15と2/1≪癒しの闇≫シリウスの焦り・・・

今回はセブルスとレイが居ない間のシリウスの焦りです・・・・・・元々、女性の方から寄ってくるから彼は女性を口説くことなんてしたことないと思う管理人です(笑)

で、寄ってくる女性を喰いまくりって・・・(笑)
なので、もしかしたらレイがシリウスにとっては初恋になるかもしれませんね・・・・・・

*****

僕達は授業が終われば図書室や寮の談話室で勉強し、OWL試験に備えた・・・・・・とはいえ、相も変わらず悪戯仕掛け人が試験前もちょっかいをかけてくる

主にはシリウス・ブラックとジェームス・ポッターの2人なのだが・・・・・・

「はぁーーー」
「くすくす・・・ 人気者だなセブは」
「ばっ! 馬鹿なこと言うな、レイ! アイツ等は僕の事が嫌いで仕方ないんだ」

クスクス笑うレイを見ていれば気分も落ち着いてくるんだが、最近まで≪必要の部屋≫に授業の無い時間はこもっていたから被害に合うこともなかったんだ

久しぶりに立て続けに呪文を浴びると、疲れるな・・・・・・

直ぐに反対呪文を唱えているから大きな怪我にはつながらないんだが、今までの分もだ!と言わんばかりに仕掛けてくる回数が多くて。。。

「はぁーーー」
「セブは、お疲れか?」

「ああ・・・ アイツ等のような馬鹿に付き合うと、疲れるんだ ・・・回復薬でも調合するかな」
「セブ!」

レイが僕の手を掴んで席を立ち、本棚の・・・専門書が並んでる本棚だから滅多に人が来ない棚まで行くと、手を離して・・・・・・僕を抱きしめる、レイ

レイの身体から淡く白い光が立ち上り、僕の身体も、光で包まれていく・・・・・・・

優しい・・・  温かい・・・  春風の中に包まれているような・・・  そんな、小春日和に日向ぼっこしているような心地が、気持ちいい・・・・・・

しばらくして光が去り、残ったのは・・・・・・身体を寄せ合う、僕と、レイ

「疲れは取れたか?」
「ああ・・・ だがお前は無理してないのか?  ・・・その、感謝はするがお前が疲れるならばしなくても、いい」

「私はこれくらいで、疲れないし、セブが元気ない方が嫌だ・・・ いつも青い顔してるのに、さっきは白かったぞ」
「そう・・・か?」

「今は少し、頬が赤くなってるが・・・・・・」
首を傾げるレイを慌てて身体から離す・・・・・・僕も一応、男だからな

親友でも女性の身体が自分の胸にピッタリとくっついていたら、照れもするだろう・・・・・・そうだ、レイは親友だが、女性なんだ

女性とこんなに近づいたことのない僕が、照れてしまってもそれは・・・・・・・・ そうだ、生理現象だ!
生理現象なんだ・・・・・・ だって僕がずっと好きなのは、リリーなのだから

ブツブツと呟いている僕を放ってレイはさっさと席に戻り、本を読み出し今までの復習をしている

僕も隣に戻り、教科書を開いて先程の続きを勉強している・・・・・・これで合格点は大丈夫だが、僕が目指すのは 優・Oだからな

遣りすぎるということはないだろう

僕は平常心で勉強を続け、図書室から夕食に大広間に行き、夕食後は寮の談話室でレイと質疑応答形式で問題を出し合い答えていく

これが結構、実力を付けさせてくれたようで、今では教科書の中の事は全て暗記できている

****

・・・・・・おかしい   おかしいんだ、この頃っていうか・・・・・・あれは3月くらいか? その前からか?

レイとスニベルスが授業以外は全く見かけなくなってしまった・・・・・・

最初は勉強好き、調合好きのスニベルスがレイを付き合わせて地下牢教室(魔法薬学の教室なんだが)や、あの陰険なスリザリンの寮に引きこもってるんだと思ってたんだ

めぼしい所を探した後、スリザリンにもいる俺の・・・・・・まあ、その、関係のある女に探しに行かせたんだが、どこにもいないと言う

おかしい・・・・・・   おかしいんだ・・・・・・いくらこのホグワーツが広いからって俺達が探していないだなんて、ありえねぇーー

「おい、ジェームス! アレを貸してくれ・・・・・・どうにもスニベルスの居場所が分からねぇーんだ」
「それはおかしいね、君の嗅覚から逃げられるなんて鈍いスニベルスには到底無理だろうからね!」

がさがさと寮の部屋で広げた≪忍びの地図≫に相言葉を言って浮かび上がらせる

「我ら、よからぬことを企むものなり」

この言葉でこの地図にはホグワーツ中の者の居場所が分かるんだぜ!  すっげぇーだろ!
俺達、悪戯仕掛け人が作ったんだぜ!!!

