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⑤≪癒しの闇≫魔法使いと陰陽師・・・

さてさて今回は、この物語では10月になってますので、ハロウィンを題材に書きたいですね

*****

私は校長室に呼ばれて向かっていた

ガーゴイル像に向かい、精巧な作りをしげしげと見ていたら急に動き出し階段が現れた・・・・・・ので、私は登っていった

「ふぉふぉふぉ・・・ ようきたのぉ~~ Msキサラギ」
「こんにちは校長・・・  御用件は?」

「魔法省で君の血筋がないかと調べた件じゃがのぉ・・・」
「いましたか?」

ダンブルドア校長は静かに首を振った

「だがの、君の血筋を主君として崇める家の者達が残っているそうじゃ」
「それは見つかると面倒なので、私のことは隠しておいて下さい」

「そうか? ならばこのまま此処にいるということで良いかの?」
「はい、お願いします」

さっと杖を振った校長が、紅茶を出してくれて2人で飲んでいたらミネルバが部屋に入ってきた

「校長、よろしいですか?」
「ああ、いいぞぃ」

「ハロウィンなのですが、今年は何か催し物などは如何ですか?」
「ミネルバが言い出すとは、珍しいこともあるものじゃのぉ~」
「レイはハロウィンを知らないと言っていますので、何か楽しいものをと思ったのです」

ミネルバの優しい瞳が私を見つめてくれる・・・・・・応えるように私も微笑んで、紅茶をいただいた

「ハロウィンとは、何をするのですか?」
日本の旧家にいた私は西洋の催し物など、からっきし解らなくて・・・・・・きょとん、と校長とミネルバを見てしまう

「ふぉ ふぉ ふぉ そうか、レイは知らないのか・・・では、何か楽しい事を起こそうかのぉ~~」
キラキラと少年のようにアイスブルーの瞳を輝かす校長に、何か・・・・・・背中に悪寒が走るのだが、気のせいか?  うん、気のせいだな。  気のせいだと、思いたい。。。

妙にテンションの上がった校長を置いて部屋をミネルバと共に出ていきながら、横を見れば彼女も小さく溜め息をこぼしている

「はぁ・・・ アルバスに言うのは間違いだったかしら?  もっと他に相談して案を固めてからの方が・・・ぶつぶつ」
「くすっ でも許可を取るために結局は校長に話さなければいけないのだから・・・・・・同じじゃないの?」
「そう・・・ですわね。 この件はアルバスに任せておきましょう・・・レイはこれから授業ですか?」
「はい、寮に戻り教科書をとってきます」

ミネルバと別れ歩いていると寮の入り口でセブルスと合ったが、彼は壁に寄りかかり本を読んでいた

「セブルス! 一緒に行きたいから少し待っててくれないか? 教科書を取ってくる」
「次の薬草学は先生の都合で休みだと連絡があった」
「・・・・・・そうなのか。 じゃ、どうしようかな・・・」
「・・・・・・僕はこれから図書室で自習するが・・・・・・レイも来るか?」

「助かるよ、色んな授業で質問したいことがあるんだ! ・・・・・・教えてくれる?」
「・・・・・・必要なものを直ぐに取ってこい  待っててやるから」

私の顔はとびきりの笑顔が浮かんで、セブルスを見つめた後、寮の中へと教科書や質問を記した羊皮紙を取りに行き・・・・・・気がついたんだ

きっと、此処で本を読んでいたのは・・・・・・私を待っててくれたからだと

校長に呼び出された事も、もしかしたら心配してくれていたのかもしれない・・・・・・きっと、そうだ。。。

私の胸の中が、ほっこりと暖かくなるのが分かった

私は急いでセブルスの元に戻り、図書室で彼と2人有意義に学びの時間を楽しんだのだった

*****

≪寮対抗! ハロウィン仮装パーティーのご案内≫

※今年の10月31日は授業のない土曜日に当たるので、生徒諸君はそれぞれ趣向を凝らして仮装し、各教科の先生方に飴を貰うのじゃ!  先生方は仮装の出来で与える飴の量や、余りに不出来な場合は罰則にて対応して下さるじゃろう~~
31日の夕食のとき、大広間にて各寮ごとに集めた飴の重さで得点を決めるぞ!  我こそはと思うものはどしどし仮装するのじゃぞ!

