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②≪癒しの闇≫魔法使いと陰陽師・・・

杖、杖、杖~~♪  オリバンダーの店。 杖はいいですが、ヒロインの勉強はどうなんでしょうね?
もう、捏造過多なマイ・ワールドへ、ようこそぉーーー♪

おいでませぇ~~・・・(壊れかけの管理人です)

*****

「ここが杖の店か・・・」
「ああ、行くぞ」

部屋自体は広いのだろうが、壁や部屋中に積まれている箱があふれかえって狭く・・・・・・中に入ると誰もいないようにも思えた

「いらっしゃいませ」
何処から現れたのか、一人のおじいさんが出てきた

「貴方に相応しい杖を探しましょう・・・・・・杖腕を見せてください」
「杖腕?  もしや利き腕のこと?」
後ろに控えている少年に振り返り確認を取れば黙って頷いてくれる・・・・・・少し不機嫌そうにだが、ずっと付き合ってくれる少年の不器用な優しさは、こちらの世界に来て半日の間に分かってしまった

おそらくひどい照れ屋なその少年に、思ったままに言葉をかければまた不機嫌になるだろう・・・・・・くすっ、何だか気に入った・・・・な。

セブルス・スネイプ・・・・・・その少年の名前だった

さて、計測が終わったのだろう・・・・・・おじいさんはまた店の奥へと引っ込んで行ったが、私は待つつもりなど、ない

すっ・・・・・と、右手を杖の箱の山へと向けて指で印を結び、呼びかける

『・・・・・・我が名は黎明 我が血に、我が力に仕えし杖よ・・・・・・いでよ』

此処は異国だが日本語で唱えれば、ガタガタと奥の方から音が聞こえ、しばらくすれば一つの箱が飛んできて中から杖が私の右手に握られた

「何と、このようなことがあるとは・・・・・・杖を自ら呼び寄せるだなどと・・・・・・私は偉大な魔法使いに会えたようだ」
「な・・・初めて見たぞ」

2人が呆気に取られている間に、試しに杖を振ってみた・・・・・・握り心地は、いいな。

振った杖の先から光が溢れキラキラと漂い、暗い天井に星が瞬いた

「その杖は、芯にユニコーンの角と鬣を使い、桜の木に金剛石を混ぜたもで28センチ。しなやかで硬く強く握り心地は格別・・・聖呪文でも闇の呪文でも強い力を発揮します」
「ふぅ・・・ん、聖にも闇にもなる杖・・・か。   面白い!」

少年から硬貨を支払ってもらい再び漏れ鍋へと向かう

玉に変げした龍たちが小さな声で話しかけてくる・・・・・・どうやらこの世界の「魔法の杖」に興味があるようだ

首飾りを優しく抑えてなだめつつ・・・・・・ホグワーツに帰ってからは自由にさせると約束していた

また暖炉から粉をふり「ホグワーツ 校長室の暖炉」と唱えれば、道が開かれる

しかし、この移動法は・・・・・・目が回って仕方ない。  しかも急に暖炉から吐き出されるものだから危うく転びそうになり、先に着いていた少年にぶつかってしまった

「うわっ」
「おい!」

ぶつかった反動で少し眩暈がしてしまった私を支えてくれた少年に、「ありがとう」と礼を言えば何やら向こうにそっぽをむいてしまう

やれやれ・・・・・・嫌われてしまったかな?  

・・・・・・・少し、残念だな。。。

「まだ調子が悪そうじゃの・・・ 少し医務室で休んだ方がよいかものぉ・・・ 」
「校長、色々とお世話になる。  感謝している」

ぺこり、とお辞儀をすればダンブルドア校長は、髭を撫でながら ふぉ・・・ふぉ・・・ふぉ・・・と愉快そうに笑っている

が、急に真面目な顔で私を見つめ訊ねてくる

「それはいいんじゃがの・・・ 君のことを魔法省に問い合わせてみてもよいじゃろうか?  異世界から来たとはいえ、もしかしたらこの世界でも君の血族がおるやもしれん」
「私も調べてもらおうと思っていました  私の一族は代々このように異世界に飛ばされる事があるので・・・」
「では了承じゃの・・・さっそく調べておくぞい」  

この人物のことだ・・・・・・隠密に、しかし確実に調べてくれるだろう・・・・・・なかなかの狸のようだからな・・・ふふふっ

一先ず、衣食住は確保できた・・・・・・あとはこの世界の「魔法」や「社会の仕組み」などを知らなければならないな・・・・・・

校長室を出た私と少年は、彼の案内で医務室へと向かい、私はマダムに診察を受けるために部屋へと入り、彼は自分の寮に戻っていった

別れる直前、私は彼の手を取り真摯に目を見つめて言った。

「ありがとう・・・・・・」

少年は慌てて手を振り払い、また向こうを見てしまう・・・・・・やはり、嫌われたようだ。

「・・・・・・別に、たいした事は、していない」

ぼそり、と呟いた少年は踵を返して立ち去った・・・・・・首を赤く染め上げながら

「嫌われてはいない・・・らしいな」

くすり・・・・・・なぜか私は、ここでの生活が楽しくなってきた・・・寮を決めるのは夕食のときだと言っていたな

彼と同じ寮に、なるといいのだがな・・・・・・・

私も医務室の扉を開けて、なかに入っていった

*****

ざわざわと大広間で生徒達の思い思いの会話の声が、さざ波のように埋め尽くしているとき、マクゴナガル教授がゴブレットを叩けば・・・・・・あっという間に大広間は静寂を取り戻す

「皆さん静かに! 校長先生から大事なお話があります」
「ありがとう、ミネルバ」

校長が感謝の視線をマクゴナガルに送ったあと、話し始める

「今日は皆に知らせることがあるのじゃ  遠い日本からの転校生がここ、ホグワーツで学ぶために来た。 皆、仲良うするのじゃぞ」

「レイメイ・キサラギ! お入りなさい」
マクゴナガルの声と共に大広間の入り口のドアが開き、そこから現れた一人の生徒に大広間は息を飲んだ

スラリとした華奢な長身に、しなやかな長い手足が優雅に歩を進めていく・・・・・・白く小さな顔には、大きな濡れたように輝く黒い瞳が凛とした光を宿し、鼻筋も通っている

唇は赤く、まるで紅を塗っているかのように赤くふっくらとしている

堂々と胸を張り、優雅に歩く姿にはここに集まっている全校生徒が見惚れて、魅了されている

壇上へと上がる姿も様になり、女生徒からは感嘆の溜め息が「ほぉーーー」と漏れだし、男子達はスカートから覗く白く艶めかしい足を見て一斉に頬を染めて見ている

「日本から来ました 如月 黎明と申します。 これから、よろしくお願いします」
凛とした声が、生徒全員の耳に染み渡るように響いていく・・・・・・大きな声で言わなくとも大広間中に聞こえる声に、またまた女生徒たちの感極まれり溜め息が其処かしこで漏れていく

挨拶の後、マクゴナガルの用意した椅子に ストン・・・と座り、その長い足を組むと組み分け帽子が頭に乗せられる

生徒達は彼女が何処の寮になるのか片津を飲んで待っている・・・・・・・・・が、何やら長い

少しづつ生徒達がざわめき始めた頃、突然、帽子が叫んだ!!!

「スリザリン!!!」

しーーんとなった大広間に、落胆の叫びと、歓迎の叫びが沸き起こるのは・・・・・・静寂の、すぐ後のこと。。。

*****

「ここ、いいかな?」
組み分けの終わったキサラギが真っ直ぐに僕の席へと向かってきて、隣を示して言った

僕の近くなど誰も近寄りたがらずに空いているのに、何故、隣に座ろうとする?

ほかの生徒達はキサラギに近づきたくて、言葉を交わしたくて見つめているのに・・・・・・これっぽっちも気が付いていないように、僕を見ている

「・・・・・・物好きだな」
「そう?  人を見る目はあるつもりだけどね・・・  座っても、いい?」  
「好きにしろ」
「くすっ・・・・・・好きにするよ」

キサラギが隣に座ったとたん、目の前に夕飯が現れる・・・・・・大皿から自分の皿に取り分けていると、横からの視線に気がつく

「?」
何を見てるんだ?  さっさと取ればいいものを・・・・・・ もしかして? 食べられないのか?

