⑨≪癒しの闇≫魔法使いと陰陽師・・・

どうやら、私の中のリリーはこういう人のようです(笑)
今回はリリー節炸裂!!!な回になるようですわ!  彼女もレイとセブが焦れったくって仕方ないようです

私のリリーのイメージは、世話焼きの姐御肌な女性なんですね、それで2人をくっつけようとアレやコレをしてくれるも、鈍鈍(にぶにぶ)な2人は思うようにならない(笑)

リリーはセブルスの事を大事な、幼馴染とは思ってますが男と意識してません、せいぜい弟君かな・・・

こんなの嫌ぁぁーーって方は御注意を!!!  どん!と来いな方は、ずずいとお進みくださいませ☆彡

*****

「リリー!」
レイの私を呼ぶ声と、ニコッと微笑みながら走ってくる様子に私は彼女が可愛くて仕方ないの・・・・・・

「ごめんなさいね、グリフィンドールの談話室で3人でパーティーする予定が、あの4人組が急に居残りになったから使えなくて!」
「ううん、気にしないでくれ。 私はリリーとセブと居られたらそれでいいんだから」

そんな可愛いことを笑顔で言うレイに、私は胸が「きゅうぅん」ってなっちゃうのよ!!!

ああ、可愛い!!!  そうだわ、2人にプレゼントのお礼を言わなきゃ!

「セブ、素敵なネックレスをありがとう!」
「いや・・・気に入ったのなら良かった。 僕も手袋をありがとう」
「気に入ってもらえたかしら?」
「ああ・・・・・・大事に使う」

セブからの初めてのプレゼントはネックレスだったけど、高価な物だから箱を開いた瞬間返そうかとも思ったわ
でも、それも悪いから受け取ることにしたのだけど・・・・・・

「レイも、素敵なブレスレットをありがとう」
「護符なんだ、それ・・・」
「護符?  何その護符って」

私は手首にしていたレイからのブレスレットを見た・・・・・・金の細い、細い鎖が何十となく巻いてあるブレスレットは等間隔で綺麗な玉の付いた留め具で止まっていた

だから鎖がバラバラにもならずにいるし、5色の玉は色違いだからどんな服でも合いそうよ

「この鎖は私の髪で出来てるんだ。 金の鎖に変化させ私の龍達の力も玉に込めてある」
「そんな事が出来るの? レイ・・・」
「ああ・・・ もしこれから先リリーに危険な事が起こった時は、こうして・・・・・・鎖を広げて中に入って」

レイの手で手首に巻いたブレスレットが、びよぉぉーーーんと伸びていくのを見て私はポカンと口を開けてしまった

「リリーが必要な分だけ伸びるからね・・・・・・この中に入って念じれば、どこからでもダンブルドアの所に1瞬で飛ぶから」
「それは、凄いわね」

「リリーが恐怖を覚えたら護符は動き出す。 頭の中で思い浮かべるか話せば使えるよ」
「・・・・・・不思議な物を作れるのね、レイは・・・・・・この玉は何?」

「この玉にも仕掛けがある 火・水・風・雷が味方してくれるよ」
「綺麗だわ・・・ ありがとうレイ」
「私も、手袋ありがとう・・・リリー」

私のプレゼントは3人揃いの手袋なのよ!  セブは真っ黒、私は白で、レイは緑のなの!
ホグワーツの冬は寒いから、実用性を1番に選んでみたけど・・・・・・どうやら私の目に、狂いはなかったようよ!

レイの白い華奢な手には緑がよく映えてるし、似合ってるわ・・・・・・セブは黒以外贈っても、使わないだろうしねぇーー

今年のクリスマスは、最高に楽しいわ・・・・・・レイが嬉しそうにお腹から手袋を出した時はビックリしたけど、両手に嵌めて頬をスリスリしてる様子は、堪らなく可愛いいのよ!

横を見るとセブったら、レイをじっと見詰めて顔を赤くさせてるんだもの・・・・・・まったくもう、焦れったいわ!

レイが髪飾りをセブから貰ったって嬉しそうに出してきたけど、セブ? 確かあれって・・・・・・ホグズミートの店で、sale品のカゴに入ってなかった?

もしかしてネックレスで予算使い果たしてレイには sale品?  えっと・・・・・・・・・・・・・・待てよ、おいコラ、そこの根暗!!!
レイは物の値段とかそういうのには、物凄く疎そうだから喜んでるけどさ・・・・・・私の可愛いレイに sale品て、何考えてんだよ、この男は!!!

・・・・・・・・・・っていうか、セブの好きな人ってレイじゃないの? 普通、好きな子に高い物あげるでしょ? 幼馴染よりも、ねぇ?

ああ、分からない・・・・・・レイをあれだけ優しくて熱~い目で見てるくせに、あれだけ世話焼いてるくせに、さっきだって居ないからって必死に学校中探しまわってたくせに!

いい? 走り回って探すセブルス・スネイプなんて初めて見たんだから! インドア派で、地下の薬学教室に暇さえあればこもって調合ばっかりしてるか、人のいない場所で本を読んでるとかしかしないセブルス・スネイプなのよ!!!

そのセブルス・スネイプがよ、レイがいないって・・・・・・いつもの青い顔をもっと青くして、この城中を走って探したのよ! どれだけ気になるのよって話でしょう?

・・・・・・何考えてんのよ  ・・・・・・・まさか、まさか・・・ねぇ・・・・・・自覚してない、なんてこと・・・・・・・・・ないわよね?

「セブ、ちょっと・・・いいかしら」
「リリー?」
「どうした?」
きょとんとするレイに笑顔で、少し待ってて・・・と云いおいて、私はセブと大広間を出て、近くの空き教室へと入った

「セブ・・・ レイの事、どう思ってるの?」
「?  ・・・どう、とは?」
「可愛いとか、抱きしめたいとか、独占したいとかよ」

え???  なんで? なんで?  どうしてセブがキョトンとしてるの?

「 ・・・・・・高度な薬学の調合の議論が出来る友人」
は? 薬学? 薬学で話が合うのがセブの中では1番重要なの???

「え・・・っと、その他には?」
「・・・・・・一緒にいても居心地いい」

「居心地?」
「ああ・・・レイは喧しくないし、余計な事も言わないし詮索もしない。 僕と同じで読書が好きだから、一緒にいても疲れない」

あ・・・頭、痛くなってきた。。。  セブって、自覚ないのかしら?

「次は?」
「・・・・・・陰陽師としての知識や、視点から僕の研究にも色々と刺激をくれる得がたい友人だ」

「・・・・・・・・・・はぁ・・・」

ダメだこりゃ・・・・・・自覚なしだわ、ひとっ欠片も自分が恋してる自覚ないんだわ、馬鹿セブ

「ねえ、レイって綺麗でしょ? セブは、レイのこと、女の子としてどう思うの?」

さあ、ヒントを上げるわよ!  自分がどんな顔してレイを見つめてて、私が気がついた答えに鈍いセブを導いてあげるわよ!!!

「・・・・・・この頃、よく笑うようになった」
そっちかい!!!  そりゃあ出会った頃に比べれば・・・・・・っていっても4ヶ月くらい前か、レイは≪笑う≫事が無かったものね

少し、口角を上げるくらいの微笑みで・・・・・・今みたいに無邪気に\笑顔☆満開/なんてしなかったものね!
・・・・・・・・よく見てるじゃないの、セブったら

「・・・・・・・・笑う顔は、可愛い・・・・・・と、思う //////」

お! おお! おおお!  来た? 来た? 恋の花がセブのハートにも火を付けたかしら?

「でも、レイより・・・・・・リリーの方が・・・・・・リリーの笑顔の方が・・・・・・ //////」
「は?」
「何でもない! 何でもないんだ! ぼ ぼ ぼ・・・僕は大広間に戻るから」
「あっ!  セブ、まだ聞きたいことがぁぁーーー」

