☆~記憶喪失絵巻~☆ 【トンマン&ピダムの場合】

さてさて、記憶喪失ネタです。
きっと、トンマン&ピダムならギャグになると思う管理人です(笑)

短編で、古代と現代の二部構成にしようと思います。 

※※※※※

【古代編】

「公主さま、今日はどちらに?」
「ピダムか、スンマンと馬に乗ろうと思ってな」
「じゃ、俺も御一緒していいですか?」
「ああ、ついて来い」

*****

「うわあぁあぁあ~~~」
「公主さまっっっ!」

鐙に足を乗せ、馬の背に乗ろうと踏ん張ったトンマンの足が・・・・・・外れた!
頭から落ちる所を、側で介助していたピダムが必死に受け止めた! ・・・・・・までは良かったが。。。

≪  ごいぃいぃいぃ~~~んっっ  ≫

「公主様、お怪我は!」
「姉上!!!」
「大丈夫ですか」

地面に転がったトンマンにアルチョン、スンマン、ユシンが駆け寄ったがトンマンは自分の下敷きになったピダムを揺すっていた

「ピダム、起きろ! 目を覚ませ」

「きゅぅぅぅぅぅ~~~」<ぴよぴよぴよぴよ・・・・・・・>

「ぴだむぅーーーーーーー」

***

「おい、ピダムの目が覚めないとは?」
「医者の話によれば打ち所が悪かったようだ」
「とりあえず会いに行くか」

アルチョンとユシンがトンマンの宮に行くと、看病しているトンマンとスンマンが部屋にいて二人は驚きつつも止めた

「公主様方が手ずから看病なさらなくても・・・・・ピダムには勿体ない事です」
「ピダムのお陰で私は無傷だったのだ。 看病くらいしてもよかろう」
「私も騎馬隊としての責任がある。 私は姉上の手伝いをする程度だがな」

「ううう~~~ん」

「「ピダム!!!」」
二人が駆け寄ると、ぴくぴくと瞼が動き・・・やがてゆっくりと開かれた

「大丈夫か? ピダム」
心配そうなトンマンの顔を、まじまじと見詰めたピダムが・・・・・・にっこり、と笑った

「おねいちゃん、だあれ?」
子供のようなその物言いに、トンマンは固まり・・・・・・・スンマンはずっこけた

「ここは どこですか?  ししょうは? おねいちゃんしってる?」
小首を傾げるさまは愛らしいピダムに、またトンマンは固まった

「ピダム? おい! どうした?」
慌てたトンマンはピダムの肩を掴んでぐらぐらと思いっきり揺らすと、ピダムは泣き出した

「うえええぇぇ~~~~~ん」

「姉上、乱暴はいけません。  様子をみましょう、落ち着いて下さい」
「落ち着くも何もデカイ男が子供なんだぞ・・・・・・どうなったのだ」
「医官を呼びます」

医官の診察にもどこも異常はなく健康そのものとの診断だった

「どこが異常なしだ! 子供になってるじゃないか」
「姉上、しばらくピダムの面倒を頼みます。 私はチュンチュと書物を調べてみますから」
「わかった」

***

「あれからどうなのだ、ピダムは。 半日経ったが・・・」
「どうもこうも無い! 見てみろユシン」

トンマンの宮の執務室
入った二人が見た光景は・・・・・トンマンの机に顎をのせ跪いてるピダムが、上目づかいにトンマンを見続けていた

見た目は黒い花朗の衣装に身を包んだ長身の美丈夫な男が、上目遣いで机にへばりつくさまは今まで見た事がないくらい異様だった

「トンマンおねいちゃんって綺麗だね~~~」
「そ、そうか? ありがとう。 ピダムは正直な良い子だな」
「おねいちゃん、遊ぼうよ」
「今は書簡を見なければいけない時間なのだ。 あとでな」
「えーーー・・・・・・・・・・つまんないなぁ~ ぼく、おねいちゃんが大好きなのに・・・」

「あ、あれは、なんだ!!!」
「子供になったピダムだ」
「子供? もとから子供っぽいヤツだろう」
「中身は本物の子供なんだ・・・・・・だから始末が悪い」

「つまんない、つまんない、つまんなぁぁーーい」床に座り込んで足をジタバタとさせて駄々をこねるピダムにユシンもアルチョンも固まり、青ざめた

「あれ・・・・・・」
「うむ・・・・・・子供だな」

「アルチョン、お前が遊んでやってくれ」
「私がですか?」
トンマンがアルチョンに押し付けようとしたが、ピダムが拒む

「いやだ、おじさんじゃなくて、おねいちゃんがいい~~~」

「おじさ。。。。 ガァーーン」

アルチョンが少なからず衝撃を受けている間にスンマンが現れた

「私ならどうだ? ピダム、遊ぼうか」
「おとこかおんなか、わかんないのもいやだぁーーー」

「こいつ!!! スンマン様のことを」 《チキッ》
スンマンの後ろに控えていたポジョンが剣に手をかけ、今にも抜きそうになっている

「やめよ、ポジョン。  その通りだから仕方ないだろう」
「しかし・・・貴女は誰より美しいのに・・・・・」
「////// お前が分かっていればよい」
「////// スンマン様」
急にピンクの靄が二人を包み、周りの者は見ていられなくなった


「分かった、分かった」(書簡は緊急の物でもないからな、夜にでも見る事にしよう)
「あそんでくれるの?」
にっこりと嬉しさ満開の笑顔に、トンマンも笑顔になった

「何して遊ぼうか」「んーー・・・とね、とりをね つかまえてやいてたべるの」
「王宮に鳥はいないぞ」
「じゃ、じゃ・・・・・・」

何か言いかけて急に しょんぼりと黙ったピダムにトンマンは、視線を合わせて優しく待った
「ほんとうはね、いつも ししょうとたびをしてるから・・・あそびかた しらないの」
「そうなのか」
「うん すぐにたびにでるから ともだちもいないし・・・」

しゅんっと項垂れたピダムの頭を撫でていると、顔を上げたピダムは気持ち良さそうに目をつぶる

「おねいちゃんの てって、あたたかいね」
「気持ちよいか?」
「うん!  ずぅ~~~~っとなでてね」
「くすくす わかった ・・・・・・そうだ、お菓子でも食べようか」
「わぁーーい、おねいちゃん だいすき!」

仲良く侍女にお菓子を出してもらいに行く二人に、アルチョンとユシンの大きな溜息がきこえた

*****

「あーー おいしかった」
「そうか、よかったな」
「おねいちゃん・・・・・ぼく ねむい・・・」
「そうか、子供はもう寝なさい」
「おねいちゃん、いっしょにねようよ・・・・・・ひとりだと ぼく ないちゃうよ」

にっこりと笑うピダムにトンマンが詰まるが、後ろで聞いていたアルチョンが青筋たてているのを手で制した

黒尽くめの花朗服を纏った長身の男が、何より尊い公主様と手を繋いで寝室に入っていくのをアルチョンは眩暈を起こしながらも・・・・・・黙って見送った

トンマンの意思を尊重し黙ってはいたが、公主の信頼する侍女チョンソに頼み寝室に付いて行ってもらった
その夜は、チョンソが一晩中椅子に座り番をしつつ、寝台に仲良く手を繋いで眠るトンマンとピダムがいた

***

翌朝・・・・・・

「うぎゃああぁぁああ~~~」
「ピダム? 起きたのか」
「俺、なんで!  トンマンと? 俺?  うわあ」

しっかりと繋いだ手で並んで寝ていた事実に、事情がわからない記憶の戻ったピダムは焦りまくり喚いた

「戻ったのか? 私がわかるか?」
「こ・・・公主様  俺、どうしたんですか」

それから いきさつを聞いたピダムは青くなったり、赤くなったりと忙しかったが・・・・・・後日、その晩の記憶が無い事が悔やまれて地団駄踏んで悔しがったそうだ


「でも、公主様も思い切ったことを・・・」
ピダムが落ち着いてからトンマンに聞くが、からからと笑ったトンマンの笑顔に呆気にとられていた

「泣く子には勝てぬからな」
尚も、からからと笑う公主に・・・・・・

「泣く子より、公主様には勝てません」
改めて、トンマンの豪快さにピダムも笑いながら、茶を飲んでいた。

***

【現代編】

「トンマン!」
「おわーーー」

ハイヒールが絨毯にひっかかり転びそうになったトンマンを庇い、ピダムが頭を打った夜。

側にいたポジョンとスンマンが新羅家に連れて行った・・・

目が覚めたピダムが最近の事を全て忘れていたことにより、トンマンの事も新羅家の事も忘れ果てていた・・・・・・

「ピダム・・・」
「姉上を悲しませるなど、言語道断!  ポジョン! 研究所に行くぞ 連れて来い!!!」
「はい、スンマン様」
「だがスンマン、医者は安静にと言っていたぞ」
「安静にさせますよ、手術台の上で必要ならば麻酔をかけても動けなくしますよ」
にっっこりと微笑むスンマンの瞳は、笑ってはいなかった

白衣に着替えたスンマンがピダムを徹底的に調べ上げた

「うわああああーーー」
「脳波は正常か・・・だが、記憶を司る・・・ここがショックを受けて記憶が無いのか?  脳の連絡網である神経が?  海馬が・・・・・・ぶつぶつ」
「た、たすけてくれ ポジョン」

横に立つ弟に助けを求めるが、ポジョンの目には初めて見る白衣&眼鏡&髪を纏めたスンマンの白いうなじだけが目に入り・・・・・・兄には顔も向けずに声をかけていた

「スンマン様にお任せください  きっと記憶は戻ります」


3日後、憔悴したピダムとは裏腹に晴れ晴れとしたスンマンが新羅家に戻ってきた

「記憶は戻ったのか?」
「はい、姉上。  一日で記憶は戻りましたが、面白い症例でしたので健康診断もかねて徹底的に調べていました」


「とんまぁーーーーん・・・スンマンが俺をモルモットにしたんだぁーー」
抱きついてきたピダムの頭を撫でながらトンマンは頬を染めていた

ソファーに座った二人を邪魔しないようスンマンとポジョンは、そっと部屋を出て行った

「よしよし よく頑張ったな。  スンマンが調べ上げればピダムには何も異常がないとのお墨付きだぞ」
「・・・俺がいなくて寂しかった?」

「・・・・・・うん、さびしかった」
素直に言うトンマンに、今度はピダムが赤くなっていた

「俺も寂しかった  ごめんね、一日とは言えトンマンを忘れるだなんて」
「思い出したからいい・・・」

星が煌めく夜空のようなピダムの瞳が近づき・・・・・・唇がそっと重なった

トンマンの白くて柔らかい頬を両手で挟んだピダムが思いのままに口付け・・・・・・トンマンもピダムの背に手を回して恋人達は喜びに震えていた

*****

ひゃぁ~~~ 私が書くとこんなんに・・・・もっと力が欲しいっす

要望があればスンマン&ポジョンも書きたいですが。。。
先にバレンタインかな(笑)

あ、スンマン達は現代版のみということで、古代版だとパスワードかけないと無理なんで(笑)

では、楽しんでいただけたら嬉しいです

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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