≪涙が止まるまで・・・優しいキスをおくろう・・・・・・≫

ドリカムの『やさしいキスをして』をこの前、歌番組(友近さんが歌ってた)でマジマジと聞いてからとりつかれてます(笑)

で、どうしても自分の中でムクムクと湧き上がるポジョンのスンマンへの物語を書きます

九尾狐を書きたいのに頭が切り替わらないので、先に此方を・・・・・・

【アルバイトしよう♪】の、もしポジョンもスンマンも大学生だったらシリーズから・・・

***

初めて見たのは桜が咲きほころびはじめた4月、新入生があふれるカフェでだった・・・

あなたは洗いざらしのGパンに男物のようにシンプルなセーターを着て、少年のような細い四肢で兄のピダムを打ち負かしていた

てっきり美少年だと思っていた私は、傍らの女性を守るために兄に立ち向かった腕っ節の強さと度胸に感嘆していた・・・・・・

「 姉上・・・ 行きましょう 」
優しい低い声が傍らの、おそらく兄が興味をもってちょっかいかけたであろう女性を気遣いナイトのようにエスコートしていく・・・・・・その優美な仕種に、見惚れていた・・・


新入生歓迎のパーティーで兄の目当てのアノ女性が会場に現れたと聞き、兄に伝えに行ったとき・・・・・・兄ピダムの顔が意地悪く歪むのを見た!!!

「 こいつトンマンと色違いのドレスなんか着やがって、似合わないくせに滑稽だぜ 」
兄の眼がお前も言えと催促する

兄に逆らう事など幼い頃からしたことのない私が、気が進まないが同じように意地の悪い言葉をぶつけようとしたとき・・・・・・顔を上げたのは、あの美少年・・・・・・

切れ長の大きな瞳から、ポタポタと音が聞こえるような大粒の涙を流す美少年・・・いや、彼女は・・・・・・何より美しかった・・・・・・

ドレスの裾を掴んで、真っ赤な目をして駆け出した彼女を、彼女の従姉妹というトンマンと探している時に聞いた話が私の胸を少し痛ませた

幼い頃 いつもズボンをはいて男の子のような格好ばかりの彼女が、ドレスを着たときに・・・・・・似合わないと、滑稽だと、笑われ・・・・・・囃し立てられ、小さな心に傷が入ったのだろう

「小さな頃からスンマンは美しかったのだ、だが私と姉を守りたいがため武道に精進し男のような格好ばかりしていたのだ・・・・・・いくら綺麗だと言っても聞いてくれなくて・・・ 」

見つけたのは庭園の片隅の東屋のなか、膝を抱えてうずくまる彼女の涙で濡れた頬が・・・・・・月と照明に反射してキラリと光った

≪  ズキリ・・・  ≫

胸の痛みに顔をしかめるが・・・・・・ふふっ、まさか・・・・・・な・・・


兄の失礼な言葉のお詫びと放ってはおけない衝動に突き動かされてメイクをし、服を手直しすれば・・・・・・美しい月の化身のような女神が現れた

そのときに私は自分の鼓動が、だいぶ前から早く打つ事を自覚していた・・・・・・彼女を見て早くなる鼓動のわけを・・・・・・・・

そのまま会場に戻り兄の前に進ませた彼女の美しさに、兄が抱き寄せ・・・・・・口説き始める

彼女の自信に繋がるかと私が言い含めたことなのだが・・・・・・胸が、ざわめく。。。

すらり とした長身に、鍛えてある体躯、しなやかな長い四肢・・・・・・そのどれもが先程の薄暗い東屋で見たときよりも明るいスポットライトの元で・・・・・・目が眩むほどに輝いている・・・・・・