あーーあ、真っ赤になって教室、飛び出していったよ・・・・・・

確かに、私だって馬鹿じゃないし 乙女だし(そこ、笑わない!) 薄々はセブが私に・・・なんて感じていたけど、ねぇ~~ 

誰とも喋らないし、近寄るなオーラ満載のセブがホグワーツで唯一、話すのが自分ってのも知ってたし・・・

奇人変人陰険根暗魔人と噂されても本人はあくまでも涼しい顔でさ、気にするっていうより、気がついてないの?ってくらい平然としてるけど・・・・・・私は知ってるよ、セブ

幼い頃、偶然・・・出会って遊んだ日々のなか、静かにだけど私を慕ってくれるようになったセブ

そのときからセブの両親が不仲で、喧嘩ばかりな毎日に彼が心を閉ざしてしまうほど【家】を嫌悪していたこと

両親も周りの大人達も、全てを・・・・・・心を閉ざすことで貴方は自分を守っていた

ねぇ、気がついてる?  私を見詰める、その気持ちが・・・・・・

ねぇ、セブ 気がつかないの?  その気持ちが・・・・・・家族を欲するものだということを・・・・・・

ねぇ、セブ・・・・・・  それは、恋じゃないと思うの・・・・・・ 私はこの頃、少し分かったような気がするのよ

だって、だってね・・・・・・  私、あなたに・・・ あんなにも熱い瞳で見つめられたこと無いのよ?

あんな、あんなにも強く、求めるような瞳で・・・・・・ 見つめられたこと無いから・・・・・・

だからね、分かったのよ  自分を見つめる優しい瞳と、レイを見つめる熱い瞳の違いに・・・・・・

セブの気持ちの違いに、ね。。。

レイの方はねぇーー  最初っから嬉しそうにセブの横に居るから、これは女子ならピン!とくるでしょう

大好きな2人だから、応援したいのよ。。。

ああ、焦れったいわぁーーー  っていうか、本人が無自覚って、難しいわねぇーーー

誰か協力してくれないかしら・・・・・・  はぁ~~・・・

リリーは1人、手の掛かる鈍い弟の行く末を心配する姉のように、深い、深い 溜息をこぼすのだった

*****

「リリーとセブ、なんの話かな?」
待っていてと言われたから、私は手にはめた手袋の感触を楽しみながらポフポフと頬を撫でていた

リリーからのクリスマス・プレゼントは、滑らかな布の手袋で緑の色も気に入ってる

初めてのクリスマスでリリーやセブや先生方からもプレゼントをもらって嬉しいな・・・

先生方には屋敷しもべが使う調理場の片隅でクッキーを、リリーに習って作ってみたんだけど・・・・・・喜んでくれるかな?

生まれて初めて作ったから失敗作も一杯出来ちゃって・・・・・・出来が良い物だけ贈ったんだが、この残った大量の失敗作どうしようかな・・・・・・

鞄から出した包みの中の不揃いなクッキー達を眺めながら、2人が戻るのを待っていたら・・・・・・大広間の扉を開けて入ってきたのは例の悪戯仕掛け人

ぽつん、と座ってる私に気がついたシリウスが、何故か駆けてきて隣に座った・・・・・・ やだな、また何か変なことするんだろうか?

「よっ! 1人なんて珍しいな、どうしたんだ?」
「1人じゃない、少し席を外してるだけだ」
「ふ・・ん、んん? ・・・・・・何だこりゃ?」

シリウスの指が不細工なクッキーを摘んで、ニヤリと嫌な笑いをする・・・・・・ 何か言われるんだろうけど、仕方ない

目の前に広げていた私の不注意だ。

「三角か?四角か? クッキーか?」
「一応、クッキーのつもりだ・・・ 触るな」
「へぇーー お前が作ったのか?」
「・・・・・・ああ」 

シリウスの手からクッキーもどきを取り返して、ガサゴソと包みを閉じていると ≪にゅっ≫と手が伸びクッキーを取り口に入れる人物

「・・・・・・美味しいよ」
「リーマス」
「俺も俺も・・・・んんっ、うまいじゃん」
「シリウス!!!」

≪がさっ・・・ポリポリポリポリ・・・・・・≫

「ピーター・・・せめて1つずつ手にとったらどうだい? 行儀が悪いよ」
「おおおおおお・・・おいしい、よっ」  
「あんまり甘くなくて美味いな」
「ピーターもシリウスも、私の分を取らないでよ」

えーーっと、リーマス・シリウス・ピーターの手が引切りなしにクッキーを掴んでは、口に入れる、摘んでは、口に放り込む・・・・・・と、繰り返してるうちにあんなに大量にあったクッキーが段々少なくなってきた

シリウスとリーマスが私の両側に座り、ピーターは目の前に座って手を伸ばしてる・・・・・・凄い勢いだな

「お腹減ってたのか?」

私がそう言うとリーマスは柔らかく笑って、シリウスは首を横に振りながらも食べ続け、ピーターはひたすら食べている

「レイの手作りだろ? なら俺、食いたいし」
「あんまり甘くないのに・・・何だろ? 美味しいからあと引くよ」
「ポリポリポリポリ・・・・・・・・・」

3人3様の答えに私は何だか可笑しくて、くすくすと笑っていた

「甘さを引き立たせるために、ほんの少し塩を入れるんだ。 リーマスが不思議そうにしてるのは隠し味の塩のせいだろうな」
「え? クッキーに塩?」

リーマスが手に持ってるクッキーをまじまじと見て、口に放り込んだ

「日本には和菓子があるんだが、それに使う餡子にも隠し味として塩を一摘み入れるんだ。 それを思い出してやってみたんだ」

「「「 へぇーーー 」」」

3人が感心したように、同時に言うから・・・・・・ぷぷっ、可笑しいよっ。。。

「ぷぷ・・・・・・くすくす・・・」

私は堪えきれずに笑いだし・・・・・・この頃は何だかな・・・・・・少しでも楽しいと笑いが止まらなくて・・・・・・あはっ! 3人がポカーンって、口開けてる・・・・・・やめっ・・・笑いすぎてお腹が痛くなっちゃうよ

「あはは・・・3人・・・の・・・ポカンって・・・ぷぷ・・・くふふ」

もう、涙まで出てきたから袖で擦ってたらシリウスが慌ててハンカチをくれた

「擦るな、肌が荒れる・・・・・・そんな綺麗な肌なのに」
「あり・・・がと・・・」
シリウスにお礼を言うと、手からハンカチが抜けてった・・・・・・ん? リーマスがシリウスのハンカチを持って、私を ぐいっと自分に向けて目元を拭ってくれる

「レイが笑い上戸だなんてイメージになかったな」
「そう? 何だか自分でも妙なんだがな・・・・・・この頃、よく笑ってる自分に気がつく」

「・・・・・・前は笑ってなかったの?」
「そうだな・・・ 陰陽師としての修行以外は何もさせてもらえず・・・・・・誰も、いなかったから・・・」

前の世界で、私は屋敷の奥深くに隠されて育てられた・・・・・・お爺様や兄様はたまにしか来れないし、お付きの者達は必要最低限しか私には関わらないように命じられていたからな・・・・・・

こんなに人の中にいて生活するなど、考えも出来ない不可能な夢だと思っていた

1人だけの孤独は、私から笑顔を無くさせ、言葉も無くさせ、生きる楽しみも・・・・・・無かった

この様に、思うままに振舞うことも笑うことも・・・・・・自分が出来るとは思ってもみなかったな・・・

私の友は龍達だけだった・・・・・・ 思い出し、顔を俯かせ自分の考えに入り込んでいた私は足音に気が付かなかった

*****

「はぁーー リリーは何が言いたかったんだろう・・・・・・ ///」
まだ顔が熱い・・・・・・ そう思いながらも僕は足早に、大広間へと残してきたレイが気になり戻っている

でも、リリーが変な事を言っていたな・・・・・・ レイを女の子として どうとか、何とか

レイを、女性として・・・・・・ ふん、レイはまだまだ お子様だ! リリーの様に女性らしい凹凸も乏しい・・・・・・なっ! これはさすがにレイに失礼だな、うん、失礼だな・・・・・・許せレイ

