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後編【 龍の玉に、触れるなかれ・・・ 】by段野竜哉

パーティー会場で、タッちゃんは何をする気なんでしょうか?

陽子ちゃんのため、何か企んでいる様子ですが・・・・・・本音は?

「そりゃもちろん、さっさと終わらせて陽子とピーー(自主規制)とか、ピーー(自主規制)を思いっきりドロドロになるまでヤりたいに決まってるだろうが!」

不適切な表現がありましたので、自主規制させていただきました。

「はあ??? お前が聞きたいから言ってやったんだろ? しかも愛しあう俺たちのピーー(自主規制)やピーー(自主規制)のどこが不適切なんだよ!!!」

怒らないで下さいよ・・・・・陽子さん、お願いします。

「竜哉くん・・・・・落ち着いて? ね♡」
「まあ、陽子がそういうならよ・・・・・・」

では、後編の始まりです。

「ピーーも最後にゃしっかりあるんだろうな!!!」
「やだ竜哉くん、恥ずかしいよ」

「ほんっと、可愛いな・・・・・・チュ☆」

イチャつき始めた2人は放っておいて、始まります。。。






俺は陽子の手を握って会場の中を進んでいくんだ。

目当ては、そう・・・・・あの女だ。 陽子をさんざん苦しめた、あの女・・・・・浅野だ。

浅野や会社のお偉いさん達が話している所から少し離れたテーブルで、様子を伺う。

おーお、パーティーの成功は全て自分の手柄にしてるな・・・・・はははっ、予想通りだぜ。


俺は澄ました顔で陽子と飲み物を手に立ってたんだが、社長が俺に気がついて満面の笑顔に両手を広げて近づいてきた。

「これはこれは、段野さん。 さあ、こちらに来て下さい、他の方々にご紹介しますから!」
社長が大きな声でそういうから、周りの視線が俺に集まるって、痛えーよ。

「こちらは我が社の新しい大株主の段野さんです。 それと、そちらの美しい女性は、どちらの御令嬢かな?」

浅野のヤツ、俺を見てニッコリ笑って・・・・・また誘ってるような目して見てやがる。
けど、俺はお前なんて眼中にないんだよ。

確かに顔は綺麗でスタイルもモデル並みだ。 実家は金持ちで魅力はある。

だがな・・・・・・・お前の自己中で歪んだ性格は、ゾッとするほど気持ちが悪いんだよ。


・・・・・・・今から、お前のそのおキレイな顔を、屈辱で歪ませてやるよ。


俺は背後に隠れるように立つ陽子を振り向き、その手を取って俺の前へと進ませたんだ。。。


「おお・・・・・これはまた清楚で美しいお嬢さんだ」
「ほんとうに、愛らしいお嬢さんだこと」

「いえ、そんな・・・・言い過ぎです」
恥ずかしくてたまらないって顔して真っ赤になるお前はよ、ほんと、すっげぇーー可愛いんだぜ。

一瞬でその場の人間の好意を集める陽子に、みるみる浅野の顔が険しくなった。


「私の婚約者の紫月陽子です。 ついこの間まで陽子は、御社の総務部にいたんですよ?」
「うちの総務部に? 浅野くん知っているかね?」

そこで社長から名を呼ばれた浅野は白々しい笑顔を貼りつけ、陽子に挨拶したんだ。

「お久しぶりね、紫月さん」
「・・・お久しぶりです、浅野さん」

「会社ではメガネに、髪も後ろで束ねてて、いつも下を向いてたからよく顔を知らないけど、紫月さんであってるのよね?」
意地悪く目を輝かせながら言う浅野に、陽子は凛と顔を上げ真っ直ぐに浅野を見たんだ。

「なによ・・・」
「そうですよ、紫月であってます」
ニッコリと笑う陽子は、浅野の嫌味にもどこ吹く風のようにトボけて見せた。 いいぞ、陽子!!!


そのとき、斎藤さんが青い顔して部長のそばに飛んできたんだ。
その慌てた顔に、何かあったと分かった。


「部長! 大株主の古田様がいらしたのですが、料理が気にくわないと怒りだしてしまって・・・・・私達ではどうしようもないんです」
「なに、古田様がお怒りだと? 部長、なんとか彼をなだめるんだ! 古田様が怒って株を他の企業に売れば我が社は大打撃を被るぞ!」

社長に言われた部長が、浅野を見て「君はリーダーだろ、なんとかしなさい」と責めたてた。

「そんな・・・・私、知りません!」
「君っ! 仮にもリーダーだろ? 知らないじゃ済ませられないんだ」

「そんなこと言っても古田なんて人、知らないんですもの・・・・・部長がなんとかして下さいよ!」
「私は古田様から不興をかってて・・・・・無理なんだ!」

あーりゃりゃ、部長も浅野も、社長まで巻き込んで、なんとかしろだの、なんとも出来ないだの、グチャグチャ言いあい始めちまったよ・・・・・・他の社員は見て見ぬふりか・・・・・



慌てふためくだけで「なんとかしろ」と言うばっかりの社長を始め、部長は「昔から苦手なんだ古田様は!」とか逃げてるし、「私なんて面識もないですから」と言いだす課長まで、皆で押し付けあっていやがる。

浅野なんか「このプロジェクトのリーダーは浅野くんなんだから、君がなんとかしなさい」とか言われて、マジギレして「私には関係ないことです!」とか言いきってるし・・・・・・・


そんなダメダメなコイツらを見てたら、陽子がスッといなくなっちまった。

「陽子? お前、何しようとしてる?」

陽子はキョロキョロとテーブルの上の料理を見ながら歩いてて、あるテーブルの上にあった大皿を持った。

その大皿を手に、向こうで喚いてる白髪に羽織り袴姿のジジイに、持って行ったんだ。

「古田様、大変失礼いたしました。 古田様のテーブルにはこの料理をお出ししなければいけなかったのに、私どもの手違いで不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした」

「おお・・・ これじゃ、これじゃ! この煮物は亡くなった婆さんが大好きでな〜〜・・・儂がここの株主になったのも、この煮物をずっと食べたかったからなんじゃ・・・・・」
「存じております」

「・・・・・・・もしかして、あんた・・・・・陽子ちゃんかの?」
「はい、お久しぶりです古田様」

「いやぁーーえらい別嬪さんになってしもうて、ちっとも分からんかったわい!」
「ありがとうございます。 さ、古田様・・・・・どうぞ」

手早く小皿に料理を盛りつけた陽子が、ジジイに手渡せば・・・・・一口食べてご満悦のようだぜ。



「儂の好物をちゃぁーーんと知ってて、並べて置いてくれるのは陽子ちゃんならこそじゃわい! 騒いですまなんだな」
「いいえ、私こそちゃんと引き継ぎしておけば古田様に、嫌な思いをさせなかったのに、申し訳ありません」

「・・・・・・引き継ぎじゃと? 陽子ちゃん、もしやこの会社を辞めたのか?」
「・・・・・・・はい」

「・・・・・色々と耳には入っておったが、お前さんが決断するほどの事があったんじゃな?」
「・・・・・・・あの、何もないんです」

本当の事を隠す陽子を見て、あのジジイ・・・・・きっと裏の事情も知ってるんだろうな。

ツカツカと戦々恐々とジジイを見ていた社長以下のそばに寄ってったんだ。

「本当の事か? 紫月さんがこの会社を辞めたとな?」
「はい、そうでございます」

白髪に羽織り袴姿のジジイは、妙にスッとぼけていながら、真顔になれば迫力があった。
そのジジイが社長に迫るもんだから、社長、青い顔してタジタジだぜ?



・・・・・・・面白い事にそのジジイが、満座の中でこのパーティーを成功に導いたのは陽子だと、言いきった。

これには浅野も反論したが、ジジイ・・・・・やるよな。


「では浅野さんとやら、儂が聞く事に答えては下さらんか? 今回のパーティーで招待状を配った枚数と、出席する返事が来た枚数を言うてみなさい」
「・・・・・・枚数、ですか?」

「紫月さん、枚数教えてあげて下さらない?」
ははっ! 浅野のヤツ、問題を陽子に丸投げしやがった!

「陽子ちゃんは答えんでいい。儂はアンタに聞いとるんじゃ!」
「え? そんなの・・・・・そんな枚数、知らないわよ!」


「では質問を変えようかの。 儂のフルネームは知っとるか?」
「えっと、古田様・・・・・・・古田、古田・・・・・んもう!わかりませんっ!!!」

「・・・・・・・お前さん、何もしてないんじゃな?」
「・・・・・・・」

「招待状を送るにしても筆頭株主の儂には、一筆書いて送ってくれとった。 陽子ちゃんが送ったんじゃの?」
「・・・・・はい」

「社長! しっかり会社の中にも目を向けんかい!!! コツコツ真面目に頑張っとる人間が、コネ入社で仕事は遅くて出来ないわ、残った仕事は他の社員に丸投げ、しかも残業は一切しないくせに手柄だけは上手いこと横取りしよるようなヤツに嫌がらせを受け、辞めていくなんぞあんまりじゃわい!!!」

「・・・・・・・は? それは何のお話でしょうか?」
「聞いたままじゃ! 分からんのなら今すぐ調べなさい!」

キョトンとした社長が慌てて他の社員を呼びよせ、調査を始めたんだ。


そんな社長を見ながら浅野は、さすがにマズいと感じたんだろうな・・・・・・愉快なほど顔を歪めてやがる。

はははっ・・・・・・愉快だわ、やるなジジイ。。。






「何よ、私こそリーダーなのよ! 部下の手柄はリーダーの私の手柄でしょ!!! 私はこういう華やかな場所で光り輝くのが似合ってるの! ・・・・・ 途中で辞めるようなヤツ、もう関係ないじゃないの!!!」

「辞めたくて辞めたんじゃねぇーーー!!! お前の凶暴な性格に怖くなった陽子は、仕方なく辞めたんだ」
「仕方なくって・・・・辞める方の理由なんて知らないわよ!」

「・・・・・・浅野くん、君は会社勤めに向いてないようだ。 お父様には私から話しておくから、もう出社しなくてもいいよ」
「え??? 嘘でしょ? え? 私・・・クビなの?」

「総務部の人間から聞いたよ。 君がいかに仕事をせずにいたかを・・・・・なので、君はクビにするよ」
「そ、そんなぁ〜〜〜」

ガックリとうな垂れた浅野がそのまま床の上でペタンと座りこんでいた。


「くっくっくっ・・・・・・これで【 復讐 】はおしまいだ」

俺はジジイを見送ってた陽子と、会場を後にして・・・・・・家路を急いだんだ。


約束通り、陽子を思いっきり愛するためにな。


陽子は社長直々に会社に戻って欲しいと言われたが、丁重に断った。

「私ね、専業主婦が夢だったの。 いいかな?」
「いいさ! 俺も家に陽子が居てくれれば、嬉しいからよ」


そうして同棲してた俺と陽子だけど、それから半年して結婚したんだ。

まあ、あれだ・・・・・半年の間に式場や準備になんやかやバタバタしてたからな。

陽子も忙しそうだったんだ。


式も入籍もすんだ今は、やっとのんびりできるんだ。

ソファーで寄り添って見る映画はさ、いつも始まってすぐに見なくなっちまうけど、そのかわり・・・・・お前を押し倒して俺は、耳朶を舐めてお前に声を上げさせながら言うんだ。


「愛してるぜ 陽子。 今も、これからもよ・・・・・」
「愛してるわ・・・・・竜哉くん。 ずっと、ずーっと・・・・・・」

敏感に俺の愛撫に感じるお前が愛しくて・・・・・・・毎日こうやって愛しあうのに、もっと、もっととお前が欲しくてさ、たまんねぇーーんだ。


・・・・・・・こうやって、愛しあってさ、ずっと一緒にいような?

「うん♡」

ばぁーか! 嬉しそうに笑ってんのに、泣くやつがあるか!


・・・・・・・・そんなお前が、愛しいんだ。。。






短いですがこれで終わりです。

読んでいただいて感謝です♡

これ以降、亀更新でなかなかアップは難しい状況になりますが、細々と続けていきますので、よろしくお願いします。


( ^ω^ )v


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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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