兄の逞しい腕が力強く抱いて、彼女の細い腰が際立つさまに・・・・・・ 心が、ざわざわと波立つ。。。


「 ・・・私も触れたい・・・ 彼女の体に、心に・・・ 」

兄から『 美しい 』と言われれば彼女の心も少しは晴れただろう・・・ そう思っていると「 お礼は何が良い? 」と聞かれて、冗談のつもりでいった・・・

ふわり と首に回された腕を感じたと思ったら、思いがけない・・・・・・ キスのお礼に、私は蕩けてしまうほどに嬉しくて 呆然と立っていた

***

それから大学の構内で彼女を探してしまう自分がいて、情けない自分に自嘲して笑うばかりだ・・・

校門から続く桜が咲き誇る、ある日・・・ 彼女を、姉の授業中には立ち寄る裏庭の桜の木の列のなかで見つけ・・・・・・しばらく眺めていた

あれは・・・ 今年の4月から来たという新しい理事、たしかキム・ユシンとかいう・・・

まだ30手前だろう若い理事に女生徒がさっそく騒いでいたのを思い出した私は、彼が彼女に近づいていくのを見ていた

桜の木の根元に座り本を読んでいた彼女の顔が、近づいてきた理事に気が付いて見上げて・・・・・・笑った

慌てて立ち上がった彼女の服の埃をはらってやる理事に、少し頬を染め照れくさそうに見る彼女・・・

ああ・・・  一瞬でわかる、あなたの・・・・・・ その顔・・・ 好きなのか、その男が・・・

二人は仲良く歩き出していったが、私は・・・  私は しばらく動けないまま・・・その光景をずっと見つめ続けていた・・・  二人が見えなくなるまで・・・

頬を伝うのは 雨かな・・・  涙ではないと、思いたい・・・


そうしてしばらく経った今夜は、新しい理事を歓迎するパーティーがある  

私を見つけ駆けてきた あなた。。。

「 私を綺麗にしてほしいんだ 」
「 ・・・いいですよ。 では、ドレスを選びに行きましょう 」

あの男のために綺麗になりたいという あなたの頬が、瞳が、恋するあなたが、私には・・・・・・痛い

だが、とびっきり美しくしてあげよう・・・  無骨そうな あの男でも・・・一目で恋に落ちるように・・・


報われなくともいい・・・

結ばれなくとも、いいさ・・・

 
あなたは 只一人の 運命の人 だから・・・  あなたが 笑っていてくれれば・・・いいさ・・・


うちの会社でエステさせ磨き上げ、ドレスも化粧も、私が選び、私が施して・・・・・・鏡に映るのは月の女神・・・ アルテミスのような あなた

パーティー会場のホテルに送り、そのまま腕を組みエスコートして入っていけば周りから起こる感嘆の溜息に、男からの熱い視線が渦巻いていく

あなたには、見えていないようだが・・・ 

真っ直ぐにユシンに進む あなたの腕が・・・・・・私の腕から躊躇いもなく離れて・・・ 急に温度を失った腕が寂しい

途中で振り返った あなたの自信のなさに揺れる瞳に微笑んで頷いてやれば、ほっとした顔をして笑ってくれた

「 そうです・・・ あなたは笑っていて・・・  そのためなら私はどんな事でもできるから・・・ 」

その微笑を守れるならば・・・ 私の胸の痛みなど ささいなことだ・・・

仲良く話している二人を見るのが、やはり辛くて その場を離れた私はワインを飲みながら壁の花になっている

だが目はつい二人を追ってしまい・・・・・・踊りはじめた二人が・・・ 理事が下手なんだろうな、そのぎこちないワルツに笑ってしまう意地の悪い自分が嫌になる・・・

「 ポジョン様、私と踊りませんか? 」
「 いえ、私と! 」
「 それより、この近くに洒落たバーがありますの・・・行きませんか? 」
 
いつものことだが、寄ってくる女達が煩わしくて・・・でも、この胸の痛みから気を紛らわせたくて一人の手を取り会場をあとにした

こういうホテルの場合、トイレの他にパウダールームというものがある・・・ そこに入り鍵をかけ手荒く口付ける

「 んっ ・・・はぁ・・・////// 」

名前も知らない女の首から鎖骨、そうしてドレスをずらして胸を・・・・・・ 裾を捲り上げ下着に手をいれ弄り濡れた感触に・・・・・鏡の前に座らせて足を開かせ・・・・・・  そこで、急に虚しくなって 止めた

「 ダメだよ、簡単にさせちゃ・・・ 」
「 ポジョン様・・・ ////// 」

キスをして外にでれば あなたがいた!  何故だ? 恋人は? ユシンは?

呆気に取られた顔をしている私を見た あなたが、私の後ろのあられもない姿の女を見て驚きに瞠目している

女が服をなおし慌てて外に出て行っても、私達は動かなかった

***

驚きに目を見開いた あなたに、見られたことで動揺してる私・・・

気が付けば あなたの頬には涙の後が・・・・・・ なぜ?

「 泣いてるの? なぜ? 」

私の声がこの場の呪縛を壊した

「 あなたには関係ない! 」

鋭く睨んだ あなた。。。  『関係ない』という言葉。。。  あとから あとから伝う涙。。。

私の中で、何かが弾けた

黙って腕を掴んで後ろのパウダールームへと押しやり、扉の鍵をかけた

「 取り消して・・・ 取り消せ! 」
「 何をだ! 」
「 関係ないなんて言葉、取り消せ! 」
「 いやだ! 女と楽しんでればいいだろ! 私には関係ない! 」
「 理事と何があった! 」
「 何も無い! 」

壁に両手と体で身動きできないように押さえつけ、鼻先がすりあう距離で押し問答している私達・・・

「 あの男が好きなんだろ? あの男のためにドレスを着たんだろう? 」
「 離せ! お前には関係ない! 」
「 関係ないなんていうな! 」
「 だが事実だ、お前には関係ない!!! 」

「 好きなんだ! どうしようもなく好きなんだ! だから他の男の為に綺麗になりたい あなたに協力した ・・・・・・でも見ていられなくて、他の女で紛らわせようとしたんだ・・・ 」

「 見てればよかったのに・・・ 」
「 え? 」

「 ユシンは昔から姉上が好きなんだ・・・ 妹としてしか思えないって・・・ ふられた・・・よ 」
「 馬鹿な男だ・・・ こんな美しい人が側にいるのに ・・・他の女など 」

そっと・・・ 抱き寄せて、抱きしめれば・・・・・・あなたが素直に私の体に腕を回してくる

頬に手を添えて・・・顔を上げさせて涙に濡れる頬に、そっと 口付ければ・・・ 目を閉じる あなた・・・


小鳥がついばむような 優しいキスを 贈ろう・・・

あなたの涙が乾くまで・・・・・・  あなたの心が癒されるまで・・・・・・  あなたの微笑が見れるまで・・・・・・


報われなくとも いい・・・・・・

結ばれなくとも いいさ・・・・・・


あなたは 私の 只一人の・・・・・・ 運命の人だから・・・・・・

***

いかがでしょうか?  

こういう切ない系は、管理人的には好きなんですが・・・・・・

いやぁーー  読むのと書くのとじゃ偉い違いで(笑)

トンマンがハリセンもって乱入しようとしたり、他の女をツマミ食いしそうなポジョンに後ろから殺気を感じたりと忙しかったです(笑)

関連記事

コメント

☆げんさまへ☆

げんさま、こんにちわ!

> トンマンとピダムのお初、楽しくまたおいしく堪能させていただきました

ピダムが子供みたいにはしゃでしまってどう読む方が感じるか少し心配してたんで良かった

> その後のトンマンはスンマンにどんな報告をしたのでしょう?気になりましたーついでにお風呂&腹ごしらえの後も…

トンマンは聞きたがりですが、話さないような・・・スンマンに聞き出してもらわないと(笑)

> 適当な女をおつまみ寸前のせつないポジョンもこの後スンマンを癒し自分も癒すことができたのでしょうか・・・

続きは大学生活に絡めて書いてます、先にポジョンの書いたから少し修正がいりますが・・・スンマンが笑顔にはなります

> この間コメントさせていただいた後しばらくして今回のような震災が起きるとは思ってもなかったです
>
> 東京の片隅の我が家は昨日はじめて夜間計画停電を経験し、電気の温かみをわかった気がしますー
> 節電協力中ですが、ほんの少しの時間息抜きをさせていただくことができました!ありがとうございます

色々、不自由でしょうが私のブログが癒しになってくれれば嬉しいです

こちらこそコメントをもらって、やる気をもらえてるんです!

ありがとうございます!


No title

すーさん様 こんにちは

トンマンとピダムのお初、楽しくまたおいしく堪能させていただきました
その後のトンマンはスンマンにどんな報告をしたのでしょう?気になりましたーついでにお風呂&腹ごしらえの後も…

適当な女をおつまみ寸前のせつないポジョンもこの後スンマンを癒し自分も癒すことができたのでしょうか・・・

この間コメントさせていただいた後しばらくして今回のような震災が起きるとは思ってもなかったです

東京の片隅の我が家は昨日はじめて夜間計画停電を経験し、電気の温かみをわかった気がしますー
節電協力中ですが、ほんの少しの時間息抜きをさせていただくことができました!ありがとうございます

Secret

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ブロとも一覧


Cat Home

暁の唄

ちび眼鏡日記

月が浮かぶ夜

まきまきまき

うみにふわりふわり

snowdrop

みやびのブログ

よみよみ

SweetBlackな世界

日々のこと

きみと手をつないで

shibushibuuu

ゆめの世界

井の中の蛙

月の舟 星の林

古いおもちゃ箱

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR