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前:《ダイ・ハード》~ハンス・グルーバー ~

大好きな作品のアランさんです。  悪役として登場していましたが、コートの着方も紳士で・・・・・・もう、最初から最後までハンス役のアランさんに釘付けでした・・・

前編は少しギャグめなので大丈夫ですが、後編は、ある意味、悲恋(私では初めて)なのでお気をつけて。。。(嫌な方は後編はスルーしてね☆)

*****

「ひぃあっ・・・・・・  んぐっ!」
喉の奥から沸き上がる悲鳴を手で口を覆って懸命に堪える私・・・

今、目の前で起こっている事が信じられなくて・・・で、でも・・・隠れなきゃ・・・隠れなきゃ!!!

私は会社からの帰宅途中、曲がり角を曲がって目に入った光景に固まるものの慌てて後ろに戻り身を隠した

(ナイス、自分!)

平和な日本に育った私だが、あるきっかけで思い切ってアメリカに来たのは高校生のとき。。。

それから必死に英語を身に付け大学に進み、そのまま一流企業に就職できたのは幸いだ

(はっ!  ショックで思わず自分の人生振り返っちゃってたわ)

私がこんなにも動揺してるのは・・・・・・大通りのこの道から一歩入った路地の先で見たもの、数人の男達が誰かを囲んでて・・・・・・その男達の手には黒光りする銃が握られてて・・・・・・

ああっ! 私のバカ!!!

突っ立ってないで逃げなきゃ・・・さっきパトロール中の警官を見たわ
あの人達に話して・・・・・・

そろそろと動こうとした私だけど、こ・・・腰が抜けて・・・へっぴり腰で・・・動けないよぉ~~~

(行かなきゃ!警官に知らせなきゃ!頑張れ私!ファイトだ私!)

気合いを入れて歩き出そうとした私の肩を、誰かが掴んだ

「ひっ!!!」

「何処に行くのかな・・・お嬢ちゃん?  よかったら私が送るよ」

頭上から低くて、でも甘い声が響いてくる・・・  アメリカ人にはない綺麗な発音・・・  イギリスの人なのかな?

振り替えると上等そうなダークグレーのコートの胸が広がり、顔を上げると年上のハンサムな男が小さく口角を上げて微笑んでいた

(存在感のあるハンサムだなぁ・・・  っていうかモロ好みなんですけど~~~  //////)

不謹慎だし、ノンキ過ぎる私はやっぱりパニくってるんだと思う

「えっと・・・  Mr. ???」
頬を熱くさせながら、きょとんと見上げる私の横腹に硬いモノが押しつけられる感触

「付いてきてもらおうか」
「あの・・・  ?」

この時点でも私はまだ気がついてなかったのよね・・・・・・  目の前の紳士が、あの銃を持った男達の仲間だってことに

間抜けにもほどがあるわよね

肩に手を回されてエスコートされるみたいに路地へと向かう私は、自分に突き付けられた銃を見て・・・・・・何だか非現実的すぎて考えることを止めてしまった

脳の許容量を越えちゃったわよ

そして私は男達に脅されてる男と共に路地を抜け、その先に止まっていた二台の車の片方に押し込まれて連れていかれたのだった

*****

(何処に連れて行かれるんだろう・・・・・・でも私が無事に帰されるって可能性は無いんだろうな・・・  )

『殺される』だろう自分の未来が簡単に分かった私は、体が震えてきてしまい・・・・・・ぴったりと隣に座る紳士(本当は紳士じゃないんだけどね)のコートを無意識に縋るように掴んでいた

その様子を見詰める男が、片眉を『くぃっ』と上げて何か言いたそう

私が乗った車は前方を走るワゴン車から逸れて、別方向へ走っていく

着いた先は綺麗なアパルトマン・・・・・・高そうなマンション

男の腕が肩に回され連れていかれる私は、他の人から見たらどんなふうに見られるのかしら?

もしかして・・・  恋人とか?  //////

(な・・・何考えてんのよ私!  今からどうなるか分かってんの!)
頭をふるふると振って考えを吹き飛ばそうとすると、私の頭に手が置かれて止められる

怪訝そうに見るヘーゼルの瞳に・・・・・・また顔に熱が集まるのが分かる

部屋に案内された私はそこで紳士から解放されソファーに座らされた
紳士は隣の部屋に電話をしに行ったみたいで、ソファーの前には金髪でムキムキの男がローテーブルに座って・・・・・・私の事をニヤニヤしながら足の先から舐め回すように見つめている

コートから覗く膝から下をムキムキ金髪が自分の靴の先で触ってくるのを、何とか避けようとする
(ストッキング伝染するっちゅーの!高かったんだから!)
そんな私が面白いのか今度はソファーの隣に座り・・・・・・あろうことか膝に手を置いて撫で回して、次いでバリッとストッキングを破いた

(~~~!!!)

