番外:卒業、それからの・・・ RAB

シリウスとレギュラスのお母さんって、きっと性格がキツいんでしょうね(汗) で、お父さんは尻に敷かれていると(笑)
でも締めるところは締めてくれるといいな、お父さん(誰のだよ。。。いや、レギュのだけどね)

映画には出てきませんから(名前だけで)捏造します・・・  やはりシリウスに似て熱情型なんでしょうかね?
という訳で今回は、レギュラスの卒業してからの道を、たどろうかと思います

*****

僕はレギュラス・ブラック・・・

兄が自由気ままに振る舞うから、ブラック家の家督は僕にと母が言っていたが・・・・・・正直、僕も自由に生きていきたい

ブラック家は魔法界でも名家中の名家で、従姉妹のナルシッサ姉さまはルシウス先輩に嫁いでいる

・・・・・・・・・・ということは、当然のように家は純血主義だ

僕にも死喰い人になれとルシウス先輩からホグワーツ在学中に、誘われ(半ば強制だが)たのだが僕は・・・・・・

家からも休暇で帰るたびに迫られたが・・・・・・  僕の心は決まっていた

4年生の時に出会った、女神・・・・・・  僕の救いの女神に誓ったんだ

***

小さな頃、僕は兄が好きだったんだ・・・  意外だろ? でも幼い頃は2人兄弟で仲良く遊んだりもしていたんだから、慕うのも分かるだろう?

僕は活発で朗らかで、常に大人達に囲まれても物怖じしないで振る舞う兄が好きで・・・・・・兄に、憧れていた

僕は人見知りで社交的にも振る舞えなくて、母からもよく「シリウスを見習いなさい」と言われていた

兄が大きくなるにつれて、兄の考えが家の考えとは違うことに・・・・・・僕はうすうす気がついていた

純血主義で闇の帝王に忠誠を誓う家に、兄は嫌悪を覚えていることを・・・ 僕は気がついていたんだ

そんな僕の転機は、兄がホグワーツ魔法魔術学校に入学してからだった

入学してすぐの寮の組みわけで、兄がスリザリンではなくグリフィンドールへと組み分けられた事に・・・・・・母が、怒り狂ったのだ

我が家は代々、親戚一同全てがスリザリンであり そのことに誇りを持っていたから兄がグリフィンドールだということで・・・・・・もう、荒れに荒れて・・・・・・

余りの勢いに、子供な僕は自分の部屋で震えていたのを覚えているよ

屋敷しもべのクリーチャーが幼い頃からの僕の世話係兼、唯一の僕の友達で・・・・・・クリーチャーに一生懸命慰められていたのを覚えている

そうして荒れていた家が落ち着きを取り戻したのは、1年後、僕がホグワーツに入学しスリザリンへと組み分けられてからで・・・・・・

僕の入学前の学校の夏休み、家に帰ってきた兄は、母から一族の面汚しと罵られていたが自室にこもり、暫くすると同じ寮の友人であるジェームス・ポッターの家へと避難した

僕に何も言わずに、僕を見もしないで、兄は、逃げたんだ

その頃からかな・・・  僕の兄に向ける気持ちが変化したのは・・・

母のヒステリーに付き合わされてる僕の事など何一つ考えもしない兄は、自分の事だけで精一杯・・・・・・母と罵り合い、罵倒しあい、それに疲れたと友人の家に逃げ込んで残された僕のことなどお構いなしだ

兄は、良くも悪くも母に似ている

そう、あの直ぐに頭に血が昇り喚き散らしている様子なんて、そっくりだ

僕は、母に気に入られたい一心で純血主義を受けいれて、その思想に染まり・・・・・・果ては≪闇の帝王≫へ憧れを抱いていた

何より、僕が純血主義を誉めそやしていれば、母の機嫌はすこぶる良かったし、今まで兄にしか向けられていなかった瞳に、僕が映ってた

僕は母からの優しい瞳が嬉しくて、もっと、もっととのめり込んでいった・・・・・・


思えば、僕の幼い頃の母の瞳には眩く輝く兄しか映っておらず・・・・・・  兄に失望した母が、僕を見たときには・・・・・・

ブラック家の跡取りとして、母のプライドとして、ブラック家の跡取りに相応しく僕を教育するため・・・・・・  ブラック家を名誉と共に存続させる為に、僕が必要だっただけだった

幼い頃から物静かな僕は、兄と違い大人達を観察する術に長けていたことは・・・・・・ 良かったのか、悪かったのかは分からないが、母のその思いは直ぐに僕に分かってしまった

そうして僕もホグワーツへ入学したのだった。。。

*****

カチャ・・・・・

紅茶を飲みながら、届けられた日刊預言者新聞を読みながら僕の朝は始まる

幼い頃を振り返ってしまったが、今の僕は自分でも気に入っているんだよ・・・・・・ ねぇ、クリーチャー?

「はい、レギュラス様の喜びが、このクリーチャーめの喜びでございます」

パンとサラダを盛り付けながら言っている屋敷しもべのクリーチャーは、以前、闇の帝王から献上しろと言われていたんだ

そのことを僕が許すはずも無く、この時に父上、母上に真っ向から逆らったんだよな

「クリーチャーめは幸せにございます。 レギュラス坊っちゃんに救っていただいたのですから」
「ああ・・・泣かなくてもいい  そうだ、あの子の具合はどうだい? 良くしてやっておくれ」

「はい、それはもう・・・  しかし、毒が思いのほか強くて」
「そうか・・・」

あの子というのはクリーチャーの代わりに他の家から・・・ マルフォイ家から献上された屋敷しもべ妖精でね、クリーチャーとは親交があったらしく毒で弱りきった身体で家へと来たんだ

マルフォイ家に戻れば、叱られることが分かっていたからだろう・・・

ヴォルデモードに献上された時点でマルフォイ家からの支配は消えていたし、主であるヴォルデモードから縁を切られたらしいからクリーチャーを頼ってきたんだ

酷い有様でね 毒の液体を飲ませられて放って置かれたらしい・・・・・・ あの子には悪いけど、やはりクリーチャーをやらなくて良かったとホッとしたものだったよ

ああ、話しが横にそれてしまった・・・  戻すことにするよ。。。

*****

屋敷しもべの献上で両親と話し合った僕は、意外にも両親のスリザリン気質を目の当たりにしたんだ・・・・・・

あれは6年生のクリスマス休暇に家に戻っていたときだ  兄は家を出てしまっていたな・・・

「ではお前も兄と同じように、私達に逆らうと言うの?」
母のお決まりの喚き声を聞きながら、僕は冷静に声をかけた

「では僕からもお聞きしますが・・・ 母上は≪あの方≫が倒された後のことをお考えですか?」
「・・・・・・・・なんですか?」
思いもしないことを聞かれた母は、その場でポカンとした表情を浮かべ、父はというと何かハッと思い浮かんだようだった

「いくら≪あの方≫が強大な力を持っていても、万が一ということも有り得るのです・・・・・・ そんな事になれば我がブラック家は、どうなるのでしょうか?」
「・・・・・・・・・・」

「もし、僕が死喰い人になり命を落とすか、アズカバンの囚人にでもなればブラック家の家督を継ぐものは兄しかおりません・・・・・・では、兄が家督を継いだとして満足いく当主になるとお考えですか?」

この言葉に、両親の頭の中では先々の可能性とそれによる我が家の行く末を考えていたんだろう・・・・・・黙り込む両親を放って、僕は紅茶を飲んでいた

いくつもの可能性を頭の中でシュミレーションしておいたおかげで、僕の台詞は自然であり、継承者として家を守る事が1番な発言になっている

「しかしレギュラス≪あの方≫が簡単に倒されることなど、無いに等しくはないか?  だからお前が死喰い人になり、クリーチャーを献上すれば我が家は安泰だと思うぞ」

「・・・・・・・対抗する者がダンブルドアだけならば、そうです  ですが僕は、知っているんです」
「何をだ?」

「≪あの方≫の魔力が通じず、反対にこの魔法界では太刀打ちできない力を持った・・・・・・女神を」
「・・・・・女神?」

そこで僕は慎重に言葉を重ねた・・・ 僕の両親がレイ先輩の事を、この事実を他の者に漏らさないよう注意して話しを続けたんだ

まあ、たとえ両親が話したとしても実際にレイ先輩を見たり、その力に触れなければ信じるものなど居ないだろうが・・・・・・ 

彼女の邪魔にならないよう細心の注意は必要だが、果たして僕の両親はどう反応するだろうか

平然とした顔をした僕は、薄く微笑みさえも浮かべていた

その様子に両親は・・・・・・ 頷いたのだった

「私が魔法省に勤めているのは知っているだろう?  そこで私は偶然なのだが・・・・・・ある情報を知ったのだ」
「それはなんでしょうか、父上」

「ホグワーツにある日突然現れた少女には、古の力が宿っていると・・・  その力は唯一絶対のもので、魔法界の力では太刀打ちができないと・・・・・・」

父が魔法省で勤めているのは、簡単な職場といえば何やら語弊があるのだが魔法族の出生や死亡などの手続きの部署なんだ

限りなく黒に近い灰色の高位の貴族を、疎かには出来ず・・・ かと言って重要な部署には回せず・・・・・・苦肉の策なのだろう

意外に小心者の父上には最適な部署なのだが、驚いたことにそこでニホンからの問い合わせがあったのだという

ニホンという島国は小さいのだが、魔法省とは違う独自の発達を遂げているらしく普段は繋がりなどは無い・・・・・・  全く無いんだから、父も驚いたのだろう

しかも出生課になんて・・・・・・向こうも此方の事が分からないままに訪ねたんだろうな

「我が君に報告できるかと思い、私が受け取ったのだが・・・  宛先はダンブルドアと親交の厚い職員だった」
「それで、中には何と書かれていたのですか?」

その手紙には、ニホンでは魔法使いの代わりに陰陽師というものがあり、その道の最高位に位置する一族の1人が間違ってこの国に居るのではないかというものだったという

「名前は?  その人の名前は書いてはなかったんですか?」

父は一旦、書斎まで戻り すぐにリビングに戻ってきた

その手には先程から話に出てきた手紙が、握られていた・・・・・・受け取って読んでみれば・・・・・・

「キサラギ・・・ もしくはツチミカドの名前を名乗ると書いてある」
「・・・・・・キサラギと彼女は名乗っていました」

「どういう事ですの? 貴方は何を仰りたいの?」
「レギュラスの話しが嘘ではないということだ・・・・・・だが重要なのはそのことではない、分かるね」
母が尋ねると父は、まだ考えているような顔のまま話している

「このブラック家を名誉あるままに存続させることだ・・・ それは君の望みでもあるだろう」
「ええ、ええ、そうですわ」

僕は黙って両親が話している事を聞いていたんだが、結果はさすがスリザリンというものだった

つまり、僕は死喰い人にもならずクリーチャーを献上もせずにすんだということだった

あれほど兄を責めていたのに、両親は笑ってしまうほど簡単に≪あの方≫と付かず離れずの距離を取る道を選んでいた

思惑はあるのだろうが・・・  従姉妹のベラトリックスは≪あの方≫の側近だし、ナルシッサはマルフォイ家の中で闇の陣営に食い込んでいる

ならば本家である我が家が少し距離を置いても大丈夫だろうというのが、両親の見解で・・・・・・ そのおかげで僕は死喰い人から逃れられたのだった

ニホンからの問い掛けは僕の勧めで「そんな少女はいなかった」ということにしておいたが、嘘じゃない
実際、彼女はこの世界にはいないのだから・・・・・・

ああ・・・ 僕の女神よ・・・  あなたは居なくとも僕を救ってくれるのだな・・・・・・

確かに僕の中で息吹く力を、何にも染まらずに自分らしく考え、思い、行動できる強さを・・・・・・ 僕は、あなたから授けられたんだよ

僕の・・・  女神よ・・・

*****

僕はホグワーツを卒業し父と同じく魔法省へと勤めていたが、その部署は{国際魔法協力部}という所で国際親善や外交が主な業務なんだ

他の国の魔法界との話し合いや企画など、まあ、色々とあるんだが・・・・・・ 僕はこの部署が気に入っていてね

他の国の魔法界に出張しては繋がりを強化していくことは、やりがいがあるし何より他の国へと出掛けられて(もちろん公費でね)自分の見聞も広げられる

そうそう、英国の魔法界では新参者のニホンも調べてみれば奥深くてね・・・・・・ レイ先輩の事は伏せたままで調べてみたんだが、いない事にしておいて本当に良かったって事もあったんだ

あれからスネイプ先輩はホグワーツで魔法薬学の教授になったそうだけど、先輩が死喰い人になったときは驚いたよ

すぐにレイ先輩の為に何がしかの援護がしたくてなったんだって、僕には分かったんだけどね

国際魔法協力部には、魔法学校同士を繋ぎ合う役割もあることから、ダンブルドア校長にもたまに会うことが出来る

だからか結構お茶しに行ってるんだよ?  意外だった?  

僕は隠れ騎士団のメンバーでね・・・・・・  ふふっ 兄は知らないんだけどね

ああ、兄は・・・・・・相変わらずというか、成長しないというか、フラフラしたままだね

正直、困ってるんだけど・・・・・・

母上なんて「いい年した男が独り身だからいけないのよ」とか言って見合いさせたいみたいだけれど

3年前になるのかな、ヴォルデモードが突然にこの世界から姿を消し、そのことが魔法界全てに知らしめられたとき・・・・・・  僕の両親は、驚きつつも胸を撫で下ろしていた

8年前から少しづつ距離を取れていた我が家は、闇の陣営を炙り出そうとしている魔法省からは「白」と見なされたんだ

ダンブルドアの証言もあり、ブラック家はお咎め無し・・・・・・ルシウス先輩の疑惑を晴らす手伝いもさせられたけど、闇の陣営から突き上げられないよう尽力してくれたからと口添えしていた(ギブ・アンド・テイクだよね)

ルシウス先輩からの頼みだからじゃなく、その後ろの従姉妹ナルシッサの頼みだったからね

ああ、兄のことだったね  兄はレイ先輩が好きだからね  難しいと思うけど、母上が楽しそうだし・・・・・・いいよね

さてと、ホグワーツからの梟が僕宛に手紙を運んできたんだ

校長からで、久しぶりにティータイムでも如何かと書いてあったし行ってみることにしたんだ

「クリーチャー、ダンブルドアへのお土産にクッキーを用意してくれたかな?」
「はい、レギュラス坊っちゃん いつでもお持ちになれます」

「じゃ、行ってくるね・・・」

僕はこの時、知らなかったんだ・・・

僕の女神が、再びこの世界に舞い戻ってきてくれたことを・・・・・・ 

そんな嬉しい時が、眉間に皺のある気難しい先輩の部屋で、起こるだなんて・・・・・・・ね

僕はホグワーツから少し離れたところで姿あらわしをして、懐かしく周りの景色を眺めながら歩いていった

「さてと、まずは先輩の地下牢にでも顔を出しますかね・・・・・・」

まだ早い時間の散歩は、気持ちが良かった・・・・・・

レギュラスが彼の女神に会うまで、あと 20分。。。

*****

えっと、レギュラスの進路なんですが色々迷った挙句に、魔法省へとお勤めにしました!
ボーバトンの教師とか(女子にモテモテ)考えたのですが、それだと登場回数が激減しちゃうので魔法省にしました

いつも拍手、ありがとうございます \(^o^)/ 本当に嬉しくて嬉しくて・・・・・・

このお話も楽しんでいただけたら嬉しいです!

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ブロとも一覧


Cat Home

暁の唄

ちび眼鏡日記

ひとりごと

月が浮かぶ夜

まきまきまき

うみにふわりふわり

snowdrop

みやびのブログ

よみよみ

SweetBlackな世界

日々のこと

きみと手をつないで

shibushibuuu

ゆめの世界

井の中の蛙

月の舟 星の林

古いおもちゃ箱

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR