≪いつか晴れた日に≫~ブランドン大佐~

こんにちわ! アラン・リックマンさんが出演されているDVDを見て、もう、たまらなくなりました

この作品は父を亡くした3姉妹と母親が、当時は財産は全て男の継承者に行くことにより、いきなり使用人を何人も(何十人!?)使っていた裕福な境遇から年500ポンド(たぶん生活ギリギリ、でも3姉妹と母親と使用人が男女2人います)ということになり、母親の叔父を頼って住まいを変わります

ネタバレになるので、嫌な方はここまでにしてください・・・でも、人生って楽しいばかりでもないし、苦しいことばかりでもないなって晴れ晴れと思えた映画です

では、3姉妹が4姉妹に増えて、ブランドン大佐にばかり絡んだ物語です

映画ではちゃんとハッピーエンドなんですが、途中が切なくて・・・大佐は過去のある静かに女性を愛し包める方です・・・・・・もう、スネイプ教授の次に惚れますよ!

***

私はシンシア・・・・・・
長女のしっかり者のエリノア、次女の自由で情熱的なマリアンヌ、4女の天真爛漫な少女マーガレットに挟まれてる私は3番目の・・・・・・大人しくて良い子なシンシア・・・・・・

誰も、大人しくて地味な私には注目もしない・・・・・・ 母も、そう。 

母はエリノアを頼りにし、マリアンヌを窘め、マーガレットを可愛がる・・・・・・ 私は、ただピアノをひき本を読み母を手伝う・・・・・・ ただ、ひっそりと居るの。。。

そんな毎日の中で、大好きな父が病気になり・・・・・・死んでしまったの
私を目にかけてくれた父が、亡くなってしまった・・・・・・

私達の母は後妻で、父の財産は前妻の異母兄に行くから屋敷もでなければならない・・・・・・ 母の心痛を思って私はエリノアを進んで手伝ったわ

嘆いてばかりもいられないからね!  母の従兄弟のジョン卿がコテージを貸してくれるというのだから、そこに行かなきゃ

私達は馬車に揺られて2人の使用人だけを連れて、その場所へと行ったのよ・・・ そうして、少し落ち着いた頃ジョン卿と義母のジェニングス夫人のお屋敷に招かれたの

田舎で人寂しいからか、お二人はよく私達を招いてくれるの・・・・・・ただ性格には難があって、マリアンヌは嫌いって顔してるわ

でもね、このお屋敷にはピアノがあるのよ。 私とマリアンヌはピアノを弾くのが大好きでこの日も代わる代わる弾いては皆に聞いていただいてたの

ジェニングス夫人の趣味は「縁結び」・・・ 年頃の男女の縁を取り持つのが生き甲斐みたい

その夫人とジョン卿に招かれて1人のお客様が、いらっしゃったのよ・・・・・・

ちょうど、マリアンヌが弾いて歌っている時に来られたその方は・・・・・・一目でマリアンヌに恋をした顔をしてた

ねぇ、ブランドン大佐・・・・・・ あのとき、私が弾いてたら、私に恋してくださったかしら?

ねぇ、ブランドン大佐・・・・・・ 優しげな大人な貴方に、私も一目惚れしたのは・・・・・・何の意味があるのかしらね?

貴方の眼には、マリアンヌしか見えていらっしゃらないのに・・・・・・

葦を皆で刈っているときも、貴方は葦を手でちぎっているマリアンヌに近づきナイフを渡していらっしゃった
常にマリアンヌに寄り添い、優しい瞳で見つめてらっしゃる貴方に、胸が切なくて・・・・・・苦しいわ

でも、自由なマリアンヌは・・・・・・とても美しいもの 男性が恋するのは、彼女のように美しくて表情豊かで魅力的な女性よね

1つしか違わないのに、私は・・・子供っぽいのかしら? 貴方からは少女のマーガレットと同じ扱いのような気がします

そんなある日、マリアンヌがマーガレットを連れて散歩に出かけて足に怪我をしたの
通りかかったウィロビーという男性に助けられたのだけれど・・・・・・マリアンヌが彼に恋してしまった

驚いたことに母も気に入ったのか翌日、ジョン卿に彼のことを色々と聞いていた

マリアンヌ、あなたには大佐が・・・・・・ 大佐があんなにも愛しげに見つめているのに・・・・・・ 気がついてるくせに・・・・・・

ジョン卿が居る時に大佐が花を持ってお見舞いに来てくれたけど、私以外は≪ウィロビー歓迎、その他は早く去って≫な雰囲気で私は初めて、怒りが胸に湧くのを感じたわ

照れくさそうにはにかみながら入ってくる大佐を、ジョン卿の心無い、でも事実を告げて・・・・・・ああ、大佐の顔が、曇ってしまうわ

大佐がくれた花は鉢植えで大切に育てられてた大輪の花達で、本当に綺麗・・・・・・ そんなところにも大佐の心が見えるのに

ジョン卿に促され家を出られる大佐に私はお見送りしたくて、ついて行ったの

「今日は、ごめんなさい・・・大佐」
ああ、気の利いたことの言えない自分が、悔しいわ! 少しでも大佐の心を慰めてあげたいのに・・・・・・

目の前にウィロビーがやって来て、私に目配せしたけど私は「フン!」とそっぽを向いてやるの

彼は目を見張ったけど次には大佐と挨拶を交わして、さっさと家へ・・・・・・ 私は大佐の横を歩いていたら大佐は歩く速度を遅くしてくれた

「大佐のお花、凄く綺麗ですね ありがとうございます」
「いや・・・喜んでくれればいいのだが・・・」

大佐が少しの間、振り返り我が家を見たのは・・・・・・ そうね、マリアンヌね・・・・・・ 私は必死に笑顔を浮かべて、ジョン卿と大佐を見送ったの

私がこらえきれずに・・・家に戻る前に、木の影で泣いたのは秘密なの・・・・・・

家に戻れば母までもが興奮してウィロビーを迎えて、さっきと全然態度が違うことに私はまた怒りを感じたけど黙っていた

それに、あのモミアゲなんだか髭なんだか分からない頬から口許にまで伸びてるアレは何なのよ!!!  大佐はもっと控えめで切り揃えてあるわ!

変よ、変! 詩の朗読なんて諳んじてやって! 父が言っていたペラペラ話す色男は女ったらしが多いって本当なのね!

どうしてマリアンヌはあんなウィロビーなんかに蕩けそうな顔してるのかしら?

大佐の方が、優しくて頼りになって格好イイのに! マリアンヌが、早く大佐の魅力に気がついて欲しいわ。。。

***

大佐からピクニックのお誘いがあった日、私はエリノアと一緒に居る大佐と話がしたくて近くに行ったら・・・・・・2人の話しが聞こえて

「そこまで大佐はマリアンヌを・・・ 愛してるのね」
好きな女性が他の男と出かける様子を、幸せそうだといい・・・ エリノアがマリアンヌの振る舞いに困った様子なのを見かねて大佐が話してる

ああ、自由奔放なマリアンヌを貴方は、他の男と一緒でも、自分を見なくとも、自由に・・・・・・生き生きと飛び回らせておきたいのね

何て大きな、愛なのかしら・・・・・・ 私はこのとき、自分の想いが大佐の愛に比べて稚拙で我儘だと思った

振り向いて欲しい、私を愛して欲しい、マリアンヌじゃなくて私を熱く見て欲しいという欲望が見えた・・・・・・

私の思いなど、ちっぽけな子供の思いなど・・・ 貴方の愛する心の大きさには敵わないし、叶わないと・・・・・・知ったのよ

私は、大佐の想いがマリアンヌに届くようにお手伝いしたい

私も大佐のような愛しかたがしたいと・・・・・・ 子供だけど、そう思ったの

胸が切り裂かれるくらい痛いけど、でも、でも・・・・・・貴方が幸せになってくれればと、想います

大佐、こっそりと貴方を想うことだけは・・・・・・お許しください

小さな、小さな、私の誓い

***

ピクニックは大佐の急用で中止になってしまったけど、それは皆が楽しみにしてたから文句も言うのも分かるけど、急使が来たんだから仕方ないじゃない

それをウィロビーの奴ーーー それを「弱き者」だの「好かれてない」だの、悔しいから私は反論しまくったのよ!

「話す人がいないだなんて大佐に失礼だわ! 私は大佐とお話しするの大好きですわ!」
「それはあなたが優しいからですよ」
「いいえ、私は優しくなんてありませんわ、だって貴方とは話したいなど思ってませんから」

「シンシア!!!」
マリアンヌに怒られたけど、私がこんな風に怒ることなんて生まれて初めてだったから、母もエリノアもマーガレットもポカンと口を開けて私を見ていたの

「大佐を侮辱する方とは同席したくありません。失礼します」
私は草の上に引かれた敷物の上から身を起こして、さっさと立ち去ったわ

マリアンヌさえ、大人しい私の初めての態度に呆気に取られていた

「はぁ・・・」
やってしまいました・・・・・・ 家族は呆れたでしょうね

しばらくして家に戻ればウィロビーはマリアンヌを連れて散歩しながら帰ったらしいし、家族も最初はぎこちなかったけど、私が普通にしてたら戻ったし・・・・・・その後、帰ってきたマリアンヌが上機嫌で浮かれてたわ

どうやら明日、ウィロビーから大切な話があるとか言われたらしいの・・・・・・


でも翌日、教会から帰ってきたらマリアンヌは泣いていた・・・・・・  ウィロビーの奴、私の大事な姉を泣かせるなんて! 

マリアンヌも母もマーガレットも部屋に閉じこもり泣いてる中、エリノアと2人階段に腰掛け・・・・・・黙って紅茶を飲んだ

***

ロンドン! ロンドン♪ 私達・・・エリノアとマリアンヌと私の3人はジェニングス夫人の好意でロンドンに連れてきてもらったの

舞踏会に招かれて大勢の人の中、私は人酔いしそうでとても踊れそうにもないのにジェニングス夫人ったら私を知り合いに会うたびに紹介してダンスをさせてるのよ

つ・・・疲れるわ・・・ これが大佐なら天にも昇るくらい幸せなのに・・・・・・いいえ、この想いは封印しましょう  私は大佐の恋を見守るの・・・・・・ 

でも舞踏会で他人行儀なウィロビーに、マリアンヌの恋は・・・・・・終わってしまった

しばらくして、大佐からの話で彼は女性関係で叔母から勘当されたため、遺産をもらうあてが外れ・・・・・・借金を返すため持参金付きの女性との結婚をするのですって・・・・・・

姉の心を傷つけたウィロビーに、私は最初で最後の手紙を贈りました

≪ そこに、真実の愛はあるの? ≫

たった一行の手紙だけれど、彼にささやかな私の嫌味を贈ったの・・・・・・・

マリアンヌは憔悴しきっていきエリノアと話して家に帰ることにしたの・・・・・・そこで大佐に同行を頼めば快く引き受けてくださった

ジェニングス夫人の娘夫婦がクリーヴランドまで送って下さるし、その後バートンまで大佐が一緒に行って下さることに決まって私の胸は高鳴るの

私が一緒だから? いいえ、違うわ・・・ マリアンヌと大佐の距離を縮めるためよ!

あんな男のせいで憔悴して青い顔したマリアンヌは見ていられないから・・・・・・大佐の大きな愛に気がついたなら、きっと、きっと、マリアンヌは元気になってくれるはず

マリアンヌは姉のエリノアの苦しい恋に、その結末に気がついて・・・・・・何かが変わったような気がした

自分から元気になろうとしてるから、私は嬉しくなるの・・・・・・そうよ、あんな男なんて忘れて! もっと素敵な・・・・・・もっと誠実な方がマリアンヌには、いるのだから。。。

・・・・・・どうして私の髪はマリアンヌのようにクルクルの巻き毛じゃないんだろう?
・・・・・・どうして私の顔はマリアンヌのように魅惑的じゃないんだろう?
・・・・・・どうして私は・・・・・・

ああ、私は子供でどうしようもないのね・・・・・・ 大佐のように愛したいのに、私の胸には抑えきれない炎が燃えている・・・・・・ 消したいのに、消えてくれればいいのに・・・・・・この恋ごと、消えればいいのに

とっても苦しいの・・・・・・ 

***

帰りの馬車で、ジェニングス夫人の娘(と言ってもオバサンだけど)は、息継ぎをどうしてるのか不思議なくらい喋りどうしで五月蝿いのよ!

ウィロビーの屋敷が自分の家から見えるだの、こうだの・・・・・・でも、マリアンヌが反応してる

クリーヴランドについて馬車から降りる時、大佐が皆に手を差し出して降ろしてくださったの・・・・・・紳士だわ

「大佐、ありがとうございます」
「気をつけて・・・」
ニッコリと微笑み合う・・・・・・これだけで、私は満足よ

マリアンヌが屋敷にも入らずに散歩がしたいとか言い出したから、私がお供をすることにしたの

でもマリアンヌ・・・・・・もの凄く嫌がって・・・ 私は馬車の中でのことを思い出していた

ええ、そうよ・・・この雨が降り出しそうな天気の中、8キロ先にあるウィロビーの屋敷に行くつもりなのね・・・・・・彼はロンドンにいるのに

屋敷になんて、いないのに!!!  激しかった恋は、まだマリアンヌの中で燻っているんだわ

「マリアンヌは体調が悪いのよ・・・・・・私は絶対、ついて行くから!」
「好きにしたらいいわ・・・ 庭の中にいるから」

ええ、私は好きにしたわ! マリアンヌにぴったりと付いて歩いていると、姉は何か言っては私を他所にやろうと話してくる

あんなに大佐に想われてるのに、あんなに大事に・・・・・・あんなに愛されてるのに・・・・・・マリアンヌの口からはウィロビーばかり・・・・・・

焦れたマリアンヌは私の腕を振りほどいて駆けていこうとするから、私は大声で屋敷に向かい叫んで大佐を呼んだの

彼は何事かと慌てて来てくれたから、私は抑えていたマリアンヌを彼の胸へと押し込め逃がさないよう言ったのよ

屋敷に連れていって・・・・・・その言葉がマリアンヌを怒らせてしまった

「恋したこともない子供のくせに、私をどうして邪魔するの! 切なさや苦しさも知らない子供のくせに!!!」

大佐の胸の中から叫ぶマリアンヌに、大佐が優しく見てるのに気がつかないマリアンヌに・・・・・・私の炎が・・・・・・燃え上がった

「私だって恋をしているわ! でもその方は私なんか見てくれない・・・ なら、その方の恋が叶うよう力になってあげたいのよ!」
「嘘よ、そんなこと今まで言ってなかったわ」

「マリアンヌ! 貴女は、貴女を、あなただけをウィロビーよりも愛してくれる人に気がつくべきよ! 応えるべきよ!」
「シンシア・・・ もしかしたら・・・ あなた大佐を」 

いけない・・・ 知られてしまった・・・ 思わず大佐を見たけれど、彼は驚いたように目を見開いているばかりで・・・・・・

そうね、そうよ・・・ 私のような子供が自分を思っていたって戸惑うだけよね・・・

大佐の目にはマリアンヌしか見えてないものね・・・・・・

「大佐、早くマリアンヌを屋敷の中へ・・・・・・彼女が抜け出さないよう、ずっと見張ってて下さいますか?」
「あ・・・私は・・・ 分かった」

早口で話した私の言葉に、大佐が頷くのを見て安心した私は・・・・・・ 2人から離れて散歩しに行ったの


ふふふ・・・ 散歩なんて嘘よ  どこかで溢れてくる涙を止めないと・・・・・・ 私は涙で前が見えないまま、気持ちが昂ったまま、ずんずん歩きだした

雨が降ってきても、その雨が強くなり土砂降りになっても歩き続けたの・・・・・・だって、涙が、止まらないから仕方ないでしょ?

知られてしまった、私の恋・・・・・・ 大佐は優しい方だから、負担になってしまう

この雨に、全てを流せたらいいのに・・・・・・私の恋を、綺麗に流せたら・・・・・・いいのにな・・・・・・

だって大佐・・・・・・ 貴方を悩ませるのは嫌だから・・・・・・答えは分かっているのに、告げてしまった私を許してください

父様・・・・・・私、父様にお会いしたいわ・・・・・・苦しいの、父様・・・・・・

私は雨の降る草の上で、倒れてしまったみたい

冷えて動けなくなった私は、薄れていく意識の中で父様に会いたいと呟いていた

***

ゆら・・・  ゆら・・・  ゆら・・・  ゆら・・・  ゆら・・・どうして揺れてるの?

「わ・・・たし・・・」
「今、屋敷に向かっているから」

「たいさ?」
「私だ・・・ シンシア・・・」

「ごめん・・・な・・・さい」

大佐が探し出してくれ、抱き上げられて運ばれた屋敷についた私はベットに押し込められ、高い熱を出してしまった

朦朧としている中で、翌日にはお医者様を呼んでもらえた私は・・・・・・診察のあと、エリノアに言ったの

「マリ・・・アンヌを・・・家に・・・ 大佐に・・・送って・・・もらって・・・」
「シンシア・・・ 分かったわ 2人に伝えるから」
「おねが・・・い・・・よ・・・ 2人で・・・・・・かえって・・・・・・」
「シンシア!!!」

私を診たお医者様が私は感染症で重病だと皆に言い、移るから看病する人以外は屋敷を出るように言っていた

大佐、マリアンヌと仲良く・・・・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・息が苦しくて、身体が熱くてたまらない

私、父様の所に行けるのかな・・・・・・ 大佐とマリアンヌの結婚式が見たかったけど、どうやら無理そうだわ

大佐・・・ 大佐・・・ どうかお幸せに・・・・・・ 人に恋する事を教えてくれた貴方に、幸せあれ・・・・・・

「シンシア! あなたっ・・・そんなにも大佐を?」 
「譫言ですな・・・・・・思わしくありません」
「そんな!」 

エリノアがシンシアの汗を拭いた布を洗おうとドアを開けると、そこには心配そうに顔を曇らせるブランドン大佐が立っていた

「どうすれば?」
「大佐はマリアンヌを家に送ってくださいませんか」
「・・・・・・それは他の者に任せた・・・ 何か手伝いを 気が変になる」

「母がいれば・・・」

ハッとした大佐が直ぐ様、馬を走らせエリノア達の母を連れに行ったが、どんなに急いでも着くのは翌日だろう

汗を浮かべ、ぐったりと寝ているシンシアのサラリとした真っ直ぐな髪を撫で、エリノアは涙ぐむ

姉妹の中で只1人、濃い金髪の直毛のシンシアは父がよく「天使のように可愛いい」と呼んでいたほどに愛らしい容姿をしており、どこか儚げで守りたくなるような独特の雰囲気は知り合う男性を夢中にしていたのだ

まだ幼いからと自分とマリアンヌで護衛していたのだが、行き過ぎた護衛のせいなのか彼女は自分が【地味で目立たなく美しくもない】と思い込んでいた

あのウィロビーも最初はシンシアに目を付けていたとは、姉妹の誰もが思わなかったが・・・・・・

ジェニングス夫人の元には舞踏会の夜に見かけたシンシアを、紹介して欲しいとのパーティーの招待状が山のように来ていたのだが・・・・・・当の本人だけが、分かっていなかったのだ

やっと、峠を越えた翌日の朝方・・・・・・目を覚ましたシンシアを診た医者はエリノアに「もう大丈夫です」と力強く頷いた

***

ベットで気がついた私の目に飛び込んできたのは、母の顔だった

「ママ・・・」
「そうよ よかったわシンシア」

「エリノアは?」
「ここにいるわ」
エリノアを見るため、少し状態を起こされた私の目に扉の所に立つ・・・・・・大佐が見えた

高熱から冷めたばかりの私の頭の中は、何も事情が分かっていなくて・・・・・・単純に大佐が居ることが嬉しい

「ブランドン・・・大佐?」
私は、自分でも知らずに微笑んでいたようだけど、大佐が安心したように微笑み返してくれた

あれ? でも・・・マリアンヌは? 大佐は私に構わないでマリアンヌと仲良くしなきゃ・・・・・・

「マリアンヌは・・・どこ?」
「ここよ!」

扉から大佐を押しのけ入ってきたのはマリアンヌ・・・・・・・・・と、ウィロビー???

何で2人が嬉しそうに肩組んでるの? え? なに? どうなってるの・・・・・・

私はショックで、また意識が遠のいていく。。。

「シンシア!」
耳に聞こえるのは大佐の声・・・・・・ 強く抱きしめられている私は・・・・・・これは大佐の腕なの?

「はぁ・・・ どうしてウィロビーが? ここに?」
混乱する私と大佐を残して皆が・・・ 母までも部屋の外へと出ていった

「私の話を聞いてくれますか?」
「はい」

「ウィロビーの、彼の事についてだが・・・彼はマリアンヌを愛していると結婚を止め、叔母に誠心誠意謝り話し合った結果、勘当を許されたんだ」
「それで、マリアンヌは」

「彼と共に生きるそうだ」
ああ! そんな・・・そんな事ってないわ・・・ 大佐はどうなるの? こんな優しい人を・・・・・・

「ああ、シンシア そんな顔しないでおくれ、私は大丈夫だから」
大丈夫? 大丈夫じゃないでしょう? そんな暗い顔して・・・・・・どうして私の願いは叶わないの? 大佐が幸せになってくれたら私は、それでいいのに・・・・・・

「私は確かにマリアンヌに惚れていた・・・・・・だが、いつの頃からかな 私を出迎え、見送る瞳の優しさに・・・・・・かけてくれる言葉に、ときめいていったのは」

出迎えたり、見送るのはいつも私が、していたのよ・・・・・・だって大佐と話せるのはそのくらいなんですもの

「小さなことでも ありがとうと礼を言ってくれる少女が気になってきていたんだ」

だって、貴方は小さなことまで気を配り、優しいから・・・ 黙ったままなんて失礼じゃない

大佐が急に、ベットの脇で片膝をついて・・・・・・私の手を取り甲にキスを・・・・・・私は、まだ夢の中にでもいるの?

「Ms,シンシア こんな年上の私でも良ければ、正式にお付き合いをしてください」
「・・・・・・・・・はい」
「ああ、シンシア・・・」

嬉しそうな大佐が私を抱きしめたけど、私ったら熱のせいで汗をかいてて・・・・・・やだ、大佐に移ったら!!!

「大佐、いけません・・・ 私の風邪が移ったら・・・」
「ああ、どこまでも私の事を気遣ってくれる・・・・・・愛しい人よ」
「大佐、離れて・・・」
「嫌だ」
「たい・・・・・っ!」

知らなかった・・・  大佐って大人で静かなだけじゃなくて、熱い人なのね

「君の風邪なら移っても構わない・・・だから、もう一度 キスを・・・・・・」
「ふ・・・ん・・・・・」

こうして、私達はそれぞれが愛しい人と付き合い始めたのでした

*****

はぁ・・・ あまりにもブランドン大佐がカッコよくて、思わず妄想がダダ漏れ状態になりまして書きました

映画の方も、大佐はマリアンヌと結ばれますので安心してくださいね\(^o^)/

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コメント

☆midorin様へ☆

midorin様へ、こんにちわ!

> こちらを拝読して初めて気付きました、あのブランドン大佐はアラン・リックマンだったのか。ダイ・ハードとハリポタの間にも彼を見ていたんだな、と。

私も今回、アランさんの出演作を調べてて実際には見てはいないけど、名前は聞いてたような映画に出られてたと感心&リアルに映画館で見てれば・・・との後悔が沸いてます

> エマ・トンプソンとはハリポタ前に共演していのか...。
エマ・トンプソンさんとは夫婦役や同僚役でかなり一緒に出演されてて、親友とかとの情報も聞きました

> で、ちょっと、このSSではいい役過ぎませんか(笑)?
> 確か原作では「チョッキ着たおじさん」とマリアンヌに言われていたし、映画でも「父親と言っていいような年」の設定だったような...。まあ、この役、「でぶではげたおじさん」がやっていたら、あまりにマリアンヌが可愛そうになったでしょうけれど。

エヘヘ・・・分かります? でも、この映画での大佐は年上らしくといえばいいのか、マリアンヌに惚れても自分が報われるとは思ってないような・・・ くぅーーカッコいいです(壊れ始めてますね(笑))
もう、初めてマリアンヌを見て魂取られたみたいな一目惚れのシーンは、何度見ても見飽きません(笑)

> すーさんの愛情がだだもれていますね~。
ダダ漏れです♪ 頭の中には続きの、お付き合い中の妄想が・・・・・・いえ、書いてるんですがね(前編は書き終わりまして、後編が書けたらUPします♪)

> でも、あらためて思いました。「カッコよくてスマートな悪役」も「田舎のおっさん紳士」も「ふたクセもある怪しい教師」もできるアラン・リックマンはいい役者さんです。
本当に、いい役者さんです。 改めて面白い映画に続々と出会えているのは、人生の宝物のような気がします
何度見ても面白い映画って、すごいですよね・・・・・・

コメント嬉しいです\(^o^)/

もてるおじさん

すーさん、こんにちは!

こちらを拝読して初めて気付きました、あのブランドン大佐はアラン・リックマンだったのか。ダイ・ハードとハリポタの間にも彼を見ていたんだな、と。
エマ・トンプソンとはハリポタ前に共演していのか...。

で、ちょっと、このSSではいい役過ぎませんか(笑)?
確か原作では「チョッキ着たおじさん」とマリアンヌに言われていたし、映画でも「父親と言っていいような年」の設定だったような...。まあ、この役、「でぶではげたおじさん」がやっていたら、あまりにマリアンヌが可愛そうになったでしょうけれど。

すーさんの愛情がだだもれていますね~。

でも、あらためて思いました。「カッコよくてスマートな悪役」も「田舎のおっさん紳士」も「ふたクセもある怪しい教師」もできるアラン・リックマンはいい役者さんです。




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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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