下★【アルバイトしよう♪】ピダム&ポジョンの場合

さてさて、怒りを解いて元のラブラブにかえれますかな?

ピダムもポジョンも焦ります(笑)

*****

このイケメンが話題のカフェではオプションで指名ができ、ミセンがその指名料で毎日、NO.1やNO.2、NO.3までを発表して店員の競争意識を高めるようにしている

当然NO.1はピダムで、2はポジョン。。。
店が始まって2週間、いつもNO.3のテナムボは歯がゆく思っていました。

二人とは従兄弟同士のテナムボですが、年が近いためいつも比較されて面白くなく・・・・・・この2週間で不満が溜まりに溜まっています

ピダムの『俺に敵うイケメンなんていやしない』と他の店員を馬鹿にした態度も、テナムボだけでなく反感を買っていました

そんな店に新たな火種を持ち込んで、トンマンとスンマンが入って来たのでした

***

「いらっしゃいませ」
ミセンがニコニコとレジの横から声をかけると、店内で「あーーん」としていたピダムもポジョンも入り口を見て・・・・・・顔から血の気が引いてきた

「ほお~~~・・・夜だと様変わりする所だ・・・大学で話題になるはずだな」
「そうです、姉上。 一先ず席に座りましょう」
「そうだな」

二人が席に座ると注文を聞きにミセンが飛んできた

「ディナーセットでよろしいですか?」
「セットの中身はどんなだ?」
「我が店の誇るイケメンが貴方のお口に給仕させていただきます」

「何かオプションがあると聞いたが・・・」
「はぁーーーい! オプションでは甘いデザートも付きますし、我が店の誇るイケメン店員を選んで指名も出来ます」
「ふ・・・ん、誰にしますか? 姉上 」
「そうだな・・・・・・」

トンマンは店内をぐるりと見渡し当然ピダムとも目が合ったのだが・・・・・・

「おーーーい、トンマン! 俺を指名してよ」
ピダムが話かけても聞こえないのか何も、表情も変わらなかった

そうして、ふいっ と視線はピダムの上を通りすぎていった

「 え??? ・・・なんでさ 」

同じようにスンマンの視線もポジョンの上を通りすぎていく・・・・・・

「 !!! スンマン様・・・ 」

兄弟の顔が同じように唖然としているさまにテナムボも他の店員も、ニヤリと笑う


「私はあの人がいいな・・・」
「私は・・・この方で /// 」
トンマンが指を示したのはテナムボで・・・・・・スンマンは目の前のミセンを示した

「「 喜んでーーー 」」
テナムボとミセンの親子は息もピッタリに返事をし、ピダムとポジョンの兄弟は あんぐり と口を開けて見ている


***

「コートをお預かりいたします」
「ありがとう」

トンマンのコートを優しく脱がせたテナムボは中から現れた白いワンピースが清楚な印象の茶色の丸い瞳の彼女に見蕩れてしまう・・・・・・これが仕事だと忘れてしまうほどに。。。

席に座らせディナーの皿を運ぶためカウンターに寄れば、ピダムに腕を掴まれる
「なに?」
「トンマンに触るなよ! 彼女は俺のだ!」
「 は? 何言ってんの?  彼女は僕に給仕してほしいんだよ?」
「ぐだぐだ言うな! もし触ったら手首を折る!」

目を剥いて睨むピダムの迫力に蒼白になったテナムボは、すでに弱腰で恐る恐るトンマンの席に戻っていった

「テナムボはコレでいいとして・・・・・・あの女好きの叔父貴が問題か・・・」

**

「コートをお預かりしましょう」
「ふふ・・・ありがとう・・・」

黒い毛皮の中から現れたのは、大きく襟ぐりが開き豊かな白い胸の谷間さえ見えそうなワイン色のワンピースに、結い上げた髪で現れた細い項も艶めかしい姿・・・・・・ミセンの喉が、物欲しげに鳴るほどの色っぽさだ

「あ・・・スンマン・・・」
自分が教えたメイクの中でもセクシーな色使いで彩られたスンマンを見て、ポジョンは拳を震わせている

いそいそとディナーを用意させスンマンの元に戻ろうとしたミセンの前にポジョンが立つ
「あの方に触れないでください、叔父上」
「あの方? お前にいわれのある方なのか?」
「・・・・・・私の想い人です」
思いつめた様子のポジョンの、これまた予想通りの言葉に楽しそうなミセンがいた

「ほぉっ・・・ほぉ~~~」
「叔父上! お願いです・・・彼女に触れないで・・・ください」
「わかった、わかった・・・私からは触らないようにしましょう」

その言葉は事実だが、カウンターでのやり取りはトンマンもスンマンも聞こえていて・・・・・・ニヤリと笑い合う彼女達は誰にも止められなかった

***

「はい、あーーん」
「あーーん! もぐもぐ・・・うまい!  次はこの肉を、ソースも付けてくれ」
「はい」
「ぱくっ!  んん・・・さすがだな~  サラダもほしい」
「はい」
「パリッ! シャリシャリ・・・うっ!」
「あ、お水をどうぞ」
「ごきゅ ごきゅ ぷはぁーーー・・・  あーーびっくりした!  次はコレ」
「・・・はい」(この人、僕が給仕してても無反応だ・・・)
トンマンはひたすらに食べまくっていたが、ピダムは羨ましそうに じとぉーーーっと見ていて仕事も手に付かない

「ああ・・・羨ましい」
色気も何もない食べっぷりの良さにテナムボは、何か男としてイケメンとして、自信を無くしていたが・・・ピダムはひたすら羨ましかった

「どうして俺を指名してくれなかったんだろ?」
それ以前に自分達がバイトする事を話しておらず、大学で噂になりピダムファンの女生徒から嫌味たっぷりにトンマンに知らせた事など知りもしないピダムだった

そして実際に店に来て常連から聞いた話にトンマンとスンマンが怒っているなど、神の身でもないピダムもポジョンも・・・・・・分かるはずもなかった。。。  

常連が知っていた特別なオプション、それは・・・・・・弊店間際の夜9時以降に始まる「キス券」の発売だった

売り上げNO1、2のピダムとポジョンはもちろん、店員ならその日の売り上げに上乗せするため平気で受けていたのだった・・・

その話を「恋人だなんて嘘なんでしょ?私もキスしたのよ~~ ピダム様と!」「私はポジョン様と!」と女生徒達に得意気に嫌味に言われた二人。。。

わなわなと両手を震わせて怒るトンマンに、静かに額に青筋を立てたスンマンの二人は直ぐに事実を調べにきたのだった


そして、事実だった。。。

トンマンとスンマンの顔から同じような腹黒い微笑が溢れかえり、作戦を練った・・・二人が1番嫌がる事は何かを考えて、実行に移す

この店で他の男と目の前で過ごす・・・・・・二人はそう決めた

***

「はい、あーーん。 可愛いお口ですなぁーー」

「くすっ・・・あんっ・・・パクッ」
今夜のメインのヒレステーキのソースがスンマンの口の端から垂れて、赤い舌がチロリ・・・と舐めた
瞳を煌かせミセンを見つめるスンマンの舌が、そのまま下唇を舐めていく・・・・・・ミセンが恍惚とそれを見ていた

ポジョンに愛され抱かれるたびに艶やかさを増していくスンマンが、自分でも知らずに妖しくミセンを魅了していた

カウンターからのポジョンの視線に体が熱くなりながらも意識して一瞥もせず、代わりにミセンを眺め続けた

「はい、サラダはいかがかな?」
「あーーん・・・パリッ・・・シャク・・・シャク・・・おいしい」
「さ、お水で潤してくださいね・・・それにしても」
「んんっ・・・こくっ・・・こくっ・・・んふっ・・・」
「なんと美しく、美味しそうな・・・一夜味見をしてみたい・・・あわわ」

