②☆お遊び企画 【大学生の恋人達】

美室財団は元々は化粧品の会社で、エステで大きくなり 自社で作る自然食品を提供する事でホテルやレストランなども手広く扱うという設定は《現代に続く新羅》や《社長と秘書》のシリーズと共通です


*****

シャ・・・シャ・・・シャーーー・・・

ポジョンが握るハサミがスンマンのドレスを変えていく

トンマンとお揃いのドレスは、シフォン素材の柔らかい布が幾層にも重なって膝上ですぼまっている、いわゆるバルーンタイプのワンピースだった

ワンピースの下にはフリルが可愛いショートパンツを穿いており、上には毛皮のボレロを纏っている

そのシフォンを下から胸のすぐ下まで 縦に幾つも裂いていた

ポジョンのハサミが迷いなく、淀みなく切っていくのでトンマンも黙って見詰めている

スンマンはというと・・・・・・
「・・・っすん・・・」
まだたまに しゃくりあげていた

スンマンを探している時に聞いた話では、いつも男の子のようにTシャツとGパンだった彼女が子供の頃 親戚の集まりにドレスを着たときに、同じような年頃の子供達から一斉にからかわれたそうだ

それ以来、前にもまして女の子らしい服を着なくなり今なお滅多にドレスなど着ないそうだ

《トラウマか・・・ 》


ポジョンの手が止まり、タキシードのタイを引き抜いた
「これをアクセントにしましょう・・・普段より長めの、色の綺麗なタイをしてきてよかった」

ブルーがかったシルバーのタキシードに合わせてタイはサテン地の青色、そのタイをほどいてスンマンの胸の下にぐるりと回し前で結べば言葉の通り差し色になった


スンマンのドレスは様変わりしていた・・・縦に切り裂かれたシフォンの布が胸の下に巻いたタイから直線のAラインを作りだし、歩けばひらひらと柔らかな線をだす

しかも風を受けスリットのように開いては、鍛えて引き締まったスンマンの体がチラリと見えて、実にセクシーになる

トンマンの柔らかな曲線のドレスは彼女の微笑みによく似合い、スンマンの直線のドレスは彼女の切れ長の瞳によく似合う・・・・・

「すごいな、ドレスが別のデザインになった」
「私の家の仕事は《女性を美しくする事》ですからね  内面から、外面からと多方面に渡っています」
「それでもまるで先程とは別人のようにセクシーだ」
「仕上げに・・・ ちょっと此方に来てください」

「??」
スンマンが呼ばれて一歩ポジョンの前に進むと、彼の手がスンマンの顎を掴み、親指で唇を触る・・・

「・・・あ・・・」
下から上にぐるりとなぞられて、ピクリ!と反応するスンマンに、ポジョンが嬉しそうに微笑んだ・・・

「ルージュの色を替えましょう」
グロスを唇にたっぷりとのせると、そこには切れ長の瞳が妖艶な美女が出来上がる

「スンマン! 先程とは別人のようだ! ・・・これなら直ぐに恋人ができるぞ」
「姉上 その話は止めてください・・・」
寂しげに伏せられるスンマンの瞳に、トンマンはハッと口を押さえている


「ありがとう・・・  いろいろ助力してくれて」
昼間とは違い、素直に頭を下げたスンマンにポジョンは「まだですよ」と謎の微笑を浮かべた

「トンマンさん、ちょっと・・・」
トンマンとポジョンの二人が離れたところでひそひそと話し始めたとき、東屋に一人立つスンマンに通りかかった男が近づいた

「へぇーーー  綺麗だね君。  ねえねえ、俺と踊らない?」
「いや、私は・・・ 人を待ってるんだ」
「そぉーーんな事いわずにさっ!  俺は○☆貿易の社長の息子なんだ、付き合って損はないぞ」
「断る!」
「生意気だな!」

強引に腕を掴まれたスンマンが男に抱きしめられそうになり・・・・・・逆に捻り返したスンマンが男の腕を背中に締め上げる

「彼女に構うな!」
ポジョンの声に痛む腕を擦りながら男が去ると、駆け寄ったポジョンが ほっとしたように息を吐いた

「では、行きましょう」
「ああ、ポジョン殿よろしく頼む・・・スンマン、全てポジョン殿の言う通りにするのだぞ」
「はい、姉上」

美女2人を両側に引き連れて会場に入れば、人々のさざ波のような音が、声が《ピタッ!》と止んで3人を見る

そうしてタイプの違う・・・・・・トンマンは丸い瞳の愛らしい美しさにバルーンドレスでの可愛らしさが魅力に溢れ、スンマンはキリリとした美貌とセクシーなドレスで魅せている

***

「とんまぁぁぁぁーーーーーん」
ぶたれた頬がジンジンと熱を持ち痛むなか、ピダムはテーブル席を陣取り会場を ボケッと見ていた

「はぁーー・・・」
ちぇっ・・・ちょこーーーっと昼間の仕返ししただけなのに、なんで俺がぶたれなきゃいけないんだよ。。。

とはいえ、女を泣かすのは・・・・・・やっぱりまずかったかな
俺だって弟のポジョンを馬鹿にされれば、怒るよな

でもよ、あんな言葉で泣くかよ、普通よぉぉぉぉぉーーー

テーブルに突っ伏してると財閥の権力にすり寄りたい生徒が媚びてよってくる
「ピダムさま~~~ あんな凶暴な女なんてお忘れになって楽しみましょう」
「そうですわ、ピダム様。 私と踊ってください」
「ピダム様! よければ抜け出しませんか?」

・・・うるさい・・・くだらねぇ・・・ キツイ香水の匂いに吐き気がする!!!

「 うるせーーー!」

怒声一発で、ピダムの周りから誰もいなくなった

そのときだった・・・・・・会場にポジョンと二人が現れた

スポットライトを浴びて現れたトンマンは嬉しそうな笑顔でポジョンと話している

「くそ・・・ポジョンの奴。 あ!トンマンと腕組んでやがる くそっ!!!」

ピダムが大股で3人の目の前に近づいたとき、トンマンとポジョンが後ろにいたスンマンをピダムの鼻先に突き出した

トンマンしか目に入って無かったピダム。。。

ぶつかりそうになりながら止まったピダムと、俯いていたスンマンが顔を上げ睨むように見つめるのとが同時だった。。。

***

なんだ、こいつは・・・

キッと睨んだ切れ長の大きな鋭い眼が 背筋をゾクゾクするほど身震いさせ、ぷっくりとした唇が艶々と濡れて触りたくなる・・・・・・いや、あの唇に貪るようにキスしてぇ・・・

しかもドレスのスリットの間から見える真っ白なすべすべとした肌と膨らむ胸に、細く締まった鍛えているスタイルの良さ・・・

ごくり・・・と喉がなるほどの極上の女。。。

「お前、名前は?」
「聞いてどうする?」
掠れた声が挑戦的に俺を煽る

「俺とこれから遊びにいかねぇーか?」

ふっ・・・と口の片端だけで笑う女が髪をかきあげる・・・・・・その妖しい魅力に吸い寄せられるように抱きしめて、唇に触れたくて・・・・・・たまんねぇーぜ

「私は・・・美しいか?」
掠れた声がセクシーで、睨まれてるのに眼が離せねぇ・・・どうかしてる  俺はどうかしちまった!

「ああ・・・今までのどんな女より綺麗で、色っぺぇ・・・食いてぇよ、今すぐに」
「くす・・・くすくす」
「何がおかしい? その笑い声も いいな・・・」
「くすくす・・・」
女が すっ・・・と体を放そうとしても腕に力を込めて逃がしゃしねぇ・・・

「放せ・・・」
「嫌だね・・・こんな極上にイイ女、逃がさない」
「じゃ・・・・・・  姉上、お願いします」

・・・・・・コイツの言い方って、まるで生意気な小僧の・・・・・・そう思った俺の後頭部に打撃が走った

《 すぱこーーーん 》

「私の可愛い従姉妹を放すのだ!!!」
トンマンの手にはいつの間に作ったのか、大きなハリセンが握られている

「なっ・・・なんだよ! え? え? トンマン!」
「まだスンマンを放さないか」

《 ばちこぉぉぉーーーん 》

2発目のハリセンが決まって、トンマンは満足気な鼻息を漏らす

それでもなお動転しているピダムの腕は締まるばかりで緩まずにいる

「はいはい 兄上!  放しましょうね!」
抜け出せないスンマンのアイコンタクトを受け、見かねたポジョンが ベリッと引き剥がす

「はっーーーはっはっはっはっ!!! 作戦成功だ!」
喜ぶトンマンだが、スンマンがまだ浮かない顔をしている・・・・・・と、スンマンがポジョンの前に行った

「どうしました?」
「・・・・・・私は美しいか?」
「はい、とても美しいですよ・・・化粧などしなくとも貴女は綺麗です」
「お礼は何がいいのだろう?」

「ふっ・・・キス1つでいいですよ」
冗談のつもりで言ったポジョンだが、その言葉が終わらないうちにスンマンが首に腕を回し唇を重ねてきた


「お礼だ //////」
しばらく唇を合わせた後、ニッコリと頬を染めながら笑ってスンマンがトンマンと帰っていった

***

そうして桜花学院新入生歓迎パーティーの会場には、突然のキスが嬉しくて蕩けそうに動けないポジョンと、トンマンに他の女を口説く所を見られ・・・・・・しかもピダムの事など眼中にないのか平気だったトンマンの態度がショックで固まるピダムが残されたのだった

*****

トンマンとハリセン、似合うと思うのは管理人だけでしょうか???
思いっきり振りかぶってピダムにいくトンマンが妄想できて暴れてます(笑)

感想お待ちしています


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コメント

☆椿さまへ☆

トンマンにハリセンは常々イメージがあって、やっと日の目を見ました(笑)


これからもビシバシとピダム教育に頑張って頂くためのアイテムとしてハリセンは登場しそうです(笑)

【大学生】はスンマンの女の子してる部分と武党派な面とのツンデレ目指したいなと


トンマンはハリセン担当で(笑)

いつかポジョンにもハリセンで……ああ、楽しい(笑)

ハリセンww

似合いすぎます!

ピダムをハリセンで殴れるの、トンマンだけでしょーね!
振りかぶってる(←思いっきり)トンマンが目に浮かびました(笑)

ポジョンがベリッて引き剥がすトコもツボですv

オコサマなピダムもたまにはいいですね!現代版ピダムはオトナっぽいなぁーと思ってたので!

純粋さが際立つスンマンは可愛いしvポジョンは何でもソツなくこなすし、恋人にするならポジョンでしょーって、思っちゃいました(笑)

ピダムを恋人にしたら、色んな意味で大変そうですねw
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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