再び 【アルバイトしよう♪】

書くのが面白いので 再びです☆

*****

帰りの車の中、ピダムとトンマンはケンカしていた

「どうしてだ、なぜ途中で帰るのだ!」
「ダメ、駄目!  だぁーーーめ!!! 」
「社会勉強したいんだ」
「・・・・・・他の男に囲まれて・・・俺が何とも思わないとでも?」
「ピダム・・・・・・だが、私は!」
「とにかく 駄目な物はダメ!」

ピダムの眼がギラリと光り・・・・・・トンマンをじっと見詰める
いつも自分を見つめるピダムの優しい蕩けそうな眼は陰を潜め、怒りの視線がトンマンを突き刺す

初めて浴びるそんな痛い視線に、頬を膨らませ唇を尖らせたトンマンは、ぽつり・・・と洩らした

「自分の稼いだお金でピダムに贈り物したかっただけなのに・・・・・・」
「 ・・・・・・・・え???  トンマン???」
「どれだけ稼げるか分からないが、それを見たら私を思いだせるように・・・・・・いつも離れるのが寂しいってピダムが言うから・・・・・・だから・・・」

トンマンの言葉にピダムは・・・・・・真っ赤になった・・・

慌てて片手の手の平で顔を隠すが、嬉しさに口はダランと開けっ放し、眼はこれでもかというくらい垂れ下がった

「俺の・・・ため、なの?」
「・・・・・・・・うん //////」
「俺が寂しくないように? //////」
「・・・・・・・・うん //////」
「トンマン・・・キスしようか //////」
「・・・・・・・・うん //////」

打って変わって優しく抱きしめられたトンマンは、キスしようと顔を近づけるピダムの唇に人差し指で待ったをかけ・・・・・・パッチリと開いた丸く大きな瞳でピダムの腕の中から見上げた

「トンマン?」
「あのなピダム・・・バイト・・・続けたらダメか?」
「・・・・・・だめ 」

ますます 潤んだ瞳で見つめられて・・・・・・ピダムは頭がボーっとしてきた
女には百戦錬磨の自分だが、惚れきってるトンマンには視線一つでメロメロだという自覚はある・・・・・・物凄く、ある

「ピダムに贈り物がしたいんだ・・・・・・こ、こ、こ、 恋人として・・・・・・」
「うっ!!!」《目がうるうるして、上目遣いのこの顔!!! 可愛すぎる・・・・・・もう、たまんない・・・》

そして、ポッキリと折れたピダムが辛うじて出した条件は<スンマンと一緒>と言う事だった

折れた後は、甘い 甘~~~いキスをする二人だった。。。

***

「姉上・・・・・・またですか?」

溜息をついたスンマンがトンマンを見れば、両手を合わせてお願いされ・・・・・・・・・・・・・・・・スンマンも折れた

「今度は何処ですか?」
「前と一緒だ」
「え? あのケーキ屋ですか?」
「ああ! 可愛い制服も手元にあるし3回目なら仕事にも慣れてくる! バッチリだ」

「チョンミョン姉上に行ってもらって下さい」
「・・・・・・スンマン~~~」
「そんなオメメうるうるにしてもダメです・・・・・・ダメですって・・・・・・はぁ・・・分かりました」
「ありがとう、スンマン」

そんなこんなでバイトの日。。。

再び、フリフリのエプロンドレスとショートパンツ、カチューシャにオーバーニーのメイド姿のトンマンとスンマンが店に出た

「キャー待ってたのーー」
「ねえ、彼氏は? あのカッコイイ彼氏達は?」
「彼達は何て名前なの? 教えてよ」
「教えて教えてーーー」

取り囲まれる店員達に辟易してるスンマンは、ブチ切れ寸前でいる
「私とキスしたのはポジョン、私の男だ。 姉を連れて行ったのはピダム、姉の男だ」
「ピダムさんとポジョンさんね♪」
「仕事する!」

喫茶のテーブルを拭きに行ったスンマンが、からん♪とドアが開いて顔を上げればポジョンが入ってきた

何も言ってなかったスンマンが驚けば、にっこり笑ったポジョンが店の奥の従業員控え室まで入っていく
慌てて追いかければ控え室から腕が伸び部屋に連れ込まれたスンマンは、ポジョンの腕の中にいた
「ポジョン、どうして?」
「私もここでバイトします」
「え?」
「貴女が心配で迎えの時間まで待てないのです・・・・・ご褒美はあとで下さいね」
「くすくす・・・・・・今がいいが、我慢だな」
「スィートを取ってあります、今夜は帰しません」
「ふふっ・・・どうしようかな・・・んんっ・・・」

