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お遊び企画【アルバイトしてみよう♪】

短編です
トンマンとスンマンが大学1年という設定で(恋人はピダムとポジョンということで)社会勉強のためにアルバイトします!
ちなみにピダムとポジョンは大学3年で、兄弟ですが同じ学年です(年子とか、ピダムが1年ダブりとかで(笑))
母譲りのフェロモン全開兄弟に女に囲まれてましたが、トンマンとスンマンに出会いデレデレに・・・・・そんなカップルですがよろしくお願いします

しかし、私って捏造だらけですね。。。  楽しいのでお許し下さいませ

***

「いらっしゃいませ~~」
可愛いケーキ屋でアルバイトを始めたトンマンは、満足していた

名目は《社会勉強》だが、本音は恋人ピダムに自分で稼いだお金で何かプレゼントしたいと思ったからだった
<クリスマスの贈り物>という本がきっかけだったのは、引きずり込んだスンマンには内緒だった

「一人じゃダメよ~~」
という長姉のチョンミョンからのお達しで、スンマンに泣き付いたトンマン。。。

「仕方ありませんね」
しぶしぶ頷いたスンマンは、着替えてからもフリフリのエプロンドレスのミニスカートの裾を引っ張っている

・・・ちなみに頭にはカチューシャ、ミニスカートの下にはフリフリのショートパンツ、膝上までのオーバニーというメイド姿

「私はGパンでいい」
というスンマンだが女性店長からの命令で着させられたのだ

「よく似合うぞ、スンマン!」
「姉上ほどではありませんから」
「私は似合うか?」
「はい、可愛らしくてとてもよくお似合いです」

今日はバイト初日。。。
この店は中で喫茶もしており、買ったケーキを飲み物と食べれることもできる可愛らしい造りのお店

「ご注文は何でしょうか?」
二人はよく働いて、あっという間にバイト終了の時間が迫ってくる

からん♪ からん♪

ピダムが迎えに来て、気付いたトンマンに席に案内される。
しばらくしてポジョンも迎えに来て、ピダムの前の席に案内された。

「女ばっかりだな」
「そうですね、安心です♪」
「店長もパティシエも店員も、女か」
「ええ、そういう店を探しましたから」

「しっかし、可愛いなぁ~~・・・・・・トンマン」
「スンマン様は・・・・・・あ!」

中で仕事をしていたスンマンが喫茶の方に現れて、ポジョンに気がつき・・・・・・照れて頬を ポッと染めた

  いらっしゃいませ・・・
頼んだコーヒーを持ってきたスンマンが恥ずかしそうにポジョンの前に置いていく

「おい、ポジョン!  どうした? おい! おい!」
ポジョンの顔の前に手を翳すも・・・・・反応がない

「可愛い・・・スンマン様・・・このまま連れ去りたい・・・」
呆然と・・・夢見るように言うポジョンに苦笑しつつピダムも同じ事を思っている

「このまま お持ち帰りしてぇーな」
「はい、兄上」
ピダムは黒のV首セーターに黒のGパンで、ポジョンはざっくりとした網目のセーターにチノパン・・・こちらはクリーム色で統一している

テーブルに肘を付いたり、腕を組んだりと思い思いにくつろぐ二人の様子に女性客も店員も・・・あまりの色気にあてられてボーっと見詰めている

そうして時間が終わり着替えた二人と店を出て行くピダムとポジョン。

トンマンとスンマンはラフな格好でも、独特の色気・・・フェロモンをダダ漏れさせている二人を見る周りの女性達の視線を感じていた

***

次のバイトの日

「ねえねえ、トンマンちゃん! この前迎えに来てた男の人って二人の何?」
「友達なの? 大学の先輩?」
「カッコいいよねーーー」
「先に来てた人が好みだわーー」
「ええ? 後から来た人って優しそうで 私はあの人がいいなぁーー」

トンマンは仲の良い先輩と答え、何か言いたそうなスンマンを制した

今日は、迎えの時間はそのままだけど午前中からバイトに来ていた二人だった

「たくさん働けば、たくさんお金がもらえるんだ」
「頑張りましょう、姉上」

いくら土曜日とはいえ・・・・・・・暇だった

二人は店の前の掃除をし、それが終われば道行く人にビラを配り声をかけていた

そうしてお迎えの1時間前にポジョンが、しばらくしてピダムがやってきた

***

「なんだこれは?」
「・・・・・・・・・・」
「男ばっかりじゃないか!!!」
「・・・・・・・・・・」

喫茶のテーブルは空きが無いほど満員で、客はすべて男性だった

「トンマンちゃんっていうの? 可愛い名前だね」
「ご注文は?」
「コーヒーとおすすめのケーキ」
「わかりました」
「かぁーーわぁーーいいーー」
トンマンを見送るデレデレとした男達がその一角にいた


「スンマンちゃん? 可愛いねーーー」
「ご注文は!」
「そのツンツンしてるところが・・・・・・たまんないよ~~~」
「・・・注文は、何だ!」
「コーヒーとチーズケーキ」
「わかった」
振り向いたスンマンのお尻に男の手が触って撫でた・・・・・・瞬間、ポジョンが立ち上がったがピダムに腕を捕まれ止まった

ぐい!っと男の腕を捩じ上げたスンマンが注文票に『迷惑料 1万円』と書いて渡している

「会計で払え! 払わなければ裁判だ」
「うん、払うよ。 払うからさ、もっと叱って」
スンマンがじろりと睨めば、その一角からは拍手がわいた


「店長」
冷たいポジョンの声が店長を呼べば、女性店長は飛んできた

「この店の状態はなんなんだ?」
「すいません、御二人が午前中から働きにきて掃除やビラ配りをしてくださいまして」
「だからか・・・ってここはウチの系列なのか?」
「兄上・・・  店の名前を見れば分かるでしょう?」
「名前なんか見てないよ」

「この店はミセン叔父の手がけた店です  ・・・この頃の趣味が制服に表れてますね」
「今度はロリコンか?  あのオヤジも年々変態がかってくるな・・・」

「兄上、バイトは今日までで よろしいですね?」
「ああ、俺のトンマンが他の男に見られるなんて耐えれない!  ブチ切れそうだ」
「店は破壊しないでくださいね」
「わかってる  店長、制服はもらっていくぞ」
「私も、もらいますね。 店長」

「はい、どうぞ」

ギラギラとした眼をした二人が立ち上がり、指を、体を、ポキポキと鳴らして周りの男供を見渡す

「どうしたのだ? ピダム?」
「トンマン、社会勉強はここまでだ。 帰ろう」
「え?  ええ??」
言うが早いか、トンマンを横抱きにして店を出るピダム

「おろせ! バイトが途中だぞ! おろせ」
「 やだ!!! 」

道路という往来の真ん中で、店内の全員が見ている前でトンマンをおろしたピダムが抱きしめた

「ピダム・・・んんっ・・・」
ぎゅっと抱きしめたあと、口付けて文句を言う唇をふさいだピダムは、動けなくなったトンマンを迎えに来た車に乗せ帰っていった

***

残ったスンマンは席に座るポジョンの前に立ち、頬を撫で・・・・・・首に腕を回して立ち上がらせた

にっこり笑うスンマンはポジョンの首に腕を絡めて、周りの男達を見渡して・・・・・・ゆっくりと唇を重ねて、すぐに離した

「ふふ・・・ポジョン、本気でキスして・・・」
「いいのですか?」
「頭にきてるのだ・・・・・・お前がほしい・・・」
「仰せのままに、愛しいスンマン様・・・」

二人が店の中央で熱烈なキスを・・・・・・舌が絡み、互いの唾液さえ飲みあうようなキスを始めて、先程までスンマンに絡んだりしていた客達が席を立って帰っていった

あらかた消えた客達に気がついたポジョンが唇を離そうとしても、スンマンの腕が離さない・・・
「スンマン様、帰りましょう?」
「まだ、キスして・・・・・・もっと、欲しい」
「お許しください、私は限界です  別の場所に行きましょう? そこで思う存分・・・・・・」
「きっとだぞ・・・んんっ・・・」

短いキスをしてから二人はポジョンの車で帰っていった


「店長・・・・・あの二人、もう来ませんか?」
「来て欲しいんだけど」
「はい、何だか映画を見てるみたいに綺麗で、エロくて・・・・・」
「そう・・・だよね」
「来てほしいね」

その店で語り継がれる伝説が出来上がった

店長からミセンに再三の要望が上がるようになったのは間もなくだった

***

何か思いつきで書いちゃいました
しかも、ピダムとポジョンは大学生っぽくないし・・・フェロモン兄弟として大学でも有名でしょうが(笑)

ミセンがゴスロリ趣味の女性が趣味って・・・・・・個人的にそれがツボです(笑)


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再び 【アルバイトしよう♪】

書くのが面白いので 再びです☆

*****

帰りの車の中、ピダムとトンマンはケンカしていた

「どうしてだ、なぜ途中で帰るのだ!」
「ダメ、駄目!  だぁーーーめ!!! 」
「社会勉強したいんだ」
「・・・・・・他の男に囲まれて・・・俺が何とも思わないとでも?」
「ピダム・・・・・・だが、私は!」
「とにかく 駄目な物はダメ!」

ピダムの眼がギラリと光り・・・・・・トンマンをじっと見詰める
いつも自分を見つめるピダムの優しい蕩けそうな眼は陰を潜め、怒りの視線がトンマンを突き刺す

初めて浴びるそんな痛い視線に、頬を膨らませ唇を尖らせたトンマンは、ぽつり・・・と洩らした

「自分の稼いだお金でピダムに贈り物したかっただけなのに・・・・・・」
「 ・・・・・・・・え???  トンマン???」
「どれだけ稼げるか分からないが、それを見たら私を思いだせるように・・・・・・いつも離れるのが寂しいってピダムが言うから・・・・・・だから・・・」

トンマンの言葉にピダムは・・・・・・真っ赤になった・・・

慌てて片手の手の平で顔を隠すが、嬉しさに口はダランと開けっ放し、眼はこれでもかというくらい垂れ下がった

「俺の・・・ため、なの?」
「・・・・・・・・うん //////」
「俺が寂しくないように? //////」
「・・・・・・・・うん //////」
「トンマン・・・キスしようか //////」
「・・・・・・・・うん //////」

打って変わって優しく抱きしめられたトンマンは、キスしようと顔を近づけるピダムの唇に人差し指で待ったをかけ・・・・・・パッチリと開いた丸く大きな瞳でピダムの腕の中から見上げた

「トンマン?」
「あのなピダム・・・バイト・・・続けたらダメか?」
「・・・・・・だめ 」

ますます 潤んだ瞳で見つめられて・・・・・・ピダムは頭がボーっとしてきた
女には百戦錬磨の自分だが、惚れきってるトンマンには視線一つでメロメロだという自覚はある・・・・・・物凄く、ある

「ピダムに贈り物がしたいんだ・・・・・・こ、こ、こ、 恋人として・・・・・・」
「うっ!!!」《目がうるうるして、上目遣いのこの顔!!! 可愛すぎる・・・・・・もう、たまんない・・・》

