☆~記憶喪失絵巻~☆ 【スンマン&ポジョン】

一度消えたので、再チャレンジです
ですが、最初に書いたのは余りにスンマンが凹んでるので今回はギャグめで(笑)
余りに 切ないと苦手な管理人です(読むのは好きなんですがね☆)

最終回も迎えたので、古代編で主要キャラは出したいので頑張ります

*****

「なぁ~~~はっはっはっ!!! へぇ~ーーっへっへっへっ」
ミセンの笑い声がミシル宮に響く

「どうしたのですか? 叔父上」
ポジョンがミシル宮に現れたのは、当の叔父ミセンに呼ばれたからだった

「上機嫌ですね 叔父上」
「おお、ポジョンか  どうだ、スンマン様は今日もお元気か?」
「・・・・・・叔父上?」
「なぁ、ポジョン・・・ものは相談なのだがな・・・・・・」

「・・・・・・・・・」
猫なで声のミセンにポジョンは溜息をついて、それを隠そうともしない

「一度でよいのだ、スンマン様の閨にワシを入れてくれんか? 一度でよいのだ! な、な、なぁ~~~???」
「またその話ですか・・・」
「お前も色供の一族の男だ、ワシがスンマン様を抱いたとて何も思うまい?」
「思いはしますが、普通の男とは違うでしょうね。 嫉妬に狂うより・・・再び我が腕に抱ける喜びに歓喜するでしょう」
「ならば、なぁ? いいではないか、な、な、なぁ~~~」

しつこく食い下がるミセンに、ふっ・・・・・・とポジョンが笑う

「一度で、とまりますか?  女になど興味も無く、色の修行をしながらも虚しさしか感じなかった私が・・・・・・夜毎、日毎、あの方に触れずにいられないのに」
「ぅええ・・・?」

「もとから女好きの叔父上が、たった一夜で・・・・・・・・忘れられますか?  あの声、あの肌、あの・・・体を・・・芳しきあの香りを・・・・・・・」

呆気にとられたミセンに尚もポジョンが、うっとりと夢を見ているように笑いながら言い募る
「無理です。 そうして二度、三度とねだられる事になるのは目に見えています。 ですから最初からお断りするのです」
「そ、そんなにも・・・・・・よいのか?」
ごくり・・・と、ミセンの喉が鳴る

「・・・・・・わかった! このミセン、男らしく諦めよう。  と、言いたくてお前を呼んだのだ」
「分かってくださればよいのです」

「お詫びといっては何だがな、スンマン様に特製の菓子を献上しよう」
「ああ、お喜びになります」
「苦労して作らせたのだ、くれぐれもスンマン様だけに食べさせるのだぞ」
「わかりました、ではさっそく」

ミセンからの包みを大事そうに懐に抱えて、ポジョンがスンマンの所に戻るのを見詰めていたミセンの口元が・・・・・・にやり、と吊り上った

「くれぐれもスンマン様だけに、食べさせるのだぞポジョン」

***

「スンマン様、叔父ミセンから菓子をもらいました。 食べませんか」
「そうだな、休憩しよう。  ああ、私が茶を煎れよう・・・ポジョンは先に食べてろ」
「はい、スンマン様。 では毒味をいたしましょう」

タンシムと一緒に茶器と湯を持ったスンマンが部屋にもどれば、ポジョンが床に倒れていた

タンシムに医官とピダムを呼びに行かせ、ポジョンを寝台に寝かせると程なくピダムが、しばらくして医官がきた

医官とピダムの診たては眠っているだけとのことで、スンマンもタンシムも首を傾げるだけだった

「ううぅ~~~ん」
ポジョンの目が開いた、と・・・・・・・周りの様子を見て、いぶかしげに眉を寄せた

「ここはどこだ? 貴方達は誰だ?」
「ポジョン、私がわからぬのか?」
「お前など知らぬ! 世話になったな、私は母の所に帰る」
寝台を降りたポジョンがすたすたと出口に向かう姿に、スンマンも呆気にとられて見送るしかなかった

***

「母上」
「どうしたポジョン、スンマン様に何かあったのか?」

ミシルの宮に訪ねてきていたトンマンが、部屋に突然入ってきたポジョンにスンマンがいるかと後ろを見ていた

「スンマンはどうした? 一緒じゃないのか? 護衛花朗のお前が傍を離れるとは珍しいな」
「ほんに、ポジョンはスンマン様しか見えなくなりましたからね」

「誰ですか? そのスンマンという者は?」

ポジョンの言葉を最初は冗談と受け止めていたミシルだが、嘘ではなく本当にスンマンを忘れたと分かってからはミシルだけでなくトンマンも頭を抱えた

「どういうことです! 何があったのです! 」

ミシルの怒号が響く宮でソルウォン、ミセン、セジョン、ハジョンが首をすくめ、トンマンが「まぁまぁ・・・」と宥めていた

調べた結果ポジョンはスンマンだけを忘れており、スンマンと出会ってからの記憶が無くなっていた

「何が原因なのです・・・スンマン様、何がありました?」
「・・・・・・・・・・」
「タンシムとやら、そちは知っておるか?」

スンマンがあれから一言も口を聞かなくなったため、侍女であるタンシムが代わりに話を聞いていた

「たしか、ポジョン様は叔父様からの菓子をスンマン様に食べていただくと言われてました。 スンマン様が茶器と湯を私と一緒に運んでる間に先に食べられていたと思います」

「ならば原因は菓子か・・・・・・叔父から?   ミセン!!! どこに行こうとしているのですか?」

そろそろと目立たぬように部屋を出ようとしていたミセンがピダムに捕まり、襟首を持たれミシルの前に座らされた

ミシルが能面のような微笑を顔に湛えてミセンを見やり、跪いている弟に近づいた
「ミセン・・・正直に話しなさい。 さもなければ・・・」
「あ・・・・姉上、落ち着いてください。 さもなければ・・・とは?」
「お前を犬の餌にしますよ」
「ひぇ!!!  ご・・・ごじょう・・・だんは、やめませんか? 姉上? 私は可愛い弟ですよ?」

その途端、  くわぁ!!!  と、ミシルの眉が吊り上り大きな口から激しい怒鳴り声が飛び出してきた

「ひいいいいいいいーーーーーー」
ミセンの悲鳴が辺りに響き、観念したミセンが何もかも話したのだった

***

「なん・・・スンマンを抱きたくて薬を盛ったと?」
トンマンの呆れた声に、ミシルも眉をひそめてミセンを見やる

「・・・・・・薬なら、いつ醒めるのだ・・・」
それまで一言も口を利かなかったスンマンが突然話したと思えば、ミセンの衿を掴み締め上げた

「分かりません・・・・・・この薬は《恋忘れ》、飲んだが最後、その者の一番思いの深い恋を忘れ去るのです」

ぐらり、とよろめいたスンマンが床に倒れそうになったとき、後ろで話を聞いていたポジョンが思わず腕を掴み支え、抱きしめていた

「大丈夫ですか? 公主様」

唇が触れ合える距離で見詰め合うスンマンとポジョン。。。
だが、ポジョンには何の感情も眼には浮かばず・・・・・・・その眼を見詰めて、スンマンの瞳が揺れていた

「離せ、気安く聖骨の我が身に触れるな・・・・・・ 」
「ですが、まだ倒れそうですよ」

「ふれるなあああああ!!!」

怒りに支配されたスンマンは、ポジョンの腕を振り払い睨みつけた
その眼に、ゆらゆらと蒼い焔が立ち昇り燃え盛る

その怒りに燃えた眼のまま、ポジョンの胸倉を掴み、じっと見詰めて・・・・・・・思い切り殴りつけた

「我を忘れ去るお前など、いらぬ!  何処へなりと行けばよい!  ミシル宮主、ミセンを借りるぞ」

ミセンの襟首を掴んで部屋を出ようとしたスンマンにトンマンも、皆も声をかけた

「何処へ行くんだ」

くるりと振り返ったスンマンが手にぶら下がるように掴んだミセンをみて、 にやり と笑った

「これから一人寝は寂しいからな、一度試してみる」
「た・・・試すって?」
「大元神統の男の味だ」

皆がどよめくなかスンマンは去り、ポジョンは殴られた頬に手を当てていた

***

「え~~っと、スンマン様? 本当にこの私と閨をともに?」
恐る恐る声をかけたミセンに、だが応えたのはスンマンの物凄い形相だった

「そんなわけ無いだろう?  だが、今宵からの一人寝の寂しさは埋めてもらおう」
「それならば、このミセン! スンマン様のため粉骨砕身頑張りますぞ」

「励め・・・・・・ただし、これでな」
「え? え? え?  えええ???」

***

《あの眼、覚えがある・・・  どこかで、誰かの、大切な・・・・・・》
ポジョンの体が震えだし、がくっと膝をついて・・・・・・頭を両手で抱えこむ

《私の恋・・・・・・アノカタヲ エラレルノナラバ ホカニハ ナニモ イラヌ》
「ぐぅっ!!」

頭の中に数々の景色が、現れては消え、現れては消えていった・・・・・・

そのどれもに切れ長の瞳に白い顔の・・・・・・月の化身のような美しい顔が いた

笑い、微笑み、はにかみ、照れた・・・・・・さまざまな顔

『ポジョン』優しい声、怒った声、高ぶる声・・・・・・・・・・そして。。。

『あ・・・んんっ・・・ ぽ・・・じょ・・ん! ・・・・いい・・・・』
腕の中で花開いた、艶やかな声と肢体・・・・・・命を懸けても得られないはずの 貴女が 私に抱かれて花 開く・・・・・・

  「スンマン!」  

***

「うぅ~~~ん・・・いい」
「スンマン様? いいですか」
「ああ・・・・・・つっ・・・・やっ・・・いたい・・・・・」
「ダメです・・・・・これぐらいせねば」
「ああん・・・・・んんっ・・・・あっ!  ああ!!!」


スンマンの宮の奥まった部屋の戸の前に、お馴染みの二人の中年男の姿があった

「おい、サンタク」
「なんだ、チュクパン」
「中で何やってんのかな?」
「何って・・・・ナニじゃないのか?」
「だよなぁ~~ あんな色っぽい声が聞こえるんだから」
「俺さ、血相変えて出て行くスンマン様が心配でさ・・・」
「俺もさ・・・」
「だけど、ミセン様と・・・・・だなんてな」
「ああ、ポジョン様が治ったら悲しむだろうな」
「そうだよな」

二人の呟きが聞こえたのか、ポジョンが駆け込んできた

「スンマン様、スンマン様!  どこにいらっしゃいますか」

「おい、ポジョン様だよ!」
「ひえーーー」

奥の部屋の前にいるチュクパンとサンタクに駆け寄るポジョンが部屋を見て、中から聞こえる色っぽい喘ぎ声を聞いた

蒼白になって倒れそうなポジョンだが、意を決して戸を開いた

中には・・・・・・・・

「こんなになって、スンマン様  これでは頭も痛いのではないですか」
「ああ、首のコリより頭痛が酷くてな」
「はいはい、姉上のコリも私のこの手がほぐしているのです。 スンマン様も気持ち良くしてさしあげますよ」

一生懸命スンマンに按摩をしているミセンがいた

「おお、ポジョン。 お前はお仕えしている方のコリをほぐす事もしないのか!! それでは大元神統の男として、まだまだだぞ」

「んんっ・・・・はぁ~~気持ちいい・・・癖になりそうだ」
「へぇーーへっへっへっ 呼んでくだされば いつでもコリをほぐしに参りますよ、スンマン様」


「叔父上・・・・・・」《ちゃきっ》

剣を抜かんばかりのポジョンにミセンが慌てて出て行った

・・・・・・・二人っきりになって謝るポジョンに、思う存分按摩をさせたスンマンが その日はすやすやと眠ってしまいましたとさ。

*****

こんなんでました(笑)
加筆するかもしれませんが、あげておきます

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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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