7:【大学生の恋人達】☆ユシンの企み☆

どうも、唐突ですがね管理人はピダムファンです

ユシンファンの方、申し訳ないです・・・・・・先に謝る管理人です

***

「 このままでは済ませない 」
そう・・・呟いてみても、実際ユシンは何がしたいのか分らなかった・・・

ただトンマンがこの手の中から・・・・・・すり抜けていくのが堪らなくて、気持ちばかりが焦ってしまう

幼い時に会ってから、くるくると良く表情の変わる従姉妹が気になり・・・いつの間にか心の中の大切な花になった・・・

本が好きで外の世界に憧れていた年下の少女の願いを叶えるために、この大学の理事になり側で見守ると叔父に話した私と、スンマンが傍で警護するという事で許しがもらえたのだ

「 大学など行かせるんじゃなかった 」
ユシンが呟いてみても後の祭り・・・・・・それはよく分かっていた

だが・・・ まだ付き合い始めたばかりの恋人達だ

何か出来ないだろうか? トンマンがピダムから離れるように・・・・・・私が代わりにとは言わないが、せめて別れるような事が・・・・・・ないだろうか? 

ユシンは携帯でどこかに電話し、丁寧に話しつつ夕方に会う約束を取り付け電話を切ると、続けてどこかにかけている

「 ああ、ウォルヤか? 今夜付き合ってくれ・・・・・・ああ、そうだ・・・いや、ちょっと違う・・・詳しくは会ってからだ 」

そうして今度は桜花学園の予定表を見つめる・・・

この桜花学園は幼稚舎から大学院までありエスカレーター式の学校だが、目的は上流社会の子息や子女達の英才教育を掲げている

それゆえパーティーなどもマナーや社交性などの教育の一環として数多く開催され生徒は全て出席できる仕組みだ

いってみれば大小の違いはあるが3~5日に1度はパーティーが開かれる

それで予定を見れば規模は小さいが学園の社交場で開催されるパーティーがあった・・・・・・これだ!ユシンの眼が光った

自分の考えを纏めるため理事室の深々としたソファーに埋まるように座ったユシン・・・・・・

やがて約束の時間になり、学園をあとにした

***

≪ 次の日 ≫

学食の中や、カフェの中で、生徒達が寄ると触ると噂していて浮き足立っている学園。。。

ここでも男子生徒が8人で輪になり、ひそひそと話している・・・・・・

「 おい! 学園からの緊急告知をみたか? 」
「 ああ、各部や同好会は大騒ぎらしいぞ! 」
「 お前の所も参加するのか? 」
「 俺達は遠慮する! あの兄弟だぞ? 敵に回したら後々どうなるか・・・ 」

そこで、その男子生徒たちは何かを思い出し、ぶるっ・・・と震えた

「 俺達は棄権するよ 」
「 ああ、俺達もだ! 」
「 でもさ、あの兄弟を前から面白くないって言ってたヤツラはヤル気満々みたいだぞ 」
「 今度のパーティー・・・荒れるぞぉ~~~ 」

面白そうには到底見えない気弱な生徒達は、4日後のパーティーを思い首をすくめていた。。。

***

「 何か、おかしいな・・・ 」
「 どうしました? 」

ポジョンと2人でカフェにいるスンマンが辺りの生徒達の此方を見る視線が、いつもと違う事を鋭敏に感じとっていた

「 この3、4日 何かおかしいのだ・・・ 」
「 ? 」

すっくと立ち上がったスンマンが手を挙げる・・・・・・と、どこにいたのかSPが1人、走りより跪いた

「 スンマン様、ご指示を 」
「 うむ、生徒間の噂が何か突き止めたか? 」
「 明日のパーティーでの事ですが、気になる噂を聞きました 」
「 ・・・・・・・・・何だと? 」

キラリ・・・と鋭く光るスンマンの瞳は、剣呑な光も含んでいるが何かを思考し始めた彼女が手をふりSPを下がらせる

「 ポジョン、ピダムは?  いや、いい・・・ 先に此方だ 」

スンマンが理事室へと向かったのは、それからすぐの事だった

***

「 入るぞ 」
「 スンマンか・・・ 」

書類を見ていたユシンが顔を上げずにいると、その書類の上からスンマンの手が降りて書類を取り去る

「 どういうつもりだ? ユシン 」
「 何のことだ? 」
「 とぼけるか・・・ ふふっ・・・恋とは惨い(むごい)ものだな。 真面目で実直さが取り得のお前がな・・・ 」
「 何か勘違いしているようだな、スンマン 」

じっと、真正面から見るユシンは気が付いてるのだろうか・・・ 彼女の告白をも見逃したあの時、いやその前からもトンマンしか見ていない彼が・・・・・・今、初めて彼女の本質を見つめたという事を・・・・・・

「 勘違い・・・ならばいいさ  だがな、私は姉上の心に沿うだけという事を覚えておけよ 」

それだけ言い置くと、すたすたと出て行くスンマンの後姿を見送ったユシンは・・・彼女の印象がガラリと変わったことを嘆いた

「 トンマンが正気に戻れば彼女も戻るだろう 」

ユシンの呟きに、誰も答えるものはいなかった

***

「 トンマン、明日のパーティーに出席するってほんとか? 」
「 ああ・・・何でもお父様が列席するみたいだから 」
「 へぇーー トンマンの親父さんが 」

講義を終えた2人がそのまま教室で話してると、スンマンがポジョンと現れた

「 姉上、お話が! 」
「 どうしたスンマン、何事だ 」

「 明日、部や同好会の紹介パーティーがありますよね 」
「 ああ、お父様も列席されるから私も出るのだ 」

「 そのパーティー、きな臭いのです 」
「 何があるのだ 」

「 実は、学園からの告知で部の予算をUPしたければ、明日のパーティーでピダムとポジョンに勝てというものが出ているのです 」
「 何故ピダム達が? 」

「 理事長からの告知・・・なのです 」
「 なに? ユシン? 」
 
要約するとこうだ・・・・・・毎年の予算を決める会議の前に、デモンストレーションと部員の勧誘を兼ねてパーティーが明日ある

そのパーティーでピダムやポジョンに勝った部や同好会は予算がアップ、負けるとダウンするという告知が出たのだ

もちろん、参加は自由なので数限りなくある部や同好会、サークルのうち、参加表明は13だった

「 明日、お父様も来るのだ・・・ 突然ここに来るというのも可笑しな話だな 」
「 ユシンが何か企んでそうです 」
「 ユシンが? 何故? 」

からからと豪快に笑うトンマンは、ユシンが自分に向ける恋慕を分かってはいない・・・・・・露ほどにも「自分に恋する男」として見てはいないのだった

「 何か仕掛けるにしてもトンマンの親父さんの前で恥ずかしい事はできねぇーな 」
「 そうですね、兄上 心してかかりましょう 」

兄弟が気を引き締めて頷きあう

「 それで・・・・・・姉上は誰の味方をしますか? 」

スンマンに問われたトンマンだが、その答えは即答だった

「 ピダムだ 」

くすり・・・スンマンが晴れやかに笑った・・・・・・彼女は姉の心に沿うだけだった

「 私も混ざるぞ、ピダム・・・・・・勝つぞ! 」
「 おーー! 」
「 はい 」

そうしてここに、ピダム・ポジョン・スンマン・トンマンのチームが結成された

***

≪4日前の夜≫

「 ユシン、お前正気か? 」

夜のホテルのラウンジでユシンはウォルヤを呼び出していたが、当の彼はユシンからの話で驚きと、心配で声を大きくしていた

「 私は正気だ。 学園にはスポーツ特待生がいる。 抜きんでた能力でオリンピックにも迫る生徒達がな・・・ 」
「 で、その生徒をピダムに向けて、お前に何の得があるんだ 」
「 叔父上と話をした・・・・・・トンマンを賭ける 」

「 はぁ? ・・・なん・・・だと? 」

「 学園側が勝てば、トンマンとピダムの交際に反対し大学も辞めさせる 」
「 ・・・・・・・・ 」

急に押し黙った親友にユシンの眼差しが注がれる・・・・・・が、いつもならその視線に絡まるウォルヤの目は濡れたように潤み、哀しみに沈んでいた

誰より、愚直なまでにひたむきな男が・・・・・・ユシンだった

そんな親友を支える事が自分の喜びだった・・・・・・恋に蝕まれた心がドス黒く染まることは、よくある事だ

ならば・・・・・・いつものように支えよう、だが・・・ユシンお前は本当にそれでいいのか?

「 私に何をして欲しいのだ 」
「 実はな会社の事なんだが、俺が戻る根回しをしておいてほしい 」
「 それは・・・大丈夫だが 」
「 これが終われば会社に戻り、叔父に正式にトンマンとの結婚を申し込むことにする 」

≪ ・・・からん・・・ ≫
二人の前にある水割りの氷が音をたてて崩れる・・・

「 ・・・・・・当日は、俺も見物に行くぞ 」

ウォルヤは思うことと違う事を言葉にしてユシンに言った・・・・・・

思い会う恋人を引き離すなど埒もない無益なことだと、気がつかないのか?

それほど彼女が好きなのなら、何故もっと早くに行動を起こさなかった・・・・・・今更だろうに・・・・・・

だが、思う相手に向かう気持ちが深ければ深いほど、抉られる傷もまた大きい

溜息をついたウォルヤはそれでも協力するための算段を頭の中に巡らせるのだった・・・・・・只一人の想い人のために。。。

*****

対決は次回からです

ユシンにも1つくらいは直接ピダムと対決させないとねぇ・・・

男同士のケンカって、思い切り殴り合ったら分かりあうとかありますよね(ドラマの比才みたいに)

ま、トンマンが賭けになってるなんて当のトンマンが知ったらどうなりますかね(笑)

次回は華々しく現代比才チーム戦!!!・・・・・・に行きたいなぁーー(こら!寄り道しない)


プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ブロとも一覧


Cat Home

暁の唄

ちび眼鏡日記

ひとりごと

月が浮かぶ夜

まきまきまき

うみにふわりふわり

snowdrop

みやびのブログ

よみよみ

SweetBlackな世界

日々のこと

きみと手をつないで

shibushibuuu

ゆめの世界

井の中の蛙

月の舟 星の林

古いおもちゃ箱

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR