相棒《コンビニ》





えーっと、コンビニに来た私と神戸先輩なんだけど・・・・・・こういことになっちゃったのはどうしてかな・・・

証拠品を返しに神戸先輩の車で向かっての帰り道で、飲み物が欲しくなった私がコンビニに寄りたいと言ったんだっけ。。。

「ちょっと待ってね、もうしばらくしたらコンビニが見えてくるみたいだし・・・」
「すみません先輩、何だか喉が渇いちゃって・・・」
「いいよ、僕も買いたいと思ってたし! ここら辺って喫茶店とかなさそうだしね・・・・」
先輩と付き合うことになって・・・・・・まだ日が浅い私は、2人で証拠品を返しに行くことにも、意識しちゃって・・・・・・

「ふふ・・・ そんな緊張しなくてもいいんだよ! 薔子ちゃんは僕に甘えてくれればいいんだから」
「・・・・・・甘えることが、分からないんです」
「ん〜・・・そっか。 少しづつ教えてあげるから心配しないでね」

「あ、コンビニめっけ!」
ギュワン!と駐車場に入った先輩の愛車から降りて、2人でコンビニに入ったら暫くして拳銃を持った男が店に入ってきたんだっけ・・・・・・

「動くな!!!」
レジにいる店員に銃口を向けた男は、金を袋に入れるよう指示を出しこっちを見た

その視線が左右に動いたかと思えば、私に止まって・・・・・・すぐに気がついた先輩が私を背中に隠してくれたけど、男が厭な笑いを浮かべて私を見続けている

「おい、そこの女! お前だ、お前! こっち来い!」
「女・・・あ、私しかいないか」

お客さんは私たち以外に5、6人いるけど女性客は私1人・・・・・・なので、トコトコ近づいた私を背後から抱きしめ頭に銃口を突きつける犯人

レジにいる店長に金を出せと言ってるけど、まあ、現職の警官がここにいるんだから渡せるわけもないしね。
銃を突きつけてはくるけど隙だらけの犯人だから、抜け出すのは簡単なんだけど・・・・・・どうやら神戸先輩には何か考えがあるみたい

先輩を見てると手を動かしてる・・・・・あ、警備部の暗号だ。

《もう少し様子を見よう・・・OK?》
手の動きで意味が分かった私は、犯人に気がつかれないよう小さく頷いた

先輩は警備畑の出身だし、私も何度も警備部に関わってるから暗号が解るんだって車の中で話してたっけ。。。

ん? なに? もぞもぞと動いてる?

背後から片手を胸に回して私を捕まえている犯人なんだけど、ちょうど胸の下に腕を回されてて・・・それが段々上に上がってきて・・・・・・

何だか背後の犯人が私の髪に顔を埋めて匂いを嗅いでて『はぁはぁ・・・いい匂いだな、お前』とか言い出してくるし・・・・・

正直、気持ちいいものではないな・・・・・・・そうか、痴漢に合う感じに似ているな
痴漢被害の女性の気持ちが少し、分かった気がした

ジリジリ上がってきた腕が胸の膨らみに重なりそうで、つい両腕を前に重ねて触れられないようにしてみた

先輩が犯人の手の動きを察して睨みつけてるんだ、けっこう・・・いやかなり? 殺気を含んでるような気がする

「チッ」
大きく舌打ちしてるし・・・・・・ なんでかな? 凄くイライラしてる顔してるね、先輩

「おら! 早く金を入れろよ!!! この女が撃たれてもいいのかよ!!!」

・・・・・・・犯人はこう言ってるけど、この銃ニセモノなんだけど。

先輩もそれにはとっくに気がついてるみたい、さすがだなぁー

《ヤツの気をそらせるか? 》
コクリと頷いてから、私は犯人の腹に肘鉄をブチ込んだんだ

「ぐぅあっ!!!」
まともに腹に入った犯人が、大きく後ろによろけたのに合わせて先輩が銃を持った腕を蹴り上げれば銃は床を転がって行く

カラカラカラ・・・・・・乾いた音が店の中に響いてる

先輩が犯人の腕を背中に捻じ上げ、床に俯せにさせ、足と体重をかけて確保した動きは惚れ惚れするほど見事だ

カッコいい・・・・・・なんて見惚れちゃった。。。

ハンカチで銃を拾い上げた私がレジの店員に警察に連絡するよう指示を出していたら・・・

「いだい!! いだだだ・・・・」
「先輩! 何やってるんですか、腕が折れちゃいますよ!」

先輩ったら背中に捻じ上げてる腕をギリギリと締めあげてて・・・・まずい、関節の反対に曲げようとしてる・・・

止める私を見た先輩は、綺麗な笑顔なんだけど・・・・・・

「薔子ちゃんの身体を厭らしく触ったんだ、お仕置きしなきゃね」
「先輩! ダメです。 これ以上はいくら犯人でもダメですってば」
「俺もまだ触ってないのに! こんな奴が・・・・・・」

先輩・・・それって、ヤキモチ? やだ、顔が熱くなってくる・・・・・・

ヤキモチ焼くほど先輩、私のこと・・・・・・・好きなのかな?

え? え? あ、やだ! どんどん熱くなっちゃって・・・・・・

「えーっと、薔子ちゃん? 真っ赤になってるんだけど、どうして?」
「え? だって・・・ ヤキモチ焼くほど先輩が私のこと好きなのかなぁーーって思うと・・・・・」

「思うと?」
「嬉しくて・・・・ あん、熱いです。 顔が熱くてたまらない・・・」
「・・・・・・・・可愛すぎるでしょ! どんだけウブなんだよ・・・ そこがたまんないけど」

熱くて仕方ない私は、手でパタパタと顔をあおいでいるうちにパトカーが何台か到着した

犯人を所轄に渡して、証拠品となる銃も渡して、私たちはその場を後にしたんだけど・・・・・・

車の中、緊張した私がお茶をガブ飲みして・・・・・・先輩は嬉しそうに笑ってた

「あ〜〜・・・・・・これからが楽しみ!!!」

・・・・・・・・私は、緊張で居た堪れないんですが。。。




短いですが、薔子ちゃんと神戸さんの初々しい恋人の感じが書きたくて・・・・・・
楽しんでいただけたら嬉しいです☆

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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