しばらくしてポジョンと店に出たスンマンがトンマンの傍に行く

ポジョンは店長と何か話しているが、やがて喫茶の方にきた
「私は何をしましょうか?」 

にっこりと微笑めば店員はおろかパティシエまでもが、うっとりとポジョンを見ていて・・・・・・スンマンは面白くない
トンマンと二人、接客のためショーケースの中で笑顔でいるがスンマンの視線はチラチラとポジョンに向けられていた

『あ、肩に触った。 ゴミを取るって髪にさわった・・・・・・客の女性も腕を触って・・・』

ブンブンと頭を振って気持ちを切り替えようとトイレに行ったスンマン
化粧室の鏡の中、嫉妬している自分の目に嫌悪したスンマンは一先ずポジョンを見ないことにして仕事を続けた

『こんな私は私ではない・・・嫉妬などするわけがない・・・ポジョンなど・・・知らない・・・』
呪文のように心で呟きながら黙々と仕事するスンマンはポジョンに一瞥も向けなくなった

***

そうしてバイト終了の1時間前、ピダムが現れた

とたんに店員はおろか、その場にいた女性客までもがピダムの座ったテーブルを囲み・・・・・・うっとりと眺め始めた

そんな周りも目に入らないピダムは、ひたすらフリフリのメイド姿のトンマンを堪能している

「可愛いなぁーーー」
ニヤニヤと鼻の下を伸ばしているピダムに横から話しかける女性客がいた

「あの、桜花大学のピダム様では?」
茶色の長い髪にワンピース姿の女性が、にっこりと笑いながら話しかけテーブルに近づきピダムの横に座った

「・・・・・・そうだけど? 何か用か?」
トンマンを堪能していたピダムは横から邪魔する女性をジロリと睨みつけ、視線をトンマンに戻した

「私も桜花に通っておりますの・・・こんな場所で貴方にお会いできるなんて奇跡ですわ」
「だから、なに?」
「・・・・・・縁があると思いませんか? 」
「思わない! 以上!!!」

「おほほっ 照れてらっしゃるのね。  私とこれからお食事でも行きませんか?」
「行かない!」
取り付く間もない・・・・・・とは、こんな事だろうか?

周りの他の女性客も、店員もハラハラと見ている

「わたくし、其方の会社にとって取引先の会社の娘ですのよ。 お話しするくらいよろしいのではないですか?」
「んあっ? 別に会社関係ならビジネスだろ? ババアに言えよ 俺は関係ねえ」
「貴方は美室財団の後継者でしょう? 少しは考えたらいかがですか?」

だんだんとヒステリックに話し出した女性は、自分が話しかければ常のように男は落ちると思っていた自信が崩れ始めて焦っている

同じ大学、桜花学園大学部にピダムとポジョンが編入してきた時から、いつ自分に目が向くか待っていた
向けられる事のないまま、2年が過ぎ新入生がピダムの恋人になったと噂に聞いた・・・

《 そんなはずない・・・私を見つけてないから・・・そうよ、私を見ればピダムは私に夢中になるはず・・・》

そんな彼女がピダムの恋人のバイト先に来て、いつ現れるかとピダムを待ち構えていたのだった

***

女性が擦り寄るようにピダムの腕に腕をからめ手に手を乗せると、ピダムが慌てて手を抜いても抜いても・・・・・・蛭のように喰らいついてくる女性

どこか異常に思える女性にポジョンは付き人がいないかと見渡せば、外に黒塗りの・・・自分達以外の車が止まっているのを気がつき外に出た

車の中のSPに事情を話して連れて行けば、まだピダムに張りついたままの女性がいる

「お嬢様、さあ帰りましょう」
「お嬢様、さあ・・・・・・」

二人のSPに押さえられても離れない女性の前にトンマンが立った

「離してやってくれないか? ピダムは私の恋人なのだ」
「・・・・・・うそよ、あなたが恋人なわけないじゃない・・・」
「だが、事実そうなのだ」
「あなたみたいなブスがピダム様に相応しいと思ってるの?  わたくしよ、わたくしこそ相応しいのよ」

この女性、トンマンを傷つけるために言った言葉が思わぬ地雷を踏んだ事に気がつかなかった

「・・・ぶす? とんまんが! 世界で1番綺麗なトンマンが? ブス? 」
ピダムが絡みつく女性の手首を力任せに引き剥がす

「女だと思って手加減してれば・・・・・・俺のトンマンに! お前がブスだ!!!
「きゃっ」

大声をだすピダムに怯えた女性の横から何かが飛んできて、パシャ!!!っとかかった
スンマンが客に出そうとしたグラスの水をかけたのだ

「冷たい! なによ」
「姉上を・・・・・・ぶすだと?  姉上を・・・侮辱するな、この ドブス!!! 」
「なんですってーー」

「・・・はぁっ!!!」
シュンっと何かが目の前を横切ったと思えば、女性の前に置いてあった木製のテーブルが・・・・・・・

のっているコーヒーカップごと真っ二つに割られて、綺麗に両側に倒れていった

「くっくっくっ・・・・・・・・・・お前の頭も割ってやろうか?」
スンマンの眼が妖しく輝き始め、揺らめいている

周り中が《 本気でやるわ 》と恐怖を感じた時、女性は外に逃げていった

「ポジョン!!!」
スンマンの怒鳴り声にポジョンが横にきた

「はい、スンマン様」
「あの女の家は分かってるのか?」
「はい、先程SPに聞いておきました」
「・・・・・・・潰してやる  ・・・跡形も無く潰してやる」
「スンマン様・・・」

「ピダム、姉上を頼む」
一言置いて店を飛び出すスンマンにポジョンが後を追った

「スンマンを止めないと!  あの娘は本気でするのだ」
「トンマン、バイト終わりにして追いかけよう」
「ああ、そうだな」

呆気にとられている店長に詫び、荷物を持ってトンマンとピダムが消えた後の店内は、ただただ ポカン とした空気が広がっている


「店長・・・」
「この店の名物にならないかしら?」
「・・・・・・伝説にはなりそうですね」
「そうよね・・・・」

不思議とその店は繁盛しているそうな・・・・・・

そして・・・・・・ピダムに絡んだ女性の家は・・・・・・
必死になだめたトンマンとポジョンのおかげで注意されただけですんだ・・・・・・表面上は。。。

***

トンマンとポジョンの眼をすり抜けたスンマンが、単身乗り込んでその家のSP全員を殴り飛ばし、その女性を壁際に追い詰めて・・・女性の周りの壁に拳で穴を開けた

人型にボコボコと開けられた壁の前でブルブル震えた女性が、やっと素直に謝ってスンマンの怒りが収まったのは水面下でのことだった

この1件で懲りたトンマンはバイトしたいと言わなくなった・・・・・・・・・・しばらくは。。。

*****

さて、アルバイト編です♪
フェロモンだだ漏れ兄弟の活躍はありませんが、ピダムのデレようはでました(笑)

スンマン怒らすのってトンマンがらみなんですね(笑)

良かったら感想お待ちしています

関連記事

コメント

☆りば様へ☆

ネタばれではなく、頂きました(笑)

最初に書いたときは2度目のアルバイトをスンマンに頼む所からを書いてまして………

りば様のコメントで「あ!デレピダム書いちゃお」と面白くて書いちゃいました

良いネタをありがとうございました

私はどうもスンマン×ポジョンの比率が高いのでトンマン×ピダム率をUPさせようと練習中です(笑)

社長と秘書シリーズでやっとトンマン×ピダムも書いてますしね

良かったら見て感想&ネタ下さいませ

てへっ

あり?もしかして

いっこまえのアルバイト編の私のコメント、そんなつもりはなかったんですが単なるネタばらしコメントになっちゃてたんでしょうかあ!すいませんー!

なんだかうるうるおめめのトンマンは最強ですねー。目線一つでピダムとスンマンという二大凶暴キャラ(?)をころがしてます・・・そしてスンマンのセリフ「ポジョンは私の男で、ピダムは姉の男だ」というスッキリすぎる答えと、フツーに嫉妬する姿が可愛いです。

☆椿さまへ☆

逆バージョン………いいですね~

コヒプリ途中までなんで勝手に設定変えたいですね


フェロモン兄弟ならばその才能(?)を生かして禁断の指名制&店内デート券とか………

ミセンのお店で売上&社員教育を兼ねて(もちろん素性は隠して)のバイト?

思いっきり胸を肌蹴たバリスタ姿でセクシーに指命客を掴み、どっちがNo.1になるか競うとか(笑)


トンマンが自分のバイトは禁止したくせにって怒って乗り込むのにスンマンが悪戯して………なんて

トンマン一人で乗り込むバージョンと、スンマンと二人での バージョンのラスト違いも面白いかな(笑)


如何でしょう?


これだとホストでも使えそう………キャッ(o≧∇≦)o

逆バージョン

こんにちわー!
トンマンとスンマンのアルバイト編逆バージョンを妄想しました(笑)

カフェでバイトするフェロモン兄弟目当ての女性客にブチ切れるトンマンとスンマンとかw
『コーヒープリンス1号店』の制服着てほしいです(笑)
ピダムもポジョンもキム・ジェウクさん並みに似合うと思いますーv

大学生出会い編も楽しみです!俺様なピダムが見たいです(笑)
Secret

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ブロとも一覧


Cat Home

暁の唄

ちび眼鏡日記

ひとりごと

月が浮かぶ夜

まきまきまき

うみにふわりふわり

snowdrop

みやびのブログ

よみよみ

SweetBlackな世界

日々のこと

きみと手をつないで

shibushibuuu

ゆめの世界

井の中の蛙

月の舟 星の林

古いおもちゃ箱

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR