19 《麗☆花萌ゆる皇子たち》


物語は大詰めです。

早いもので19話・・・ 今回も、ヒロインの受難が・・・・・・ちょっとハラハラな展開です。

もちろんドラマとは別のストーリーですので、よろしくお願いします。

たぶん、次回が最終回になります。。。






ヨナを皇后にして戻ってきた豪族達が居並ぶ天徳殿で、余は2つのことを命じた。

「年号を光徳(クァンドク)にする。 それと、余の弟ワン・ジョンを謀反と同等の刑に問い、帰郷刑に処す」

** 帰郷刑とは、その地位を剥奪し、故郷に帰す刑罰。 ジョンは実家の忠洲(チュンジュ)にて幽閉される。(けどドラマでは抜け出して皇宮に来てたし、実家でも建物の外で稽古してたりして、一部屋に閉じ込められるイメージはなかったですよ)



豪族どもがざわついておるが、当然であろう?
余が皇帝になったのを真っ先に不服とし、前皇帝の遺書さえ偽物と言い出した。


・・・・・・・あまつさえ忠洲を煽り、天徳殿に出仕させなくした。 忠洲は大きな力のある豪族だ。 皆、忠洲にならって出仕しなくなったのだ。


そのせいで余は、ヘスを離縁しヨナを皇后に迎えねばならなかった!!!


御典医の話では、かろうじて普通の生活ができていたヘスの心臓が、此度の事で・・・・・・楔を打ち込まれたように弱くなったと・・・・・・・


母を独占し、母の愛情に溺れるほど浸かり育ったジョンが、今度は余の・・・・・・ただ一人の人を、死にかけさせたのだ。


余の、ただ一人のヘスを・・・・・・お前が、弱らせたのだ!!!

罪には、罰を・・・・・・・処刑せぬだけ、ありがたく思え。




「帰郷刑? ・・・・・・ジョンが? 刑に? ・・・・・・あああ」
皇太后がジョン皇子の刑を聞き、倒れられた。

御典医は陛下と皇后に、皇太后の側を離れぬように言った。 そして皇太后の看病を、陛下がすると・・・・・・


「ヘス様、まだ起きてはなりません」
スジンが止めるけど、私は床から起き身支度をした。

この前倒れてからずっと、床についていたけど・・・・・・今は皇太后様が大変なとき! 陛下を支えてあげたい・・・・・


その夜、私の部屋を訪れた陛下が驚いていたけど、そんなに心配なさらなくとも・・・・・私は大丈夫です。

「起きてはならぬ! お前は養生しなければいけない・・・・・余の側にずっといるために」
「大丈夫ですよ・・・・お忘れですか、私は薬師です。 自分の体は自分が一番分かります」

一緒に夕食をとりながら、ジョン様の帰郷刑を聞いた・・・・・・私の体はジョン様のせいではないのに。

「いいや、あやつのせいだ!!! お前を傷つける者は何人たりとも許しはしない!!!」
「陛下・・・・・」

ではお母様には? 帰郷刑なら皇宮に来られないじゃないですか?

「私が母の看病をする。 ジョンには報せるな!」
「陛下・・・ それは人としていけません。 少しの時間でいいのです、ジョン様にも会わせてあげて下さい」

「嫌だ! 今までジョンが母を独占していた! ならば今度は私が母を独占する! ・・・・・辻褄が合うだろう?」
「・・・・・・もしも、私がもうじき死ぬというとき、陛下が会えなかったら? 一目も会えずに私が亡くなったら、どう思いますか?」


「・・・・・・・嫌だ! イヤダイヤダイヤダイヤダ!!!!!! お前が死ぬだと? 余の側を離れるだと? しかも・・・・・お前に会えずに、お前を・・・・・・逝かせるだと?」


「そのような事、思いたくもない! ヘス・・・・・・」
縋るように抱きしめられた私は、陛下の背中をさすりながら、声をかける。

「陛下・・・ 陛下はお母様から辛くあたられた。理解したいと思いますが、きっと私の想像よりずっと寂しかったでしょうね。 でも、たった2人の兄弟ではないですか・・・・・御慈悲をジョン様に・・・・・・お願いします」

「・・・・・・・・嫌だ」
「私の愛しい方は、少しの慈悲も持ち合わせていない方だったのですか? 違いますよね?」

「・・・・・・・ヘスは、ずるい」
「はい、私はズルい女なのです。 知らなかったのですか?」

「・・・・・・・少しだけだ」
「はい。 ではジョン様に使いを出しますね」


「少しだけだ! いいな!」

そうしてジョン様に使いをやり、皇太后に会わせた。 これが2人が会った最後のとき、だった。

ジョン様はそのまま皇宮の外にいたけど、陛下は見逃してあげていた。


それからすぐに、皇太后が亡くなった。


「ヘス・・・・・母が、最後に私の顔に・・・・触れた」
「・・・・・・良かったですね、陛下」

あれだけ母を求めた方だもの、嬉しいのですね。 そして、母を喪って悲しい・・・・・・私は陛下を抱きしめていた。







「・・・・・・・んぅ?」
「ヘス様?」

それは突然だった・・・・・朝食を食べようとした私は、ご飯の匂いに吐気がこみ上げてきて・・・・・・・え? まさか?

愕然とした私は、そのまま固まってしまった。
私の様子に気づいたスジンが、パァアアア〜〜〜っと笑顔になって・・・・・・

「ヘス様、もしや赤ち・・・・・・むがっ!!!」
「黙ってスジン!」

「・・・・・・どうしたんですか?」
キョトンとするスジンに、私は・・・・・・

「・・・・・皇后より先に妊娠したと知られたら、私と私のお腹の子は、狙われるわ」
「はっ!!!」
ヨナ皇后の性格を知るスジンが、慌てて口を押さえキョロキョロと部屋の中を見回す。



とうとう、この時がきたのね・・・・・・愛しい方との子供を、私は授かれたのね・・・・・・

ドラマより体が弱るのが早かったから、私には・・・・・赤ちゃんが来てくれないかと思ってた。

そっと、お腹に触れる・・・・・・ここに新しい命が宿っているのね。


愛する陛下との御子が・・・・・・ああ、嬉しい。


この子を守るために私は、皇后の目の届かない所に・・・・・・皇宮を、出なければいけない。

ドラマではヘスは喧嘩別れしたみたいに出て行ったけど、私は違う方法で出なければ・・・・・・


私は、夕食を食べに来られた陛下に、話があると切り出したの。

「陛下・・・・・手を貸してください」
「ん? ほら・・・」

差し出された陛下の手を握ったあと、私のお腹に陛下の手を当てたの。

「どうした?」
「ここに、陛下の御子が・・・・・」

目を見張った陛下は、驚いてる・・・・・・・そのあと、笑顔で大喜びしてくれた。

「静かに陛下・・・ 外に聞こえるのはまずいです」
「・・・・・・皇后か?」

「はい」


ヘスが話し出したのは、それからだった。

「陛下、私の懐妊は絶対に他の者に知られないようにして下さい。 皇后の耳に入れば、私も、この子も・・・・・殺されます」
「まさか・・・・・余の子だぞ?」

「オ尚宮と神聖陛下の御子を殺したのは、ユ皇后でした」
「・・・・・・そうだな、皇后は野心がある。 お前の子を見逃すわけがないな」

「そこでお願いが・・・・・」
「ヘス・・・・・」


ヘスの願いは、神聖陛下に賜った屋敷に戻りたいとの事だった。

表向きは体の養生のため・・・・・だがそれではスよ、余の側にはいなくなるのか?

「屋敷からここまでは近いですし、ジョン様の帰郷刑を解いて陛下の護衛官に任命されればいかがですか?」
「・・・・・・・ジョンを?」

「それとスジンを皇宮から出して下さい。 屋敷に来てもらいたいのです」
「それはいいが・・・・・・・・・ジョンを???」


「事情を知ってらっしゃるのです、他の人では無理です!」
「・・・・・・・全く、お前は・・・・・」

「ジョンとの兄弟仲を良くしようと考えたのだろう? お前の考えなどお見通しだ」
「・・・・・・バレましたか」

でも陛下はジョン様の帰郷刑を解き、皇宮に出仕するようにした。



「私が陛下の護衛官だと?」
ジョン様が私の部屋に来たけど、床についている私を見て、驚いていた。

「体の具合が悪いのか? 私のことはいいから、寝ておれ!」
「ジョン様、お願いがあります。 実は・・・・・・」


そこで私はお腹に子が居ること、このことを知れば皇后がどんな事をしてくるか分からない事を話した。

「ジョン様にお願いが・・・・・・私は、表向き体の養生として皇宮から去ります。 時折でいいのです、陛下を屋敷に連れて来てはもらえませんか? 陛下を護って下さい」

「・・・・・・・分かった。 色々あったが、母上の事では感謝しているからな、俺が護ってやる!」


・・・・・ヘス、お前の病を聞いた。 心に何か重荷があると悪くなるんだろう? なら俺が1つでも減らせば、お前の負担が軽くなれば、病もよくなるだろう?


ならば俺は、どんなにアイツが気に食わなくても、我慢するさ!

ヘス・・・ お前のためなら俺は、どんな事でもしてやる!

お前は、俺の・・・・・・初恋、だからな。。。



「ヘスがこの皇宮を出るだと?」
女官からの報告に、私はつい、微笑んでいた。

先ごろ倒れたと聞いたときは、いっそそのまま死んでくれればと思ったが・・・・・・・まあ、良い。
この皇宮から出るのであれば・・・・・・陛下の側から離れるのであれば、それで良い。


ふふふ・・・・・・私は勝ったのだ。

陛下の寵愛を欲しいままにしていたあの女を、この皇宮から追い出せたのだから!


ふふふ・・・・・ほほほ・・・・・・ああ、愉快じゃ。


皇后の部屋で、ヨナは勝利の喜びに浸っていた。






「具合は、どうだ?」
屋敷に戻ったらさっそくミョン姉様が来て下さったの。

「大丈夫ですよ!」
「御典医が故郷に帰るというから、こちらに寄ってもらうよう頼んでおいた。ウク様が連れて来てくれるから、診て貰いなさい」

そうしてウク様と御典医が屋敷に来て私の脈をとって診察してくれているの。。。

「・・・・・・・お子様がおられます。 しかし・・・ヘス様の心の臓は弱っておいでです。あまり子に固執されると命が・・・」
「子供が無事なら私は良いのです」


「どういう事なのだ?」
ミョン姉様が私の病を初めて知って、御典医に聞いているけど・・・・・・ごめんなさい、姉様には話せなかったの。

ウク様も驚いて一緒に聞いてくれてる。

「・・・スよ、言うのも酷だが・・・・・子供を諦めては? このままではそなたの命がなくなる」
ウク様の言葉に私は、頭を振って否定した。

「・・・・・愛しい方との子供です。どうして諦められると? この子を産むのは命を削ることになるでしょう・・・・・でも、私は・・・・・この子が無事に生まれてくれるならいいのです」
「だが・・・」

私を心配するあまりウク様が子供を諦めろと言うけれど、止めたのはミョン姉様だった。

「ウク様、女とは身の内に子が宿ったときから、母なのです。 自分よりも子が無事なら良いと言うスの言葉、私は良く分かります」
「ミョン・・・ そうか、ヘスは母なのだな。 ならば私はもう言うまい。 御典医、帰郷を伸ばしこの屋敷に留まってはくれないか? ヘスの出産を見守ってほしい」

御典医は快く受けてくれて、私の出産をサポートしてくれるの。



屋敷に帰って驚いたことがあったの。

「ええ? スジンがチェ夫人の娘だったの?」
そう、屋敷を任せていた野菜売りのオジサン一家が、スジンの家族だって初めて知ったの。

「ヘス様は私達家族の恩人です。 私はそれを聞いて茶美園でヘス様付きの女官にさせてほしいと、オ尚宮にお願いしたのです」
「そうだったの・・・」

「オ尚宮は、裏切りの多い皇宮でヘス様の味方になれるか?と聞かれました。 私は命にかえてもお守りすると誓ったのです」
「・・・・・・ありがとう」


いつも、あなたは見守っていてくれたわね・・・・・本当にありがとう。
心から、お礼を言うわ。

「勿体無い! 私はヘス様が大好きですから! これからもお側にいます!」

・・・・・・スジンはその言葉の通り、ずっと私の側にいてくれました。



「スよ、体の具合は、どうだ?」
「陛下、この頃は調子も良いのです。 つわりも無くなりましたし」

たまにでいいとジョン様にお願いしたけれど、陛下は三日に一度は屋敷に来てくれた。

「陛下こそ御無理されてませんか? この様に頻繁に来ては、睡眠時間がないでしょう?」
「余のことはいい! 鍛えているからな、平気だ」

ニヤリと笑う陛下は、懐かしい皇子の頃の顔をされていた。

「今日は私が作ったのです、夕食を召し上がれ」
「おお! “ てりやき ” だな、ヘスのお得意の! ・・・・・・うん、うまい!」

うまい、うまいと食べて下さる陛下に嬉しくなって、私も食べ始めたの。

食後は、大きくなってきたお腹を陛下が、嬉しそうに撫でながら今日1日の事を互いに話す私達。

「男か? 女か? どっちに似るのだろうな」
「私はどちらでも・・・無事に生まれてくれるなら」

「余もどちらでも良いが・・・・・・スに良く似た娘も良いなぁ〜〜」
「それなら陛下に良く似た息子も、いいですね」

「・・・・・・・スを息子に取られそうだ」
「クスクス・・・・・男の子は母親ベッタリになると聞きますからね。 そのときは我慢して下さいね」

「・・・・・・ならば今、余が独占する!」
そう言うと陛下が私の膝を枕に、横になった。

「クスクス・・・・・では今夜は何のお話を致しましょうか?」
「そうだな・・・・・前に話してくれた、余が出てくる話をしてくれ!」

「・・・昔々、ある所に目のパッチリとした、とても可愛い・・・私のような女の子がいました。 女の子はいつも赤い頭巾をかぶっていたので・・・・・・」

気持ちよさそうに微笑む陛下の髪を撫でながら、私は “ おとぎ話 ” を聞かせていた。



皇宮を離れ、数ヶ月・・・・・・私は、穏やかに日々を過ごしていた。

ミョン姉様をはじめ、皆が優しく労ってくれる毎日は、皇宮での日々とはまるで違ってて、胸の苦しさも無くなっていたの。

このまま心穏やかに、この子を産めたら・・・・・もしかしたら私は、もう少し長く生きられるかもしれない。

そんな夢のようなことを思えるほど、毎日が幸せだったの。。。



もうじき月が満ちる頃、大きくせり出したお腹を撫でてスジンとお茶をしていた時だった・・・・・・外が騒がしくなったの。

「??? 見てきますね」
スジンが戸を開けた時だった、屈強な男達が中に押し入ってきた。

「何者ですか?」
「・・・・・・・私だ」
問いかけた私の前に、ヨナ皇后が現れた。

ヨナ皇后は私の顔を見てから視線を下に向け、私のお腹を見た・・・・・・手で隠そうにも、産み月まじかのお腹は隠せない・・・・・・

「噂は本当だったか! ・・・・・・お前などが陛下の子を! 私より先に陛下の子を!!! ・・・・・・許さん!!!」
ヨナ皇后が男達に目配せをすれば、私は男達に周りを囲まれた。

「・・・何をなさるおつもりですか?」
「ふん! そうだな・・・この屋敷から連れ出し、どこかの年寄りの豪族にでも下げ渡してやろう・・・・・もちろん、腹の子は始末させるがな」

「どうした? 恐怖で固まっておるのか? 遠慮せず泣け、喚け! 命乞いをせい!」
微笑む皇后の、その憎しみのこもった笑顔を見て、彼女が本気だと思った。


・・・・・・・この子を、守らなければ!!!


「皇后様、少し時を下さい。 面白いものをお見せしましょう」
「なんじゃ?」

戸棚から取り出したモノ・・・・・・・それを私は読み上げた。


「茶美園の薬師ヘスを、我が娘とする。 その身分は皇女と等しく同じとするが、薬師としての功績を讃え、何者も害する事を禁ずる。 もしこれを破りヘスを害する者がいれば、その者と一族全てを皆殺しと処す。 高麗太祖ワン・ゴン」
「・・・・・・なんだと?」

「神聖陛下の直筆の勅書です。 ・・・・・私の身分は皇女で、薬師としての功績を加えれば、いくら皇后様でも私をどうこうできるものではないのです」
「・・・・・偽物じゃ! そのような物、偽物に決まっておる!」

わなわなと震えるヨナ皇后に、男達も戸惑っている様子・・・・・・・ここで畳み掛けなければ!!!

私は背筋を正し、真正面から男達を見つめ、凛として話し出した。


「あなた達、私を光宗陛下の寵愛をいただく薬師ヘスと知っての狼藉ですか? この子は光宗陛下の御子で、私とこの子に何かすれば、陛下がこの世の果てまで追いかけ、一族郎党全てを滅ぼすと分かっていますか?」

「・・・・・・・薬師のヘス様? 確かその方は大将軍パク・スギョン様の娘のスンドク様を救って下さったって・・・・・」
「そうだ、パク将軍が去るときに言われていた! くれぐれも薬師のヘス様に何かあったらお助けしろと!」

「え?」

「俺たちは皇宮の兵士です! 大将軍の言われる御方をどうこうなんて出来ません!」
そう言った数人の方が私を守るように前に立ち、背に庇ってくれた。

「くっ! お前達、皇后の私の命を聞けぬというのか!!! ・・・・・この者達も一緒に殺してしまえ!」

「ヘス様、後ろに下がってください」

3人の方が私を守ろうとしてくれてますが、相手は多勢・・・・・ああ、どうすれば・・・・・・

私はその場で床に膝をついて、ヨナ皇后に訴えた。

「お願いします、私はどうなってもいい・・・・・でもこの子を、この子だけは助けて下さい!」
「・・・・・・いずれ私の息子がこの国を継ぐ、その為にも・・・お前の子こそ亡き者にしなければならない」

「・・・・・お願いです! この子だけは助けて下さい!」
涙ながらに訴えても、冷たく笑うだけの皇后に絶望しかけた・・・・・・そのとき。



「〜〜〜おのれら、ヘスに何をするか!!!」
「身重の女人に害なすなど、貴様らそれでも誇り高き皇軍かぁ〜〜〜!!!」

スラリと刀を抜いた陛下と、ジョン様が飛び込んできた。


2人の勢いに避けた皇后の兵達の間を抜け、陛下が駆け寄ってくれた。

「〜〜〜皇后!!! 貴様、何を血迷うた! ヘスに何をする気だった!!!」
「・・・・・・・どうして、ここに」

「知らぬのか? ヘスは余のただ一人の “ 人 ” なのだ。 どんなに公務が忙しかろうと、ここに来なければ余は、生きていけぬのだ!!!」

「・・・・・・・ヘス、ヘス、ヘス!!! 口を開けばヘス!!! こんな小娘のどこがいいのですか?」
「気がつかぬのか?」


「お前の側は皇后の地位で従う者ばかりだが、ヘスの側は、自分の意思でヘスのために命をかける者ばかりだ・・・・・・その違いに気がつかぬのなら、お前はとんだ愚か者だ」
「な! なんですと! 私が愚か者? 」

「私はもちろんだが、どうやら弟のジョンもヘス側だ」
「・・・・・・私とミョンもヘスにつく。 我が妹ながら身重の者を殺そうとするなど、人道に反する行為だ。 呆れるぞヨナ」

「兄上・・・」
蒼白な顔で入ってきたウク様を見るヨナ皇后は、兵と共にジョン様が皇宮に連れて行った。


「ヘス様、大丈夫ですか?」
聞けばスジンが弟をウク様の屋敷に走らせ、知らせていたと聞いた。

「ヘス! 大丈夫か? ヘス?」
「あ、陛下・・・・・・・」

抱きしめてくれた陛下の腕の中で、私は・・・・・・・意識を失った。。。



私はそのまま陣痛が始まり、時間はかかったけれど、赤ちゃんを産みました。。。






次のお話で、最終回となります。

どうか、最後までお付き合い下さいませ。。。
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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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