「何が好みだ?」
「・・・・・・洋食はあまり食べなれないから、よく分からん」
「どんな味が好みだ?」
「・・・・・・あっさりしたものが好きだな」

僕は出ている料理の中で比較的あっさりとした物を選び・・・  まあ、サラダとかローストチキンとかを切り分けたりしてキサラギの皿に入れてやった

「食べてみろ  嫌なら残せばいい」
「ありがとう・・・・・・セブルス」

皿を見て、僕を見たキサラギが ニコリ、と笑い初めて僕のファースト・ネームを呼んだ・・・・・・  なっ! なんだっ! ただ料理を取り分けてやっただけだろう! そんな、顔で笑うな!!!

どくどくと鼓動が早くなるのに気がつかないフリをして、僕は精一杯すました顔をする

「ぱくっ・・・ん、イケる  チキンも美味しい」
「・・・そう・・・か、よかったな」

一通り料理を食べ終わり食後の紅茶を飲んでいると、キサラギが頼みがあると口を開いた

「なんだ?」
「勉強を教えて欲しいんだ・・・・・  私は最初からしないといけないだろうから」

ふむ、それもそうか。  考えてみれば、この世界に飛ばされたコイツがいきなり5年生の勉強についていけるとは思えないな

「君の時間をとってしまうが、私の事情が分かっているのはセブルスしかいないんだ・・・・・・頼む」
「・・・・・・わかった   仕方ない、事情が事情だからな出来うる限りは協力してやろう」  

僕がそう答えるとキサラギは、ほっと安心したかのような息をついた・・・・・・あまり表情は変わらないが、今日1日見てきているからな、僕には分かる。

「もうすんだか? さっそく図書室に行くぞ」
「分かった」

そうして僕と2人連れ立って大広間を後にするキサラギを、全校生徒が呆気に取られたように見ていたのだ

その中でも獅子寮のテーブルから剣呑な視線が3対、2人が行くさまを見つめている・・・・・・

そうして眼鏡をかけたクシャクシャな黒髪の男子生徒と、端正な顔立ちの男子生徒がひそひそと話し合っているのは騒めく大広間で気がつかれることは無かったのだった

*****

「これが1年の教科書に其々の参考書だ・・・魔法薬学に変身学に呪文学、薬草学・・・・・まずは読んでみろ」
「分かった」

キサラギは教科書と参考書をとり広げ始める・・・・・って、おい! 一度に何冊も広げても読めないだろう!

するとキサラギは首にかけてあったネックレスを取り出し、机の上に置き何やらぶつぶつと呟き始めた・・・・・・この気配は、何らかの魔法を使ったと思えるが・・・・・・

僕の訝しげな視線に気がついたのかキサラギは、ふふふ・・・と微笑んだ

「人に見つからないように姿や気配を消したんだ」
「ならば、人寄けの呪文もかけておけ」
「頼む・・・より強力になるだろう」

僕が杖を振り、人寄け呪文を唱えていると机の上がピカッと光り・・・・・・・・なん・・・なんだ、これは!!!

小さな掌に乗るようなサイズの『龍』が現れた

真珠のように白く輝く鱗に金目の奴、炎のように真紅の鱗に紅い目の奴・・・・・・この2匹は校長室でも見たぞ

だが・・・ 他にも紺の鱗に青空のような水色をした目の奴と、銀色の鱗に緑の目の奴、そして真っ黒な鱗に金目な目の奴と・・・・・・・・全部で5匹の『龍』が、長い胴体をうねうねとうねらせながら目の前を浮かんでる

いくらこの世界が魔法族の世界でも、こんな生物は見たことがない

何だか目眩がしそうだ・・・・・・しかもコイツらキサラギと話をしている
いや、言葉で話しているんじゃないんだ、思念が頭に直接響いてくるというか・・・・・・僕はたくさん本を読んでいるが、このような魔法生物のことなんて書いてあったことなど無い!

呆気に取られすぎて、ぽかんと口を開いてみている僕の前でそのリュウ達は教科書や参考書に顔を突っ込むように熱心に見ていく

パラパラと本を捲る音が5冊分聞こえる中、キサラギは目を瞑り微動だにせず椅子に座ったままだ

分厚い本達が有り得ない速度で捲られ続けて、やがて最後まで終わる

「次を頼む」

僕は黙って本を片付けると2年の教科書と参考書や文献の乗った本を渡す

同じようにしてリュウ達が読み続け、キサラギの瞑想は続いていった・・・・・・

*****

「なんとも、すごいものだな・・・」
5年生までの本を読み終えたキサラギに、そう言うと・・・・・・彼女は、ふぅ・・・と息を吐き出した

見れば額には汗が滲んでいる・・・・・・やはり、無理をしているのだろうな

「これをすると頭の中に情報が溢れてな、処理をするのに精神力を使うのだ・・・」
「・・・・・・僕が教えてやるから、無理はするな」

「実地などは全然だからね。セブルスにはそっちをお願いしたいんだ」
「それはいいが・・・・・・大丈夫か? すごい汗だぞ」

リュウ達も心配そうにキサラギの周りに浮かんでいる

「【アイツ】に見つからないよう、力を使わないで術を施したからな・・・・・・体力が消耗したんだ」
「これを・・・」
「・・・・・・ありがとう」

僕のハンカチで汗を拭いながら、キサラギがにっこりと・・・笑った

リュウはまた玉に戻りネックレスになり、彼女の首にかかる・・・・・・その時、術が解けた気配を感じた僕は本を片付けに席を立った

席に戻るとキサラギが腕組みをして何やら考え中のようだ

「面白いな・・・・・・」
「何がだ?」

「この世界の魔法と私がいた世界の陰陽道と、根底にある理論が似ているのだ」
「ほぉ・・・」
「薬草と呪文と薬・・・  是等は私の所とも重なっているが、物や自分を変身させたりというのは少し違ってる・・・・・・  まあ、あくまでも根っこの部分だから勉強しなければいけないのは同じなのだがな」
「・・・・それは面白いな。 キサラギが違うという所を僕は知りたいな・・・・・・もしかしたら新薬の開発や、呪文などにも取り入れられるかもしれん」

「そうだな・・・ 薬草学と魔法薬学の分野では私の知識が役立つだろう  ここを見てくれ」

教科書のページを捲るキサラギが、僕が今朝考えていた場所を指し示してきて、僕の知らない薬草の名前と効果を言い始めた

「・・・・・確かに、その薬草を加えれば効き目もUPするだろうな」
「この植物がこの世界にあるのかは解らないが・・・・・・こちらの日本で手に入るかもしれない」
「さっそくスラグホーン教授に問い合わせてもらうか」

効能を聞いていて、僕は直ぐに手に入る別の薬草を思い出し、≪毒薬から野草まで、薬草の種類全集≫を持ってきてパラパラとページを捲る

「・・・代用にほぼ同じ効果のコレでもいいかもしれないな」
それは挿絵も書いてある本で、キサラギは葉の部分をよく見ている・・・・・・細く白い指で、葉や花のようすをなぞっていく

「これは私が言っていたものの亜種だろう・・・形態が似ている・・・これで代用は十分に可能だ」
「やはり!  これならば僕も持っているからな、直ぐに調合にかかれるだろう」

薬学でこれほど話が合う者は今までいなかった僕は、少々興奮していたようで・・・・・・

「セブルス、明日にしないか? ここも閉まるようだし」
というキサラギの言葉に、ハッと我に返った

「そうだな・・・・・・・今日はもう遅い、明日にしよう、うん」

ちょっと夢中だった自分が恥ずかしくて、慌てて片付けをしている僕に、キサラギは くすくすと笑っていた

「・・・・・・笑うな」
「・・・・・・ごめん、何かセブルスが・・・  可愛くて」
「なっ!!!  キサラギ・・・・・・男に可愛いとか、言うな!!!」

「・・・・・・ごめん」

謝りながらもキサラギは、くすくすと笑いながら僕の後ろを付いて図書室から出てきた

普段なら、笑われていれば怒る僕なのだが、どうしてだろう?  ・・・・・・・キサラギだと怒りが湧かない

それどころか僕も少し・・・・・・ほんの少しだが、口元を上げてしまう・・・キサラギに見えないよう、有らぬ方を見るがな

くすくすくす・・・・・・・

なんだか、耳が、くすぐったい。。。

人と居て不快にならないのが、珍しいな・・・・・・リリー以外では、な!
明日も見てやってもいい、かな・・・・・・キサラギが此方に馴染むまでは、一緒に居てやってもいい

本当に、僕はどうかしているのかもしれない・・・・・・リリー以外の人間に、こう思うなど・・・・・・

僕達は連れ立って寮へと帰って行った

*****

ヒロインは、セブルスがお気に入り♪  

さて次回は、アノ悪戯仕掛け人達がちょっかいをかけてきます(笑)


楽しんでいただけたら嬉しいな☆

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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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