・・・・・・・・・こんな掲示板が貼られて、私は目が点になってしまう・・・・・・ハロウィンて、こういうのなのか???

「セブルス・・・・ハロウィンて仮装するのか?」
私の頭の中では祖父が好きで見ていたテレビ番組の「欽○ゃん仮装大賞」が浮かんでいた

「小さい子供達がモンスターやオバケに変装して家々を回るんだがな・・・・・・お祭り好きな校長だからな、騒ぎたいんだろう・・・はぁ・・・」
「あ! 何て言うんだったかな・・・・・・トリック・オア・トリートだろ? お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞーーーーー」

私は横に立っているセブルスの脇腹をコチョコチョと両手でくすぐった

「ひゃ・・・  ///////  キィ~サァ~ラァ~ギィィ~~~」
「うわっ!! 怒るなよ、セブルス! ・・・・・・声、可愛いじゃないか」
仕返しとばかりに私に向かってきたセブルスを交わしながら、からかった私が馬鹿だった・・・・・・耳を真っ赤にさせた彼が、物凄い怒った顔して追いかけてくる

青白い顔したモヤシっ子のように見えて、彼は足が早く・・・・・・執念深いんだ
長い廊下では振り切れず中庭を抜け、湖の方まで走ったが・・・・・・追いつかれて、捕まってしまった

「可愛いって・・・はぁ・・・褒めたぞ・・・ぜぃ」
「うるさいっ!!! お前も、こうしてやる!!!」

セブルスの指の長い両手が容赦なく私の脇腹を、左右同時にくすぐり・・・・・・・明らかに私がした以上に長い時間続けるんだ

「こう・・・さん・・・もう、降参だ!・・・きゃ・・うぁぁん・・・ひゃん・・・やぁあ・・・んん」
「分かったか、僕には勝てないぞ!」

「もう・・・やめっ・・・きゃうう・・・・・・やぁぁん・・・やめっ・・・て・・・せぶぅぅ・・・」

急に、バッと離れたセブルスが赤い顔して立っている横で、私はまだ息もつけずに芝生に座り込んでいた

はぁはぁと息も絶え絶えだし、目には涙が溢れてくるし、私はまだ指が這う感覚に参っていた。。。

***

レイが此処に来て1ヶ月が過ぎた。
この頃、彼女の態度が変わっているのに気がついていた僕は、その変化が嬉しくもあった

まず、よく笑うようになった。
リリーか僕と、居るときレイはよく笑うのだ・・・・・・花のように無邪気に、楽しそうに。

それに・・・リリーにも変化が見えるようになったのは、毎朝グリフィンドールの談話室でリリーと勉強しているというレイのお陰か、リリーの少し頑なな感じが取れてますますリリーは明るくなった

授業が終わると、たまに図書室でリリーとレイ、そして僕の3人で勉強する機会も増え喜ばしいことだと思う

レイがリリーに与えた「ハリセン」というモノが、殊の他リリーの気に入ったようでポッター率いる悪戯仕掛け人達をバンバン撃退している

レイの篭めた力でハリセンはリリー以外が持つと電流が流れる仕組みになっており、ポッターが餌食になって僕の胸をスッとさせた

勉強の方も最初の丸暗記から、自分の知識と照らし合わせて考え、理解し、考察するようになり・・・・・・ますますレイと勉強の話が楽しくなった僕だった

そんな感じで、寮も同じで・・・同級生なのだから授業も同じなレイとは自然に一緒にいる時間が増え・・・・・・今では、ほぼ朝食から就寝時間まで一緒にいるようになっていた

まあ、その・・・レイは他の者と違い、騒がしくはないし、勉学でも話が合うし、一緒にいて少しも苦痛を感じないという稀な人物だと僕は思うのだ

そんな、彼女の表情も態度も打ち解けたものになりつつあった、ある日、掲示板の前で・・・・・・レイが僕に悪戯を仕掛けてきた

といっても両脇をくすぐるという可愛らしいものなのだが、ヤラレっぱなしは僕の性分じゃないので追いかけて、追いかけて、追いかけた。

僕は、余り運動は得意じゃないが走るのは子供の頃から早かったんだ・・・・・・ふふふっ、逃がすか!!!

途中「声が可愛い」だなどとからかわれたので、絶対に追いついてやると全力を尽くす!

湖の方で捕まえたレイは、ぜぃぜぃと息を切らしていたが逃げようとするからな・・・・・・思いっきり両手で僕がヤラレた以上に脇腹をくすぐってやる

面白い・・・・・・  くすぐられるのが弱いのか、僕以上に声を上げるレイに、僕は愉しくなってしまった

体を捻じり悶えながら、真っ赤に頬を染めて笑っているレイが無意識にブンブンと頭を横にふっているから・・・・・・綺麗な黒い髪がサラサラと舞って、何かいい匂いがする

「こう・・・さん・・・もう、降参だ!・・・きゃ・・・うぁぁんん・・・ひゃん・・・やぁあ・・・んん」
「分かったか、僕には勝てないぞ!」

こんなに笑うレイは、初めてだな・・・・・・ふん、面白いではないか! 僕は調子にのり、くすぐる手を止めずに続けていた

「もう・・・やめっ・・・きゃぅぅ・・・・・・やぁぁんん・・・やめっ・・・て・・・せぶぅぅ」

な! なんて声を出すんだ!  レイのあられもない嬌声と、腕の中で身悶えるレイの顔を見て、僕は慌てて手も身体も放した

いつも少年のように凛とした態度と、冷静で表情の変わらないレイの変わりように・・・・・・僕はゴクリと喉を鳴らした

ぺたん、と芝生の上に座り込んだレイは自分の両手で躰を抱きしめ、息を整えている最中だが・・・・・・僕を見て軽く睨んで頬を膨らませている

「ひどいぞセブルス! 私よりよっぽど長い事くすぐって・・・・・・」

その・・・頬を染めつつ、涙目のレイが・・・・・・僕の鼓動を≪どくん≫と大きく動かした

≪どくん≫の次は≪トクトクトク・・・≫と、やたら騒がしい鼓動に知らぬ振りをしながら僕はレイに手を貸して立ち上がらせた

「ふん! これに懲りたら僕をからかうなど、しないことだな」
内心の動揺をおくびにも出さずに、ふふん!と鼻で笑ってやれば・・・・・・レイは悔しそうに僕を見上げて・・・・・・その上目遣いにも、僕の鼓動が騒がしい・・・・・・

≪僕はリリーが好きなんだぞ、レイは友人だ。  僕が好きなのはリリーでレイは友人なのだ。≫

そんなことを頭の中で繰り返していた僕は、気がついていなかったのだ・・・・・・憧れと恋の違いを。。。

幼馴染のリリーへの慕情と、狂おしいくらいの愛を・・・・・・僕は違いが分かっていなかったのだ・・・・・・

ああ、この時に・・・・・・もしも、この時に・・・・・・お前への気持ちに気がついていれば、未来は変わったのだろうか?

この時に、気がついていれば・・・・・・お前を長い間、見失い、探し疲れるような時を過ごさずに・・・・・・すんだのであろうか・・・・・・

ああ、この時に・・・・・・僕は、確かにお前に、恋を、したのに・・・・・・

*****

「信じられない・・・・・・」
満月の前日の夜から、いつものように先生に付き添われて窓の打ち付けられた【叫びの屋敷】に来た私は、大人しく屋敷の中にこもっていた

夜空に輝く満月の光を浴びると、私は恐ろしい人狼へと変貌してしまうから・・・・・・光さえ浴びなければ姿は人のままだが、意識は混濁しひどく暴れて手が付けられないんだ

幼い頃に人狼に噛まれてしまった我が身を、何度、呪ったことだろうか

だが・・・私は直ぐに自分の体の体調が、いつもより良いことに気がついた

「???」

満月の夜が近づくにつれて、体の怠さや熱、痛みに苦しんで・・・・・・本当に一晩中、痛みで床に転がるくらいなのに・・・・・・信じられないことが、起こっているんだ

怠さは、ある・・・だが、痛みが弱い・・・熱も、無いようだし何より正気のままだ・・・・・・何の変化なんだろう?

