②《女王様は、ニートがお好き♡》byヒーローマニア

前回で恋人同士になった土志田くんのお話です。

初めての恋人同士で、ウブな感じでイチャイチャを(笑)

私の妄想話なので、映画とは関係ないお話です。





僕は土志田 誠(トシダ・マコト)、中津さんに出会って皆と “ 吊るし魔 ” になる前は、ニートの下着ドロボウだったんだ。

年は25歳、工業高校出身で・・・・・・・・今まで女の子と付き合った事も、ない。。。


そんな僕に、初めて恋人ができたんだ。



・・・・・・・でも、ルイさんは・・・・・・ニートの下着ドロボウな僕のどこが良くて、好きになってくれたんだろう???



僕の恋人のルイさんは、立ってるだけで男が寄ってくる美人で、すごく色っぽいんだ。

スタイルも良くて、胸がボン! 腰がキュッ!! お尻がプリン!!!てなってて、ほんと女優さんか、モデルさんみたいなんだ。

ううん、テレビとかでもルイさんほど綺麗で、ゾクッとするほど色気のある女の人って、見た事ないよ僕・・・・・

それにルイさんて、優しくて頼りになってさ、性格だって良い人なんだ。


まだ僕らが “ 吊るし魔 ” として集まった最初のころ。

中津さんをリーダーに、カナヅチで若者を殴り倒してた日下さん、情報収集や作戦を立てるのに活躍する女子高生のカオリちゃん、飛び縄で誰をも捕まえ縛り上げちゃうルイさん、そして僕の5人は年代もバラバラでさ、最初は集まっても ぎこちなかったんだ。


「だーかーらー! 吊るす相手は俺が決めるって言ってんじゃん!」
「私は色々な状況をみて、ターゲットには隣町のグループが良いと言ってるんです!!!」

まただ、カオリちゃんと中津さんが言い争ってる。
僕はこういうとき、ただオロオロしてるしかなくて・・・・・中津さんの顔とカオリちゃんの顔を交互に見てるしかなかった。


日下さんに助けを求めて見たけど、ニヤッと笑って見てるだけで・・・・・・・もう、誰でも良いから止めてよっ!!!


「はい、コーヒーが入りました。 お茶菓子はクッキーね〜〜」
なんてルイさんが来たんだけど、コーヒーのいい匂いと、クッキーの甘い匂いがしてきた。

「こ、こ、コーヒーと、クッキーですか?」
「いい匂いでしょ? ウチにあるの持ってきたのよ♡ カオリちゃん、クッキー好きって言ってたでしょ? どうぞ♡」

カオリちゃんの前にコーヒーとクッキーが置かれた。
同じように中津さんの前にも。

「中津さん、前に豆から淹れたコーヒー飲みたいって言ってたでしょ? さ、飲んで飲んで?」
「い・・・・・いただきます。 ・・・・・・・美味しい」

「私もいただくわ・・・・・・これがカオリちゃんの案ね。 よく出来てるわ〜〜」
カオリちゃんが書いた作戦図を手にとったルイさんが、褒めてる。

「この頃は隣町の繁華街から離れて騒いでるのね? だから今、吊るすタイミングなの? カオリちゃん」
「ええ、繁華街から離れた場所なら罠をはって襲いやすいんです! ここで待ちかまえていれば成功します!」

そうしてルイさんに聞かれるまま作戦を話したカオリちゃんに、中津さんが。

「・・・・・・・それなら、今度の相手はソイツらでいいぞ・・・・・」
なんて、折れたんです。


そうやってルイさんのおかげで僕達は、仲間として団結できるようになったんだ。


・・・・・・・そんな性格もいいルイさんが、僕のどこが良くて恋人になってくれたんだろう???




皆と別れたあと、僕とルイさんは彼女のマンションへと帰るんだ。

僕はリビングのフローリングの上で正座して、ルイさんに聞いたんだ。

「ど、ど、ど、どうしてルイさんは、僕なんかを好きになってくれたんですか? 僕なんか、今まで女の人に相手にされたことないのに・・・・・・・」

それどころか人見知りで女の人とまともに話せない僕なんか、女の人は不気味がって近寄りもしないのに。。。


どうして? ねぇ、どうしてですかルイさん? 僕なんかのどこが良くて、あなたは・・・・・・・僕は言いながらルイさんをジッと見てたんだ。

そしたらルイさん、ニコって笑って・・・・・・・抱きついてきたんだ。

「んもう、可愛い〜〜・・・・・」
「る、る、る、ルイさん・・・・・答えて下さい」

ルイさんが僕から離れて、僕と同じ様に正座して「コホン!」なんてしてから、話してくれた。






リビングで正座した誠くんが、思いつめた顔して私を見てるから・・・ なんだろうって、思ってたの。

「僕なんかのどこがいいんですか?」
そう聞いてきたあなたは、純粋に分からないって顔してた。


そうやって真面目に考えてる誠くんが、好きなんだけどなぁ・・・ ちゃんと、言うね。


「私ね、誠くんに初めて会ったとき・・・・・・・なんて綺麗な目をした人なんだろうって、一目で気に入ったちゃったの♡」
「・・・・・・目?」

「とっても澄んだ、綺麗な茶色い・・・宝石みたいな目。 私って仕事柄、血走った目やギラギラした目にばっかり会うでしょ? あのとき、本当にうっとりしたんだから・・・・・・」
「・・・・・・ルイさんは僕の目が、気に入ったんですね」

「目だけじゃないわよ? 誠くんてよく、お尻を浮かせたまま体育座りしてるみたいに座ってるでしょ?」
「え? ああ・・・・・・はい」

「ああいう『ちょこん』ってしてるときに、すごく可愛いって思っちゃうの!」
「・・・・・・ちょこん、ですか」

「それに上着の上からは分かりにくいけど、誠くん鍛えてるから腕とか硬いし、身体能力すごく高いし・・・・・・」
「・・・・・・なんか全部、僕の見た目とかですね」

「それに・・・ 優しい人だし。 ちょっと吃っちゃうところも可愛いし、強いし、すごく素敵よ、誠くんは♡」
「・・・・・なんか、照れますね」


「・・・・・・好きになるのに、理屈なんかいらないわ・・・・・私は、土志田 誠くんが、大好きなの♡」
「へへっ・・・・・ルイさん」



「じゃあ、誠くんは私のどこが好きなの?」

あ、ルイさんに逆に質問されちゃった。。。

「私が『好き』って告白したとき、断ったでしょ?」
「あ、あれは誤解してたからで・・・・・・そ、そ、そのあと僕から、好きって言いました!」

「・・・・・・どこが好きなの?」
「どこが好きって・・・・・・・ぜ、ぜ、ぜ、全部ですよ、全部!!!」

「私にだけ言わせて、誠くんズルい〜〜〜!」
「・・・・・・あ、あ、あ、明るいトコ、です。 そ、そ、それに周りのこと気遣えるトコとか、く、く、空気読めて場を和ませるトコとか・・・・・・僕にはできないトコ、全部です」


ルイさんの好きなトコなら、いっぱい、いっぱい、言えるんだ!


「そ、そ、それにルイさんは女優さんみたいに綺麗だし、スタイルだってボン・キュッ・ボン!で、すすす・・・凄いから! なんでこんなに綺麗な人と恋人になれたんだろうって、今でも僕、不思議なんです 」
「・・・・・・・・誠くん」

「ルイさんはどんな男だって選り取り見取りだけど、僕なんかルイさんに逃げられたら、きっともう一生、女の人と付き合うなんて、できないって思うから・・・・・・・ルイさん??? 」


急にルイさんが僕の顔を両手で包むように、頬に手を当てるんだ。

どうしてなのか知りたくて、ルイさんの名前を呼んだんだけど・・・・・・ねぇ、どうして? どうしてルイさんが、泣いてるの?


「誠くんは『僕なんか』なんて自分を低く見過ぎだよ? こんなに純粋な人、私・・・誠くんしか知らないよ?」
「でも、僕はニートの・・・・・・・んんんっ」

僕の口は、ルイさんの柔らかな唇で塞がれた・・・・・・・・チュッと短いキスだったから、離れたルイさんを見れば、頬を真っ赤にして恥ずかしがってるんだ。


SMの女王様をしているルイさんだけど、よくこんな風に真っ赤になってて、可愛いんだ。

「私は、誠くんが・・・・・・大好きなの♡」

ぐはぁっ!!! 真っ赤な顔で、潤んでキラキラした目で見つめられて、好きなんて言われたら、僕だって、我慢できないっっ!!!

「ルイさんっ!!!」
「誠くん」

飛びつくみたいにルイさんを抱えこんだ僕は、そのままルイさんの唇を・・・・・・・ああ、柔らかいなぁぁ〜〜〜・・・・・

数分なのか、数十分なのか分からなくなるほど、僕はルイさんにキスしてたんだ。


キスで蕩けたルイさんは、僕の腕の中にいてウットリと微笑んでくれてる ・・・・・・いつも凛とした彼女を、こんな風にできるのは僕しかいないって思ったら、なんだか男として少し自信が持てた気がするんだ。

「・・・・・・可愛い、ルイさん」
「・・・・・・誠くん」

うるうると見上げてくるルイさんに、たまらなくなって・・・・・・・ギュッと抱きしめて、床に押し倒した。

そのまま何度もキスを繰り返した僕は、身体中が熱くなって、でもどうしたらいいのか分からなくて・・・・・ずっとルイさんを抱きしめてたんだ。


「あのね、誠くん・・・」
腕の中からルイさんが話しかけてくるから、少し腕を緩めてルイさんの顔を見る。

??? ルイさん、暑いのかな? 真っ赤になってるけど、さっきよりも、もっとずっと。

「あのね、私ね・・・・・・いいよ」
「??? 何が、ですか ???」

「誠くんがシたいなら・・・・・私は、いいよ♡」
ますます真っ赤になったルイさんが、それだけ言うと下を向いちゃって・・・・・・・ん? 僕がシたいなら、いい???


・・・

・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・もしかして、H☆のお誘いですか?



「え?あ?え? ええ? だ、だ、だ、ダメです! 僕たちまだ付き合って日が浅いですし、そんな・・・・ルイさんと、え、え、え、エッチだなんて、そんな、僕・・・・・・」
「・・・・・・だって誠くんの、硬くなって私の腰に当たるんだもん」

え? あ、抱きしめて密着してるのに、僕、キスした後のルイさんが可愛くて、思わず勃起してました。

大慌てでルイさんと離れた僕は、分からないよう服をダボつかせて誤魔化すんだ。


「きょ、きょ、今日はもう遅いですし、帰ります」
「・・・・・・・誠くん」

後ろも見ずに出てきたルイさんのマンション。
僕は走って、走って、走って・・・・・・・・・・・中津さんの家に着いた。





「・・・・・・うう〜〜ん。。。 」
眠ってた俺は、喉が渇いて起きたんだ。

まだ眠いしさ、寝ぼけ眼で起き上がった俺は、目をゴシゴシこすりながら立ち上がろうとして、枕元に座ってる【 何か 】に驚いて、飛びのいたんだ!!!


「うわぁあああああ〜〜〜・・・・・・・・あ? なに? 土志田?」
ぬぼぉ〜〜〜っと座ってたのが、赤い帽子を被った土志田だと気がついた俺は、胸を撫で下ろしたけどさ!

「今何時だと思ってんの? なんで俺の枕元で座ってんだよ!!!」
まだドキドキしてるよ、なんなんだよ! 人の睡眠邪魔するなよ!!!


まあ、土志田の顔みたら、何か悩んでんのかなぁ〜って思うから、聞いてやったよ、ああ、聞いてやったんだ!!!

「・・・・・・ルイさんと何かあったのか?」
「・・・・・・・恋人同士って、何日経ったら、そ、そ、そ、そういう事してもいいと思います?」

「そういう事って?」
喉カラカラなの思い出した俺は、コップに水を入れて飲みながら土志田の答えを待ってたんだ。


「・・・・・・えっち、です」
「ぶぅぅううううううう〜〜〜・・・・・・・げほっ・・・ごほっ・・・・・」

「中津さん、どう思いますか? 僕とルイさんが恋人同士になってまだ1ヶ月も経ってないんですよ? それなのに、エッチしてもいいなんて、ルイさんもっと自分を大切にしなきゃいけません! そう思いませんか、中津さん!!!」

「ちょっ、ちょっと、ちょっと待てよ土志田・・・・・なに? もしかしてさっき別れてからルイさんとさ、そんな話になったの?」
「ルイさんの部屋にいたんです、さっきまで、2人っきりで・・・・・・」

羨ましい・・・・・・あんな美人で色っぽくて、側にいるだけで勃っちゃいそうな美女と付き合ってて、土志田はまだなんだ・・・・・・・

で?え?なに??? 抱きしめてたら勃っちゃった土志田に、ルイさんが自分からシてもいいよって、言ってくれたのか?

「男として羨ましい限りだな、なあ、土志田! で? それでヤッたのか? ルイさんと・・・・・」
「ヤッてません! 僕はルイさんを大切にしたいんです!」

えええ〜〜〜・・・・・まだ、ヤッてないんだ! あんな美人が側にいたら俺なら言われる前に押し倒してるぜ!

「それで中津さんに相談なんですけど・・・・・いつになったらその・・・・・シてもいいんだろうか気になってて」
「いつになったらって、それは2人で決めればいいんじゃないの?」

「え?」
「いや、なにそのキョトン顔! 俺の方が聞きたいよ!」

本当に知らない顔した土志田に、俺は溜息をつく・・・・・・これはルイさんも大変だわ。。。


「土志田はいつならいいって思ってんの?」
「あ、あ、あの、僕は・・・・・もっと2人の距離を縮めてっていうか、愛を深めてからかな〜〜って・・・・・あと1ヶ月くらい経ったらいいかな〜〜って・・・・・」

「好きなんだろ? ルイさんのこと!」
「はい!」

「2人とも好きあってる大人なんだから、今すぐでもいいんじゃないの?」
「えええ???」

驚いた土志田が尻餅ついてるけど、そんな驚くこと? いい年した男と女でしょ?

ん? なんか土志田の様子がおかしい・・・・・・・・ん? あ? もしかして・・・・・・・・もしかして土志田、お前・・・・・・・


「もしかして土志田、お前・・・・・・・童貞?」
「ビクゥゥ〜〜〜!!!」

分かり易く動揺した土志田に、俺は確信した・・・・・・・コイツは童貞だ。

「もしかして付き合ったのもルイさんが、初めてとか? いや、まさかな! 土志田だって25だろ? 25の男が今まで恋人いなかったとか信じらんねぇーんだけど」

「〜〜〜悪いですか? 25にもなって、お、お、お、女の人と付き合うのが初めてで! ど、ど、ど、童貞で誰かに迷惑かけましたか?」

「ヒィ〜〜ヒッヒッヒッ!!! そうか、ニートだもんな! 付き合ったことないよな! ニートだもんな! 童貞だよな!!!」

おかしくて布団の上をゴロゴロ転がって笑ってた俺は、階段のところにスラッとした脚を見つけたんだ。

そのまま視線を上げると・・・・・・・・・ルイさんが、いた。






中津さんに相談したのが、間違いだった。。。

ゲラゲラと腹を抱えて笑い転がる中津さんを見て、僕は後悔していたんだ。

たしかに僕はニートだし、人が・・・特に年頃の女性とは緊張してまともに話せないし、誰かと付き合ったことも、なかった。

風俗で童貞を捨てようかとも思った事もあったけど、なんだか・・・・・・自分が惨めな気がして止めた。

目の前の笑い転げてる中津さんに、腹が立つっていうより、自分で自分が情けなくて凹んでくる。


「やっぱり、ここに来てた」

この声は・・・・・・・ルイさん!!!

振り返った僕は、ルイさんが僕を見て優しく微笑んでくれてるのに、見惚れてたんだ。

「・・・・・・誠くん、2人で考えよう? お家に帰ろう?」
真っ直ぐに差し出されたルイさんの手・・・・・・・僕はその手を、掴んでしっかりと握りしめたんだ。


まだ笑い転げてる中津さんを放って、僕たちはルイさんのマンションに帰るんだ。
昇り始めた朝日の清々しさを感じながら。。。


「誠くん・・・私ね、さっき私で反応してくれた誠くんがね、嬉しかったの・・・・・」
「・・・・・・嬉しかったんですか?」

「そう! 私を見て・・・・・欲しいって思ってくれたんでしょ? それが嬉しかったし、私も誠くんに・・・・・・触れて欲しいって思ったの」
「ルイさん真っ赤です ・・・・・・可愛い」

「もう、からかわないでよ! 」
「か、か、か、からかってなんかいません! ぼ、ぼ、僕は、ルイさんのこと可愛いから可愛いって言ったんです!」

僕が力を込めて言うと、彼女は下を向いてモジモジとしてるんだ・・・・・・・それがルイさんの照れだって、分かった。

「真面目に言ってくれる誠くんが、大好き♡」
モジモジしてるルイさんが、そっと僕の手に触れてきた。

その手をギュッと握れば、ニコッと嬉しそうに笑うルイさんは、朝日の中で輝いている・・・・・・


繋いだ手でルイさんのマンションに着いた僕たちは、そのままリビングに座る。

「・・・・・・・えっと、笑わないで聞いてくれる? 私ね、今まで・・・・・・・男の人と付き合ったこと、ないの」
「え? ルイさんが? 嘘でしょう?」

「嘘じゃないよ! お金を稼ぐのに必死だったの・・・・・」

あ、そうだ・・・・・ルイさんはお母さんの病気の治療費を稼ごうと、SMの世界に入ったんだ。

日下さんの話だと、朝も昼も夜も指名を入れて頑張ってたって・・・・・・男と付き合う時間なんかなかったんだ。

「だから・・・・・あのね? 私って見た目が派手で、男の人と遊んでるように見えると思んだけどね・・・・私、私ね!」
「はい」

「処女なの! だから誠くんが反応してくれて嬉しかったんだけど、リードできなくて、ごめんなさい・・・・・」
「り、り、リード? リードって? え? ルイさん、もしかして僕をリードしようとしてたんですか???」

「・・・・・・だって誠くんからは、全然じゃない? 手を出してくれるの待ってたら、私、おばあちゃんになっちゃうかもって思って・・・・・」
「それは・・・・・・そうかもしれないけど・・・・・」

「でも! 結局・・・・・・できなくて・・・・・・ごめんね、誠くん」
「あ、あ、あ、謝らなくていいです! 僕は、いくら童貞でも女の人に最初から最後まで主導権握られたくはないですから!」

「だから、ね? 2人で考えよう? 2人で話して、いっぱい誠くんのこと知って、大好きって気持ちをもっと、もっと増やして! それからでもいいじゃない!」
「ルイさん・・・・・」

僕は、男として情けないと思う・・・・・ルイさんをこんなに悩ませてしまったんだから。

リードってさ、きっとルイさんからそういう事に及ぼうとしたんだよね? 女性から、しかもルイさんもそういう事は初めてなのに・・・・・・・・


・・・・・・・・・あ。

・・・・・・・・・サラッと流しちゃったけど、ルイさん自分で告白したよね? 自分も初めてだって・・・・・ということは、るいさんは、処女!


処女、もしくはバージン! 言葉通り誰もルイさんと、そういう事をしたことがないって事で。。。

ぼ、ぼ、ぼ、僕が、ルイさんの初めての男で・・・・・・あ、ヤバい! 身体中の血が逆流するみたいにカアアア〜〜〜っと熱くなってきた。



「どんな事からお話ししようか!」
クッションを抱きしめ顎を乗せて、無邪気にそう言うルイさんを見てて、僕は熱くなったんだ。

熱くて、熱くて・・・・・すごく熱くなって・・・・・・僕はルイさんを、抱きしめてた。

「ま、誠くん???」
「ルイさん・・・・・・・シたいです・・・・・いいですか?」

僕、きっと赤くなってます。 でも、いいんです! 僕は正直に、あなたが欲しいって言うんです。

ルイさんも赤くなりながら、コクンって頷いてくれた。

「いいですよ・・・・・」
それだけ聞いたら僕はもう、彼女の口を塞いでた。。。






「よお! 土志田くん!」
「中津さん、どうしたんですか?」

次の日、中津さんの家に行ったら、ニヤニヤした中津さんが出てきて肩を組んできた ・・・・・・・気持ち悪いんですけど。。。

「あのさ、聞くけどさ、あの後・・・・・・ルイさんと『お話し』したんだろ? 2人がもっと分かり合うための『お話し』をさ!」

・・・・・・・・・どうでもいいですけど、半笑いっていうか、笑うの我慢して目に涙ためるの止めませんか?

「ああ、悪い悪い・・・・・・それより教えろよ〜〜! どんなこと話したんだよ! 好きな色とか? 趣味とかか? ・・・・・・・・ぷぷぷっ!」

「・・・・・・・・教えません!」
またからかわれるに決まってんじゃん!!!



そのとき玄関の引き戸を開けて、ルイさんが来たんだ。

僕は慌てて駆け寄って、「大丈夫?」なんて聞いちゃうんだ。

「うん、大丈夫・・・・・・」
「辛かったらすぐに言って! 帰り、送るから・・・・・」

「ありがとう♡」そう言って微笑んでくれるから、僕は何にでもなれそうな気がする。


「ここ、ここに座って?」
椅子をすすめれば素直に座ってくれるルイさん。

僕はルイさんを動かさないよう、お世話するんだ!



「ほぉ〜〜・・・・・こりゃ仲良くなったみたいだな」
日下さんには、わかっちゃうんだねぇ〜〜〜

「 この2人、ついにシちゃったねぇ〜〜〜」
「え? まさか! 土志田とルイさんが? 昨日の今日で??? っていう事は、土志田は童貞卒業か!!!」

中津さんの声って大きいんです!

「やだ・・・・・恥かしい」
恥ずかしくて真っ赤になるルイさんが、可愛い・・・・・・と思ったら、ルイさんの様子に気がついた中津さんがガン見してるし。


「・・・・・・ルイさん真っ赤になって、可愛い〜〜」
「中津さん、そんな見ないで? やだ、顔が熱い・・・・・」

両手でほっぺを押さえるルイさんは、ほんと可愛くて・・・・・・中津さんの熱のこもった視線は、ルイさんを真っ直ぐに見てる。

「中津さん、ルイさんは僕の恋人ですよ! そんなガン見しないで下さい!」
「いいじゃん、こんな可愛いルイさん初めて見たんだから」

「ダメです! ルイさんは僕のです、僕しか可愛いルイさんを見ちゃいけないんです! ・・・・・・だから、僕たち帰ります」

僕はルイさんの手をとって、歩き出した。。。




「ちょっと、からかいすぎたんじゃないのかい?」
「日下さん・・・・・・」

「リーダーの気持ちも分かるけどさ・・・・・・惚れてたんだろ? ルイさんに」
「・・・・・・・・・今は土志田の恋人ですし、もう、忘れました」

「・・・・・・リーダーだって、イイ子が見てるじゃねぇーか!」
「・・・・・・・・・」


「土志田とルイさん、うまくいきますよね・・・・・・」
「ああ、あの2人はきっとな・・・・・・」

日下と中津が、2人を思い出していた。



「僕をからかうのはまだ我慢できます! でもルイさんをからかうのは僕、我慢できません!」
「誠くん、誠くん!」

繋いだ手をグイッと引っ張られた僕は、後ろを振り返ってルイさんを見たら、はぁはぁと息切してて・・・・・・・あああ! 僕、怒ったまんま歩いてました!

「ルイさん、ごめんなさい・・・・・・早かったですよね?」
「はぁ・・・はぁ・・・ちょっと休んでいい?」

橋の上で2人で並んで立って、川を見てる。


「ルイさん、身体辛くないですか? 僕、昨日は夢中で・・・・・ルイさん初めてなのに、何回もシちゃったから」
「誠くん・・・・・それはいいの! 私だって何回も誠くんが欲しかったんだから」

「ルイさん・・・・・・」
「ねえ、戻ろう? 今日はカオリちゃんから作戦聞く日だし、私は大丈夫だから」

「・・・・・・・・イヤです。 中津さんはルイさんの事まだ好きです。僕、ルイさんを取られたくないです」
「中津さんはちゃんと、分かってるわ」

「???」
「誠くんをからかいながら、ちゃんと私達のこと恋人だって扱ってくれてたし・・・・・私達は普通にしてればいいの」

「普通に・・・・・・・」
「そ! 戻りましょう?」


このときのルイさんの判断は正しかったんだ。

あれから僕達は、恋人だってからかわれつつ、それを楽しむ事にして・・・・・・・ずっと仲間と一緒にいるんだ。




「ルイさん、今日のルイさんの縛りも凄かったね!」
「誠くんだって、相手を倒していくの素敵だった♡」

ルイさんの部屋に帰ってきてからは、僕達の時間なんだ〜〜。

ギュッと彼女を抱きしめて・・・・・・耳元で囁く僕。

「ね、いいですか?」
「いいですよ! でもその前に ・・・・・・・お風呂に入る? 一緒に♡」

「入る!!!」
「じゃ、用意してくるね♡」


泡がいっぱいの湯船の中で、ルイさんとはしゃいじゃった!

僕は今、すごく、すごく、幸せなんだ〜〜〜!!!






私の脳内は土志田くんで一杯です(笑)




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すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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