そして、ポッキリと折れたピダムが辛うじて出した条件は<スンマンと一緒>と言う事だった

折れた後は、甘い 甘~~~いキスをする二人だった。。。

***

「姉上・・・・・・またですか?」

溜息をついたスンマンがトンマンを見れば、両手を合わせてお願いされ・・・・・・・・・・・・・・・・スンマンも折れた

「今度は何処ですか?」
「前と一緒だ」
「え? あのケーキ屋ですか?」
「ああ! 可愛い制服も手元にあるし3回目なら仕事にも慣れてくる! バッチリだ」

「チョンミョン姉上に行ってもらって下さい」
「・・・・・・スンマン~~~」
「そんなオメメうるうるにしてもダメです・・・・・・ダメですって・・・・・・はぁ・・・分かりました」
「ありがとう、スンマン」

そんなこんなでバイトの日。。。

再び、フリフリのエプロンドレスとショートパンツ、カチューシャにオーバーニーのメイド姿のトンマンとスンマンが店に出た

「キャー待ってたのーー」
「ねえ、彼氏は? あのカッコイイ彼氏達は?」
「彼達は何て名前なの? 教えてよ」
「教えて教えてーーー」

取り囲まれる店員達に辟易してるスンマンは、ブチ切れ寸前でいる
「私とキスしたのはポジョン、私の男だ。 姉を連れて行ったのはピダム、姉の男だ」
「ピダムさんとポジョンさんね♪」
「仕事する!」

喫茶のテーブルを拭きに行ったスンマンが、からん♪とドアが開いて顔を上げればポジョンが入ってきた

何も言ってなかったスンマンが驚けば、にっこり笑ったポジョンが店の奥の従業員控え室まで入っていく
慌てて追いかければ控え室から腕が伸び部屋に連れ込まれたスンマンは、ポジョンの腕の中にいた
「ポジョン、どうして?」
「私もここでバイトします」
「え?」
「貴女が心配で迎えの時間まで待てないのです・・・・・ご褒美はあとで下さいね」
「くすくす・・・・・・今がいいが、我慢だな」
「スィートを取ってあります、今夜は帰しません」
「ふふっ・・・どうしようかな・・・んんっ・・・」

しばらくしてポジョンと店に出たスンマンがトンマンの傍に行く

ポジョンは店長と何か話しているが、やがて喫茶の方にきた
「私は何をしましょうか?」 

にっこりと微笑めば店員はおろかパティシエまでもが、うっとりとポジョンを見ていて・・・・・・スンマンは面白くない
トンマンと二人、接客のためショーケースの中で笑顔でいるがスンマンの視線はチラチラとポジョンに向けられていた

『あ、肩に触った。 ゴミを取るって髪にさわった・・・・・・客の女性も腕を触って・・・』

ブンブンと頭を振って気持ちを切り替えようとトイレに行ったスンマン
化粧室の鏡の中、嫉妬している自分の目に嫌悪したスンマンは一先ずポジョンを見ないことにして仕事を続けた

『こんな私は私ではない・・・嫉妬などするわけがない・・・ポジョンなど・・・知らない・・・』
呪文のように心で呟きながら黙々と仕事するスンマンはポジョンに一瞥も向けなくなった

***

そうしてバイト終了の1時間前、ピダムが現れた

とたんに店員はおろか、その場にいた女性客までもがピダムの座ったテーブルを囲み・・・・・・うっとりと眺め始めた

そんな周りも目に入らないピダムは、ひたすらフリフリのメイド姿のトンマンを堪能している

「可愛いなぁーーー」
ニヤニヤと鼻の下を伸ばしているピダムに横から話しかける女性客がいた

「あの、桜花大学のピダム様では?」
茶色の長い髪にワンピース姿の女性が、にっこりと笑いながら話しかけテーブルに近づきピダムの横に座った

「・・・・・・そうだけど? 何か用か?」
トンマンを堪能していたピダムは横から邪魔する女性をジロリと睨みつけ、視線をトンマンに戻した

「私も桜花に通っておりますの・・・こんな場所で貴方にお会いできるなんて奇跡ですわ」
「だから、なに?」
「・・・・・・縁があると思いませんか? 」
「思わない! 以上!!!」

「おほほっ 照れてらっしゃるのね。  私とこれからお食事でも行きませんか?」
「行かない!」
取り付く間もない・・・・・・とは、こんな事だろうか?

周りの他の女性客も、店員もハラハラと見ている

「わたくし、其方の会社にとって取引先の会社の娘ですのよ。 お話しするくらいよろしいのではないですか?」
「んあっ? 別に会社関係ならビジネスだろ? ババアに言えよ 俺は関係ねえ」
「貴方は美室財団の後継者でしょう? 少しは考えたらいかがですか?」

だんだんとヒステリックに話し出した女性は、自分が話しかければ常のように男は落ちると思っていた自信が崩れ始めて焦っている

同じ大学、桜花学園大学部にピダムとポジョンが編入してきた時から、いつ自分に目が向くか待っていた
向けられる事のないまま、2年が過ぎ新入生がピダムの恋人になったと噂に聞いた・・・

《 そんなはずない・・・私を見つけてないから・・・そうよ、私を見ればピダムは私に夢中になるはず・・・》

そんな彼女がピダムの恋人のバイト先に来て、いつ現れるかとピダムを待ち構えていたのだった

***

女性が擦り寄るようにピダムの腕に腕をからめ手に手を乗せると、ピダムが慌てて手を抜いても抜いても・・・・・・蛭のように喰らいついてくる女性

どこか異常に思える女性にポジョンは付き人がいないかと見渡せば、外に黒塗りの・・・自分達以外の車が止まっているのを気がつき外に出た

車の中のSPに事情を話して連れて行けば、まだピダムに張りついたままの女性がいる

「お嬢様、さあ帰りましょう」
「お嬢様、さあ・・・・・・」

二人のSPに押さえられても離れない女性の前にトンマンが立った

「離してやってくれないか? ピダムは私の恋人なのだ」
「・・・・・・うそよ、あなたが恋人なわけないじゃない・・・」
「だが、事実そうなのだ」
「あなたみたいなブスがピダム様に相応しいと思ってるの?  わたくしよ、わたくしこそ相応しいのよ」

この女性、トンマンを傷つけるために言った言葉が思わぬ地雷を踏んだ事に気がつかなかった

「・・・ぶす? とんまんが! 世界で1番綺麗なトンマンが? ブス? 」
ピダムが絡みつく女性の手首を力任せに引き剥がす

「女だと思って手加減してれば・・・・・・俺のトンマンに! お前がブスだ!!!
「きゃっ」

大声をだすピダムに怯えた女性の横から何かが飛んできて、パシャ!!!っとかかった
スンマンが客に出そうとしたグラスの水をかけたのだ

「冷たい! なによ」
「姉上を・・・・・・ぶすだと?  姉上を・・・侮辱するな、この ドブス!!! 」
「なんですってーー」

「・・・はぁっ!!!」
シュンっと何かが目の前を横切ったと思えば、女性の前に置いてあった木製のテーブルが・・・・・・・

のっているコーヒーカップごと真っ二つに割られて、綺麗に両側に倒れていった

「くっくっくっ・・・・・・・・・・お前の頭も割ってやろうか?」
スンマンの眼が妖しく輝き始め、揺らめいている

周り中が《 本気でやるわ 》と恐怖を感じた時、女性は外に逃げていった

「ポジョン!!!」
スンマンの怒鳴り声にポジョンが横にきた

「はい、スンマン様」
「あの女の家は分かってるのか?」
「はい、先程SPに聞いておきました」
「・・・・・・・潰してやる  ・・・跡形も無く潰してやる」
「スンマン様・・・」

「ピダム、姉上を頼む」
一言置いて店を飛び出すスンマンにポジョンが後を追った

「スンマンを止めないと!  あの娘は本気でするのだ」
「トンマン、バイト終わりにして追いかけよう」
「ああ、そうだな」

呆気にとられている店長に詫び、荷物を持ってトンマンとピダムが消えた後の店内は、ただただ ポカン とした空気が広がっている


「店長・・・」
「この店の名物にならないかしら?」
「・・・・・・伝説にはなりそうですね」
「そうよね・・・・」

不思議とその店は繁盛しているそうな・・・・・・

そして・・・・・・ピダムに絡んだ女性の家は・・・・・・
必死になだめたトンマンとポジョンのおかげで注意されただけですんだ・・・・・・表面上は。。。

***

トンマンとポジョンの眼をすり抜けたスンマンが、単身乗り込んでその家のSP全員を殴り飛ばし、その女性を壁際に追い詰めて・・・女性の周りの壁に拳で穴を開けた

人型にボコボコと開けられた壁の前でブルブル震えた女性が、やっと素直に謝ってスンマンの怒りが収まったのは水面下でのことだった

この1件で懲りたトンマンはバイトしたいと言わなくなった・・・・・・・・・・しばらくは。。。

*****

さて、アルバイト編です♪
フェロモンだだ漏れ兄弟の活躍はありませんが、ピダムのデレようはでました(笑)

スンマン怒らすのってトンマンがらみなんですね(笑)

良かったら感想お待ちしています

     

上★【アルバイトしよう♪】ピダム&ポジョンの場合

今回は男性陣のアルバイトです(目指せコヒプリ!!!)
しかし、管理人は「コーヒープリンス1号店」は視聴をなぜか、途中で挫折してます

ので! 違っていても許してくださいませ m(__)m

・・・私が書くと夜のお仕事になりそうな予感がしますが。。。

セクシーな兄弟を(フェロモン兄弟)を出したいです

*****

「ご注文は、いかがいたしましょう?」
低くても艶やかな声は女性客の耳に心地良く響いている

「あの・・・おすすめは何ですか?」
おずおずと話す女性客に浅黒い精悍な顔に真っ白な歯を見せて笑いかけながらメニューの《本日のおすすめ》を見せる

「今日のコーヒーはコロンビアとなっております」
「きゃーーーー」
ニッコリ笑うと注文を受けているテーブルはもちろんの事、周りのテーブルからも黄色い嬌声が上がっていく

「じゃ、おすすめのコーヒーとワッフルのセットをお願いします」
「はい、かしこまりました」

注文の後にテーブルを離れる時、女性客にウィンクしたピダム。。。

「 きゃぁぁぁ~~~  //////」

一際大きくなった、悲鳴にも似た声を背に受けてカウンターに戻ったピダムが得意げにピースをだした

「兄上・・・さすがですね。 熟女殺しの称号を捧げましょう」
ポジョンがからかいながらも注文のコーヒーを煎れていく

「それにしてもお前は器用だなーーー  いつの間にバリスタの資格なんて取ったんだ?」
「///// スンマン様、コーヒーがお好きなんです」
「ふぅうーーーん、それでか ・・・今から甘やかしてどうする」
「いいんです! 美味しい顔を見るのが好きなんですよ、私が」

「さ、ワッフルが焼けたぞ甥達よ!  働きなさいピダム」
「叔父貴・・・  」
じとぉーーと睨むピダムとポジョンの視線を受けたミセンが次の注文に備えるフリをして奥の定位置に戻る

「はい、コロンビア入りました」
ポジョンは僅かに溜息と共に出したコーヒーに、こちらは派手に溜息を出し受け取るピダム・・・

『まっったく、誰のせいでこうなったと思うんだ』

***

事の始まりはこうだ・・・・・・

ピダムとポジョン兄弟の母ミシルは、会長室に呼び出した弟ミセンを見ては溜息とも怒りともつかない吐息を吐き出している

あちこちに愛人を囲い落ち着きの無いミセンは只一つ! 仕事だけはキッチリとしていた

ミセンの仕事とは世間でこれから流行になりそうな物や、女性客達の要望をマーケティングしては事業に反映させていくという・・・・・・まぁ、常にイイ女はいないかアンテナを張って何処にでも顔を出しているミセンには打ってつけの仕事だった

だが、あまりに多くなった愛人やその他(1度味見して終わりなどの)の問題に、姉であり会社の頂点に君臨するミシルの怒りが爆発した

「この店を建て直しなさい! 私が満足いく結果が出せたら元の仕事に戻します・・・・・・ついでに大学生にもなってフラフラしてるピダムも使いなさい」
「はい、姉上」
「ああ、お前達のヘルプと監視をポジョンに任せます。 毎日の売り上げと仕入れの値段など報告するよう言っておいて!」
「あの・・・」

「 以上!!!」

こうなると言っても無駄だな・・・・・・さてさて、大人しく従わねばな・・・はぁーーー・・・

そしてピダムとポジョンにミシルの言葉を伝え、建て直し案として『イケメンのコーヒー店』を掲げてリニューアルオープンをしたのが2週間前。。。

ピダムとポジョンは大学も行かずに此処で売り上げアップにいそしんでいた
もちろん、それぞれの恋人にも会えずに・・・・・・トンマンとスンマンは課題やリポートの提出などでちょうど忙しくしていたからか「頑張れ」と電話とメールがあるくらいだった

「はぁーーー 逢いてぇなぁ・・・トンマン 」
「ふぅ~~~ 逢いたい・・・スンマン様 」

~~~カラン♪  カラン♪~~~
店内に入る扉に付けてある呼び鈴が鳴れば、兄弟はすっかり染み付いた営業スマイルで入り口を見る

「「いらっしゃいませ」」

そこには今、逢いたいと呟いた恋人達が立っていた
「繁盛しているな」
「ええ、姉上。 なかなかに評判が良いようです」

空いている席に案内したピダムが久しぶりに見るトンマンに笑顔・・・・・・というよりダムが決壊したような笑顔をトンマンに向ける
「んーーー何にしようかな・・・」
「私はキリマンジャロ」
「ならばコーヒーは私も同じ物を、あとワッフルも食べたい」

「分かりました」
他のお客の手前、余計な話も出来ずにピダムは仕方なく、後ろ髪を引かれまくってカウンターに戻ってきた

「スンマン、外でも食べられるのだな」
「行きますか? 姉上」
「今日はいい天気だからな・・・外で食べたい」
「では、行きましょう・・・言って参ります」

トンマンに座って待つよう言いスンマンがカウンターでコーヒーを入れるポジョンに席を移ることを伝えた

「分かりました」
返事をしながらもポジョンは敏感に感じていた・・・・・・スンマンが、いやトンマンもいつもと違いよそよそしい

《 二人の様子がおかしい・・・・・・何故だろう? 》

***

「あれ? トンマンは?」
他の客の相手をしているうちに席からいなくなったトンマンを探すピダムは、外のテラス席にいる二人を見つけた

「なんだ・・・良かった、まだ帰らなくて」
「兄上、あの二人何かよそよそしいと思いませんか?」
「んあ? あ~トンマン、今日は格別に可愛いなぁ~」
「気がつきませんか?」
「ん~? 他の客がいるからだろ?」
「・・・・・・それだけではないような」

テラス席の二人は楽しそうに会話している

「やはり、ネットでの評判は本当みたいですね」
「うむ、女性客のみをターゲットにしているようだな」
「と、いうことは。 あのシステムもあるのでしょうか?」
「聞いてみないと分からないな」
「・・・聞きましょう、常連客は誰かな・・・」

スンマンが一つのテーブルの傍により、片手を付いてニッコリと微笑んだ・・・ポジョンにも滅多に向けられない極上のスマイル

男・・・とも、女とも思えないスンマンの微笑みに一瞬で魅了された女性は、うっとりと自分の横の椅子に座るスンマンを見つめ続ける

「いろいろと、ここの事を教えて欲しいんだ・・・・・・いい?」
じっと切れ長の黒い瞳に見られた女性は聞かれるがままに、聞かれるよりも話していた

「ありがとう」
女性の手を取り甲にキスを贈ってトンマンの席に戻る

「いつもながらに見事だな、スンマン」
「ふふ・・・姉上に情報をお渡しするのが私の務めですから」
「さて、事実だったのか?」
「はい、姉上。 どうされますか?」
「・・・不実な男など、いらぬ」
「くっくっくっ・・・・・・私もです」
「ならば、こうしようか? スンマン・・・耳を」

互いの耳に囁きあいながら、笑いあうトンマンとスンマンの二人は仲の良い恋人同士のようにも見え、余りの美しい二人に周りの客の目が集まっていく・・・

それは話題になってきたこの店を見ながら道路を歩く通行人にも表れ、次第に人垣ができ山のように溜まってきた・・・・・・だが当の二人は意識にもせずに楽しそうに互いに顔をよせ囁きあう

「ワッフルをお持ちしました」
ポジョンがワッフルを置くのにも・・・・・・一瞥もしないスンマン・・・

様子のおかしい二人に、余りにも他人のようなスンマンに堪らずポジョンが何か言おうとした瞬間!・・・・・・スンマンが真正面からポジョンを見た

《 まるで知らない者を見るような目だ・・・》 
ショックで何も言えずに、すごすごとカウンターに戻ってきたポジョンにピダムも今更ながらおかしいと思い始めた

ピダムが二人のテーブルに行こうとしたとき既に二人はいなくなっていた

***

夜のカフェでは簡単なワンプレートディナーが作られる
美室財団のレストランから仕込みの済んだ料理が届き、店では軽く温めて皿に盛り付けて出すだけなのだが美味しさに評判になっている

それとは別の楽しみを目当てに夜の店内は人で溢れかえっている
その楽しみとは、ミセンが売り上げUPの秘策として持ち出したもの。。。 それは・・・・・・


「はい、あーーーん」
「//////  あ・・・ん ぱくっ」
「次はどれがいい?」
「えっと、つぎはサラダ」
ニッコリと微笑まれながら差し出されるフォークに照れながらも食べていく
「あーーーん」
「ぱくっ //////」

店内で繰り広げられるこの光景は、ワンプレートなのに2万円という高値に付随しているサービスだった
イケメン店員も夜は昼間の倍以上いて客の相手をしさばいていく、当然ピダムもポジョンもしている

女性客はディナー券を買い、指名したければ指名料も払う・・・これによって売り上げは当然あがっている

ミセンはほくほくで料理を盛り付けていく・・・
「我ながら良い案だ! 売り上げも上がったし姉上・・・いや会長も喜んでくれるでしょう」

「なぁーー叔父貴、俺達今夜でバイト辞めるぜ」
「なぜだ! お前も楽しんでたじゃないか」
「恋人に誤解されても嫌だしさ・・・ま、こんだけ繁盛してればもういいだろ?」
「私は母上に報告しなければいけません。 でも数字の事なら店を閉める時間にくればすみます」

ピダムもポジョンも焦っていた・・・・・・それぞれの恋人が店に来てもそっけなく、その後も電話にもメールにも反応がなくなっていたから

***

店の前の大通りに2台の車が止まった。

《ぶぉぉぉん・・・》
低いエンジン音に通りを歩く通行人も、店内の人間もふりかえり思わず見た・・・・・・もちろん店員達も。。。

真っ赤なフェラーリから真っ黒な膝丈の毛皮のコートを身に纏ったスンマンが、背中を覆う髪を綺麗にアップにして出てきて・・・・・・もう1台の、此方は黒塗りのロールスロイス、の扉を開けてベージュの膝丈の毛皮のコートを纏ったトンマンをエスコートした

二人が互いを見合い・・・<< くふふっ >>と笑い合って店内を見た

「不誠実な男など・・・」
「いらない・・・」

「「 ふふふっ・・・・・・」」

手を繋いで仲良く、トンマンとスンマンは店内に入ってきた

*****

さてさて、女性陣が静かに怒っています
この店の売りである、ミセン考案 「あーーん」システム!!!

私もピダムにしてもらいたいですが、2万は高いわ~~~

貴方は誰にしてほしいですか?

当然、オプションがついてまして、今回の二人の怒りを誘ってしまったらしいです(笑)
     

下★【アルバイトしよう♪】ピダム&ポジョンの場合

さてさて、怒りを解いて元のラブラブにかえれますかな?

ピダムもポジョンも焦ります(笑)

*****

このイケメンが話題のカフェではオプションで指名ができ、ミセンがその指名料で毎日、NO.1やNO.2、NO.3までを発表して店員の競争意識を高めるようにしている

当然NO.1はピダムで、2はポジョン。。。
店が始まって2週間、いつもNO.3のテナムボは歯がゆく思っていました。

二人とは従兄弟同士のテナムボですが、年が近いためいつも比較されて面白くなく・・・・・・この2週間で不満が溜まりに溜まっています

ピダムの『俺に敵うイケメンなんていやしない』と他の店員を馬鹿にした態度も、テナムボだけでなく反感を買っていました

そんな店に新たな火種を持ち込んで、トンマンとスンマンが入って来たのでした

***

「いらっしゃいませ」
ミセンがニコニコとレジの横から声をかけると、店内で「あーーん」としていたピダムもポジョンも入り口を見て・・・・・・顔から血の気が引いてきた

「ほお~~~・・・夜だと様変わりする所だ・・・大学で話題になるはずだな」
「そうです、姉上。 一先ず席に座りましょう」
「そうだな」

二人が席に座ると注文を聞きにミセンが飛んできた

「ディナーセットでよろしいですか?」
「セットの中身はどんなだ?」
「我が店の誇るイケメンが貴方のお口に給仕させていただきます」

「何かオプションがあると聞いたが・・・」
「はぁーーーい! オプションでは甘いデザートも付きますし、我が店の誇るイケメン店員を選んで指名も出来ます」
「ふ・・・ん、誰にしますか? 姉上 」
「そうだな・・・・・・」

トンマンは店内をぐるりと見渡し当然ピダムとも目が合ったのだが・・・・・・

「おーーーい、トンマン! 俺を指名してよ」
ピダムが話かけても聞こえないのか何も、表情も変わらなかった

そうして、ふいっ と視線はピダムの上を通りすぎていった

「 え??? ・・・なんでさ 」

同じようにスンマンの視線もポジョンの上を通りすぎていく・・・・・・

「 !!! スンマン様・・・ 」

兄弟の顔が同じように唖然としているさまにテナムボも他の店員も、ニヤリと笑う


「私はあの人がいいな・・・」
「私は・・・この方で /// 」
トンマンが指を示したのはテナムボで・・・・・・スンマンは目の前のミセンを示した

「「 喜んでーーー 」」
テナムボとミセンの親子は息もピッタリに返事をし、ピダムとポジョンの兄弟は あんぐり と口を開けて見ている


***

「コートをお預かりいたします」
「ありがとう」

トンマンのコートを優しく脱がせたテナムボは中から現れた白いワンピースが清楚な印象の茶色の丸い瞳の彼女に見蕩れてしまう・・・・・・これが仕事だと忘れてしまうほどに。。。

席に座らせディナーの皿を運ぶためカウンターに寄れば、ピダムに腕を掴まれる
「なに?」
「トンマンに触るなよ! 彼女は俺のだ!」
「 は? 何言ってんの?  彼女は僕に給仕してほしいんだよ?」
「ぐだぐだ言うな! もし触ったら手首を折る!」

目を剥いて睨むピダムの迫力に蒼白になったテナムボは、すでに弱腰で恐る恐るトンマンの席に戻っていった

「テナムボはコレでいいとして・・・・・・あの女好きの叔父貴が問題か・・・」

**

「コートをお預かりしましょう」
「ふふ・・・ありがとう・・・」

黒い毛皮の中から現れたのは、大きく襟ぐりが開き豊かな白い胸の谷間さえ見えそうなワイン色のワンピースに、結い上げた髪で現れた細い項も艶めかしい姿・・・・・・ミセンの喉が、物欲しげに鳴るほどの色っぽさだ

「あ・・・スンマン・・・」
自分が教えたメイクの中でもセクシーな色使いで彩られたスンマンを見て、ポジョンは拳を震わせている

いそいそとディナーを用意させスンマンの元に戻ろうとしたミセンの前にポジョンが立つ
「あの方に触れないでください、叔父上」
「あの方? お前にいわれのある方なのか?」
「・・・・・・私の想い人です」
思いつめた様子のポジョンの、これまた予想通りの言葉に楽しそうなミセンがいた

「ほぉっ・・・ほぉ~~~」
「叔父上! お願いです・・・彼女に触れないで・・・ください」
「わかった、わかった・・・私からは触らないようにしましょう」

その言葉は事実だが、カウンターでのやり取りはトンマンもスンマンも聞こえていて・・・・・・ニヤリと笑い合う彼女達は誰にも止められなかった

***

「はい、あーーん」
「あーーん! もぐもぐ・・・うまい!  次はこの肉を、ソースも付けてくれ」
「はい」
「ぱくっ!  んん・・・さすがだな~  サラダもほしい」
「はい」
「パリッ! シャリシャリ・・・うっ!」
「あ、お水をどうぞ」
「ごきゅ ごきゅ ぷはぁーーー・・・  あーーびっくりした!  次はコレ」
「・・・はい」(この人、僕が給仕してても無反応だ・・・)
トンマンはひたすらに食べまくっていたが、ピダムは羨ましそうに じとぉーーーっと見ていて仕事も手に付かない

「ああ・・・羨ましい」
色気も何もない食べっぷりの良さにテナムボは、何か男としてイケメンとして、自信を無くしていたが・・・ピダムはひたすら羨ましかった

「どうして俺を指名してくれなかったんだろ?」
それ以前に自分達がバイトする事を話しておらず、大学で噂になりピダムファンの女生徒から嫌味たっぷりにトンマンに知らせた事など知りもしないピダムだった

そして実際に店に来て常連から聞いた話にトンマンとスンマンが怒っているなど、神の身でもないピダムもポジョンも・・・・・・分かるはずもなかった。。。  

常連が知っていた特別なオプション、それは・・・・・・弊店間際の夜9時以降に始まる「キス券」の発売だった

売り上げNO1、2のピダムとポジョンはもちろん、店員ならその日の売り上げに上乗せするため平気で受けていたのだった・・・

その話を「恋人だなんて嘘なんでしょ?私もキスしたのよ~~ ピダム様と!」「私はポジョン様と!」と女生徒達に得意気に嫌味に言われた二人。。。

わなわなと両手を震わせて怒るトンマンに、静かに額に青筋を立てたスンマンの二人は直ぐに事実を調べにきたのだった


そして、事実だった。。。

トンマンとスンマンの顔から同じような腹黒い微笑が溢れかえり、作戦を練った・・・二人が1番嫌がる事は何かを考えて、実行に移す

この店で他の男と目の前で過ごす・・・・・・二人はそう決めた

***

「はい、あーーん。 可愛いお口ですなぁーー」

「くすっ・・・あんっ・・・パクッ」
今夜のメインのヒレステーキのソースがスンマンの口の端から垂れて、赤い舌がチロリ・・・と舐めた
瞳を煌かせミセンを見つめるスンマンの舌が、そのまま下唇を舐めていく・・・・・・ミセンが恍惚とそれを見ていた

ポジョンに愛され抱かれるたびに艶やかさを増していくスンマンが、自分でも知らずに妖しくミセンを魅了していた

カウンターからのポジョンの視線に体が熱くなりながらも意識して一瞥もせず、代わりにミセンを眺め続けた

「はい、サラダはいかがかな?」
「あーーん・・・パリッ・・・シャク・・・シャク・・・おいしい」
「さ、お水で潤してくださいね・・・それにしても」
「んんっ・・・こくっ・・・こくっ・・・んふっ・・・」
「なんと美しく、美味しそうな・・・一夜味見をしてみたい・・・あわわ」

思わず洩れた本音に嫌がられるかと慌てて口を押さえたミセンだが、スンマンはクスリと笑うだけだった

「はい、あーーん」
「あーーん、ぱくっ」
楽しそうな二人を見てポジョンの歯がギリギリと噛みしめられ、顔が歪んで・・・・・・誰も指名も話しかけることすらできなくなっていく

それは、隣に立つピダムも同じだった・・・

***

『そろそろ頃合だな』
スンマンと目を合わせて合図したトンマン

「なあ、テナムボとやら」
「はい、なんでしょうか?」
「キス券というのはいつ売るのだ?」
「そうですね、時間ですね・・・言ってきます」
テナムボが父のミセンに言うと、忘れていたと騒ぎながらカウンターの中に入り券を持って出てきた

「さて、今夜も皆様のお楽しみのキス券の登場です!  これを買っていただければイケメンの誰とでもキスが出来ますよーー」

すっと手を挙げたスンマンが10枚買い、続いてトンマンも買った

膝上のワンピースから覗く白く艶かしい足を組んで挑発するように、ポジョンを見て券を1枚手に取り・・・・・・ミセンに渡した

「!!!!!」
驚くピダムとますます蒼白になるポジョン

「姉上の分も私がもらいます」
トンマンの持っている券を取り上げ素早くピダムの耳に囁いたスンマン

『素直に謝れピダム・・・姉上が潔癖なのは知ってるだろう、早く店を出て甘いデザートでも食べに行け』
『すまん、スンマン』

ピダムはトンマンのコートを手に取り、嫌がるトンマンを外に連れ出した

「さて、姉上はこれでいい・・・・・・問題は私だな」
ポジョンが目の前に蒼白なまま立っていた

「スンマン様・・・」
「この2週間、毎晩他の女とキスをして・・・・・・楽しかったか?」
「あ・・・」
「2週間・・・ならば何人になるだろうな」
「すんまん・・・さま・・・」
「この券全てでお前以外の男とキスしてやる!」
「やめ・・・やめてください」

「ディープキスは誰が上手いのかな? ポジョンは知ってるか?」
「止めてください」

「私を試してみませんか?」
横からミセンが割り込んできたのを楽しげにスンマンが立ち上がり、ミセンの首に腕を絡め・・・体を摺り寄せて・・・顔を近付けて・・・・・・・・・もうじき唇が触れ合う、その時!

「 嫌だ!!! 」

ポジョンが叫び、スンマンをミセンから引き剥がして抱きしめキスをした
「んんっ・・・いやっ・・・離して! 他の女がいいんだろ? 私なんて飽きたんだろ? 触るな!」
「スンマン、スンマン、スンマン」
「ふっ・・・ううっ・・・私が嫌になったなら別れてくれ・・・・・・嘘をつかれて、他の女とキスをして、そんな事を人から聞かされて・・・・・・」

ぽろぽろと見開いた瞳から溢れる涙に、初めてスンマンの涙を見たポジョンは面くらった

「ポジョンが・・・好きなの・・・好き・・・」
「ああ、ああ・・・すまない。 スンマン、ここから出よう・・・詫びるから出よう」
「・・・うっ・・・ふっ・・・ぐすっ・・・」

スンマンのコートをかけて出て行ったポジョンを呆気に取られて見送ったミセン

「さて、若いとは情熱あふるる者とはよく言った・・・あの若さが羨ましいのぉーー」

「さあ! 皆 気張って働くのですよ」

ミセンの号令で止まっていた店内が動き出した

その後、キス券は廃止された

***

はあ、こんな感じで終わります
なんか中途半端な感じが残りますが、トンマンに詫びるピダムとスンマンに詫びるポジョンは・・・・・・
後日談として(するか分かりませんが)

ご要望があれば考えます(笑)


     

補足:【アルバイトしよう♪】の二組の違いについて

拍手コメントで書かれていたので、ちょっと補足します

* (13時に拍手コメント頂いたのですが、お名前がなくて・・・良かったらお名前も入れてくださいね♪)


この【アルバイトしよう♪】では、大学3年のピダム、ポジョンと、大学1年のトンマンとスンマンの二組のアルバイト風景(!?)に伴ったイチャコラを書きたくて始めてしまいました

しかも、最初は短編1本で終わるつもりだったので、設定なんてあって無い状態(笑)

【大学生編】で二組の出会いは書いたものの、トンマン初めてのアルバイトでの《フリフリ♪ケーキ屋さん》では付き合い始めた<春>

この【フェロモン兄弟のアルバイト編】では、<秋>の時期なので・・・ここまでにスンマンとポジョンは色々やっちゃうという・・・(笑)

トンマンとピダムはこの時点では・・・キスくらいかなーーー・・・決めてませんが。。。


ということで、ポジョンとスンマンの 初○○○!!!は・・・まだ書いてません

【大学生の恋人達】で書こうかな? ご要望があれば・・・ということで(笑)

良かったら、大学生ならではのシチュや、トンマンとスンマンにやらせてみたいバイトも募集してます

大学生でのんびり恋人させてもいいですね

管理人はフリフリを二人に着せたいのでメイド喫茶とか・・・ケーキ屋さんとかぶりますかねーー

プロフィール

すー※さん

Author:すー※さん
私的妄想世界が広がっております。
イチオシは窪田正孝さんの役柄いろいろ妄想話です♡(その他にも相棒の神戸さん、スネイプ先生や善徳女王など色々でございます)

最近は更新ができてませんが、発作的に投下してます。
8月、9月の試験に受かれば時間ができるので、それまでは見守っていて下さいませ。

合言葉は『シリアスからエロまで』・・・・・楽しんでいただければ幸いです。。。

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