私は隠っていた2階の部屋から1階に降りて、いつもは手を付けない(痛みで食欲が無く入らないのだが)食事の入ったバスケットを開けていた

「リーマス・・・ 居るのか? 静かすぎるな・・・」
「大丈夫かよ、リーマス。 何かあったんじゃないだろうな!!!」

この声はジェームスにシリウスか・・・・・・様子を見に来てくれたんだろうが、いつもならとっくに(狼に変身しなくとも)意識も無く叫び、暴れ、吠えているからな・・・・・・こう静かだと驚くのも無理はないだろう

自分でも信じられないんだから。。。

「私はここだよ」

「リー・・・マス?」
「おい、満月の夜だぜ? 平気なのか? 正気・・・なのか?」

2人は、もぐもぐと食事をしている私を見て、やや呆然としている・・・・・・が、先に気がついたのはジェームスだった

「リーマス、君・・・額に何かした? 何かが、うっすらと浮かんでるんだ」
「ああ! そういえば・・・・何だ?これ?」

「魔法陣みたいに見えるけど・・・・・・この形は、初めて見る」
「ああ、そうだな・・・それに文字が浮かんでいるが・・・・・・古代ルーン文字でもないし、英語でもない」

  額?  額・・・・・・!!!!!

「ああ!!! あの娘だ!」
私は唯一、思い当たる事を2人に話していた

「じゃあ、その【おまじない】のおかげでリーマスは狼にも変身せずに正気でいられたって・・・・・」
「・・・・・・そのようだね」

私の心臓がだんだんと早くなり、興奮していくのを抑えることができないでいる
だって、だってだよ! 変身しないんだ! 我が身を呪うほどに嫌な人狼に・・・・・・変わらないんだよ!!!

しかも正気を保ったままでいられるし、体の調子なんて前に比べたら気になるほどでもないんだよ!

その時、また誰かの気配がして振り返ると・・・・・・そこにはアイスブルーの瞳を驚きに見開いた校長が立っていた

「これは・・・どうしたことじゃ? リーマスよ、正気を保っておられるのか?」

私はもう一度、校長にも話して・・・・・・校長が何か答えをくれるのを待っていたんだ

「ほー・・・そうか【おまじない】かの・・・  リーマス、この奇跡を起こしたMsキサラギに詳しく話を聞かねばなるまいの・・・・・・感謝と共に、の・・・」
「はい、校長先生」

元気になったら私は君に会いに行くよ、そして願わくば・・・・・・この奇跡を再び起こして欲しい・・・・・・欲張りだね、私は。。。

そうして満月の夜の翌日・・・・・・私は医務室からの帰り道、彼女を探していたんだ

よく湖のほとりでセブルスと読書する光景を見かけていた私は、その場所まで何とはなしに歩いて行って・・・・・・そこで見てしまったんだ

彼女がセブルスにくすぐられて、頬を染めて笑っている所を・・・・・・初めて、彼女の笑顔を見ることができたんだ

くすぐったがり・・・・・・なのかな? 君は物凄く、はしゃいで・・・声も上げていたね。
私達が見たこともないような、笑顔で・・・・・・・・・・セブルスが羨ましいと、心底思ってしまった。

「アイツ・・・・・・あんな顔もできるんだな」
横からシリウスが、私と同じように彼女に魅せられて・・・・・・呟いていた

「あの声・・・・・・ずいぶんとイイ声で鳴くんだな」
「シリウス? 彼女には何もしないでよ」
「リーマス? 女の事は俺に任せろよ!」

何だかシリウスの目に、嫌な光が宿ったように見えたのは・・・・・・気のせい、だよね

・・・・・・気のせい、だよね シリウス?

******

リーマスって、怒らしたら1番怖いタイプだと思うのは管理人だけでしょうか?
黒リーマスも書いてみたいですね!

では、楽しんでいただけたら幸せです♪
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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