背が高くスラリとした肢体と、レイの纏う凛々しさは・・・・・・他の生徒のような少女としての甘さは無く、ともすれば少年のように見てしまう

それでだろうか、異性の友人というよりも同じ空気を共有している仲間と見ているんだ

・・・・・・知識も豊富で勉強の面では得がたい友人だとは思うが、女性・・・とは、思えないな

そんな事を思いつつ、大広間の扉を開けて見ればレイはそのままの場所に居たが、何やら頭数が増えているな・・・・・・ルーピンにブラックにペティグリューか・・・・・・

なにやら3人が盛大に食べているが・・・・・・レイは楽しそうに笑っている

僕はレイの笑顔に自然と自分の口元が綻ぶのを感じながらも、少し壁に寄りかかり・・・・・・レイの笑う顔を見ていた

本当によく笑う様になった  ああ、笑いすぎて涙を浮かべたのだろう、袖で目を擦っている・・・・・・

ブ・・ブラック!!! 彼奴がハンカチなど持っていたのにも驚いたが、ルーピンがレイの目をブラックのハンカチで拭っているぞ!

いかん!!!  いかんぞ!!!  彼奴等の毒牙にレイを差し出す気など無いからな!!!

助けねば!と、足早に寄ればレイの言葉が耳に入った

「そうだな・・・ 陰陽師の修行以外は何もさせてもらえず・・・・・・誰も、いなかったから・・・・・・」
『私は屋敷の奥深くに隠されて育ったんだ・・・ 世話をしてくれる者達とは会話もなく、お爺様も兄様もたまにしか来れなかった』

不意に、レイが前に話してくれた言葉が蘇る・・・・・・ ああ、お前も幼い頃から孤独だったんだな、レイ

俯いて自分の考えに耽るレイの前まで歩み進めれば、ようやっと僕に気がついて顔を上げるレイに僕は言った

「僕が居る お前には僕が・・・居るだろう」 

見上げたレイの顔が、無表情なものからキョトンとした顔になり次いで・・・・・・ゆるゆると笑顔が広がり・・・・・・  今まで僕でさえも見たことのないような嬉しそうな笑顔が、花開いた

「うん!!!」
満面の笑顔で大きく頷くレイは、やはり子供のようで・・・・・・ 僕はコイツを守ってやると誓うんだ! 妹のような子供なコイツを僕が守ってやるんだ

「スニベルス、お前いいとこ持っていくなよな!」
「レイ、私も傍に居るからね。 忘れないでね」
「ポリポリポリポリ・・・・・・」

「だぁぁーーー! ピーター食ってばっかりいるなよ! レイが作ったクッキーなんだぞ!」
「本当に美味しいよレイ、また私に作ってほしいな」

騒がしい・・・ それにペティグリュー、さっきから食べてばかりで一言も口を聞いてないぞ、お前はいいのか、それで!

ん? レイのクッキー? ・・・・・・・・・・・・・レイの、手作りの、クッキー、だと?

「僕も食べる」

手を伸ばして1つ口の中に入れると、形は不格好だが味は・・・・・・・・美味い。
甘い物は得意でない僕に丁度良いくらいの甘さなのに、何だろうか・・・ 美味い。

もう1つ・・・・・・  と、手を伸ばせばペティグリューに手を叩かれ、まだ残っていたクーキーの箱ごと持って、奴は走って逃げた

「うぉい!!! ピーター待て!!!」
「ピーター・・・私の分を渡さないとね、ダメだよ」

大広間を、箱を抱えたペティグリューと追いかけっこするブラックとルーピンで煩くなったが、僕はレイの隣に座り呟いた

「僕にも今度、作ってくれないか?」
「うん! ・・・・・・形は不格好だけど、いいか?」
「味が良いから構わない」
「じゃ、作るよ!」

僕は彼奴等の追いかけっこを見ながら、レイの頭を撫でてやる・・・・・・ 彼女は嬉しそうに、気持ちよさそうに目を瞑っていた

*****

「・・・・・・・・・はぁ~~・・・・・・」
「どうしたの? 君らしくないよ! そんな暗い顔は」
「うあ! ジェームス! どうして此処へ?」

「冗談はいいよ、リリーどうしたの暗い顔して」
・・・・・・丸眼鏡の奥の瞳が、真面目に私を見つめていた事に、私は驚きと共に・・・・・・何故か話してみようと思ったの

今までのジェームスなら絶対に、絶対に、絶対に(無限大・・・)相談なんてしないけど・・・・・・彼の初めて見る暖かな瞳に真面目な態度に私は、話していた

レイとセブの事で見たこと感じたことをそのまま話したんだけど、彼は真面目に聞いてくれた

「はぁーー あんたに相談なんて私も参ってるんだわね」
「僕は嬉しいよ、リリーの本音が聞けて・・・」
「私も嬉しいわ、あんたが真面目に聞いてくれて・・・・・・こうやって話すのって初めてよね」

「ねぇリリー 少し時間をかければいいんじゃないかな? 恋なんて深まれば無自覚ではいられないよ?」
「そう・・・ねぇ・・・ そう言われれば、そうかもしれないわ」

「あのスニ・・・ごほん! スネイプだって気持ちが強くなれば気がつくさ」
「ありがとう! 何だか気持ちが軽くなった。 私が焦るのも変な話よね」

「スニベルスのこと君は、いいの?」
「そう呼ぶのは止めて! セブは弟よ、お・と・う・と!」

「君が、そう言うなら・・・ そうしておこう・・・」
「貴方がそうやって真面目に聞いてくれるなら、これからも相談にのってほしいわ」

「君がそう望むなら僕はいくらでも聞いてあげるよ・・・」
「じゃ、私も戻るわ」

パタパタと走り去っていく愛しいリリーの後ろ姿を追いかけながら、僕は・・・・・・そっと、呟くんだ

「君は辛くないのかい? リリー・・・・・・」

そうして、いつの間にか陽が落ち始めた頃、ホグワーツのクリスマス・パーティーは始まるんだ。。。

*****

ジェームスも変態のままじゃリリーに相手されませんからね、ここらで彼にも成長して欲しいです
でもシリウスって色男なのに、なぜに女心がわからないのか?  あ、あれですね! 黙ってても女性が寄ってくるから口説いたことなんて無いんですね!

・・・・・・私もセブに頭撫で撫でしてもらいたいっす! 教授でも、恐れ多いですがアランさんに!

ここまで読んでいただいて嬉しい管理人です!
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コメント

☆あき様へ☆

あき様、こんにちわ! コメントありがとうございます♪

> 寒い日が続いていますがお元気ですか?今年は雪も多いですねー!
北陸はこれからが雪本番みたいです この前も除雪車が出ましたし・・・明日もかな(笑)

> 新作が毎日のように更新されるので、すっかりハリポタの世界に染まりそうです(*^o^*)
そうなんです、今は自分の中にある≪学生セブルス時代≫のラストまで突っ走りたいので、よそ見せずに書いてますね
でも、スネイプ役のアランさんの他の役柄で書きたくもなってますが・・・(´▽`*)アハハ

> 「そっちかい」と突っ込むリリーが、可愛いですね。世話焼き姉御肌がチョンミョンのイメージですv
私もリリーはチョンミョンと同じ匂いがしてまして・・・・・・でも変態ジェームスに四六時中追いかけ回されるリリーは、ハリセンの達人になりそうです!

> あの『びよぉぉーーーん』って伸びる護符ブレス、私も欲しいですvあれがあったら怪我しなくてすんだのにーって思いました(笑)
ああ! あき様にもお届けできればよかったのに・・・・・・アレにも色々と仕掛けがありまして、今後にご期待くださいませ

> それでは、まだまだ冷え込みそうですし、風邪に気をつけてお過ごし下さい♪
あき様も風邪には気をつけて下さいね! 私はコーヒー派でしたが、風邪予防のため紅茶を飲むようにしています!

喉がイガイガしたら紅茶に塩を入れて、うがいするのもいいですよ! 偶然だと思いますが息子のインフルエンザも移らずにすみました!

Re:

すーさんこんにちは♪
寒い日が続いていますがお元気ですか?今年は雪も多いですねー!
新作が毎日のように更新されるので、すっかりハリポタの世界に染まりそうです(*^o^*)
「そっちかい」と突っ込むリリーが、可愛いですね。世話焼き姉御肌がチョンミョンのイメージですv
あの『びよぉぉーーーん』って伸びる護符ブレス、私も欲しいですvあれがあったら怪我しなくてすんだのにーって思いました(笑)

それでは、まだまだ冷え込みそうですし、風邪に気をつけてお過ごし下さい♪
Secret

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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