①☆お遊び企画【大学生の恋人達】

えへっ! 大学生のピダムとポジョンが書きたくて続いちゃいました
もちろん、読みきり短編で♪

*****

ここは、世界有数の上流階級の方々が通う《桜花学園》
幼稚舎から大学までのエスカレーター式の学校だが、世界レベルの英才教育が受けられるため認知度は地球規模だった

その大学部1年に編入したピダムとポジョン兄弟は、4月は時の人だった

しかし持ち前の強気な性格と腕っ節のピダムと、綿密に調査し相手の弱みを握るポジョンとの連携プレイで1ヶ月もしないうちに桜花学園に兄弟の敵はいなくなっていた

そして、生徒達は敵視する側から手の平を返すように信奉者となり・・・・・・2年が立つ

「ピダム様がカフェにいらっしゃるわよーー」
「いつみてもカッコイイ~~」
「ポジョン様もいらっしゃったわ」
「遊びでもいいから抱いて欲しいわ」

「そうそう、知ってるあなた!」
「何?」
「ピダム様って熱い視線1つで気に入った女性をおとせるんですって。 ポジョン様は微笑み1つでよ!!」
「それってファンクラブに入ってる、私達のことーーー」
「本当だわ」

きゃいきゃいと騒ぐ女性達の後ろでコーヒーを飲んでいたGパンにセーター姿の若者が、すっと立ち上がった

「トンマン姉上」
「おお、スンマン。 待たせたな」
「いえ、行きましょう・・・」
可愛らしいチェニックとショートパンツにボレロ姿のスラリとした女性がにこやかに近づいてきた

「ぴゅ~~~♪♪♪」
口笛が聞こえたと思ったらセーターもGパンも黒一色の男が遠慮も無く近づいて、姉上、と呼ばれた女性の腕を掴んだ

「お前、可愛いな。 何て名前だ? これから付き合え・・・いでででっ」
「姉上に触れるな」

ピダムの手首を背中に捻り上げたスンマンがもう片方の手でピダムの首を掴む
「おい小僧! これはやりすぎだろ?」
「そうか? 女の敵は退治する主義でな」
「女の敵? 俺が? 生意気な小僧だな!」
「腕がいいか? 手首がいいか? 足がいいか?」
「な・・・なにが?」

「いい所を言え、折ってやる」
「ふん、お前みたいな細っこい男にやられるかよ」

ばっ!と腕を振り払ったピダムだが、離れた次の瞬間、腹を蹴られた

「ひゅぅーー」
片足を垂直に上げたスンマンが呼吸で力をみなぎらせ、上げた足の膝を曲げてクイッ!クイッ!と動かして挑発する

「さあ、私と運動しようか? い・ろ・お・と・こ!」
鋭い視線と丹田に力を溜める独特の呼吸法・・・・・・ピダムは内心相手の強さに緊張し始めた

《 ひゅっっっ 》
空気が切り裂かれたと思った瞬間、後ろから凛とした声が響いた

「そこまでだ! スンマン!」
トンマンの声にピダムの顔面2センチでスンマンの足が止まった

***

カフェテラスで・・・・・・3人がそれぞれ座り、スンマンはピダムからトンマンを守るように間に座った

落ち着いたピダムがコーヒーを飲みながら、トンマンを見ている

「見るな、獣!(けだもの) 姉上が穢れる」
「スンマン! 失礼だぞ、初めて会った人にそんな口を聞いたら」
「トンマンだっけ? ありがとう」
にっこりと微笑むピダムの白い歯と、煌く黒い瞳そして・・・・・・端整な顔からこぼれる色気にトンマンの頬が僅かに染まる
「い・・・いいんだ、別に」

「・・・・・・初めてだろうが百回だろうが獣は獣だがな」
吐き捨てるように言い放つスンマンはピダムを睨んだ

「兄上? こちらでしたか・・・・・・そちらの方達は?」
ポジョンがピダムの横に座り、ピダムを睨んでいるスンマンについでに睨まれた

「獣の弟は、獣か? 人か?  さて、どっちだろうな」
「スンマン!・・・失礼した」
トンマンが詫びれば、ポジョンは微笑んでいた

「姉上、帰りましょう」
「そうだな」

二人が帰った後、ピダムはポワ~~ンとした顔でいつまでもトンマンが消えた方向を見ていた

***

そして今夜は新入生歓迎パーティ-

会場には色とりどりのドレスに身を包み、わくわく顔の女性達と、そんな女性の品定めをして誰に言い寄ろうかと狙う男達がいる

パーティー会場に現れたピダムとポジョンはもちろんタキシード着用だ
ピダムは黒の、ポジョンは銀のタキシードが似合い女性達がまたぞろキャイキャイ騒いでいる


会場を見渡せどピダムの探し人は居らず、ガックリとうなだれた兄にポジョンは迷惑そうに眉をひそめた

・・・・・・そのとき入り口の空気が動いた。。。


「うわっ! すげえ美女! あんなのうちの大学にいたか?」
「横の女も美人!!! 可愛いなぁーー」
口々に驚きわめく男達に遠巻きに騒がれながら入ってきたのは昼間の二人だった

「可愛い~~~ 」
ピダムの鼻の下が長く伸びきりながらも、近づこうとする男どもに威嚇している

さっ、とトンマンの傍に寄れば誰もがピダムに遠慮して寄ってこなくなる

「トンマン! 俺がエスコートするよ♪」
「えっと・・・・・・ピダムだったかな?」
「そうだよ 俺の名前覚えてくれたんだ」
二人が話してると物欲しそうに見てるだけの男達が指を銜えている

「ふふ・・・・・・いい虫除けか、はたまた獣か・・・どっちだピダム」
後ろからスンマンが囁けば、ピダムに聞こえて振り返り・・・・・・しばし、呆然と眺めている

「小僧・・・・・・お前、女だったのか」
「ああ、いけないか?  まあ、ドレスなど似合わないが、着ないと姉上を守れないからな」
「スンマン、私より綺麗だぞ。 どうしていつも似合わないと言うのだ?」
「着慣れないから、服に合ってないんです・・・・・・」
急にしょんぼりとしたスンマンが下を向いてトンマンの背中に引っ込んだ

「兄上、昼間の二人が会場に・・・・・・ああ、目敏い兄上が見過ごすことはなかったですね」
ポジョンが兄を見れば、意地の悪い顔をしてトンマンの後ろのスンマンを見ていた
執念深い兄のこと、昼間のことを根に持ってるのだろう・・・

ポジョンは何事も起こらない事を祈るように願う

にやり・・・・・・笑ったピダムはスンマンの腕を掴みポジョンの前に引きずり出すと、指をさして笑い始めた

「見ろよ、こいつ女だったんだぜ。 しかもトンマンのドレスと色違いなんて・・・・・・似合わないのに無理しやがって滑稽じゃないか?」

ポジョンはピダムの言うことに逆らうことはしない、これまでの兄弟の力関係からピダムはポジョンにもスンマンを嘲るように眼で促している

トンマンは膝上のフワフワとした素材のドレスで可愛い人形のように見える・・・
確かに色違いのドレスだが、スンマンとて目を見張るように美しい事に変わりはない

自分の好みでいえば姉よりスンマンの切れ長の瞳が表す、キリリとした美貌の方に惹かれるのだが・・・・・
兄の意に従う為に気は進まないが言葉を発しようとしたときだった

ぱた・・・ぽた・・・ぱたたっ・・・・・・

俯いてドレスの裾を握り締めていたスンマンの足元に、何かが落ちている
「・・・・・・わかってる・・・」
「スンマン、似合ってるぞ? なぜ、でたらめを言うんだピダム」

「私など、姉上みたいに綺麗でも可愛くもない・・・・・・そんなこと言われなくともわかって・・・る・・・うっ」

初めて顔を上げたスンマンの瞳からは涙があふれ、唇は戦慄いていた
ポジョンを見つめる真っ赤になった目が伏せられ、ドレスを翻しながら駆け出していった

「はぁーーはっはっはっ!  昼間の威勢の良さはどこにいった! 笑えるよ」
腹を抱えて笑うピダムにポジョンが、冷たい視線を投げたときトンマンの右手がピダムの頬に入った

≪ すぱーーーん ≫

きれいに入った平手打ちとトンマンの冷ややかな視線に、ピダムは赤くジンジンと熱をもった頬を押さえて打った相手を見た

「私の従姉妹を泣かして、お前そんなに嬉しいか?」
怒りに震える低い声と、冷ややかな視線のトンマンがピダムを射抜くがピダム自身は女性にぶたれた事にショックを受けて頭が真っ白になっていた

「・・・・・・あ・・あの・・・」
「私の可愛い従姉妹を泣かして、笑うなど言語道断!  お前の顔など二度と見たくない。 二度と話しかけるな!!!   ふん!!!

「兄上、女性を泣かすなど 最低です」

トンマンを追いかけポジョンが走り出し一緒にスンマンを探せば、ガーデンホテルの庭の中で姿を見つけた

植え込みに囲まれた東屋の中で、しょんぼりと座っているスンマン。。。

***

「化粧と服はその女性に合ったものを選ばないといけませんよ」
「いつものヘアメイクに頼んだのだが」
「貴女は合ってますが、彼女のメイクと服は合ってませんね・・・スタイルの良さも美しさも消している」

「スンマンが頼む時はいつも私と同じと言うからだろうか?」
トンマンがポジョンの手元を見ながら呟く・・・

「ほお・・・すごいな。 泣いて崩れた化粧が見違えるようだ」
「これからですよ・・・ふふ」

あの後、ボーイにメイク道具一式を車に取りに行かせたポジョンはスンマンに化粧を始めた

すっ・・・すっ・・・ と刷毛で瞼を、頬を、鼻筋を、色とりどりの色で彩取れば・・・・・・化粧を施すポジョンの手が止まった

「美しい・・・化粧など要らないほどに・・・・・・」
小さく言った呟きはトンマンには知られずにいた

「さあ、次は立って」
ポジョンが立ち上がったスンマンの服を摘まんで調べている

「ふ・・・ん、中にフリルのショートパンツを穿いてるのか・・・ならここをこうして、あそこを・・・ふむ」

合点がいったのかメイク道具の中からハサミを出し、スンマンの服を切っていく

「な、何をする!!!」
トンマンの叫びにも、応えずに笑ったポジョンが切り裂き続けたドレスは跡形もなく形を変えていく

「さ、出来た! パーフェクトだ」
満足気に話すポジョンをスンマンは見詰めていた

「スンマン! 綺麗だぞ! キリリとして、でもセクシーで今までで一番綺麗だ」
「姉上・・・」
「ありがとう ポジョン殿」

「いえ、最後の仕上げは兄上にしてもらいましょう」
「何だと? ピダムにか!」

トンマンの声にスンマンが少し震えていることに気がついたポジョンは、昼間の彼女と違いすぎる反応に驚きつつも・・・・・・自分の心が震えている事を自覚した


・・・・・・この時、ポジョンは 目の前のスンマンに 恋に堕ちた自分を自覚した・・・・・・

***

ざわざわ・・・・・・ざわざわ・・・・・・

会場のざわめきが一瞬、止み・・・・・・そして、もっと大きくさざ波のように伝わっていく
会場の最奥にいたピダムが気がつくほどに、そのさざ波は会場全体を覆いつくしていく


スポットライトを浴びたポジョンの両方の腕には、それぞれ美女がいた

「トンマン!!!」
いなくなった彼女に嫌われたと凹み落ち込んでいたピダムが、その姿を見て喜んで、ポジョンと腕を組んでいる姿に青くなった

「トンマン・・・・・・」
ピダムの呟きは、周りのざわめきの中で 消えていった・・・・・・

*****

俺様ピダム、トンマンの逆鱗に触れるの巻き~~~♪
いかがでしょうか?
感想いただけたら管理人、大喜びです(笑)

次回はトンマンとポジョンが俺様ピダムに逆襲です!!!




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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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