レイ・キサラギ・・・・・・ないな。 スニベルス・・・・・・・・も、ないか・・・・・・

「・・・・・・これはおかしいね。 この地図に名前がないだなんて、ホグワーツに居ないのか・・・それとも」
ジェームスの目がメガネの奥から鋭い光を帯び始めたのは、コイツ自身も疑問を持った証拠だ・・・

はははっ、これでジェームスもアイツ等を探すの手伝ってくれるぜ!

コイツはリリーが絡まないと冷静で頭の働く、頼りになる奴なんだよな!

「今日は水曜だ・・・ということは外出なんてできないはずだ」
「なら、ホグワーツから出てないって事になるよな」

「ホグワーツから出ていないのに、この地図に乗らないなんて・・・・・・つまり」
「つまり?」

「この地図に乗ってない部屋に居るってことになる」
「この地図に乗ってない・・・・・・・部屋?」
「そう、このホグワーツでも僕達が知らないのはアノ部屋しかないだろう!」

「「必要の部屋(か!)(だ!)」」
   
俺たちは声を揃えて言い合ったが、その時リーマスが部屋に入ってきて怪訝そうな顔をしてやがる

俺は、レイの居場所をリーマスに聞いてなかったことを思い出して、リーマスのそばに行った

「なぁ、リーマスはレイがこの頃どっかに・・・スニベルスとこもってるの知らねぇか?」
「ああ・・・それなら知ってるよ」

「んあっ? 何だって! リーマスは知ってたのか?」

焦る俺にリーマスが手を出す・・・・・・けっ! 情報料にチョコをその手に乗せると、さっそくパリパリと包装紙を破いて食べ始めてる

「何だかダンブルドアから必要の部屋を教えてもらって、セブルスと研究しているんだって」
「何をだよ!」

「そこまでは知らないよ・・・ でもリリーの話だと、どうしてもその研究が必要なんだってさ」
「リリーは知ってんのか?」

「ああ、用があったときリリーに連絡を取ってもらったんだ」

連絡を取る? ・・・・・・・梟に手紙でも持たせたのか?

俺の不思議そうな顔を見て、リーマスが何でもないことのように話すが・・・・・・・・・おいおい、クマに話しかけたら返事がくるって、そりゃーずいぶんメルヘンだな

「私も実際に見なけりゃそう思ったけど、レイやセブルスとも話せるから便利だよ」
ニコニコと笑いながらも、せっせとチョコを食うリーマスに2枚目のチョコを渡しながらクマは誰が持っているのかと尋ねた

「ああ、リリーと、セブルス、それにもちろん作ったレイの3人が持ってるそうだよ」
「ふ・・・・ん、仲良し3人組みってわけかよ!」

リリーとレイはわかるが、どうしてあのスニベルスがそれに関わってくるんだよ! どうしてレイの傍にはいつもいつもスニベルスが居るんだよ!!!

ちくしょう~~  ムカつく!!!

「最初は必要の部屋の中じゃクマが使えなかったんだけどね、レイがクマのレベルを上げたとか何とかリリーが言ってたよ・・・・・・今度、僕にも作ってもらおうかな」

2枚目のチョコも食べ終わったリーマスがベット横の引き出しから、ゴソゴソと違う菓子を取り出すのを見て、まだ食うのか!と呆れながらも俺は部屋を出ていった

談話室に行くと、丁度いい所にリリーがいたから、どっか!と前のソファに足を組んで座った

「何か用なの? シリウス」
「なあ、見せてくれよ」
「何を?」
「・・・・・・クマ」

「リーマスね! 誰にも言わないでっていったのに・・・」
「いいじゃん、俺が他に漏らさなきゃいいだろ?」

「言わないでね? 絶対よ?」
「ああ、わぁーーってるよ」

談話室には珍しく俺達だけなのを確認したリリーは、ポケットから掌に乗るサイズのヌイグルミを出し、テーブルに置く

すると、そのクマが背伸びして身体をほぐすとリリーの側へと、とっとこと歩いていった

目の前で動くクマにどんな呪文かと聞けば、これは魔法ではなくレイの陰陽師の技なんだと説明された

「この子って優しいのよ! 私がちょっと疲れた顔してたら肩に飛び乗って揉んでくれるの! こんなに小さいのに一生懸命にしてくれるのよ! 可愛いでしょ?」

リリーの指先で優しく撫ぜられたクマが気持ちよさそうに目を瞑る・・・・・・って、どこに瞼が???

