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②《いつか晴れた日に》~大佐と婚約!?~前編

えっと大佐のファーストネームは・・・・・・調べたのですが、わかりません
もしかしてブランドンが名字ではなくて名前なのでしょうか?(違うよね?)
解らないので作中ではアランさんのミドルネームをお借りしました

*****

「シンシア・・・  昨日の続きを読もうか」
ブランドン大佐と正式なお付き合いが始まって、まだ間もないのだけど・・・・・・毎日、会いに来て下さるから嬉しい日々が続いてるの

まだ体調が戻ってないから、大佐が本を読んで下さったりするのだけどね
その声が素敵で、うっとりと聞き惚れてしまうのは、恥ずかしいからまだ言ってないの

でも今日はどうされたのかしら?  何だか言い難そうな感じがするわ

「大佐、どうなさったの?」
「ジェニングス夫人から・・・  君をロンドンまで連れてきて欲しいと頼まれたんだ。  もちろん体調が良くなってからだが・・・」

「そうですか  どんな御用なのでしょう・・・  大佐はお聞きになってますか」
「いや・・・だがジェニングス夫人は此方に来れば分かるとだけで・・・後は笑ってしまって続かないんだ」

困ったように笑う大佐にまた胸が《きゅぅん》とするの

「母様に聞いてみます・・・けど」
「・・・・・・けど?」
優しく問いかけて下さる大佐に、優しく見つめて下さる大佐に・・・・・・私は幸せでどうにかなってしまいそう

「シンシア・・・」
「あの・・・ロンドンに行く道中も、着いてからも・・・・・・ずっと私の側に居て下さいますか?」

頬が熱いわ・・・いえ、顔中・・・きっと私は真っ赤だわ
大佐は私の頬に優しく触れながら、私が大好きな笑みを浮かべて頷いて下さるの・・・・・・

*****

私に可愛らしい恋人ができた

まだシンシアの家族しか知っていない・・・・・・その事が酷く私は不満で、先日ロンドンに行った折りにジェニングス夫人を訪ねた
夫人にシンシアとの事を話そうとすれど、何か楽しい企みを思いついているのか私の言葉など聞いてはいない

・・・・・・・・・・弱った

結局、夫人に一方的にシンシアをロンドンに連れてきてくれと、頼まれて屋敷を失礼したのだが・・・・・・

「ブランドン大佐、貴方が確りとシンシアを連れてきてね」
そう念を押されて、後は・・・・・・夫人は大爆笑

彼女の体調が戻ればと、約束した。。。

戻ってから伝えにシンシアの家へと出掛ければ、玄関前の草の上に敷布を出し座るシンシアがいた

真っ直ぐな髪を緩やかに巻き上げて、家に近づく私を嬉しそうに見つめるシンシア・・・・・・君の瞳は、変わらない・・・・・・私のような年上の男のどこに貴女は、惹かれてくれたのだろう

マリアンヌがウィロビーに夢中な時も、いや・・・最初にジェニングス夫人の屋敷に招かれた時からだ、君は私を相手に優しい言葉を常にかけてくれた

風に時折、結い残した髪を弄ばれている彼女ときたら・・・一幅の絵のようで私は、柄にもなくドキドキと少年のように胸を高鳴らせ彼女の横に座るんだ

嬉しそうに微笑む私の天使は、その蒼い瞳を私に真っ直ぐに向ける・・・・・・ああ、シンシア

早く良くなっておくれ・・・・・・いつでもプロポーズしようと母の形見の指輪も、ポケットに入れたままだよ
早く良くなっておくれ・・・・・・私は君が飛んでいかないよう繋ぎ止めておきたいんだ

ロンドン・・・・・・必ずプロポーズをしてみせる

*****

あれから2週間がたち、母様から御許しも出たことで私はロンドンに行くことにしたの

私を気遣ってかマリアンヌとエレノアも付いてくることになったのだけど・・・・・・何故か、2人が嬉しそうで訳が解らないの・・・

大佐は騎馬で馬車の後ろを同行して下さるから、たまに横に並ぶときは私を見て下さって・・・・・・その度に私は、幸せで微笑むの

そんな事があるから私は遠いロンドンまでの道も、あっという間に着いた感覚なのよ

ジェニングス夫人は着いた早々、夜に舞踏会へ行くと言い出して困ってしまったわ

マリアンヌはそれを聞いて直ぐに恋人のウィロビーに手紙を届けさせているし、エレノアは私のドレスを選んでいるし・・・・・・一体、何なのかしら?

*****

ジェニングス夫人はシンシアがエレノアにドレスを選んでもらっている間に、マリアンヌを呼んで・・・・・・こっそりと内緒話を始めた

「マリアンヌ、ブランドンがまだプロポーズしてないって本当なの?」
「本当なんです!片膝ついて跪いていたからプロポーズかと思えばお付き合いして下さいって・・・キスまでしてたのに!」
「まぁ~まぁ~ブランドンは何をしているのかしら」

ジェニングス夫人の大袈裟なノリに、今はもう慣れたマリアンヌが煽っている

「シンシアには紹介して欲しいと、私の所に山ほど招待状がくるのよ・・・・・・ちょっとブランドンを試してみましょう♪♪♪」
ニカッと笑うジェニングス夫人にマリアンヌも頷き返す

つまり、2人は早く大佐にプロポーズをさせようと思い、舞踏会でライバルを見て大佐が焦るようにとロンドンまでシンシアを呼んだのだ

恋人達には大きなお世話なのだが、それがジェニングス夫人だ

「さぁさぁ、今夜はとびきりの殿方が揃うはずよ・・・・・・もちろん、ブランドンもね」
ウィンクするジェニングス夫人は大きな身体を揺らして自身もドレスを選び始めたのだった

マリアンヌは前回、舞踏会で踊れも出来なかったのだから、今夜は晴れて恋人となったウィロビーと楽しもうと恋人からの返事を待っていた

妹のためも半分、自分も憧れた舞踏会を楽しみたいのも半分なマリアンヌだった

*****

「困った・・・」

ジェニングス夫人の屋敷までシンシア達を送った後にロンドンの屋敷に戻れば、一通の手紙が・・・・・・ジェニングス夫人からだ

中身を見れば舞踏会への招待状と、シンシアも行くという一言

私は騒々しい場は苦手で・・・・・・だが、やっと体調が治ったシンシアをそんな場に放り込むのも心配だ
言い出したら聞かないのがジェニングス夫人・・・・・・はぁ・・・溜め息がでる

仕方がない・・・・・・用意をして手紙の通り会場で待とうか

館の前は馬車で道が塞がれるほど、予想通り酷く人でごった返している・・・・・・

舞踏会は社交場だ、若い者は結婚相手を望み・・・・・・私のように年で軍人は居にくいのだが・・・気は進まないが、シンシアが心配だからな

決心した私は馬車を降り、会場へと入っていった

*****

「さぁさぁ、早く行きましょう」
ジェニングス夫人の押しの強さに負けた私は、大人しくドレスに着替えマリアンヌに髪を結ってもらって会場へと向かったの

「着いたわよ!」
ゾロゾロと馬車を降り立った私は、泥を避けた時に転びそうになってしまって・・・・・・

「きゃっ」
「危ない・・・大丈夫ですか?」
誰かが腕を持ってくれたから転ばなかったわ

「レディ・・・お名前を教えて下さいませんか」
「あの・・・」

「綺麗な方だ・・・ぜひこのまま私に案内をさせて下さい」
「転ぶ所を助かりました・・・ですが、手を離して下さいませんか」

「華奢な手だ・・・そして自分を確りと持たれた方だ」

やっと手を離してくれたわ・・・・・・ジェニングス夫人がにこやかに紳士に会釈し、私の肩を持ちその場を離れてくれてホッとしたわ

そのまま会場へと入れば、人・人・人で息苦しいくらい・・・・・・ああ・・・大佐が恋しい
河畔を2人で散歩してる方が私には嬉しいのに・・・・・・

マリアンヌはと見れば、さっさとウィロビーを見つけてダンスへと向かうし・・・・・・エレノアは婚約中のエドワードと話してるし・・・・・・ジェニングス夫人の後ろに付いて歩くのも疲れちゃうわ

「退屈しているお嬢さん、良ければ私とダンスを如何ですか?」

え?  この声・・・・・・聞き間違うはずがない、私の愛しい方の声・・・・・・

「ブランドン大佐」
後ろを振り替えれば、にこやかな貴方がいらっしゃって・・・・・・初めて見たわ! 軍服姿の大佐・・・赤い上着に白いズボンの軍服を、照れくさそうな貴方が私の好きな笑顔で見つめてくれている

