if 相棒 シーズン11・12話《スッチーと合コン!》

こんばんは、管理人のすーさんです☆
昨日 放送の相棒は なんと! カイト君の恋人の悦子さんに頼んだ合コンがあるそうです!
もう・・・ね、予告でですね 楽しそうで妄想が湧いてきますよね!

書いてる時はまだ予告しか見てなかったので、このお話はキーワード『合コン』だけで脳内で盛り上がったものです(笑)

そんななので特命に神戸さんとカイト君がいるという設定で、薔子は警察庁に戻っているという《もしもなお話》ということで気軽に見てくださいませ

*****

「甲斐君、兼ねてからのお願いを今こそ実行していただきたいのですが!」
「そうだぞカイト! 男に二言は無いはずだろう?」

「・・・・・・まぁーた その話ですか! 暇なんですね組対5課の角田課長も鑑識の米沢さんも!」

「約束しましたよね! はっきりと私は あなたの返事を聞きましたからね! さあさあさあさあさあーーー! 観念してセッティングしてもらいましょうか!!!」

「怖い怖い・・・ 米沢さんが怖いッス ちょっ・・・ 顔近いし、そんなガッつかないでくださいよ! ・・・・・神戸先輩 助けてくださいよ〜〜〜」

狭い特命係りの部屋の中で、米沢と角田に迫られたカイトが逃げ惑うも すぐに捕まり2人に挟まれキャビンアテンダントとの合コンをしてくれと迫られているのを・・・・・・

特命係りの先輩、神戸がクスクスと笑いながらも 我関せずと眺めながらペットボトルの水を一口飲んでいる

「もぉぉ〜〜〜 いい加減にしてください!!! そんな合コンしたいんですか? 角田課長、あなた既婚者でしょう? いいんですか? ね、いいんですか? それで」

「クスクス・・・ それくらいにしたら如何ですか? カイト君が困ってますよ それに合コンって年でもないでしょ?」
「いいじゃないか! 俺達だってトキメク事がたまには欲しいんだよ! ふん! 神戸なんか嬢ちゃんとラブラブだから関係ないって顔してるけどさ、お前だって恋人がいなきゃー合コンしようって俺達とカイトに迫ってるさ!」

前から興味あったんだよな・・・ 先輩の恋人って・・・ どんな人なんだろ?
この先輩は女性の扱いがスマートというか、慣れてるというか、俺もけっこうイケてるとは思うけど経験値が違うっていうか。。。

それに杉下さんが首を突っ込む事件のことでも、俺よりも先に分かってるのがさ・・・    何ていうか余裕?!があるんだよね

そんな・・・  いつもクールなこの先輩の恋人って どんな人なんだ?    それに恋人には どんな顔してるんだろう・・・

俺は好奇心が旺盛というか、こだわるタイプっていうか・・・ つまり興味があることはとことん調べたいんだよね

課長や米沢さんが熱くなってるのに1人 涼しげな瞳で 余裕かましてます!って雰囲気を絶えず崩さない先輩の恋人に、ムクムクと興味が湧いてくる

俺は課長と米沢さんに ちょいちょいっと手招きして部屋の隅に呼び寄せて こう言ったんだ

「神戸先輩の恋人も参加するなら合コンのセッティングしますよ!」

力強く頷く2人に、じゃー日はいつにするかと細かに決めれば、一気に話が決まる

すっげーー あ、連絡しなきゃ・・・ 俺は恋人にメールをし、渋る悦子を説き伏せOKをもらう

へへ・・・ なんか楽しくなってきたぞ!

*****

そうして合コンの日、俺たちは居酒屋に集まった

「もう〜〜〜 何で居酒屋なんですか! もっとお洒落なレストランとか、バーとか・・・ 他に場所は無かったんですか?」
「文句言うなよ! 俺達みたいなのが そんなお洒落な場所に行ったら緊張して話せるもんも話せなくなるだろうがっっ!」

「そうです。 私など特に緊張してしまい何を話して良いのやら・・・ いやはやはてさて とんと浮かびませんなぁ〜〜」

「それなら先輩も同じッスよ! 心細いからって神戸警部補を特命から引っ張ってきましたからね〜」

「「「えええええ?」」」(角田・カイト・米沢の叫び)
「えええええーーー・・・・ってなんで? 3人仲良しなんですねーー 叫ぶタイミング一緒だし」

ニコニコと楽しそうな芹沢の隣には 青い顔した般若顔の伊丹が・・・・・・嫌がって暴れてる神戸と腕を組み、尚且つ逃がさないよう腕を掴んでいた

『おい! まずいぞ・・・ 嬢ちゃんも来るのに神戸がいるのは・・・ マズイだろう?』
『それより伊丹さんが、何で! 神戸先輩連れてくるんですか?  恋人さんはどうやって誘ったんですか?』
『いやはや、これは少々マズイ事になってしまいましたなぁ~』

「ああ・・・ それはだね、向こう(警察庁)に移っちまって寂しいから たまにも居酒屋で飲まないか?って話したんだ」
「ええ、及ばずながら私もご一緒させていただきますと申せば、二つ返事で了承してくれまして」
「へぇーー 仲良しなんですね! そのス・・・・・むぐぅぅぅ〜〜〜」

「バカッ! 名前出してどうするのよ! バレちゃうだろう!」
「しっ!!! 神戸警部補が此方を見ています!」

カイト・角田・米沢の3人がコソコソと話をしている間、何となく自分の名を呼ばれたような神戸が・・・・・・訝しげに3人を見ているも、思いっきり掴まれている腕を引かれて視線がズレる

「〜〜〜〜伊丹さん! 引っ張らないで下さい! っていうか男同士で腕組むの止めませんか?」
「そ・・そ・・そ・・そそそそ そうは言ってもよぉ〜 離したらお前 逃げるじゃねーか!」

「あたりまえです! 僕には婚約者がいるんですよ? 他の女なんて目に入らないのに、合コンなんて時間の無駄ですからね」

プリプリと怒っている神戸に、申し訳なさそうに芹沢が視線をよこす

「すみませんーーー 先輩、女性経験が無いに等しいんで、緊張してるんですよ そこで、庁内1口説きたい男と云われる神戸警部補にお縋りしてるんです」
「だから どうして僕なの!」

「だって警部補、女性慣れしてるじゃないですか! 僕や先輩の知る中で1番女性でアタフタしないでしょう?」
「そりゃ・・・ね 女性慣れっていうか、スマートにエスコートすることはできるよ? そこは否定しないよ? でも、合コンってのは違うでしょう?」

「だああああーーーーー!!! うるせ〜な! お前が気にしてるのは鈴城のことだろうが! 何かあったら俺が説明してやるから協力しろっ!!!」
「・・・・・・協力・・・・・・しろ?」

ピキン! 伊丹の言い方が癇に障ったのか・・・ 神戸の雰囲気が 冷たいものを含む・・・

(ひぃえぇーーー 笑顔がっっ! 警部補の笑顔がっっ! 怖いぃ〜〜〜・・・・・)
(やべっ! 怒らせちまったか? 今からの事を考えりゃーコイツの機嫌を損ねない方がいいよな! えーーっと、下手に・・・ 下手に・・・)

「いやっ! 協力してくださいますか? 神戸警部補殿!!! いやいや、神戸大明神!!! ・・・・・・頼むぜ 出会いがねぇー中で、やっと巡ってきた合コンなんだ! 俺を助けると思って! この通りだ!」

テーブルに頭を擦り付ける伊丹に、仕方ないな・・・ と溜め息1つ。。。

「分かりました! 僕が合コンを盛り上げましょう! そして伊丹さんに彼女を!!!」
「お願いしますお願いしますお願いします!!! ・・・・・・もう、彼女のことが話題になる度に先輩から拳骨もらうの嫌なんですぅ〜〜〜」

「苦労してるんだね 芹沢君・・・」

えぐえぐ・・・と、泣いて懇願する芹沢は、伊丹よりも切迫しているようだ・・・ そんな芹沢が哀れに思える神戸

「まずは伊丹さん! そんな怖い顔しない! 1、女性には常に笑顔で! 2、女性は話好きが多いですから聞き上手になること! 3、女性が何をして欲しいか、気配り上手になること! これを忘れないでくださいね」

「・・・・・わ・・わ・・わ・・わかった!!!」

ぶんぶん頭を振る伊丹は、緊張からか女性が来る前に酒を頼み ガブガブ飲んでいる

(・・・・・・大丈夫かな・・・・・・)

そんな騒ぎの中、時間はやがて・・・ 女性達との待ち合わせの時間へとなったのだった

*****

「ちょっとカイト あの人・・・大丈夫なの?」
「ん、どれ? ああ・・・」

「あの丸顔で丸メガネの人よ! 鉄道と落語の話ばっかりじゃないの〜」
「あの人は オタクなんだ あれでも腕のいい鑑識なんだぜ」

「ふぅーん・・・ じゃあさ、あの四角い人は? 合コンで息子の話を延々してるのよ!」
「アレは組織犯罪対策5課の課長・・・ 妻帯者」

「なになに? 妻帯者って来ちゃいけなくない?」
「仕方ないだろ! 毎日合コンしてくれ〜 合コンしてくれ〜って五月蝿いんだよ!」

「じゃ、あの人は? 私達が来る前に飲んじゃって酔っ払っちゃった人!」
「あ・・・ あの人は捜査一課の伊丹さん! 女性に緊張しちゃってさ・・・ 飲みすぎちゃったんだ」

「あの人が捜査一課の・・・・・・ じゃあさ、伊丹さんの横でまめまめしく動いてくれてるのは?」
「あの人は伊丹さんの部下で芹沢さん! 部下なんだから同じく捜査一課の人」

「芹沢さんは、飲み物とか食べ物とかよく気がついてくれてるね 楽しそうに盛り上がってるし!」
「そうだな・・・ ちなみに彼は彼女持ち!」

「え? そうなの? でも・・・・・・彼がいないと女の子が帰るとか言いそうだし 居てもらわないとな・・・ じゃあ、あの人は?」
「ん? 神戸先輩か?」

「そうそう神戸さん! 今日の1番人気ね」
「先輩は警視庁でも『口説きたい男No.1』なんだ」

「そうよね・・・ 私達の目から見てもアレは特級品だわ・・・」
「品物かよっっ!」

「ほら見てぇ〜 リカの目・・・ あれは本気で落としたいって目よ〜」
「・・・・・・先輩は婚約者がいるんだ」

「えええ???」
「伊丹さんが引っ張ってきちゃったんだ! 本当はくるはずないんだよ、ラブラブな婚約者がいるんだから」

「まあ・・・ね、あれだけの美人さんだもんね いてもおかしくないよね」
「男に美人ってどうよ? まぁ、そう言いたいのも分かるけどさ」

「神戸さんにも帰られたら・・・  ぶるるっ! リカに殺されるわ」
「それがさ・・・  俺、先輩の婚約者が見たいから誘ってくれって・・・  課長達に言っちゃって・・・」

その言葉に悦子の目がこれでもかって見開かれて・・・

「バカッ!  ここに呼んでるの? 合コンで鉢合わせなんて何てことしてるのよ!  バカイト!!!」
「だって! 俺だってまさか先輩がここに来るなんて思わねぇーし!」

「どうするのよ!」
「・・・・・・どうしようっか」

思いあぐねて目と目を合わせて見つめ合う2人だが、ハァ~~~・・・と大きな溜息を吐いただけだった

「警視庁 特命係の神戸警部補です」
「警部補! すごぉーーい!」

「いえいえ、特命係りは窓際だからね~  窓際の僕より隣のこの人、捜査一課のエースなんだよ~」
「捜査一課?」

にこやかに話す神戸の周りには女子達が取り囲み、キラキラした目で彼の話を聞いている

「そ! 警察でも花形部署なんだよ!  だから、この伊丹さんって見かけは・・・ちょっと強面君で般若みたいだけど僕なんかよりも素敵な人なんだよ~」
「おい! 般若って・・・」

(ダメですよ伊丹さん! 笑顔笑顔・・・  せっかく僕が盛り上げてんですからっ!)
(そうですよ先輩! 警部補の努力を水の泡にしないでください  ほらほら笑顔ですよぉ~~~)
(えがお・・・  よしっ!笑顔だな・・・  おわっ! 顔がっ! ツル・・・)

「花形部署のエースなんですか・・・  すごぉーい!」
「・・・ええ、まぁ・・・」

口の片端をヒクヒクと 引き攣らせながら自分では微笑んだつもりの伊丹なのだが・・・・・・

(うっ! 先輩・・・  それは笑顔じゃないッス!)
(そうだね芹沢君、これはどうみても表情筋が痙攣してる悪人顔だね)

予想通り女子達は せっかく伊丹の方を向いたのに・・・・・・  くるりと神戸の方を見つめ、目の保養につとめた

(( はぁ~~~ ))by 神&芹。。。

「「「憂いの神戸さんも 素敵ですぅ~~」」」

(芹君、僕もう・・・  無理だから・・・ 帰っていい?)
(あうあう・・・  見捨てないでくださいぃぃーーー)
(ソン!  たっ・・・たっ・・・  頼むよぉーーー)

必死に縋る芹沢の目と、睨まれているとしか思えないが・・・ これもまた必死に頼んでいる伊丹の目に、神戸の溜め息は増えていくのだった

(薔子・・・  帰れなくなったみたい・・・  ああ、会いたいな・・・)

神戸の心情は誰にも知られないまま、彼はにっこりと微笑んで女子達の視線を集め・・・伊丹を売り込もうと話をしだしていく

「なになに? 私も混ぜてよ~」

悦子が神戸の助太刀に座り、場を盛り上げていく

*****

カラン・・・  ドアベルを鳴らして 居酒屋のドアが開いた

何となく 顔を向けたカイトの目に暖簾を上げる、白い指先が見えた

「いらっ・・・・」
「?  いらっしゃ・・・・・」
「???  いらっしゃいま・・・・・・」

店の売りでもある元気な掛け声が次々と止まり、新しく入ってくる客をみた店員が皆一様に 動きが止まる

スイっと入って来た新しい客は、スラリと背が高く・・・  タイトなスーツが彼女のスタイルの良さを魅せていた

店員に何事か話しかけているのでカイトの目には後ろ姿しか見えてはいない、見えてはいないのだが・・・  きっと、とびきりの美人だろうな と分かる

仕事帰りなのかスーツ姿のその女性は、キュッと締まった細い腰と膝丈のスカートから伸びた引き締まった脚、細い足首の持ち主。。。

背中を覆う黒髪は艶々と輝き、ゆるいウェーブが店員に頷くたびに揺れている・・・

どうやらこっちのテーブルに用があるのか、店員がこちらを示している

くるりと振り向いた女性を見て、カイトの目が釘づけになる・・・

切れ長の大きな瞳に すっと通った鼻梁、滑らかそうな頬は思わず恋人がいる自分でも触れてみたいと思ってしまうほど

その見つめた先の女性が、真っ直ぐにこちらに向かい・・・  微笑んで片手で小さく手を振る様子は、胸にズキュンとくるほどで・・・

「うわ~~  何アレ! あんなのいるんだ・・・ モデル?芸能人? それ以上に綺麗だ」
「なによ、カイト! どこ見てんの・・・」

盛り上げるのも疲れた悦子がカイトの横に来て、彼の熱心に見つめる先を見て・・・  彼同様、動きが止まる

テーブルで女性に囲まれていた神戸と、その隣に座る伊丹は見えなかったのだが・・・  女子達から少し離れた席で拗ねたようにチビチビ飲んでいる角田と米沢は、気がつき手を振り返した

「嬢ちゃん、久しぶりだなぁ~~~」
「お久しぶりでございます」
「角田課長、米沢さん!  今夜はお誘いありがとうございます」

「え!!! もしかして」
「ええ?  カイト・・・ あの人が・・・」

「「神戸(さん、先輩)の婚約者???」」

カイトと悦子が驚いている中、その言葉を耳にした薔子が小さくお辞儀する

「「どどど・・・ どうしよう! 」」by カイト&悦子

角田課長から耳打ちされた薔子が、2人の方へと近づいてきたため慌てて2人は立ち上がり、薔子の方へと飛んでいく

角田達がいた場所からは合コンに参加した女子達や芹沢、伊丹の人垣で上手い具合に神戸が隠れているのだが・・・  カイトと悦子は神戸よりの席にいたため ここまで来たら1発でバレてしまうのだから2人は焦った

こちらに来ようとした薔子を押して角田達の席に座らせ、2人は神戸達が見えないような向きに薔子を座らせ自己紹介していく

「あ、あのっ! 俺は甲斐享です! 神戸先輩にはいつもお世話になってます!!! こいつは俺の恋人で・・・」
「笛吹悦子といいます  いつもカイトがお世話になってます」

「こちらこそよろしくお願いします  いつも尊さんからお話は聞いてますよ!」  

クスクスと笑う薔子が神戸から聞いた話をすれば、カイトは拗ね 悦子は大笑いしていた

(・・・・・・でもこの状況、どうすればいいんだよ!)
(分かんないわよ! ・・・私が薔子さんを外に連れ出そうか? 後のことカイトに頼むわよ!)
(おお・・・ 任せとけ!  お前の方こそ頼むぞ!)
(OK! 任せなさい!)

「薔子さん、もっとお話がしたいから・・・  この近くの静かな店に行きませんか?」
「ごめんなさい  角田課長や米沢さんとも話したいし・・・  それに」

立ち上がろうとする薔子、と同時に。。。

「すみません、ちょっと・・・   あれ!」

人垣から立ち上がった神戸の視線が、薔子を捉え・・・・・・  パチクリと、瞬きを数回。。。

「薔子?」

「「うわぁ~~  バレたぁ~~」」

カイトと悦子が「どうする!」「どうしようもねぇーよ」と言い争い小競り合いしているなかで2人は思った

(これは絶対、修羅場になるぞ)(止めなきゃ! 事情をいって止めないと!)

*****

「薔子・・・」
「神戸さんのお知り合いの方ですか?」
「うわぁ〜 綺麗な人ですね」

「ど、ど、どうするよ! ね、どうしよう!」
「どうするもこうするも・・・ し、しばらく様子を見ないとわかんないよ!」

修羅場か!!! 自分の婚約者が合コンに来てるなんて怒るだろう・・・ 2人とも警官だから体術はできるし・・・ まさか、店の中で血の雨がふるんじゃぁ〜〜〜

ピシッと凍りついたような 冷気あふれる空気の中でカイトの喉は、ゴクリと生唾を飲み込み・・・・・・ いつもクールな神戸が言い訳などをアタフタと言いだす様を想像して、頬を緩めていた

仕立てのいいスーツを着こなし 常に笑顔でカッコイイ先輩が、婚約者に弁解するために焦る様子なんて・・・・・・ 楽しそうじゃないか!

ワクワクと2人を見つめていると、まず動いたのは・・・・・・

「迷わなかった?」
「うふ・・・ 尊さんの地図が分かり易くて迷わずに来れました」

サッと席から動き 薔子の傍に行った神戸は、彼女の腰に腕を回して当然のように引き寄せる

「僕はまだ伊丹さんのフォローしなきゃだから、 その間 薔子は課長達と話してて」
「ん・・・ わかった 尊さん?」

グイッと腰に回した腕に力をこめて・・・ 薔子を抱きしめる神戸に 彼女の戸惑う声がかかる

「離してくれないと 私、席に行けない」
「ゔゔゔ・・・・・・ ダメ・・・だ ずっと会いたかったから腕が離れないよ」

「尊さん? 私もこのままがいいけど、伊丹さんに協力するんでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・少し 失礼します」

神戸が薔子の手を引き どこかに向かう・・・  のを、後をつけるカイト&悦子がたどり着いたのは、トイレのある人気のない廊下で・・・

(なんでここに来るんだろ?)(なんでだろうね・・・)

薄暗い廊下を ひょこっと覗き込んだ2人の目に映ったものは・・・・・・  薔子に激しい口付けをしている神戸の横顔

何度も角度を変え・・・  薔子の唇を貪る神戸に、受ける薔子の2人は、まるで映画の1シーンのように絵になっている

やがて 気が済んだのか唇を離す神戸の舌が、ペロリと薔子の唇を舐め・・・  彼女の頬を真っ赤に染め、はずかしそうに微笑む薔子を・・・  蕩けるような眼で見つめている

「・・・・・もう、そんなに俺を煽らないでよ 薔子・・・  今すぐ ここで、欲しくなっちゃうから」
「尊さんたら・・・ そんな冗談言って!  もう 戻らないと」

放れようとした薔子の腕を引いて、再び両腕でしっかりと抱きしめた神戸の瞳が 真剣に薔子を見つめる

「冗談なんかじゃない・・・  俺はいつも君が欲しくて仕方ないんだ・・・  婚約までしてるのに薔子のちょっとした表情がね・・・    ・・・・・・・・俺を たまらなくさせるんだよ」
「あ・・・ たけ・・・る・・・   あう~~~」

真っ赤になった薔子が どう返せばいいのか分からずに 困り果て、眉を下げて視線を彷徨わせ・・・・・・  そうして辿りついた視線の先は やっぱり愛しい男の眼で・・・  じっと神戸を見つめ返して・・・

「薔子・・・  またそんな可愛い顔して!  今夜は寝かさないから覚悟するんだよ♪  ・・・ま、覗かれてする趣味はないからね、戻ろっか! そこのお二人さんも、ね♪」

そ~~っと覗いていた2人にとっくに気がついていた神戸は、にっこりとカイトと悦子に微笑みを向けるのだが・・・

(・・・怖っ! 先輩の笑顔が怖い~~)(・・・カイト、私もよ・・・あの笑顔が怖い~~)

薔子には蕩けるほどに甘く、優しい微笑みを・・・  覗いていた2人はブリザードが吹雪く氷の笑みを・・・

違いのわかる男、神戸尊。。。

その先輩の新たな1面を見て、ますます怖いもの見たさな好奇心が湧いてくる・・・

こだわりの男、甲斐享。。。

もっと薔子といる神戸を見てやろうと決めたカイトは、その後、席に戻った薔子の連絡先を知ろうと四苦八苦していたそう・・・  なのは別のお話で。。。

*****

うわっ!  長くなっちゃいました! 実はこれipadで書いてたんですがね・・・  気を抜いたら後半部分が消えちゃって・・・

久々にやらかしちゃった記事消失に、魂がぬけてしまい・・・  水曜の相棒が始まる前にUPする予定が伸びてしまいました(トホホ・・・゚(゚´Д`゚)゚)

楽しんでいただければ嬉しいです
     

If相棒☆ ≪合コン話の続き≫

※このお話では、カイト君が神戸の後輩として特命係りに存在します。。。
なので、杉下さんに部下が2人という「トリオ特命」となりますので、ご注意ください

こういう設定に嫌悪感がある方は、読まないことをオススメします!
平気な方だけ、どうぞ。。。

これは合コン話の続きです!   好奇心が抑えられないカイト君は、先輩の神戸が恋人にどの様にデレるのか興味津々なのです

そして久々の勘兵衛さん、登場です!!!

*****

「それにしても久しぶりだよな、嬢ちゃん!」
「ええ、貴女が隣に行ってしまい、しかも階級も上がってしまい 気軽に声などかけられなくなりましたからね~  今夜は良い機会になりました」

角田と米沢の両人は あんなに騒いでいたのに 早々に合コンを諦め、今は薔子とゆっくり酒を飲みながら話をしている

3人は合コンを続けている他のメンバーと、少し離れた・・・  奥まった隅のテーブルにいるのだが、薔子の美貌に店内の男達がチラチラと視線を送っていて・・・・・・

神戸の眉が・・・ 僅かばかりだがピクリと反応している

その様子を、いつも同じ部屋で神戸の顔を見ている後輩が 気がつかないわけもなく・・・  楽しそうにニマリと笑って、眺めているのだった

そんな後輩の視線もとっくに気がつきながら・・・  素知らぬ風を装う神戸。。。

(仕方ないか・・・ 助けるなんて約束しちゃったからね・・・  ふぅ~~)

神戸は助けを伊丹と芹沢から要請されており、今は、伊丹に彼女を作るため!と 薔子の傍に駆け寄りたいのを必死に我慢していた

伊丹に向き直り、小声で指示を出しながらも、当たり障りのない会話で女子の関心をつなぎとめ・・・ 彼女達のグラスが開けば優しく注文を取り、芹沢に取ってこさせる

「ん゛~~~  次はなに注文しよっか?」
「儂はパスタが食べたいのぉ~~」

急に女子の肩の間から顔を覗かせたのは、片方の眼に丸眼鏡を嵌め 着流しにマントを着込みステッキをついた・・・・・・勘兵衛だった

「え?」「きゃっ!」
「なに? っていうか誰? このオジイサン!」

女性陣とカイトが驚く中、急にビシッ!!!と背筋を伸ばした男が4人・・・  角田・米沢・芹沢・そして伊丹の面々に、不思議そうにカイトが眺めている

「合コンかの? 若い者は楽しいことがあって良いのぉぉ~~」
「おじい様、来られてたんですか?」

にっこりと微笑む神戸が さっと立ち上がり、自分の隣の椅子を引いて着席を促せば・・・  勘兵衛は満足そうに頷き その椅子へと座る

神戸の両隣には伊丹と勘兵衛が陣取ることになったのだが、居心地の悪い伊丹が そろぉ~~~っと椅子を立ち上がりかけ・・・・・・

≪ぐぃっ!≫ 勘兵衛に微笑みを向けながらも、片手で伊丹の上着を引っ張り座らせる神戸に、伊丹は小声で文句を言う

「おいっ! 前の長官の傍で女を口説くなんて 俺にはできねぇーぞ!」
「ははっ・・・  おじい様がいなくても伊丹さん、女子達と会話も出来てないじゃないですか!」

「ぐっ!!!(焦って飲んだビールに咽せる)  げほっ・・・」
「僕は やりかけた事は完遂しないと気がすまない質(たち)なんです・・・」

「でもよ、どうして・・・ コノ御方がここに来るんだよ! お前が呼んだのか?」
「・・・・・・・そもそも、僕は用事があると言ってましたよね? 貴方に無理矢理この店に連れて来られる前に!」

思い返せば特命係りの部屋から拉致してくるなか、神戸は「これから会う人がいる」とか何とか言っていたな・・・・・・と、伊丹は思い出す

「連れて来られたから仕方なく、おじい様にこの場所に来ていただく事にしたんです」
「・・・・・・・早く言えよ! そうしたら俺だって・・・」
「言う暇もないほど強引に連れてきたくせに!」

ぐぅの音も出ない伊丹に、神戸は「笑顔・・・笑顔ですよ!」と繰り返す

「女(おなご)には優しく笑む事も必要じゃぞ? これもまた修行なり・・・ ふぉふぉふぉ」
「おじい様の含蓄、いたみいります・・・」

豪快に笑う勘兵衛に、頭を下げる神戸・・・  頭を戻した神戸と勘兵衛が ふっ!と視線を合わせれば2人は笑い合う

「おお、そうじゃ! この年寄りも美しい貴女方と同席しても 宜しいかの?」
「美しいだなんて・・・」
「なにを謙遜することがあろう! 色とりどりの美しい華が1輪、こちらも1輪・・・ 若さに溢れて眩しいほどじゃ!  今を盛りと咲き誇っておられるのぉ・・・」

この勘兵衛の言葉に、言われ慣れない賛美に 女子達は頬を染め・・・  うっとりとした表情で勘兵衛を見つめ頷いている

「どうぞ・・・」
「あ、パスタならこちらが美味しかったですよ」
「飲み物は何にしましょうか?」

「おお、優しいお嬢さん達じゃ・・・  では、パスタはエビのペペロンチーノで・・・そうじゃのぉ・・・ワインリストはないのかの?」

女子達から世話を焼かれ始めた勘兵衛に、伊丹は呆気にとられながら その様子を眺めているだけで・・・

「伊丹さん! おじい様に遅れをとってどうするんですか! っていうか、おじい様も凄すぎます!」
「俺・・・・・・ 完全に負けてる・・・・・・」

ずぅぅ~~~ん。。。。。  ずぶずぶと沈み始めた伊丹は、酔いも手伝ってか俯いてブツブツと何かを言っているが、もうお手上げだと、神戸は席を立った

******

「ねぇカイト! あの人、誰?」
「俺も知らねぇー・・・  誰だ?  ってか先輩のお祖父さん?」

悦子と2人、隣のテーブルの様子を見ているカイトだが・・・  角田達が背中に物差しを入れたみたいなピン!としたままの姿勢で身じろぎ1つせずに固まっている

「ごめんなさい・・・ 私の祖父なんです」

穏やかな声が後ろからかかったかと思えば、それは薔子の声で・・・・・・ 申し訳なさそうにカイトのテーブルに来る

「自己紹介がまだでした。 私は鈴城薔子です」

受け取った名刺を見る2人・・・・・・

「警察庁IT犯罪対策課の課長・・・」
「警視って・・・  偉い人なんじゃないの?」

「いえ、上からの無体な要求に汲々としている宮仕えですよ  それに、私も居たんです」
「「は? なにに」」 byカイト&悦子

「特命係りにです」

ニッコリと微笑む薔子と、名刺の肩書きを見比べて2人は驚き・・・

「「えええええーーーーーー」」

揃って驚きの雄叫びを上げるのだった。。。

「じゃあ薔子ちゃんって職場恋愛なんだー」
「うふ・・・ お恥ずかしいですが・・・ ///」

「いやぁーん、ポッと頬染めて・・・可愛い♪」
「え・・・悦子さん そんな大きな声で・・・」

「で? で? 神戸さんとの馴れ初めは? 先輩後輩の間からどうやって恋に発展したの?」

自己紹介をして直ぐに、悦子と薔子は気が合うのか打ち解け・・・ もう砕けた口調で話し始めている

その勢いに・・・ 蚊帳の外にされるカイトは、ひたすら聞き役に徹しているが、その顔は満面の笑顔だ

カイト自身、あの常にクールな先輩がどうやって12才も下の・・・ 後輩として一緒な部署にいる薔子を口説いたのか、興味津々で聞いている

「・・・弱ったな 恥ずかしいですから・・・」
「え~~ 聞きたい、聞きたい! ちょこっとでいいから・・・ね!」

「・・・・・・・・・//////」

もじもじ・・・と、話すのを躊躇う薔子は おしぼりを弄り、頬を赤く染め 視線を彷徨わせる・・・  しかも瞳も潤んでいるし、破壊力抜群の兵器のように周りの男達の目を引き寄せる 

ガタッ! ガタタ!!!

薔子の美しさに視線を集められていた他の客の中で、自信がある者が席を立ち・・・ 真っ直ぐこちらに向かって歩いてくる

「ありゃ・・・ マズイんじゃないのかなぁ~~」

気がついたカイトが薔子の男避けになろうと、精一杯胸を張り 存在をアピールするものの・・・・・・  男共の歩みは止まらない

ただ当の本人は悦子に詰め寄られ 真っ赤な顔で照れながら、どう他の事に話を持っていこうかと焦るばかりで・・・

周りに じりじりと躙り寄るのにも気がつかない、もちろん! どう話させようかとワクワクしている悦子も、気がついてはいないのだ

「ねぇねぇ薔子ちゃん! お姉さんに話してみなさいよ! あの神戸さんとの馴れ初めを!」
「ですから悦子さん・・・ 恥ずかしくて どこから話せばいいのか分かりませんし・・・///」

「あの女扱いの上手さは尋常じゃないわよ! しかもお堅い警察官なのに・・・ う゛う゛~~ 知りたいわ!」
「やっぱり・・・上手いですか?」

「もちろん! さっきから女の子達が席を立たずにいるのは神戸さんの手腕よ! 手腕の賜物! 話題には事欠かないし、聞き上手に気配り上手だし、絶えず笑顔だし、その笑顔が素晴らしいし・・・ あんな人がいるのね」

「ちょっとよろしいですか?」

不意にかけられた聞き覚えのない声に、薔子も悦子も顔を向ける・・・が、カイトが慌てて間に入ろうとするが何人かで来ていたため声をかけた男以外の男に止められた

「な・・・何ですか?」
「よろしければ少しお話を・・・」

悦子も男の目が真っ直ぐ薔子に向けられていることに察し、薔子を庇うように間に入るが・・・  邪魔だとばかりに除けられる

悦子の腕を取られた瞬間、薔子が男の手首をくぃっと捻り外し 悦子を腕の中に引き寄せる

「・・・・・・楽しく話をしているんだ、放っておいてもらおうか」
「いや・・・ 俺はただ・・・」

俊敏な動作に反して ゆっくりと視線を男に向ける薔子だが、その眼には先程の可愛らしい雰囲気など微塵もなく 男が顔を青ざめるほど冷たい眼で見つめている

「ただ? 何だ? 言っておくが私は警察官だ  下手な態度をとれば・・・・・・ くすっ 」

警察官という言葉で去っていった男に、薔子の冷酷な笑みが浮かんでいる

「悦子さん 大丈夫?」
「・・え? ・・・ええ」

片腕で抱き寄せられていた悦子を解放すると、彼女は少し頭をふり・・・ 椅子に座る

「薔子ちゃんって凄くいい匂いするのねぇ~~  お姉さんクラックラ きちゃった!  カッコイイし何だか惚れちゃいそう」
「カイトさんって恋人がいるのに?」

「ああ・・・ あれはあれ、これはこれ、よ!」
「くすくす・・・ 光栄です」

呑気に会話している2人だが、去ったのはさっきの男だけで・・・ まだ、他にも居ることには気がついていない

他の男が・・・ いや、何人もの男が近づいてくる

「おい! ちょっ! ちょっと、放せよ! 放せってば!!!  おい!!!」

カイトはまだ囚われたまま。。。

*****

「ねぇーねぇー お姉さん達さ、ちょーっといいかな」
「はい、そこまで!」

話しかけようと近づいてきた若い男性が 薔子たちのテーブルに着く前に間に割り込んできたのは・・・・・・

「・・・・・邪魔しないでくれるかな~」
「邪魔もなにも・・・ 君の方が お邪魔虫! なんだけどね」

腕を組んで仁王立ちする神戸は、穏やかに そう告げる・・・  が、穏やかな声には怒気が含まれ、眼の笑わない笑顔をこれでもかと向けられれば、大抵ならば引き上げるだろう

だが若者の中には無鉄砲な者もいて、まだ留まろうとしていたが・・・・・・

「・・・・・・俺の女に 気安く話しかけるんじゃねぇーーー」

笑顔も引っ込め 真顔で怒りのオーラを隠さなくなった神戸に・・・ アタフタと自分の席へと戻っていった

「ふぁー 凄い剣幕! よっぽど薔子ちゃんのこと好きなのね」
「・・・・・・俺の女・・・  嬉しい //////」

弱冠、薔子の反応はズレてるようだが・・・  神戸は薔子に大丈夫かと聞いてくる顔は、蕩けるほどの笑顔で。。。

男に解放されたカイトは そんな神戸を見つつ角田達に聞いてみた

「神戸先輩っていつも彼女には ああなんですか?  アレが先輩のデレなのかな~」

しかし、返ってきた答えはカイトの予想とは違っていて・・・  合コンを終え 悦子のマンションの部屋でくつろいでいる時に彼女にも話したのだった




「え? 今日は神戸さんじゃなくて、薔子ちゃんがデレてたの?」
「ああ・・・ 角田課長の話じゃ~ 今日の先輩はそんなデレてなかったって・・・」

「いや、でもねカイト? 薔子ちゃんの態度って普通よ 普通に恋人といる女子だから・・・  デレの定義がわかんなくなりそう」
「何でも課長の話じゃさ・・・  先輩の前では女の子で、他では男前なんだって・・・  分かる? 悦子」

「あ! ・・・・・・何となくだけど 分かる気がするわ」

聞いておきながらカイトは薔子には興味が無いらしく、気のない返事しかしない

「あ~~~あ、いつになったら俺って 先輩のデレ~~~ってした姿見られんのかなぁーー」
「・・・・・・また、合コンでもセッティングしてみる?  もちろん薔子ちゃんも誘ってさ」

「ん゛ん゛~~~」
「・・・そうだ! Wデート・・・ これいいんじゃない?」

「・・・・・・いいかも!  いいかも!!  そうしたら先輩が恋人にデレッデレになるのも見やすいよな!」
「じゃ、今度は居酒屋じゃなくて・・・ どこかテーマパークとか・・・デートスポット巡りとか!」

キャッキャッと盛り上がるカイトと悦子は、その後 計画を練っていたという。。。




さて合コンも終盤に差し掛かった頃の様子はといえば。。。

「~~~どぅーせ 俺は 女には縁がありませんよぉーーーだ!」
テーブルの端っこでビール瓶相手に絡む、出来上がった伊丹

「このハム、美味しいですね~」
すでに女子よりハムに目的が変わった米沢は、ハムをツマミに1人で飲んでいる

「寝ちゃダメですよ、課長!」
「うぃ~~~・・・・・  ぐぅー」
酔って寝てしまった角田と、介抱している芹沢

「ふぉふぉふぉ・・・ 今宵は素晴らしい夜じゃ! 若くて優しい貴女たちに知り合えたのでなぁ~~」
「きゃー///」
女子に周りを囲まれて ご満悦な笑い声をあげる勘兵衛

「この合コン・・・ 成功なの? 失敗なの?」
「・・・・・・さぁ~~」

首を傾げるカイトと悦子に、神戸の声がかかる

「じゃ、僕達はお先に・・・  これ、僕達の分ね」
「失礼します」

カイトの手に2人分より多い金額を残して去っていく、神戸と薔子を見送ったあと思い出すカイト

「うわ! 先輩の彼女のアドレス聞くの忘れてた」
「私、交換したわよ!」

「俺にも教えて!」
「ダメよ! 聞きたいなら直接聞いて?  それに薔子ちゃん言ってたわよ、神戸さんが男とアドレス交換したら拗ねちゃうんだって~~ だから女子としか交換できないって!」

「そうなんだ」
「それより・・・  コレ、どうしようか・・・」

女子を独り占めにして、両手に花状態の勘兵衛の笑い声が いつまでも店内に響いていたという。。。



(ところで先輩ってこのオジイサンと用があったんじゃないの?)
(帰らないんだけど・・・ この人たち・・・)

(・・・・・・どうーせ 俺なんか くそっ)


(( はぁ~~~ ))

*****

グダグダ感 満載ですが・・・  合コン話は妄想をかきたてられますね!
まだまだ納得しないカイト君、これから先輩のデレを見ようと奮迅します(笑)

こういう特命も ありですよね? ね?

ではまた (o・・o)/~
     

☆狂うほどに、焦がれて・・・

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≪デレるか? 特命王子・・・≫

お久しぶりです 管理人のすーさんです!
いつも更新しなきゃと思っているのですが、色々と事情が重なり・・・・・・ 忙しさにかまけて放ったらかしになってしましました。

居られるかは分かりませんが、楽しみに覗いてくださっている方には申し訳ないです。
これから徐々に更新をしていきたいと思っています。

そして、復帰第一弾は《もしも相棒》になります。。。



※注意!  この「if・・・もしも、相棒」は、新相棒の「カイト君」と、神戸さんのいる≪トリオ・特命≫となります。

カイト君と神戸さんが一緒にいるなんて受け付けられない!な、方は申し訳ないですがこのお話はスルーしていただきたいです。

え? トリオ特命? 面白そう! と、受け入れてもらえる方は このままお進みくださいませ (^-^)/




「よっ! 暇か?」
例によって例のごとく、愛用のコーヒーカップ片手に組対5課の課長が特命の部屋に入ってくる

部屋の中にはこの特命係の主、杉下右京と・・・・・・暇にあかせて携帯を弄っている新しい面子の甲斐享がいる

「ん? 今日は神戸が休みか・・・ ならインスタントじゃねぇーな」

角田が嬉しそうにカップにコーヒーを注いでいる様子を、ぼぉーーっと机に肘をついて見ていたカイトだが・・・  急にガバッと真顔で角田に向き直る

「課長! 課長ってここにいた鈴城さんをご存じですよね?」
「!!!  ・・・・びっくりしたぁ~~  危うくコーヒーこぼすところだったじゃないの!」
  
「それより知ってるんですか?  知らないんですか?」
「忘れてないか、カイト? この前のとき俺が嬢ちゃんを呼んだってことをよ!」

ふふん!と、得意げな顔をする角田の腕を、カイトはガシリと掴んで。。。

「課長~~ 話し、聞かせてくださいね!!!」
「え? おい? そんな引っ張るなよ! どこに行くんだ・・・  おい!  おいカイト!!!」

ずるずるずるずる。。。。。。。。   課長がカイトに引きずられて組対5課を後にするのを、大木と小松が見送った

「課長、どこに連れてかれるんだ・・・」
「それより帰ってくるんだろうな?」
2人の呟きに、右京は紅茶を入れながら 「しばらくしたら帰られると思いますよ」と、答えていた

*****

「正直に話すんだ・・・」
「旦那・・・  あっしは何もやましいことは・・・」
「黙れ!  お前は隣の部屋からいつも覗いていただろう? ああん? どうなんだ、正直に白状しちゃいな!」

「・・・・・・・・・・・・・あっしが 覗いてました」
「やっぱりか・・・・・・」


「おい、カイト! これじゃあ~ 取り調べだろうが!」
「いいんです、ある意味取り調べですから!!!」

組対5課の取調室に連れ込まれた角田は、パンダカップ片手に容疑者席に座らされ・・・・・・ 昔から特命係にコーヒーをもらいに来ていた事を白状していた

「でもさ、俺だって警部殿に頼まれたことはいつもやってるでしょ~・・・  ちゃんとコーヒー代くらいは返してるよぉ~~~」

「昔から特命係の部屋に自由に出入りしていた・・・  ということは!」
「え?  なに? ということ・・・は???」

キリキリした口調で尋問してくるカイトに押されっぱなしの角田課長は、カイトの言葉の続きにドキドキとしながら彼を伺う。。。

「先輩が彼女にデレデレなところも見ているんですよね♪♪」
「あ?  ああ・・・  見てるよ?」

「どんな感じなんすか?」
「どんなっ・・・て・・・  もしかして、ソレが聞きたいから俺をこんなとこに引っ張り込んだの?」

「はい!」
「はいってお前・・・ そんなの特命の部屋でも聞けるだろうがよ~~  俺は、何かとんでもないことしたんだとドキドキしたんだぞ!」

「えへへ~~  すいません・・・  それより教えて下さいよ~~」

カイトが先輩=神戸のデレデレな顔を見てみたいと狭い取調室で叫ぶ様子に呆れた角田が、美味い珈琲を入れたら話してやるというので2人は特命の部屋へと戻ってきたのだった




淹れたてのコーヒーの良い匂いを嗅ぎながら、カイトに肩を揉ませている角田は至極 ご満悦だ

「で? 神戸の何が聞きたいんだっけ?」
「いつも冷静な先輩が、彼女にデレーーってなってる様子が聞きたいんです!」

「そうだな・・・あれはいつだったかな・・・  嬢ちゃんが休みの日に神戸のヤツの部屋で慣れない料理をこさえてたって・・・・・・ その話を目尻をこれでもかって下げて話してたよな~  ね、警部殿!」
「それは神戸君の誕生日のときの話だと思いますが・・・  正確には去年の誕生日ですね」

「あんときゃよっぽど嬉しかったのか俺に朝一で惚気け出すんだぜ? おい、大木、小松! お前らも聞いてただろ?」
入口で部屋の中を見ていた組対5課の大木と小松も頷いている

「ええ、覚えてますよ・・・ 「家に帰ったら『おかえりなさい』って言われて新婚気分を味わいました!」とか嬉しそうに言ってました」
「あの綺麗な顔をこれでもかってくらい緩ませて笑って惚気けてるんですぜ? こっちは朝からゲップが出ましたぜ」

「俺なんて寝坊して朝ごはんの代わりにバナナ持たされてんのにさ~~ あんな綺麗な嬢ちゃんが甲斐甲斐しく世話焼いてる様子を報告されてみろよ! こっちは切なくなっちゃうよ!」

「杉下さんも言われたんですか?」
カイトが話をふれば、紅茶のカップを手に取り歩み寄ってくる杉下右京。。。

「そうですね・・・  『薔子が指に絆創膏を幾つもしてるのを隠してて・・・聞いたら僕のために料理を作るときに怪我しちゃったんです! 愛されてるんです、僕!』と、目も眉も鼻の下も垂れ下がりニヤけた顔で言われましたねぇ~~ 神戸くんは本当にみっともなく惚気けていました」

言葉尻にツケツケとした刺を感じ取ったカイトが、課長達に目で促せば・・・・・・  課長たちは小声でカイトに。。。

「嬢ちゃんはな、警部殿の親友の娘さんなんだよ。 小さな頃から知ってるし可愛がってるし・・・ もう気分は嬢ちゃんの父親なんだよ」
「付き合うことになった時もいい顔はしてないし、事あるごとに別れた方がいいって神戸に言ってたぞ」

「えええーーー!  ・・・・・そうだったんだ」

「まあ、あの神戸が嬢ちゃん一筋なのを 最近になってやっと認めたみたいだからな・・・ 今は静かだが・・・油断はできないと俺は思うよ」
「嬢ちゃんも警察庁に戻りましたからね・・・ 目の前にいない分、刺激されなくて大人しいんじゃ」

こそこそと課長・カイト・大木・小松の4人で話していれば、杉下の眼がチラリとこちらを見たような・・・・・・気がするカイト

「僕は薔子さんが幸せならば 良いのです」

杉下の一言で4人は一斉にビクッと肩を跳ねさせ、組対5課の3人はそそくさと部屋を出て行き、カイトは自分の席へとついたのだった

そして思うのは・・・・・・やはりクールな先輩のこと。

≪目も眉もデレッデレに下げた先輩・・・・・・ 見たかったなぁ~~~  くそっ!≫

冷静沈着、どこか仕草の1つ1つが優美で洗練されている神戸のデレ顔に・・・・・・焦がれる後輩、カイトは考えるのだった。

「どうすれば 見られるのか・・・  どうすれば。。。」

*****

「で? あたしにお願いってなんなのカイト?」
「悦子〜〜・・・・・・・お願いっていうかさぁ〜 鈴城さんをランチに誘って欲しいんだ」

「え? 何で? 訳は? 」
「いや・・・ へへっ! 先輩のデレ顔が見たいから 内緒にしてランチに誘い出して・・・」

「で? そこに薔子ちゃんがいれば神戸さんがデレるってこと? 」
「そうそう! バッチリだろ?」

「そうかなぁ〜・・・ そんなことくらいでデレるかな〜・・・ アノ神戸さんが・・・・・」
「なぁ! 呼びだしてくれるの? くれないのかよ!」

ソファーで拗ねるカイトの隣に座りながら、悦子は迷っていたが・・・・・・ 結局はカイトの望むままに薔子にお誘いのメールを送るのだった。

〜〜〜それから数日後〜〜〜

「ランチに行ってきまぁーーす! ほら先輩! 行きますよ!」
「では杉下さん、行ってきます」
「行ってらっしゃい」

カイトの妙なハイテンションに訝しげな目を寄せながらも、神戸は促されるまま席を立ち特命係の部屋をあとにする

「さ、早く早く!!!」
「ちょっと甲斐君! ランチに行くのにそんな焦ること無いんじゃないの?」

まるで散歩に行くのに待ちきれない犬のように笑顔のまま急かすカイトに、神戸の切れ長の眼が疑問を浮かべて・・・・・・細められる

「なに?  そんなに急かす 訳って・・・  何があるのかな~~カイト君!」
「ええ? 別に・・・なぁんにも!  何もないですって!!!」

目を細め、カイトの周りをぐるぐると回る神戸に 当のカイトは・・・・・・  ピキン!と固まって起立の姿勢で立ち止まる

「・・・・・・ふふ 何が起こるか楽しみにしながら ランチに行きますか?  ほら、歩いてカイト君! 悦子さんを待たせてしまうから」

≪ほら! ほぉ~~ら!!!  こういう所が敵わないんだよな~~~  先輩には・・・≫

ぶつぶつと呟くカイトに、先を行こうとした神戸が振り返り腕を組んで立ち止まり。。。

「行くの? それとも行かないのかな?」
「行きます! 今、行きますよ~~」

「あ、そうだ!  何が起こるかわからないけどさ・・・  事と次第によったら『仕返し』しちゃうかもね☆」

横に並んだカイトに神戸は、素晴らしい笑顔で微笑みながらも・・・  釘を刺していた。

****

警視庁をやっとのことで出たカイトと神戸の2人に、その頃の女性陣2人は。。。

「・・・・・・尊さんのデレ顔・・・ですか?」
「そうなのよ~~  ごめんね薔子ちゃん、カイトのバカがどうしても神戸さんが薔子ちゃんにデレ~~っとしてる所が見たいって燃えてるのよ~~」

「それはまた 何故でしょうか?」
「ん~~・・・  何かね、カイトが言うには『もっと先輩と親しくなりたんだーー!』とか、何とか言ってるのよ~~」

「・・・・・・分かりました。 尊さんがデレてくれるか分かりませんが・・・」
「あ~~ん、ありがとう薔子ちゃん! 」

「で、私は何をすれば?」
「えーーっとね、カイトの作戦はね・・・」
「それよりも・・・・・・」
「あら その方がいいわね」

女性2人がヒソヒソと内緒話をし、やがて薔子の姿が席から消えたのだった




「こんにちは」
「あ、神戸さん。 いつもカイトがお世話になっています」

席を立ち頭を下げる悦子に、神戸も微笑みながら会釈を返し3人はカフェの席に座った。

「カイト、神戸さんに迷惑かけてないですか? 意外にせっかちでそそっかしいんで」
「そんなことないですよ・・・ カイト君の純粋な所は上司も、僕も、気に入ってますから」

ウェイトレスに注文し、世間話をしながら待っている3人。

やがて其々の前に食事が運ばれてきたのだが・・・・・・

「え? 僕の注文と違うんだけど・・・」
「あ、ほんとだ! 神戸さん確かオムライスって注文されましたね」
「これ・・・どう見てもナポリタンですよね?  先輩、取り替えさせましょうか?」

「ああ・・・いいよ!  こっちも僕の好物だから  取り替えてもらうと時間かかるでしょ? このままでいいよ」

にこやかに食べ始めた神戸を見て、カイトも悦子も食べ始めた・・・・・・が、1口食べた神戸が何故か動きが止まる

「先輩? どうしたんですか?」
「・・・・・・神戸さん、何かありました?」

ピタッと動きが止まっていた神戸が、急に掻き込むようにナポリタンを食べ始め・・・・・・半分ほどを一気に食べてしまう

「ど、どうしたんすか先輩?」
「???」

息が詰まるのか、水をゴクゴクと飲む神戸がやっとフォークを放して目の前の皿をまじまじと眺める様子にカイトも悦子も呆気にとられてしまう

「・・・美味い  こんな美味しいナポリタン 初めてだ」

「そんなに美味いんすか? でもここって先輩のお気に入りの店ですよね? 何度も食べてるのに」
「え? ナポリタンにそんな違いがあるの?」

ふと、コツコツと響く靴音に神戸の顔が皿から前へと上げられれば・・・・・・・ 驚いた顔をして、やがて・・・・・・ その顔は。。。

*****

靴音に2人も神戸から視線を向ければ、そこには薔子が立っていた

「・・・・・・お口に合いましたか? 尊さん」
「薔子・・・ どうして?」

「実はこちらのお店に無理をきいてもらいまして・・・  私が作ったんですよ、そのナポリタン」
「これ? え? 薔子が作ったの?」

「はい!  名付けて≪尊スペシャル!≫  どうですか? 美味しい?」
「うん、すんごく美味しいよ 薔子」

にっこりと満面の笑顔で見つめる神戸に、薔子も嬉しそうに微笑みながら神戸の隣の席に着く

「尊さん・・・  じっとしてて」
「ん? なに?」

じっと見つめていた薔子だが、つ・・・と、彼女の指先が神戸の口の端についていたソースを拭い取る

そのまま指先を口に入れれば、された神戸が「えっ・・・」と小さく呟き目を瞠る

「ソースがついてました」
「薔子・・・・・・ 」

「尊さん、本当に美味しい? 色々と尊さんの好みに合うように考えて作ってたんですが・・・・・・ 自信がなくて」
「すごく美味しいよ 薔子・・・ 毎日食べたいくらいだよ!」

「ふふ・・・ 嬉しいです」

見つめ合う2人の横でカイトと悦子は。。。

「うわっ! 先輩が赤くなってる・・・・」
「薔子ちゃんも、照れて赤くなって・・・・可愛い〜〜」

「これが先輩のデレ顔かぁーーー・・・ うっとり見つめちゃって他は何にも見えてないみたいだな」

カイトの言葉通り薔子を真っ直ぐに見つめる神戸の眼は、いつもの冷静さも鋭さも影を潜め・・・・・・熱く熱を孕んで・・・・・・薔子だけを見つめている

その眼に、その熱さに、薔子の頬も赤く染まりつつ・・・・・・ここが部屋ではなくオープンテラスなのを思い出した薔子は、何とか神戸の眼から逃れようと考える

【 じゃないと・・・ 尊さんのアノ眼に、躯が火照ってきちゃう・・・】

「尊さん 冷めちゃうから食べて?」
「食べていいの?」

「ええ、尊さんのために作ったんだもん 食べて」
「ん! じゃ食べちゃうね・・・・・・うん、美味しいよ」

「よかった・・・」

ほんわりと・・・ 神戸の食べる様子を見て その美味しそうに食べる様子に薔子は、ふんわりと幸せそうに微笑んでいる

「デザートも 食べていい?」
「デザート???」

食べ終わった神戸が紙ナプキンで口を拭いながら言った言葉に、カイトも悦子もテーブルの上やメニュー表を見たが・・・・・・・・神戸が言ったデザートとはそういうものではないのだった

「尊さん デザートも頼まれました?」

キョトンとする薔子を引き寄せ、その顎に手をかけた神戸は ニッコリと微笑んでいる

「甘い 甘い デザート・・・・・・ いただきます」
《 ちゅっ☆ 》

1瞬の出来事だが、薔子の唇に軽く音をたてて触れた神戸は、真っ赤になる薔子に満足気に頷く

「続きは部屋に帰ってからしようね☆」
「・・・・・・・・・・・もう (照れ)」

真っ赤に照れている薔子の頬を突ついたりする神戸の顔を見て、カイトの口があんぐりと開いている

「すげ・・・ あんな先輩、見たことねっ! うひょ〜〜〜・・・マジで!!!」
興奮するカイトは悦子の袖を引っ張り喜んでるなか、携帯のバイヴの音が聞こえてくる

「あら・・・薔子ちゃんに電話だわ」
「鈴城さん、警察庁なんだろ? 忙しんだな」

俯き加減で携帯に出ていた薔子・・・・・・

「・・・・・・織田、もう1度 ・・・・・・・・は? 今から昼食会に来いだと?」

どうやら薔子の部下からの電話のようだ・・・・・・ 横にいる神戸が今までの蕩けそうな顔を引っ込め、真面目に薔子の電話を聴いている

携帯を切った薔子が俯いているため顔にかかる髪を、ため息とともにかきあげ・・・・・・・・顔を上げればそこには、キリリと冷徹ともいえる光を眼に浮かべた【警察庁の薔子】が、居た。

「ここはいいから・・・・・・行ってらっしゃい」
「行ってきます」

カイトや悦子に黙礼し、最後に神戸を見た薔子の顔からは先ほどの頬を染めて恋人を見る甘さは微塵もなく・・・ スラリと立ち歩き去る後ろ姿も凛々しいものだ

薔子がカフェにすでに来ていた 迎えの車に乗り込んでいるのを見ながら神戸は・・・

「で? カイト君は 何がしたかったのかな? わざわざ悦子さんまで巻き込んじゃってさ・・・・・・」
「え? 先輩ってば もしかして怒ってます? え、なんで???」

「なんでって・・・ 当然じゃないかな? 恋人に向けるなら構わないけど、それを他人に見られるって・・・・・・嫌なもんじゃない?」
「いやいやいや先輩? 俺は先輩の新たな一面が見られて嬉しんですが!」

「ん〜〜〜・・・ これが偶然の産物ならば僕もいいんだけどね!」
「え? やだなぁーーー・・・ 偶然ですって・・・先輩、本当に偶然ですから! な、な、な! 悦子も言ってくれよ!」

立ち上がり腕を組んで見てくる神戸に、カイトは椅子から飛び出すようにして悦子の後ろに回り・・・・・・彼女を盾にして神戸からの追求をかわそうとしている

間に挟まれた感じの悦子は。。。

「謝っちゃいなカイト! 素直にさ〜」
「馬鹿! そんなこと言うなよバカ悦子!!!」

「バカーーー? 私にそんなこと言うんなら・・・・・ えいっ!!!」

カイトのバカ発言にムくれた悦子が背中に張り付いてるカイトを、「えいやっ!」と神戸に放り投げた

「神戸さん、カイトは先輩のデレ顔が見たいと私に頼み 薔子ちゃんも巻き込んで今回のランチになったんです! どうぞお好きに成敗してやってください!」

「あら・・・ま。 悦子さんもなかなかですね」
「お褒めいただきまして ありがとうございます。 ・・・・・・今度は神戸さん・薔子ちゃんと3人だけで飲みに行きましょう!」

「楽しみにしています」
「じゃ、カイト!!! こってり搾ってもらいな〜〜〜」

「悦子! おい!!! 置いてくなよ!」

ヒラヒラ〜・・・と手を降り去って行く悦子を見ていたカイトだが、背後から迫る視線の強さに振り返ることもできずに・・・・・・・・ブルッと、身震いして・・・・・・

「じゃ、ひとまず警視庁まで帰ろうか・・・ カイト君!」
「・・・・・・・・はい、先輩」

「帰ったら・・・・・・ うふっ」
「うふって・・・ 先輩?」

「あはっ」
「あはって・・・・・・・ 恐い! 満面の笑みの先輩が、ものすっごく恐い〜〜〜」

「くふ・・・」

ぞぉ〜ーーと背筋が寒くなるカイトが、青い顔をして・・・ それでも神戸のらんらんと光る眼に負け 逃げ出せずに大人しく一緒に歩いて行くのだった。

さてさて、あれほど望んだ神戸のデレ顔を見た喜びも束の間に、今は後悔しているカイトだった。。。

「笑顔なのに眼が笑ってない先輩が、怖いよぉぉーーーー」

誰も助けてはくれないのだった。。。

*****

さて、中途半端な感じですが終わります
どこで終わればいいのか迷ってしまいました。

ではでは (^ー^)ノ
     

①相棒 《ある意味、ホラー ・・・》

リハビリがてら少しづつ書き進めていたお話です。 楽しんでいただければ嬉しいです!



注意! *このお話は《トリオ特命》のお話になります。 神戸さんもカイト君もいるという世界なので、お嫌な方はスルーしてくださいませ m(_ _)m

どういうわけかトリオ特命のお話が浮かんでしまい、勢いで書いてます。
楽しんでいただけたら、私も嬉しいです!!!

*****

「・・・・・・・それはお困りですね。 パトロールを強化するよう申しつけておきましょう」
「よろしくお願いします」

テントの下で相談者との話を終えた杉下さんが判子を、僕がその下に署名し書類を決済済みの箱に入れれば1件解決

次の書類を杉下さんに渡しつつ「番号札21番の方〜〜」と呼べば、次の相談者が僕たちの前に座る

今日は青空警察相談室・・・・・・ 市民の皆様が警察に聞きたいことや ちょっと相談したいことを気軽に話すことができるという素晴らしい催しものなんだよね〜

・・・・・・・・・・・・この寒空に よくやるよ!

「神戸君、次の相談者の方がきています。 ひとり言はほどほどに・・・」
「それは 申し訳ありません 気を取り直して次の方、どうぞ」

さっと愛想笑いを顔に貼り付けた僕たちの前に座った相談者は・・・・・・・あれ? あれれ?

僕たちの前に座ったのはさっきまで表の道路で風船を配りながら、この青空警察相談室の客引き・・・・・おっと!ではなくて、相談者集めに駆り出されているカイト君なんだけど・・・・・・

「お前らついてくんなよ! 」

「え〜〜〜久々じゃん! カイトが交番から警視庁に移ってさ、ぜんっぜん見なくなっちゃったんだよ」
「こんなとこで会うのも奇遇なんだし、話そうよーーー! ねぇーーー」
「久々会って風船配ってるなんてマジウケるんですけど!!!」

片手に風船持ったまま女子高生に囲まれてるカイト君が、机に突っ伏すように座っちゃってさ、ついてきた彼女たちも横の椅子に座ったり、背後に立ってるんだけど

「ねぇーねぇーカイト〜・・・ 交番に戻ってきなよーー」
「そうだよ、アタシらカイトが交番にいないとつまんないよーー」

彼女たちのキャイキャイ言う声は、ちょっと耳に痛いくらいだけど・・・・・・ 察するにカイト君が交番勤務の頃に世話してたみたいだね
彼女たちがカイト君を慕ってる様子が判るから、なんとなく微笑ましいよね

横の杉下さんを見れば、僕と同じように穏やかな視線でみているから杉下さんも同じように感じてるんだろうな

「うっせ!!! それより お前ら真面目に学校行ってんだろうな」
「行ってるよーー」
「ちゃんと約束は守ってんだかんね〜」

うーーん・・・ 微笑ましいんだけどね、次の相談者の方も待ってるからカイト君には席をどいてもらわないと。

「神戸君」
「はい」

杉下さんからもカイト君にどくよう言われちゃったし・・・・・・ っていうか、僕の役目なのねコレ!

「盛り上がってるところ悪いんだけどね、次の相談者の方をお待たせしてるからどいてくんないかな? カイト君」
「え?あ? すみません! すぐどきます! お前ら行くぞ! ほら立って、歩け!」

カイト君はすぐに移動してくれたんだけど、あはは・・・ まだ囲まれてる

「あのぉーー 相談なんですけど〜」
「はい、どうされました?」

僕たちはそれからも青空警察相談室に励んだんだよ

*****

「カイト君、モテモテですね」
「彼の人柄なのでしょう・・・ 地域に根付いた警官だったのでしょうね」

そんな事を話している僕たちは青空警察相談室が終わり、片付けをしているんだけどね
カイト君はまだ囲まれてるし・・・・・・

あれ? 急にカイト君と女子高生の間に誰かが割り込んじゃった?
それにしても、今まで笑顔で話していた彼女たちが・・・ なんだろ? 強張ってる? ・・・・・・・・引き攣ってる???

彼女たちがカイト君を見て目を見合わせてるなぁ・・・

「何だか様子が変ですね。 神戸君、行きましょう」
「はい」

僕と杉下さんが近寄って行けば、カイト君が女の子と腕を組んでいるのが見える・・・・・・あれれ? とりあえず勤務中なんだけどな

「カイト君、若い子と腕組んでるけど・・・・・・ 今は勤務中だよ」
「どういった事情なのでしょうか?」

「カイト君はリリカ姫の王子様なんだぞ! いじめちゃいけないんだから!!!」
カイト君が何かいう前に 腕に張り付いてる女の子が声をあげたんだけどね〜・・・・・・ 妙に甲高い声が頭にキン!てくるんだよ

「先輩! 杉下さん・・・・・・・・・・・助けてください!!! 離せよ!」
「カイト王子! やっと運命のリリカ姫に会えたからって、そんなに照れなくてもいいんだぞ!」
「誰が運命なんだよ! 誰の運命なんだよ」

必死に絡みついてる彼女・・・・・リリカさん?の腕を離そうとしているカイト君だけど、ビクともしないって・・・・・・・・ははっ、凄いな

カイト君のお友達の女子高生たちが僕たちのそばに来て、何か話したそうにするから「ん? 何かな?」って声をかけた

「あの子、あたし達の高校の近くの城南女子高の子なんだけどさ・・・・・・」
「有名なんだ」
「有名? どんな風に?」

「《すっぽんのリリカ》・・・ 誘われてもないのに必ず合コンにいるとか、目をつけた男子に24時間 付き纏うとか」
「あの子のメール攻撃に不眠症になった男子も数多いんだって!」
「教えてないのにメールが来るとか、電話がかかるとか・・・ ストーカーってよりホラーだって言われてるんだ」
「あの子、私たちが今から合コン行くの聞きつけて後でもつけてたんだよ!!!」

うわぁ〜〜・・・ 物凄い子が居るんだ。 しかも、その子がカイト君に目をつけちゃったみたいだ

「カイト大丈夫かな? うちらが連れてきちゃったんだよね」
「ねぇねぇ、カイトってさ彼女居たよね? マズイんじゃない?」
「どうしよう?」
「カイトから引き剥がさないと・・・・・」

おおっ! 責任を感じた彼女たちがカイト君救出に向かった!

・・・・・・・・・・・けど、べったり引っ付いてるリリカさん?に、敢え無く惨敗。。。

「どうしよう・・・ 運命の相手だとか、王子と姫は結ばれる決まりだとか言って、こっちの言うことなんて聞いてないし」
「どうする? これからカイトに付き纏うよーーー」
「あ! ねぇねぇ〜 あなたカイトの先輩でしょ? あの子なんとかして!」

ええ? 俺? 急に彼女たちに囲まれてカイト君救出にイケイケ言われて・・・・・・・・仕方ない、本当に困ってるもんね。

さっきから縋るように見られてて、うん、行きたくないけど行かなきゃかな・・・・

僕が杉下さんを見れば、大きく頷いてるし・・・・・はいはい、分かりましたよ! 行ってきますか

ふぅ〜・・・・・・

前髪をサッと指ではらい、ポケットに両手を突っ込んで近づいて行く僕に、カイト君の腕に張り付いてる彼女は気がついてない

・・・・・・素直に離れてくれるかな〜〜

この時の僕は、彼女=リリカのことを甘く見ていたことを後から後悔するんだけど・・・・・・ この時 は、知らなかったんだ

*****

「カイト王子! そんなに恥ずかしがってばかりいると愛しのリリカ姫もあきれちゃうんだからね」
「だ・か・ら!!! 俺は王子でもないし、君に興味もないし、運命とか何とか訳のわかんないことばっかり言ってんなよ!!!」

「運命がわからないの?・・・・・・・・・・そうか、そうね・・・やっと出会えた私達だものカイト王子が戸惑うのも無理はないわ」
「運命の意味は分かるさ! その相手が君だとかは無いから!!!」
「照れちゃって! あんまりリリカ姫が綺麗で可愛いからって照れすぎだぞぉぉぉ〜〜〜」

「だぁああああああーーーーーもう!!! 意味通じねぇーし、俺は 宇宙人と話してるのかよっ!」

うーーーん、なんて光景なんだろう

メンズ誌から抜け出たようなお洒落なカイト君の腕に、頭に大っきなリボンをつけたフリフリのロリータファッションの女の子がスッポン顔負けに張り付いて離れないんだから。。。

「何だか珍しい光景だね」
「先輩っっ! 見てないで助けてくださいよーーー」

「うん、そのために来たんだけどね・・・・・・ 何だか面白くて」
「先輩っっ」

腕組みしてそばに立つ僕を見ながら必死になってるカイト君から、一先ずは彼女を引き剥がすとするか・・・ そう考えた僕は彼女の顔の前に立ち、手をふった

「いい加減カイト君の腕を離さないかな? 彼、嫌がってるでしょ? 見た所・・・・・高校生なんだからそれくらい常識で分からないかな?」

そんな言葉をかけた僕に向けた彼女の視線は・・・・・・嫌そうなモノで。。。

って、え? あれ? 彼女が僕を見て・・・・・・・・・ う、嘘だよね? 何かだんだんキラキラしてきたんだけど

僕・・・・・・・ヤブヘビつついちゃった?

「ああ! これは何の試練なのかしら? リリカ姫の運命の王子が・・・・・・・もう1人現れるなんてーーーーーー」
「叫ばなくてもいいから」

「あなたは何ていうお名前なの? 私はリリカ! あなたの愛しいリリカ姫なのよーーー」
「踊りながら回らなくていいから」

「ああ・・・でも、何という運命の悪戯なのかしら? 先に出会ってしまったのはカイト王子なの! あなたと出会うのが遅すぎたのよ・・・・・・」
「それは僕にとって、幸運だったな」

僕の周りをぐるぐると回りながら叫ぶ彼女をカイト君が青い顔しながら見つめてるし、腕をさすってるよ
そんなに彼女に掴まれたところ、痛いのか・・・・・・どんだけバカ力なんだよ!

「幸運? いいえ違うわ、あなたはリリカ姫の王子になれなかった自分の運命を呪いたいほど悔やんでいるはずよ!・・・・・だって愛しいリリカ姫が手に入らないんですもの!」
「カイト君や僕に纏わり付かないで速やかに大人しく自分の家に帰ってくれないかな?」

「そんなこと言ってもこのリリカ姫にはお見通しだぞ!」

僕の周りを回っていた彼女が急に止まり、腰に手を当て仁王立ちし・・・・・・僕に人差し指を向ける

「リリカの後をつけて家を知ろうとするのは、あなたがこのリリカ姫を愛し始めているからなのだ!!! ああ・・・・・・リリカは罪な姫だわ。2人の王子に愛されてしまって・・・ 運命の王子はカイト王子なのに、あなたの悲しい瞳にリリカの胸が痛むのは何故なのかしら?」

・・・・・・・・・・・・もう、お手上げかも

「カイト君、これは僕にもお手上げだよ。 じゃ、頑張って」
そう言って歩き出そうとする僕の腕をつかんだカイト君、必死な目が・・・・・・・・怖いよ

「先輩・・・見捨てないで   助けてくださいよ」
「だって日本語通じないんだもん!  それに僕までターゲットにしようとしてるし・・・ 」
「そんなこと言わないで助けてくださいよ」
「・・・・・・・・このまま逃げちゃおうか?  僕の車の場所知ってるよね? そこまで一気に走って逃げちゃおうよ」

カイト君が大きく頷くのを見て、杉下さんの方を見れば・・・・・・あはっ  僕達を見て頷いてる
今からのことを聡い上司は分かっているのだろう

「ああ・・・リリカがいけないのよ、分かってる・・・  リリカが綺麗で可愛いすぎるからいけないんだわ  カイト王子もあの方もリリカが欲しいと熱い瞳で見ているのに・・・  罪深いリリカ・・・自分が怖くなるわ~」

・・・・・・・・・・・何やら1人で悶えてる彼女だけど、とにかく妙に気に障る甲高い声で 終始叫んでるから頭痛がしてくる

「いい、カイト君!」
「いいっスよ! いつでもどうぞ」

「行くぞ!」

僕の掛け声とともにカイト君と走り出し、ここ何年もしなかった全力疾走をし、駐車場についた僕達は警視庁まで戻ったんだ

「・・・はぁ・・・はぁ・・・ これで大丈夫・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・   ふぅ~~~・・・  もう大丈夫だね」

特命係の部屋の中、僕は水を手に取り口に含んで息をつく。。。

「でも先輩の走り見事でしたね」
「いえいえカイト君に遅れないよう必死だっただけだよ」

他愛ない会話で終わった、その日。。。

僕達は、もう会わないであろう彼女のことを考え・・・・・・ホッとしていたんだ

そう、もう会わないと・・・ 彼女も警察官相手ならば諦めると・・・ この時の僕達は、思っていたんだ・・・・・・

*****

~~~数日後~~~

「せ・・・先輩・・・」
「どうしたのカイト君?  朝っぱらから青い顔して・・・・・・・って、目の下のクマも凄いよ?」

あの出来事から数日がたった朝、登庁してきたカイト君が倒れこむように椅子に座り 机に突っ伏してるのに声をかければ・・・・・・
上げた顔が 凄いことになってるんだ

顔色は青白く、目の下にはどす黒いクマが出てるという顔で、頬までこけてるし・・・・・・何があったの?

「あ・・・悪夢だ  俺の携帯見てくださいよぉ~~~」

差し出された携帯を見れば、すごい数のメール・・・  え? リリカ? ええええ???

「あの日の夜から・・・  どうして分かったのか知らないけどアノ子がずーっとメールしてくるんすよ!  一晩中メールがくるって・・・悪夢以外ないですよ~」
「拒否してもくるの?」

「アドレス変えて送ってくるんです! 悦子も怒っちゃうし・・・  もう、俺、どうしたらいいんですか!」
「悦子さん怒っちゃったの?」

「メールの内容見てくださいよ・・・  まるで俺が熱烈に迫ってるみたいでしょ?  しかも時間が経てば俺の恋人気取りで送ってくるんですよ!」




to:私のカイト王子へ
from:愛しのリリカ姫だぞ☆

ハロハロー! カイト王子~ リリカ姫だよぉ いまなにしてるのかな? リリカのこと考えてる?
リリカはねー 愛しのカイト王子のことばかり考えてるんだお!  初めて出会ったあの日のこと・・・
リリカはね一生忘れないんだ~~ カイト王子がリリカを迎えに来る日を待ってるんだぞ! リリカも
カイト王子のこと愛してるからね




「・・・・・・・何というか、強烈だね」
「こんなんばっか 夜中も明け方も届くから悦子の機嫌が悪くなっちゃって」

その時、携帯が着信のメロディーを鳴らして、持ち主のカイト君が怪訝な顔しながらもその電話にでたんだ

「・・・は? なんでアンタが俺の番号知ってんだよ!!!  ふざけるなよ!  もう二度とメールも送るな!  かけてくるなよ!」

電話を切ったカイト君が恐怖に引き攣りながら、自分の携帯をまじまじと見つめているのに察すれば。。。

「リリカ姫から?」
「・・・・っ!!  何で番号が分かるんだよ!!!」

「・・・・・・・危険だな」
「へ?」

「どういう経路かは分からないけどメアドも番号も知られたんだ。 今度は住所も調べるだろう・・・  そうなったら押しかけて来るかもしれない」
「・・・・・・・」

「君に悦子さんという存在が居ることに逆上したら・・・・・・あの手の妄信的な人間は何をするか分からない」
「・・・・・クソ! どうすりゃいいんだ」

「薔子さんに相談するのは如何でしょう? 彼女は情報犯罪防犯対策室の室長です。 何か良い案を出してくれるのではないでしょうか?」

杉下さんの言葉にポンと手を叩いた僕は、さっそく薔子に電話をすればすぐに時間を取ってくれると言ってくれた

「では 行ってきます」
「じゃあ・・・俺も行ってきます」

「お気を付けて」

上司に見送られ警察庁のロビーへとつけば、薔子の右腕の織田さんが僕達を待っていてくれた

「ここが警察庁・・・・・」
初めてなのかな?  警察庁の中をキョロキョロと物珍しそうに見ているカイト君が呟いてる

「神戸さん お久しぶりです。 今回のこと、お嬢から聞いておりますが・・・・・・災難でしたね」
「お忙しい中申し訳ないですが、よろしくお願いします」
「お嬢がお待ちです。 ご案内します・・・・・・こちらへ」

織田さんの後をついて歩いて行きながらカイト君が質問してくるんだけど・・・・・

「お嬢って鈴城さんのことですか? 」
「うん、薔子って僕の前以外は 男前な性格でさ。 そのカッコよさに慕われててね〜・・・薔子が率いてる部署では《チームお嬢》ってネームをいれたジャンパーとか作ってるらしいよ」

「そ・・・そうなんですか 何か、凄いですね」
「うん、すごいんだよ 薔子って」

「でも先輩・・・その鈴城さんを彼女にしてるんでしょ? 慕ってる人に恋人がいるなんて・・・向こうじゃ嫌がらせされたりなんかして〜〜」
「あら? カイト君、急に楽しそうな顔してるじゃん! ・・・・・・そんなに僕が虐められてほしいのかな?」

「うぇっ! ち・・・ちがいます! やだなぁ〜〜・・・・ははっ」
「虐められるかどうかは・・・ ま、見ててみなよ」

そんな会話をしているうちに着いちゃった☆

まぁ・・・ 教えてもいないのに24時間メールがきて、着信まであって、睡眠妨害もされて、彼女との仲までぎこちなくされて・・・・・・何とかできるのなら何とかしたいよね

さてさて、男前な薔子に相談して対策を練らなくちゃ!!!

すっぽん少女か・・・・・・・・・ 厄介そうだな。。。

その時、僕のポケットの中の携帯がぶるぶると震えたんだ
何気なく出して、画面を見れば・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?

「リリカ姫・・・」

う、嘘だろう? 俺もターゲットになっちゃったの???
うわぁ〜・・・・・・・なんか、やな予感がする。。。

**********

長くなりますので分けます。
すっぽん少女に男性陣はたじたじみたいですね(笑)

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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