキスを指先に贈るよ。。。

そよ風が君の髪を揺らし、穏やかな日の光が降りそそぐ午後・・・・・・ 君は、美しい。。。

*****

長くなるのでここで切りますね!

いやぁー ブランドン大佐・・・ 穏やかな大人の男が、腹を括れば若造にも負けない『甘さと静かなる情熱』の男になると書きたかったのですが、少しでも出ているといいなぁ・・・

次はお式と・・・ムフフな夜に突入です(パス付きならばムフフ展開です)



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コメント

☆リン様へ☆

リン様、おはようございます(^◇^)_/

> 更新待ってました!カッコイイ!ブランドン☆パトリック素敵すぎますッ!!
ありがとうございます! 大方書いてた途中で調子悪くなり、更新したくてもできないは辛かったです・・・
が、書いてて楽しいので脳内ではきっと私の妄想欲が風邪菌をやっつけたと思われます(笑)

> なんかもう…酷く萌えましたよ!!シンシアになりたい…私はマジです(真顔です)
私もシンシアになりたいです! もう大佐には萌え萌えしちゃうので、少しでも文章から感じて欲しくて・・・脳内妄想をそのままお伝えしました!

> ういういモードですね…これがもうしばらくしたらあっはんうっふんモードになるんですね…し、失礼しました。今不適切な表現があったことをお詫びいたします…。
ええ、ういういモードな花嫁に大佐がどう攻めるかも私は楽しみです!  あっはんうっふんモードも爽やかなのか? はたまた大人の男の色気で、ねっとりと逝くのか(字がちがいますね)
私も楽しみです

> 式も楽しみですけれども、その後がもっと楽しみなリンです。更新楽しみにしています~!
もう式は、はぶいちゃおうかしら・・・早くウッフンにさせてあげたいですね、大佐に(笑)

これからも、読んで楽しんでいただけたら嬉しいです (o・・o)/~

(^0^)

すーさんこんばんは^^

更新待ってました!カッコイイ!ブランドン☆パトリック素敵すぎますッ!!

なんかもう…酷く萌えましたよ!!シンシアになりたい…私はマジです(真顔です)

ういういモードですね…これがもうしばらくしたらあっはんうっふんモードになるんですね…し、失礼しました。今不適切な表現があったことをお詫びいたします…。

式も楽しみですけれども、その後がもっと楽しみなリンです。更新楽しみにしています~!
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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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