③ 《 お前のそばに 》

第3話になりました。

更新がものっそい遅くて 申し訳ないです。

9月に入って諸々のことが少し減るので、時間がとれると思います。


そして、書けば書くほどワン・ヨさんが・・・・・・・・おバカなキャラになっていくような気がします。

ヨさんのファンの方、申し訳ないです。 でも1,000年前は母に押しつけられた理想の息子のプレッシャーが、現代ではまだ当たりは弱いと思います。

彼も、のびのびと現代を謳歌してほしいと、私は思うのです。

では、すーさんワールドへどうぞ。。。






ジョンウさんと出会って、しばらく経ったある日。。。

私達は少しでも時間があれば会ってるんだけど、その中で驚くことがあったの。


「え? じゃ、うちのサロンが今度出店するホテルって・・・」
「ああ、ワン財閥のホテルだ。 私が企画したんだ」

「・・・・・・・そういえば噂でホテルの偉い人に、すっごいイケメンがいたって聞いたけど、ジョンウさんの事だったんだ〜〜」
「これも、縁だな・・・」

もし、あの絵の前で出会わなくても私達は、ホテルで出会えてたのかな?
そう考えると私達って・・・・・・

「出逢うべくして、出逢えたのだな・・・・・ハジン」
「ジョンウさん」


肩に回される腕に引き寄せられて、優しく・・・抱きしめられる。


初めて知ったの、抱きしめられた記憶も蘇ってるけど・・・・・・あなたの腕の中は、1,000年前の記憶よりもあたたかく、力強く、優しくて・・・・・すごく、落ち着くの。


「・・・・・・昔も抱きしめていたが、 “ 今 ” お前を抱きしめていると、落ち着く」
「くすくす・・・・・私も、そう感じてました」

「ハジン・・・・・・愛している」
「私も・・・・・ジョンウさん」


重なる唇、強くなる腕の中、私は・・・・・・感じたことがないくらい、幸せなの。



ああ、幸せとは・・・・・こういう事を言うのだろう。。。

想いが通じあった人との穏やかな日々・・・・・・目があえば、微笑みで返してくれる人。

会えば何気ない言葉からも私を案じ、心配していることがわかる・・・・・そんな温かな人。

私はなるべく時間を作り、ハジンと会った。

ハジンは「無理はしないで下さい」と言うけれど、少々睡眠時間が減ることなど、なんて事はない!


・・・・・・・それより、たとえ10分でも良いのだ。

ハジンに会いたい・・・・・・言葉を交わす時間もなくていい・・・・・・1日の最後にお前の笑顔を、一目でもみられれば・・・・・・それでいいんだ。


ハジンにそう言ったら頬を赤くしながらも、嬉しそうに微笑んでくれた。

「私も、寝る時間よりジョンウさんと会いたいです」
「・・・・・だがいつもいつも、私に時間がないばかりにお前の部屋になってしまう。 すまない」

「いいんです! ジョンウさんが来てくれるまでに夕食も作れますから」

そう、私がハジンに会いにいくまでに手料理を作ってくれているんだ。

その手料理が・・・・・・

「美味い」
「良かった♡」

1,000年前より腕が上がったのではないか? お前の作る食事が楽しみになる。

何気ない会話、目があえば笑顔になる愛しい人、穏やかな時間・・・・・・何もかも現世の私は初めてだ。

だが懐かしい時間だ・・・・・・そう、あの日々を私は再び取り戻したのだ。


もう二度と、この日々を手放しはしない・・・・・・私の愛しいハジンを、ずっとそばに・・・・・・

そう、私は・・・・・・ハジンを妻にと考えている。


ぷ、ぷぷ・・・ ぷ、ろぽー・・・・・ず、を考えているんだが、早すぎるだろうか???


「ジョンウさん??? どうかしたんですか? なんかボーッとしてません?」
「いや、ハジンが可愛いから見惚れていたんだ」

「〜〜〜もう、ジョンウさんたらそんな冗談言って・・・・・冗談でもドキドキしちゃいます」

ははは、真っ赤な顔して焦るハジンが本当に可愛い・・・・・・

「冗談ではない、その証拠に・・・・・」
グイッとハジンを引き寄せ抱きしめて、その唇にキスをする。


ああ、幸せだ・・・・・・






「くっそ〜〜〜! 俺は不幸だ!」

俺は父の跡継ぎだぞ! 本妻の息子で長男なんだからな! ・・・・・・それなのに、どうだコレは。

「ワン・ヨ取締役、次の議案はこちらです」
「置いておけ」

「しかし、そう言われて置いておいた書類がこの様に山に」
「いいから、そこに置いておけ!!!」

まったく・・・ 秘書がつくからと言われて期待していれば、なんだよ、男じゃないか!!!

知的な美人で、ちょっとエロい秘書を想像してたのに・・・・・・あ〜〜〜あ!!!

しかも見るからに堅物で融通がきかないタイプだし・・・・・・・あああ、俺は不幸だぁぁ〜〜〜!!!


異母弟のジョンウを敵視している母が、鬼の様に怒り狂ってるからな、しばらくはいう事をきかないとクレジットカードを止められる。

出社した俺には溜まってた書類があるとかなんとか、あっという間にデスクの上が書類だらけになった。

しかも、やってもやっても増える方が多くて減りゃしない!!!


「〜〜〜あああ、しばらく休憩だ!!!」
「あ、お待ち下さい!」

秘書の声も無視して俺はホテルの執務室から飛び出したんだ。。。



「どこに行くかな・・・・・・」
ブラブラとホテルを歩いていると、ん? 改装中?のフロアに出てきた。

ああ、これがジョンウが企画したエステサロンの出店か・・・・・・・あ! そうだ、エステといえばコ・ハジン!

携帯を取り出しハジンが務めるエステサロンに電話しようとしたときだった。。。


ヒョコッと改装中の店から出てきたのは、ハジン本人だった。


「よお! 探したんだぞ!」
「??? あの、どちら様でしょうか?」

キョトンと見上げてくるハジン・・・・・・・って、嘘だろ? 俺だぜ? ワン財閥の御曹司だぞ? 覚えてないなんて、そんなことあるわけないだろう???


「・・・・・・どちら様ですか? もしかして新手のナンパ???」
「違う違う! ほら覚えてないか? この前、お前の元カレに紹介されただろう!」

「あんなの元々カレシじゃないわよ!!!」

よっぽどイヤな思いをしたんだろう、チャラ男の事を思い出したら途端にハジンが怒ってるが・・・・・・・ふん! 怒る顔も可愛いな。。。


「・・・・・・そういえば、あのクズ男のそばに立ってたわねアンタ! アイツの仲間なの?」

ん? もしかして・・・・・俺のこと何も聞いてないのか?

韓国1の財閥の御曹司で、《 顔良し、スタイル良し、エスコート良し!》・・・・・・現代の王子様とは、このワン・ヨの事だと女性たちが騒いでいるのに!?


自慢じゃないが、モテるこの俺がなぜ女性達とキレイに別れられると思う?

「さあ?」
「ふふん! 別れる相手には好きな物をプレゼントするんだ! 指輪でもバッグでも、俺の乗ってる外車でも、喜んでプレゼントするのさ! 太っ腹だろ?」

世の女性達は俺みたいに素敵なプリンスと付き合うことができて、おまけに別れる時はどんな高価なものでもプレゼントしてもらえると、先を争って付き合いたいと押し寄せてくるのさ〜〜〜!

ははは、ハジンも俺の魅力に気がついたのか? ジッと見てくるじゃないか・・・・うんうん、そうだな!

俺と付き合いたいのなら、予約はあるがハジンを優先してやってもいいぞ!

俺はドヤ顔でハジンを見ていたんだ。。。




・・・・・・・・・こいつ、バカなの???

それってつまり、別れる時のプレゼント目当てに付き合ってるだけじゃないの?

物を目当てに利用されてるって、分かってるのかな?

確かにイケメンだと思うし、女の子にガッツいて無理やり酷いことしそうにないけど・・・・・・


そんなの本気の恋じゃないわよ・・・・・


「本気の恋? なんだ、それ・・・ そんな面倒なもの、する気はないさ」
「・・・・・・呆れた〜〜! そんな不誠実な男、関わりたくないわ」

スタスタと歩き出したハジンの前に回り込む俺!!! ・・・・くぅぅ〜〜〜カッコイイぜ、俺!!!

ハジンの腕を掴んで壁に追い詰める・・・・・いわゆる壁ドンね! こんなシチュエーション、女子ならトキメクでしょう!!!


「・・・・・あの日、初めてお前にあってから・・・・・・忘れられないんだ」
「・・・・・・離して」

「俺と、付き合わないか? ・・・・・大事にするぜ」
「冗談でしょ??? 私は誠実な人がいいの! アンタみたいなのはゴメンだわ!」

「またまた〜〜〜照れてる〜〜〜」
そりゃそうだろうな! 俺のように金持ちでイケメンな男に『付き合ってほしい』なんて言われたんだ、普通の女なら照れて当たり前だよな!

「照れてないし、付き合わないし、腕・・・ 離さないなら殴るよ」
「おっと!」

殴られたらたまらない! ほら! 離したろ、拳をグーにするんじゃない!


「・・・・・・それに、私には本気で恋してる人がいるから」
「・・・・・・は?」

・・・・・なん、なんて言った? 恋してるだと?


「ちょっ! ちょっと、待てよ!」

俺は慌ててハジンを追ったんだ。

・・・・・・腕を掴もうとしたらグーにした拳が目の前に突き出してくるから、慌てて手を離した。


「それに、好きな人がいなくても、アンタなんてお断りだから!」
「どうして!?!?!?」

「ふん! 本気の気持ちが無い男なんて、付き合う価値なんか無いから!」

【 ふんっっ!!! 】と鼻息はいて去っていったハジンを、呆然と見送った俺は・・・・・・・人生で初めて、フラれたのだった。。。



「まったく何なのよ、あの男!!! 馴れ馴れしいったらありゃしない!!!」
「どうした?」

「ひゃ〜〜〜」

プリプリしながら歩いてた私は、グイッと誰かに引き寄せられた。

そのまま抱きしめられて、分かったの・・・・・・あなただって。。。



改装中のフロアの廊下は、シンとしていて誰も通らない。

時間ができた私はハジンの顔を見ようと、そのフロアに来たのだが・・・・・・目の前を歩いているのがハジンだった。


ん??? 何か怒ってるのか? プリプリと頬を膨らませて怒ってるハジンも、可愛い。


周りを見て誰もいないのを確認した私は、ハジンの腕を後ろから掴んで引き寄せた。。。

腕の中に抱きしめれば、最初の一瞬、身体を硬くしたハジンだが・・・・・・すぐにその強張りは解けた。


「どうした?」
「ひゃあ〜〜〜」

くすくす・・・・・飾らない、お前はいつも、飾らず嘘がない。


・・・・・・・それより、何か気になることを言っていたな? 『男』と。

私の胸が騒ぎだす・・・・・・・男。 ハジンの男は私だけだ。。。


「何か、あったのか?」
「ああ、何でも無いんです! あんなチャラ男、関係ないです!」

「・・・・・何か、あったか? 私に話せないのか?」
「・・・・・話さなきゃ、いけませんか?」

私はジッとハジンを見ていたら、根負けしたハジンが話しだした。


「・・・・・・で、そのチャラ男はどこのどいつなんだ?」
「知りません! 今日もこの間も、名前聞きませんでした」

ふむ、調べるか・・・・・・ 私のハジンにちょっかいかけてきたのだからな、どんな人物か確かめねば。


ジモンに調べさせ、数日・・・・・ ハジンから聞いた人相や服の色など、このホテルの中で働いている者と照らしあわせてみれば、浮かび上がったのはただ一人。


「ワン・ヨ取締役のようです」
「・・・・・・なんだと」

「ハジン様は最初から見向きもされておりませんが、ヨ取締役の方は違うようです」
「・・・・・・・ハジンから目を離すな。 ヨから守るんだ」

「手配いたします」


私はハジンには秘密に、彼女を守る者をつけることにしたのだった。。。






「はぁ〜〜〜・・・・・・・」

なんでだ? なんでハジンに【 本気の恋 】の相手がいるんだ?

俺とハジンが会ったときは、確かに彼氏とか好きな相手とかいなさそうだったのに・・・・・・

え? そんな事どうして分かるのかって?

見くびってもらっては困るな、俺はワン財閥の御曹司だ! 幼い頃からの英才教育と、あのヒステリーな母親のお陰で《 人の顔色 》には人一倍・・・・いや、百倍は敏感になってたんだ。

《 顔色 》つまり、顔の表情に出てくる、その人物の本音を読み取るんだ。

これには観察眼がいる・・・・・・・英才教育の中に心理学者の先生がいてな、その先生に教わったんだ。


それはさておき、問題はハジンだ。


俺を、初めてフった女・・・・・・・面白いじゃないか。

いくら恋をしていても、俺の方に気持ちを向かせればいいだけの事だ。

甘い囁きに、女心をくすぐる高価なプレゼント、そして俺という御曹司からアタックされるという優越感。

女は少々、強引な男の方が好きだとかいうしな・・・・・・




よし、決めた!!!

俺はハジンを落とす!!!


そうと決まればプレゼントを調達しに行くか!

「取締役! 書類を決裁して下さい!」
「ああ、そんなものジョンに回せ!」

「は? ジョン様にですか?」
「隣の部屋で腕立てや腹筋ばかりやってる筋肉バカでも、ハンコくらい押せるだろう」

「ですが・・・・」
「俺は忙しいんだ! じゃあな、あとはよろしく!!!」


俺は執務室を飛び出して、女子が喜ぶであろうプレゼント(高級な!)をゲットしに、街へと繰り出した。。。



「待ってろよぉぉ〜〜〜コ・ハジン!!! 絶対、お前は俺が落とす!!!」



軽快なエンジン音を響かせて、ワン・ヨは自慢のスポーツカーを走らせていたのだった。。。


ホテルの駐車場から出ていくスポーツカーを見ている者が、1人。


その瞳は、野望の光に満ち溢れている。

「今に、みていなさい・・・・」

その人物は、ホテルの中へと吸い込まれていったのだった。。。





お待たせいたしました!

周りがだんだんざわつき始めていますが、ジョンウさんとハジンは関係なく、どんどんラブラブへ進みます。

では、また第4話で会いましょうね♡
( ^ω^ )v

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コメント

☆あさみ様へ☆

あさみ様、いつもコメントありがとうございます♡

あさみ様のコメントを励みに、これから続きを書こうかと思います。

ワン・ヨは前と一緒ですよ! ただ、ハジンの記憶はソ皇子様の印象が強くて、他のことはあんまり・・・・なだけです。

それに現代にそんなポコポコ転生してくるとか思ってないので、似た人なんだ〜〜とスルーしてるんです(笑)

> 二人には、どんな嵐が吹いてきても、揺るがない感じがします。
うふ♡ ちょっと2人には嵐に吹かれてもらおうかとも思ってますが・・・・・お楽しみに。。。

ヨナは昔のまま、気が強く野心があるキャラなので、これから引っかき回してもらいます。

これから頑張りますね!


楽しい~

すーさんのストーカーあさみでございます。

いやーすっごく面白いです。

ジョンウさんハジンちゃんの可愛いラブラブカップルは、
納得の安定感。
二人には、どんな嵐が吹いてきても、揺るがない感じがします。
1000年前にかなえられなかった事を、ジョンウさんは、全部したいんだろうなあ。
ぷろぽーず、ロマンチストのジョンウさん、どうなるかなー(ワクワク)

ヨは、いい味出てます。
我儘気ままなようでいて、きっといろいろ不安とか、持ってるんだろうなあ。
顔1000年前と違うんですか?
ハジンが気が付かないから。
ヨナも出てきましたね。
今も変わらないキツイ性格の様子。
ハジンちゃん大変かも・・・でも、ジョンウさんが守るから無問題ですねえ。

ワクワクしながら、次をお待ちしておりまする~
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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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