14 《 お前のそばに・・・ 》(完)

タイトルの《 お前のそばに・・・ 》は、ドラマの最終回の最後で、ワン・ソがその強い想いでヘスに語りかけたシーンがあまりにもすごかったので。

すごいと言うのは、映像も美しく、魅入ってしまうんです。

ほんとに現代まで追いかけてきそうだな・・・・という私の感想と、ソ皇子様の気持ちを込めてつけました!

お話と合うといいんですが・・・・・タイトルつけるの苦手なんです(笑)






「「「 ありがとうございました」」」

ファンボ夫人達を 深々と一同で頭を下げて送り出して・・・・・・・・やっと休憩にできる。


「ご予約のお客様は? ・・・・・しばらく無いわね。 じゃあ、休憩入れる人は入っちゃって〜〜!」

店長のこの声で私とスジンは昼休憩に出たの。


ファンボ夫人の協力で、セヒョンのスマホは無効化できた! その報告をしようと私達は、ジョンウさんの執務室へと急いだの。


「待って!!!」
「え?」

振り返って呼び止めた人を見たんだけど、それは・・・・・・・セヒョンだった。


「・・・・・・・話があるの、休憩でしょ? ちょっと来て!」

横にいるスジンを見れば、私に頷くから私達はおとなしくセヒョンの後をついていった。。。





・・・・・・・・ハジンが焦ってるのは見えるけど、不思議と私は落ち着いてセヒョンを見ていられた。


スマホの事で文句を言うのなら、言えばいい。 私にだって言いたいことは山ほどあるから。


学生のころ、意地っ張りで友達を作ろうとしないセヒョンを見ていて、私は何となく気になっていた。
だから何かと彼女を見ていた。

本当は友達になりたかったけど、セヒョンが望まないならと思ってそっとしていた。

学生の中には意地悪ですぐに人の悪口を言ったり、噂をたてたりする輩がいたけど、そんなのと違ってセヒョンはただ1人だった。

誰の噂も悪口も言わない、凛としていたセヒョンを私は、見ているのが好きだった。


なのに・・・・・・ハジンを陥れようとありもしない写真を捏造するなんて、そんなにも変わったセヒョンに私は・・・・・・

セヒョンが何かするのなら、私は受けて立つんだから!!!





・・・・・・・・オバさん達をマッサージしながら、私は考えた。

バカな私は昔から、しでかしてしまってから後悔してたんだ・・・・・・・いつも、いつも。。。


本当は友達が欲しかったのに、つまらない意地や苦手意識で1人も作れなかった、学生時代。

困ったときに助けてくれたスジンにも、『ありがとう』なんて言えなかった自分。


家を追い出されて転がり込んだ私を、受け入れてくれたハジンをネタに・・・・・・脅してる私。


最低だよ、私。 こんな自分が嫌になった。


お金やバックを得て喜んでるなんて・・・・・ましてやハジンの恋人に別れて私と付き合えなんて・・・・・・・


・・・・・・・・目先の欲にくらんで、私は最低なことをした。


どうすればいい? どうすれば、私は・・・・・・・ああ、何にも分からない。


だから、私は・・・・・・・こうしようと、思った。







【 コンコン・・・ 】


「ハジンさん達では? うまくいった報告に来られたのではないですか?」
「そうだといいが」

ふと、ノックの音の違和感にこんなことを言ったが、うまくいっていて欲しいと願う。


「またまた〜〜! 本当に心配性ですねぇ〜〜・・・・・・・・ はああ !?!?!?」

ジモンが話の途中でドアを開け、そこに立っていた人物に素っ頓狂な声を上げている。


「何か用か?」
ドアの外に立っていたのは、セヒョン、だった。


ズイッと入ってきた彼女の後ろから兄のヨが現れ、その後にハジンとスジンさんが・・・・・・・


「・・・・・・・どういうことかな?」
「しらねぇ〜〜・・・・・けどコイツが俺の部屋に来て一緒に来いってさ」

「私達はセヒョンから付いてきてって・・・・・・」

ほぉ〜〜・・・・・・ということは。

「皆を引っ張ってきたのは君か、セヒョンさん。 そして、どんな用件なのかな?」

私はハジンの隣に立ち、彼女を見た。


これ以上、私の愛しいハジンを傷つけるようなら、私はセヒョンを許せない。



「・・・・・・・・話があるの」

強い決意を目に宿しているな、これは本当に何か話があるんだろう。 そう感じた私は、先を促した。





さあ、言うんだ私!!! 今までの私とは、変わるんだ!!!

「・・・・・・・私、学生の頃から ハジンが羨ましかった。 どうしてハジンだけ恵まれてるんだろうって、いつも妬んでた」

「ハジンの周りには友達がいっぱいいて、誰とでもうち解けてすぐに友達になれるハジンが、羨ましかった」

だから・・・・・1年前も、ハジンから男を取ってやろうと思って、私から誘惑したの。

「すぐに私に落ちたチャラ男だけどさ、アイツ、借金はあるわ、人の財布から金盗るわ、最悪な男だった」

すぐに逃げたんだけど・・・・・私だけ割に合わないって思った! 損したって、思ってた。


戻ってみたら、ハジンにはチャラ男とは雲泥の差の金持ちの恋人ができてて・・・・・・ズルイって、思ったの。

「ハジンの家に転がり込んだとき、寝ているハジンを撮った写真に加工して、恋人を脅したの」

はぁ〜〜〜・・・・・・言えば言うほど、私のしたことって最低だ。


だから、私はこうするの!!!



セヒョンと私の間に立つジョンウさんを、頼もしく見ていると、ジョンウさんの手が私の手を握ってくれた。

その温かな手が、心配しなくていいと言われてるみたいで、私はもうセヒョンに何を言われてもいいと思えたの。


怯えるのは、やめよう。

自分のした事ではないのなら、声を大きく出して『違う』と言おう。

私は、やましい事ないって堂々としていよう。


・・・・・・・・そして、堂々と私は、ジョンウさんを愛していると言おう。

誰よりもジョンウさんを愛しているわ・・・・・・それは私の1番の力になる。

それに、私は友達に、恵まれてる! 自分の事よりも私の心配をしてくれるスジンがいるわ!

だから私は、顔を上げて、胸をはって、セヒョンを真正面からみよう!


そのセヒョンが、苦しそうな顔して話してる・・・・・・・もしかして彼女、後悔してるのかも。



「ハジン、家賃が払えなくて家を追い出された私を、泊めてくれてありがとう・・・・・そして、ごめん」
潤んでる目で私を見つめるセヒョンは、心から謝罪していると信じられる。

「今さら謝っても許してはもらえないだろうけど、本当に、ごめんなさい」
「セヒョン・・・」


「・・・・・・・はん! 今さらだな! お前の写真のせいでどれだけハジンとジョンウが苦しんだ? 分かっているのか?」
ワン・ヨの声が冷たくセヒョンに刺さってく・・・・・・・あ、スジン!

「そもそもアンタがセヒョンに2人を別れさすよう命令したんでしょう? お前も同罪だ!!!」
「うわっ! やめろ、スジン! 俺はちゃんと謝っただろ?」

「謝ったからってセヒョンを責めていいってわけじゃないでしょ? このバカ!」

ポカン!!!とスジンに叩かれるワン・ヨが、なんだか楽しそうなんだけど・・・・・・



「だから、考えたの! 私がお詫びするにはコレしかない!」

セヒョンは部屋に飾ってあった花瓶から花を抜いて、その中に自分のスマホを・・・・・・・入れたの。


「防水じゃないから、コレで私のスマホはパーよ。 データとかとってないから、スマホが壊れればそれでおしまいよ」



私はセヒョンした事にビックリして、見ているしかできなかった。

でも、セヒョンが本気で謝ってくれているって分かった!


「セヒョン〜〜〜!!!」
私は嬉しくなってセヒョンに抱きついてたの!



・・・・・・・驚いたな。

彼女がどう考えて行動したことかはまだ分からないし、すでにスマホは無効化してあるが、ふふっ。

これもハジンとスジンさんの優しさが、セヒョンの意固地になった気持ちを溶かしたんだろう。


良かった・・・・・・これで、私も堂々と彼女を愛せる。



・・・・・・・・3人で仲直りしているようだが、いつまでくっついてるつもりなんだ?


私はハジンの腕を掴んで団子のように固まっている中から、バリッと引き剥がし・・・・・・私の腕の中に閉じ込めた。

「じょ・・ジョンウさん???」
「いくら友人でも、同性でも、くっつきすぎだ。 ・・・・・・面白くない」

「え? ジョンウさん?」
「ハジンに触れていいのは、私だけだ」

「ハジンは、私の・・・・・愛しい人だから」
「ジョンウさん・・・・・・・」


2人の世界に入り始めたハジンとジョンウさん。

邪魔しないようセヒョンとワン・ヨを連れて部屋を出れば、ジモンさんが最後に扉をそっと閉めていた。








〜〜〜〜〜〜 エピローグ 〜〜〜〜〜〜


「新しいスマホ買ったんだ・・・・・・・だから、あのね、その・・・・・・」

もじもじとスマホを差し出すセヒョンは、頬を赤くしながら、何とか言おうとしていた。

「あのさ、アドレス交換してほしいんだ! お願いします!」

ガバッと頭を下げたセヒョン、その向かいに立っているのは・・・・・・・


「うん、いいよ! 私もセヒョンと仲良くしたい♡」
「きゃあああ〜〜〜ありがとう、スジン!」

「私も交換したい〜〜〜!」
「ありがとう、ハジン!」

3人でスマホのアドレス交換をしている様子は、まるで。

「・・・・・・まるで女学生みたいだな」
「ふん! ずいぶん年のたった女学生だな」

その微笑ましい光景を前に、ジョンウが優しく微笑んでいるのに対して、横にいるワン・ヨは面白くないと仏頂面だった。


「まったく・・・・・スジンのアドレスを調べるのに、幾ら金を使ったと思うんだ! それなのに易々と教えやがって」
「・・・・・・ヘタしたらストーカーだぞ、ワン・ヨ」

「兄貴と呼べって言ったろ? 何度言っても呼ばない奴だな」
「・・・・・・・(照れ臭いの、分かれよ)」

「ふん! 言ってる方も照れ臭いんだぞ!」
「・・・・・・・」

「ああ、もう! 飯にしようぜ! そこの女子3人も、飯だぞ飯!!!」
「「「 はーい 」」」



レストランの入口に立つワン・ヨとジョンウの元に向かっていたハジンが、立ち止まった。
「そういえばスジン! 御曹司とはどうなってるの?」

「え? 別になんでもない・・・・よ?」
「なになに? 御曹司とスジンがなに??? 」

セヒョンが話に食いつき、その場で立ったまま言い合いになった3人だが・・・・・・・


そんな様子も微笑ましいと、ジョンウは思う。


皆を証人に、私は今夜・・・・・・・ハジンにちゃんとプロポーズする。


ハジンは、私の愛しい人だから・・・・・・1,000年の昔から、愛しい・・・・・・


愛している・・・・・2度と離れはしない、離しはしない。。。


ハジン、今宵からお前の全ては私のものだ・・・・・・私の人よ、私の妻よ。


食事会の最中に、プロポーズしたジョンウは・・・・・・嬉し泣きするハジンの「はい」という返事を無事にもらえた。


そして嬉し泣きするスジンを慰めるのは・・・・・・・セヒョンだった(笑)






これで《 お前のそばに・・・ 》は完結です。

更新がままならず、ものすごく待たせてしまい申し訳ありませんでした!!!

また感想などいただけると嬉しいです!



では、またね ♡ ( ^ω^ )v

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コメント

☆韓流大好き主婦ですさんへ☆


はじめまして、すーさんです。
去年、ドラマを見終わったあと、どうしてもソ皇子様を幸せにしたくて・・・
ヒロインとラブラブな関係にしたくて、書きはじめたのを覚えています

読んでいただけて嬉しいです♡
コメントありがとうございます♡

はじめましてm(__)m
麗萌える王子にはまり、この二次にたどり付きました。
とても素敵なお話でした。二人が幸せになれて良かったです(*´ω`*)読ませていただけて感謝します

☆せい様へ☆

はじめまして、すーさんです!
私も何度もドラマを見ながら書いていきました。
もう去年のことなんですね・・・・・ワンソロスを紛らわしたいのと、もっとソ皇子様を幸せにしたい!そんな想いだけで書き続けてました♡

お褒めの言葉ありがとうございます! 文才なんて、とんでもないです!お恥ずかしいばかりです。。。
せい様、すみません・・・今、シンイ(信義)というドラマの二次小説を書いておりまして、『麗』はしばらく遠ざかっているのです。
ただソ皇子様は、私の中で殿堂入りした方なのでシンイの方が落ち着いたら、再び書き出すかもしれません。
アメブロの方で書いておりますので、よろしければそちらの方も遊びに来てくださいませ
コメントありがとうございます♡

https://ameblo.jp/1030914

↑うまく貼れたか分かりませんが、『すーさん日記』というアメブロ名で書いております♡

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

☆あさみ様へ☆

あさみ様、コメントありがとうございます!

そうなんですよね〜〜・・・・・ 私も後半部分ソヘカップルのラブラブ〜〜が少なくて。。。

お話を最後まで書き上げなきゃ!と思えば思うほど余裕がなくなってしまいました。

途中で止まらないように焦っちゃいました。

あはは、言いわけなんですがね。

バタバタも終わり、仕事も正月休みとかあるし、短編で2人のラブラブ♡書きたいですね。

またお待たせするかもですが、短編で書こうと思います。

もしくは・・・・・新しい2人の出逢いとか?

まだ自分の中で固まってないので約束はできませんが、私もまだまだソ皇子にハマってますので何か書きたいです。

プロポーズや結婚式とかも、ラブラブ♡いちゃいちゃで楽しく(笑)

あさみ様、今年はコメントをたくさんいただいて嬉しかったです。

来年もよろしくお願いします♡

( ^ω^ )v


終わちゃった~(>_<)

連載無事エンドマークおめでとうございます。

でも、すっごく寂しいです。

まだまだ、ソヘカップルに会いたい・・・

なんだかね、最終回、少し二人のいちゃいちゃが足りない気がしました。

二人を守るために頑張るヨやスジンの姿もとっても素敵だったけど、
やっぱりどんな言葉でプロポースしたのか知りたかったり、
(ほとんどのぞき見のおばさんな感じ(笑))
そのプロポーズを準備しているジョンウさんのウキウキドキドキした
可愛い姿も見て見たかったし。

兄ちゃんと時を超えて仲良くなった弟とのニヤニヤしちゃうシーンも
見たいなあと、贅沢なことを考えてしまいます。

短編でもいいので、又みんなに会わせてくださいね。

ひとまずお疲れさまでした。

また、楽しみにしていまーす♪
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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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