「吸い付くような滑らかな肌だな・・・」
露になった脚に無遠慮に触る、男の手

「いやっ!」

膝からスカートの中に滑り込まそうとするムキムキ金髪の腕を掴み、必死に止める
でも私の力じゃ止められない・・・・・・じわじわと入り込む掌が熱くて湿っぽくて、嫌悪感に肌が粟立つ
「いやだったら・・・・・・止めて!!!」
「大人しくしろ」
《バシッ!!!》

頬を叩かれソファーに倒れ込む私に、すかさず覆い被さるムキムキ男・・・・・・脚を開かれ身体を割り込ませ、手がスカートの中の下着を脱がそうと忙しなく動いてる

「きゃっ・・・・・・」
悲鳴を上げようとした口がムキムキ金髪の手で塞がれるが、私もこのまま黙ってるつもりないからね!!!
目の前の顔に平手打ちして頭をポカポカと殴る・・・・・・けど、ニヤリと男が笑ってるのは効いてないから

「ふぐぅ・・・・・・むー・・・・・・」
下着を取られて、ばたばた抵抗していた脚を抱え上げられ・・・

「カール・・・  何をしている?」
「兄さん!!!」

電話が終わった紳士と、玄関から新たに男が入ってきて声をかけるとムキムキは黙って私から離れた

私は三人から少しでも遠ざかるように部屋の隅まで駆けて、へなへなと座り込む

自分で自分の身体を抱きしめると、痙攣してるようにぶるぶると震えている

「俺にその女をくれ」
ムキムキの言葉に私は身を縮ませて目を瞑る
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ!!!  あの男だけは嫌だ!!!

「・・・トニー、兄さんを連れて向こうへ」
「分かったよハンス」
「ちっ!!!」

弟に連れられムキムキが出ていった音を聞いても、私はまだ震えていた

口封じに殺されることは解りきっている・・・・・・今は遠ざけられてもムキムキ金髪に渡されて、散々犯されてから殺されるんだ

私の頭にはあの男に犯される自分が浮かび・・・・・・嫌悪感に吐き気がした

何かが・・・  心の中の何かが・・・  壊れたような音が・・・  した。

「あー・・・  Ms. イチジョウ?」
私のバックから身分証を出して見ながら紳士が・・・  ハンスだっけ?  が話しかける

「・・・Ms.イチジョウ」
「・・・ヨウコ」
「・・・ヨウコ?」
「そう・・・私の名前はヨウコ」
「・・・OK、ではヨウコ・・・  」

ハンスが何か言う前に私は、目の前に立つ彼の唇を塞いだ・・・  自分の唇で・・・つま先立ちして、それでも足りないから腕を首に回して引き寄せてやっと届く長身の彼の唇は、少し冷たかった  

「ん・・・  んふっ・・・  」
私から仕掛けたキスだけど、直ぐに主導権は彼に移ってしまい後頭部を掌が包み、逞しい腕が私の腰に回されて・・・・・・身動きできない

恥ずかしいけど私は・・・・・・今まで男の人と付き合ったことがない

必死に勉強してて余裕なんてなかったから・・・

キスだって馴染みがないから・・・・・・きっと辿々しい私は彼から見れば酷く滑稽だろう

ぬめっと口内に入っている彼の舌に絡め取られて、もう・・・頭が真っ白に・・・
ガクン!と膝から力が抜けて立ってられなくなっちゃう・・・・・・でも、彼の逞しい腕が支えてくれるから安心。

「何のつもりかな?  命乞い?」
ヘーゼルの瞳が鋭く私を射ぬいてる

「私は、どうせ殺されるんでしょう?  だったら・・・・・・」
「・・・・・・だったら?」
「貴方が殺して・・・  いま・・・」
「・・・・・・面白い思考だな。  逃げようとは思わないのかね?」
片眉を器用に吊り上げた彼に、見惚れてしまう私って・・・・・・本当にバカだ

「私みたいな小娘を逃がすほど貴方は間抜けじゃないでしょう?  ・・・・・・きっと部屋を出た所で捕まってしまうわ、それに身分証や社員証はバックに入ってるし、住所が知られてるなら・・・でしょ?」

一気にそう話せば彼の瞳が驚きの色を浮かべてる

「・・・・・・その通りだ。  君は、終わる」
「・・・・・・お願い・・・あの男には渡さないで」
「何故かね?  カールに気に入られれば君は生きていられるかもしれないよ」

意外に情が深い男だからね・・・  

ニッコリと面白そうな笑い顔の彼に、私は思わず叫んでいた
あの男は、絶対に、イヤ!

「あんな男に好きにされて生きるくらいなら・・・  誰にも触られずに死んだ方がマシよ!」
「・・・・・・」

「もし、情けがあるなら・・・・・・Mr. ・・・・・・貴方がいいの」
(一目惚れ・・・なのかな?・・・貴方がいいの・・・)

「・・・・・・」

掌で顎を覆い、ふむ、と何か考えてる彼

「・・・  その後、殺して・・・」
(狂ってる・・・・・・きっと私は、狂ってる)

(でも・・・『抱かれる』なら貴方がいいの)

彼は黙ったまま、私を見つめ続けた。。。。。

*****

可笑しな女だ・・・・・・

今度の『作戦』には絶対に必要な情報を持った男を、仲間と拉致しに来た

男を囲む仲間を二歩下がって見ていれば・・・・・・背後から微かな靴音

私は、静かに路地の角に身を潜ませて様子を窺う。。。

90度の壁を挟んで探れば・・・・・・何やら小柄な女が、いや少女か?  が、百面相をしている

青くなりワタワタと屈みこんだ少女が、拳を握りしめキッと決意した顔をし歩き出そうとした

逃げられたら大変だ、懐に入れていたサイレンサー付きの銃を握る

少女は大通りにいるからな、この場で直接は不味い・・・・・・肩を掴んで路地に引き摺り込み、声も出せない間に・・・・・・

瞬時に頭の中で思い巡らすも目の前の少女が・・・・・・なんだ?  腰が抜けたのか?  立てずにペタンと座り込んでいる

そうして壁に手をかけ必死に立ち上がろうとしてはズルっと滑る姿が、小動物が焦るように忙しなく動くさまに似ていて・・・


・・・・・・危うく噴き出しそうになった

へっぴり腰で立ち上がった少女を逃がさぬよう肩を掴み、声をかけた

触れた掌から伝わる細い肩に、振り向いた少女の頬が瞬時に赤く染まるのを見て・・・・・・柄にもなくドキリとした

そのまま車でアジトの1つへと向かい、私は連絡をしに隣の部屋に向かった

「・・・・・・ああ、情報を貰えば用はない。  ・・・・・・始末しろ」

男への指示をして隣に戻った私が見たものは・・・・・・

筋骨隆々としたカールに組み敷かれた少女の細く白い脚に、釘付けになる

カールを弟に任せて部屋から出したが、私の脳裏には先程の・・・スカートを捲り上げられ太股までも露になった脚がチラついていた

・・・・・・女には不自由してないのだがな


そして、少女のバックから身分証を取り出し見れば、28才?  本当に?  ・・・・・・日本人は恐ろしいほど童顔なのか?
てっきり10代か、いっても20才だと思っていた

平静を装いつつ社員証を見つけ見ていたが、一流企業の秘書という肩書きにも驚いた

そうして、彼女の思考にも私は驚きと感嘆を抱いた

銃を持つ男に拉致された挙句にレイプされかけた・・・・・・その直後にも拘わらず自分が脱出できる可能性がないと冷静に判断している

死を前にして・・・覚悟を決めた者の目をした彼女が、私に近付き・・・・・・口付ける

辿々しいそれに、何故か私は煽られてしまい・・・直ぐさま抱きしめ舌を差し込む

『・・・・・・貴方がいいの・・・』
『抱いて・・・殺して・・・』



こんな女が、いたのか。。。

私は彼女を抱き上げ寝室に向かう

抱いて・・・・・・殺すために・・・



殺せるかは謎だがな・・・・・・

*****
如何でしたでしょうか? 

知的で冷酷な男が、一人の女との出会いに目覚めていく・・・・・・そして、女の願いもむなしく破滅へと向かっていく

そんな話を書いてみたくて・・・・・・

では、楽しんでいただけたら幸いです


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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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