思わず洩れた本音に嫌がられるかと慌てて口を押さえたミセンだが、スンマンはクスリと笑うだけだった

「はい、あーーん」
「あーーん、ぱくっ」
楽しそうな二人を見てポジョンの歯がギリギリと噛みしめられ、顔が歪んで・・・・・・誰も指名も話しかけることすらできなくなっていく

それは、隣に立つピダムも同じだった・・・

***

『そろそろ頃合だな』
スンマンと目を合わせて合図したトンマン

「なあ、テナムボとやら」
「はい、なんでしょうか?」
「キス券というのはいつ売るのだ?」
「そうですね、時間ですね・・・言ってきます」
テナムボが父のミセンに言うと、忘れていたと騒ぎながらカウンターの中に入り券を持って出てきた

「さて、今夜も皆様のお楽しみのキス券の登場です!  これを買っていただければイケメンの誰とでもキスが出来ますよーー」

すっと手を挙げたスンマンが10枚買い、続いてトンマンも買った

膝上のワンピースから覗く白く艶かしい足を組んで挑発するように、ポジョンを見て券を1枚手に取り・・・・・・ミセンに渡した

「!!!!!」
驚くピダムとますます蒼白になるポジョン

「姉上の分も私がもらいます」
トンマンの持っている券を取り上げ素早くピダムの耳に囁いたスンマン

『素直に謝れピダム・・・姉上が潔癖なのは知ってるだろう、早く店を出て甘いデザートでも食べに行け』
『すまん、スンマン』

ピダムはトンマンのコートを手に取り、嫌がるトンマンを外に連れ出した

「さて、姉上はこれでいい・・・・・・問題は私だな」
ポジョンが目の前に蒼白なまま立っていた

「スンマン様・・・」
「この2週間、毎晩他の女とキスをして・・・・・・楽しかったか?」
「あ・・・」
「2週間・・・ならば何人になるだろうな」
「すんまん・・・さま・・・」
「この券全てでお前以外の男とキスしてやる!」
「やめ・・・やめてください」

「ディープキスは誰が上手いのかな? ポジョンは知ってるか?」
「止めてください」

「私を試してみませんか?」
横からミセンが割り込んできたのを楽しげにスンマンが立ち上がり、ミセンの首に腕を絡め・・・体を摺り寄せて・・・顔を近付けて・・・・・・・・・もうじき唇が触れ合う、その時!

「 嫌だ!!! 」

ポジョンが叫び、スンマンをミセンから引き剥がして抱きしめキスをした
「んんっ・・・いやっ・・・離して! 他の女がいいんだろ? 私なんて飽きたんだろ? 触るな!」
「スンマン、スンマン、スンマン」
「ふっ・・・ううっ・・・私が嫌になったなら別れてくれ・・・・・・嘘をつかれて、他の女とキスをして、そんな事を人から聞かされて・・・・・・」

ぽろぽろと見開いた瞳から溢れる涙に、初めてスンマンの涙を見たポジョンは面くらった

「ポジョンが・・・好きなの・・・好き・・・」
「ああ、ああ・・・すまない。 スンマン、ここから出よう・・・詫びるから出よう」
「・・・うっ・・・ふっ・・・ぐすっ・・・」

スンマンのコートをかけて出て行ったポジョンを呆気に取られて見送ったミセン

「さて、若いとは情熱あふるる者とはよく言った・・・あの若さが羨ましいのぉーー」

「さあ! 皆 気張って働くのですよ」

ミセンの号令で止まっていた店内が動き出した

その後、キス券は廃止された

***

はあ、こんな感じで終わります
なんか中途半端な感じが残りますが、トンマンに詫びるピダムとスンマンに詫びるポジョンは・・・・・・
後日談として(するか分かりませんが)

ご要望があれば考えます(笑)


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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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