《昼食・パニック☆》by 網島ケイタ

ケータイ捜査官7からの35話、『ケイタのはつゆめ』からです。

例によってネタバレありですがドラマ沿いではありません(笑)


アンダーアンカーは存在自体が秘密な機関なので、今まで出前なんぞ取ったことがない!

しかし美作部長の気まぐれか、OKが出たので皆、大はしゃぎで注文するする25人分!!!


・・・・・・・それが何時間たっても届かないから、ドラマがある・・・・・なんつって(笑)


このシリーズはヒロインちゃんとケイタ君の友達以上恋愛未満なドキドキ・キュン!を目指しているシリーズです。

楽しく読んでいただけたら、嬉しいです!



「聖!」

アンダーアンカーの部長である姉の千草に呼ばれた私。
朝、顔だしてすぐ呼ばれて、なんだろう〜〜と部長室へ行ってみれば・・・・・・・・・・・えええ〜〜〜面倒くさいぃぃ〜〜〜

「至急本部の会長室へ行ってください。 宗田 “ 元 ” 会長と、伊達 “ 現 ” 会長がお待ちです ・・・・・美作博士」
「・・・・・・・行かなきゃダメ?」

「行かなきゃダメです。 お二人が久しぶりに、貴女と話しがしたいそうよ」
「そっかぁーー・・・じゃ、行かなきゃだね」

「行ってらっしゃい」
お姉ちゃんに送り出されたアンダーアンカーのある地下から、私はエレベーターで地上何十階にある会長室へ行ったの。



まさか私がいない間にアンダーアンカーで、こんな事が起こるなんて・・・・・・・



「聖さん? あれ? いないのかな?」
アンダーアンカーに顔を出した俺は、1番に聖さんを探すんだけど・・・・・・今日は学校休みだから、ここに居ると思ったんだけどなぁ〜・・・・・

キョロキョロと見回しても聖さんの姿がない。。。


ここに居るときは聖さんてさ、自分の席でパソコンで何かしてるか、御隠居のいる開発室で何か作ってるかなんだけど・・・・・・

ヒョコッとドアを開けて開発室の中を覗いても森下=通称・機械くんが機械いじりしてるだけだった。

「・・・・・・・いないかぁ〜」
「聖さん探してるの? 聖さんなら伊達会長に呼ばれて上の本部に行ってるわよ」

瞳子さんに言われて納得・・・・・・・はぁ〜、いないのか・・・・・・


俺は一気に気が抜けてテーブルに突っ伏した。



「ぐぅぅ〜〜〜・・・・・・」

自分の腹の音で目を覚ました。


なんだかんだあって今、アンダーアンカーでは初めて出前を取ったんだけどさ・・・・・・ぜんっぜん、来ないんだよっ!!!


25人分の注文は確かに大量だし、注文はバラバラだし、大変だとは思うけどさ〜〜もう何時間たったと思うんだよ!!

注文した皆はカリカリ・イライラしだして雰囲気、最悪だし☆


あああああ〜〜〜・・・・・・・・早く来てよぉぉ〜〜〜・・・・・・・





「どうだい聖ちゃん、アンダーアンカーは?」
「楽しいよ、伊達ちゃん! ただ、私が組んでおいた防衛プログラムの損傷が激しくて、今は直しながら改良してるの」

「よかった、やっぱり君を呼び戻して正解だな」
「よく言うね宗田ちゃん! 世界中にあるアンダーアンカー支部を回ってシステム強化させたの伊達ちゃんと宗田ちゃんじゃん!!!」

「はははっ! お疲れさまでした・・・・・今日は何でも注文してくれていいから、私が奢るよ」
「いや、俺が奢るから! 聖ちゃんは好きに注文して!」

「私が奢ることでいいじゃないか! 私の方が経済力もあるのだから」
「あーー!!! そんなこと彼女の前で言うなよなぁ!!! なんだよなんだよ、ちょっとばかし金があるからってバカにするなよっ!!!」

「訂正してくれないか? 私は “ ちょっとばかし ” ではなく金持ちだ」
「 くぅぅ〜〜〜〜〜・・・・・・嫌味だっ! サングラスなんかいつもかけてやがって!」


あはは、なんかこの2人・・・・・子供みたいに言い合いしてるけど、いつものことだから放っておいて、私はメニューを見て・・・・・・

「あ、すいませぇ〜〜ん! この特上サーロインステーキと特上ロースカツと極上ローストビーフ、それにシーザーサラダ大盛りで! あとデザートにイチゴチョコパフェお願いします!」

「「聖ちゃん、相変わらず肉好きなんだね〜〜」」

2人のオジサンが嬉しそうに頷いてる姿なんて、アンダーアンカーの皆や、アンカー本部の人達には見せられないよね!

だっていつもは強面オーラ出しまくりな2人だもん(笑)


初めて会ったのは8年前だから、私が12歳の頃かな?
アメリカの大学院で博士号を取った私に会いに来た彼等は、予想以上に幼くて小さな私を見て呆気にとられてたっけ!

「本当にこの子なのか? こんな小さな子が博士だと?」
「そう聞いている・・・・・聞いてはいるが、私も実際に会うのは今日が初めてだから・・・・・・」

この反応もいつものことだから私は構わずに2人に話しかけ、私の知識が噂以上だという事を証明するのみよね〜〜☆


ただ話をすれば彼等の目が、私を幼い子供を見る目から変わっていったっけ・・・・・


それから私は2人の理想を聞き、大いに賛同したから・・・・・・アンダーアンカーの防御システムの開発にかかりきりになったの。

大学院を卒業し日本に戻り、宗田さんが会長をしてるアンカーで開発してる私と、フォンブレイバーを開発する伊達ちゃんと宗田ちゃん。

いつしか私はフォンブレイバーのソフトの開発にも関わって、宗田ちゃんと御隠居と一緒に何年も居たの。


だからきっと2人はね、親戚のオジサンみたいに私を気にかけてくれてるのよ。。。


「たくさん食べちゃった☆」
「気持ちいい食べっぷりだな〜〜〜」
「君の美味しそうに食べる様子は、私も食事が楽しくなるよ」

「ごちそうさまでした!」

そろそろ会議の時間があるからと食事会はお開きになったの。


私もアンダーアンカーに戻ったんだけど・・・・・・・・・・これ、なーに???






「あ、聖さん!」
「ケイタくん、圧感だねぇ〜〜〜・・・・・・・」

アンダーアンカーにある大きなテーブルいっぱいに載ってるのは、店屋物???

「はい、25人分です!!!」
「え? ここで出前取ったの?」

「部長がOK出してくれて・・・・・・でも皆、届く前に出動しちゃって」

私はケイタ君の言葉にパソコンの前に座り、事情が分かった。


霞ヶ関の中央情報管制センターにサイバーアタックかけた馬鹿がいて、皆が対応しに出動したのね!

私もここから馬鹿を撃退しようとして・・・・・・あれ? これって誤報じゃないのかな?

私はパソコンの前で霞ヶ関情報管制センターに入り込み、中を探ってたんだけど・・・・・・あはは、これ誤報だわ。

って事は皆、すぐに戻ってくるね〜〜〜


「ケイタ君、皆すぐに帰って・・・・・・・・あれ?」

私が振り返るとケイタ君が床で寝てる・・・・・・しかも空になったラーメン鉢が積み上げられてるし・・・・・

「セブン、どうしたの?」
《セイ、ケイタは自分の分の注文をし忘れ空腹のあまり、伸びてしまうラーメンを食べたんだ》

「再注文はしてあるの?」
《それは問題ない、私が上海亭に再注文の電話をかけておいた》

「・・・・・・もうじき桐原さんや皆が戻ってくるけど、どうなるのかしら?」
《・・・・・・・それは私も心配だ》




案の定、戻ってきた皆が殺気だってケイタ君を取り囲んだ。

でもケイタ君、夢を見てたみたいで最初は夢の中の話をしてたのよね・・・・・・あーあ、桐原さんを筆頭に吊るし上げられてるケイタ君が、青い顔してるわ。


「麺類の皆さん! 再注文はしてあるから、落ち着いて! ケイタ君はちゃんと謝ろうね☆」
「ご、ご、ごめんなさい!!!」

「謝るくらいで許されると思うなよっ!!! 網島っ!!!」
「桐原さん、落ち着いて! チャーハンやご飯物は無事だから、先に食べててね〜〜〜」

ご飯物の人達がやっとありつけた昼食に、嬉しそうに食べているのを見て、食いっぱぐれた麺類の皆が殺気立つ・・・・その筆頭が桐原さん。

ん〜〜・・・・・ケイタ君を睨んで今にも殴りかかりそうな彼に、何かないかと考えて・・・・・あっ! そうだ!!!





ひぇぇぇ〜〜〜〜〜〜・・・・・・!!!

空腹に負けてラーメンを何杯も山の様に食った俺は、皆に取り囲まれて責められてるんだ。

「ごめんなさい、ほんっと、すみません!!!」
「人のチャーシューメン食いやがって! 食い物の恨みは恐ろしいって聞いたことないのか、網島っ!!!」

「あのっ、あのっ、麺が伸びちゃうなぁ〜〜って思って、そしたら勿体無いなぁ〜〜って思って、つい・・・・・・」
「ついって・・・・・お前な・・・・・歯を食いしばれ!!!」



うわうわうわうわうわ・・・・・・・殴られる!!! 俺ぜったい殴られるっっ!!!

でも食べた俺が悪いから、目をつぶって歯を食いしばって、殴られるのを待ってたんだ、そしたら聖さんの声が・・・・・


「待って待って! 私のオニギリでいいなら、ラーメンが届くまで食べてて!」

聖さん・・・・・・・あなたは俺の救いの女神だ・・・・・・・

「再注文してあるし、上海亭さんに電話をかけたらすぐに届けてくれるってオヤジさんが言ってくれたから、ケイタ君を殴るのは止めて?」

「聖・・・・・その、オニギリって、アレか? その、お前がいつも自分で握ってくるって、アレか?」
「うん! 私ねオニギリだけは作れるんだ! 今日はたくさん作ってきたから、食べて?」

聖さんがバックの中を見せながら桐原さんに渡せば、聖さんが好きな桐原さんの顔が一気に緩んだんだ。

桐原さんにバックを渡した聖さんが、彼のそばから同じ様に覗き込んでると、桐原さんが近くにある聖さんを意識して・・・・・バッと離れてる。

「おっ! いっぱいあるな・・・・・・ひーふーみー・・・・1人1個は配分されるぞ!」
「皆、食べてね! 中身の具も色々変えてあるから☆」


目の前に出てきたオニギリに、皆の殺気が消えていくのにホッとした俺は、ちょこちょこっと聖さんの隣に立ったんだ。


「聖さん、ありがとうございます! おかげで助かりました!」
「いくらお腹が空いてても、人の分を食べちゃダメよ!」

「・・・・・はい」

そうだ、聖さんは? あれって聖さんのオニギリだし・・・・・食べてないとかですか?

「ううん、私ね今日はホテルのレストランで食べたから・・・・・」
「え? じゃ、あんなにたくさんのオニギリをどうして作ったんですか? 聖さん1人じゃ食べきれないでしょ?」


「本当はね、あのオニギリ・・・・・・ケイタ君と一緒に食べようと思って作ってきたの」
「え? 俺と?」

俺と一緒に食べようと作ってきたんだ、聖さん。

そういえばこの頃聖さんって、アンダーアンカーに詰めてて学校に来てなかったよな・・・・・

だから聖さんのオニギリもしばらく食べてなかったなぁ〜〜〜・・・・・・


聖さんのオニギリ、色んな具が入ってて美味しいんだぁぁ〜〜〜


俺の好きなのはシャケのと、牛肉の時雨煮が入ったのと、焼き明太マヨとか・・・・・つまり何でも好きなんだけどね!


「ケイタ君の好きな牛肉の時雨煮もたくさん作ったんだけど・・・・・・桐原さんが食べてるね〜」
「ええっ!!! あああ〜〜〜・・・・・桐原さん・・・・・嬉しそうに食べてるぅぅ〜〜〜」

うわぁ〜〜〜・・・・・俺、ラーメンなんて食わなきゃ良かった!

そしたら今頃、聖さんとオニギリ一緒に食べてたのにぃぃ〜〜〜・・・・・・


俺のバカ! バカバカバカ!!!


頭をポカポカと殴ってる俺に受付から電話があって、上海亭の出前が届けられたって連絡だった。


受付から幾つもの岡持ち(おかもち)を地下の本部に運んで、麺類を待ってた皆に渡して今日の出前は終了!


やっと許してもらえた俺は、ホッとしたんだけど・・・・・・・この後、痛烈なしっぺ返しを食らったんだ。



空腹で大量に色んなラーメンを食べた俺は、腹を壊して1週間寝込んじゃったんだ。

その間、アンダーアンカー本部にも学校にも行けなくて、聖さんに会えなくてさ・・・・・・・くすん。。。


あ! でも聖さんから電話があった!

『ケイタ君、具合はどう?』
「まだ・・・・・腹が痛くて・・・・・」

『そっか・・・ しっかり治して現場復帰してね♡』
「はいっ!」

「あのっ、聖さん! 俺が元気になったら・・・・・オニギリ作ってもらってもいいすか?」
『いいよぉ〜、ケイタ君の好きな具を入れたの作るね♡』

うおおおおお〜〜〜・・・・・・これで一気にテンション上がった俺は、早くアンダーアンカーに行きたくて、毎日ジリジリしてたんだけど・・・・・・


網島ケイタ、本日よりアンダーアンカーに復帰となりました!!!


聖さんは毎日連絡くれて、すっごく嬉しかったんだ!!!

1週間ぶりのアンダーアンカーに来た俺は、元気に挨拶して中へと入って・・・・・・・いたっ!!!


「聖さん!」
「ケイタ君! すっごく久しぶり〜〜・・・・・会いたかったよ♡」

聖さぁぁ〜〜〜ん!!!
俺も久しぶりに聖さんに会えて、すっごく嬉しいです!!!

「ケイタ君♡」
「聖さん!!!」

両手を広げた聖さんに、俺はつい抱きついちゃって・・・・・・・くんくん、いい匂いだぁぁ〜〜・・・・・・

なでなで・・・抱きついた俺の頭を撫でてくれてる聖さんに、うっとりしてた俺は、いきなりバリッと離されたんだ。

「なんだよっ!!!」
誰だよ、俺と聖さんの邪魔すんの!!!って横を見れば、桐原さんがもんの凄い怖い顔して俺のこと見てんだけど。

「網島ぁぁ〜〜〜・・・・・聖に抱きつくなんて、ませた事してるじゃないか・・・・・・」
「え?あの? 久しぶりのですね、再会を・・・・・分かちあってて・・・・・・・」

「それにしても、接近し過ぎなんだよ!!!」
「いいじゃないですか! 1週間ぶりなんですから!!!」

眉間に深いシワを刻んだ桐原さんと、俺が額を突き合わせて睨み合ってるんだけど。



「桐原さんも仲間に入りたかったの?」
呑気な聖さんの声がしたと思ったら、桐原さんの後ろからペタって彼女が抱きついてて・・・・・・・

「これで桐原さんも仲良しだねぇ〜〜」
「せ・・・せ・・・せ・・・・・・聖!?!?!?」

ペタって背中に抱きついてる聖さんを意識した桐原さんが、真っ赤な顔して固まったんだ。

でもそれを見てる俺は・・・・・・・・なんだか胸が苦しいんだ。
もう腹痛は治ったのに・・・・・・今度は胸が、変だ。


「あれ? 桐原さん? どうしたの?」
「・・・・・・・・・・もういいっ」

真っ赤になった顔を片手で隠した桐原さんが、ギクシャクと歩いていくのを不思議そうに見送る聖さん。

俺は聖さんの上着の裾を掴んで・・・・・・・・・何にも気づいてない聖さんに、たまんなくなったんだ。


「ん? どうしたの?」
「・・・・・・どこにも行かないで・・・・・・」

俺以外の人に、そんなに くっつかないでよ・・・・・・・って、あれ? 俺?


「さ、オヤツ食べよっか!」
「はいっ!」

俺はなんか分かんないけど、聖さんが笑顔なら俺も嬉しいんだ!





甘酸っぱいのが、分からない・・・・・毎回つぶやいてますが、これも勉強?練習? なので、まだまだケイタ君、書きます!

ただ窪田君の新しいドラマも妄想が浮かんでて・・・・・楽しいです!

感想などいただけると、嬉しいです。

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Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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