あけおめ企画:【オフィスで……】

あけましておめでとうございます(^o^)/
短編でお遊び企画してみます!

題材は【社長(専務)と私(秘書)】
ベタですが(笑)……気軽に楽しんで頂ければ嬉しいです☆

※※※

ここは美室財団の秘書課

それぞれの役職方々に付いている秘書達が朝のミーティングをしていた

「ピダム社長の今日の予定は確認済みね」
秘書室長のミシルが確認をすれば担当のトンマンが頷いた

「はい、ミシル室長!」

「ポジョン専務はどう?」
「抜かりはありません」
担当のスンマンが微笑んだ

「他の役員達も大丈夫ですね!」
「「「はい!」」」
秘書室の中の役員付きの秘書達が頼もしく返事を返すのに満足気にミシルは頷いて返した

「いいですか?今夜は会社あげての創立記念パーティーが新しいうちのホテルであります」

「担当の役員達を時間通りにパーティーに連れてくるのですよ!!」
「「「はい!」」」

「会場となるホテルの準備は総務課と協力して行いますからね……さぁ、皆さん今日も一日頑張りましょう」

ミシルの号令のもとそれぞれの仕事に向かう秘書達だった


トンマンとスンマンが秘書室を出て、社長室と隣り合う専務室へ一緒に向かう為歩き出した。

「スンマンは今夜は専務とパーティーに出るの?」
「創立記念のパーティーだから出ないよ」
「そっか」
「トンマンは?」
「会場に着けば裏方しないと……ミシル室長に睨まれるから」
「そうだよね」
エレベーターに乗り込み最上階で降り目的地についた

「じゃ、今日もがんばろ」
「ええ」

其々が部屋に入っていった

※※※
【トンマン編】

コンコン!
部屋の奥の扉をノックし、入るとピダム社長は窓辺にたって外を眺めていた

すらりとした長身の後ろ姿にドキッと鼓動が高鳴る

……やっぱりこの人、カッコいい……

オールバックに撫で付けた髪と銀縁の眼鏡をかけたピダムが足音に振り返る

「おはようございますピダム社長」
「おはよう」
「今日の御予定です」
手にした手帳で一日の予定を読み上げれば社長は目を細目確認中……

「最後に創立記念パーティーに御出席されて終わります」
「パーティーの前に寄りたい場所があるから一時間空けてくれ」
「えっ、では役員定例会を後日に変更いたします」
「ああ、よろしく」
トンマンはパタパタと部屋を出ていき直ぐに戻ってきた

扉を閉めたトンマンの側に立っていたピダムが背後から抱きしめ、重厚な扉の鍵を閉めた

「社長?」
驚くトンマンを抱きしめたまま綺麗に纏めた髪から露になったうなじに唇が落ちる

「朝の会議まで時間は?」
耳朶を唇が掠めながら低く艶のある声がトンマンの耳から脳に染みていく

痺れる頭の中で先ほど確認したことを思い出す

「……はい、30分はあり……ます、社長」
「二人のときはピダム……だろ」
甘噛みした耳朶に細い華奢な体が震えている……獲物を見つけた獣のようにピダムの眼が鋭く捉えた

「いけません……社長」
「ピダム!」

スーツの上着の袷から入り込んだピダムの浅黒い手がブラウスの上から……もう片方の手がスカートの上を這い回る感触にトンマンの唇が戦慄いた

「ぴ……ピダム」
「そう……いい子だ」

不意に抱き上げられたトンマンは目を見張り驚きながらもピダムの首に手を回し掴まった

「くっくっくっ……」
「危ないじゃないですか」
口を尖らせ上目遣いで見上げて怒るトンマンが自身も知らずにピダムの心を鷲掴みしていた……

「ぐっ……」
急に真顔で自分を見下ろし……次いで頬や首筋を赤くしたピダムにトンマンが不思議そうに見入る

どんな商談でも飄々と薄く笑いながら進める社長ピダムの……こんな表情は初めて見たトンマンだった

「お前……そんな顔して卑怯だぞ」
「何がですか!……卑怯なんて聞き捨てならないです」
「その顔……他の男の前でするなよ」
「え?」

無意識なトンマンの様子にピダムは溜め息をつく

「そんな顔で誘われると弱いんだ……俺」

ますます尖らす唇と頬まで膨らましたトンマンが可愛くて……ピダムは社長の椅子にトンマンを降ろして跪ずいた

「社長!!」
「考えてくれた?」
「何を……言われているの……か」
俯くトンマンの顎を捉えて口付ける……

「俺と結婚してよ」
「しゃ……社長!! 恋人って話じゃなかったですか?」
「そうだよ!結婚を前提に付き合う恋人になって」
「……私は」

不意に銀縁の眼鏡を外したピダムの顔を見下ろして……ドキドキと高鳴る鼓動がトンマンの頬を赤く染める

「他の男に取られたくないんだ……俺だけのものになって」熱く潤んだピダムの黒曜石の瞳に星が散りばめられる……

この人のこの瞳に捕まってキスを重ねていた自分を思い出すトンマン

二人の仲はまだキスだけ……でもだんだんと体を触れて求めてくるピダムにトンマンも拒めなくなっていた

《でも……》
胸に過る不穏な噂……
社員なら知っている噂があった

《社長は秘書を食べちゃうんだって!》
《きゃ~嘘~~~でもピダム社長なら食べられたぁ~い》
《私も~カッコいいんだもの~~》
秘書室の奥の給湯室での噂話……

《でも飽きられたら捨てられるんでしょ?》
《秘書だもん簡単でしょ》
《それでも抱かれてみたいわ~~ピダム社長に》

かしましく騒ぐ噂雀の無責任な話がトンマンの胸に棘のように刺さっていた

自分は器用じゃない……遊びと分かっていて付き合えない

この前から申し込まれていた【恋人】の話もはぐらかしていた……

「私は器用ではありません」
「ああ……不器用だな」
「秘書なら秘書として社長にお仕えすることしかできません」
「それで?」
「……遊びと割り切っての恋人には……なれません」
「遊び?」
「先輩達が言われてました……社長は秘書を食べちゃうって」
「な!……なんだと」
「それでもいいって思ってます……でも飽きられたら側にも居られなくなるって聞いて……」
「トンマン……」

「私……変なんです!社長に何度もキスされてたら……体が熱くなって……ぞわぞわして……何か変な病気かもしれません」

「トンマン……」
「でも……社長が……社長のことが……わたし……」

真っ赤に俯くトンマンの体を抱きしめたピダムはゆっくりと話始めた

「俺は真面目だよ……生涯の伴侶は君しか考えられない」

胸に耳が当たったトンマンは低く艶やかな声を聞いていた

「秘書なんて抱いたことないよ……噂じゃなくて俺を信じて」

「結婚を前提に付き合って下さい」
いつにない真摯な瞳にトンマンは真っ赤になりながらも……頷いていた

※※※
【スンマン編】

「コーヒーをお持ちしました」
ノックの後、部屋に入り専務の机にコーヒーを置く……毎朝の日課になっていた

「ありがとう……いい香りだ」
「専務、今日の御予定ですが……パーティーの前にあった定例会が変更になりました」

先ほど連絡のあったことを付け加えて話終えたスンマンが一礼し下がろうとした

「待ってくれ」
穏やかなポジョン専務の声に何事かと振り向いたスンマンが……

「……んんっ……」
「……スンマン……」

抱きすくめられ口付けされ……角度を変え深まる口付けに舌を絡めあい……

「んっ……専務……いけません……」
「いつものように……私の名を呼んで……」
唇が離れる僅かな合間に囁きあう

「…んんっ…ポジョン……」
「スンマン……」

スーツの上着のボタンを外され脱がされ……スンマンはブラウスの前も開かれた

扉を背に立ったスンマンの唇から離れ……首筋…喉元…鎖骨から白い胸へとポジョンの唇が辿っていく

昨夜、自分が付けた花弁のような赤い痕を再び辿る唇にスンマンが身悶える

「あっ…やめ……だめ…です」
「何故?」
「会議まで……時間がありませんから……」
ぽっと頬を染めたスンマンが恥ずかしそうに続ける
「途中で…止まれない……」

常は秘書としてキリリとした切れ長の瞳が……潤んで揺れて頬が染まり艶やかで美しい……

「そんな貴女を見て離せると思う?」
「……駄目なものは駄目です……あっ!」
「キスなら……いい?」

深く舌を差し込み絡ませて……息があがり足から力が抜けるスンマンの腕を自分の首に回し、ポジョンの腕が腰に回り支えている

その力強い腕が頼もしくて……首に回した腕に力を込め厚い胸に躯を擦り寄せるスンマンにポジョンが苦笑した

「蛇の生殺しみたいだな……」
「え?」
うっとりと微睡むようなスンマンの額に口付けると、服を直してソファーに座らせた

「定例会が無くなったなら時間があくね」
「……はい」
「その時間、私に付き合ってね」
「……はい」
隣に座りきちんと纏めた髪を撫でると、こてん……と肩に頭を、胸に躯を預けてくるスンマンに微笑むポジョン……

ひとときの優しい時間が過ぎていく

※※※

パーティーの1時間半前に別方向から来た黒塗りの車が二台、とあるブティックのビルに止まった

車を降りたピダムとポジョンが見合わせて笑いあった

「お前もか?」
「兄上も?」

其々が相手を連れて店内に入っていく

「社長……」
「専務どういうことですか」

分けも分からないまま仕度をされ、ヘアメイクも完了したトンマンとスンマン

「さぁ~ピダム!ポジョン!美しい女神達の支度ができたわよ」
このブティックのデザイナーが満足そうにトンマンとスンマンを案内してきた

ソファーに座り待っていた二人が振り返り見れば……息を呑んで驚いている

「ふっふっふっ……素材がいいから腕の奮いようがあったわ」

トンマンは淡いブルーのシルクのドレス、スンマンは藤色のシルクのドレスだった

「ポジョン!あんたドレス着せるつもりなら痕なんて付けないのよ~……まぁ、ビーズとペイントで誤魔化したけどさ」

スンマンの露になった肩や背中には所々花びらをあしらったボディペイントが華やかさをプラスしていた

「専務……どういうことでしょうか」
スンマンの前で跪ずいたポジョンが指輪を差し出した

「私と結婚して下さい」
「!!!」
驚愕に瞠目したまま凍りついたスンマンの横で見守るトンマンの手を掴んだピダムが豪華なサファイヤの指輪を左手の薬指に嵌めた

「しゃ……社長!」
「今朝オッケーしただろ?婚約指輪は改めて見に行くことにして……これは婚約指輪のつなぎだ」
「ええ!!!」
「ポジョン!先に行くぞ」
トンマンの肩からコートをかけてピダムが優しく車に乗った

※※※

「返事を聞かせてほしい……」
「急すぎます……考えさせて下さい」
「私では不満?」
「……貴方に相応しくありません……私は今のままがいい……」

すっ……とポジョンを交わしてフィッテングルームに戻ろうとするスンマンの後を追ったポジョンが続いて入った個室の……その部屋の鍵をかけた

「ポジョンはピダムより頑固だからね~諦めなさいよ彼女~~~」

しばらくして出てきた二人の手がしっかりと繋がっていた

「愛してる……君だけを」
スンマンの左手の薬指に深い赤のルビーを嵌めたポジョンが抱きしめていた

「さ、パーティーに遅れるわよ~~~行った行った」

※※※

「このバカ息子ども!!……パーティーに遅刻するつもりだったの!!」

ミシルの怒号がピダムとポジョンに落ちた

「ま、上手く嫁を捕まえられたのなら許しましょう」

「ええ!!……ミシル室長が会長夫人」
心底驚いているトンマンとスンマンにミシルは口角を片方だけ上げて笑っている

「ほっほっほっ……実際は内部監査も兼ねてますがね~」


……その夜、パーティーでピダムとポジョンの婚約発表がなされ、トンマンとスンマンに注目されたが……

二人の美しさと幸せそうな様子に会場は祝福の拍手が鳴りやまなかった


※※※

本当はオフィスでラブラブさせようと思いましたが正月一発目にあまりエロも……何だかなぁ~ということで(笑)

ではこれにてゴメン!!(書き逃げします)

ε=ε=┏( ・_・)┛
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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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