じぃぃぃ-ーーっと、テーブルを覆うように身を乗り出して観察すれば、照れてんのかワタワタし始めるクマが、面白れーーー

「クマは、まあいいや・・・ それよりレイは? もうじきOWL試験だろ? 勉強しないのか?」
「もう試験まで1週間ちょっと、でしょ? さすがにレイとセブルスも試験勉強するわよ・・・・・・明日からはもう必要の部屋にはいかないって言ってたわ」

「そうか・・・ 明日からはいるんだな」
「シリウス? もう悪戯なんてやめてよ? 試験に集中してよ!」
「ああ、わかってるって」

面倒くさ気に応えた俺にリリーの顔が寄せられ、その緑の瞳が鋭く俺を射抜いてやがる・・・・ちっ!

「何だよ・・・」
「本当に、本当よ! 貴方だってOWL試験が大事な試験だって分かってるでしょ?」
「ああ・・・ 分かってるっつーの!」

くどくど言われるのはムカつくから、談話室を飛び出した俺は、明日を楽しみにした

は? 試験前だから悪戯を止めろ?  俺だってちーっとばかり勉強に集中しなきゃヤバいから悪戯仕掛けてる暇なんて無いさ!

そう、1週間前には止めといてやるよ  1週間はな・・・・・・

明日は1週間と1日前だから、明日は悪戯仕掛けたっていいじゃねぇーか?  そう思うだろ?

スニベルスには姿が見えねぇーーんで、しばらく悪戯してないからな・・・・・・明日は1日で幾つスニベルスに悪戯を仕掛けられるかって記録を作ってやらなきゃな・・・・・・

久しぶりの分(今までしなかった分)と、これから試験が終わるまでの分とを合わせて・・・・・くっくっくっ、楽しくなってきたぜ

ジェームスにも声かけなきゃな! 俺の親友によ! リーマスもピーターも手伝ってもらって・・・・・・今夜は楽しい相談で眠れねぇーかもな!!!

・・・・・・ふん、レイの前で無様な真似を晒すんだな、スニベルス!!!

俺は上機嫌でホグワーツを歩き回り、ついでに手持ちの悪戯グッズを仕掛けて回った

足んなくなって寮に戻ったが、ジェームス達がいたから丁度良く【明日はスニベルス撲滅キャンペーン】をしようと盛り上がってたんだぜ

そして、翌日は朝から盛大に花火が上がりまくってたぜ!

スニベルスが寮から大広間に行くまでの道筋に、昨日、幾つもの悪戯グッズを仕掛けておいたからな・・・・・・アイツ、フラフラで大広間に来やがった

それをグリフィンドールの長机で朝食を取りながら見ていた俺は、自然に嗤いが込み上げてくるのを我慢するのが難しかったぜ

チキンに齧り付きムシャムシャ食いながら、テーブルの下で杖を振りスニベルスの奴がゴブレットで飲み物に口を付けるタイミングを見て・・・・・・・・・・それ! むせ返るように呪文をかけた

大いに嗤ってやろうと待ち構えていたが、スニベルスの隣にいるレイの手が≪ひょいっ≫と動けば呪文が消えちまった・・・・・・

ちっ!  やっぱりレイにゃ効かねえか・・・・・・

仕方ねぇ・・・ レイが居ない間を狙わねぇーと・・・  そんな事を考えながらゴブレットのカボチャジュースに口を付けた時、レイの手がまた≪ひょいっ≫と動いた

「・・・げほっ、ごほっ・・・ぶへっっ・・・・・」

「ちょ! シリウス大丈夫かい? うげっ・・・鼻からジュースが出てるよシリウス」
「ハンカチ使いかい?」
「だだだだだだだだ・・・・・だいじょ・・ぶ?」

上からジェームス、リーマス、ピーターが俺に声をかけるも、俺はむせ返ったジュースが鼻に逆流しちまって返事どころじゃねぇ・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・  息が止まった、ぜ。

くそぉぉぉーーーーー  レイだな! レイだろ! レイしかいないだろうが! 

怒りに燃え上がった俺は、再びテーブルの下のローブの中で杖を握り無言呪文を片っ端から思いつく限り唱えてやった!

むろん、標的はスニベルスと隣のレイに、だ!

レイが、ちらりと俺を見て・・・・・・左手をテーブルの下で何か動かしたと思ったら、どれだけ呪文を唱えようが、ぶつけようが、2人の手前で消えていった

・・・・・・・・・レイって、何者なんだ? これは魔法族の力じゃないぜ

こいつは、何者なんだ?

歴然と感じた力の差に、俺はレイを不気味に思い始めた

*****

その日は授業の間の時間や、昼食の時間、もう暇な時間ができたらスニベルスに悪戯を仕掛けてやった

幾つ仕掛けてやったか俺達も分からないくらいなんだが、スニベルスも慣れてるんだか何だかケガもせずに受け流してやがった

フン! 気に食わねーー  俺達に仕掛けられてヒィーヒィー言えば、これくらいで終わってやってもよかったが、アイツが医務室にも行かねーんだから、まだ終わってやれねぇーな

授業が終わり、放課後になったから俺達はスニベルスとレイを探してたんだが、リーマスとピーターが「もうこれで終わろう」とか吐かすから置いてきてやった

ジェームスはと言えば・・・・・・悪戯に飽きちまってさぁ・・・・・

「ああ! 愛しのリリーと朝の挨拶以来、声を聞いてないじゃないか! リリー、リリー、僕のリリー・・・僕に君の可愛いい声を聞かせておくれーーーーーーーーーーー!!!!!」
「嫌ぁぁぁぁああああーーーーーーーー!!!!!」

リリーのハリセンにものの見事に飛ばされてやがった・・・・・・

残ったのは、俺1人。。。

1人だっていいさ、最後にドデカイ花火をぶち上げてやるさ・・・・・・くっくっくっ


俺は あの2人がいつも居るだろう場所を探して・・・・・・歩いて辿り着いたのは、図書室!

アイツらの居そうな、図書室の奥の奥の俺なんか到底読む気のしねぇーー 分厚い本の並ぶ棚のテーブルに進んだ俺が見たのものは・・・・・・

本棚に置いてある本と棚の隙間から、淡く漏れてくる・・・・・・・・・光

???  不思議に思って、本棚の間を覗くと抱き合う男女の姿だが・・・・・・その女の方のしなやかな身体が、全身淡く光っていた

その光が女の体から、やわやわと広がり、やがて男の方もその光に包み込まれていった

俺は見たことも聞いたこともない魔法を目の前で見て、声を上げることもできずに、見つめていた

光が消えた後も身体を寄せ合う男女の女の方が、不意に顔を上げた

≪レイ・・・≫

「疲れは取れたか?」
花が咲くような笑顔で言うレイに、抱きつかれてるのは・・・・・・スニベルスの野郎だった

俺は悪戯も忘れて図書室を出た

得体のしれない胸の中のモヤモヤを、持て余しながら・・・・・・

レイは、何者なんだ?  あんな力がこの世にあるのか? あの不思議な力・・・・・・不思議な、レイ

リリーとスニベルス以外は近付けないようにしている、レイ

アイツは・・・・・・その力をリリーとスニベルスには惜しみもなく使っているが、俺には何もないし、何も知らない

レイは、日本からの留学生・・・・・・それしか知らない、俺

突然、胸の奥がキリリッと傷んだ・・・・・・  なん・・・なんだ、コレ?

なんで、俺の胸が痛いんだ、よ・・・・・・  誰か、教えてくれよ。。。

俺はフラフラと歩きながら、胸を抑えて寮へと戻っていった・・・・・・

誰か・・・・・・  教えろよ・・・・・・ この胸の痛みの訳を、教えろよ・・・・・・

なんで俺があのスニベルスを羨ましく思うんだ? 羨ましくて、たまらないのは何故なんだろう?

この俺が! このシリウス・ブラックが! あんな、ヘナちょこ童貞陰険野郎が・・・羨ましいなんてな・・・・・・  どうかしちまったんだ

俺の足取りは、重かった。。。

*****

はい、シリウス君のなぜなぜコーナーでした(違うから!)

OWL試験終了直後、あの事件は起きますよね・・・・・・そして、どう未来に繋がるのか・・・書いてる私もワクワク興奮ぎみですが、楽しみだよーーってコメント頂けたら嬉しいです

ではでは、またね(o・・o)/~
関連記事

コメント

Secret

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ブロとも一覧


Cat Home

暁の唄

ちび眼鏡日記

ひとりごと

月が浮かぶ夜

まきまきまき

うみにふわりふわり

snowdrop

みやびのブログ

よみよみ

SweetBlackな世界

日々のこと

きみと手をつないで

shibushibuuu

ゆめの世界

井の中の蛙

月の舟 星の林

古いおもちゃ箱

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR