前編☆マンハッタンで待ってるよ

すみません、マンハッタンラブストーリーに思いのほかハマってしまいまして(笑)
ただ膨らんだ妄想を吐き出したいんで、書いちゃいました!
ドラマの最終回では2年後ってのがラストにあるんですけど、このお話は半年後ってことで、ドラマのラスト以外の展開で妄想爆発です!






「あ、ジャポンタクシーだ・・・」
思わず手を上げた俺の前に、見慣れたタクシーが止まる。

好きになった女性と出会ったのも、この会社のタクシーだった。
今は喫茶店で珈琲の勉強をして、今度、関東でのバリスタ大会に出るらしい・・・・・・彼女が好きな男と一緒に・・・

「お客さん、乗るんですか? 乗らないんですかぁ〜〜」
あれ? この運転手さん・・・・・・・女性だ

「乗るよ、乗ります! 代々木」
慌てて中に座って目的地を言えば、タイミング良く携帯にかかってきた電話は・・・・・・会う約束してる《お友達》の香ちゃん!

「それでね、僕が君に会いたくなるのも何故なのかなぁーって・・・・・・え? ははは・・・」
「それで代々木のどこでしょうか? ・・・・・・・お客さん?」
「うふふ・・・・・ 違うよう〜ワインに酔ってるんじゃないさ! ・・・・・・・君に酔っちゃったんだよ」
「うげ〜〜・・・ 歯が浮くわ! で!!! お客さん、もうじき代々木の駅になりますけどーーー」
「何か失礼なこと言われた気がするんだけど・・・・ああ、違うよ〜・・・運転手さんが女性なの! 僕には香ちゃんだけさ〜〜」

「げぇー・・・ 鳥肌が・・・・・ あの! もうじき代々木の駅ッスけど、どちらで降りられますか〜〜」
「違うったら〜・・・ねぇねぇ運転手さん! 香ちゃんが僕が女性と一緒にいるって誤解してるから何か話してよ」

《キキキィィィーーーーーーーーー》
「のわっ! ・・・・・・・危ないよ!」

急ブレーキで止まった車の衝撃で、助手席にぶつかり・・・ 次いで反動でシートに転がってしまった僕は、運転手に文句を言おうと睨みつけた

「危ないじゃないか!!!」
「どっちがだよ!」
振り向いた運転手の女性が腕を伸ばして僕のシャツの胸ぐらを掴んで、顔が近いっっ!!!!!!!

キスできる距離に近づいた彼女は、僕を睨みつけて怒っているんだ・・・・・・・・なんで???

「あんたさ〜、代々木しか言わないけど、駅なの? 外苑なの? 何にも言わずに女と話してて、どこに行けばいいのかわかんないでしょうが!!!」
・・・・・・・彼女の迫力に、僕はコクコクと頷くだけ。 おっかないよ〜

「よ・・・代々木の外苑の方へお願いします」
「チッ! 別方向じゃねーか・・・・・ しゃーねーか」

また急に発進したタクシーの車内で、僕は倒れないよう必死になっていた

それから暫くして目的地についた僕は、お金を支払いタクシーを降りたんだけど・・・・・・・

「あ、携帯・・・・」
急ブレーキでシートに倒れた時、携帯が手から何処かに飛んでったのを思い出したけど、後の祭りで・・・
タクシーはもう、見えなくなっていた

「そういえば赤羽ちゃんと初めて出会った時も、携帯・・・・忘れたんだっけ」
あんな『怖いお姉さん』じゃなかったけどな、赤羽ちゃんは・・・・・・僕をフってくれちゃった彼女は。。。

・・・・・・・あれから半年、彼女のことは諦めたけど・・・ 心に空いた空洞は、埋められてはなかった




「ピロピロピロピロと、煩いんだよ!」
私は客の忘れ物の携帯が鳴るたびに腹が立ち、その携帯を手にとった

今はちょうど客が降りた所で、車を止めてるし・・・・・・しゃーない、でてやっか

「奈緒美? よくもまあ次から次へと女から電話がかかってくる奴だな〜 ・・・・・・もしもし」
『あーー! やっと出たぁ〜・・・ 』
「で、なに?」
『何って、携帯を返して欲しくてさ〜・・・明日マンハッタンって喫茶店に4時に来てよ! 」
「マンハッタン? え? ああ、わかるわかる・・・・ んじゃ4時に・・・時間厳守で来いよ!」

マンハッタンって・・・・あのテレビ局の近くのだろ?
先輩の井堀に連れてかれたことあんだよな・・・・何でも自分の彼女を紹介するとか何とかで・・・・
ま、客の忘れもんだ・・・ しゃーねーか!

ただし、明日の4時って自分から指定したんだからな! ・・・・・・遅れたら、承知しねぇ〜かんな!!!

******

「で? 今何時だよっ!!! 4時なんかとっくに過ぎてんじゃん!!!」
今の時間は4時28分・・・・・・待ち合わせの5分前について頼んだコーヒーはとっくに冷たくなってる

アホらし・・・ あいつが来るまで待ってる義理もないし、携帯は此処に預けとけばいいだろ・・・
ガブガブと冷えたコーヒーを一気に飲み干してカウンターへ向かえば、なんだ? 店長がやけに私を見てるけど???

「すみません、この携帯を預かってもらえませんか?」
派手なLOVEの字のストラップのついた携帯を差し出せば、店長の横に居た女性が声をあげる

「ベッシーの携帯じゃない。 なになに? どうしたの?」
「・・・・・持ち主って此処の常連ですか?」
「そうよ! それに私・・・半年前までその会社でタクシー運転してたのよ〜」
「え? じゃ井堀先輩が言ってた赤羽さんって・・・」

「おー! 私のことよ〜 ねぇねぇ女の運転手ってだけで客がウザくならない?」
「なります、なります! うわうわ、この苦労を分かってくれる人がいて嬉しいわ!」
「分かるよう! 私だって乗る客、乗る客に『女性の運転手って初めて見たわー』とか言われてさ! 腹立ったもん」
「そうそう、そうなんですよ! わざわざ名前書いてあるの見て確認してくるんですよ!」
「あー・・・分かるぅぅ〜〜 助手席の前に置いてある名札でしょ? 見る見る! それが・・・」

「「ウザいのよぉぉーーー」」

「「きゃぁーーーーー」」
手を取り合ってはしゃぐ私達・・・ その時、後ろのドアが開いたのに気がつかなかった

「・・・・・・なんで赤羽ちゃんと運転手さんが手を取り合ってるの?」
ベッシーの呆れたような声にハッと気がついた私は、後ろに振り返りざまアイツの襟を手に取り・・・・・・

「おっせーんだよ、この野郎!!! 4時の待ち合わせってそっちから言っただろうが! 私は時間にルーズな奴が嫌いなんだよ!!!」
「すみ・・・すみません・・・ 仕事が長引きまして・・・・・ほんと、ごめんなさい」
込み上げてくる怒りが収まらず、青い顔したコイツの襟をギリギリと締め上げて・・・

「くるしっ・・・ ほんと、ごめんなさいってば! 許して・・・」
「ちょっと、ベッシー苦しそうよ! 止めてあげなよ、ね」

仕方ない、赤羽の姐さんに言われちゃ止めてやろう ・・・ ふん、命拾いしたな!

「姐さんって・・・ やだーー 私そんな偉くないよ〜」
「ぜえぜえ・・・」
「いやいや、私と同じ苦労をした先輩なんすから・・・姐さんと呼ばせてもらいます」

恐れ慄いた顔したベッシーとかいう客に、ポイッと携帯を投げればちゃんと受け取った

「じゃ、返したからな! 姐さん、また顔見に寄らせてもらいますね!」
コーヒー代を置いて赤羽の姐さんに礼をした私は、外に止めてある自分のタクシーで仕事に戻ったんだ

「さ、稼ぐぞぉぉーーー」




「あ、またいた・・・」
マンハッタンのドアを開けて中を覗けば、あの女性運転手さんが美味しそうにナポリタンを食べていた。
何でも赤羽ちゃんと意気投合してるみたいで、毎日顔を出してるんだって!

改めて見直してみると・・・・・・女性なんだけどジャポンタクシーの青い制服がビシッと決まってるんだよな
赤羽ちゃんは上着もズボンもブカブカで可愛かったんだけど、この人は何ていうか・・・・・身長も男並みに高いもんだから見事なまでに制服を着こなしてるんだ

髪は顔の横でまとめてる・・・ 結構、長いみたいだね

長い足を組んでコーヒー飲んでる姿はカッコいいんだよね、そう・・・『可愛い』じゃなくて『カッコいい』んだ
まるで宝塚の男役のようでさ、いつの間にか女性客の視線を集めてたりしてるんだよね〜

「ベッシー、いつまでそこに居んのよ。 さっさとテーブルに行きなよ」
「あ、ああ・・・ 」

彼女からちょっと距離を置いた席に行こうとしたら、グイッと腕を取られて無理やり座らされた・・・・・千倉先生!!

「ちょっとベッシー、彼女何者なの? ここに来たきっかけってベッシーなんでしょ」
「う、うん・・・ そうなんだけど、そうじゃなくて、彼女さ・・・赤羽ちゃんと意気投合したんだって」
「・・・・・・・え? また 携帯忘れたの? それで受け渡しにここをねぇ〜〜〜・・・・ふう〜ん」
意味深に煌めいてきた千倉先生の目に何を言われるかと構えてたら・・・・・あ、先生は脚本家でね! 『軽井沢まで迎えにいらっしゃい』とかたくさん書かれてるんだよ。

「先生! 先生から見て彼女はどんな人か分かりますか」
「・・・・・・・・・・・さっぱり」
ズコッとずっこけてたら 彼女と目があった。

大きな瞳が僕を見ている・・・・・・ なんだろう、ちょっと・・・・・・・ドキッてしたりして
ナポリタンを食べ終わり、今は食後のコーヒー・・・と、タバコタイムみたい

その時、またドアが開いて・・・入ってきたのは。。。

「きゃぁあ(ハート) イボリー!!!」
「井堀先輩」
急にハートマークが付いてる声を挙げたのは千倉先生で、彼女とイボリーはただいま絶賛お付き合い中なんだ

「マキマキ〜・・・昼飯食いに行かねーか」
「行く行く〜〜」
「明石ちゃんも昼か? あれベッシー! 久しぶりだな」
「ハイ! 久しぶりです」
「ベッシーちょっと」

なになに? イボリーに店の隅に連れてかれたんだけど・・・・・・小声で話すイボリーの視線の先にはあの運転手さん

「明石ちゃんに手は出してないよな? 赤羽ちゃんが辞めた直後に入ってきたんだけどよ、今じゃタクドル(タクシー業界のアイドル)よ〜〜・・・ くれぐれも手は出すなよ!!!」
「は・・・はい」
確かに綺麗な顔してるよな・・・ でもアイドルって感じじゃないけど・・・・

「イボリー!!! はやくぅぅ〜〜〜」
「すまねぇーな! じゃ、行こうぜ・・・マキマキ」

イボリーと千倉先生が出て行ったからやっと席につけると向かえば、げげっ! いつの間にこんないっぱいに!
座る席がないじゃん!!!
見回せど満員のなかで僕の席は見つかりそうもなく・・・・・・諦めて店を出ようかと思ったとき。

「あんた! そこの女にチャラチャラしてる・・・そう、あんただよ! こっち来いよ」
「え? ええ? 僕? 」
「そうだよ、来いよ! ・・・・・・向かい空いてるから座れば!」
「は、はい!!!」
僕はオドオドと彼女の向かいの席に座り、赤羽ちゃんにナポリタンとコーヒーを頼んだ

「あ・・・りがとう・・・ 満席で出ようかと思ったくらいだから、助かったよ」
「礼なんていいさ。 困ってる時はお互い様! さ、飯も食ったし仕事に戻るか・・・稼ぐぞぉ〜〜」
「お仕事がんばって」
「ああ・・・ あんたもしっかり食って頑張れよ!」

出て行った彼女を何となく目で見送って・・・・・・ なんていうか、なんだろう・・・・・・
爽やかに笑った彼女の顔が、しばらく目から離れなかった・・・・・・なんて誰にも言えないな




千倉先生の脚本で撮影しているドラマで、僕は振付師としてヒロインにダンスを振り付けしてるんだ
今日も撮影が済んで、マンハッタンに顔を出せば・・・・・・彼女が居た

夜に見かけるのは初めてかも。。。
テレビの前に彼女と赤羽ちゃんと先生が陣取り、ちょうどドラマが放送されてるのを一緒に見ているみたいだ
あ、ドラマが終わっちゃった

「このドラマも面白いです、先生!」
「赤羽ちゃん、ありがとう!」
「この主人公が合コン行ったの見て、私・・・羨ましくて〜〜・・・ 私、合コンに行ったことないんです!」
赤羽ちゃんが、叫んでるし・・・ おーい! そんなこと叫ぶことじゃないんだよ〜〜

「私も行ったことないです! 一度は行ってみたいんすけど」
明石・・・って言ったっけ。 彼女も合コン行ったことないんだ。 珍しいね

「じゃ、行けばいいじゃないの! なんならマンハッタンの常連客でやりましょうよ、合コン!!!」
千倉先生・・・・・・言うと思った

「ベッシー! 貴方、仕切りね。 場所はここで・・・・・・面白くなってきたわぁーーー」
「面子は・・・ 忍ちゃん! ねぇ忍ちゃんってば! ここで合コンするのに面子はどうしようか」
「やっぱ独身の人集めなきゃいけないでしょ・・・ ベッシーさんの仕事仲間でいないですか?」
「ダメよベッシーは! 男の友達いないんだもん! ねぇーーー」
「・・・・・・なんか突き刺さった感じがした」

「じゃあさ、私のイボリーに声かけてもらおうよ〜 顔が広いんだからぁ〜」
「えーーー!!! それだとタクシー運転手ばっかり来ちゃいますよ!」
もう、収拾がつかないまま その日はお開きになったんだけど・・・・・・次の日マンハッタンの玄関にデカデカとポスターが貼ってあったんだ

《◯月◯日は合コンデー!!! 独身の男女はこぞって参加してください! 会費は3千円です》

・・・・・・・・ポスターで募集するのか。。。

そして当日、撮影のない日だから1番乗りした僕は忍ちゃんにどんな人がくるのか聞いてみたんだけど

「あのポスター見て参加する人が沢山いて・・・ ここで入るのか不安なんですよ」
「そんなに来るの?」
「そうなんです。しかも男性の方が多いし・・・ 別所さんの仕切りに期待してます! 店長がビンゴ ゲームとか用意してますので」
「OK、分かった! 音楽は僕がノリノリなの用意したよ」
「カラオケもありますし、楽しくお話しできるといいですね〜 あ、私も参加しながら手伝いますね」
「よろしく〜〜」

忍ちゃんと大まかに流れを打ち合わせしながら参加者を待っていると、テレビ局で見かけるADやら此処の常連のサラリーマンの方やら男性が集まり始めた

女性の方はといえば・・・ 常連の女子アナ2人組や赤羽ちゃん、千倉先生・・・って、2人とも恋人いるのに参加するの?

「やぁーだベッシー! 堅いこと言わないでよ〜 それに私達まだ独身なんだし問題ないでしょ?」
「そうよそうよ! 言い出しっぺは私達なんだからいいじゃない!」
「それより明石ちゃんは?」
「ああ、彼女きれいにして来るって昼間言ってましたよ〜」

綺麗にしてくるんだ・・・・・・・気合いいれてんじゃん!

「あ、来た! 明石ちゃん、こっちこっち〜〜〜」
先生の声にドアの方を見れば、う・・・嘘だろ? あんな変わるもんなの?

現れた彼女はセクシーなドレスを着こなし、化粧もバッチリで普段とは別人みたいに見えた
長い巻き毛がフワフワと彼女が歩くたびに揺れているのに、目が離せなくなる
それはここにいる男性皆が同じみたいで、僕の隣のサラリーマンの喉がゴクリと鳴っていた

「きゃー明石ちゃん綺麗〜〜!!!」
「ほんと見事な変身ぶりね〜」
「お二人の方が素敵ですよ。私なんてタッパがありすぎてハイヒール履いたら、こんなんですもの」
きゃいきゃいと騒ぐ2人に微笑みながら応えてる明石ちゃんは、正直いうと・・・・・彼女から目が離せないほど綺麗で・・・・・・

あれ? 僕・・・どうしたんだろ? 何だか胸がドキドキしてる・・・ え?え? まさか・・・・・・・・一目惚れ・・・・・・?

ないない! 僕が一目惚れなんて・・・今までそんなの1回もないのに! 僕はベッシーだよ? ベッシーは一目惚れされても、することはないんだから・・・・・・

「さ、ベッシーさん! 始めましょう!」
「あ、ああ・・・ そうだね、うん、始めようか」

カラオケのマイクを握り、僕は挨拶をして・・・合コンを始めたんだけど、いつの間にか僕の視線は彼女へと向けられていて・・・

男性とにこやかに話す君・・・ ビンゴを真剣にやって、当たったらガッツポーズを作る君・・・
カラオケのデュエットでも相手に合わせて歌ってあげて・・・ 優しいんだな

フリータイムになれば僕も彼女のそばにいける・・・ 早く話しかけたくてしかたないんだけど・・・よしっ! フリータイムに突入!!!

男どもが群がる間を縫って彼女の隣に腰掛けて・・・ 1輪の赤いバラを君に手渡せば、君が僕を見てくれる

「明石ちゃんの下の名前が知りたいな・・・ ここで顔を合わせるけどあまり話せないから知らないんだ」
「今日子・・・ 明石今日子。 お花ありがとう・・・ 綺麗なバラ・・・」
「今夜の君の方が綺麗だよ・・・ 今日子ちゃん」
決まった!!! 目力込めて君を見つめながらの僕のセリフに大抵の女の子は、喜んでくれるんだから!

「ぷっ・・・・」
「ぷ?」
「ぷぷぷ・・・」
「ぷぷぷ???」

「ぷはぁ〜・・・はっはっはっーーー」
なになに? 何で爆笑してるの? 僕何か変なこと言ったっけ? ヒーヒー言って涙ぐみながら笑う彼女に僕は某然として・・・・・・

「え?え?・・・・・なになに?」
戸惑うばかりなんだ・・・・・・




あの夜から数日がすぎて。。。
はぁ〜〜・・・ なんで笑われたのかわからないまま凹んでるんだけど。。。

「ベッシーも休憩? 姐さん、ナポリタンとコーヒーお願いします」
「明石ちゃん・・・」
客もまばらな店の中、どういうわけか明石ちゃんが僕の前に座る・・・
合コンの翌日からどういうわけか、彼女は僕の前に座るんだ

「ん? なに? あ、誰かと待ち合わせ? なら他の席に行くわ!」
立ち上がる彼女にストップをかけて、誰もこないと話した

「ねぇ、なんで僕の前に座るの?」
「・・・・・・・面白いから」
「???」
「まるで王子様みたいだったんだよね・・・ バラの花をくれたとき。 でもその後のクサイ台詞におかしくってさ」
「可笑しかった・・・・・・」
「それで・・・・・ベッシーに興味が出たんだ。 どういう人なのかな〜って」
「興味がでた・・・・・・」
「ベッシーのことが知りたくて、それなら近くにいた方がいいだろ」
得意げな顔してる彼女になぜか腹が立って・・・・・・気がついたら僕は。。。

「そんな珍獣みたいな扱い、我慢できないよ!!!」

叫んで店を出てきちゃったんだ・・・・・・
あ〜あ、何やってんだろうな・・・・・・

トボトボと道を歩いていたら《ドンッッ!!!》て何かがぶつかってきて、よろけてしまう

「痛ぇぇぇえええええーーーーーー」
「おい! 大丈夫かよ! 何やってんだテメェ」
「肩の骨が外れてるぜ〜〜・・・どうしてくれるんだよ、この野郎!」

3人組の男に因縁つけられるなんて、ドラマの中の世界かと思っていたよ・・・・・・

「君達からぶつかってきただろ? 言いがかりはやめてくれないか」
「なんだと!!!」
「この野郎ーーー」
「やっちまえーーー」

仕方ない、殴られるのは嫌だからね・・・・・・ お相手しようじゃないか!!!
僕、黒帯なんだ!

相手が拳を振りあげたのを見て、僕も構えたんだけど・・・・・

「止めな!!!」
威勢のいい声が僕たちの動きを止めたんだ。




長い、長いよ私! 楽しくて書いてるのはいいんだけど、長いよ!!!
次で終わらせよう、うん。。。

でもマンハッタンラブストーリーの及川さんは、何ていうかもう見てて飽きないです!!!
Blu-rayでゆっくり見たいなぁ〜・・・
息子さんは『構ってちゃん』なので、寝てくれないと見れないんだけどね





     

後編☆マンハッタンで待ってるよ

引き続きマンハッタンラブストーリーです!




「何だよ、この姉ちゃんは!」
「綺麗な姉ちゃんだよな、俺たちと遊ぼうぜ」
「イイコトしようぜ!」

大変だ! 明石ちゃんが男たちに囲まれてる!
僕は慌てて間に入ろうとしたんだけど・・・・・明石ちゃんは男の腕をとって背中にねじりあげちゃった

「いでっ・・・いでででーーー」
「やっちまえーーー」
「そうはいかない! お前らの相手はこの僕だ! ベッシー拳っっ!!!」

僕と明石ちゃんが男たちを撃退したあと、彼女が僕を感心したように見てくれる

「へぇ〜・・・ チャラチャラした優男かと思ったけど、なかなかやるじゃないの! 凄いよベッシー」
「明石ちゃんも凄いよね。でも女の子なんだからあんな事しない方がいい」
「え・・・・・・ や、や、やだな、女の子なんて年じゃないよ! 私30過ぎてるんだよ」
「女の子だよ。 明石ちゃんはちゃんと女の子なんだよ」
急に動きがぎこちなくなってる彼女が、照れてるんだって事はすぐに分かるよ

「あ、あ、あ、あんたが急にさ、出て行ったから・・・・私また失礼なこと言ったんじゃないかと思って追いかけたんだ! ご、ご、ご、ごめんな。 じゃ!!!」
「待って!」
急に帰ろうとする彼女の腕をとった僕は、彼女の手を握り・・・・・・・・・その手の甲に唇をつけた
お姫様にキスをするように・・・・・・手の甲にキスを贈る

「ベッシー・・・・・・」
唇を離して彼女をみれば、真っ赤な顔してて・・・・・・可愛いんだ。
そう、可愛いんだよね・・・・・・さっきだって僕が勝手に腹を立てて店を出たのに、自分が悪いと追いかけてくれたんだよね

男たちに囲まれてる僕を見て、逃げるどころか立ち向かってくれるなんて男前なのにさ・・・
女の子扱いされると急にアタフタして、吃っちゃって、真っ赤になって・・・・・・

そんな乙女な顔、僕だけに見せてくれたんだよね・・・・・・そう気がついた僕の心臓が、早鐘を打つ

「今日子ちゃん・・・」
僕は彼女の腕を引き、素直に引かれるままな彼女を・・・・・抱きしめた

「可愛い・・・今日子ちゃん。 キスしたいな、いい?」
「あ・・あの・・・あの・・・・ うん」
頷いた彼女の頬に触れながら、僕は・・・・・・・・・・・

彼女とのキスは、甘くて・・・・・柔らかな唇に夢中になりそう・・・・・んん・・・まだ キスしてたいよ

夜の歩道の上で、僕達は甘いキスを続けたんだ。。。




「あ、今日子ちゃん! 今日もナポリタンなんだ〜」
「べべべべ・・・・・・ベッシー・・・ げほっ、ぐほっ」
マンハッタンで昼時に顔を出せば今日子ちゃんが居て、昨日の夜のこと思い出した彼女が焦って噎せちゃってる

可愛いなぁ〜〜〜

「僕もナポリタンとコーヒーお願いします」
「他にもテーブル空いてるよ? 別に私の前に座らなくても・・・」
「うふ・・・気にしない! 今日子ちゃんのそばに居たいんだ」
「ごぶっ」

あは、今度はコーヒーで噎せてる・・・・・・可愛いなぁ〜〜〜
ニコニコしながら今日子ちゃんを見てる僕、見られてる彼女はドギマギして挙動不審になってるし。
ほんと、可愛いなぁ〜〜〜

「そういえば、この前の合コンでカップル成立ってありましたっけ?」
唐突に忍ッチが言い出すんでカウンターの中を見たら、赤羽ちゃんがニヤニヤ笑いながら僕を見てて・・・・・

「1組は成立したんじゃないのぉぉ〜〜・・・・・・ほら、そこの2人が!」
赤羽ちゃんたら完全に面白がってるよ

「ねねねね・・・・姐さん、私達はなにも・・・・・・なっ!」
また真っ赤になって挙動不審になってる今日子ちゃんが可愛くて、見つめてたら僕に同意を求めるように言ってくる
何もなかったことにしたい? 僕はヤダ!

「そうだね、何もなかったよ。 ただ、ちょっとキスしただけで・・・ねっ!」
《ガタガタガタッ!》椅子をこれでもかとがたつかせた彼女がアタフタと意味不明なことをいいながら店を出たのを見送る

「・・・・・やっぱ、可愛い☆」
「ふぅ〜ん・・・ベッシーも次の恋が到来中なのね」
千倉先生が意味深に呟くもんだからギョッとしちゃったけど・・・・・・え? やっぱ話さなきゃダメ? はい。

「聞かせてくれない?」
赤羽ちゃんと千倉先生に挟まれたら、観念するしか・・・・・・・・ないよね。

「え? 好きって言わずにキスしたの? 」
「うん、でも今日子ちゃんにキスしてもいい?って聞いたよ! 彼女が『うん』って言ってくれたから・・・」
「で、ベッシーは今日子ちゃんが好きなの? どうなのよ」
「そうよ、どうなの!」

凄い迫力の2人に挟まれて・・・・・・僕は正直に・・・彼女が好きだと告白した

「本気なの〜〜〜?」
「ベッシーは嫌いな人以外は皆が好きなんでしょ?」
「違う! 本気なんだ・・・ どうしよう、本気だよ僕・・・ 彼女はどうなんだろう? 今日子ちゃんは僕のことどう思ってるんだろう・・・」

自分の気持ちに気がついた僕は、オロオロと2人に相談して・・・・・・とたんに2人の顔が同じようにニンマリと笑うのに、背筋に悪寒が走った

「彼女の気持ちを確かめなきゃね! そうねーー・・・千倉ワールドならこの場合はね〜」
「先生、私思いついちゃいました! こんなのはどうでしょう・・・・・・ごにょごにょ」
「あら、いいんじゃないのぉ〜〜〜・・・ よしっ!さっそく計画立てるわよ」
「私もまぜてくださいよぉーー」

忍ッチまでまざっちゃった・・・・・

「ベッシー! なにボォーっとしてるのよ! あんたのことで皆考えてるんでしょ、こっち来なさい」
「じゃあ、じゃあ、先生! ベッシーを人質に取る役って誰にします?」
「イボリーだと顔がバレてるし、誰がいいかしら?」
「土井垣さんと、いつも来るADと・・・2人じゃ少ないし」
「どうしましょうか・・・」

「っていうか、僕を人質にって何する気? ねぇねぇ何する気なの?」
僕のことなのに僕を除け者にして話しを進めないでよ〜〜〜

*****☆〜数日後〜☆*****

「大変だよ!!!」
バタン!とドアが開いて飛び込んできたのは赤羽の姐さんで、店内をキョロキョロ見回して・・・・・・・私を見て掛けてくる様子に何事か嫌な予感がする。

「これ・・・ 店の前で柄の悪い男に、この紙を明石ちゃんに渡せっていわれたの」
私に? 何だろうと思いつつも絶対イイ手紙じゃないことは予想ができる

紙を広げれば姐さん、千倉先生、忍さん、店長などが覗き込んでくる

《この男を返して欲しければ、この場所に来い!》と書かれた紙に、ご丁寧にベッシーの写真が貼り付けてあった。
写真の中のベッシーは赤いバラを手に持って、ニッコリと笑ってるんだけど、おかしくないか?

普通、囚われた姿を写して貼るだろうに・・・・・っていうか、このアイドルみたいな写真って誰が用意したんだろう

「ほ、ほら! ベッシーってダンサーとして有名だから、犯人が持ってたんじゃないの〜」
「アイドル並みに人気ありますからね! ブロマイド持ってても不思議はない・・・・よね?」
「それより明石さん、行くんですか?」

私を指名してんだから行かなきゃならないだろ? もしかして私のせいでベッシーが酷い目にあってるのかもしれないんだ・・・

「男前です!」
「ねぇ、明石ちゃんにとってベッシーってどういう存在なの?」
こんな時に、どうでもいいじゃないですか!

「こんな時だからよ! こんな時だからこそ自分の心に正直になりなさい!」
「ベッシーのことが好きなの?」
・・・・・・・・・・・・・・うん。。。

「「「きゃぁーーー」」」
何で姐さんも先生も忍さんも叫んでるんだろう・・・・・・しかも嬉しそうに手を取り合ってピョンピョン跳ねてるし

私は恥ずかしさもあり、紙を手に・・・ そっと店を出て示された場所へと向かった。

〜〜〜ベッシー達は〜〜〜

レインボーブリッジの見渡せる場所で、ジャポンタクシーに乗ったイボリーとベッシー、それに訳もわからず乗せられた土井垣に常連のADの4人が夕日を眺めていた

「あのさ・・・何で俺巻き込まれてるの?」
「僕も、なんでですか?」
「ええーーい! ベッシーの恋の応援なんだよ! お前もさんざん世話になっただろう? 土井垣さんよーーー」
何で、何で!と聞いてくる2人にキレたイボリーが 土井垣の顔の真ん前に迫り言えば、土井垣も大人しくなった

「で、お前らはベッシーを人質にしてる悪役ね! 明石ちゃんが助けに来るから適当に殴られてヤられちゃってねぇーーー」
「「ええーーーー! なんか酷い役回りだな」」

タクシーの中でぶちぶちと文句をいう2人と、それを睨んで黙らせるイボリー・・・・・・とうのベッシーはといえば、真剣な顔で今日子が来るかどうかを考えていた




それはなんだか地鳴りのように、少しづつ大きくなりながら聞こえてきたんだ。

ブンブンブルォォォオオオオオオオオ・・・・・・・・・・・・・
パパラパパラ・・・・・・ ドルドルドルドル・・・・・・・
ギュオーーーーーーーン・・・・・・・・・・・

「なんだろう・・・ この音」
僕は不思議に思って気がついてないイボリーに、この音を聞くようにいったんだ

「だんだん近づいてきてるぜ」
「・・・・・ねえ、こっちに来てるんじゃないの〜・・・やだな、帰ろうよ〜」
「あ! こっちに向かってます! ってか、来たーーーーーー」

「「「「うぅわぁああああああーーーーーーーーーー」」」」

あっという間にジャポンタクシーの周りに何十台ものバイクや車が集まり囲んで、僕たちをライトで照らすものだから眩しくて目が開けられないよ・・・

その時、僕が座る助手席のドアが外から開いて、目をつぶってる僕の腕を掴んで外に出されたんだ

「ベッシー・・・大丈夫か!!!」
その声は今日子ちゃん? 恐る恐る目を開くと、目の前には今日子ちゃんの心配そうな顔が見えた

「何かされたか? どこか痛い所は? 」
「何もされてないよ! 僕は大丈夫 ・・・・・・・今日子ちゃん、その格好・・・・」

目の前に立つ彼女が着ているのは、真っ赤な・・・・・・・・・特攻服

「ベッシーを取り戻そうと気合入れるのに、昔の着てきたんだ」
「今日子ちゃんて、何者なの?」

「総長! 車の中にこんな奴らがいました」
総長? 総長って? 早朝は朝早いこと・・・・・・って意味違うよね、絶対!

「いててっ・・・・」
「すみません、すみません!」
「わあ! 俺、関係ないっす!」

車から他の人に引きずり出されたイボリー達が、地面に転がって痛がってる

「イボリー先輩! お前たち待った! こずくな! 蹴るな! 待て!!!」
「明石ちゃん・・・助けてーーー」

「・・・・・・・どういうことか説明してもらいましょうか」
ドスの効いた声と、有無を言わせないほど睨まれた僕達は・・・・・・美人が怒ると鬼気迫る迫力が出るんだと、僕はこの時に身にしみたんだ

コクコク頷くイボリーや僕に「マンハッタンで」と言い置いた今日子ちゃんは

「お前ら! 引き上げるぞ!」
そう声をかけてバイクや車を引き連れて帰って行ったんだけど・・・・・

僕達は、青い顔しながらマンハッタンへと向かうんだ

******

「で? 首謀者は誰?」
真っ赤な特攻服のままマンハッタンに現れた今日子ちゃんに、赤羽ちゃんも千倉先生も引きつってるし、忍ッチは大喜びだし、店長はギクシャクした動きだし、皆が衝撃を受けてるんだ

「首謀者は誰だって聞いてんだよ!」
《バシッ!!!》木刀を床に叩きつける今日子ちゃん、ねぇ・・・落ちつこうよ!

「「ひぃえぇぇーーー」」
「今日子ちゃん、落ち着いて!」
「素敵だ・・・・」
どさくさに紛れて土井垣さんが呟いてるけど、やめてくれよ!

「それより貴女、その格好はなに? あなた何者なの?」
「今日子ちゃん、聞かせて・・・」

先生や赤羽ちゃんの言葉に急に黙り込んだ彼女は、『ふぅ〜』と溜め息をはいて椅子に座って足を組んだ

「私は・・・昔からバイクで走るのが好きでした。 走っていると同じようにバイクが好きな人と知り合い、一緒に走るようになりました。 仲間が増えたころ・・・・・・」

仲間が増えたころ・・・ 走る度に暴走族に絡まれ、撃退していたらソイツ等も一緒に走るようになり・・・気がついたらチームになりました。
私は皆から総長にといわれ、初代総長に・・・・・・さっきのは私と走っていた仲間です。
ベッシーが 人質になったと聞いて召集かけちゃいました。

「チームの名前ってなんですか?」
「・・・・・・・薔薇鬼(バラキ)っていいます」
「えーーーー!!! バラキってあの!バラキっすか! 関東最大のチームじゃないですか」
忍ッチが興奮して言ってるんだけど、そんな凄いんだ・・・・・・

「ベッシー知らないんですか? バラキは走り屋の集まりってことで暴走行為は全然しないチームなんですよ!」
「ふぅ〜ん・・・」
「しかも他の暴走族のチームに喧嘩を売られるたびに勝ってて、負け知らずなチームなんですよ! 確か初代総長って紅いバイクを好んで乗るから《紅い疾風》って呼ばれていたとか・・・」
「・・・・・忍ッチ、詳しいね〜」
「友達の受け売りなんすけどね! その初代総長と会えるなんて・・・・・写真いいですか?」

興奮した忍ッチが携帯を出して今日子ちゃんをバシバシ撮ってるんだけど・・・・・今日子ちゃん、特攻服でのポージングが男らしいわぁ〜〜〜

「今度、友達連れてきてもイイっすか?」
「ああ、いいよ! そうだ、表にその時のバイク置いてるから写メ撮ってもいいよ」
「いいんすか! 本当っすか! マジ嬉しいっす!!!」
「忍さんにはいつもお世話になってるからお安い御用さ」

「今日子ちゃん凄い人だったのね〜」
「特攻服似合ってるわーーー」
忍ッチの狂喜する様子に赤羽ちゃんや先生も安心したのか、今日ちゃんの周りを囲んで眺め始めてるし

「・・・・・・・で、先生。 このシナリオを書いたのは誰で、何が目的なんですか?」

あ、話は戻っちゃうのね。
今日子ちゃんたら、さっきより物騒なオーラ全開なんだけど・・・・・・そうしたら今日子ちゃんの迫力に押されたのか、皆の目が僕に集まりだして。。。

「え? 僕? 僕のせいにするの? 計画立てたの先生と赤羽ちゃんじゃん! 」
「ベッシー! 男らしくないわよ、そもそもあんたが今日子ちゃんの気持ちを確かめたいって言うから〜」
「そうよそうよ! ベッシーが今日子ちゃんが好きで、彼女の気持ちを確かめたいけど出来なくてウジウジしてるから、私と先生が一肌脱いだんでしょ!!!」

え? そうなの? 僕のせいなの? でも僕は2人の言いなりに動いてただけだよね!

「ベッシー・・・ちょっと顔かして」
「え? やだなぁ〜今日子ちゃん、怖い顔してーーー。 女の子は笑顔でいなきゃ! ね、スマイル〜〜・・・・スマイル!!!」
「・・・・・・聞きたいことがあるんならベッシーの口から直接聞きたいんだけど」

「じゃ、僕はダンサーだからダンスで聞きます」
「ダンスはいいから!」
「え? そう? ・・・・・・残念だな」
「・・・・・・・・ベッシー、私は本気で聞きたいんだ」
今日子ちゃんの真剣な顔に、僕も真剣になる

「今日子ちゃんが好きなんだ・・・ 君は僕のこと・・・どう思ってる」
「・・・・・・好き」
僕の真剣さに、今日子ちゃんも怖いほど真剣な顔をして答えてくれた!!!

「やった!! やったよ!! 今日子ちゃんが僕のこと好きって!!」
嬉しくて彼女を抱きしめたら、タイミング良く音楽が・・・・ヒュー〜・・・踊ろうよ、今日子ちゃん!!!

「へ? ベッシー・・・」
「踊ろうよ〜 ほら、両手をひらいて、閉じて、ひらいて、閉じて・・・チャン、チャン、チャン!」
「・・・・・・もうヤケだ!!!」
こうして僕たちは即興でダンスをしたんだけど、今日子ちゃん? 君ってダンサーなの?
僕の思うままな振りを見て、すぐに覚えて踊ってくるなんて・・・・・・・凄いよ!!!

楽しい僕は続けて何曲も今日子ちゃんと踊っちゃったんだ〜〜〜
その度に僕についてくる今日子ちゃんに、僕はダンサーの血が騒いじゃうよぉぉ〜〜

んんーーー・・・・・・・素敵だ!




紅い特攻服の今日子ちゃんを見てから1年と半年が過ぎた。
マンハッタンの常連客がいろいろと変わったんだけど、知りたい?

まず僕たちが働いてるテレビ局のラジオとドラマとバラエティ部分が横浜に移ったのは知ってるかい?
マンハッタンのヒゲの店長が横浜に2号店を出したのは、つい最近のことなんだ・・・
でも、常連の僕達はやっぱり此処1号店に来てんだけどね!

「忍ッチ、店長っぷりが板についてきたね〜〜 付け髭までつけなくてもいいんじゃないの?」
「ありがとうございます。 ヒゲは雰囲気ですよ!」
1号店は忍ッチが店長になり、おまけに付け髭までつけて頑張ってるんだよ! ・・・・・・女の子なのに。

イボリーと千倉先生は結婚してラブラブな新婚生活を送ってる。
先生も1号店のいつものテーブルで、いつものように脚本を書かれてるんだ

「マキーーー! 生肉食いに行こうぜ〜」
「行く行く〜〜〜!!!」
ね、ラブラブでしょ? 千倉先生が甘えてるんだもんね〜・・・ビックリだよ!

「あら! ビックリなのは私たちだけじゃないでしょ?」
「そうだよ! ベッシーと今日子ちゃんだってビックリだろ?」
「僕達はビックリなのかな?」

「忍さん、ナポリタンとコーヒー」
噂をすれば今日子ちゃんだ! 彼女が僕の前の席に座るのが嬉しくて、僕はニッコリしちゃうのさ!

「ビックリもビックリ! 今日子ちゃんが今じゃあ社長じゃねーか!」
「そうよ! ジャポンタクシーから独立して、昔の仲間に声かけて新しいタクシー会社を創ったんだもん! ビックリよね〜」
そっちかよ! 僕と今日子ちゃんが結婚してるってのがビックリでしょ?

「ああ・・・・・・それは予想がついてたから驚かないわよ!」
「そのタクシー会社ってのが驚きなんだよ!」
そうかなぁ〜〜・・・ああ、今日子ちゃんの会社の運転手さんたちはね、みんな白手袋に黒の執事服でさ!
ドアを開ける時にわざわざ運転手さんが降りて開けてくれるんだ!

女性に行き先を告げる時は「お嬢様」で、男性だと「旦那様」なんだって!
少し他のタクシーより初乗りは100円ほど高いんだけど、女性にウケて爆発的な人気なんだ!
・・・・・・・・ほとんどの運転手さんが女性なんだけどね、みんなキリリとしてるから制服が似合うんだ。

そして社長として今日子ちゃんはテレビとかにも取り上げられて、会社を売り込んでるんだよ!

「社長、私もナポリタン食べたいです」
「しっかり食べよう! 忍さん、ナポリタンとコーヒーフロート追加で!」
どういう訳かエモヤンが今日子ちゃんの秘書として働いてるんだけど・・・・・・

「0歳からOKの託児所が会社の横にあるって企業、他にないんですもん! 私、子供の分も頑張らなきゃいけないんです!」
「頑張ってるよエモヤンは! 毎日サポートしてくれて有り難いと思ってます」
何でも元人気女子アナだったエモヤンが隣にいると、偉いおじさまの受けが良いんだって!

それにしても、土井垣さんと結婚して家庭に入るはずのエモヤンが今日子ちゃんの秘書として働くことになった訳を僕は知らないんだけど・・・・・・ま、いいか!

そして赤羽ちゃんとヒゲの店長さんはというと・・・・・・

横浜の2号店で仲良く働いてるんだって!

みんな幸せで、めでたしめでたしだね!
1番の幸せカップルは、もちろん僕と今日子ちゃんだけどね!!!

じゃあ、僕たちに会いたかったらマンハッタンにおいでよ!




これが私の《マンハッタン・ワールド》です!
楽しんでいただけたら嬉しいです!

     

私の初夢は・・・

一富士二鷹三茄子。。。

これが初夢に出ると良いという事ですが、私の今年の初夢は・・・・・・

《信長のシェフ 》でした(笑)


短くて御都合主義な夢ですが、おつきあい下さいませ。。。


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初夢からの《信長様・・・》

はい、何だか相棒コラボwith信長のシェフ!

神戸さんのいる現代を交えながら書きたくなりました!

よかったら読んでくださいね!

あ! 主役のケン君も出したいですね〜

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《マンハッタン・小噺》

私の住んでいる所で《マンハッタンラブストーリー》の再放送がありまして、もちろん! 録画はバッチリです

Blu-ray持ってるので1話から及川さん=ベッシー(役)の出ている場面だけを編集しているという、マニアックな作業している管理人のすーさんです!

そうして毎日、再放送のベッシーを見ていると妄想が・・・ むくむくと湧いてくるのが楽しいです

付き合い始めた今日子ちゃんとベッシーです!

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プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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