バレンタイン企画【だってバレンタインだもん♪♪♪ チョコも渡すさ私でも】

さて、バレンタイン企画です(季節ネタですね)
トンマンとスンマン、二人はどんなチョコを作って、相手にどう渡すのかぁ~~という妄想から始まりました
もちろん、現代編だけですが(笑)
*****

「ねぇねぇ、トンマンとスンマンはバレンタインするの~?」
金曜の夜、恒例となりつつある佳織の新羅家のお泊りが事の始まりだった

「「バレンタイン?」」
トンマンとスンマン、二人の声が綺麗にハモッた。

「そうよ、2月14日の女の勝負!」
佳織が本を差し出せば、そのファッション雑誌にはデカデカと《バレンタイン特集》とかかれている

「ああ、そう言えばこっちの学校ではその日になると女の子がチョコをくれたな」
思い出したスンマンの言葉に佳織は大笑いする

「ああ! 思い出した。 小等部から、その日は山のようにチョコを貰ってきていたな、スンマンは」
トンマンも思い出して昔話を繰り出してくる

「なぁーに? バレンタインの話」
チョンミョンも加わり、女性陣が盛り上がっていく

「トンマンも女の子から貰っていたわよ、チョコ」
「ああ、そうだ! スンマンほどではないが確かに貰っていたな」
「分かる気がする! トンマンて結構 男前な性格だもんね」

「そうそう、小等部に入ってすぐよ~~  男子にからかわれてる女子を助けるために真っ向からぶつかっていくんだもの、見てるこっちはハラハラするのよ」
チョンミョンも当時の暴露話で大笑いしていた

「その時って誰か護衛はついてたの?」
「ああ、もちろんSPはいるけどアルチョンが私達と一緒に勉強してたのよ」
「へぇ~~ スンマンは?」

「私か? 私はしばらくしてアメリカの大学に入ったからなSPはついてたが」
「小学生の時の話よ?」
「ああ、小等部に入ってすぐに学ぶことが無くてな・・・日本では年齢での学年だが、あっちは能力で好きに学べるからな」

「へ?  えええ?」
驚く佳織にチョンミョンとトンマンが説明してくれる

「小等部1年で先生達から学ぶ物は無いとか言って、さっさとアメリカに行って・・・・2年で大学院まで飛び級しちゃって帰ってきたのよ」
「それからはこちらに居たり、アメリカに行ったり、研究所にいたりとまちまちだったな」
「なんか、普通に育った庶民にはついていけないわ」

佳織が呆然とした感想を言えば、チョンミョンとトンマンが二人してコロコロと笑う

「うふふ・・・私達だってついていけないわよ。 年下のスンマンがもう大学も卒業してるなんて、ねぇ~~」
「そうだぞ、佳織。 8歳ですでに博士号など持ってる小学生はそういないぞ」

「トンマンとチョンミョンは? どんな子供だったの?」

佳織の好奇心に、すでにバレンタインから話題がずれて盛り上がっていった

***

「で、チョコは買う派? 作る派?」
佳織の手にはどこで見つけたのかマイクが握られリポーターよろしく一人一人に聞いていく

「私はまだ・・・考えてない」
「トンマンたらあげる相手がいるんだから・・・・・ピダムも貰うと感激するわよ~~~」
トンマンの煮え切らない答えに姉のチョンミョンが頬を突ついてからかう

「つぎ、そういうチョンミョンは?」
「私?  ふふっ・・・どうしようっかなぁ~~~」
「本命チョコあげる相手がいるんだぁーーー」
「佳織は? 誰かいないの? 本命チョコの相手」
「私か・・・・・・この頃、こうやって皆と遊ぶ方が楽しいから今年はパス!」

本当に楽しそうによく笑う佳織は、実は突っ張った所がなくなり会社の男性社員から前より誘われて断るのに大変なほどだった

「私はパスだけどチョンミョンの相手聞いてないぞぉ~!」
ふざけて抱きつく佳織にチョンミョンが耳元で囁いた
「・・・・・・・・・言わないでよ?」
「!!!!!!   わかった、絶対いわない」

女同士の友情を深めているチョンミョンと佳織だが、いつもは突っ込んで聞いてくるトンマンとスンマンが大人しいのに二人を見れば・・・・・・

「姉上、ピダムに贈るのですか?」
「スンマンはポジョンに贈るのか?」
こそこそと二人で相談しあっていた

顔を見合わせたチョンミョンと佳織は、タイミングを合わせて二人のいるベッドに目掛けて飛び込んだ!

「「せーーの!  それぇぇぇーーー」」
「どわっ」
「うわっ」
チョンミョンはトンマンを、佳織はスンマンを、それぞれに羽交い絞めして白状させている

「にぎやかでいいなぁ・・・・・・」
部屋に『男子禁制』といわれ入れないチュンチュが扉から、ひょっこり顔を出して羨ましそうに見ていた

そんな賑やかな金曜の夜が、毎週繰り広げられている新羅家。。。

爺のムンノも締め出されていて、たまらずにチュンチュの上から顔を出していた
「嬢様方・・・・・・爺は、寂しいです」

「爺、二人で飲もうか?」
「はい、坊ちゃん」

そうして夜が深けていった・・・・・・
***

明けて翌日の土曜日、玄関から長身のスラリとした端整な顔立ちの男と、かっちりとした身体つきがスーツによく似合う男が現れた

メイドが心得て聞かれもせずに案内していく二人の行き先は、それぞれの恋人の部屋
「トンマン様の部屋でございます」
「スンマン様の部屋でございます」

ふっ・・・と笑いあう兄弟は息もピッタリに隣り合った恋人の部屋を同時に開け、中に入っていった

「トンマン、出かけようよ」
「うーーーん、もう少し・・・・・・むにゃむにゃ」
「クスッ 仕方ないな」
ピダムがベットに腰掛け毛布に包まれた体を・・・・・・・つつつ・・・と指でなぞっていく

「うわあ!」
ゾクゾクと背筋にくる何かに溜まらずに飛び起きたトンマンが見れば、鼻先10センチでにっこりと笑う浅黒い肌に整った顔立ちのピダムが笑っていた

「さ、着替えて顔洗って! 一緒に朝ごはん食べようよ・・・・・じゃなきゃもっとしちゃうよん♪♪♪」
「//////  わ・・・分かった」

トンマンの着替えのため廊下に出たピダムが、ふと・・・扉が閉まりきっていない隣に近づくと 中では・・・

「んんっ・・・・・・ポジョン、まだ顔を洗ってないのだ止めなさい」
「いやです・・・寝起きの貴女が余りに可愛くて止まらない・・・んっ・・・・ちゅくっ」
「あっ! や・・・んふっん・・・ちゅ・・」
ベットに覆いかぶさるポジョンの手が毛布の中に消えて・・・・・・スンマンの肢体に這わしていくのを見てピダムが咳払いをした・・・・・・わざとらしく。。。

ポジョンを押しのけ跳ね起きたスンマンの顔が真っ赤なのにピダムは面食らい・・・・・・口笛を吹いた

外に出たピダムと並んだポジョンが睨んでくるのに、ピダムは邪魔してすまんと謝った
「違います・・・・・・口笛ふきましたね、兄上」
「あ?  ああ、真っ赤なスンマンがなんか可愛くてな」
「兄上は昔から気に入る女に口笛を吹くんですよ!」

ぐっ!! と腕を掴まれたピダムがその強い力にポジョンを見れば、眼には嫉妬の炎が揺らめいていた
「心配するなポジョン 俺はトンマン一筋だ」
「・・・・・・信じましょう」
「こえ~~な、お前。 こんなんだったっけ? 弟よ」
「あの方は私の命です。 そんな今の自分が、前より好きですがね」
「そうだな、俺も今のお前の方が好きだぞ、弟よ」
「で、今日は何処に行きましょうか?」
「そうだな、どうせ警護でお前達も来るんだからな・・・Wデートで愉しいところ・・・」

兄弟が行き先を相談してる間に用意ができた二人が部屋から出てきた

「姉上、今日もお美しい・・・ちゅっ」
トンマンの手の甲に口付けするスンマンに兄弟は口を開けて見ている

「ス~~ンマン! おっはよ♪」
佳織が駆け寄りスンマンにぶら下がるように腕を組む

「さ、ご飯食べに行こ!! ここん家のオムレツ最高なんだもん♪」
「そうか、シェフも喜ぶぞ さあ、行こう」

3人が食堂に向かう後ろから兄弟がついていく・・・・・佳織のことに頭を悩ましながら
***

「でも、珍しいですね。 社長が土曜に休みだなんて」
「ああ、会長に押し付けてブチ取ったんだ」
「うちの会社、大丈夫ですか? 社長が遊びまわってるなんて」
「口の悪い秘書だな」
ふわふわのオムレツに舌鼓をうちながら皆が食べている、とはいえチョンミョンとチュンチュは別の用事ですでに出かけていた

「ふふ・・・ピダムの会社がダメになったら私の秘書になればいい、佳織」
「おい! 人の会社をダメにするな」
「なら、私を雇わないか?」
「スンマン?」
「今、私は生科学に興味があってな・・・・・・女性を美しくするノウハウがそっちにあるだろう? それを教えてほしいんだ」

「ノウハウはうちの会社の命だ、おいそれとは見せられないさ」
「それはそうだな・・・・・・ならば、最初は会社のパソコンのシステムなどを改善しよう。 前にホテルで弄ったときに気になってたんだ。」
「ああ、支配人から連絡受けてる。 使いよくなったし、メンテに来た会社の人間が驚いてたって」
「私の名前は出さないでくれ」
「分かってるさ・・・・・・・なら、頼もうかな。 最初に会長に聞いてみるから答えは待ってくれ」
「ああ、わかった」

朝食が終わって食後のコーヒーや紅茶を飲んでいるとき、その日は、スキー場に行くことに決めたピダム達は佳織もムンノも連れて行き、大いにスキーを楽しんでいた
*****

それからしばらくたった、ある日。。。

「チョコとはどう作れば良いのだ?  教えてくれ」
トンマンが料理長に頼めば、涙ぐみながら喜んだ初老の料理長が丁寧に教えていった

「あの小さかったトンマンお嬢様が・・・・・・新羅家に使えて20有余年、これほど嬉しい日はありません」
「泣くな、爺と一緒な反応だな?  なぜだ?」
「チョンミョン様と違ってトンマン様は男性に見向きもせずに本ばかり読んでおられて・・・ムンノ殿と一緒に心配していたのです。  ああ、良かった」

「はっはっはっは!  それもそうだな、自分でも不思議なんだからお前達も戸惑うわけだな」
からからと笑うトンマンに料理長も、笑っている

「それでは嬢ちゃま、チョコは熱くし過ぎると照りがなくなります。  気をつけてくださいね」
「そうだな・・・では、これを型に入れて・・・・・・固まる前に飾りをつけよう!」
「嬢ちゃま、ハートとか星とか、もっと可愛い物を、ああ!!  そんな鶏なんて」
「これでよいのだ! ピダムは鶏肉が好きなんだから」
「・・・そうですか?」

その日、3つチョコを作ったトンマンは、綺麗に包んで部屋に持ち帰った

「ぐふふふ うまくいったぞ やはりチョコが王道のようだからな。  完璧だ!!!」
部屋で腰に手を当て、仁王立ちして笑うトンマンを扉の陰からムンノが覗いていた

「大丈夫なのだろうか?」
爺やの心配は尽きないようだった
***

新羅家研究所スンマン専用開発室
《  どぉーーん  》
もくもく・・・・・もくもく・・・・・・煙が立ち上る部屋の中

フラスコが並ぶ台の上、メガネをかけ白衣のスンマンが朝から何かを作っていた

「ふむ・・・・チョコとはカカオに砂糖などを入れて作ったもの・・・・ならば体に良いものも入れればもっといいだろう」
「ビタミン、鉄、アミノ酸・・・・・ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ」

《  ぼぉぉぉんん! 》
混ぜて混ぜて、かき回し型に入れてスンマンは満足気にメガネをとった

「できたぞ! ふふふ・・・・・・・」
無造作にチョコを箱に入れたスンマンが鞄に入れて帰宅しようと部屋をでた

「コーヒーが飲みたいな」
つぶやいたスンマンが足を食堂に向かわせれば、後ろにポジョンが立っていた

「スンマン様、コーヒーです」

ポジョンの手にはポットが握られていた・・・・・・スンマンの好きなキリマンジャロのコーヒーを煎れてきたのだった

「早く仕事が終わったので、お迎えにきました」
「くすっ 丁度よかった・・・」
「何がですか?」
「何でもない・・・・・・ふふっ 行こう」

スンマンの愛車のフェラーリの中で二人はゆっくりとコーヒーを飲んで、帰っていった
***

夕食を食べた二人はスンマンが言い出して、マンションに着いた
ポジョンのマンションの部屋に初めてきたスンマンは、興味しんしんに部屋の中を見回している
広いリビングに寝室と書斎の全部で3LDKの部屋・・・・・・一人暮らしながらも贅沢な部屋だった

その部屋のどこもが、きちんと整頓されている
男の一人暮らしならもっと猥雑かと思えば、きっちりと片付けられている部屋は持ち主の性格を現しているようだ

「きれいにしてるのだな・・・・・・つまらん」

リビングのソファーに座りながらポジョンに言えば、キッチンで軽いツマミを作っていたポジョンがお盆に載せてやってきた

ブランデーの水割りを慣れた手で作りスンマンに出したポジョンは苦笑している
「寝に帰るだけですから、あまり汚れないのです」
「そんなものか?」
「定期的に掃除には入ってもらってますから」
「そっか・・・・・ところでポジョン、お前チョコは好きか?」

「嫌いではありませんが・・・なぜですか?」
「ブランデーにはチョコが合うからな・・・・・・コレを食べないか?」

ポンッ! と鞄から無造作にだしてテーブルに置いたスンマンが、ポジョンに開けろと促す
「これは?」
「チョコだ、ブランデーが出たからな・・・食べよう」
「はい、スンマン様」

箱を開け皿に出したポジョンが一つ摘んで食べた

そうして、そのチョコは バレンタインのチョコとは気づかれないままにポジョンが一人で全て食べた
***

「ぴぴぴ・・・・・・・ピダム!!!」
「おわっ!  何だ突然、トンマン」
顔の前に突きつけられた箱を受け取り、まじまじと見れば・・・・・・ピンクの箱に入っている

「トンマン、これってもしかしてもしかしたら」
「食べてくれ、ただし生まれて初めて作ったからな・・・・・・味は保障できないが」

「トンマン!!!!!!」
「のわっ!  ピダム抱きつくな」
「だって嬉しいんだもん トンマンからのチョコだ♪♪♪」

リムジンの中で飛び跳ねるように喜ぶピダムにトンマンが呆気にとられている

「そんなに嬉しいか?」
「うん♪♪♪」
「くすっ・・・・・・ときに子供のようだな、ピダムは」
「そうか? きっとトンマンの前でだけだぞ」
「////// そ・・・そうなのか」
「ありがとう トンマン すごく、すごく嬉しいよ」

すっと男の表情に戻ったピダムが、優しく抱きしめてトンマンの唇に唇を重ねて・・・・・・
「んっ・・・」

深く、熱く、絡み合う舌と抱きしめられたピダムの香りに包まれてトンマンは酔っていった
この香りに包まれると不思議なことにトンマンは、うっとりとしていく・・・・・・・
とろん、とした瞳にピダムの眼が愛しげに細められ、ますます抱きしめる腕に力をこめる
熱い二人を乗せたリムジンが走り続けていった

***

その週の金曜の夜、また恒例の佳織のお泊り。。。

「渡したんだぁ~~~」
トンマンとスンマンが照れているなか、チョンミョンが佳織を部屋の隅に連れていった

「どうしたの? チョンミョン」
「佳織、トンマンは確かにピダムにバレンタインのチョコって分かるように渡したんだけどね・・・・・・」
「???」
「スンマンがねぇ~~~」
「どうしたの?」
「実は、これこれしかじか・・・・・・」

いきさつを聞いた佳織が驚き、休み明けのポジョンを捕まえて給湯室に連れ込むことになった

何も知らないポジョンが実はあの夜、スンマンが無造作に渡したチョコがバレンタインに手作りしたチョコだとしって・・・・・・・頭を抱えた

「なぜ言ってくださらないのだ!!! なんの感慨も無く食べてしまった・・・・・」
呆然とつぶやくポジョンは、いくぶん青ざめている

「言ったら室長どうしました?」
「それは大事に飾ってとって置くさ、当然だろう」
「・・・・・・ふぅ~~ん、やっぱりね」

佳織がスンマンから聞いた言葉をポジョンに伝えると、ポジョンはスンマンの予定を手帳で確認し会社を出て行った

「室長~~ 頑張ってね」
***

『チョコにはね、室長に元気になってほしくて色々入れたんだって。 だから黙って渡して食べてほしかったって言ってたわ』

・・・・・ああ・・・・・スンマン様。

大学で講義の合間にいつものように図書室の人気の無い場所でうたた寝していたスンマンがポジョンに起こされ、激烈なキスをされてチョコの礼をされていた

*****
バレンタインということで書いてみました
感想お待ちしております!!!




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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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