上:もう一つの想い・・・☆チルスク&ソファの時の流れ

初のチャレンジです!  チルスク&ソファを書いてみたくて・・・
≪月に照らされ・・・≫ならば、ソファもチルスクも生きているから・・・・・・自分の想いに素直になれないかな・・・

無理かな? 
えーーっと、管理人のチルスクなので、イメージが違ってたら ごめんなさいです 

*****

私は元上花(ウォンサンファ)チルスク。。。

花朗を指導し、導く立場にあるのが、私なのだ!

今日も稽古に余念がない・・・・・・

「 はぁ! とぉ! ふん!!! 」
木偶人形相手に組み手の稽古をしている私の視界に、青い朗徒服に無精髭がちょろちょろ生えてる・・・・・・あの男の姿が入る

背の低い男は確か・・・・・・名をチュクパンと言ったか

でかい体のコドとかいう男をいつも引き連れては、公主に・・・・・・いや、彼女に会いに来る

公主の乳母の、ソファに会いに行く

・・・・・・・・・あれほど毎日、傍に居た俺だが・・・・・・今は王宮の中で通りすがりに見かけるくらいだ

だからどうだ! 俺は・・・・・・何を考えている・・・・・・

だが、正気を失い虚ろに居たソファが、甲斐甲斐しくトンマンの傍に居る様子は俺の胸を暖かくしていた。。。

***

≪ばしっ!  づすっ!  どすっ! がしっっ! ≫
木偶人形に打ち込みながら俺の視線は青い朗徒服を探していた。。。

「 今日の元上花は、気合が入ってらっしゃるなーーー 」
「 ああ、あの木偶が折れるほどの勢いだ! 」
「 すごい方だ! 練習熱心だし寡黙だし・・・・・・かっこいいよな 」

練武場で組み手や剣の稽古をしている花朗や朗徒の手が止まり、何やら話し出しているが・・・・・・稽古をサボるのは感心しないな

ふと・・・何か一言周りで手を止めている者達に言ってやろうとした時、遠くから華やかな一団が来るのが見えた

朗徒のサンタクが私の視線の先に気が付き伸びて見やると、長い顔を一層伸ばして笑っている

「 チルスク様! 璽主と公主様方のお散歩ですよ! 」
「 うむ 」

「 いやぁーー 御二方とも御綺麗ですね・・・・・・ 」
「 あの2人の価値は美しさではない・・・ 」
「 は??? 」

きょとんとしたサンタクは放って置いて近づく璽主達に礼を取る

「 元上花は今日も熱心なことですね・・・ 」
「 はっ! 」

璽主からの直接の御言葉に恐縮しながら返事をすれば、横からにやりと笑うスンマン公主が横に立ててあった木刀を握り始める

「 私も一度手合わせして欲しいのだがな、元上花。 何なら今からでも良いか? ふむ服が邪魔だな・・・・・そうだ、午後からいいかな? 」
「畏れ多いことです 」

「 スンマンは相変わらずだな! 身体を動かしたくてウズウズしているようだ 」
からからと笑う、もう一人の公主は従姉妹を見ては瞳をきらきらと煌かせている

「 くすっ・・・姉上も先程からの璽主の話に食いついてる様子は凄いものがありましたよ! 」
「 なに? ・・・・・・仕方ないだろう、璽主の話は本当にためになるのだから 」

「 はいはい、そこまでにして下さいませ! 今は華麗に美しく尚且つしとやかに歩く練習なのですから! 」

ぱんぱん!!!と手を叩いて2人を黙らせるのは、この≪立ち居振る舞い講座≫が始まってからお目見えしたミシルなりの注目のさせかただった

3人と侍女達の華やかな一団の中に、大人しやかに付き従う彼女が・・・・・・・・居た

通り過ぎていく彼女を見ていた俺は・・・・・・今日も話しかけることも無く、ただ見送っていた



「 手合わせを・・・・・・・お願いする! 」
木刀を肩に担いだスンマン公主が、今は男装しているのだが・・・・・・午後に言っていた通りに現れた

私は練武場から璽主の宮の傍で素振りをしていた最中だったが、現れた聖骨の公主に気が付いて礼を取っていた

「 しかしスンマン様・・・ 」
「 身体が鈍るのは嫌なのだポジョン! ・・・・・・それに元上花の味も見てみたい・・・ふふ・・・ 」
何も塗らなくても赤い唇に、赤い舌がちろり・・・と見えた その時、目の前の公主が根っからの武人であると俺は理解していた