「大佐」
私がそう言うと大佐が、片眉をクイッと上げて見つめてきて・・・・・・やだ、どんな表情も素敵なんだから

「前から言おうと思っていたのだが、私の事はパトリックと呼んで欲しい」
「パトリック・・・・・・」

「ああ・・・」

「パトリック」
ああ・・・貴方の名前を呼べることがこんなにも幸せだわ

「ああ・・・シンシア」
応えて下さる貴方の声は、私の耳を虜にするわ・・・

「パトリック・・・  私をエスコートして下さい」
「喜んで・・・」

*****

会場が騒がしいのはいつもの事だが、何かがおかしい。。。

私はシンシアと腕を組みダンスホールに向かいながらも、そこかしこからの視線を感じる
視線の先には・・・・・・シンシア?

薄い水色の生地に所々ピンクの薔薇の刺繍のあるドレスに、金髪の髪を結い上げ小さなピンクの小花で飾られたシンシアは夢のような美しさだ

周りの女性達が宝石やゴテゴテ飾りのついたドレスに噎せるくらいの香水で着飾るのに比べて、彼女のシンプルさが際立って、その自然な美しさに魅了される

男達が彼女と話そうとチラチラ見ている様子がわかるが、シンシアは・・・・・・気がついていないようだ

・・・・・・私には20年前に愛した人がいた

だが貧しい娘という理由で親に引き離され、私は軍隊に入れられ・・・・・・  戻って直ぐに探したが彼女は救貧院で亡くなった

そして、彼女によく似た自由奔放なマリアンヌに恋をし・・・・・・彼女に相手にされない日々の中でシンシアの優しさに、いつしか彼女を愛するようになった

私の武骨な腕に絡まる華奢な彼女の腕に、手を重ね力を入れてしまう

失いたくない・・・・・・この人だけは・・・  別れを経験し、愛する人を亡くした事で私は穏やかにマリアンヌに恋していたのだが、シンシアだけは・・・・・・失いたくはないと、胸の奥から湧き上がってくる気持ちがある

若さも洒落さもない武骨な自分だが、彼女を思う気持ちだけはあるのだから・・・

「さぁ・・・ダンスを踊ろう」
「はい  下手くそでも笑わないで下さいね  //////」

「ははっ  私が失敗しても笑わないならね」
「笑いませんから!」

頬を染めた貴女は愛らしくて離したくはないが、曲が始まった

この曲は・・・相手と踊って隣とチェンジし、また相手に戻ってチェンジするダンスか・・・しまった、
頬を染めた貴女と他の男も踊ってしまう・・・くそっ、始まった

*****

華麗な音楽が流れるなか大ホールはダンスに興じる男女でごった返していた

ぴょんぴょんと跳ねながらステップを踏み、クルリとターンしたら違う相手と踊る

最初に私はステップがあってるか、他の女性達をチラリと見ながら・・・・・・目の前の大佐が踊る様子に、触れ合う手に、うっとりとしていたの

だって大佐・・・パトリックは何をしていても様になってて、よく私の様な子供と付き合ってくれることになったわ・・・
ううん、今はダンスを・・・ダンスをしましょう

クルリとターンしたら私の手は他の方の手に、大佐も同じなんだけど・・・
「初めまして、シンシア嬢」
「初めまして」
「次の曲はぜひ私と踊って下さい」
「ごめんなさい」

この前の舞踏会でも踊る度に申し込まれ、断る理由では引き下がらない方が居たからもう謝るだけにしておくの
あ!ターンしたら大佐とだわ

「上手だよシンシア」
「大佐こそ! ダンスがお上手です」

「私をからかうものじゃないよ」
「からかってなんかいません」

あん、曲が終わってしまったわ・・・・・・弾む息をなだめていたら大佐が手を取って飲み物のあるテーブルへと連れてきてくれた

やっぱり1曲踊ると疲れるわ・・・・・・ 彼の手が私に紅茶を勧めてくれて、私達は2人で話しながら紅茶を楽しんでいたの。。。

*****

いや・・・楽しくて楽しくて長くなるのでここで切ります

誰の需要もないでしょうが、ブランドン大佐は最高です!!!



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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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