武人・・・強い者には挑まずにはいられない者。  俺もそうだ・・・・・・

たぶんこの公主は剣に倒れても、一辺の悔いもなく笑って死んでいけるのだろうな。  俺のように・・・・・・

ふっ・・・・・・・と、俺も笑うと気が付いた公主も同じように笑っていた

「 では、練武場に・・・ 」
「 ああ・・・行こう 」

肩に木刀を担いだままにスンマンとチルスクが歩き出し、小さな溜息をこぼしたポジョンが・・・それでも微笑んで後をついていった。。。

***

「 ほほほ・・・ それは見ごたえのある手合わせでしたね 」
「 やはり元上花、私の完敗です! 」
「 そのように謙遜されて・・・スンマン様。  チルスク、お前はどう思う 」

ミシル璽主の宮にて酒席を設けられたスンマンは、姉と一緒に宴を楽しんでいたが・・・・・・午後に手合わせしたチルスクとの試合を話していたのだ

スンマンの話によれば凪いだ海のように静かだが隙が無く、打ち込めば岩壁のように跳ね返されて歯がたたないと笑っていたのだが・・・・・・

ミシルに促されたチルスクは、ゆっくりと話し出した

「 スンマン公主様は類まれなる剣士です。 もし本気でしたら私などは鋭い切っ先の一撃で息が絶えていたでしょう 」
「 おいおいチルスク、話が違うぞ! スンマン様はお前に負けたと話しておられるのに・・・ 」

ミシルの横に座っていたミセンが、扇を立っているチルスクに向けると白い繊手がやんわりと扇を制す

「 ミセン公・・・・・ 」
にっこりと笑うスンマンの微笑みにミセンの頬が・・・・・・赤くなった

「 まだ肩の具合が御悪いと感じました 」
「 ふふふ・・・ばれたか 」

ぺろっと舌を出したスンマンの肩にピダムが手を置くと、熱を持っているのがわかった

「 スンマン! 毒もそうだが矢傷も深かったんだ無茶するな! 」
「 ピダム、スンマンを診てやってくれ 」
トンマンの声にピダムが頷き、ミシルが侍女に部屋と薬の用意を指示しポジョンが2人を案内していった

「 まったく! スンマンも困ったものだ・・・ 」
「 ほほ・・・じっとしてはおられないのでしょうね・・・ 」
「 しかし璽主! 自分の身体をもっと大事にして欲しいのだがな、私は 」

トンマンの茶色の丸い瞳に従姉妹を気遣う思いが溢れていく。。。

「 トンマン様、その様に御心配なされなくともポジョンがついていますから・・・ 」
「 そうだな! ポジョンが片時も離れず傍に居てくれるからスンマンの無茶もこれくらいに抑えられるのだな・・・ 」

「 それと私、王印をお返ししたいと思っているのですが・・・ 」
「 姉上!!! 」

ミシルの言葉に横に座るミセンも、後ろに立っているチルスクさえも顔色を変えていた。。。

武芸しか能の無い俺にも分かる・・・王の印を返すという事は権勢をも手放すという事が・・・分かる
ミシル様がその事を自分から言い出したという事が、俺には少なからず衝撃を呼んだ・・・・・・

艶やかに笑うミシル様に向かっているトンマン公主が、目を煌かせて・・・にやり、と笑った

「 璽主、そう言うだろうとスンマンと話していた 」
「 おや! そうですか 」

それから真剣な顔になりミシル様に向き合うトンマン公主は、普段と違う雰囲気を纏っていた・・・・・・これが王の威厳なのだろうか? ・・・・・・俺は初めて傍で見る王の言葉に黙って耳を傾けていた

「 結論から言おう! 璽主は璽主のままでいてほしいのだ・・・ 」 
「 それは? 」

「 貴族を牽制し従わせるためには王印はミシル璽主に手にあるほうが良い・・・・・・貴族も今まで通り貴女の言葉を聞くだろうし、従わせる事もできる 」

「 それに王として私達を育てるのならば、貴女は私達の王母になる 」
「 ・・・・・・王母 」

「 これはスンマンが言っていたのだがな・・・・・・ 『新羅の女傑に二言は無い!・・・ならば此方も疑心は捨てる』とな・・・・・・ 私もその通りだと思うのだ 」
 ニッコリと笑うトンマン公主の横に、スンマン公主の笑顔も並んで見えたように浮かんでいた

その言葉にミシル様は楽しそうに声を上げて笑われ、より一層酒がすすんでいった

***

「 ふぅーーー 」
部屋の中の酒の匂いにあてられ外へとでてくると、ちょうど肴の用意を運んでいたソファと出くわした

少し、視線が絡んだように思えたのは・・・・・・気のせいかな

彼女にとって俺などは、厳しい砂漠の生活だが平穏な娘との生活を壊した嫌な邪魔者な・・・・・・だけだろうし

ぐっ!と伸びをして体をほぐしている俺の後ろから控えめな女の声が聞こえた

「 ・・・・・・チルスク様・・・  少しよろしいですか? 」
「 あ?  ・・・ああ 」

振り返ればソファが、居た。。。

彼女が先頭に立ち向かった先は、王宮の奥まった外れの・・・・・・木々に囲まれた東屋だった

「 ・・・・・・・・ 」
「 ・・・・・・・・ 」

ソファは俺の顔も見ずにただ黙って地面を見ているので、俺も黙って彼女を見ていた

何か話があるのだろう事は容易に想像できたが、それでは何の話か?といえば・・・・・・・・・分からない

分からないから、黙って話すのを待っているのだが・・・・・・そろそろ限界だな

「 ・・・っ・・・・・・ 」
「 あの! 」

俺が口を開こうかと思ったと同時に、ソファが話し出した

「 私・・・この頃やっと・・・・・・此処にくるまでの記憶が戻ってきました 」
「 ・・・!!!・・・ 」

良かったのか? 悪かったのか? ・・・・・・ここ新羅に来るまでと言えば俺と2人で過ごした年月だろう・・・

ソファにとって・・・・・・思い出したくも無い記憶じゃないのか?

あの・・・  あの日々は・・・・・・一人で旅しているときと違う意味で辛く険しい日々で・・・・・・

そして何より正気を失ったお前が、・・・・・・・・・・お前が愛しかった日々だった。。。

***

娘を、いや本当は娘じゃないが・・・・・・娘以上に大切なトンマンを砂嵐で亡くしたと思ったソファは、そこいらじゅうに穴を掘り埋まっているはずの娘を探した・・・・・・探し続けた

爪が割れ血が出て、飲み食いもせず一心不乱に穴をほり続けている彼女の狂気とも思われる行動が、そこから立ち去ろうとする俺を・・・・・・立ち止まらせていた

せめて水をと、追跡してる最中に見かけたオアシスで、これまたソファがそこらじゅうを掘っていく間に出てきた水入れを持ち向かい、ついでにオアシスで木の実や食べられそうな物を少し見つけ運んだ

気がつけば、涙も涸れたころ・・・・・・彼女の動きも止まり・・・・・・糸が切れたように動かなくなり・・・・・・正気をも失っていた

正気を失ったソファを置いていくことも出来ず、背負い歩いてオアシスに、町へと向かえば・・・・・・カターンを始めとするソファを知る商人達はいなくなり、仕方なく俺は用心棒をしながら連れて歩いたのだった

***

「 ・・・ううっ・・・あ・・・ 」
「 よく見りゃ可愛いじゃねぇーか! おい、こっちこいよ 」

商団の用心棒として旅を続けながらソファの面倒をみて1年が過ぎた頃だった、性質の良くない用心棒が交じり警戒していた矢先のこと・・・その男に捕まったソファ

砂漠の旅に女連れなど俺くらいのものだが・・・・・・商人達も正気の無いソファの事を仕方がないと認めてくれ他の下働きの女と一緒に雇ってくれていた

だが彼女の愛嬌のある可愛い顔と若い年齢は下働きの中では若く男の下心を誘うものだった

「 ・・・ううう・・・ 」
「 大人しく俺の部屋の来い! 」

夜回りの警護に出ていた隙に俺の部屋に来た男はソファを自分の部屋に連れて行こうと苦戦しているのか、早めに交代した俺が部屋の前に来たときには嫌がる彼女の呻き声が聞こえていた

≪ ガラッッ!!! ≫

わざと音を立てて開いた扉の向こうでは、男がソファを殴って気絶させて肩に担いだところだった

「 ・・・何をしている・・・ 」
「 何って・・・一晩この女を借りようと思ってな! 金ならやるから貸せよ 」

悪びれもせずにそう言い放つ男の言いたいことも分かる・・・・・・頭のおかしな女を連れていながら俺がソファに指一本触れていないことを知っているからだろう

そして、妻でも恋人でも妹でもない関係など、男達に抱かせて金を稼がせると思われても仕方ない・・・・・・・・・俺でも気に入ればちょっかいをかけるだろう

「 すまぬな、そいつは貸せないのだ・・・ 」
「 だが! ・・・ちっ!! わかったよ 」

言葉は穏やかだが、俺の眼と剣を握る手に籠めた殺気に男は首をふり出て行った

「 ・・・・・・大丈夫か? 」
「 ううぅぅ・・・ 」

よっぽど怖かったのか男が出て行くと俺に縋り付いてくるソファが・・・・・・その小さな肩が、細い身体が、涙を浮かべて見上げる瞳が・・・・・・俺の胸を締め付ける

新羅に居たころも俺の心の中は恩ある璽主様のことだけで、たまに遊女や妓女などを抱いたがそれは生理的に女が欲しかっただけで心を許した事など一度として無かった

だから・・・・・・俺は今の気持が・・・・・・よくわからないのだ・・・・・・

一年かけてソファが俺に馴染み、懐いてきたのは分かるが彼女は俺のことを所詮『世話してくれる者』としか認識して無いだろうと思う

俺は・・・  俺は、どうなのだろう・・・

胸の中で震えている世術の無い女が、俺が見放せばたちまち男達の嬲り者になりぼろぼろにされるだろう女が・・・・・・・・・何故だ、堪らなく愛おしいのは・・・・・・何故だ

「 もう大丈夫だから、離れなさい 」
「 うぅうぅ・・・・ 」
「 どうした? そんなに怖かったのか?  よしよし・・・眠るまで傍にいるからな 」

怖がりなソファを赤子に言うようにあやして落ち着かせるのは、この一年でついた俺の癖だ・・・・・・恥ずかしいから人前ではしないがな

寝台まで抱き上げて運んで、そっと寝かせると・・・・・・ソファの手が俺の服を握って離そうとしない

こんな事は初めてだ・・・・・・怪訝に思いながらも、少し乱れている胸の袷を整えようとして・・・・・・白い肌に赤い痕を見つけた

「 !!! 」

首の付け根に付けられた赤い花が、女を感じさせ・・・・・・ふと、喉が渇くほどに飢えた欲望が一気に膨らんだ

「 ううぅ・・・ 」
またしがみついてくるソファの身体の丸みも、胸の膨らみも腕の中に感じてしまう。。。

「 離しなさい・・・これソファ、頼むから俺の言うことを聞くんだ・・・じゃなければ・・・ 」

俺は、お前を、抱いてしまう・・・・・・正気じゃないお前には嫌なことだろう

頭をふってまるで、離れたら死んでしまうように必死にしがみつく彼女に・・・・・・もう、俺は抑えきれない思いに強く抱きしめていた。。。

*****

うわぁーーー やっちゃいました!

管理人初の「チルスク&ソファ」です!!!

イメージ壊したら、すみません!

トンマンが死んだと思い心の壊れたソファを伴って徐羅伐に戻ってきた頃のチルスクって結構、デレってなってたイメージがあって・・・・・・膨らましてみました!!!

ドキドキで感想お待ちしてます!
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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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